田園地帯を車で走ると普通に見れるので地元の人はお金を払ってまで丹頂鶴を観に行きません(笑)今この丹頂鶴が増えていってます。札幌圏の長沼町というところにも住み着いたという報道がありました。かつて北海道全域に丹頂鶴が生育していたそうで、人間が増え街が出来たことにより、丹頂鶴は釧路湿原に追いやられてしまいました。絶滅しかけた丹頂鶴に地元の農家が餌付けし少しずつ個体を増やしていきました。十勝の方でも確認されていますからやがて北海道全域が生息地になると思います。
逆にエゾシカは増えすぎたせいで、農林被害・衝突による事故、また札幌市の住宅地に現れます。かつては天敵である狼がいたので道東の山岳地帯にしかいなかったのですが、狼が絶滅しまた昭和の時代に動物愛護ということで、いわゆるシカ猟が厳しく制限された結果平成になり、餌場を求めて全道に生息地を広げてしまいました。まさに30年前の動物愛護政策によって今を生きる私たちがそのつけを払っているようなものです。私の母は北海道生まれで現在87歳ですが、80歳を超えて初めて道路にいる鹿を見ました。
今はシカ肉の有効活用として北海道道庁が駆除に向けて予算づけをして個体を減らそうと官民で頑張ってますが、ハンターの高齢化とともに鹿が増えている状態です。私も鹿と激突し車が全損したことがあります。救急車で搬送されましたが体には異常ありませんでした。また列車に鹿が激突した事例もあります。北海道でのドライブ、特に早朝と夕暮れに気を付けて下さい。鹿は食べるしかありません(笑)個人的にはローストしたシカ肉は絶品です。ローストビーフよりも美味です。鹿だからローストディアですね(笑)
もう北海道では普通に鹿が観れるようになりました。現状はベストの政策であっても30年後にあだになる政策がまさにエゾシカ対策でした。継続してシカ猟を今のようにやっていればこんなことにはなりませんでした。バンビは可愛いのですが。
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