日本版レコンキスタ宣言旅立った孫と子孫への私の人生卒業論文

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2019.01.09

前半戦終了退院しました。

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カテゴリ：旅立った孫への手紙

昨年の12月26日、正確には１３時間に及ぶ手術で脳の腫瘍を取ることができた。27日の午後には麻酔から覚めた。28日にはICUから一般病棟に移った。２日には点滴が全て外された、右半身の機能が失われたと思ったが奇跡的に、右手以外は目、耳、足と問題はなかった。私は6日に病院の行ったときは私の顔を見て笑い、右手のひらを開いていたので、今後リハビリをすれば動くようになるかも知れないと言われた。そして７日の午前中に退院となった。今後は週２回のペースで通院することになる。ただ完治したわけではないので、今後の治療方針については、抗がん剤か陽子線治療となるか暫くを様子を見て決めるということだ。

先生のプランとしては小学校上がる前に完治を目指すということである。しかし先天的に腫瘍を防御する遺伝子が生まれつき欠落しているので再発するリスクが高い。暫く外科手術はできない。身体に一番負担がないのは陽子線治療であるが、またまだ未知というかリスクが解明されていない。今日から嫁は働いている。正規から非正規に変えてもらったそうだ、孫の世話は嫁の母親ということになる。週２回の通院には嫁が付き添うことになる。

孫の様子が落ち着いてきたらこども園を当たってみることにすると言っていた。私の当初の目標であった寛解の状態になったわけだ、先生から５年前なら手の施しようがなく、手術すら無理だったかも知れないと、改めて医学の進歩に感謝したいと思った。また日本の医療が世界の最先端ということも分かった。今回孫の臨床例は世界の小児脳外科の分野で情報を共有されることになる。

改めて日本人で良かったと私は心から思った。またこうした先進医学を世界に向けて発信することで日本という国の国際的な地位が上がると私は思う。孫へは貰った命だと思ってこれから人の役に立つ人間になってもらいたいと切に願う。生きていることへの感謝の気持ちをもって欲しい。

まだまだ長い闘いになると思うが、お前は一人じゃないジィジが生きてる限り気持ちはいつもそばにいるからな。何も心配することはない。

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