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2023/06/30
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作家の村上春樹が面白いことをいっている。

「締め切りのある人生は早く流れる」というのだ。

これは、アメリカのジャーナリストの言葉
だそうだが、村上はまったくその通りだと、
書いている。

まさに原稿の締め切りは
「あっという間にやってくる」上に、
四苦八苦の苦しみを伴う。

この締め切りという日本語は、
英語に直すと「デッドライン」となる。

まさに死線に立つことになる、
怖い言葉だと、村上はいう。

締め切りに間に合わなければ、
まさに銃殺されることになるのだ。

私は週刊誌の編集長だった時代に、
1度だけ関西、四国、九州方面で
売り出す翌週号を遅らせてしまった。

当時はトラック便ではなく、
貨物列車でどの出版物も送る時代だった
が、その列車に遅れてしまったのだ。

まさにデッドラインを越えてしまい、
その号の返品は悲惨なことになってしまった。

ある記事の担当者の原稿が間に合わず、
雑誌になるのが半日遅れてしまったのだ。

直接的には、その編集者の責任だが、
最終責任は編集長にあり、私は辞表を
提出する羽目に陥ってしまった。

もちろん受理はされなかったが。

週刊誌でこのような失態はありえない
が、小説雑誌は1年中、締め切りに間に
合わない事態が起こる。

それというのも、作家の中には遅筆派が
何人もいるので、1年のうち何回かは
間に合わない作品が出てくる。

こんなときのために、
別の原稿を用意しているのだが、
マンガ週刊誌も大変なようだ。

大抵は編集者が泊まり込んで、
励ましつつ、朝までに完成する、
というケースになるようだが、

最近は直接原稿の受け渡しをすること
はなくなってしまい、パソコンで直接、
印刷工場に送稿することになってきた。

それもあって、
編集者は一層気を揉んでいる。

『〆切本』という1冊がある。

明治以降、平成に至るまでの約100人の
作家たちの声を集めたものだが、

大文豪といえども書けなくなったら、
ペンが動かなくなってしまうのだ。

編集者は毎号叱咤激励しながら、
何とか書かせるのだが、

だからこそ作家と編集者の仲は、
兄弟や父子のようになっていくのだろう。

また巧みに、作家に原稿を遅らせない
編集者は、それらの作家と、
長くつながっていく。

締め切り日を持つ職業の男女は一度、
この本を読んでおくといいのでは?



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最終更新日  2023/06/30 12:00:09 PM


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