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ブルゴーニュ・ルージュ・レ・ぺリエール[2017]/ドメーヌ・シモン・ビーズコレを読んで、スマホで検索、思わず買いそうになって、これ以上ワインに進んでもと、ちょっと自制。しばらくして売り切れ表示を見て少し安心。&高名ブロガーさんの影響の大きさを再認識しました。しかし、インポーター在庫があると見えて、ほどなく売り切れ表示が消えて、在庫復活。というか、いじいじとチェックしている自分に嫌気がさして^^、結局のところ買ってしまいました。貧乏性なので、まずはレジョナルから。村名と別なので、そこを差し引いての感想ですが……。私の現在地、味蕾の鈍化を改めて感じたのですが、飲んだ時点で私には歌が聞こえませんでした。ただ、サヴィニがベースの広域とは思えない味わいで、ボーヌというよりよほどニュイ的で、加えて綺麗なミネラル感が際立っている、そんな印象を受けました。半分残したものを翌日に飲んだところ、さらに品位が上がっているように感じました。ブラインドだったら、シャンボール村名と言ってしまいそうで、確かに昔の味筋とは違うようです。ただ、それ以上の要素を感じられないのが今の自分で、他の造り手との隔絶感までは捉えきれませんでした。なので村名を飲んでみねば、なのですが、いつものワイン仲間からリクエストを受けているので、少し先ですが、一緒に飲んでみることになりそうです。グロフレのオート・コートを買い足しました(加えて白も)。あちらのほうがこちらより、専門家が評点したらだいぶ下の点数が付きそうですが、自分が晩ごはんの時に開けたくなるのは、あの少しゆるい味わいなのかもしれません。実際、数日かけて飲みつないでみたのですが、飲むと何ともくつろいだ気分になる、そんな味わいが続きました。
2020年01月31日
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東京のデパ上フレンチに出稼ぎ?に来ている旧知のソムリエさんが、今月いっぱいで地元に戻るということで、ワインを2本持参して会いに行きました。もっぱらビオ邁進中の彼、グラスワインも蝋キャップのロワールのシュナン・ブラン。初めて見るエチケットでした。彼のために、クロ・デュ・テュエ・ブッフのカイエールを。2011年、ピノ100%です。そしてもう1本、ピエール・モレのアロースの1級。こちらは10年違いの2001年。カイエールは半分飲んで、残りは明日以降の変化を彼に検証してもらうことにしました。まずまずの還元香がしばらく続きましたが、後半、アセロラ、クランベリー系の果実味に旨みが乗ってきました。白屋の赤、アロースのほうは、コルトン系列らしいやや締まった果実味。これも最後のほうで、古酒らしい、もう1本とは違うタイプの旨みがグッと出てきました。少し野暮ったいいのですが、じんわり美味しかったです。
2020年01月29日
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月イチ恒例の会ですが、年明けは1月も終わりに近くになってしまいました。いつもの4人+強力な助っ人。いつものうち3人が近々誕生日を迎えるといこともあり、そのお祝いも兼ねての会ということになりました。恵比寿のiciで。コースの値段が少し上がりましたが、内容は上がり幅よりもさらに充実した感があり、いまどきにして真っ当な値上げ。泡1、白2、赤2。Yさんは、ギョーム・セロスを。最初に日本に入って来た頃には、父と比べて粗さを感じましたが、どんどん美味しくなっている気がします。Iさんは秒殺で造り手を当てましたが、個人的には父より酸化熟成香が控えめで、ブランデー感がある味わい。いい感じです。私はジラルダンのコルシャルのカンテサンスを。04です。コルシャルだとわかった方もいて、確かに酸の方向性は、このアペラシオンらしかったかもしれません。個人的には、もう少し腰高な味わいを期待していましたが、それとこの造り手の嗜好は違うのかもしれません。Sさんはアンリ・ボワイヨのムルソー・シャルム13を。私はその酸の強さと樽のニュアンスで、樽系のシャブリ・レクロかと思って、大外し。強い味わいですが、高級感あり。この後の赤が!助っ人のDさんからは、なんとルネ・アンジェルのグラン・エシェゾーの04が!飲み頃の頂点だったかもしれません。これぞブル赤、これぞVR、これぞGCな、複雑な赤系果実。ご本人は誕生日でもなんでもないのに、ありがたき幸せ。トリは、最近の言動から「何か」を持ってきそうな香りがプンプンしていた、翌日が誕生日のIさん。ルーミエのレザムルーズの95でした。最初は、高級ビオ系ブルの香り。そしてポテンシャルは感じるのに、まだ大人しい味わいでした。そして、かなり飲み進めていて、突然来ました。香ばしさの洪水の予感。そのルーミエ香は、この液体がなくなるちょっと前に始まりました。まだまだ先に化けそうでした。そしてやはりアムルーズは、ミュジニィと近しい味わいに感じました。ゴチになった感満載のワイン会。今後、持参するワインに悩みそうです。もはや手持ちが…。ごちそうさまでした。
2020年01月27日
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オート・コート・ド・ニュイ・ルージュ[2017]/グロ・フレール・エ・スール 2016はスキップしたので、代替わり&エチケットが変更してから、初めて飲みました。世評を聞いて、敬遠していたので。 この銘柄は、デイリーとしてリピートしていて、ブルの後背地にして酸度が低く、いい意味でツルンとした、少し新世界的なニュアンスをトッピングしたようなわかりやすい味わいが、嫌いではありませんでした。培養酵母、濃縮ナンチャラも使ったメーク美人のような味わいは、他とは違っていたので。兄のオート・コートのほうが、モノポールのキュヴェも含めて酸が目立ち、このアペラシオンらしいのかもしれませんが……。 2016年から自然派ワインの仲間入りをしたと聞いて、時流なので仕方ないけど、あまり他のビオと変わらない味わいになっていると思ったわけなのです。 でも、やはり飲んでみなければわからないものですね。一口飲んで、「何だ、旨いじゃん!」とコロッとやられてしまいました。 味筋は、良い時のベルトー系。典型的なビオ香の要素は少なく、チャーミングな赤い果実中心。明らかに酸度は上がっていますが、その酸が綺麗に伸びて赤系果実に絡むので、バランスが取れています。この蔵らしい甘やかな要素も適度に残っていて、旨みではなく果実味で飲ませるタイプです。 VR村名だと、間違いなくもっと複雑で美味しいのでしょうが、デイリーにリピートするには、個人的には予算オーバー。こちらであれば許容範囲なので、リピートしそうです。むしろ、ワイン会なので他の方の感想を聞いてみたい1級以上が割安に感じました。 こうなると気になるのは、同銘柄の白。赤よりさらに新世界的(これもいい意味)で、どのヴィンテージでもパイナップルを感じるのですが、果たして今、どうなっているのでしょう。 ボトルのエッチングにも、当代のはりきりを感じます。
2020年01月24日
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ブルゴーニュ・シャルドネ[2015]/シャントレーヴ以前に飲んだ時は、このヴィンテージのブル白では、例外的にタイトで酸が立った(いい意味で)味わいに感じたのですが、現時点では重心が低い、ややぽってり、新世界的な味わいに思えました。造り手と銘柄を言って、ブラインドでヴィンテージだけを尋ねたら、まず外さないような気がします。造りが気象条件を超えることができなかった。そういうことでしょうか、今のところ。
2020年01月21日
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さして外飲みが多いわけでもないのですが、休み明け、家で開けたワインはコレで2本目です。経験値の少ない南西地方、ガイヤックの赤。2015年。ブロコール、シラー、メルロー。このワインもまたネグリ系です。ブロコールの特徴らしい、完熟した赤ピーマン様のニュアンスにガリーグと好ましいオリエンタルスパイス。15はこの地域でも良年なのか、タンニンもシルキーでいい感じ。赤身肉とよく合いました。その前に飲んだのは、ブルゴーニュ・ルージュの1997年。意外?にタンニンが強かったのですっが、そのおかげかまったくヘタってはなく、熟成香もまずまず。こちらも最初、軽いオリエンタルスパイスがあったのですが、この系統の香り、ブル赤で入るとあまり好ましく感じません。ローヌやラングドック系だとむしろ好ましく感じることもあるのですが……。しかしほどなく消えて、シンプルながら熟成ピノの味わいは楽しめました。最近、この本が文庫化されたことを知り、再読しているのですが、昔読んだときは思わなかったのですが、書かれている合わせるワインの話がいま面白いです。フランス限定ですが、かなりのバリエーション&デイリーなセレクトで、料理との相性をあれこれ考えたうえなので、同じ組み合わせを試してみたくなるのです。子牛のクリームシチューにブルグイユ、牛の腎臓のポルト酒風味にサンタ・ムールなど、なかなか自分にとってはハードルの高い料理ですが、合わせて食べてみたくなります。
2020年01月15日
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毎年恒例のワインじゃない人たちとの忘年会で、ワイン担当。例年通り、Y田さんのお店で購入。5本、平均単価3000円。リーズナブルなシャン。1年前にも飲みましたが、かなり旨いロゼ泡。ダイスの息子。酸が実に綺麗。この造り手も、このクラスだと細マッチョな味わい。レジョナルより熟度は上がっていましたが、ややオリエンタルスパイスを感じました。外れがない5本でした。一方、ワインな人たちとの忘年会。いつもの4人+2人。泡3、赤3。リスクを避けて、白はナシで。Iさんは、第2のお気に入りの造り手の泡。熟成感アリでした。香ばしい^^ 飲み頃ですね。最初大人しかったのですが、突然ググっと来ました! グランダネのほうが好きだと公言していましたが、いやRDは美味しいですね。今まで、いいボトルの当たっていなかっただけかも。Y田さんは、ビオにはまった年の締めくくりでコレ。ちなみに自然派には、少し飽きてしまったそうですが^^ でも、この先にルロワが見えそうな味わい?サンティエが好きだという人が複数いました。ブルシャン好きなメンバーだったので、好評!私は数年ぶりに岡じワインを持参してみました。06です。造りが変わったそうですが、この時期らしい味わいで、タンニンがまだしっかり。要素はたくさんありました。外飲みに続いて、大晦日&元日の家飲み。1年の最後には、ひさびさにフィリップのほうを。08です。これまたタンニンがしっかり。でも、今や少数派のこの方向性、特に1級以上であれば悪くない気がします。年明けはこの泡から。ガス圧が低いブラン・ド・ノワールは、泡、白ワイン、赤ワインの3要素が楽しめると、改めて感じました。赤は、96のジスクール。うっとりする黒トリュフ香。96も考えてみれば四半世紀。熟成ボルドーは、リーズナブルなものを探していこうと思います。2日から外房に。いつものイタリアンにいつもの泡。停電セラーから出しましたが、熟成が促進されたようで、香ばしさが増して、ワンランク美味しくなっていました。メイラード反応!停電のおかげで、いかに今まで、本来?ではない味のワインを飲んできたかがわかった気がします^^ でも本来と違っていても、美味しい場合もままあることもわかりました。アメリカの「積算温度」という考え方、ワインの熟成にも当てはまるのかもしれません。自然派のビアンカーラも、まずまず健全でした。ワインの自己修復能力も感じます。今年も少し控えめに、でもあれこれ、なるべくいろいろなワインを飲んでみようと思います。
2020年01月06日
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