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2024.05.02
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カテゴリ: スポーツ

5 1 試合を含め、 28 試合を消化しました。 ​リーグ内で負け越しチームなし( TG90 3-2-1 、中日: 4-1-1 、広島: 2-2-1 DeNA:2-2-1 、ヤクルト: 4-2 )​ の結果となっていますが、その成績を挙げられたのも、ひとえに投手陣のお蔭 (防御率堂々のリーグ 1 位、特筆すべきは救援を含めて与四死球の少なさリーグ 1 位、被ホームラン数の少なさ 1 位、 1 軍救援陣の防御率は軒並み 2.00 未満/加治屋は昨日の失点で 2 点台となりました) となっています。

​攻撃陣も、当初の 2 点以下連続 10 試合継続時よりは上向きとなっており、 四死球数リーグ 1 位、得点数リーグ 2 位、ホームラン数リーグ 2 1 位はいずれも断トツでヤクルト)となっており、効果的な四死球からの逆転や、森下、輝、近本のホームランを活かしたワンチャンス逆転などの勝ち方が目立ってきました(逆転勝ちが 10 試合)。このような勝ち方は 23 年シーズンと近似していますので、前のブログにも記載の通り、選手自体が勝負所や勝ち方を知った強みを活かせているのかと思います。攻撃陣は まだまだ本調子からは程遠い選手もいます(大山、木浪、一番底辺なのは輝) ので、これからの上がり目も期待できます。もし、それらの選手がダメだった場合は、木浪の代役は小幡、輝の代役は糸原とし、 おそらく岡田監督は野手に関しては、頻繁に二軍との入替を行わないとは思いますが、一発が欲しい場合は、ノイジー・小野寺に替えて二軍から、ミエセスもしくは井上を上げるなどのオプションも取れるのではないかと思います。一番の懸念点は替えの利かない攻守揃ったレギュラー陣(近本、中野、大山)が怪我した時のリスクマネジメントが十分でないところですが、現一軍ユーティリティ(植田、熊谷、小野寺)と二軍選手(高寺・セカンド、島田・センター、井坪・センター)で何とか穴埋めするしかありませんね。

​​​​先発陣です、概ね開幕当初の 6 名はローテーションを守ってはいますが、 青柳、大竹、伊藤 に関しては、 QS Quality Start 6 回を投了し、自責点 3 点以内でゲームを作る先発機会のこと)率は高いものの、打たれだすと止まらない傾向が垣間見られ、やや安定感に欠ける場合があります。これに対して、 村上、才木、西勇 はしっかりと 2 点以内に抑える、もしくは HQS High Quality Start 7 回を投了し、自責点 3 点以内でより質の高い先発機会を作れる)を何度も達成しており、桐敷-ゲラ-岩崎へとつなぐ勝利の方程式の必要条件を満たす投球を実施できていると考えてよいでしょう。先ほどのやや不安定な先発陣についても、代わりとなる選手は ​門別​​ を筆頭に、二軍で調整中の ビーズリー、及川、富田、西純也 と揃っているため、怪我や、不調があっても、何とかなるように思います。​​​​

救援陣は言うまでもありません。ダブルストッパーのゲラと岩崎の安定(今のところ、リリーフ失敗はゲラの 1 敗のみ)に加えて、「スペードのエース」である桐敷の調子の良さと、これら 3 投手を連勝中も 3 連投させないだけの他の救援陣(島本、加治屋、漆原、岡留、浜地)の充実ぶり、昨年活躍した石井や、岩貞、さらに日本シリーズで印象的な活躍をした湯浅が 1 軍にいない状態でも、この質と量を保てる選手層の厚み、おそらく他球団の追随を許さない、阪神の強みといってよいと思います。逆に言うと現 1 軍戦力の救援陣が不調となった時に石井、岩貞、湯浅や、救援経験のある二軍の先発陣(及川、西純也、富田、ビーズリー)が補完出来れば、より投手陣は盤石になると思います。死角なしと言ったところですね。

 ​ ​さて、セ・リーグ他球団の印象です。勝ち越しはしているものの、やはり 最も怖い球団はヤクルト 2 連覇もしていたチームなので、勝ち方を知っていますから、やはり怖いですね。

その次はやはり中日 でしょうか。阪神と同様、投手陣に大きな強みを持っていますし、阪神が苦手なバンテリンドームを本拠地としている点も気になるところです。今は息切れして、調子を落としていますが、涌井、小笠原、柳、高橋(昨年の 10 敗カルテット)に加えて、松葉、梅津、メヒア、大野と先発陣が阪神以上に充実しているので、 先発が投げている間に、接戦勝負に持ち込み、しぶとく勝ち切ること が必要になってきます。その次は ​​ TG90 ​​ か、 広島 かと言ったところですね。 TG90 は若手野手がこのまま頑張れば優勝争いも望めるとは思いますが、監督を含めそれらの修羅場の経験値が少ないのと、これまで脅威であったホームラン数が少ないので、 打線の怖さはあまりありません。 坂本、岡本、丸が揃って好調の時期がないので、連打が望めないことも得点能力を低めている要因の一つです。菅野と高橋礼が頑張っているので、何とか 2 位に踏みとどまっていますが、 大型連勝する気配がないので、阪神としては、昨年と同様与しやすいと考えられます。 広島は新外国人が揃って怪我で二軍落ちし、昨年のメンバーから西川が抜けただけで、 打撃陣は強いという印象は少ないです 。苦手であった先発の森下や、床田についても、昨年から CS を含めて攻略しているので、勝負所では勝ち切れるという自信を監督も選手も感じているのではないでしょうか。最もノーマークなのは、 ​DeNA​ ​​ ということになります。 ソトが抜け、オースティンが怪我をして離脱した ので、狭い横浜スタジアムでのホームランの脅威が少なくなったこともあり、長打の脅威は激減しています。佐野、牧、宮崎、関根など高アベレージ打者はいるものの、ホームランの脅威が減っています(今のところ、リーグ最少)。 筒香が復帰しても、恐らくその脅威が増すことはない と考えています。このような状況なので、 ヤクルトのような打線の怖さはなく、先発が崩れない限り大量失点はなく、競り合いになれば、試合の進め方が雑なので、阪神に分ありということになります。 投手陣は今永とバウアーの抜けた穴があまりにも大きい(ローテーションを護れそうな先発は東のみ)ので、バウアーの電撃的復帰などの奥の手を使わない限り、これを埋めることは難しいでしょう。以上、あくまでもこれまでの観戦に基づいた私的論調ですので、この通り行くとは限りませんが、阪神がこのまま上位でペナントレースを争うことは間違いないと思っています。

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最終更新日  2024.05.02 10:00:08
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