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2024年12月01日

防火用水池の横道の工事

テーマ：ブログ20年！(93)

カテゴリ：地域参加的生活行為

写真の坂は道ではあるが道ではない所なの。道に見えるけどね。
すぐ上の道は旧街道で、通学路。わんぱく・おてんばたちが
毎朝学校に行く道帰る道だ。伊能忠敬が計測した道、でもある。

下から見上げたところ。

上から見下ろしたところ。

くい打ちのところ。
問題は、この斜面だった。
草刈りも自治会員が適宜行っている。
この用水池は防火用。集落のある場所とは、段差約４メートルあり、
池の三方が崖になっている。
自治会員がみな若いときは、問題なくメンテ出来ていたが、近年、参加者からは
あそこはしんどい、（草刈り作業）とかの声が聞こえるようになっている。

前々自治会長は、小回りの利く方で、何かとちょっとの工事は、黙々と
ご自分でされていた。この手すりの前の手すりが、木製であったので、
朽ちて、柵の役目を果たさないで、汚れてしまっていた。
それで、作り直し、に決まったが、
自治会を2分して、自分たちですればいい、との声も大きかった。
役員で協議の結果、業者にお願いしようという提案をしたが、
会議で（業者発注）決まっても、そのあとの会議でない場所で、やっぱり自分たちで、、
などと、決定が揺らぐことがあり、
施工に至るまでは紆余曲折。。ほんま、日本の田舎の縮図である。

いやいや、あたしが、関わった都会？のいろんな会でも
よくある事だったから、田舎の、とは特定しない方が良いかも。

デモクラシー、くそくらえ。と言うわけだ。

この、道（みち）については、市は、道ではない。との見解。
第一、市の地図には載っていない。
農道か？それでもない。住宅の傍だ。
里道か？それでもない。里道は、この坂の反対側に掲載されており、
それは、70年前には、子供たちが遊びに通行した、という
証言を、あちゃんから、聞いている。が、、今現在は、
何もない。
ミステリーである。
目先の要求にどこにも、誰にも、言わないで誰かが、コンクリートの坂を
ある時、作った、、としか言えないのである。

従いまして、ガードレール設置は出来ません。（市道ではないから）
補助金も出ません。（里道ではないから）

役所通いもかなりの回数になったが、結果は全敗だった。

動く方はボランティアなので、それはそれとして、
工事を業者にとなると、一定の代金が発生する。
こういう事のために会費を徴収しているのだ。と言う意見と
こんな事のために会費を払っているのではない。と言う意見が
対立したわけだ。

施工責任、という単語を持ち出したのは、若い役員のなさん。
なにか事故があった場合、作った人にその責任、が問われる可能性がありますよ。。。
これで、いや、、これが、、錦の御旗となり、
外注にこぎつけた。

百姓、は何も蔑称じゃないのである。
ひゃくの、匠（たくみ）、なんである。
こちらに来て思うことだが、本当に農家の皆さんは、何でも出来てしまう。
何でもご自分でされる。形になるのだ。

だから、自分手前で、というのも大いに賛成だが、
賛成だが、、この先、高齢化社会。
いつまでも、自分ちで全部できるわけじゃない。

順次、お金と言う助けにより、外部化、していかないと、、なんだと思う。
昨日、無事に工事完了した。ホッとした。

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