August 29, 2004
XML
カテゴリ: 旅行系
僕は恩知らずな人間です。困っていたところを助けてくれた恩人の名前を、うっかり忘れてしまいました。御礼がしたかったのですが、探し出すのはほとんど無理でしょう。反省すること仕切りです。

今日、チョロンという地区にあるビンタイ市場に行きました。僕が根城にしたデタム通りの裏にあるホテルから、市バスで30分の距離にあります。トラブルが起きたのは、その帰り道のことでした。

下車すべきバス停を乗り過ごしてしまったのです。スコールにより、車窓からの風景を確認できなかったのに加え、激しい雨の中、バスを下車するのが面倒だったのが原因です。「一駅二駅乗り過ごしても、それほど遠くに行かないだろう。むしろ、その間に雨が止むはず」という思い込みもありました。

おかしいと気付いたのは、渡る筈のないサイゴン川にかかる橋を2回も通過した時です。僕は「ベンタイン市場前にあるバス停で降りたいんだけど」と、女性の車掌に言いました。英語の通じない車掌は辛うじて、ベンタイン市場だけを聞き取ったくれた様子で、「ベンタイン?」と何度も聞き返しました。それに合わせ、何度も頷く僕。。。

車内に居たベトナムの人たちがクスクス笑い出します。雰囲気だけで、かなり前に通り過ぎてしまったことが分かりました。「どうすれば、ベンタインに戻れる?」と、僕は質問を変えると、車掌は乗客に向かって、ベトナム語を張り上げました。

多分、英語が分かる乗客を探してくれたのでしょう。僕が横に座るように言われた女の子は、英語が使えるようでした。学生と言っていたのと外見から判断して、年の頃は16、7歳位でしょうか。彼女は「終点まで行って戻るのが一番よ♪」と、笑顔で教えてくれました。

話しているうちに、ホーチミン市から、ずっと離れた郊外に来ていること、『地球の歩き方』に付いている地図にも載っていないことなどが分かりました。紙とペンの力を借りながら世間話もして、微塵の不安を感じることなく、すっかり「楽しいハプニング」になりました。

ただ彼女が居なかったら、どうなったことでしょう。少なくとも楽しいハプニングと、自信を持って言えなかったはずです。大きなストレスを抱えた時間を過ごしたと思います。だからこそ、せめてメールなりポストカードなりで感謝の気持ちを表したかったし、そのために名前も聞いたのに。。。

ああ、君の名は一体、何と言ったんだっけ。。。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  September 5, 2004 04:13:15 AM
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Free Space

設定されていません。

Archives

May , 2026
April , 2026
March , 2026
February , 2026
January , 2026

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: