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2006年05月21日

for the passions that thrill love...

テーマ： ★つ・ぶ・や・き★(548788)

カテゴリ：文化的生活行為

おにばばの役口べにを太くぬる

伊藤園おーいお茶の新俳句大賞の作品。PCの横においてあるペットボトル
に目が行って、止まったのがこれ、四句のうちの一句。小学生の部。

3歳のときに、両親と映画を見に行った。
ディズニーの白雪姫である。
今でも、この恐怖感は記憶の片隅に残っていて、こういうふうに書いたりすると
思い出す。画面、と場面。
白雪姫の義母さんが毒林檎を届けて、食べさせてからのしばらくのところ。

あたしは、映画を見ていて、この恐怖に耐えられず大泣きしてしまった。
観客は静かに鑑賞するのが普通なので、この、大泣きは映画館中に響き
結局、両親は途中退席を余儀なくされたわけ。時間が経ってもこのエピソードは
長く語られた。

何が恐怖だといって、あの、おばあさんの目玉と大きな口。
それに、音。

昨日、鏡を見ていて、似ていることに気がついた。
音はないが。

思うに、人間は、自分のリアルな姿を想像しながら（自分で自分を見ることは
実際には不可能）生きているってことはなく、鏡であったり映像であったりするけど
やはり、そこは、なんらかの自讃的心理が働き、本能的かどうか知らんが
フィルターがかかるのだろうと推測する。
そう、本当の自分の姿、本当のそのままを、これが、あなたですよ。と示されると
卒倒する人が大半ではないか。と思うのだ。
だって、あたしは、・・・他の人を見てそう思うこともあるもの。

心臓発作になって、そのまま、って人も中にはいるかも知れない。

幻想、抱き続ける事により、生きながらえているのだ。

それは何か。一つの手がかりは、
お化粧の方法。
女性の場合は、その人が一番輝いていて、一番きれいであったときの
お化粧の方法は、長く、保持される。
と言う法則。
これで、流行などを勘案すると、ある程度年齢さえもわかってしまう。ということ。
建物と同じだ。

そういう意味では、有名建築家に頼むと、彼が本物である場合は
普遍的にいいものになるので、過ごせるが、これが一時の風雲児、とかである場合は
悲惨。
もっと、悲惨は単に流行だけを追って建てられる分かってない設計家、デザイナーによる
建物だ。

本質を見極めよ。
お化粧の場合は、自分の土台の方と、一時の流行が本当に美的であるかどうか。
最近は、目の周りの濃いお化粧が目立つけれど、
これはこれで、将来眼病が流行るのではないかと心配する。

この間、ラジオで、まゆぞりと、鉄漿（おはぐろ）が大人のオンナの証し、という
お話をしてた。あの、江戸がお得意の若くして亡くなった作家さんのエッセー。
鉄漿は、一種のコーティングであったので、虫歯はなかったそうである。

6月の末のチャリティー寄席のお手伝いに駆り出される。
着物かなあ。
雑魚場さんが来るんだって。

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