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2017.12.14
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テーマ: 読書日記(1996)
カテゴリ: 読書感想

ママを殺した [ 藤真利子 ]

女優・藤真利子さんについてほとんど知らない私ですが
この本を読むと女優というより一人の女性として
愛する母親と二人三脚で生きてきた人生が理解できます。

「ママが死んだら私も死ぬ」

幼いころからの彼女の口癖だったそうです。

前半は、藤真利子さんの両親について書かれています。
両親がどのように出会い、彼女が生まれたのかが
書いてあります。
そして母親と二人で暮らすようになったこと。
高校で聖心女子学院の姉妹校に入学し
寄宿舎生活でのさみしい日々。
そして大学進学から女優としてデビューするまでの
様子も綴られている。

後半は、母親の介護について赤裸々に綴られています。
女優と介護の両立の大変さがよく理解できます。
また、女優を休業している間に介護などでお金を
使い切ってしまったこと。
女優として生きていた彼女は、お金管理や家事などを
すべて母親に任せていたのでしょうね。
母親の介護によっていろいろなことを学んでいくのですね。

病院側の対応、ヘルパーの良し悪しなど介護には
人との関わりが一番左右することをこの本を読んで
理解できる。
病院側や医師の対応に対しての憤りも書かれている。

お父様は有名な作家なんですね。
そして、彼女のおつきあいのある芸能人
ユーミン、林真理子、緒方拳、渡辺謙、観月ありさなど
がこの本に登場しているのが興味深い。

最後に、介護について彼女が書いている言葉で
印象的だった個所を引用します。


死に向かって努力を積み重ねていくのだ。
子どものように育つものでないなら
ママをよくしようと頑張らなければよかった。
現状維持に精力を注ぐべきだった」


と母親への最後の決断を悔いている。
しかし、これは実際に介護をした人にしか
わからない。
きっと藤真利子のお母様は92歳という
人生を全うされたのだと思う。
女優という人生は華やかに見える。
しかし、実際は一人の女性として愛する母親と
一生懸命人生を生きた日々。
女優としての華やかさなど感じられない介護の
日々に涙する。



ママを殺した
  • 藤真利子
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Last updated  2017.12.14 17:45:24
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