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3日目は、帰りの便の関係であまりのびのびと遠くまでは行けないような気分なのですが、ここはひとつ羊が丘展望台までクラーク博士に会いに行くことにします。きのう北大でもお会いしていますが、きょうのクラーク博士は「青年よ、大志を抱け」のあの博士です。地下鉄で福住という終点まで行って、そこから84系統のバスに乗り換え、約12分です。このバスが1時間に3本なので、悪くすればとても時間の無駄使いになるのですが、幸い5分程度の待ち時間で済み、羊が丘まで行って帰ってくることができました。当日の天気が薄曇で、ガイドブックで見るような晴れやかなクラーク博士というよりは、ちょっと威厳のある怖い博士に見えたので、着いて写真だけ撮り、早々に次の折り返しバスで戻りました。皆さん、他の方も同じことを思ったようで、来た時と同じ人が次のバスに全員乗っていたのはおかしかったです。さて、きょうの飛行機は新千歳16:30でしたので、あとはもう駅周辺で時間をつぶす事にします。地下鉄で大通りまで戻り、TV塔から大通り公園を眺めてみました。夜はあんなにイルミネーションでピカピカしていたのに、昼間こうしてみると、なんだか白々としています。それに、TV塔のてっぺんって、どこにいても床が傾いているような気がしてなんだか落ち着きません。ぐるりと一周して写真を撮ると、下に降りました。きのうの会場近くまで行くと、いましたいました。昼間からホットワインで楽しんでいる老若男女...私は、最後の(って、まだ2度目)ラーメンを食べに「味の時計台」をめざします。なんだか、ラーメンはもっと食べたかったなぁ、としみじみとした気分になりました。空港での帰りの便の保安検査でペンギンは引っ掛かってしまい、靴まで脱がされてしまいました。国内でこんなこと、初めてです。機内では、もう真っ暗で外は見えないので、DEFGの席に移動して悠々自適でした。今度札幌に行くのはいつになるでしょう。というか、今度は、できればもっと奥地のほうへ行きたいと思っています。プチプチいくら
2005.11.26

12時間寝たせいか、2日目は体調もすこぶる快調で、ガツガツしない旅の予定が、「ドニチカ」という地下鉄乗り放題のカードを買い、これを使うだけ使って歩けなくなるまで見て回ることにしました。朝食をホテルのバイキングで軽めに済ませ、先ず最初に訪れたのが札幌場外市場。自宅分も含めおみやげを宅配してもらうことにしてから早速、「おふくろ食堂」へ。ウフフ...お味のほうは言うまでもありません。地下鉄二十四軒駅から円山公園へ向かいました。ここは、昔一度来たことがありましたが、その時は大雪で靴がスポスポはまってしまって歩くのが大変でした。きょうはそんなことはありません。道内を代表する桜の名所だそうです。動物園もあり原始林が手付かずのまま保存されていて、どちらかというと春に来るべき場所でした。雪でも積もっていればまた風情もあるのですが...次に向かったのは「中島公園」です。(写真は中島公園です)地下鉄を降りた時は「こんな所に公園が?」と怪訝に思いましたが、中に一歩足を踏み入れると先ほどまでの騒がしさはどこへやら...それはそれは、良い所でした。日本の都市公園百選にも選ばれているそうです。豊平館(ほうへいかん)、北海道立文学館などの文化施設、札幌市天文台等の施設も点在しています。豊平館は、明治13年に開拓史が洋風ホテルとして建造したものを昭和33年にこの公園に移築したそうですが、当時はこんな白いホテル、本当にハイカラなものであったに違いありません。ブラブラ歩いていると、多頭散歩の飼い主さん発見。その技をしばらく観察していました。そういえば、札幌に来てから見るのはロングのワンちゃんばかり...やはり、スムースでは寒くて大変なのかな。この公園でお散歩していたフワフワのワンちゃんは暖かそうなお洋服を着せてもらっていました。地下鉄を「北12条」で降り、北海道大学へ。構内をずーっと歩き、生協まで見学しました。生協ってどこも似たような雰囲気がするものですね。食堂は祭日の為お休みでした。クラーク博士を詣でて、徒歩で札幌駅へ向かいます。ココまで来たらもうすでに夕方になっていました。きょうの夕食は少し質素にデパ地下でテイクアウトします。昼の「雲丹、いか、いくら丼」は少しコージャス過ぎました。夕食は食べないくらいでちょうどいいのです。というのは理屈で、西武、東急、大丸と、どこも食品街は大賑わいで、何だか勢いに押され、次々に食べたり飲んだりしてしまいました。旅行中のビタミン補給にちょうど良いジューススタンドは、4メートルほどの行列で私も最後尾につき、コラーゲン入りのミックスジュース牛乳抜きというのをいただきました。店員さんは5名ほどが働き蜂のように働いていましたが、どんどんお客さんがオーダーするのでちょっとしたラーメン屋さんのような雰囲気でした。もうホテルまで近いのでお腹をこわしてもいいやと、ソフトクリームもいただきます。鶏ももの炭火焼、お赤飯のおむすび、海鮮太巻き、おいなりさん、ゴボウのサラダ...などなど、目に付いたおいしそうなものをすべて抱えて、ホテルへ帰還。もうこれ以上は動けません。TVで、源氏物語の絵巻を復元するという番組を見ながら、先ほど色々買ってきたものをおいしくいただきました。なんだか引き込まれていき、帰ったら少し源氏でも読んでみようかという気になり、きょうのお風呂にはバブのゆずを投入。ホワイトイルミネーションはもう夕べ行ったのできょうはこれでおしまいです。あの、蟹のおいしさを是非あなたも!
2005.11.26

どうもバタバタしていると思ったら、予定していた出発便が機種変更になり、747型機からトリプルセブン777型機へ。おかげで、最初のシートアサインが滅茶苦茶に。そのせいだけでも出発時間が遅れたのに、機長よりのアナウンスによると離陸ラッシュとかで「当機の離陸は6番目の予定でございます。」ということであった。まぁいいや、急ぐ旅でもあるまいに。自由気ままな一人旅。きょうの目的は大通り公園に行ってホワイトイルミネーションを眺め、ホットワインを賞味すること。それには、昼出発ではもともと早いくらいだったのだ。隣の隣のおじさんの咳が止まらない。エヘン虫みたいだ。スチュワーデスさんが気の毒なおじさんに飴を2つ持ってきた。ついでに私にもくれる。黒飴とのど飴。黒飴を口に入れた。運悪く席は11Aに変更になった。安いツアーだからだろう。非常口前の席の為、機内持ち込み手荷物を床に置いておく事ができず、頭上のハットラックに上げなくてはならなかった。うっかりとデジカメを一緒にかばんに入れてしまっていたのを思い出したのは、シートベルト着用のサインが消え、窓から素晴らしい雲海が見えてきた頃だった。後ろには子供さん連れのご夫婦。お子さんがやっと落ち着いた所だったのでまた頭上のハットラックを開け閉めして煩わせるのはいささか気が引けた。はぁー、皮肉にもこういう時に限ってなんときれいな雲海よ!色々な空を飛び、こんな景色は見慣れているはずなのに、きょうの空はとりわけ素晴らしい。弾力のある雲に真っ青な空は広々として果てしない。本当に果てしない。もう今回の旅はこの雲海で満足。あとは付録のようなもの。そうまで思った。カメラはないけどしっかりと目に焼き付けておこう。着陸近くなると、今日は少し揺れますというアナウンスがあった。少し、揺れた。いやいや、こんなのかわいいもの。空港ライナーで札幌に着いたとき、ちらほらと降る雪が出迎えてくれた。サブイ...サブイ...わぁ、少し変わったなぁ。駅前も新しくなったみたいだし、駅がきれい。札幌に来て、先ず感じたことは 1.駅の床がきれい 2.みんなの運転が乱暴ということ。(私の感性、地味です)1.今回はカート付きのバッグを持っていったが、渋谷新宿ではカートを引きずる地面さえも選びたくなるような汚さだけど、札幌では何も気を使わずゴロゴロと引きずれる。新しいから?2.荒っぽい運転に驚く。前のドライバーがちょっとまごついただけでもすぐにクラクションを鳴らすし、急発進が多いしスピードの出し方にムラがある。これは、信号待ちや歩道を歩いている時に感じたこと。それにしても寒くてコートの下のひざが寒冷ジンマシンのように、ヒリヒリして痛い感じがした。全日空ホテルにチェックインすると荷物を部屋に置き、すぐに大通り公園に徒歩で向かう。こんなに寒いと、変に落ち着いてしまうとズボラな私はもう二度と外へ出なくなってしまう恐れが強いので...見えてきた!想像していたよりは小規模だなぁ。でもきれい!色々なお店が出ていた。本当のドイツ人の方がお店にもいらっしゃる。かわいいクリスマス小物がいっぱい!楽しみにしていたホットワインもみつけた。ワイン単品とカップ付きと二通りの値段設定があったので、800円でカップもゲットナミナミと注いでくれて、とってもおいしい。ホットワインなんて初めて飲んだかも。こんなにおいしいなら、これから冬はホットにして飲もうかな。夕食はラーメンを食べた。さっぽろみそラーメン。半分以上食べてから写真撮り忘れに気が付けど、時すでに遅し...「いつも、食べ物の写真を撮るの忘れるなぁ」と店を出てもう一回食べなおそうかと悩む。「あしたは気をつけよう」ホテルに帰り着くと、ケーキのタイムサービスで3割引というのが目に入った。ラッキー!「和栗のモンブラン」と「レアチーズケーキ」二つを持ち(念のため小さめです)、いそいそと部屋に向かう。バスタブにお湯を張り、ホテル内コンビニで買ったバブラベンダーを落とした。TVで天気予報をやっている。不思議だなぁ...きょうの自分は本州ではなく、一人であの菱形の北海道の部分にいるのだと、他人事のように思った。全国の天気に続いて札幌の明日の天気、昼過ぎから雪か雨だそう。手持ちバッグに折りたたみの傘を移した。ケーキはなかなかいけた。特に栗のペーストの甘さが程良い。このあとお風呂に入ったが、寝て入るタイプのバスタブで、目を閉じてお湯に身をまかせていると何とも言えずいい気持ちになってしまい、少し寝込んでしまった。ハッ!危ない。きょうは誰も起こしに来てくれないのだ。せっかく飛行機は落ちなかったのに、こんな所で溺れていたのではしゃれにならない。ホットワインとケーキが体中をグルグルとまわってベッドにもぐりこんでジットしていたらそのまま翌朝まで12時間寝てしまった。ちょっと変わったくるみ割り人形
2005.11.25
私の一人旅、札幌行きもいよいよ迫ってきました。前回の一人旅も国内、函館。今回も2泊3日の気ままな国内旅行。ホワイトイルミネーションをのんびりと眺めようと思います。なーんて言うとなんだか優雅に聞こえるのですが、犬の世話などが忙しく、あまり下調べの時間がなかったので、とりあえず。夕べは犬の体に思わぬ「たんこぶ」をみつけて、今まで動物病院騒ぎで、また下調べの時間が潰れました。今までガイドブックもいちいち高いものを買って丹念に読んでいたのですが、今回はもう読めそうもないし、簡単な500円くらいのポケットガイドを気休めに買いました。昔のガイドブックほど役に立たないものもないので、どうせ一回でお払い箱ですね。だからこれくらいでちょうど良いです。本当ならネットをうまく使って検索できるのでしょうが、なにかいま一つです。PCに弱い私は、検索の使い方もあまりうまくありません。そこで今回の北海道行きの強い味方、とても良いブログをみつけてしまい、このブログを毎日チェックして写真から札幌の空気を読みとっています。きょうもワクワクしながらクリックすると、なんと、想像以上に寒そうな大通り公園ではありませんか...北大の写真もいっぱいあって、眺めているうちに、チュンサンとユジンが、初雪が降った日にデートした並木道みたいな所を思い出してしまいました。ロマンチックだなー。ペンギンは長袖が嫌いで、毎年ギリギリまで半袖で過ごしているのですが、今回の札幌行きも、コートを着るのだからインは半袖ニットで充分だと思い、鞄にも実は半袖ニットの着替えしか入れていなかったのですが、どうやらこの写真を見ると、それではいかにも甘そうです。もう一度考えないといけません。フー...今回、グルメ部門で気になっているのは、海鮮物はもちろんですが、「スープカレー」なるものは、本当においしいのであろうか、ということ。チャンスがあったらおいしい店に入ってみたいけど、ペンギンは辛いものが大の苦手。「マイルド」と注文できたとしても何を基準にマイルドであるのかは、まったくわからないので、どうしようか迷っているのです。これから、検索してヒントを探ることにします。蟹大好き!
2005.11.20

それにしても、きのうのドライバーさんは私達添乗員、ガイドの急なコース変更のリクエストにもいやな顔一つせず、性格温和でサービス精神旺盛な大変よい方だった。PAX(お客様)からのチップも出たようだ。良かった。さて、一日目のSさんのちょっとしたわがままは、私も全線随行員のKさんも、まだ、さほど重大には受け取らず、揚州料理に舌鼓を打ち、まあまあの初日を終えたのでした。が、しかしツアー2日目。この日の予定は、きのう見るはずだった観光ポイントを少し繰り入れ、能率よく回らないと、夕方にはCA5203便で西安へ飛ばねばならないのです。バスだけで、観光する一日とは違い、少しばかりの緊張感があります。きのうチェックインした宿、上海賓館で朝食を済ませ、ロビーで今日のローカルガイドの王さんと落ち合います。後になって思えばこの日のガイドさんも、とんだ貧乏くじを引いた運命共同隊となる人だったのです。全線随行員のKさんもロビーに現れ、3人でミーティングに入ります。観光ポイントの確認や、昼食の手配確認、フライトの確認、今晩のホテルの確認...そうこうしているうちに、PAXもぞくぞくと集まり、皆口々に朝ごはんは良かったとか、結構やっぱり良いホテルだねとか楽しそうな様子です。Sさんも登場です。8:30にホテルを出発。20分で、龍華寺というお寺に着き、王さんの丁寧なガイドを聞きます。うーん、語学力優秀。知識も豊富で、これはレポート評価「優」でいいでしょう。9:30から上海動物園を見学。小1時間見たところで、30分バスに揺られ、シルク工場です。しかし、中国ってやはり我々のバスの周りをバッタのように自転車がゆくゆく...中には、轢かれやしないかというほどまで近くに寄ってくる自転車もいて、でも、不思議に轢かれなく、そしてバスのドライバーさんもさほど気にしているようにも見えない。何か全体的に騒がしいのに、イライラした香港的騒がしさではなく、トゥルリラー♪トゥルリラ~♪と、歌っているような華やかな忙しさとでもいいましょうか...そんな感じがあります。色でいうと、かすれた山吹色...シルク工場ではそれはきれいな精巧な刺繍の織物などを見学させてもらいました。ランチのあとに行った友諠商店および、周辺のお店がいけませんでした。私達スタッフが外で何気なく休憩していると遠くのほうからSさんがこちらへ向かって歩いてくるではありませんか。しかも、行商でも始めたのでしょうか?肩に何か担いでいます。金魚か、またはお豆腐でも売っているのかと思いましたが、近くまで来ると、それが絨毯であることは、誰の目にもわかりました。Sさん「絨毯をかついでくれ」Kさん(全線氏)「絨毯?」Sさん「絨毯のいいのを買ったから持って欲しいんだ」ペンギン「Sさん、これから飛行機に乗るのですが、絨毯をお買いになったのですか?」S「もっと見たいから早く!!」我々「...?」S「ちょっと、買い物に付き合って」 .........通訳が必要でしょうから、ガイドさん2名と私で絨毯を担いで恐る恐る付き従います。そしてこともあろうに、Sさんは、その後小さな店で大きな大きな「すいか」に目をつけ、これを食べたいので3個買いなさいと言い出したのでした。私とKさんは驚いて、Kさんなどはなんだか、焦りのあまりむせてしまい、なんとか思いとどめようと、早口で「飛行機飛行機に乗る、すいかは重い、すいかは割れる!割れるし重い!」とかなんとか大分平静さを欠いてしまい、私やSさんの顔を交互に見たりするのですが、私はもうボーゼンとしてしまい、傍にいる奥様がどう思っていらっしゃるのか、救いを求めるのですが、まったく無言で何の役にもたちそうにありません。ツアー中、今晩あたり自己紹介かな?というムードになってきた時、添乗員がファンド(会社からもってきたお金)からワインや、その他のものを用意することがありますが、それはあくまでもこちら側の決めること。しかも、Sさんは中国人のスタッフにも私にもとても支配的に事を進めるのであまり気はすすみません。一応これから飛行機に乗るので西安に着いてから考えましょうと、やんわりと諭しましたが、これが、まったく聞き入れないのです。こんな所でひと悶着していて、飛行機を逃したら大変なので、すいか3個38元なりで購入。すみませんが、その日の上海は気温32度です。絨毯とすいか3個を王さん、Kさん、ペンギンの3人で手分けして担いで、遥か遠くのバス駐車場まで歩く間にも汗はダラダラ...目の前には何故だか白い唐草模様みたいなものまで見えてきて、あとあと思い出しても8年間の添乗生活の中で辛い経験ベスト5には入りました。そして、CAにチェックイン。大きなすいか3個と絨毯、そしてSさん、そして32度の上海でむせかえったKさん、ペンギン、訪中団を乗せた変な飛行機5203便は西安へ向かって飛び立ちました。空港で別れる時、なぜか、手分けしてすいかを持ってくれたきょうのガイドさんは無言でした。これからの行程にただならぬものを感じたのに違いありません。そして、密かに自分はここでお別れで救われたと思った筈です。Sのわがままは、ますますエスカレートしていきます。ある理由から私とkさんは食事もとれなくなるところまでいってしまうのでした。かわいいパンダのついたキッチュなお茶碗。
2005.11.17

成田では通常カウンターでお客様をお迎えし、チェックイン業務をしますが、このツアーはVIPルームを使ってのチェックインでした。今思えば、このときの私の丁重な対応振りがSさんの変な勘違いを呼んでしまったのでしょうか...それに、このツアーは私がまだ中国添乗3回目で、完璧な自信をもっての仕事ではなかったことにも起因するような気がします。VIPルームを使ってのチェックインは、いつもと様子が違い、色々なセールスマンがうやうやしく名刺を持って営業に来たりすることもあり、ペンギンにもバタバタせずにスマートな業務ぶりが求められます。機内食はビーフのヒレステーキ、サラダ、栗のタルトのデザート付でした。さて、上海の空港に着いた私達は、全線随行員の黄さん(以後Kさん)とも無事落ち合い、さっそく観光に向かうことにします。まさか、ここで早くもSさんの最初の横暴振りが勃発とは...!『あぁ、VIPルームのチェックインとは、なかなかいいものだなぁ。アシスタントの人も付くし...』と、バスに乗り込もうとすると、大柄の男性(推定年齢60代後半)Sさんが近づいてきて、「あぁ、疲れたよ」と話しかけます。「ええ、3時間も同じ姿勢で座っていましたものね。お疲れ様でした!これから市内観光をして、夕方にはホテルにご案内いたしますね!」とバスに乗り込むと、今度は座席から、「疲れたんだよ。朝が早かったからな。もう市内観光はいいから、バスをホテルへやってくれ」!この旅行は総勢メンバーが20人です。ほかの方もお年を召した方が多いので、全員の方がそういうご希望ならそれでも良いのですが、どうもほかの方は上海が初めてでいわゆる団体旅行でまわる、代表的な観光地を回りたいと楽しみにして来ていらっしゃるようなのです。そして、このSさんのわがままは、なにも今回に始まったことではないようで、ほかの方は慣れっこみたいな様子。前の座席の方がこっそり「気にしなくていいから」と言います。会社ではなく地域の会のようで、このSさんもツアーに来たり来なかったり、今回は御自分の好きなしかも慣れた中国ということで参加したみたいでした。とりあえず、のっけからの観光はパスしたいと言われたことはないので、戸惑いましたが、全線随行Kさん、ローカルガイドのTさんとも相談し他のお客様との兼ね合いを考え、玉仏寺と豫園を回ることにしました。豫園は個人的にも大好きな所。お客様も大喜び。特にここで逃してはいけないものは、小龍包の店「南翔饅頭店」です。まだ3回目ですが、いつもは行列していたのに、きょうはうそのようにすいています。自由行動にしましたが、ばらばらになりかけたお客様に慌てて声をかけると、一瞬でうちのツアーの行列ができました。次の日、西安へ移動ですが、時間を少しやりくりして今日逃したスポット分を挽回することにします。ホテルは上海賓館です。夕食はホテルのレストランで。15皿並びました。揚州料理でしたが、お客様の反応は良く、わがままもまだこの程度。まぁいいやという一日でした。秋の夜長にお菓子はいかが?ジャスミンティーもセットです
2005.11.11
ツアーのスタイルも色々ですが、その一つにオーガナイザーものというのがあります。大体のツアーは、広く一般からメディアなどを通じて募集、旅行出発日に空港で初顔合わせということになるのですが、オーガナイザーものというのは、簡単に言えば、もともと存在していた団体に添乗員をくっつけて出発するツアーのことです。この手のツアーがうまく成功するかどうかというのは、ひとえにこの団体のリーダーのタイプにかかっている場合が多いのですが、うまくいけば添乗員は大変楽です。たとえば、集合時間のはるか前にいらして自分の団体の人数は自分で数えるリーダーだと、添乗員に「揃ってます」と報告してくれるので、こちらは食事場所のリコンファーム、バスの運転手さんとの打ち合わせや、両手にあふれるほかの雑事に時間が取れて非常に都合がいいわけです。大体において、このようなオーガナイザーさんは、性格が温和で協調性に富み、頭が切れ、フットワークが軽い。そして、ここで上に挙げた「添乗員にとってありがたいオーガナイザーさん」のまるっきり正反対のタイプのリーダーと、これから8日間中国に怒涛のわがままツアーに出ることになったことを想像してみてください。添乗員はもちろん、この「旅ペンギン」中国ツアーは、添乗員になってまだあまり経験を積んでないうちに、よくまわってくるツアーです。なぜかというと、ほかの、アメリカ、ヨーロッパ等ではその場所、スポットスポットでローカルガイドの方が付いてくださるだけですが、中国の場合だと、そうしたローカルガイドさんのほかに、ツアー全体を通じて全線ガイドさんという方が付いてくださるので、何かあってもその方と二人で対処していけばよいのです。(全線随行員)私もこのツアーを担当したのは添乗員になってまだそれほど経っていない、6月のことでした。午前10:35、JL機は27番ゲートを飛び立ち、2時間55分でやたら無事に上海に降り立ちました。こんなスムーズなフライトがまさか嵐の前の静けさであったとは...!入国審査を終えると、右目のメガネがなぜか割れていてセロテープで応急処置を施してある、私より6つくらい若い、私から見れば弟のような感じの方が、我々めざしてモクモクと歩いてきました。この方が今回私と過酷な運命を共にすることになる「黄(こう)さん」です。「こんにちは。私の名前は黄○○です。添乗員のペンギンさんですね、お疲れ様です。」話してみると第一印象よりも若干頼りなげですが、なぜか私とは相性が良さそう。訪中団のわがままが、この直後から始まろうとは、誰が予測できたでしょうか。いや正確には訪中団の、ではなくリーダーSの...!
2005.11.07
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