Over The Moon.

Over The Moon.

2006年02月13日
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カテゴリ: *能関係の日記*
今年卒業する
熊さん(仮名) 犬さん(仮名) 猫さん(仮名) 猿さん(仮名)
追いコンがありました。


師匠(仕舞)「君らも卒業かぁ。早いなぁ」

しみじみと師匠が言う。

師匠「まあまた会うんだけどね(笑)」


関東に就職する猫さんを除き
他の先輩は皆京都に残る。
だからまたBOXに来て、鸚鵡返しをして下さるんだろうけど
それでも感慨深いです。


卒業生一人ひとりが語る言葉には
「人に恵まれた」という感想が一致していた。

犬さん「今年『箙』のシテをやりましたが
    ああやって形になったのも
    みんなが頑張ってくれたおかげです」

・・・ほんの3ヶ月前に能を出したのに
なんだかもう、夢のよう。

猫さん「宝生会に入って思うのは
    ここに来なければ会わなかったであろう人が沢山いるってことです。
    そんな人たちと親しくさせていただいて
    凄く楽しかったです」


下回生からも一人ずつ言葉を送ることに。

亀さん(仮名) 「五月さんトリで」

うわぁ最後か。


寅くん(仮名) 「今まで鸚鵡返し沢山してくれて
    ありがとうございましたー」

鹿くん(仮名) 「皆さんに教えられたことは
    次の1回生に、全て伝えていきたいと思います」

鶴さん(仮名) 「まあ他の皆が言ってくれたし
    僕は割愛させてもらいますけど
    お疲れ様でした」



私「ええと・・・
  思い出は色々あって語りつくせないのですが」

やおら立ち上がる。

「熊さんは一番鸚鵡返しをしていただいて
 いろんな面でお世話になりました」

熊さんは、私が入ったときから能シテが決まっていて
影響がすごく大きかった。
それは昔も今も変わらない。

「猿さんは私の謡のベースになってます」

能の地頭だったこともあり
とにかく謡を叩き込んでくれた。

「犬さんは、常々私が『犬さん道を行く』と言われるように
 仕舞も型も似ていて」

私が選ぶ仕舞のほとんどが、犬さんが選んだものだった。
だからちょくちょく型を見てもらっていた。

「猫さんは唯一の女性の上回生で
 間違いなく猫さんがいなければ、宝生会には入ってないです」

最初に見学に行ってから
もう一度来ないか、と連絡をくれたのは猫さん。
女性でも能をやってるんだ、と思った覚えがある。

「また稽古に来てくださるとは思いますが
 そのときはまた、鸚鵡返しよろしくお願いします。
 今年は新入生を沢山入れて
 宝生会を繁栄させたいと思います」



そのあと卒業生にはプレゼントを。
日曜日に買ったものと、
自分たちで作った仕舞謡集。

猿さん「これいいっすね」

皆さん喜んでくださいました。



一次会の場所だったところに
結局4時間くらいまったりしてしまい
二次会はそのままBOXに。


鴨くん(仮名) 「月が綺麗ですね」


澄んだ空気の夜空にぽっかり
満月に近いまぶしい光。
とろとろ歩く人の影が
アスファルトにくっきり浮かび上がるくらいの。


卒業しても共有した時間は変わらない。


春になれば
私が入学したときの今の卒業生の年代に
私がなるということか。


私がどれだけ出来るかわからないけど
私なりのペースとベースで頑張っていこう と
思ったのでありました。





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Last updated  2006年02月15日 00時11分12秒
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