ハブラシ、フロス…歯科衛生士によるお口の専門店 whitia

ハブラシ、フロス…歯科衛生士によるお口の専門店 whitia

PR

×

Freepage List

はじめての方へ


当サイトの仕組み


オーラルケアのススメ


お口の基礎知識


歯のしくみ


歯の名前


お口の天敵 プラーク!!


実験☆ぶくぶくプラーク


プラークのしくみ


プラーク→歯石・着色→プラーク…


むし歯の話


むし歯を防ごう!


むし歯予防にフッ素!


歯肉炎と歯周炎(歯槽膿漏)


あなたは歯周病?セルフチェック!


ハミガキのポイント


ハミガキあれこれ


補助用具の話


理想的なオーラルケア


商品カテゴリー


ハブラシ


電動ハブラシ


音波ハブラシ


歯間ブラシ


デンタルフロス


はみがき粉


フッ素


歯垢染色液


口腔内洗浄器


入れ歯用品


介護用口腔ケア用品


トレーニング用品


だ液・むし歯菌の検査


デンタルグッズ


歯科関係の本


お悩み別


歯の悩み


虫歯になりやすい


歯がしみる・削れている


詰め物、被せ物が多い


色が気になる


矯正中


歯と歯のすき間が広い


歯と歯が重なっている


インプラントがある


歯ぐきの悩み


歯ぐきが腫れている


歯ぐきから血が出る


歯ぐきが下がっている


お口全体の悩み


口臭が気になる


入れ歯を着けている


体質を知りたい


口元を引き締めたい


ハミガキの悩み


どの道具がいいの?


ハミガキの時間がない


磨けているのかわからない


奥歯や細部が磨けない


小さいお子様のハミガキ


介護時の口腔ケア


July 17, 2005
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
「愛」というものは、私にとって常に正体不明の存在でした。
別に、愛情のない家庭に育ったわけでもないし、
「愛」を大義名分として、誰かにひどく裏切られた経験があるわけでもありません。
ただ、いつも、不思議で不可解でしかたがなかった。
愛って何。
無償の愛って何。
そんな疑問がぐるぐるぐる。

たとえば、親が子に注ぐ愛情を「無償の愛」と呼ぶ人がいます。
自分自身を省みず、見返りなど求めず、ただただその人のために注ぐ愛情。
でも…。
じゃあ、自分とは血のつながらない子供に対して、同じだけの愛情を注ぐことってできるのだろうか。
もちろん、できる人はいると思うけれども、確実に数は減ってしまうと思う。
自分の子と他人の子、愛情に落差が生じるのはなぜ?
それは、そこに「自分」、ひいては「自分への愛」があるからだと思う。
「自己愛」と「他者愛」と、そのせめぎ合いの中、
自分を選択する人の方が圧倒的に多いのは、現代では暗黙の了解だ。
だとしたら、親が子供に注ぐ愛は、ある側面から見ればただの自己満足になってしまう。
子供への過剰な期待を「愛情」と銘打ち、子供の人生を食ってしまおうとする親を、悲しいかな私は何人も見てきた。
そして、子供はその重い「愛」という「自己愛」に潰れていってしまうんだ。

恋人同士の愛情にしても、私は信じることなどできなかった。
「自分」と「相手」と。
どうして、一緒にいたいのだろう。
理屈じゃないという人もいる。
でも、私は相手と一緒にいることの裏の面ばかりが気になって、何も信じられなかった。
相手への思いは、きっと自己愛の裏返し。
なぜ一緒にいたいと思うのか。
相手と自分の幸せを打算でとらえていないか。見返りは期待していないか。
自分と相手と、どちらが大切なのか。
自分は相手にはなれない。
自分は、自分のことすらよくわからない。
まして、相手のことなど、何も知らない、わかるはずもない。
愛なんて、ただの解釈、幻想にしかすぎない…。
そんなことをぐるぐる考えて、無駄に時間を過ごす日々。

結局、私は自分が一番かわいくて、そして、それと向き合うことから逃げいていたのです。
もともと、ちょっとでも気を抜くとどこまでもズルズル落ちていってしまう
怠惰なダメ人間なので、
「自己愛」を肯定し、今以上にダメになってしまうことが怖かった。
「これでいいや」この言葉で堕落する自分を幾度となく見てきたから。
自分を一切排除して、自分の幸せなど考えず、ただただ純粋に
100%相手の幸せのためだけに動ける人間になりたい。そう思ってました。
でも、そんなことありえないし、そうやってグダグダ絡まる
自分のバカバカしさに、この頃やっと気付き始めた気がします。

今の仕事を始めて約3週間経ちましたが、今までの25年間かけて作り上げた
価値観が、根底からグラグラ揺さぶられ、変わり始めてきています。

意識を失い、手足は動かず、皮膚は床擦れで黒く変色し、
ただ汚物の排泄と人口の栄養を交換するだけの毎日を送る人々。
日を追う毎に、かつての姿と未来への光が確実になりを潜めていく。
口の中には、乾いたタンがへばりつき、増殖し凶暴化した細菌が
我が物顔ではびこり、具合が悪くなるような腐臭を漂わせています。
中には、意識がはっきりしたまま、確実に破壊されていく身体を
感じ続けなければならない人もいます。
そして、その人々を傍で見守り続けなければならないご家族の方々。

いろいろな人がいます。
病気との闘いに疲れ、肉親を置いて自分の世界に帰ってしまう人。
絶望という名の「他者」と守りたい「自分」の間で葛藤し続ける人。
絶望的な状況でも笑顔を絶やさず、自分を捨てて闘っている人。


重度の脳血管障害で、全身の運動機能がほぼマヒ状態、意識もほとんどなく、
しゃべることも相手の言うことを理解することもできなかった女性がいます。
そして、彼女のご主人。
常に彼女の傍に立ち、自分を捨てて奥さんを守り続けています。
いつも、誰よりも、スタッフよりも早く病院に来て、誰よりも遅く帰っていきます。
片道1時間以上もかけて。
よく、病棟ですれ違うのでその度にお話をするのですが、いつもいつも、
顔がしわしわになるような笑顔を浮かべてお話してくれます。
奥さんが一緒のときは、奥さんと私がお話できるように橋渡しをしてくれます。
「おはようって言ってごらん」
「またねって言える?」
まるで、お人形のように動けない奥さんの手を握り、肩をさすり、言葉を促します。
そして、奥さんがそれに反応し、声を出すと、心から嬉しそうに
「よく言えたね」
「最近、言っていることがわかるようになってきたんですよ!」
「もうすぐ、家に戻れるかもしれないんです」
と、はちきれんばかりの笑顔で話してくださるのです。
奥さんを見ると、誰が見ても絶望が漂っているのがわかります。
きっと、奥さんが元の姿に戻ることはありえない。
一人では何もできない。
ご主人は、ずっとずっと、時が満ちるその時までこの奥さんを守り続けなければならない。

でも、彼らを見ていて胸が打たれる時、そこには悲しい思いが見あたらないのです。
はっきりと、奥さんからもご主人からも、お互いを思って
いたわりあっている気持ちが伝わってくるのです。
おぼろげな意識の中、ご主人の気持ちに応えようとする奥さんの透き通った気持ち。
お互いが、お互いをはっきりと思いあっている。
解釈だろうが、一方通行だろうが、自己満足だろうが、蓋を開けたら、
そんな言葉が出てくるのかもしれないが、そういう小賢しい言葉は、
彼らの間では塵に等しいものに思えます。

ここでは、こんな愛の形がそこかしこに存在しています。
もちろん、それと同じ、もしくはそれ以上に壊れてしまった形もあるけれど、
私は、ここに来て「愛」というものがどういうものなのか、おぼろげながら見えてきた気がします。
所詮、人は一人で生まれ一人で死ぬもの。
自分は結局一人で、相手にはなれない。
この世に存在するすべてのものは解釈するしかできない。
これは、永久不変の真理であると思います。

でも、だからそれが何だっていうのでしょう。
相手を思う、そこから生まれ、育まれる愛や幸せが実際にそこに存在している。
思うこと、与えること、幸せを願うこと、心配すること…。
たとえ、それが自分のためであったとしても、別の場所に相手の幸せへの
純粋な思いがあれば、それはきっと「愛」なんだろうと思います。
「自分かわいさ」が生み出す醜悪な現実はたしかに存在しています。
それを内包した「愛」と名づけられた関係があるのも確かだと思います。
でも、それは、いつかそれ自身の重さに潰される存在。
誰が何をしなくとも、自然に淘汰される感情だと思います。

本当の愛は、生み、育む力を持っている。
そして、それは思い、伝え、与えるというただシンプルに「純粋」なことなんだと、
最近ようやっと実感を伴い思うようになりました。

この仕事について、本当に良かったと思っています。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  July 18, 2005 12:36:15 AM
コメント(2) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


愛について  
こんばんは。
ちょっと訪問させていただいたら、DENTALのことより、精神的なことがつづられていて、
それが僕がこれまで考えてきたことと良く似ていたので、おせっかいながらコメントさせていただきます。

>愛って何。
>無償の愛って何。

僕の解釈では、純粋な愛とは、相手を思いやる心だと思います。
ただ「愛」という言葉は多義的に用いられるので、混乱していたんじゃないですか?

男女間の「愛」は、通常、独占欲求を伴っていて、従って見返りも期待しています。
しかしだからといって、その中に純粋な愛が含まれないのかというと、
(含まれないケースもありますが)そうではなく通常は含まれていると思うのです。
そして純粋な愛(相手を思いやる心)は、一方的なものから、双方向性を獲得することによって、
より強いものとなるのだと思います。
そして「与える行為」だけでなく「求める行為」も「愛」の一側面なのだと思います。

(以下BBSへ)
(July 18, 2005 11:52:19 PM)

Re:「愛」へ変化(07/17)  
saho☆dental  さん
>ういろう2525さん

わわわ、こんなにたくさん書き込んで下さってありがとうございます。
本当は、ここはデンタル一色にするつもりだったんですけど、
歯科医療に従事する中、気持ちや価値観、心のありようなど、
常に何かの影響を受け、少しずつではありますが変わっていきます。
そして、この頃、それを強く感じるようになったので
決してデンタルと無関係ではないなと思い、書きました。

少し、長くなってしまいますので、BBSに移りますね。
(July 19, 2005 12:17:58 AM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Profile

saho☆dental

saho☆dental

Favorite Blog

癒し Lion1555さん

バークレー生のひと… 東大生とバークレー生が書いた進路のすすめさん
         … designer's kengoさん
算数大好き! クル… 森のマックさん

Comments

乗らない騎手@ ちょっとは木馬隠せw あのー、三 角 木 馬が家にあるってどん…
ドライブ好き@ 風呂入るのメンドクサイ! <small> <a href="http://feti.findeath…
リナ@ 今日は苺ぱんちゅ <small> <a href="http://kuri.backblac…
通な俺@ 愛 液ごちそうたまでしたw <small> <a href="http://hiru.kamerock…
バーサーカー@ ヌォォオオ!!!!!! <small> <a href="http://bite.bnpnstor…

© Rakuten Group, Inc.

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: