HANNAのファンタジー気分

HANNAのファンタジー気分

March 3, 2008
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「詩とメルヘン」 という雑誌がありました。

 テラテラしない、上質のカラーページには、投稿で選ばれた詩や短編(メルヘン)に、イラストレーターが描いた見開きいっぱいの絵。
 書店ではよく、 「MOE」 という雑誌の隣あたりに置いてありました。でも、MOEとはだいぶ違います。雑誌というものはだいたい、広告がいっぱいあって、中味も「こんなのがいいですよ、こんなのが流行です、こんなのを買いましょう」とにぎやかなんですけど、「詩とメルヘン」はそういう意味ではすごく寡黙でした。

 アンパンマンで有名なやなせたかしさんが創っている雑誌でした。
 やなせたかしというと、私は「♪手のひらを太陽に~」の歌の作者というイメージがあります。

 とにかく、なごみ系の「詩とメルヘン」、好きでした。

 数年前、廃刊になったと知った時、ああもう仕方がないな、と思ったものです。やなせさんが一人で頑張っているような雑誌だったし、書店にはにぎやかな雑誌がますます増えていくし・・・

 ところが、昨年、復活していたんですね。やなせさん今年で89歳ですよ! すごい。
 私としたことがちっとも知らなくて、 「詩とファンタジー」 と名前を変えた雑誌の創刊号を買いそびれてしまいました。(某ネット書店ですでに中古品に高値がついています)
 で、第2号を売り切れ間際にようやく手に入れました。

 いや、なつかしいです。やっぱり上質なカラーページで、嬉しい。
 めくってみると、「詩とメルヘン」時代によく見たイラストレーターさんの絵がいっぱい。
 中にはかなり大物もいます。葉祥明、宇野亜喜良、スズキコージ・・・
 そういう人たちが、シロウトの投稿詩に絵を描いてくれるって、やはりすごい魅力です。

 ちなみに私は、やなせさんとは波長がだいぶちがってしまっているらしく、入選したことは一度もありません。
 ただ、若いイラストレーターの絵に詩をつけましょうというコーナーでは、何度か佳作になって、詩を誌面に載せてもらいました。

 最近、ほとんど詩をつくらなくなってしまったのですが、復活した「詩とファンタジー」をめくっていると、なんだか詩的な気分になってきます!
 89歳のやなせたかしさんに、気力を分けてもらうみたいです。





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Last updated  March 3, 2008 10:41:00 PM
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