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2023.06.02
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テーマ: 読書(8288)
カテゴリ: 本日読了
2023/06/02/金曜日/しのつく雨、日がな






〈DATA〉 平凡社 / 著者 赤坂憲雄
2014年5月23日  初版第1刷
タイトル副題
 [会津・置賜篇]『日本奥地紀行』を歩く


〈私的読書メーター〉 まあ、恐ろしい。既に感想もこちらにアップしていながらの再読、読んだは前世⁈みたいな体験。感想を読み直すとフィクションをノンフィクションと誤入力の恥ずかしさ。とまれ、著者が繰り返す「バードは何を見て何を見なかったか」の問い。凡そ「書かれた事は書かれなかった事によって歪曲され」かつ、書き手の思想信条、或いは体調や天候によっても大いに異曲を奏でることだろう。150年も前にバードの眼が捉えた日本奥地紀行は様々な趣向で刊行続く。バードが不快に思えた事も含め何とも一途な好奇心と偽りなく天真爛漫な祖先の姿を懐かしむ。〉

それまで抄訳しか出されていなかった『日本奥地紀行』の完訳版は本書と同じ平凡社から、本書と同じ頃出版されている。

これか、オリジナル版の他に『中国奥地紀行』が大変面白いから読んでみたらと兄に推薦受けて、後者はつんどくのまま、はや数年。

お茶を濁すように本書をそれと気づかず2度読み。
うむ。凡人の極みでござる。

本書の副題を読めば著者の誠実さがほの見える。

バードの跡を辿り一つ一つ確かめながら実踏したくても時間が取れないこと。
完訳全四巻中の1、その後半と2の前半一部だけの記録である事を弁明している。

しかし東北学を打ち立て、3.11後の重積を学際で担う著者にとってはぎりぎり押さえている、と言えるかもしれない。

もっとも秋田青森が抜けているし、岩手はバードの紀行に含まれていない。

やはり 資料は第一次に当たるにしかず

宮本常一 氏もその著書中、2冊に取り上げているのだなぁ。

本書参考文献の 古川古松軒『東遊雑記』 も、現代語訳ならば読んでみたい。





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最終更新日  2023.06.02 11:32:15
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