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人格形成の環境の重要性
-オオカミに育てられた少女たちー
1920年にインドの森で発見された「アマラとカマラ」
発見されたとき、カマラは8歳、アマラが1歳半位であった。
共に生後間もない頃に連れ去られたと推測された。
発見されたとき、2人とも言葉を話すことも、立って歩くこともできなかった。
しかし、四つん這いでの敏捷性、顎や犬歯の発達、夜間での視覚能力、
どんなに寒くても裸でいられるなど、オオカミとして生きていく能力は、
飛び抜けて、発達していた。感覚や知能面で明らかに人間とは、
異なっていたのである。
このことは、人間の環境への適応能力の高さを示すと同時に、
人間発達の多様性も示している。人間発達の方向は、
環境によって左右され、人格をはじめ人間らしさは、周
囲の環境によって形成されていく例として有名な話である。
なお、2人のその後であるが、アマラは、発見されて1年後に病死し、
カマラは、17歳で亡くなってしまったが、言葉など、人間らしく発達し、
発見されてからも、環境の重要性が裏付けられている。
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