??? 0
全699件 (699件中 351-400件目)
< 1 ... 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 >
「十時半睡事件帖 刀」に収録されてまんがなーあ。初掲載は問題小説 1986年08月でんがな~あ。 西原監物は娘のみよを黒田家の三男の左膳と見合いをさせて、養子に迎えることに成功したのだ。黒田家は御筋目といわれて、繋がっておけば、出世の手づるになるのだ、出世街道を目指す野心家には、願ってもないことだ。左膳は24才で養子に来るには少し年を取っている、一ふぉようしに行き、半年で離婚し手いるのだ、行った先が厳しくて家風に合わぬと戻ってきたのだった。左膳は養子の条件をつけたのだ、舟を一艘欲しい、それに相務めは困るというのだ、つまり監物が出仕している間は、職に就かないと言うことなのだ。美代は夫の野菜に溺れて、また男と女の秘め事の喜びにも酔った、ただ夫は舟で数日出て行って帰ってこないことがある。それくらいの道楽ならと思うのだ。だが、姉たちの報告から唐、左膳には島に女がいて2人の子があるという、下の子はみよと一緒になってから生まれた子だというのだ。女は左膳の屋敷に奉公していたのを、左膳が17歳の時手をつけたのだ、上の子はそのときの子だ。だが、女は身分をわきまえていて、そして自分の子として育てているので、名の問題もないという。美代は不実を怒ったが、父親は御筋目ともあれば、それくらいのことは大目に見てやれと言うのだ。そして、再び平穏が戻ったが、監物が死んでしまった、そうすると後を継ぐべき左膳は、これでお暇をというのだ、私は後を継ぐ器ではない、3年間お世話になった、みよにはしかるべき者を迎えた方が家のためといって、黒田家に戻っていった。左膳の評判は地に落ちた、だが、ご隠居が可愛がるので、黒田家にいられるのだ。また、左膳に養子の口がかかったのだ、筋目とはそうしたものだという・・・いい家柄に生まれると・・・うらやましいようなお話でんがな~あ。
2014/01/24
コメント(0)
「十時半睡事件帖 刀」に収録されてまんがなーあ。初掲載は問題小説 1986年01月号でんがな~あ。 近親相かん(姦)がテーマでんがなーあ、異母兄妹がHを重ねて、人の道に外れて楽しんでいるというお話ですがな~あ。これを呼んで、山崎は子の歌を思い出したな~あ。神代辰巳監督の「地獄」というえいがに、そんなシーンがあったかな~あ。この映画のテーマ曲は、山崎ハコが歌う、「心だけ愛して」という歌ですがなーあ、これが気に入りましてなーあ、当時アルバムを買ったんでんがな~あ。そのなかに、きょうだい心中というのがありまして、これが気に入った歌なんですがな~あ。兄が妹に惚れた、それはいけないと妹が、殺される芝居を打つというお話のうたですがなーあ。本の方は、お互い楽しむんだから、凄い話でな~あ。河合達四郎は、馬回り組で十時半睡の倅の弥四郎の部下でんがなーあ。妻のお英は母の具合が悪いというので、乳飲み子を抱えて、実家に帰っているがな~あ。そこに、他家に嫁いだこれを機会にと妹が訪ねてきたのだ、そして、2人は誰もいないので、久し振りに行為を楽しむのだーあ。そして、帰ってきたお英が、現場を見てしまったのだ、これが2度目なのだ、いたたまれずで実家に帰り、母を見とってからしばらく実家にいるが、父親に戻れと言われて、渋々戻るのだが、汚らわしくて、夫の相手など出来ないのだ。それで、十時半睡のところに駆け込んだ、弥七郎の妻のお夏しかおらず、お夏が嫌な話を聞いたのだ。そして、お夏は夫と半睡に話すのだ、半睡はそら、本当だろうよ、男と女の仲はな~あと語るのだ。2人が関係したのは、兄が21で妹が16の時だ、両親が留守で、2人きりの時に寄り添ったときに層なったのだ、それから、漁師の目を盗み、関係が2年ほど続いたのだ、母は察知したのか、妹を嫁に出してしまったのだ。20くらいになると、女を抱きたくなる、それで手近な威勢が妹というわけだ、岡場所などに行く度胸ないものが・・妹に・・なんてことを。達四郎は妻に見られたと思い、妹のところに行って話すと、そんなこと話せるわけがないでしょう、黙ったままですよ、一層離別しなさいという、子供は奥さんが連れて行くだろうから、養子をもらえばいい、私も夫と離別して、私が育てますと言う。離別された妹が兄のところに戻っても不思議ではないでしょうという。お英は父親に返りたくないなら理由と迫られので、半睡様にお聞き下さいという。それで、父親は半睡を訪ねて来たのだ。半睡とお英の父はかつての学友だったのだ、半睡は心中して死んだ学友のことを持ちだした、そのときの相手を覚えているかと問いかけた、妹と心中していて、妹は身ごもっていたのだーあ。達四郎と妹も、それと同じことだと半睡が行った、そちのいは娘は賢い、こうして、わしに説明させるように持ってくるのだからという。そして、そっとしておいてやれよ、子供は母親が育てるのが良いと語ったのだーあ。その後、妹が離別して達四郎とところにもだった、そして養子縁組届が出された、これは許すわけにはいかんと強い口調にて、半睡は息子に言うのだった。
2014/01/23
コメント(0)
「十時半睡事件帖 刀」に収録されてまんがなーあ。初掲載は問題小説 昭和61年12月号でんがな~あ。 おはるは泣いていた、今日は平三郎の婚礼の日だ、平三郎は70石の大西家の三男で、剣の道に打ち込み、師匠の家に養子のとして迎えられたのだ。おはるは大西家の遠縁で、16才の時から3年間、大西家に奉公していたのだ。そのときに、平三郎を思っていたのだ、豆狸と呼ばれていたのだ。おはるの家は9石でかなり下級の武士だ、だが兄の代になって、兄の一馬がしくじりをやって、無役となってしまったので、兄は漁師のような子とをして生計を立てているから、おはるは嫁にも行けないのだ。平三郎は数ある高弟としのぎを削り、師匠の娘の婿となり、上村家にはいるのだ、これで冷や飯食いの三男の前途は洋々なのだ、そして宴が始まった、今は幸せの絶頂の時だ、婚礼を祝うかのように満月だ、そして月を見たら、何かがいるように見えた、まめだだ、豆狸だ・・・そして、それから記憶がなくなり、気がつけば、おはるの家の前に立っていたのだ、つくと、疲れているとひたすら眠り続けたのだ。花婿が突然蒸発したので、大騒ぎとなったのだが、箝口令が敷かれたのだ。平三郎はもう上村家にも実家にも帰れとぬという、ここにいれば、ここも探しに来る、島に隠れるしかないと一馬が言う、一馬の手配で、あまり人が寄りつかぬ、囚人が流される島にいくのだ、おはるも同行するのだ。そして、おはると平三郎の島での暮らしが始まるが、平三郎は酒に溺れて、凶暴になっていくのだ。約2年が過ぎたのだ、そろそろ表沙汰にして、処置を仰がねばと十時半睡はいう、丁度十五夜の時まで待とうというのだ。そして、半睡がその島に行くことになる、そこには平三郎が入るとの知らせも来ていた。そして、半睡の前におはるがあらわれた、このままだと平三郎がだめになるから連れ帰ってくれと言う頼みを聞いて、半睡は連れて帰ったのだ。おはるは2年一緒にに暮らせたから、それでいいというのだ 。そんな女っていないけどな~あ(^o^)・・作者のロマンかな~あ。そして、上村家では2年間もじっと待っていたというのだーあ・・・まさに、夢物語ですなーあ。絶頂の時に、突然キレてしまったというお話でんがな~あ。心の中が空洞化して夢遊病者のように彷徨ったとな~あ・・・。何とも言えん作品でんがな~あ。わては気に入ってるがな~あ
2014/01/22
コメント(0)
「十時半睡事件帖 刀」に収録されてまんがなーあ。初掲載は小説宝石 1987年09月号でんがな~あ。 閑職の侍のお話ですなーあ、お金をかけずにいかに暇つぶしをするかな~あ。それが、走ることだったな~あ。金をつぎ込んで、生き甲斐を求めても、空しくなり別のことを初めて、また金をつぎ込む、そして家計は火の車となる・・・わてには、10日に1日勤務して、食えるのだからうらやましい話ですがな~あ。骨董屋の山水堂に、力石勝八郎という武士が、絵を求めに来た、絵を学び始めたので、手本になる絵が欲しいという、それで8両もする絵を買い求めたのだ。75石の馬回り組では、不相応な出費なのだ、そして、山水堂が家に絵を持って行くと、力石の妻がそんなもの買うだけの余裕がないというのだ。だが、夫は米切手を金に換えてまで買い求めてしまうのだ。妻が怒るのだ、今度は絵ですか、尺八、謡曲など次々と手を出して、それに使った金で蓄えはつきてしまっているという。それで、妻は絵を買い戻してくれと山水堂にねじ込んだが、半値にしかならぬというのだ。そして、妻は十時半睡に相談に行った、10日1度勤務して、それもじっと座っているだけの勤務、それで、何かをしたいと感じるのであろう、年を取れば治るだろう、子がいればな~あという。一度、ここに夫を寄こしなさいと言うのだ。力石がやってきた、俺は役に立たない男だ、出家したいという、ばかやろうと半睡は言う、今まで、母と妻に迷惑をかけて、今度は坊主に迷惑かかる、ならぬという。役に立とうとすることから、問題が起こる、役に立たないことを一生懸命やれと言うのだ。何がよろしいので聞かれた半睡は、馬鹿、自分で考えろと言う。そして、力石は走り出したのだ、そして、一緒に走る物が出て来たのだ、山水堂も走っているのだ。山水堂も若い頃には、同じようなことをしたのだった。まーあ、わてのぶらぶら歩きも同じようなものかな~あ。つまりは自分が納得できる暇つぶしを見つけることでんがな~あ(^o^)
2014/01/21
コメント(0)
「十時半睡事件帖 刀」に収録されてまんがなーあ。初掲載は問題小説 1986年04月号でんがな~あ。 御馬回り組の中川勘解由は文官畑の奉行を歴任して、勘定奉行になって、2年経つ、その手腕は高く評価されていた、塩田開発を唱えるが、なかなか聞き入れられないのだ。息子の彦太郎はまだ17才だ、勘解由と違って、武門で励んでいて腕も立つのだ、その彦太郎が人形浄瑠璃を見にいき、城代組の若者と口論になり、決闘なった。そいて、若者を殺してしまったのだ。それを聞いた父親は、武士なら責任を取れと、切腹させてしまったのだ、これが、藩に衝撃を与えたのだ、ここまでやらなくてもという者と、さすがは中川殿だという者と2通りがな~あ。縁談が決まっていた娘は、破談になって戻って来たのだ・・・ 妻と娘には、息子を殺したと言うことで睨まれることになったのだ。勘解由は責任を取って、辞意を申し出たのだが、才能が買う上の者は、引き留めにかかったのだ。勘解由は戻る条件として、未成年の若者の帯刀を禁止、つまり竹光にするようにと言ったのだ。藩は、この申し入れに、議論が二分したのだ、文官たちは賛成、武官たちは反対と言うわけだ。異見会が開かれたが、これも二つに割れた、十時半睡の倅の弥七郎は、保留という態度を取ったのだ、どっちもつかないというのは、優柔不断とみなされて評価が下がのだが・・・半睡は、こういうのはうやむやに終わるのがいいというのだ、それで、勘解由に謹慎させしまったのだ。勘定奉行を6年も勤めた経験からだ。弥七郎に、きっと勘解由はこの措置をありがたく思うときが来るという。そして、1ヶ月ほど経って、勘解由が感謝を述べに来たのだ・・あのときは息子を殺されたことで熱くなっていたという、冷却期間を置くと、解って来たというのだ。半睡は勘定奉行を長くやるとすり切れてくるのだという、刀を忘れて立とうとする・・つまり、刀が無用な物に思われというのだ・・・・。そうなったときは、辞め時だというのだーあ。そして、謹慎の沙汰が下ってからは、竹光の件は話題にならなくなったというのだ。ちょっと、面白い発想の作品でしたな~あ。
2014/01/14
コメント(0)
「十時半睡事件帖 観音妖女」に収録されてまんがなーあ。初掲載は小説宝石1983年06月号でんがな~あ。 米で給料が支給される時代で、この頃は米が中心でんがな~あ。米蔵は重要な役割を担っているのだ、その米蔵の番人は10番蔵まであり、10番蔵の番人はのんびりしているのだ、米の支給の時は十番蔵は遅いので、評判が悪いのだ、その番人の原田軍兵衛はマイペースの人間じゃがな~あ。米は年に3回支給されるのだ、春夏は1/4」ずつ、冬は1/2ということで、支給日から10日以内に受けとらればならないのだ。この間はお蔵番は多忙を極めるのだ。軍兵衛は支給の業務が済むと、休暇をもらい山歩きに出かけるのである、それで、27才で独り身で、縁談があっても興味がないようなのだ。十時半睡の倅の弥七郎が蔵奉行となったのだ、そして軍兵衛に興味を持ったのだ。蔵番は蔵を米で満たしておきたいのだ、だが、十番蔵には米がないのだ、二番蔵からの申し入れで、米を移動したのだ。命令一枚で米は移動出来るのだ、軍兵衛は自分の蔵の維持にあまり興味を示さないのだ、蔵番たちがこぞって米蔵を見たそうとするのに。そして米の収穫があると、蔵には米が戻されるのだが、新米を入れたので、古米が戻されるのだ。だから、軍兵衛の評判はあまり良くないのだが、マイペースなので気にしていないのだ、見習いの伊織はやきもきしているのだ。伊織は頼んで山歩きに連れて行ってもらった、だが、雪が振って遭難してしまった、それで、凍死を防ぐために穴ににじっとしているのだが、伊織はこのままだと死んでしまうと飛び出した、軍兵衛も放っておけずに後を追った、やがて伊織はじっとしておればと後悔したのだが、軍兵衛に寝るなと励まされて、何とか2人とも助けられたのだ。伊織は、軍兵衛が信じられずに飛び出したというのだ、そして米蔵が米で満たされているというのを夢見たというのだ。その一件で、軍兵衛は目覚めたのだ、そして業務に精を出すと弥七郎に言うのだ~あ。半睡が伊織の姉を軍兵衛の息子の嫁にと軍兵衛の母親に頼まれて、乗り出すというのだーあ。まーあ、趣味人間のお話ですねえ・・・でも、部下はたまらんでしょうねぇ・・・そら、リストラ時代が来る前に刊行された本ですからな~あ・・今なら、こういう話はメルヘンですかねぇ
2014/01/13
コメント(0)
「十時半睡事件帖 観音妖女」に収録されてまんがなーあ。初掲載は問題小説 1985年04月号でんがな~あ。 十時半睡の倅の妻のお夏が夫の弥七郎の書物を整理していて、浮世絵を見つけたのだ、数枚挟まっていたのだ、それが枕絵なのだ。枕絵はご禁制なのである、性器が露出した交尾の絵でんがな~あ。弥七郎は江戸勤務から戻った、浅香左市からもらったというのだ、絵が好きで江戸では浮世絵の修行をしていたのだ。最近は若者たちは、三味線など、いろんな趣味の領域に手を広げているのだ、これも戦さがなくなり泰平の世になって、武士の風潮も変わったのだ。左市が半睡を訪ねてきて、足軽頭が希望だというのだ、5年も江戸に在住すれば、変えると希望の職に就けるしきたりなのだ。まーあ、あまり重要でない役について、趣味に生きようとするのだーあ、絵を描くことなのだ、それも枕絵こそが生き甲斐とな~あ。それで、モデルがいるので、女郎屋に通うのだが、これは武士には御法度なのだ。女郎に金を渡して、絵を書くのだ、だが、女とはHしないと言うのだからなーあ。最初に迎えた妻の影響で、立たなくなってしまったのだ、同衾を拒む妻ねぇ、そして無理にやろうとして、懐剣で斬られたとな~あ。そして、妻は実家に怒って帰って、それっきりとな~あ。それ以来、女を抱けなくなったようで、枕絵えがきで生き甲斐とな~あ。ふーんとうなってしまったがな~あ。江戸では枕絵を描いていたとな~あ、謎の枕絵師が、左市だったようでな~あ。これらが発覚して、左市は引退謹慎という処分を受けたとな~あ。まーあ、これも、趣味が高じたお話ですなーあ・・ちょいと、結末がぼやけとるがな~あ。
2014/01/12
コメント(0)
「十時半睡事件帖 観音妖女」に収録されてまんがなーあ。初掲載は小説現代 1984年03月号でんがな~あ。 十時半睡の倅の弥七郎は女に声をかけられた、文吾さん江戸から出てきたのよという、人違いと行っても、女は解らない、狂っているのだ。同僚の小藤太が通りがかり、この女は狂ってる逃げろと言うので、弥七郎は逃げたのだ。女は評判になっていたのだ、江戸から桂文吾を追って出てきたのだ、料理屋の娘でおまちというのだ。文吾は江戸詰になっていたときに関係を持ったのだろう、今は文吾は長崎に赴任しているのだ。文吾に妻のお玉がいるのだ、これも身分がかなり開きのある結婚なのだ、お玉が惚れて、一緒になったのだ。お玉の家の方がかなり上位なのである。お玉が目付のところに、おまちを江戸に返してくれと訴えて来たのだ、文吾はいい男で優しいのだという、凄い二枚目というわけだ。だが、半睡にはあんな男のどこがいいのかと思うのだ、男と女では見方が違うのだろう・・・おまちには、養子の身分だと嘘を行っていたのだ、だから、おまちは妻と別れて侍をやめて、私のところへ来ればいいと行っているのだ。また、文吾は長崎で遊女の足抜けに絡んでトラブル起こしているのだ。だが、帰ってきて文吾に問いただした、半睡はいい加減にしろというのだ。そしたら、文吾が行き方知れずになった、それで、お玉の家ではけしからん奴だとお玉を実家に連れて戻ったのだ。そして、数日して文吾がひょっこり帰ってきた、おまちと数日過ごして、納得して返したのだという。お玉も十日ほどして、戻ってきて元の鞘に収まったという。こういうタイプの男は、半睡には理解できないというお話でしたがな~あ。いるんですよねぇ、こういうタイプがな~あ、女に凄くまめなんですよなーあ・・・。よっぽど、あっちが好きなんでしょうねぇ、先天的なものですがな~あ。
2014/01/11
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十五) 二十番斬り」に収録されてまんがなーあ。小兵衛は迷い猫であるおたまを飼っていたのだ、だが1年はほど前に急にいなくなった。そのおたまが舞い戻ってきたのだ、おたまがどこかに連れて行こうとするのを察知して、小兵衛はついていったのだ。そして、おたまの案内した家をのぞき込むと、女が押さえつけられて、3人の無頼の浪人にレイプされていたのだ、その横に老人が縛り付けられていたのだ。小兵衛は3人をやっつけた、その老人は夏目八十郎だったが、40年前の小兵衛が辻道場で敵わなかった凄腕の御家人だった。老人は小兵衛を覚えていなかった。それで、表沙汰にすると八十郎に累が及ぶと考えた。戻ってみたら、女は逃げていなかった。そして、浪人たちが息を吹き返した頃に、戻ると女が戻ってきていた、女はグルだったのを小兵衛は看破していたのだ。そして、弥七に上手く計らうように頼んで老いたのだ、八十郎の息子の弥太郎が挨拶に来たのだ。父は隠居しているが、金貸しをしていたのだという。そして、女には目がなかったといい、お鶴という女を囲ったのだ。お鶴は八十郎を金貸しの親父だと思っていたようで、金を奪って手を切ろうとしたのだった、そしてレイプされているのを見せつけて、効果を高めたのだという・・・・。ちょっと凝りすぎでんがな~あ。まーあ、単に金だけ取った方がいいようだがなーあ、この時代のことだから、そのままドロン出来るがな~あ・・・八十郎は猫好きで、七匹も飼っていたというおまけがついてましたがな~あ・・・・小兵衛と猫はちょいと、似合いませんがなーあ・・・.この作品は、「二十番斬り」の長編に添付された小品でんがな~あ。
2014/01/08
コメント(0)
「十時半睡事件帖 観音妖女」に収録されてまんがなーあ。初掲載はこの本のために書き下ろされたんですなーあ。1985年8月、青樹社より刊行でんがな~あ。 博多のと福岡の2つに別れている町の問題じゃがな~あ、福岡は武士の町、博多は町人の町というわけで、対抗意識が互いに強く、問題を起こしているのだ。那珂川をはさんで橋が架かっているのだ、2つの町を往来するには橋を渡らなければならない、この橋は城を守るにのもっとも重要なところなのだ。そして橋を渡ると門が有り、門番が6人詰めているのだ。門番足軽の矢野又平は風で休んでいたときに事件は起きたのだ、博多から福岡に行く町娘を門番がからかったのだ、そうすると、それを見ていた威勢のいい町人が、門番を揶揄して、喧嘩になり、町人は殴られて、袋だたきにされて、川に投げ込まれた。今度は町人たちが門番をバカにしたのだ、だが、門番たちはこの前の件をやり過ぎと思っているから、反発をしない。休んでいて、事情を知らなかった又平が橋を渡り、町人たちのところに押しかけていった、そして今度は又平が川に投げ込まれたのだ。 これで痛み分けと言うところが、又平の上司がこれが融通の利かない男だったの悲劇を生んだのだ。足軽は刀を差しているが武士ではないんだが、上司は武士だから、このような辱めを受けて情けないと、又平を切腹させしまったのだ、やり過ぎなのだ。上司は町人を渡せと要求するが、奉行たちに悪いのはお前だ、諦めろと言われる、それで、又平には12才の男の子があった、敵を取らせると、仇討願いを出したのだ。投げ込んだ八兵衛も侠気のある男で、12才の子を敵討ちというなら、討たれやろうといういうが。町人たちは、買って切腹させておいて、納まらず、足軽たちとの争いが、収拾がつかなくなった。そこで、半睡が仲裁したのだ、子供に八兵衛を川から投げ込ませて、これで仇討ちとするとな~あ。。何か、落語聞いているような、ばかばかしい一席でしたがな~あ。かつて、NHKで放映されたとき、この話があったと思いだしたなーあ。そもそも門があるから行かん、泰平の世になった今、門は不要とかつて、半睡は申し入れをしたが、聞き入れられず、役職を解くと言われたことがあったという。ちょいと、ユニークなお話でんがなーあ・・・だから、このシリーズは面白いのかもな~あ。。
2014/01/05
コメント(0)
「十時半睡事件帖 観音妖女」に収録されてまんがなーあ。初掲載は1985年04月号 でんがな~あ。 十時半睡は総目付で、10人の目付の束ねなのだ、婚姻の場合に願いを出して、目付が許可を得なければならないというのだ。桐山辰之助と花房家の次女のお珠の婚姻の願いなのだ、身分が違いすぎると目付たちはこぞって反対した。武士は4つに別れているのだ、一番上が大組、そして馬廻り組、無足組、御城代組とな~あ。花房家は大組の千石、花房家は30石2人扶持の無足組なのだ、辰之助は両親が亡くなり1人身なのだ、そして、お珠は出戻りなのだ。花房家も反対したが、たっての願いであり、お珠には奇行が有ると言うのだ。2人は、酔仙塾という家塾で知り合ったのだ、まーあ、当時では好きあって一緒になるというの珍しいケースなのだ。それも、一興と半睡だけは目付たちの反対を押し切って、2人の婚姻を許可したのだ。そして、お珠の奇行が始まったのだ、万引きの病なのである。花房家でお珠が店のものを持ち出すと、金を払って、問題にしないようにしていたのだ、嫁いだ先でも病気は治らず、ついにカバーできず戻されたのだ。お珠は短歌を詠むのに凄い才能があり、それに辰之助が惚れたというわけだ~あ。ある日、観音菩薩が骨董屋に出ていたのだ、8両するというのだ、辰之助の暮らしでは半年分の収入に当たるのでとても手が出ない、それで諦めて帰ったが、数日後にお珠が十から金をもらって買ったというのだ。だが、盗んだと言うことは店のものから聞いて解ったのだ、それから、お珠はいろんな物を持ってくるのだ、尻ぬぐいしていたが、生計が持たず、金の工面に辰之助は押し入って捕まってしまったのだ。そして、辰之助は士分を羽下されて、藩から追放されたのだ・・・・まーあ、ここまで惚れるものですかな~あ。まーあ、面白いお話ですなーあ・・・
2014/01/03
コメント(0)
「十時半睡事件帖 観音妖女」に収録されてまんがなーあ。初掲載は小説現代 1984年11月号でんがな~あ。 奉行って、会社で言えば部長かなーあ、奉行達が集まって宴を開くがな~あ、異分野の交流ということじゃがな~あ。だが奉行でも、ピンからキリまであるがな~あ、上位だけの集まりでんがなーあ。「異見会」と言われて、異分野の交流の場でな~あ、十時半睡のときは、奉行だけではなかったようで、それが今は、上位奉行が集まって、高級料亭のひさごで飲むわけでなーあ。話題は離職の話題とか半睡の頃とは変わったようでな~あ。富田市兵衛は浦奉行で初の出席だ、半睡と同じように出征したタイプだ~あ、だから、仕事以外に趣味はないのである。だから、他の奉行たちが、芸が上手いのに、富田には何も出来ないのだ。これが、たたき上げと家柄でなったものとの違いなのだーあ。宴が終わると、誘われるままに浦上主馬のところに行くのだ、そこは妾宅と思われたのだ、奉行は生活に余裕があるから、こうして妾を置いているのだ。大概がそのようなのだ。ひさごの女将から、話を持ちかけられて、富田も妾を持つことになった、あまり負担がかからないのだ、女の方も旦那が来るとき以外は適当にやっているのだ。ある程度の収入があるから、生活がやりやすいと言うわけだ。女将はこれを人助けといっているがな~あ、つまり女衒みたいなものなのだなーあ。富田はいつも夜だけしか、女のところに通わない、だが昼間言ってみたら、女が男を引き込んでいたのだ。そして、男を痛め付けてしまったのだ。富田は怒って、女将にねじ込んだが、これくらいの金で、女を独占するなんて欲が深い、痛め付けた男に慰謝料を渡すのがいいという、そして気にくわなければ、おしまいにすればいいと言う。だが、女にのぼせ上がっていた富田は独演するために手当を増額したのだ。ところが、痛め付けた男に仕返しをされて、川に突き落とされたのて、傷を負ったのだ。これが元で、女を囲っていたことが発覚して、富田は罷免されて、出世の道をたたれあ、半睡はひさごの女将を訪ねて、その論法にお手上げで、あきれてしまうのだ。困っている女と、若い女をほしがっている金のあるおっさんの取り持ちの話か~あ、わてには縁のないうらやましい話でんがな~あ。
2013/12/31
コメント(0)
「十時半睡事件帖 観音妖女」に収録されてまんがなーあ。初掲載は小説宝石 1985年06月号でんがな~あ。 こんなの江戸時代にあったのかな~あ、書かれたの流行の話題を当てはめた感じだな~あ。夫が定年になった、子供も片付いたし、これからは夫婦水入らずの生活をと思っていた夫、そしたら、妻から三行半を叩きつけられて、妻が去って行ったというお話ですがな~あ。妻はこの日のために、前々ら用意周到に準備していたという。息子に家督を譲って、いよいよ最後の出仕の日、鹿内伝内は登場した、膳が出されて、城のお偉方の食事をする、だがお偉方の話を聞くので、膳にはほとんど手をつけない、それで折に詰められて、家に持ち帰るのだ。家でも、祝の膳が用意されている、息子の伝八郎とその妻、養子に行った次男の伝六、他家に嫁いだ長女も来て慰労するのだ。妻のお秀は45才、伝内は54才だ、離れも増築して、妻とこれからの暮らしをと思っていたら、これでお暇をといわれてしまったのだ。伝内は実家に帰っても、実家には余裕がないだろうから、戻ってくるしかないだろうと気楽に考えていた。妻は、町家に1人で住んで、お針、手習指南書の看板を上げたのだ、お針を教えて欲しい娘達で生計は計算をしていたのだ。住む家も事前に用意し、荷物は小分けして運び出していたのだ。次男の伝六が協力していたのだ。だが、いくら経っても妻は帰ってこないのだ、訪れて見たが、妻の態度は変わらず、伝六は諦めざるを獲なかった。そして、同じような女性が教えを請いたいとやって来たので、お秀は出る準備のことを教えたのだ、そしてその女性も同じような行動を取ったのだ。十時半睡はこの話を聞いて、どう思ったのどうかなーあ・・・・当世はこういう話はおとぎ話でしょうがな~あ。その前に、さっさと別れてしまうでしょうからな~あ。タイトルが逃げる女というのはな~あ、積極的に去っていく女でんがな~あ。
2013/12/29
コメント(0)
「十時半睡事件帖 観音妖女」に収録されまんがなーあ。初掲載は小説宝石 1984年02月号でんがな~あ。すげえタイトルでんがな~あ、これは本のタイトルじゃがな~あ。主人公の十時半睡は65才じゃがな~あ、かつて関わりにあった老人に声をかけられるがな~あ。でも、何処も同じ夕暮れで浮いた話はないがなーあ。ある老人の主催で老人の集いがあったがな~あ。若者達が金を出してくれての集まりだ~あ、半睡も出席したがな~あ・変えると、息子夫婦がその集まりの話を聞くのを楽しみにしていたが、半睡は疲れたと行って話さなかったがな~あ。老人が集まってグチの話ばかり、心をときめかす話はなかったというので、行かない方がましだったというわけだ。ばったりと、嶋内蔵助にえあったがなーあ、羽形人成と言うと、覚えてくださったかという。これは、内蔵助のペンネームで、武士でありながら、戯作にも手を出していたのだーあ。洒落本で、内輪のことを皮肉ったということで、左遷された人生を歩んだがな~あ。家督も譲り、何も不自由がない、かつて情を通じた女の世話をしたいというだ、病んでいてその看病をな~あ・・・。だが、その女は混血のために、長崎からは出るわけに行かないのだ、半睡はそれで内蔵助を長崎に蘭学の勉強と言うことで、出れるように計らったのだ。老人のわくわくする話に共鳴したのだーあ。67の手習いという訳でんがなーあ、戯作を出筆したというので、読んでみたが、読むに耐えん、水準に達していない作品だったとなーあ・・・その本のタイトルががそのままタイトルになっとるがな~あまーあ、老人というのは愚痴を聞いてもらいたいと言うことじゃがな~あ。ダハッハ・・わても十時半睡と同じ齢でんがな~あ。だから、よくわかりまんがなーあ、一方通行で、会話が出来ない老人が多いがなーあ。(^o^)ダハッッハ
2013/12/28
コメント(0)
「十時半睡事件帖 庖丁ざむらい」に収録されまんがなーあ。小説宝石 1982年02月号でんがな~あ。 馬廻りの組の松尾安兵衛は釣りから帰り、妻のゆりに声をかける、息子の百合之助は学問に精を出している、つまり、教育ママの元で、スパルタ教育を受けているのだ、ゆりは3人姉妹の真ん中だが、嫁いだ先は姉妹のうちで一番石高が低く、閑職なのだ、それで、息子に出世させようと必死なのだ。今日は姉妹が家に来たのだ、百合之助の学問の出来を見せつけようというのだ。そして、百合之助を成人が通う英才学問道場と部門道場に通わせようというのだ。安兵衛は釣りをしていれば、満足というおおらかな性格だが、妻は競っていなくては気が済まぬというタイプで、夫を出世させようと尻を叩くも夫はマイペースなので、諦めて、息子に託したのだ。学問の道場では、確かに素読も出来るが、荒れはオウムが物まねしてるようだ。このくらいの子供はもっと遊ばせた方がいいというといわれたのだ。武道の方では体がひ弱すぎると言われたのだ。百合之助も母に言うと利するのがいいと思っているのでしようがない、それで安兵衛は半睡のところに相談のために、子供を連れて行った。半睡は、孫の吉太郎と百合之助を遊ばすようにしたのだが、吉太郎が百合之助を殴ったのだ。四書五経などを知らないので、ばかりされたので、ついぼかりとやったのだ。それから、安太郎の態度が変わり、妻のスパルタ教育を止めさせると、尻をまくって強い態度に出たのだーあ。まーあ、今の時代、こういう家が多いですがなーあ。。
2013/12/27
コメント(0)
「十時半睡事件帖 庖丁ざむらい」に収録されまんがなーあ。小説宝石 1981年09月号でんがな~あ。下坂帯刀と娘のつるが十時半睡を訪ねてきた、勘定方の立花又四郎との縁談がまとまったの報告だ。だが、ノミの夫婦なのだ、妻が大柄で、夫が小柄なのだ、つるは貝原益軒の女大学の教えを厳しく躾けられていたのだ、夫には絶対服従というなーあ。半睡の息子の弥七郎と同じ職場なのだ、それとなく弥七郎に立花のことを聞くと、目立たないおとなしい男だが、酒乱の気があるという、絡み酒なのだ。、だが、結婚してから酒乱がひどくなったというのだ、そして、ある夜半睡の屋敷につるが助けてくださいと駆け込んできたのだ。そして、成敗してくれる妻を渡せと立花が刀を抜いて駆け込んできたのだ。酔いが醒めるて、半睡が問いただすと、何も不満もない、良くできた妻だという。酒も飲むと敵に思えてくると言うのだーあ。それで、とりあえず、半睡は25才になるまでの3年間、禁酒をしろというのだ・・・あまりに厳しく躾けられて、これでまるで人形を妻にしたようだというのだーあ・・いまは、こんな女はいませんがな~あ。作品が書かれた30年前はまだいたんでしょうかねぇ・・笑い話みたいな作品ですがな~あ。
2013/12/26
コメント(0)
「十時半睡事件帖 庖丁ざむらい」に収録されまんがなーあ。初掲載は別冊週刊小説 1981年08月14日号でんがな~あ。 これも下級武士のお話でんがな~あ、無足組というのがあるんですなーあ、足がない、いや具足がない、具足をつけないで戦さに行く武士達でんがな~あ。まだその下があるというんですなーあ、御城代組というのあって、その下に足軽がいると言うんですなーあ、住まいも階級によって決まってると言うんですなーあ、士農工商の士だから、細分化されてるわけでんがな~あ。その無足組の中で、ひときわ大きい屋敷を構えるものがいた、国枝時右衛門というんですがな~あ、そ時右衛門のところに従兄弟の勘九郎の妻が金を借りに来たがな~あ、そして、2両ばかり借りていったがなーあ。この2人は本家と分家みたいなものでんがな~あ、だが性格は正反対でんがな~あ。時右衛門は、金にはシビアで、金貸しなどをしているようでな~あ。ケチエモンと呼ばれてますがな~あ、ケチって貯めた金を人に貸してというわけでんがな~あ。かたや勘九郎は、交際に金を使ってしまい受けがよく、奉行の役目を転々とするがな~あ、今度は台所奉行になった訳でんがなーあ。この2人には子供同士が愛し合った、時右衛門の倅と、勘九郎の娘が互いに一緒になろうと・・・という訳でな~あ。だが、親はそれぞれ、商人と一緒になれと縁談を進める始末であるがな~あ。それで、困った子供達は十時半睡に相談に行ったわけでなーあ。目安箱というの儲けられていて、その中に勘九郎から立場を利用して商家から金を借りて、返さない、また時右衛門は米相場に手を出しているとな~あ。米相場は御法度でんがな~あ。それで半睡は、ユニークな決定をした、家老も承認したので、万々歳だ!・・・・目安箱の1件で2つの家は取りつぶす、そして、子供達が一緒になって、1つの家を起こす、但し石高は2つの家の平均とするというお裁きでんがな~あ。まーあ、ユニークな発想のストーリーですなーあ、この発想が楽しいですがな~あわてはタイトルから、柔道のあわせって一本のイメージで読んでたがな~あ。ちがったなーあ(^o^)
2013/12/24
コメント(0)
「十時半睡事件帖 庖丁ざむらい」に収録されまんがなーあ。初掲載は小説宝石 1981年02月号でんがな~あ。 黒田藩には馬術指南が2人いたのだ、土岐と中之丸であり、それぞれの流派が交互に教えているのだ。2人は藩主に呼ばれたのだ、馬術奨励のためだ、馬を飼っている侍が増えないのが悩みの種だ、どこの藩でもその傾向があるのだ。それで、馬術奨励のために、殿は源平の宇治川の先陣争いに習って、武具を着けて大濠を馬で渡る馬比べの開催を提案して、それぞれの流派の息子が出場することになった。そして、それが評判になったのだーあ。壕は深い、武具を着けて、水を渡れば、馬は武具の重みで沈んで溺れるのだ。十時半睡は困ったものだ、宇治川の先陣争いは、あれは嘘じゃ、多くの侍が溺れ死んだわいという。それで、壕の深さを測らせて、出来るだけ浅いところを渡らせるように指図するのだ。開催は2ヶ月後となり、それぞれの子息が練習をするのだ、土岐の息子は溺れるものだから、だんだんと体が衰弱して行くのだ、妹か見かねたのだ、それで、息子と妹は中之丸の息の練習をこっそりと見にいったのだ、だが同じだった、溺れて気を失ったのを、2人が助けたのだ。これは、どうもならぬと互いに相談して、半睡に相談したのだ。半睡は衣類などを工夫して、出来るだけ水に浮くようにして乗り切れと言う、兜は重いので烏帽子にしろと助言して、何とか催しは成功して終わった。その後、馬で水を渡ることは禁止されてしまったのだ・・・・殿には、逆らえず、知恵を絞っての画策でんがな~あ
2013/12/23
コメント(0)
「十時半睡事件帖 庖丁ざむらい」に収録されまんがなーあ。初掲載は別冊小説宝石 昭和49年初冬特別号でんがな~あ。 「ちんちく塀に谷わくろう」と言う言葉が黒田藩にあるんだってな~あ。貧しき者達を指す言葉だそうで、塀が作れないので、珍竹で垣根を作って塀の代わりをする、谷わくろうは、XX谷という地域は下級武士が住んでいて、谷から蟇蛙が湧いてくるようだと言うので、こうした蔑みの言葉でんがな~あ。これは、その下級武士の物語でんがな~あ、下級武士は役目も感触なので、暇を持て遊んでいるがな~あ。それで、仲間内で賭け事をして、うさを晴らしているがな~あ。賭け事は禁止で酢が、たわいもないようなことにかけるのはお目に見られているがな~あ。衣笠小八郎もその一人だ、衣笠はかけこと事をうまく見つけて、お膳立てするのだ。小八郎は家に帰った、妻からお宝を言われた、今日は米切手の支給日、いわば給料日だ、それを金に換えて戻ってくるのだが、全て賭で負けてしまったのだ。残った金で、神社の富くじを買ったのだ。妻は、あきれ果ててしまう、暮らしをどうするのと言うのだ。だが、その富くじで小八郎は換えをしたのだ、辺り札の丁半で賭を募ったのだ、だが、意外にも勝っていたとみくじが2番札で500両という大金を当てたのだ。富くじは社寺の復興とかでたまにに許されるのである。だが、当たり札の名前も藩に報告されるのだ、十時半睡は小八郎が当たったので、それと注意していたのだ。周囲の羨望で、金も思うように使えず、妻は早く金がなく案ればいいと言う始末、小八郎も今までの賭もつまらなくなり、鉄火場に出入りして、早々と500両すってしまったのだ。ほっとした小八郎夫婦、もう賭はしないと、小八郎は誓うのだった、そして、鉄火場の出入りで、謹慎3ヶ月を言い渡されるのだ。しばらくはおとなしくしていたが、また誘われるにつれて、賭に手を出したのだ・・・容易に性格は変わらないと結んでいますがな~あ。まーあ、悪銭身につかずとか言い、宝くじがあったら、逆に転落してしまうと言われるがな~あ、果たしてそうだろうかなーあ、わても一度は当たってみたいものじゃな~あ。
2013/12/22
コメント(0)
「十時半睡事件帖 庖丁ざむらい」に収録されまんがなーあ。初掲載は小説宝石 1977年09月号でんがな~あ。 侍奉公がしたいというので、2,3年前に阿部家に世話してやった虎松が、十時半睡を訪ねて来たのだ、幼なじみの平六が殺されそうだというのだ。平六も、同じく中間として花房家に奉公しているのだ。阿部の妹が花房家に嫁いだが、家風に合わぬと言うので、返されてきたのだ、その供に中間の平六が付き添って来たのだ。阿部家のものは、平六に主人から口上を言うように、言われていないかと問いただすも、何も言われていないというのだ。ただ、送り届けてきてkちあだけのなだ。これはけしからん、馬鹿にしている、無礼だというので、平六の首を打って送り返せと主人は今にもしそうな気配だ、だが母が親類が集まって処遇を決めたらということになり、平六を丸刈りにして返したのだ。それで、うさを晴らしたのだが、戻された花房家では、けしからん一戦構えると、騒動になったのだ。つまらぬ意地の張り合いが高じて、大変な騒ぎになったのだ。それで、中間の虎松も丸刈りすることで、半睡はことを納めようとした、足軽になれるように計らうということで、落着しようとしたが、虎松は逃げ出したのだ。虎松行方不明で大騒ぎとなった、だが半睡の屋敷の茂みに隠れていたのだ、そして半睡はようやく諭して一件落着となった。ところが、もう侍奉公はこりごりだ、百姓に戻ると虎松は田舎に帰っていった、平六も同じように百姓に戻ったのだ。侍奉公は百姓の次男坊よりは増だと思って来たが、「何処も同じ秋の夕暮れ」と言うところかな~あ。武士以外は、人間扱いされない時代ですからな~あ。
2013/12/20
コメント(0)
「十時半睡事件帖 庖丁ざむらい」に収録されまんがなーあ。小説現代 1977年4月号でんがな~あ 御船方の鶴田小金吾は妻の浪江と新婚所帯だ、だが、しばらくは離れ暮らさねばならないのだ、玄海島の勤務に就くのだ、それが100日間なのだ、小船頭という役目の小金吾なのだ、まーあ、会社でもよくある話じゃな~あ。結婚とか、家を建てたりすると、単身赴任勤務を命じられたりするのはな~あ。小船頭は2人が勤務に就くのだ、そのもう1人が問題なのだ、竹林左司馬なのだ、婚礼の席で酔って暴れて迷惑をしたことがあるのだ。左司馬は浪江を取られたといって暴れたのだ。そして、船に乗って玄海島に向かう途中も左司馬は酒を飲んだ、それで足軽の市助が七とかなだめたのだが・・・そして事件が起きたのだ、左司馬が女を呼べ、酌をさせると、村の長の娘を呼ぶように、、市助に言ったのだ。そして、娘はやって来た、狼藉の左司馬を振り払うと、左司馬は刀を振り回した、そして止めに入った市助が斬られたのだ。市助の傷は深傷はなかったが、村の長の家で手当を受けることになった、左司馬もさすがに反省したようだ。だが、市助を左司馬は小金吾の名を使って呼び出したのだ、そして、小金吾は左司馬をたしなめると左司馬も斬りかかってきた、このままだと小金吾がやられると思った市助が左司馬を刺して殺してしまったのだ。事件を聞いた十時半睡が島に乗り込んできたのだ、切腹はならぬという、左司馬は酔って誤って死んだのじゃという裁きにしてしまった、そして、市助に遠島3年という刑を科した、その島は玄海島なのだ、島の長の娘と言い仲になっていたので、粋な計らいでんがなーあ。小金吾は役目を解かれて、3ヶ月の謹慎という処分にしたのであったがな~あ。どこに出もいるもてあまし者とのトラブルの話でんがな~あ。
2013/12/19
コメント(0)
「十時半睡事件帖 庖丁ざむらい」に収録されまんがなーあ。初掲載は週刊小説 1977年9月16日号でんがな~あ。 庖丁さむらいと似たような作品でんがな~あ。庖丁が鉋(かんな)に変わった話でんがな~あ。料理オタから大工オタクに変わったような作品でんがなーあ出世より細工物をしている方が楽しいという神谷卯八郎は、建寅という店の仕事場で細工物を作っている、娘のおしまがそれとなく、よくしてくれるのだ。だが、神谷は縁談が持ち上がっていて、身分が上の娘と結婚するのだ、その花嫁の家具の一つを作っているのだ。そして、所帯を持った、だが夫婦間は冷えていったのだ、学問や武道に励めという妻に、そっぽを向いてひたすら細工物を作るのだ。建寅の店先に出来た者が並ぶのだ、すこぶる評判がいいのだ。十時半睡も脇息を買い求めたのだ、安さと使い勝手の良さにご満悦だが、本業以外に精を出しているので、ちょいと危惧しているのだ。卯八郎の弟は逆に、兄に代わり学問と武道に励んでいるのだ、そしていつの間にか2人は出来てしまったのだ。そら、妻に触れなくなったらなーあ・・・・・妻は生身の女ですからな~あ・・そしてついに胎んでしまったのだ。それで、卯八郎は行き方知れずになってしまった、上方に行って細工物の修行に行ったのだーあ、お島が伴ってな~あ。神谷の家の方は、弟と浪江が一緒になって、大団円のお話になってるがな~あ。ちょいと説得力に欠ける作品でんがな~あ・・・ 果たして、こううまくいくものですかなーあ。こういう風変わりさが、異色でしてな~あ、わてには楽しくなってくるがな~あ。だって、わては「変なじじぃ」でんがな~あ。(^o^)
2013/12/18
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十四) 暗殺者」に収録されてまんがなーあ。剣客商売シリーズの二本目の長編でんがな~あ、それで、4回に分けて書きまんがなーあ。これが、最後ですなーあ、ちょいと結末は拍子抜けしたがな~あ「墓参の日」と「血闘」の章からなりまんがなーあ。小田切の住まいを突き止めたので、弥七は聞き込み行き、土地の目明かしから話を聞いた、何でも目付をしていた伊勢守の屋敷ということで、近づかない方がいいだろうというのだ。小兵衛は、三冬の実家の和泉屋に行き、武鑑を見せてもらって、伊勢守のことを調べたのだ、さらに、奥祐筆だったかつての門人の滝口彦右衛門を訪ねて、伊勢守が田沼によって目付を罷免されたことを知った。そして、大治郎が2月20日の田沼の墓参の供を仰せつかったというのだ、それで、小兵衛はこれだと思った、老中暗殺、それには大治郎が邪魔になる、それで波川に大治郎と対決させて、その隙に老中を討つという陰謀なのだ。そして、いよいよ当日なった、手はずは波川は大治郎のみを打ち取る、他の物は、小田切の指示で平山達手練れの物が、襲撃するというのだ。波川は伊勢守に眼をかけられた、父を亡くした後も、剣に励むように奨励を受けた、だが伊勢守は波川の母とできてしまったのだ。それを聞いて、動揺した、そして、ある日、他藩の侍と鞘当てのトラブルになり、2人を殺傷したのだ。伊勢守に江戸を去れといわれて、出奔した。そして、10年経って、戻ってこいといわれたが、波川は刺客に手を染めていたので、戻れなかった。そして、15年目で、伊勢守から呼び出しがあったのだ。伊勢守も変貌していたのだ、そら、歳月が経ったのだからなーあ・・・そして、襲撃の間際に、襲うのは老中と波川は解ったのだ、波川は大治郎に歯向かわず、小田切に向かって斬っていった、老中の駕籠には小兵衛が乗っていて、襲撃は失敗に終わった。その後、伊勢守は切腹して果てたのだった。一件落着でんがな~あ。波川は弓師加藤弥兵衛を訪れたのだ、伊勢守とのつなぎを弥兵衛を通じて取っていたのであった。母はどうなったかと尋ねたら、気が触れられたがこの屋の2階にいるという。この程度なら、妻に世話が出来よと連れて帰るのであった。波川は忠兵衛を裏切ることなど出来ない、大治郎に刃を向けることは考えていなかったという、誰を暗殺するのか知りたくて、乗ったのだというのだった。波川との対決があるかと楽しみに読んでいったのだが、意外な結末でしたな~あ。この事件を契機に、田沼が凋落していくのだーあ、このシリーズも終わりが近づいたようでなーあ。
2013/12/17
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十四) 暗殺者」に収録されてまんがなーあ。剣客商売シリーズの二本目の長編でんがな~あ、それで、4回に分けて書きまんがなーあ。3回目でんがなーあ、起承転結の「転」というところか~あ、この作品は抑えめで進んでますねぇ、波川周蔵を中心にな~あ。「頭巾の武士」と「忍び返しの高い塀」の章からなりまんがなーあ。小兵衛は松崎にわざと捕まった、平山が出てきて、二人で取り調べられた、これ以上無用と思った小兵衛は脱出した、この2人をやっつけることなど、朝飯前なのだ、弥七達にちょいと焦りすぎだといわれるのだ、息子の大治郎が気にかかり、いつもとは違う行動を取った小兵衛なのだーあ、やっぱり人の親か~あ。波川が書状をもらって呼び出しを受けた、頭巾の侍に小田切が送籍していた、頭巾の侍は松平伊勢守であった、秋山大治郎を斬ってもらいたいとの以来だ、母のことを考えたら、断れぬはず、返事は3日後にといわれたのだ。それで、波川は亀右衛門を訪ねて、断った仕掛けを請け負ったのだ、金より妻と子をどこか安全なとこへと頼んだのだ。小兵衛は再び忠兵衛を見舞いにいったら、入れ違いに波川が出てきたのだ、それで、弥七と傘徳に尾行を頼んだのだ。弥七達は波川が亀右衛門のところにいるのを突き止めたのだ、その波川は見事にやりで一突きで、刺客を果たしたのだ、亀右衛門は隠れ家は用意してある、すぐにでもお移ししましょうというのだ。小兵衛がまた忠兵衛を見舞ったときに、今度は波川と道ですれ違った、秋山先生ですねと声をかけて来た、会話を交わすと、果たして、波川が大治郎を殺そうとしている、これは思い違いではないのかと疑いを持った。一人で不二楼に現れた小田切を弥七達が尾けて、小田切が帰った屋敷を見届けたのだ。さーあ、佳境には入って来たがな~あ、どうなるのだが、わくわくしてきたがな~あ。
2013/12/16
コメント(0)
「十時半睡事件帖 庖丁ざむらい」に収録されまんがなーあ。初掲載は週刊小説 1976年09月13日号でんがな~あ この作品を初めて読んだときに、あららん、こんな主人公が登場したのかと思ったがなーあ。マイペースを貫く生き方の人間がな~あ。伊丹市之進は、勘定方の勤務だ、それといって特徴はないが、ただ、魚河岸に出向いていって、魚を買って来て、料理するほど、凝っているのだ。同僚との宴会は料亭を使わず、伊丹の家で、伊丹が庖丁を振るうのだ、その方がいい物が食えるのだ。フグは蔵田藩では禁制だ、だがこのフグを手に入れて、振る舞ったのだ、そして集まっていてフグを食べた、数人が毒に当たったのだ、だが毒の量が少なかったので、大事に至らなかった、この件は内々に処理された、だが伊丹は止めようとしないのだ。伊丹は派閥争いのどちらにも組せず、マイペースを保っているのだ。勘定方の上司が替わった、そうすると、今までのやり方が改められたが、伊丹はそれに反発したのだ、あの伊丹がなーあと話題になった。上司にたてついたので、伊丹は左遷で、長崎行きを命じられた。周囲は落ち込んでいると思ったが、伊丹は長崎は卓袱(しっぽく)料理の本場だ、堪能できると楽しいにしているという。これを聞いた十時半睡は、今までにない侍だと、つぶやいたのだなーあ。わても、この主人公に似た生き方をしたがな~あ。出世を狙っても、たかが知れてる、先が見えるがな~あ、それなら、楽しもうとな~あ。
2013/12/15
コメント(0)
「十時半睡事件帖 庖丁ざむらい」に収録されまんがなーあ。初掲載は小説宝石 昭和51年8月号でんがな~あ。 足軽の悲哀と言うものにスポットを当てたもの悲しい作品でんがな~あ。福岡藩には、足軽が約千にいて、20組に分けられて、物頭が20に人が、采配を振るんですがな~あ。その中の一人が梶原勘兵衛でがなーあ、威張るタイプの人間で、十時半睡は気に入らないタイプじゃがな~あ。屋敷の庭の手入れに足軽を使うがな~あ、つまり役目を利用して使役に使うわけですがな~あ。そのなかに、丈吉という若者がいたがな~あ、梶原の娘のお光というのが、言いよるんでんがなーあ、まーあ、淫乱タイプですかなーあ、そら、身分が違うから丈助は困り果てるがなあ。その現場を女中の告げ口で、勘兵衛に見つかって仕置きを受けるがな~あ。当時の屈辱的なパターンですなーあ、時代劇ではよく使われるがな~あ。三回回ってわんと言えとな~あ、お前は犬じゃというわけでんがなーあ、でも上には逆らえない丈吉は、痛め付けら後に、犬の真似をさせられるがな~あ。。それから、2人が駆け落ちをしてしまうのじゃがな~あ、だが、金を使い果たして捕まるがな~あ。勘兵衛に、丈吉は言うがな~あ、覚悟は出来てる、首を打つなり、勝手にしろとな~あ。奏せ、人間扱いされない赤らとな~あ。そして、その首は見せしめのために、3日晒された。足軽達は恨みの声を上げるが、身分の違いの故、泣き寝入りじゃがな~あそれから、1ヶ月ほど経過して、梶原の屋敷から火が出た、屋敷は全焼した。これは、放火だと勘兵衛が言い、勘兵衛の身内が火盗賊改めなのだ、それで、丈吉の弟の猪平を捕らえて、拷問にかけるのだ、だが、猪平は舌を噛んで死んで新弟子亜mった。目付の藤十郎の報告で、半睡が乗り出したが、後の祭りだったのだ。そして、放火は私だとお光が自白したのだ、父の仕打ちへの犯行だったのだ・・・だが、この事件では、梶原は裁かれないのだ、それが武士道なのだ、お光ともに梶原は自害して責任を取ったのだ。2つの足軽の命が失われた事件なのだ、怒ってもそうしようないという階級制度を描いた、悲しいお話ですがな~あ。タイトルの「怨」の字に、それが感ぜられたがな~あ。
2013/12/14
コメント(0)
「十時半睡事件帖 庖丁ざむらい」に収録されまんがなーあ。初掲載は別冊小説宝石 昭和49年初冬特別号でんがな~あ。 九州は黒田藩の人々の物語でんがな~あ。一日のうち半分は居眠りをしているようだというので、十時半睡問い名がつけられたとか、半睡は総目付の職にある、いろんな役職をこなして、家督を息子に譲って隠居したが、再び召し出されたのだ。60才半ばで、よろず相談役係というところがなーあ。倅は弥七郎で30半ば、江戸詰を終えて、戻ってきて勘定方の役に就いている、お夏という妻がある。その弥七郎が8両も出して、父への土産に刀の鍔を買ってきたことから、事件が起こったのだ。でも、父への土産に、8両ねぇ、約80万ですよ・・ちょいと感覚がくるうなーあ。鍔には、狛犬が描かれ、尾張の名工の作ですがなーあ。それで、その鍔を刀にはめようと、刀屋を呼んだのだ、そしたら、20両で買おうというのだ。売る気はないと断ったがな~あ。そして、鍔を見せてくれ、買いたいと久世という侍がやって来て50両出そうという、またもや馬杉という侍が来て、同じように譲ってくれと言う、。そして、馬杉は騙して、鍔を持って行ってしまった。そして、倅の弥七郎が談判に言ったら、鍔は返せいないが、その代わり、家宝の名刀を持って行けと渡されたのだ。刀屋吉兵衛の主催で、鍔の会というのが開かれて、鍔を集めるという収集家の集まりだ、馬杉と久世が双璧で、コレクションも残り1枚ととなっているのだ、干支12枚を集める馬杉と、花12枚を集める久世が、それぞれ後1枚となったのだ。ところが、どちらも相手に負けたくないと、競い合うのだ、これに目をつけた吉兵衛が猪の鍔を手に入れた、それで、2人に300両という法外な根で売りつけようとしたのだ。久世はもう手が出ると、馬杉の家に押し込んで斬り合いの騒動に発展したがな~あまーあ、マニアなんて、そんなものですがなーあ・・・喧嘩両成敗で、1ヶ月の閉門、家禄も削られて、コレクションを取り上げられて、一件落着だ~あ。法外な値で売りつけようとした、刀屋は不問とされたがな~あ。タイトルの意味は漁夫の利ですがな~あ。民話から来ているんだそうですがな~あ。鴫が蛤を食おうと、開いた貝にくちばしを入れた、蛤は防御のために貝を閉じた、鴫も蛤も身動きできなくなった。それを見た、漁師が鴫も蛤もとってしまったというお話だとさ。ちょっとひねった感じですがな~あ。白石一郎という作者のは、一風変わっていて面白いがな~あ。かつて、読んで印象に残っていたのでなーあ、今度はこの作品を読み直すことにしたがな~あ。
2013/12/13
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十四) 暗殺者」に収録されてまんがなーあ。剣客商売シリーズの二本目の長編でんがな~あ、それで、4回に分けて書きまんがなーあ。2回目ですがなーあ、「蘭の間・隠し部屋」と「風花の朝」の章を読んだがな~あ。 波川周蔵を襲った、小田切と平山とが不二楼で話しているのだ、波川のいなくって、行方が解らないというのだ。小田切は必ず波川を味方につけるというのだ、襲ったのは腕試しというわけだ、行方が消えたというのだ、小兵衛は稲垣忠兵衛を見舞ったのだ、そしたら、波川を見かけたのだ、波川が見舞いに来て帰ったと稲垣から聞かされたのだ。稲垣は3年前に心の蔵の病で苦しんでいたところを、波川に助けられて、それが縁で交際が続いているというのだ。小兵衛は不二楼を訪れた、主人の作兵衛は、小田切が来たときは隠し部屋を使って、盗聴していたのだ、そして、頭巾の武士との小田切との会話から、秋山大治郎暗殺のことをきいて、不安になるのだ。波川が刺客になるというのだ、これは手強すぎると思うのだ。その波川は、萱野の亀右衛門のところにいたのだ、妻子を安全なところに移して欲しいと頼むのだった。不安になった小兵衛は、弥七を使って、小田切が不二楼に現れるの待って、つけさせたのだ。浪人の平山のねぐらを傘徳がつけて、見届けたのだ。それで、小兵衛は出かけて、平山の住まいの辺りを徘徊していたが、波川に斬られた浪人の松崎に見とがめられた、そして、わざと捕えられて、様子を見定めようとしたのだ。
2013/12/12
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十四) 暗殺者」に収録されてまんがなーあ。剣客商売シリーズの二本目の長編でんがな~あ、それで、4回に分けて書きまんがなーあ。その1回目ですがな~あ。「浪人・波川周蔵」の章でんがな~あ。 香具師の元締の萱野の亀右衛門が浪人の波川周蔵に、殺しを50両で頼んでいるが、今は金が欲しくない、子供と遊ぶ方がいいと乗ってこないのだ。小兵衛は波川が高田の馬場で、襲われる現場を見た、3人も男が飛び出してきて、その内の浪人二人が斬りつけた、しかし1人を斬った、浪人達は敵わないと逃げ去った。小兵衛は波川は相当の腕前と見て取ったのだ。小兵衛は波川を真崎稲荷の近くで見たことがある、そのとき波川は子供と遊んでいたのだ。波川は妻の静と4才の子供との暮らしだ、そして5年前に静と一緒になった、静の父ときに、波川が言い出して一緒になったのだ。そして、波川は妻にここを引き払うというのだ。何か、追手にかけられていると言うのが解るがな~あ。さーあ、どんな事件かな~あと興味津々でんがな~あ。小兵衛は不二楼にご無沙汰していたので、主人が心配しているというのを聞いて、訪れたがな~あ。そのときの客が、あの波川を襲った物だったのだ。小田切という剣術の先生らしいというのが、不二楼の主人の答えだった。興味津々のイントロでんがな~あ。わくわくして来るがな~あ.
2013/12/09
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十三) 波紋」に収録されてまんがなーあ。 小兵衛は横山正元と一緒に料理茶屋をしていた、通り過ぎて行った舟に内山文太が女と乗っていたのだ。横山は女は岡場所の女でお直だという、75才の文太が女と小兵衛は思った。文太は小兵衛の兄弟子で、10才上なのだ。文太は娘の嫁ぎ先の井筒屋にやっかいになっているのだ、主人の作兵衛が現れて、文太が行き方しれずになったというのだ。それで、小兵衛は弥七を連れて、お直のいる岡場所の店に行くと、文太と足抜けした下というのだ。だが、身請け両が置いてあったというのだ。井筒屋に文太の使いの者が文太からの手紙を届けてきた、番頭が後をつけた、田中屋と旅籠に入ったという。それで、小兵衛は田中屋を見張ることにした。文太の姿が見えた、そして舟に乗ったときに、小兵衛も飛び乗った、そして文太から事情を聞いたのだ。40年前に、文太を訪ねてお静という女が道場にやって来たことがあったのを小兵衛は覚えている、何か曰くあったのだろうと・・・文太はその女のお静と出来てしまったのだ、お静は内山家の跡取りの嫁になる女だった。文太は剣の道に生きたく、家督を弟に譲ったのだ。だから、弟の嫁ということになる、だが静は文太の子を身ごもった。弟は承知で、子供を引き取ったのだ。だが、静は子供を連れて、内山家を出て行ったのだ。だが、静も死に、その子のお清は子供を産んだが、その子ももらわれていった。それがお直なのだ。文太は娘の命が危ないという、お清は中村小平太と暮らしていた、そして小平太は死んだ、お清は田中屋に助けを求めて、それで、文太が出張ったのだという。お清も病に倒れて、お直が看病しているというのが現状だ。小平太は200両の金を持っていた、それがかつての仲間達に狙われていたのだ。そして、3人の浪人が押し入った、待ち受けていた小兵衛がやっつけた。お直は横山が診察して、快方に向かった、そして、横山がお直と一緒になるというおまけ付けまであるハピーエンドでんがなーあ。ところが、ほっとしたのが、文太がぽっくりと死んでしまって、小兵衛はショック受けてしまうのであるがな~あ。どうもな~あ、的が絞れいない作品じゃがな~あ・・・兄弟子のショックがとってつけた見たいに感じるがな~あ。
2013/12/07
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十三) 波紋」に収録されてまんがなーあ。 浪人の中沢春蔵に十両で悪いやつをたたきのめしてくれとの依頼を受ける、命を取らずとも良いというので、引け受けた。相手が料亭が出てきたので、棍棒でなぐった、酔っていたせいもあり、簡単に気絶させたのだ。そして、町人の平吉から、金をもらったのだ、大治郎に借金をしていた、中沢は大治郎に金を返しに言ったたのだ。中沢は牛堀道場の門人で信望も厚かった、3才になる子供が狂犬に噛み殺されて、そのショックでおかしくなった、妻は狂乱して命を絶った。それから、酒に溺れ始めて、身を持ち崩していったのだ。大治郎は金を返しに来た中沢に、あなたほどの腕が何とか父と相談してと言うが、中沢は聞き流している。そこに、笠原先生が亡くなったと知らせが来たのだ、料亭を出たところを心臓の一突きで、あの腕のいい先生がというのだ。状況を聞いて唖然とする中沢、自分が気絶させた後に、命を取った、騙されたのだと解り、それから平吉の足取りを追うのだ。中沢の表情とか行動に何かあると感じた、小兵衛は弥吉、傘徳に見張らせたのだ。中沢は執念で、平吉の行方を突き止めた、平吉は道場主の高橋又十郎に頼まれたのだ、江戸を売るから手切れ金をと道場に行った、中沢も現れて、騙したなと争いになった。そこには小兵衛達も駆け付けて、一件落着となったのだ。だが、中沢は無罪では済まず、島流しの刑を受けた、刑戻ってこいと、暖かく手をさしのべるところで幕でんがな~あ。笠原先生は「仕法家」としての、評価が高くて、老中田沼にも信頼されていて、小兵衛は老中から紹介された関係なのだ。この仕法家というのが、よくわからなかったがな~あ。この作品も、ちょいと的がわかりにくいがな~あ。何か、消化不良になったがな~あ。
2013/12/06
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十三) 波紋」に収録されてまんがなーあ。 笹屋は小兵衛がかつて道場を構えていたときの近くの店で、巻狩せんべいは小兵衛の好物だ、この前に行ったときに後妻のお吉を紹介された、娘に養子を迎えていたが、まだ子が生まれないのだ。そのお吉を船宿の鯉屋で見かけたのだ、そして連れがあった、横堀喜平次なのだ。横堀は中西弥之介の道場で食客として剣術を教えていたが、独立した、中西は横堀は道場主に向かないという、師範代として教えているのが似合っているという、そして、3年後にその心配が現実となった、弟子を斬り殺して、道場を捨てて去ったのだ。その、横堀がと思ったので、小兵衛は鰻売りの又八に後をつけさせて、居所を突き止めて見張らせたのだ。町人を痛め付けている浪人2人を小兵衛果たしなめた、一人は長虫の甚九郎だったのだ。その街。その甚九郎が横堀を訪ねたのだ、これは何か企んでいると察知した小兵衛は、弥七が不在なので、文蔵のところに持ち込んだ。そして、甚九郎の居場所を見張ることにした、医師の横山正元の家を利用したのだ、そして、横堀が現れた。横堀達が仲間を集めて向かった先は笹屋だったのだ、お吉が手引きして、戸を開けたのだ、待ちかまえていた、小兵衛達がやっつけて、一件落着だ。何と、養子とお吉が主人を亡き者にしようとしていたのだ、主人の養子いびりがひどかったのだ、妻をなくしてからの主人は人が変わったのだという。タイトルから察すると、器でない男が道場主となるとどうなるか・・・ 自分の地位を守るために、強い物を避けて・・・。なるほどなーあと思う語り口であったがな~あ。
2013/12/05
コメント(0)
赤かぶ検事シリーズ「黒ゆりは殺しのメッセージ」に収録でんがな~あ。1991年にカドカワノベルズで刊行されたがな~あ。 凄いテーマでんがなーあ、阿部定事件を思わせる殺人な~あ、死体は、ペニスが切り落とされていたという。この手口で3人の男が殺されたのだ、女の犯行か? という出だしでんがな~あ。そして、3つの事件には共通点があった、「おみくじ付き釣り書」が絡んでいるんだってな~あ。これには、あっけにとられたがな~あ、自動販売機で釣り書が。千円で売られている。男の写真とか、釣り書に書くようなことが記載されていて、気に入れば、電話連絡をする。電話を受けた男は、デートに応じると2千円以上のプレゼントをするというのだ。そして、被害者の3人は、この釣り書の男達なのだという、一流大学、上場企業に勤めることが釣り書を出す条件名のだという。まさに、漫画ですがな~あ。それで、犯人と思われる女性を逮捕するために、おとり捜査が成されるのだ。その追っとりに志願したのが、行天煌子の夫の珍男子なのだーあ。5人目の女性になって、どうやら犯らしいのだ。・・・そして、解決するのだがな~あ、ちょっと馬鹿馬鹿しすぎてしまったな~あ。釣り書のアイデアだけは、面白かったがな~あ。
2013/12/04
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十三) 波紋」に収録されてまんがなーあ。 大治郎は、見舞いに行った帰り道に襲われた、矢が飛んできたのだ、それを交わすと、2人が襲って来た、一人は内股を効いた、もう1人は顔の左側を斬った、騒ぎになったので、襲ってきた者は逃げ去った。大治郎は小兵衛に報告すると、家を出るところから見張られていたのかも知れぬといわれた。襲った浪人で顔を斬られたのは、関山百太郎であった、桶屋の女房のお米と楽しんでいるのだ、亭主の七助がいきなり上がってきて、関山の腹に出刃を突き刺して逃げたが、追った関山は絶命してしまった。七助は腹違いの弟の岩戸の繁蔵のところに駆け込んだのだ、そして繁蔵は七助を匿うのだ。繁蔵は後妻との間に生まれた、女郎上がりの母が家出をしてしまったのだ、七助に面倒を見てもらったのだ。だが、七助が嫁をもらったが、どうも繁蔵と折り合いが悪いのだ、それでたまりかねて、家の金を持ち出して、出たしまったのだ。その後、ばったりと再会したのだ、繁蔵は賭場のいざこざで井上権之助に左腕をばっさり斬り落とされたのだ、。そして、七助は女郎上がりのお米と一緒になった。だが、お米は関山をくわえ込んだのだ、とうとうたまりかねた手、出刃を突き刺したのだ。繁蔵は様子をうかがいに行った、そして井上権之助を偶然見かけたのだ、それで後をつけて、岡部阿波守の屋敷にはいるのを見届けて、弥七に報告したのだ。井上は手配中だったのだ。大治郎は長って来るのを待ち、わざと隙を作った、そして、道場が狙われて矢が飛んできた、さらに、数名がなだれ込んできた、矢を射たのは井上だ、二の矢を射ようとしたところを小兵衛に見つかり、捕らえられた。襲った者達も、縛り上がられて一件落着と言うことだ~あ。井上に100両出して、大治郎を襲わせたのは、岡部であったのだ、以前に大治郎に恥を掻かされた遺恨なのだ。無謀に馬を進め、老人を痛め付けようとしたのを、成敗されて、見物人の笑いものになったことの意趣返しだった。小兵衛は繁蔵に、金を出して、何か商売に就くようにと更生させようとするおまけがついてるがな~あ。これは、岩戸の繁蔵のお話ですがな~あ。でもな~あ、大治郎襲撃とのトピックのバランスが取れてないがな~あ・・・
2013/12/03
コメント(0)
赤かぶ検事シリーズ「黒ゆりは殺しのメッセージ」に収録でんがな~あ。1991年にカドカワノベルズで刊行されたがな~あ。『野生時代』1991年9月号&12月号に掲載 山荘でAVの撮影だ~あ、本番の撮影でんがな~あ。それを張り込み、現行犯逮捕で乗り込もうとしているのが、赤かぶ検事と行天煌子警部補達でんがなーあ。警部補から、赤かぶ検事に説明が入る、プロダクションの社長、28才の美貌の女はディレクターなのだ、主演はまだ16才くらいの少女のマドンナだ、目薬がマドンナの眼にさされると、眼がぱっちりしてくる。これも、演出の一つだ、主演の男優は鈴口というのだ。ここでこだわりが出るがな~あ、鈴口とは、男性の性器の亀頭だってなーあ、知らなんだな~あ。大名屋敷の入り口から転じたのかな~あ。そして、いよいよクライマックス、本番撮影だ、待機している別働隊が踏み込む、その寸前、山荘は真っ暗になった。そして踏み込んだときは、主要な者はいなかったのだ、そして、マドンナが死んでいたのだ。ここまでが、迫真で面白いがな~あ、ここからはいつものように、テンポが代わり・・・というパターンでんがな~あ。社長と、ディレクターは手配される、そして押収したビデオから、1本凄いのがあって、女が処刑されて、心臓にナイフを突き立てられて、殺されるシーンが移されている、社長が逮捕されたが、演技だとい井、トリックを説明するのだ、まさか本当に殺すところ撮影なんてあり得ないという。鈴口が自首してきて、殺す現場を見たというのだ。そして、処刑された女の死体が発見されたのだ、女は前のディレクターだったのだ。だが、死因は刺殺ではなかった、目薬によるショック死だという、だから、死体にナイフを突き立てたことになる、この場合は、犯罪とはならないのだ。目薬は目を開かせるアトロピンと言う薬と、媚薬が混ざっていたという、この媚薬が死に至らせたのだという・・まーあ、いろいろとな~あ、知識が増えましたがな~あ。目薬を使わせたディレクターも死に至るとは思っていなかったようなのだーあ。処刑された女は社長が飽きて、今のディレクターに乗り換えたということだ~あ。結構、絵になる作品だなーあと思って読んでたがな~あ。女が撮影に絡んでるんだな~あ。
2013/12/02
コメント(0)
赤かぶ検事シリーズ「黒ゆりは殺しのメッセージ」に収録でんがな~あ。1991年にカドカワノベルズで刊行されたがな~あ。『野生時代』1991年7月号&8月号に掲載 赤かぶ検事の松本の官舎に夜中に泥棒が入った、黒ユリが1本落ちていて、取られたものは、安物の指輪だけで、現金にも手をつけられていなかった。黒ユリは人の恨みを表すという、検事という職業が狙われたのか?そして、第2の事件が起こったのだ、泥棒と台所で鉢合わせたらしく、医師の若妻が殺されたのだ、黒ユリが現場に残されていた。医師が不在の日の出来事だったのだ。黒ユリは、どこから持ち込まれた、これが解れば事件の解決になると調べさせたのだ。黒ユリは紫がかった褐色だが、真っ黒な黒ユリなのだ、どこの産なんだろうか?・・・・行天燎子警部補が第3の事件が起きたと行って来たので、検事は警部補と現場に向かう、高級マンションの一室で、28才のOLでブティックも経営しているという、外車を持ちセレブの生活だ。マンションから出るときに上から、コンクリート片が落下、あわや当たりにそうになる、落とした者は逃げた・・コンクリート片には女の髪の毛が埋められていた、生活反応がないB型の・・・この辺でなーあ、だいたい読めてきたがな~あ。医師が妻を殺したんでは内科という疑惑が大きくなったな~あ。そして、医師の生活暴露されてくるがな~あ。医師は学資を結婚を条件に女の親に出してもらった、だが看護婦と出来て姉妹、妻とは離婚、殺された妻と一緒になるがな~あ。妻の親の財産が目当てでな~あ。まーあ、さらに、男が医師になるために、女とその父を騙したことの因果などが絡んでくるがな~あ。黒ユリは農学試験所で培養されている黒ユリだったのだ、それを盗み出して、犯行現場に置いたのだった。ダハッハ、凝ってますな~あ・・・・・和久作品は前半は楽しんですがなーあ、途中からトリックが見えだして、不自然なつぎはぎをしますがな~あ。
2013/12/01
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十三) 波紋」に収録されてまんがなーあ。 小兵衛は傘徳に呼び止められた、囮を使っての張り込みだという、弥七も一緒にいた、それで、手伝うことにしたのだという。囮は15,6の少女で、浪人がやってくるのを待つ言うのだ。浪人は山口為五郎という、同心の永山を殺したというのだ。弥七は永山の下で働いているのだ、それだけにぜひにでもお縄にしないと気が済まないのだ。その囮の少女を見て、小兵衛は驚いたのだ、かつて小兵衛のところにいたおたみという女中とそっくりなのだ。妻が死んだ後の小兵衛は、おたみと関係を持ってしまったのだ、だがおたみは、24両あった中から10両の金を持ち出して、いなくなってしまったのだ。少女の年から、考えると、わしの子ではないと小兵衛は安堵するのだ。少女は山口の娘だというのだ、地蔵堂の堂守の嘉平と一緒にいるというのだ。山口が永山を殺したというのは、弥七が使っている岩戸の繁蔵からもたらされたのだ。永山は、様子のおかしい男2人を咎めて争いになり、斬られたのだ。繁蔵は呼び出されて、茶店に行った、そしたら、待ち受けていた山口が襲ってきて、斬られた、二の太刀を浴びせようとしたときに、小兵衛が妨害して追い詰めた、山口は逃げたが、走ってきた馬を避けられずに死んでしまった。駕籠が嘉平のところに現れて、山口の配下の男達が娘を連れ去ろうとしたが、弥七達に取り押さえられた。嘉平を呼び出したのは、六助だった、繁蔵に情報をもたらしたのは六助だった、それで六助は山口が捕らえられていると思ったというのだ。六助も嘉平も山口のところにいたが、嫌気を飛び出したのだ、おたみは山口のところにいたのだ、子が出来て仕方がなく、山口の子としたのだ、実は嘉平の子だったのだ。だが、娘は母親から父親は、武士だと聞かされていて、小兵衛のイメージを与えていたのだった。まーあ、ちょいと、複雑なお話でんがなーあ、山口浪人の死に方が、ちょっとあっけなさ過ぎるがな~あこの話は、あまり乗れないにがな~あ、小兵衛が道場を開いていたときの、手慰みの思い出の話ですかな~あ。
2013/11/30
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十二) 十番斬り」に収録されてまんがなーあ。若き侍の永井源太郎とおふくがむつみ合ってる、、おふくはもうそろそろ戻らなければと源太郎に言う、源太郎は未練たっぷりだ、源太郎は戻っていく、源太郎は薬種屋の啓養堂の用心棒なのだーあ、夜に押し込みに備えて、警護をするのだーあ。盗賊の2人が、源太郎を見張っていて、どうしても片付けなければと、浪人が後をつけて源太郎の後ろから斬ろうとする、小兵衛がそれを察知して声をかけた、そして斬りかかる浪人を小兵衛が退治したのだ、小兵衛は、若者の名前を聞いて驚いたのだ、辻斬りをして、断絶になった旗本永井十太夫の息子だったのだ。小兵衛を恨みには思っているどころか、迷惑をかけたというのだ。心当たりはない、だが、父のことで、いろんな人から恨みを買っているのでという。断絶の後、源太郎は母方に身を寄せた、だが母の死後、辻斬りをした息子と言うことで、ひどい仕打ちを受けて飛び出した、剣の師匠のところに身を寄せたが、師もなくなっていまい、師に使えていた、老僕のところに身を寄せた。そして、畑仕事などをしていたが、その後、用心棒の仕事を獲たのだ、おふくは、老僕の姪で御家で子供と暮らしているおふくのところに預けたのだ。そして、いつの間にか2人は男女の関係になったのだ。小兵衛は、源太郎に見張りをつけた、弥七、傘徳がその任に当たるのだ。店は狙われていたのだ、女中が引き込みとして入っていて、清五郎とつなぎをつけているのだ。清五郎は用心棒の手強さを親分に報告して、腕利きの浪人が源太郎を狙ったのだ。ついに源太郎が外出した、弓の稽古に行くのだ、行き先は解っている女中がつなぎをつけた、浪人がやって来て、源太郎に襲いかかった、それを待っていた小兵衛が浪人お相手をした。こうして、源太郎を襲った一味は捕らえられて、思わぬ大物盗賊が縄になったという次第だ。そして、源太郎はおふくと一緒になり、於福の家から、夜になると用心棒に通ってくるのだというその源太郎と於福の取り合わせに周囲が驚くのだという、美男の若者と子連れの年増、それも見てくれのよくない女とな~あ。むふふ、それだから、世の中は面白いのかも知れぬな~あ。
2013/11/29
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十二) 十番斬り」に収録されてまんがなーあ。 大治郎は老人が中間に因縁をつけられているのを見た、だが老人は石を拾って投げて、これが中間の鼻に命中、そして、持っていた棒で、中間を打ち据えた。中間が小女を手籠めにしようとしていたのを、他に人がいなかったので助けたというのだ。女は気を失ってなって倒れていた。その件から、大治郎は何度か老人を見かけて、蕎麦屋で一緒にするようになった。老人は高橋三右衛門と名乗った、貞岸寺に住んでいるのだ、父の小兵衛に離すと、老人は面倒くさがるものだ、まーあ、それとなく付き合ってやれと言うのだ。そうは言っても、気になる小兵衛は貞岸寺の住職と知り合いだったことで、老人のことを聞くと、山本半之助といい、預かりの身で、敵に追われているというのだ。橋本又太郎の父を殺したので、追われているというのだ。それを、小兵衛は大治郎に離すと、大治郎は驚いたのだ、又太郎をよく知っていたのだ、それで、大治郎は苦悩の末、今日にいる又太郎に手紙で知らせた。老人は、見かけた大治郎の様子が違うのを察知したのだ、老人はこの前の中間に見つかって、襲われたのだ。浪人を3人ほど連れてきていたのだ。大治郎が助けたが、老人は姿を消してしまった。今日から手紙が来て、又太郎が他界したのだ、もう逃げることはないのだ。敵を持つ、追われる者の恐怖を描き出した作品じゃったなーあ
2013/11/28
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十二) 十番斬り」に収録されてまんがなーあ。 辻道場の仲間が年に1度集まって酒を酌み交わす、今では小兵衛を入れて4人になってしまった。小兵衛と同じ年配ものがほとんどだ、1人だけ40半ばの矢村孫次郎がいる。毎年、集まりが終わった後で、小兵衛と矢村が弥七のところに泊まるのだ。ところが、今年は姿を見せなかった、欠席の場合事前に連絡を寄こすのだ、それもないのだ。 気になった小兵衛は、弥七ともに矢村が身を寄せている寺を訪れた、和尚は喜んで集まりに出かけたという。それで、矢村がいつも土産に買ってくる饅頭屋に行くと、矢村は女連れで来たという。矢村は女嫌いで通っていた、幼き頃母が父と矢村を置きざりにして出て行ったからだ。店のものは女の住まいを教えてくれた、それで弥七は探りを入れると亭主持ちだという。そして、その女の家に忍び込むと、地下に通じていて、矢村は縛られてツルされていた、それを助け出し、帰ってきた浪人と女を捕らえたのだ。矢村は人違いされたのだった、盗賊に似ていたのだった。その盗賊に弟を盗賊の意趣返しだったのだ。女は矢村を凋落して、酒に薬を入れて、身動出来なくしたのだった。そして、親分が江戸に来るまでの間、縛り上げて、監禁していたのだった。矢村は似ていたのは、ひょっとしたら、私の弟かもしれないなんてと言い出すのだ。あまり、インパクトのない作品でしたがな~あ
2013/11/27
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十二) 十番斬り」に収録されてまんがなーあ。 小兵衛が宗哲のところに、碁を打ちに行った、村松太九蔵という鍛えられた浪人がを診ていた、もう余命幾ばくもないという、やることがあるというので、命を長らえるために薬を処方したという。小兵衛は村松太九蔵の名を聞いたことがある、20年前村松道場というのがあった、師範が死んで、その息子が、5人の侍と斬り合って、道場を立たんで江戸を去ったという、その決闘は語る継がれるほどのものだった。それで、小兵衛hは精のつく料理を持参して、村松を訪問したのだ。無頼の浪人が十数名、たむろしていて済んでいて手がつけられないという、2人が女を襲った、それを咎めた村松は浪人を斬った、浪人達は香具師の為吉をつるんで、押し込みをしようとしていた。その為吉を、傘徳が見つけてつけると、浪人のたまり場に入っていった。斬られた2人の1人が、死んだ仲間を担いできて、住まいも解っているというので、一同は村松の住まいを襲った、そこに小兵衛達が駆け付けて、浪人達を成敗したが、村松は息を引き取ったのだ。やっかいになった和尚宛に遺書を残していた、女のことで決闘して江戸を離れて20年、流浪の果てに戻ってきて和尚に世話になった。だが、無頼の浪人の悪さを放置しておけず、命のある限り切り続けるという。小兵衛が最期を看取るシーンは長谷川伸のお涙頂戴のシーンでんがなーあ、十数名と戦うシーンは圧巻ですがな~あ。
2013/11/26
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十二) 十番斬り」に収録されてまんがなーあ。 真崎のおこもさんと呼ばれている乞食がいた、小兵衛も時折、金を恵んでいた、前身は何だったのどうと思わせる乞食だったのだ。その乞食が惨殺されて発見された、武士の犯行のようだ。大次郎が旅から帰り、その知らせを聞いた、旅立ったその日に乞食を見かけたのだ、15才くらいの少女と一緒にいて離していたのだ、少女は老人の子供みたいに思われたのだ。それで、見かけた場所に行ってみると、少女が飯屋に入っているのを見かけたので、大治郎も入って、酒を注文して、様子をうかがった。どうやら、店にに住み込んで店の手伝いをしているのだ。それで、この土地の親分の馬道の清蔵にこのことを離して、一緒に店に行った、店の主人は少女を連れた老人が入ってきて、江戸は久し振りだというので、何とか力になってやろうと思ってた。そしたら、少女を店においてくれという、それで、使ってみるとよく働くのだ。老人は月に一度くらい会いに来るだけという、少女は老人の子供だという。少女は老人が死んだことは知らないので、知らせないでくれと行って、店を出た。その帰りを、清蔵と同業の岡っ引きの子分がつけてた、清蔵はそれを知っていて、自分の家に大治郎を連れて行った、尾けられていることを話し、逆に尾けさせるのだ。なんと、旗本の溝口丹波守に入っていったではないか・・・・・同業の岡っ引きのから、このことから手を引けと、50両を差し出されたが、清蔵は断ったのだ。清蔵が大治郎のところに来たときに、丹波の家来が浪人を雇って、押し入ってきた、だが、大治郎は相手を退治して、1人を捕らえた、それは家来だったのだ。このことを、田沼老中に報告して、処断を委ねたのだ。生島用人から聞かされたのは、老人は丹波の上の兄であった、出奔して行方不明になったのが江戸に戻ってきて、それで、手切れ金を要求したのだという。それだけでは済まぬと思った丹波守が抹殺を計ったのだという。またまた、武士道残酷物語ですかねぇ、大治郎が道場で、押し入ったもの達と争うシーンは圧巻でしたな~あ。
2013/11/25
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十二) 十番斬り」に収録されてまんがなーあ。 小兵衛は鬼熊で飲んでいて、横になって寝ていた、浪人2人が話いた、酒好きの浪人のほうが、文教堂の妻と出会い茶屋で楽しんだ話を、自慢げにしているのだ。小兵衛は文教堂と聞いて、これはと思うのだ、文教堂の主人は亡き妻の弟の福原理兵衛なのである。その妻のお米は兎唇で男が好むような女ではないだーあ。それで、小兵衛は疎遠になっている、文教堂を訪ねて、それとなく様子を伺うのだ。小兵衛はおはるのことで、理兵衛を起こらしたのだ、よりによって孫みたいな娘を、それでは姉が可哀想だというのだ。それだけ、姉重いの弟だったのだ、訪ねてみたら、様子が変わっていたのだ、お春のことを認めてくれる口ぶりだったのだ。その理兵衛が、小兵衛の隠宅に現れた、妻のお米がは外出したときに、吉野家治助に男と出会い茶屋でと言われて、金で解決できると強請られたという、供の女中が悲鳴を上げたので、その場逃れたが、いずれといわれたという。それで小兵衛に相談に来たのだ。小兵衛は既に手を打っていて、調べ上げていたのだ。お米と情を通じた浪人は高砂新六で、一緒に飲んでいた浪人の田島文五郎が話を聞いて、治助のところに持ち込んだのだ。治助は現場を押さえて乗り込もうと但馬と茶屋に待機していたのだ、そして新六が女と一緒に茶屋で情を通じている時に乗り込んだ、そしたら女は違っていたのだ。女はお店の女将には違いはなかったが・・・新六は何をすると治兵衛に詰めよったとき、斬られた。小兵衛が乗り込んで、但馬を斬り、弥七が治助を捕らえたのだ。女は文教堂の近くに住んでいたことがあり、お米の名を語ったんだろう・・となーあ、ちょっと間の抜けた作品でんがなーあこんな、魅力のない女房だから、理兵衛はちゃんと女を囲っていて、子供まで儲けてあったのを小兵衛が見て頷くのだーあ。
2013/11/24
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十二) 十番斬り」に収録されてまんがなーあ。 小兵衛は平山源左衛門から果たし合いの手紙を青木昌之助から受け取り、承知したと答えた。七年前に小兵衛は平山と試合をした、平山は井関道場に逗留していて、強すぎて道場では太刀打ちできる者がいなかった、田沼の御前試合で、井関から平山と立ち会ってくれと言われて、小兵衛は受けたのだ。そして、そのときは、小兵衛が勝ったのだ、力量は互角だったのだ。それで、負けた平山は再度の立ち会いを希望して、去ってついにそのときが来たのだ。小兵衛は指定された場所に向かうのだ、途中で浪人2人が、白い猫を斬ろうとしていたのをたしなめたのだ。無頼の浪人は仲間を連れて、小兵衛を追ってきたのだ、小兵衛は余分な労力は使いたくないので、隠れて逃げた。そして、果たし合いに刻限を告げる寺の鐘が鳴ったのだ。小兵衛はしまった、こうしてはおれぬと約束の場所に向かったが、追ってきた浪人達9人と戦う羽目になった。平山は病の限界に来ていて、最後に小兵衛と立ち会って、どれだけ出来るかと気力をふり絞っていたが、鐘が鳴ると、倒れて死んだのだ。小兵衛が駆け付けたときは、冷たくなっていた、平山の立ち会いの青木昌之助は、小兵衛を非難しようとしたが、戦った後の異様な姿を見て取った。青木は、平山の同門の男の倅だった、父に死なれた後、一緒に連れていたのだった。白い猫は、小兵衛の妻が昔飼っていた猫にどこか似ていたのだ。動物が、効果的に使われてますな~あ、鬼平犯科帳では犬が効果的に使われるお話があったがな~あ。
2013/11/23
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十一) 勝負」に収録されてまんがなーあ。 小兵衛は船宿の「鯉屋」で、おはるの船を待っている、女将から橋場の冨五郎親分の薦めで、隠し部屋を向けたといわれ、小兵衛はぜひ見たいという。そこに、町人と侍が客として、入ってきたので、女将に隠し部屋に通すようにしてもらって、話を盗み聞いたのだ。男の顔には見覚えがあり、小野田万蔵だったのだ。町人は万蔵に供の男を気絶させるて来ればよいと言うのだ、それで20両、前金の10両を万蔵はもらった。万蔵は辻道場に稽古に来ていた、15才だった、そのときの小兵衛は20才だ、そして万蔵を可愛がっていた、、万蔵の父が死んだ、それで万蔵は兄からお前はもらい子だと聞かされたのだ、父は万蔵の可愛がっていたので、兄は面白くない、父が死ぬと兄の態度が変わるがな~あ、そして、万蔵は出奔してしまった。その顔を今見たのだった。狙われているのは、藤方屋宗兵衛である、宗兵衛の母のお順が月に一度、墓参をする、そのともに宗兵衛がついていくのだ。藤方屋は代々剣の修行に道場に通うのだ、宗兵衛は牛堀道場に通ったことがあるのだ。その墓参の日に浪人達がに駕籠かきが倒された、そして宗兵衛が駕籠から出て、浪人と対決として、やっつけるが、万蔵には歯形立たない、そこに、小兵衛が登場して、万蔵をやっつけるのだ、先の駕籠にはお順が乗っていたが、これは大治郎が保護していて、一件落着だ~あ。犯行を企てたの、数年間に店の金を使い込んだ番頭で、お順を誘拐して、金にしようとしたのだった。万蔵に、お上の手が回ってる、20両ある、これを持って逃げろ、落ち着いたら訪ねてこいといって、見逃すのだ。弥七も事情を知っていて、よござんすと、お目こぼしをする人情話ですなーあ。万蔵は、旗本が女中に手をつけて生まれた子で、奥方の悋気が強くて、小野田家にもらわれたのだ。産んだ母は、お順だったのだ、お順は藤方屋で働いて、先代の目にとまり、藤方屋の嫁となった、そして宗兵衛を産んだのだ。だから、万蔵と宗兵衛は兄弟なのだ、だが、万蔵はそういう事情も知らぬ・・ ここまでしつこくしなく手も、いいような気がするがな~あ。
2013/11/22
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十一) 勝負」に収録されてまんがなーあ。 川上角五郎とであった、後添いをもらうことになったという、還暦の男の茶飲み友達として話が持ち込まれたのだが、これが前半の御家さんだという。菓子屋の京桝屋の御家さんだという。それで、うきうきしているのだ、川上は30俵のあまり豊かではない御家人だ、17才の息子がいるのだ。小兵衛は、京桝屋の嵯峨落雁が好物なのだ、それで落雁を求めに、店に行ったのだ。主人は養子なのだ、妻の母親のお崎が健在で、店のことを仕切っていてるのだ、だが、縁談お話があって乗り気だというのだ。ちらっと、30過ぎの女が顔を出したが、妻の妹で戻ってきたという。それで、川上はこの女と一緒になれると、わくわくしているのだ、だが、母親が自分に持ち込まれた話だと乗り気になっているという。それで、小兵衛は川上に、勘違いだと話してやった、後家さんが2人いててとなーあ、川上は何、あの頑固な婆さんと血相を変えて飛び出していった。そして、それから一週間後、川上は男達に襲われたのを、通りがかった助けてやった。これは、京桝屋のお崎が、話を持ち込んだ男からの話を聞いて、30俵に馬鹿にされたのかと、その腹いせに香具師の男を使って痛め付けようとしたのだった。だが、やられてしまったので、私が乗り込むと出かけていったのだ。ところが、話がまとまって、持参金200両で、川上のところに縁づいたのだ。川上が、お崎のなくなって亭主によく似ていたからだ、京桝屋の主人に紀伊って納得するのだった。剣術のシーンがないなーあ、別に剣客商売で、取り上げることもない話ですなーあ。
2013/11/21
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十一) 勝負」に収録されてまんがなーあ。 産後の経過もよく、三冬は初めて外出をした、呉服屋のよって、夫の着物や小兵衛、お春の両親にも着物を誂えたのだ、秋山家のの菩提寺に参詣して、その帰り道の出来事だ。男が武士に追われて逃げていた、男は通りがかった女を人質にして、空き家に立て籠もった。その男は、何と三冬が井関道場にいたこ路、稽古をつけてやった岩田勘助だったのだ。勘助は小笠原家の足軽であった、小笠原家から勘助を含めて井関道場に数名稽古に来ていた、だが、勘助が強くて、他の家来達は歯が立たなかった。勘助のことを蟇蛙といって馬鹿にしていた。だが、勘助に敵わないので、稽古に来るのは勘助1人になった。道場の者も、勘助を相手にしない、師匠の病が重くなってからは誰も勘助の相手をしない、それで、三冬は相手をしてやった不遇の境遇が似ていたから同情したのかも知れない。ある日の勘助は稽古に身が入らなかった、訳を聞いても答えないのだ、帰りの供を勘助がして、団子屋に入った、そして、勘助は三冬の手を取って、唇をつけて吸ったのだ。三冬は無礼な行動にも、怒らなかったのだ。その日、勘助は小姓を斬って逐電したのだ、お尋ね者となったのだ。その勘助が今、立て籠もっている、聞けば、女の髪を斬り、帯を斬った、それを見とがめた侍達が追ったのだという。三冬は家に入って、勘助に声をかけた、女を離してやってくれと、勘助は応じた、三冬に首を打ってくれと言う、だが、今は人妻となりそれは出来ると、女を連れて去った。その後、大次郎の話から、勘助は割腹して果てていたという。それを聞いた三冬の眼に熱いものがが・・・余韻たっぷりの終わり方、いいですねぇ・・・でも、悲しいお話ですねぇ、腕が立ち、身分が低いといびられという事実な~あ。
2013/11/16
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十一) 勝負」に収録されてまんがなーあ。小兵衛は大治郎には奴どもの名をといわれて困る、大治郎は小太郎というのだが、どうも気に入らぬのだ、それで、兄弟子で、今は悠々自適の暮らしをしている松崎助右衛門を訪ねるのだ。大治郎が生まれたときも相談した相手なのだ。駕籠で、松崎邸に向うと途中で、小兵衛を下痢の腹痛に襲われて、駕籠を下りて、茂みに駆け込んだ。そこで、男達が、隠宅に押し込もうと相談している連中の話を偶然聞いてしまう。浅野幸右衛門の遺金が千何百両とある事まで知っているようである。男は浪人と町人だった。松崎はあいにく留守で、引き返して、弥七にところに行く途中、蕎麦屋に入った浪人が2人いたが、1人は確かに、茂みで話していた奴だ。押し込みの日も聞き取っていたので、お春を外にやり、押し入ってくるのを待って、やっつけて捕らえたのだ。話を持ち込んだのふぁは、煙草屋の仁助だった、博亦場に出入りするように金貸しをしたいと言い出すので、母のおふくは幸右衛門の話をしたのだ、諭すつもりで話をしたが、金があるのに目をつけて、博亦場で知り合った浪人に話を持ちかけて、この顛末となったのだ。おふくは、松崎の老僕の庄五郎の姪で、庄五郎からこの話を聞いていたのだった。そして、小兵衛は孫の名前をすると、松崎は小太郎はい名だといい、小兵衛も諦めたという次第だ~あ。小兵衛が腹を下したり、ちょいとうろたえるシーンは面白いがな~あ。でも、幸右衛門の話を気軽に話すとも思えんがな~あ。???
2013/11/15
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十一) 勝負」に収録されてまんがなーあ。 笠間の城主牧野越中守が谷鎌之助を召し抱えたいというのだ、越中守は大治郎にご執心で大治郎に話があったが、宮仕えはどうもと断ったので、採用の条件として、秋山大治郎と試合をして勝つことが必要なのだ。大治郎は田沼のお声掛かりなので、試合は断れない。父の小兵衛は負けてやれと言う、また、妻の三冬も負けておあげなさいませというのだ。谷の師匠の高崎忠藏までが、相手が大治郎では勝ち目はないというのだ。村田屋徳兵衛が大治郎を呼び止め声をかけてきたのだ、話を聞くと谷に勝ちを譲ってくれと言うのだ、そして100両出したが、大治郎は受け取らなかった。村田屋の娘がごろつき浪人絡まれているところを、谷が救ったことがあり、その縁で、娘と谷は仲良くなり、夫婦になったのだ。だがら、娘婿の出世に関わることなので、頼みに来たのだ。そして、試合当日となった、大治郎は迷いが生じていて、すっきりとしないのだ、そして、それが元で負けてしまったのだ。だが、周囲の者が谷が秋山に勝てる筈がない、これは義父を使って買収したのだという噂が立った。大治郎と村田屋が料亭に入っていくのを見たものがあったのだ。谷は、大治郎に父と会いませんでしたかと問いかけた、大治郎はありのままを話したのだ。それで、もう一度立ち会ってくれと言うので、大治郎は応じた。そして、今度も負けた、だが今度はわざと負けたのだった。そして、三冬が男の子を産んだという知らせが入り、喜びのシーンで終わりまんがなーあ。これも、長谷川伸の世界を見ているようじゃな~あ・・・・人情咄でんがな~あ・・・チャンチャン
2013/11/14
コメント(0)
文春文庫「剣客商売(十一) 勝負」に収録されてまんがなーあ。 町人と侍二人が対決して板が、町人の方が迫力があって優勢だ、それを小兵衛は見守っていた。町人が侍の顔を切った、もう1人は呆然として立ちつくしていた、傷の手当てもしてやれない、これが今の侍なのかとあきれかえる。だが、小兵衛は飛び出して、手当をしてやった、阿部壱岐守の家来だたのだ。小兵衛はその帰りに、煮売り酒屋に入った、そのときの男が浪人と入ってきたのだ。その浪人を見て、小兵衛は驚いたのだ。かつての弟子の弟子の黒田精太郎だったのだ。小兵衛はこの黒田を可愛がっていたのだ、大治郎がが京都に修行に出て不在だったので、余計に可愛かったのだ、筋も良くいずれはと思っていたのだ。だが、この黒田が徒然姿を消したのだ、医師の家に押し込んで、3人を惨殺して金を奪って逃げたのだ。それで、小兵衛は黒田の後をつけたのだ、楠屋という宿に入っていたのだ、それで文蔵に後を頼んで小兵衛が引き上げた。そして、弥七と文蔵から、報告を受けたのだ、樟屋は紹介が止めない旅籠で、大阪の津乃国屋の紹介だという。また、阿部の下屋敷では賭場が立っているのだという、賭場を仕切っているのが、香具師の巣鴨の藤兵衛でその配下の貝野の太平次が取りしきっているのだという。町人は藤川の仙助だというのだ、それで、仙助と黒田に見張りががつけられたんだ。丸屋の勘蔵が妾宅に向かう途中、黒田と仙助に襲われのだ、そこに小兵衛が現れて、邪魔をした。師匠の顔を忘れたのがというが、向かってきた、小兵衛はやむを得ず手にかけたのだ。捕らえられた、仙助から全てのことが解ったのだ、津乃国屋から丸屋の殺しの引き受けて黒田はやって来たのだ、そして手助けにと紹介されたのが仙助だという。黒田は丸屋をやった後で、太平次をやるつもりだったという、かつて、賭場でイカサマで絞り上げられた恨みがあったのだというのだ。愛弟子が、悪に染まって馴れの果て、手にかけるというお話でんがなーあ・・・まーあ、長谷川伸の世界によくある奴ですなーあ・・
2013/11/13
コメント(0)
全699件 (699件中 351-400件目)