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コート・デュ・ローヌ・ルージュ[2019]/ジャナスブルゴーニュだとエモナンなんかがそうですが、毎年、リリースの時期が早い生産者がいて、ローヌだとこのジャナスが先頭を切っている気がします。ということでもう2019年。14.5%でした。1/4量ずつ、4日連続で飲み進めてみました。ビールを1本飲んだ後だと、平日のアルコール耐性的には、それくらいの量がちょうどよいくらいになってしまいました。初日は、若いローヌらしいスパイス感が直截的に飛び込んで来る感じ。2日目になると果実の熟度と甘みがグッと乗ってきて、3日目、4日目とそれが落ち着き、各要素がバランスよく、だんだんだおと出てくる感じがしました。ジャナス的にはグルナッシュ命で、シラーなどはグルナッシュを若く飲むための補助品種と捉えているようで、ヌフパプなどよりデイリーのほうがグルナッシュの割合が少ないようです。南の並ワインの場合、3日目以降、グッと味が落ちることがままああるのですが、ジャナスは3日目が美味しかったです。4日目くらいになるとスパイスのニュアンスがかなり穏やかになる感があるので、そちらが好きな方も多いかもしれません。
2021年01月28日
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マルサネ・ロゼ・フルール・ドゥ・ピノ[2012]/ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ初めてこの銘柄を飲んだ時は、ルーミエ、ラングロール以来の激うまロゼだと思い、いくつかのヴィンテージで複数本買い、経年変化を見たりしていたのですが。自分が期待していたような瓶熟した味わいには出会っていません。この2012年もタンニンが甘く、ではなく透明に昇華したような感じで、初期より白ワイン的な味わいになっていました。酸が綺麗で、特に2日目はソレが際立っていたのですが、それ以上それ以下でもないロゼ……。シャンパーニュのロゼはしばしば、赤ワイン的な熟成をするのですが、スティルのロゼの熟成はほぼ白ワイン的になっていく気がします。もちろんコレは、自分の狭い経験値の中での意見なので、赤ワイン的な熟成をするロゼを知っている方がいたら、ぜひ教えてほしいです!
2021年01月19日
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ブルゴーニュ・ピノ・ノワール[2010]/ドメーヌ・ドニ・バシュレ最近は高くなって手を出していないのでわかりませんが、リリースから2~3年以内だと、このクラスでも抽出が強めでタンニンの堅さが気になったバシュレ、タンニンが甘く溶け始め、広域なりのノイズはありますが、クランベリー系の果実味ともマッチして、楽しめる1本に育っていました。こちらは、ルジェでも「パスグラはパスグラ」という味わい。アリゴテよりは、他の造り手との差を感じますが、特別なものは見出せませんでした。リニエのほうが好みかもしれません。
2021年01月13日
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昔、塩の話でさる塩関係の公的機関の方から「自然塩という言い方はおかしいし、そもそも塩は天然のもの。少量の成分でうま味やミネラル感を感じるというのはエビデンスがない」ということを言われたことがあります。精製塩もそうでない塩も、基本的に味に変わりはない、名称でバイアスがかかっていると。。。そういう意味では、土地のテロワールのミネラル成分がぶどう、そしてワインの味わいに作用しているということもないのかもしれません。以前、マスター・オブ・ワインのイギリス人女性も、人がわかるほどのミネラルを土地からワインが受けることはないと言っていたような記憶があるのですが、私の英語力なので、定かではありません。年末に空けて6割ほど飲んで冷蔵庫に入れっぱなしだったバローのマコン・ヴェジュソン・ラ・ロッシュの2010年。開けた時は、黄果実に健全な酸化熟成感で重めの味わいで飲み進められれなかったのですが、1週間後に残りを飲んだら果実味にマスキングされていた綺麗な酸と石系のミネラル?がはっきりと感じられる美酒に変身していました。このミネラル感は、ラ・ロッシュという名称のプラセボではないと思います。もう一方のルジェ。一昨日、昨日の2日に分けてのみましたが、ルジェでもこれはのただの緑のアリゴテ味わい。このアリゴテには酸は感じますが、ミネラル感はあまり分かりません。でも金のアリゴテには感じるので、そうなるとテロワールではなく品種なのでしょうか……。
2021年01月06日
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ムルソー[2014]/ピエール・ボワソン年末、いつもの4人で飲んだ中の1本。初めて飲みましたが、評判のよい造り手だそうです。恵比寿の336のリストから。ブルシャル、一度タイトに向かった少し前の方向から、少しグラも感じる味わいの傾向に戻ったそうですが、なるほどこういう感じか!という美味でした。行き過ぎからの揺り戻し、というのは やはりあるようですね……。見返してみたら前回の記事は2か月以上前でした。その間は、自宅のリフォームのために仮住まいをしておりました。9月半ばからちょうど3か月。2週間以上前に戻ったのですが、ようやく片付いたのは大晦日の先日でした。時間がかかってしまったのは、片付けの「基準」に迷ってしまったからでした。仮住まいでは最小限のモノだけ出して、後は段ボールに詰めたままで過ごしたのですが、少し困ったのは服くらい(どんどん寒くなったので)。いかに無駄なものに囲まれて過ごしてきたかを自覚してしまったので、持ち帰った段ボール詰めの品々をどんどん捨てたくなってしまったのです。しかし、最小限のモノで暮らすの快適さももちろんありますが、少しのムダが彩りとうるおいを与えてくれるのもまた確かで、何となくすぐに捨てがたいと思ったものは残す方向に落ち着きました。持ち帰ったモノの2~3割くらいの処分で落ち着きました。年末のボワソンを飲んで、そんな自分の落としどころと似ているなあと思った次第です。いや、ちょっと違うか……。元旦は、写真撮り忘れのセドリック・ブシャールとカリピノのフリーマン。16年のアキコズキュヴェでしたが、すこぶる旨かったです。昨夜は房総に来て、イタリアンに画像のランソンを持ち込み。ドサージュのメイラードを感じる味わいはある意味古典的でした。元日はワインのセールにもアクセスせず、またまた卓球のラバーを購入。しかし、昨日はひさびさににネットでワインを購入しました。ワインへの関心も、少し揺り戻しが来るかもしれません……。世の中のこの先はいまだ見えない状況ですが、みなさんが少しでもよき日常を過ごせますように!
2021年01月03日
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