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2010年01月12日

パラサイトの半世紀

カテゴリ：基礎的生活行為

もう、このまま、
ズルズルと、行く所まで行くのかもしれない・・。と予想は
一定あったところ、
郵政問題のように、すんでのところで、
ある意味的には生命の危険は回避された。

かねてから、
述べておった様に
母子癒着はなはだしき場合には
肉体的快適条件はタマシイ的快適条件を凌駕し得ないのではないかという
本然的課題について、考え続けていた所

やはりやっぱり、
オシッコの臭いがケア不足にて部屋に充満する、、ってのは
決定的に何かを動かしたのである。

ありがたいことに我が家は家のほうのケア不足にて
オシッコの臭いがまだ、拡散されて気になる、、までは行かない。
特に、どういうわけだか、、夫は全く気がつかないようである。

幾時間も、３人の子供達は母親に、
説得にかかっている。
（昨日、一昨日のこと、家族会議は２日間に及んだ）
この、幾時間も、、
と言う点であるが、
当人、つまり今はアルツハイマーの薬投与中の母親、
一緒にテーブルについて、話を聞いているのである。（驚愕）
＝昨夜は本人、めまいがひどく
トイレに行くにも、あたしの介助を必要とした＝

根本的に、
堂々巡りになる、この漫才のような家族会議を
子供たち３名様が母親を同席させて、
遂行している、、ってシーンを見て、あたしは、
子供の愛情を感じる。しかし、同時に、馬鹿馬鹿しくもなった。

だって、
息子である夫については、
当人がアルツハイマーである、という確信は持てないでいるのは
分かる。だって、一緒にいなかったからね。
だけど、
二人の妹君は、逐一、医者との会話もあろうし、
つぶさに、母親の坂道、見ておって、薬＝治療、、という
認識であろうかと、長男の嫁であるあたしは推測するのであるが（笑）

その相手に、つまり、親に、
セトルダウンの場所、本人は居た事も無い関西の地に
（正確には幼少時には明石、の他結婚して佐世保などに居住後
東京に半世紀）
それを、持ってこようとして、説得にかかる、、、ってのが
もう、
お笑いの領域であると、どうして、気がつかないのであろうか。
それは、
とりもなおさず、
アルツハイマー、でなさそうであるにもかかわらず、
予防的に薬を投与しているか、
そうでないか、、まあ要するに、イイカゲンである。ことの
何よりの証左となる。

これから、こちらにいきますからね、
え？どこへ？
ですから、こちらに、、
何で行くんですか？
だって、
お世話が出来ないからでしょ。
ああ、そうですか。
それであたしは、どこへいくんですか？
いえ、ですから、こちらに、、
ああ、それはどうして、？
いえですからね。地下鉄で。
ああそうですか。で、どちらにあたしは？
いえですから、
だって、自分ちはあっちにあるでしょ？
そうですよ、。
そしたら、あたしは、そっちに帰らないと。
いえですから、、。

これを、２日間、やったのである。

今年、
鳩山首相のご母堂と同い年の姑。

国会に彼女、一月に１５００万づつのお小遣い？などと、
二人の息子に資金移動した。
そのことで、谷垣さんが国会喚問である！と吠えて、
事態は、国対委員長の拒否にて、一件落着したようであるが、
あたしは、
ちょっとは、思う。
ご母堂さまを国会にお呼びして、２日間の会議を
していただきたかった。
視聴率は確実に稼げますぞ。マスコミ御一統どの。

２日間、会議をして、その目的は彼女の説得であった。
しかし、それは完全に不成功で、（って当然と言えば当然なのであるが）
娘、関東に帰るその時に、

本人は、仁王立ちになり、

「あたしを捨てるのね！」

と、叫んだと言うのだ。
あたしは、クルマを取りに言ってたので、現場は見ていないが。

関東組を無事、見送って、帰宅すると、
罵詈雑言愚痴三昧、の嵐。

少しでも、同意、共感の返事をしようものなら、
こちらにまで、
いい気なもんだわ。お愛想ばっかり言って。と礫が返る。

えらいこってす。
この、被害妄想モードにいつまで付き合えるかしらと、ちょっと
不安になった。

当面の基本方針は、フィジカルな快適さを確保する事であるから、
話は、、ってか、日常は、、（すでに幕は開いているのだが・笑）
それから、考える事なのだ。

そりゃ、
半世紀も実の娘と場所は変われど、同居してきたのだ。
それを、剥がすのである。
これが、
心に響かないはずはない。お気の毒である。

娘のほう、実はお見送りに際し、
我が家にバッグを忘れて駅に向って、駅でそれに気がついた。
あたしは、取って返して、バッグを運んで、
急いだのだが、電車は１本遅れた。

バッグを忘れると言う行為で、気持を残していたのだなあ。と
少し、可哀想であった。

人生途上で、
幾度もあたしは、
姑には、
パラサイトを解消しないと、ダメですよ。と進言した。
そのたびに、
挫折した。
義理の仲は不毛である。
しかし、人間、義理の関係は多い。
誰しも、その渦中で苦労する。

でも、あたしは、その渦中だからこそ、そこから、
立ち上がろう。と思うのである。

ヲッホン！

今朝の喚問はこれまで！

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