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文春文庫「鬼平犯科帳(五)」に収録されてまんがなーあ。 鬼平は天神谷の喜左松が藤沢にいるというのを捕らえた手下から聞き出したので、久保田源八と粂八を藤沢に派遣したが、探索中に源八が消えてしまったのだ。その源八を忠吾の叔父が見たというので、見かけた場所を調べると、源八が見つかったのだ。だが、源八は記憶喪失になっていて、鬼平の顔も覚えていないという。そして、家に連れて戻るが、妻も覚えていないというのだ。それで、発見されたときは百姓の身なりをしていた、菅笠に「とみ」の文字が読めた。それで、とみやを手がかりに、藤沢当たりを聞き込むと、茶店の親父が源八を覚えていた。編八は手紙を茶店の親父に言付けて、粂八に渡すように頼んだという、粂八が留守だったので、番頭に届けたというのだ。その旅館が盗人宿だとわかり、やがて、天神谷一味は捕らえられたのだ。日妻の文造が、源八を棒で殴ったが、とどめを刺さなかったので、源八は助かったのだが、記憶が喪失してしまったのだ。源八は妻にも離婚されてしまった、だが、鬼平は源八を内勤にして源八を使ったのだ。そして、源八は以前とは別人のように、よく喋るようになったという、妻も貰って、平和な生活に戻ったとさ!記憶喪失の同心のお話でんがな~あ。
2013/01/16
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赤かぶ検事シリーズの3冊目ですがな~あ。これが初の長編でんがな~あ。「野生時代」の53年9月号に掲載された「プリアモスの秘宝」を改題したんですがな~あ。そら、発掘者のシュリーマンの秘宝の方がわかりやすいでんがな~あ。読んだののは、角川文庫版でんがな~あ。400ページ超える長編でしたーあ。 高山の豪華ホテルのスイートホームで宝石商が殺されて、外人が容疑者として逮捕された。宝石バイバイのトラブルが元での殺人との疑いが、そして、もう一人外人が絡んで居たのが解った。その外人と会って調査するために、赤かぶ検事がハンブルグに向かうのですがな~あ。随行には柳田警部が同行するというわけだがな~あ。ミステリーの要素より、観光案内とシュリーマンの発掘した財宝の歴史とかで、かなりの部分が取られてるがな~あ。パリ、ハンブルグ、ザルツブルグ、ミュンヘンと巡る紀行小説な感じで、間延びした感じでしたな~あ。海外旅行に興味がある人にはいいだろうが、わてには冗長的な作品でしたな~あ。そして、「紅いサソリ」なる、ゲリラ組織に赤かぶ検事が誘拐されて、容疑者釈放と要求が突きつけられるとなーあ。そして、娘の葉子もこの事件に関わりドイツにやってくるとな~あこのシリーズは法律が絡むので面白いがな~あ、これは単なるミステリーでした、ドイツ旅行記的ファクターが強いがなーあ。
2013/01/15
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赤かぶ検事シリーズの「呪いの紙草履」に収録のでんがな~あ。「野生時代」の昭和52年7月号に掲載。赤かぶ検事と捜査で一緒になる柳田警部補が結婚して、高山から京都に新婚旅行に出かけたのだ。ノミの夫婦ですがなーあ、スタイブックから抜け出したような美人と小柄な刑事ねぇ、ちょいと面白い取り合わせんでんがな~あ。その妻が、突如居なくなったんでんがな~あ、夫がシャワーを浴びて、出てみると妻の姿はなかったという。妻には8年も付き合っている恋人が居て、その男が2年前に結婚しても関係が続いていたという。その男も、京都に仕事できているという、2人でどこかにと言う疑いが出てkちあがな~あ。そして、身代金の要求があったがな~あ。前作で登場の戸隠の屋敷を掘り起こせて、埋蔵金を掘り出せとなーあ。前作の「呪いの紙草履」の黄金伝説がからんでまんがなーあ・・・・ちょっと、これはネタ切れみたい感じの作品でしたがな~あ。埋蔵金であららんと思わぬ方向に展開してな~あ、ちょいと興ざめでんがな~あ。ノミの夫婦のネタは面白かったがな~あ。
2013/01/14
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文春文庫「鬼平犯科帳(五)」に収録されてまんがなーあ。岡部の宿で隠居暮らしの瀬音の小兵衛は、昔の知り合いの福住の仙蔵が大阪に向かう途中に立ち寄った。そして、小兵衛の一人息子の幸太郎が、大変なことになっていると聞かされて、確かめに江戸に出てきたのだ。小兵衛は息子の幸太郎を、鶴の忠助に頼んで、堅気の数珠屋に貰って貰ったのだ、子がなかったのだが、子が出来ると、幸太郎への態度が変わったのだ、よくある話でんがな~あ。それで、そのうちに女に誘惑されてしまったのだ、猿塚の千代という30名ほどの手下を抱える女賊なのだ。幸太郎を色気でたぶらかして、間取りを聞き出して、押し込もうという算段なのである。急ぎ働きで、押し入った先は皆殺しという残忍な盗賊なのだ。おまさが小兵衛とばたり出会い、おまさが手伝いを頼まれるのだ、おまさから全てを聞いた鬼平が、手配りをして、猿塚の千代一味を御用にすると言うお話ですがな~あ。千代は40を超えた女だが、凄い色気で、若い幸太郎を手玉に取ってしまう、女とは恐ろしき生き物よと結んでいますがな~あ。幸太郎は父と一緒に岡部に帰って暮らしているという、ほっこりとした結末になってるがな~あわては、岩下志麻のイメージを抱きながら、読んでたがな~あ
2013/01/14
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赤かぶ検事シリーズの「呪いの紙草履」に収録のでんがな~あ。「野生時代」の昭和51年7月号に掲載。大正池で男のバラバラ死体の胴体が発見された。おちんちんは切り取られていた。さらに、腕が発見されたが、指がない、頭部が発見されたが、顔がない、耳がないのだ。つまり、死体を判別できる部分が全て切り取られているのだ。耳って、個人の判別に有力なんだな~あ、それで、正面と側面の写真を撮るんだって、参考になったがな~あ。やがて、身元が割れて、警察官だったがなーあ、赤かぶ検事が名古屋時代、住まいが近くで、かみさん同志が知り合いだったようで、殺された男の妻から離婚の相談を受けた矢先だったという。借金で家計は火の車で、夫からの暴行の跡が見えるんだなーあ、借金を咎めると、口出しするなとなーあ。女が出来たと言うんではなくて、部下の借金を肩代わりしたりするんだって、外面がよくて、内面夜叉と言うやつでんがな~あ。怨恨から、犯人を追い、かつての逮捕の記録から、有る男が割り出されたがな~あ。だが、裁判の途中で死んだので、打ちきりとなっていたがな~あ。ところが、死んだはずの男が生きていたというんでんがな~あ、死亡診断書のねつ造ねぇ・・・ちょっとトリックがなーあ。ちょっと、リアリティに欠けるかな~あ。まま、興味本位のぱらぱら死体がな~あ、ぞっとさせますがな~あ。
2013/01/12
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文春文庫「鬼平犯科帳(五」に収録されてまんがなーあ。古河の冨五郎の配下の鹿川の惣助と寝牛の鍋蔵とが押し入る先の話をしていたのを、乞食坊主に聞かれたのだ。この坊主はは鬼平と同門の井関録之助のなれの果てなのだ。2人は話を聞かれたことがばれたら、お頭から制裁を受ける、つまり殺されるというので、坊主の後をつけて、寝込み襲ったが歯が立たなくて、引き上げてきた。それで、これは殺し屋に頼むしかないと殺し屋の元締めの羽沢の嘉兵衛に依頼したのだ、お頭には内緒と言うことで、百両と言うことで引き受けてくれた。百両を工面するために、2人は急ぎ働きをして、金を作ったのだ。そして、殺し屋が坊主を殺しに向かった、そして、殺し屋は高杉道場の門下生で菅野伊助であり、井関が面倒を見てやった男なのだ。それが、落ちぶれて、殺し屋に成り下がっていた。それで、着ていた衣を渡して、犬の血をつけてやったように見せかけたのだ。井関は鬼平を訪ねて、相談したのだ、そして、2人に尾行がつけられて、冨五郎一味が揃って押し込むときに、御用としたのだ。菅野を目こぼしすることを井関は平蔵に頼んだ、それで、事件解決まで平蔵の従兄弟の三沢の家の預けたのだが、自害して果てていたと言うことだ~あ。生き恥をさらして、生きるよりは潔くと言うことか~あ。知り合いにあって、ますます稼業が嫌になったのだろうな~あ。井関録之助登場の作品でんがな~あ、ちょっとやり過ぎの感があるがな~あ。吉右衛門のシリーズのTVこの井関を演じていた、夏八木勲はぴったりはまっていた役だったな~あ。
2013/01/11
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文春文庫「鬼平犯科帳(五)」に収録されてまんがなーあ。間取りの万三のお話でんがな~あ、大工で普請したところの間取りを盗賊に売って礼金を稼いでるのだーあ。その万三は労咳だーあ、娼婦のお元の胸に喀血した、お元の父も労咳だったので、それほど嫌がらなかったので、お元を見受けてして、死に水を取って貰おうと決めたのだ。そして、手元にある数枚の図面を売って、まとまった金にしようと、大和屋の金兵衛に仲介を頼みに行った、金兵衛は蓑火の喜之助の元で働いていた盗賊だが、今では足を洗っているが、図面の仲介だけはしてくれるのだ。万三が大和屋にはいるのを、密偵となった大滝の五郎蔵が見ていて、鬼平に報告、監視の目が付いた。金兵衛は鈴鹿の弥平次の二代目に売り渡そうと話を持ち込んだが、二代目は先代と違い、急ぎ働きの残忍な盗賊だった、それで金兵衛は殺されて、万三の図面が奪い取られようとしていた、間一髪と言うところに鬼平が乗り込んで、御用と言うわけだ。そして、万蔵は一切を告白した、鬼平は余命の短いのを見て取って、好きにしろと放免するという、粋な計らいで終焉を迎えますがな~あ。大滝の五郎蔵の密偵としてのデビュー作ですがな~あ。鬼平の捌きに五郎蔵が涙するとな~あ。こういうところが、受けるんでしょうな~あ。
2013/01/10
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文春文庫「鬼平犯科帳(四)」に収録されてまんがなーあ。 残忍な殺し方で、夜鷹が次々と殺される、手がかりはないのだ。乳房をえぐられt、陰部を切られるというすさまじいものだ。遊郭、岡場所と当時の遊び場所の説明があり、夜鷹は取締の対象なのだ。町奉行は、夜鷹を取り締まる手間が省けてと、あまり捜査に積極的ではないのだ。それで、鬼平が乗り出すが、おとりを使うより方法がない、それで彦十と相談し、おまさが囮になるのだ。平蔵が一緒に見回るときだけ、囮となるのだが、平蔵が手が離せないと時、彦十とおまさがこうどうしたのだ、だが襲われて、おまさは斬られたのだ。傷は対したことなく、再び囮になった、今度はうまくいき、平蔵が犯人と対決する、そして、犯人は逃げた、彦十が後をつけて、犯人を突き止めた。何と、旗本だったのだ、ある程度の地位に就いているが独り身の男、妻は他界、息子は死んでしまっていた。その死に方が、女郎と心中をしたのだった、そして、息子を奪った女郎に憎しみ覚えての犯行となったのだ。このストーリーは、犯人を追い詰めていく、プロセスがなかなか味もあるものでな~あ。また、囮になるおまさの心情もよくでていましたがな~あ
2013/01/09
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赤かぶ検事シリーズの「呪いの紙草履」に収録のでんがな~あ。「野生時代」の昭和52年5月号に掲載。最初に覗きのシーンでんがなーあ、刑事が覗きでんがな~あ。張り込みのための見張りだが、横のホテルの男女をのぞいているのだ。密輸宝石の運び屋の女を赤かぶ検事と見張っている、様子がおかしい・・・そして、その女がマンションで死体となって発見されたのだ。ドアと居間が監視されていた、税関から刑事がぴったり着いていた、女以外に誰も部屋に入ったものはない。密室状態だ、ただで前と洋服を届けに来た洋装店の女主人とが訪ねてきただけだった。女の過去から、そいて、訪ねてきた2人、また刑事がのぞき見したカップルと捜査の糸はつながっていく。なかなか、サスペンスに飛んでいて、トリック崩しが面白かったがな~あ。興味津々の出だして、ついのめり込んだがな~あ。
2013/01/08
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赤かぶ検事シリーズの「呪いの紙草履」に収録のでんがな~あ。「野生時代」の昭和52年5月号に掲載。最初に覗きのシーンでんがなーあ、刑事が覗きでんがな~あ。張り込みのための見張りだが、横のホテルの男女をのぞいているのだ。密輸宝石の運び屋の女を赤かぶ検事と見張っている、様子がおかしい・・・そして、その女がマンションで死体となって発見されたのだ。ドアと居間が監視されていた、税関から刑事がぴったり着いていた、女以外に誰も部屋に入ったものはない。密室状態だ、ただで前と洋服を届けに来た洋装店の女主人とが訪ねてきただけだった。女の過去から、そいて、訪ねてきた2人、また刑事がのぞき見したカップルと捜査の糸はつながっていく。なかなか、サスペンスに飛んでいて、トリック崩しが面白かったがな~あ。興味津々の出だして、ついのめり込んだがな~あ。
2013/01/06
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文春文庫「鬼平犯科帳(四)」に収録されてまんがなーあ。 大滝の五郎蔵が密偵になるプロセスでんがな~あ。左馬之助が越後からの帰りに、偶然に敵討ちに出くわすのだ、親の敵と大滝の五郎蔵を狙った与吉が、逆に殺されるのだ。盗賊の争いと見て、左馬之助が江戸まで、五郎蔵の尾行しながら戻ってきて、平蔵にいきさつを告げるのだ。そして、五郎蔵の行動には監視の目がついたのだ。五郎蔵は蓑火の喜之助の元で修行を積んで、独立したのだ、五井の亀吉と2人頭で盗賊団をつくったのだ、頭が2人いるのをならび頭というんだそうでんがなーあ。蓑火の教えを守り、殺めずという盗みなのだ、ところが、一同が集まったときに亀吉が姿を見せないのだ、それで、残ったもので盗みの計画を立てた。ところが、その亀吉の息子の与吉に、親の敵と狙われたのだ。伝八という配下は、錠前の凄い腕を持っているが、いつも女を犯すして、掟を破るのだ、五郎蔵は、一度窘めたことがあるが、そのときの恨みで奴が亀吉をやって、俺の仕業に吹き込んだのと思った。何としても、汚名を晴らさねばと思い、伝八を探し回るもだ、ようやく見つけたが、仲間も既に伝八についていて、五郎蔵は窮地に陥る。そこに、平蔵達が乗り込んできて、一網打尽だが、五郎蔵に亀吉の敵を取らしてやるのだ、伝八と勝負をさして、打ち取るのを見届けるのだ。そして、その後五郎蔵は、平蔵の密偵になるという、五郎蔵のデビューの作品でんがな~あ。TVの吉右衛門のシリーズな~あ、この五郎蔵をやってる役者が、わての描くイメージとミスマッチでなーあ・・五郎蔵が出てくると、しらけてますがな~あ。このタイトルはちょいとピーンと来ませんあーあ、解りづらいがな~あ。
2013/01/06
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「やがての蛍」に収録された7話の最後でんがな~あ。ここで、猿投十四郎と彦の市のコンビの終焉となるのかな~あ。ちょいとラストはあっけなくて、つまらんかったな~あ。市井の事件の解決がこの小説の魅力だったがな~あ。最後は貧乏公家の討幕運動のなーあ、決意みたいなもので終わってしまってますがなーあ。彦の市はついに実態を明かしたがな~あ。市隠と言う、市井に放たれた隠密でんがな~あ。倒幕の動きを察知して報告するという役目ですがな~あ。それで、公家の十四郎に張り付いて居たんでんがな~あ。この役目が嫌になった、そして討幕運動の一員に加わるという終焉でんがな~あ。あららん、これで、興ざめしてしもうたわいな~あ。トピックは貧乏公家の借財を救ったことでんがな~あ・・・・それから、その公家と十四郎が倒幕の仲間とな~あ。この作品は公家の実態が解りまんがなーあ・・・、それが収穫だったかな~あ。公家の悪口を言うとき、個別の公家の名を出さずに、そのグループ名を言うんだってな~あ。花山院家、日野家などな~あ。そして、公家の所得は家領からの禄米と蔵米だって、家領はその家が持つ領地からの収入でんがな~あ。蔵米はお上から支給される扶持で、30石3人扶持だってさーあ、領地を持たない公家は蔵米だけなので生活は苦しいんでんがな~あ。それで、家宝を売り繋いで糊口をしのいでいるという有様でんがな~あ。だから、書画骨董の流出の経路を辿れば、以外な歴史が解るかもだって・・・この作家、こういうところに強いので読んでますがな~あ。情感とかは、やっぱり平岩弓枝の方がええがなーあ。ちょいと汁気にかけるような感じの女流作家でんがな~あ。
2013/01/05
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赤かぶ検事シリーズの「呪いの紙草履」に収録のでんがな~あ。同タイトルでんがな~あ。「野生時代」の昭和52年4月号に掲載。舞台は高山から白川街道を北に70kmの、2500人くらいの集落でんがな~あ。この地は、帰雲城の黄金伝説の有る辺りだ~あ。埋蔵金発掘に狂った、学校の教頭の家に紙草履が投げ込まれた。紙草履は足封じで、呪いの意味を込めたものだ、この地方の伝説だ~あ、だから、事件となった。そして、次々と紙草履が投げ混まれて、町はパニック状態だ。それで、警察が動くのだーあ。埋蔵金発掘に狂った教頭と、埋蔵金のあると思われる山の地主の戸隠家とは、発掘を巡って争っているのだ。発見されれば、発掘者と地主が折半となると言うのだ。そして、とうとう死者が出た、またまた教頭の家に投げ込まれて、妻がそのショックで死んだのだ。さらに、その家の娘が吊り橋から落ちて死んだのだ、土地の者が落ちるなんて考えられない、他殺の疑いがもたれて、赤かぶ検事が乗り出したのだ。やがて、戸隠家の当主が首をつって死んだのだ、と謎をはらんでおもしろさが抜群ですがな~あ。まーあ、35年前にの作品ですから、こうした山間の閉ざされた世界の呪いとか、伝説とかは結構あり得るように思えるんでんがな~あ。今読み直すと、ちょっと感じがちがったなーあ。過去のお話として、読んでしまいましたな~あ。でも、わくわくして読みましたな~あ。ちょっと智恵の遅れた子供が絡んだりな~あ、閨をもてあましていると妻とかな~あ。いろいろと道具が揃ってますがな~あ、結果を知ると、やっぱりあっけない感じでんがな~あ。
2013/01/04
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赤かぶ検事を読む「古銭はもの言わぬ証人」 赤かぶ検事シリーズの「疑わしきは罰せよ」に収録の作品でんがな~あ。「野生時代」の昭和51年2月号に掲載。 まずは、下半身が裸の女性の死体が発見される、以上局部が腫れ上がっている、暴行の後絞殺されたと判断された、死体のあった部屋から寛永通宝のコインが発見されて、片方がきれいなのだ。高山のホステスをしている女が殺されたのだ、と興味をそそる事件発生でんがな~あ。そして、名古屋の歯科医が3人組の男により、土地転がしを使った巧妙な鷺にあって、6000万だまし取られる、シーンが語られるのだ。騙す手口の巧妙さが、なかなか参考になるがな~あ。高山郊外の土地をえさにした詐欺なのだ。先ずは、最初に儲けさせておいて、つぎにどっぶりとだまし取るという手口なのだ。土地業者、買付会社の人間、そして地主と3人が、それぞれの役割を演じるのだ。主犯格の男の女が殺されたホステスで、詐欺に協力しているのだ。歯科医により詐欺の被害が出て、3人が手配される、そして犯人は3人の内誰かと捜査が始まるが、意外にも歯科医が範囲として、逮捕されてた。裁判で、赤かぶ検事の相手の弁護士が、なんとまーあ、娘の葉子なのだ、法廷の親子対決というサービスもありまんがなーあ。弁護側が優位に展開して、検事は窮地に追い込まれるがな~あ。弁護側医師を立てて、被害者は急に産気づき、妊娠腫瘍で苦しみ、それで死んだのだという。放っておいても、死んでいただろう状態の被告を、それとは気づかず、わざわざ殺してしまったのだ。急に苦しみだして、女は歯科医に援助を求めたのだ、医師はこれを機会に金を取り戻そうとして、犯行に及んだのだ。なかなか、複雑ですがな~あ、病気の状態が解らんだけにな~あ・・・ちょいと難しいな~あ。それに、青酸カリを使用したので、コインの片側は漂白されたと、出来すぎの証拠でんがな~あ。それより、詐欺にはめていく手口がとってもおもしろかったがなーあ。 赤かぶ検事シリーズの「疑わしきは罰せよ」に収録の作品でんがな~あ。「野生時代」の昭和51年2月号に掲載。 まずは、下半身が裸の女性の死体が発見される、以上局部が腫れ上がっている、暴行の後絞殺されたと判断された、死体のあった部屋から寛永通宝のコインが発見されて、片方がきれいなのだ。高山のホステスをしている女が殺されたのだ、と興味をそそる事件発生でんがな~あ。そして、名古屋の歯科医が3人組の男により、土地転がしを使った巧妙な鷺にあって、6000万だまし取られる、シーンが語られるのだ。騙す手口の巧妙さが、なかなか参考になるがな~あ。高山郊外の土地をえさにした詐欺なのだ。先ずは、最初に儲けさせておいて、つぎにどっぶりとだまし取るという手口なのだ。土地業者、買付会社の人間、そして地主と3人が、それぞれの役割を演じるのだ。主犯格の男の女が殺されたホステスで、詐欺に協力しているのだ。歯科医により詐欺の被害が出て、3人が手配される、そして犯人は3人の内誰かと捜査が始まるが、意外にも歯科医が範囲として、逮捕されてた。裁判で、赤かぶ検事の相手の弁護士が、なんとまーあ、娘の葉子なのだ、法廷の親子対決というサービスもありまんがなーあ。弁護側が優位に展開して、検事は窮地に追い込まれるがな~あ。弁護側医師を立てて、被害者は急に産気づき、妊娠腫瘍で苦しみ、それで死んだのだという。放っておいても、死んでいただろう状態の被告を、それとは気づかず、わざわざ殺してしまったのだ。急に苦しみだして、女は歯科医に援助を求めたのだ、医師はこれを機会に金を取り戻そうとして、犯行に及んだのだ。なかなか、複雑ですがな~あ、病気の状態が解らんだけにな~あ・・・ちょいと難しいな~あ。それに、青酸カリを使用したので、コインの片側は漂白されたと、出来すぎの証拠でんがな~あ。それより、詐欺にはめていく手口がとってもおもしろかったがなーあ。
2013/01/03
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「やがての蛍」に収録された7話の6話目でんがな~あ。梅の湯が釜から、湯が漏りだして、修理の間休業となったがな~あ。それで、彦の市は流しに出たがな~あ、帰り道で、母と娘が襲われているのに出くわして、これを助けまんがなーあ。大店の御陵はんと娘のように見えますが、それで家に連れて帰りまんがなーあ途中で、町方与力の尋問にあいまんがな~あ。そら、暗い道を母娘按摩の取り合わせは、奇妙に思うものなーあ。ところが、彦の市の素性を知ると、役人の態度が変わるがな~あ。と、彦の市の正体はと謎がふくらむ仕掛けでんがな~あ。ろうそく問屋のものと解りまんがなーあ、主人が死んだ後家さんとその娘でんがな~あ。死んだ後は弟が跡取りになった、その妻が兄と結託して、乗っ取りを計るという次第でんがな~あ。兄は極道もんでんがなーあ、それで、危険を感じた御陵はんが逃げ出して、追っ手がかかったと言う次第でんがな~あ。この大店の内輪もめを見事に彦の市と十四郎が納めというお話ですがな~あ。彦の市の力、お上に及ぼす力が凄く、果たして、何者のだろうと言う謎をふくらませるお話でんがな~あ。だんだん、興ざめしてきたな~あ。これでは、剣豪小説になっていくがなーあ。
2013/01/02
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「やがての蛍」に収録された7話の5話目でんがな~あ。タイトルと同じですなーあ最後に蛍がちょいと顔出しますがなーあ、少年の言葉としてな~あ。やがての蛍ねぇ、ちょいとピーンと来ないな~あ、作者とセンスが会わないんだろうな~あ。これは、きりっとした女の物語でしたーあ。すごい頭のいい男の子が居る、末は博士か大臣か・・・ところが、母親と2人暮らしだ、蕎麦屋で働いて子供を育てているとな~あ。妻女で芯の通った女性ということじゃがな~あ、でもわてから見たら、汁気の乏しい女に見えるがな~あ。梅の湯では、そばをこの店から取るので、出前にこの女性志保がやってくるがな~あ。だから、彦の市はそれとなく気をつけてみているのだ・・・・志保が襲われたの助けたりねぇ志保は大店の娘だ、そして見合いをして相手とお互いが気に入り、子供が出来た。さーあ、婚礼と言うときに、相手の稼業が船宿だけでなくて、女郎屋を営んでいるのを知った。それで、女郎屋の女将になるのは嫌だときっぱり縁談を断った、家にも居られず、家を出て蕎麦屋に勤めながら、子供を育てているのだ。家を出たのは、勘当ということになりまんがなーあ・・・つまり、店とは縁が一切ないことになーあ。隠居の父親が、こっそりと見守っているのだ、母親が生きていれば、他に方法があっただろうと悔いているのでんがな~あ。家督を息子に譲った隠居のみではな~あ。そして、子供の父親が訪ねてくるがな~あ。女郎屋を止めて、家を出て一緒になりたいとな~あ。行商してでも、働くとな~あ。それで、志保は頭を丸めてきたら考えるとな~あ。そして、その通りになりまんがなーあ・・・・・・・ハッピーエンドですがな~あ・・・・やっぱり、女流でんがな~あとおもったなーあ。三条大橋で荷が通るときに、子供達が後押しをして駄賃を稼ぐ、そして、町内ごとに子供のグループが順番を決めて、待っているんだとなーあ。こういう、京の情景は参考になりますがな~あ。この作品は、それだけが魅力でな~あ。ストーリーの内容は、わてにはイマイチでんがな~あ。
2013/01/01
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赤かぶ検事シリーズの「疑わしきは罰せよ」に収録のでんがな~あ。「野生時代」の昭和50年12月号に掲載。 乗鞍への入り口の平湯峠の近くの山間の80個ほどの集落の村で、起こった事件だ。墓に赤いペンキでxの印が描かれていたのだ、嫌がらせか、たたりか? そして、その墓の家が、放火されて、老人が焼死したのだ。孫娘をかわいがっていた、その孫娘は最近離婚したばかりだ、死んだ老人が強引に連れ戻したのだという。夫は役場に勤める男だが、性的不能であったのだ、それで、男が疑われたが、放火事件の時にはアリバイがあった。今度は、平湯に飛び火して、最初の放火の家と親戚の家がやられたのだ、旅館を経営していて全焼したのだ。孫娘は再婚した、今度は再婚先の家が放火にあった、明らかに元夫が狙っていたのだ。アリバイ崩しなのだ、1時間後に発火するようにするにはと言うところが焦点だが、あまりこのアリバイ崩しは面白くなかったがな~あ。閉鎖的な村の体質とか、息子の性生活を盗み見する母とか、その辺りの人間描写がとても、興味深かったな~あ。まーあ、これが、赤かぶ検事シリーズの3作目で、扱うテーマがな~あ、ちょいと猟奇的でしたがな~あ。
2012/12/30
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「やがての蛍」に収録された3話目でんがな~あ。梅の湯の甚七は木屑集めに出かける、主人の佐助が話をつけてくれるから、楽に木屑をもらえるのだ。普請場で木屑をもらって、車を引いての帰り道、財布を拾ったのだ。仲には三十二両という大金が入っていた、猫ばばをしようと決め込むのだが、やっぱり罪の意識から、釜焚きの安五郎に話してしまう、そして十四郎に二人は相談して、十四郎と彦の市が登場ということでんがな~あ。落とし主は下駄の歯入れ屋で、届けもせずにうろうろと探し回っていた、歯入れ屋が、このような大金を持っているのはおかしいというので届けられないのだ。当時は十両盗めば、クビが飛ぶという時代でんがな~あ。それで、事情をついに聞き出した、元盗賊で、今は足を洗っているとのことだ、押し入った先の店の娘がその後落ちぶれて、女郎になっているのを知り、身請けの金だと言うのだ。そこで、十四郎と彦の市が代わりに乗り込んで身請けしてくるのだ、そのとき、店の若い者が脅しに来るのを、彦の市が凄い居合を見せたため、相手は縮み上がったと言うお話でんがな~あ。彦の市の正体は・・・と謎を含んできますがな~あ。だから、この身請け話の部分にな~あ、もそっと情感があればな~あ。この店の主人が、彦の市を按摩をしながら、からかうシーンがあるがな~あ、耳を落として、耳無し芳一のようにならんかとな~あ。、片耳で五十両出す、両耳で100両となーあ、この枕の話がな~あ、つながりを持たないんなーあ。逢魔が時の語源など、物知りの作家さんですがなーあ、全体のバランスが悪いがな~あ。
2012/12/29
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文春文庫「鬼平犯科帳(四)」に収録されてまんがなーあ。 おみねと徳次郎は一緒に暮らしているが、とちらも盗賊なのだ。それも、張り合ってる一味同士の盗賊同士とはな~あ。素性を知らずに暮らしているのだ。徳次郎は髪結いをしているが、網切の甚五郎の腕のいい引き込み役なのだ、同じ配下の佐倉の吉五郎がやって来て、頭の命を伝えたのだ、大阪に行けという命だ、その話を湯に行ったはずのおみねに聞かれてしまったのだ、ぬか袋を忘れて、取りに戻って来て話を聞いたのだ。それで、徳次郎は夜になって、おみねを締め殺そうとして、おみねに追求されて、止めてしまうのだ、私はお前の女房だよ、何処にでもついていくといわれるのだ。おみねは法楽寺の直右衛門の女なのだ、直右衛門が女にして、仕込んだ女なのだ、おみねは男無しでは過ごせない体になっているのだ。直右衛門は、それを承知で別の男と一緒にいるのを黙認しているのだ。おみねが徳次郎のことを盗人宿の名草の嘉平に話したのだ、お頭が出てくるまでは、まーあ、羽を伸ばしてもいいといわれるのだが、程なく直右衛門が江戸に乗り込んできた。ここで、おまさが登場する、おみねとは知り合いなのだ、偶然にぱったりあって、徳次郎ののろけ話を聞くのだ。平蔵はおまさのはなしをきいて、これは甚五郎と直右衛門の2組を捕らえるチャンスだと、見張りをつけた。まずは、吉五郎が催促に徳次郎のところに現れたところを捕らえて、拷問にかけた、吉五郎は死んでしまい、徳次郎が白状したが、全てを識っているわけではなく、行き先の盗人宿が解っただけだが、手配したときは、もう既にもぬけの殻だった。おみねが親分から呼び出しを受けて、盗人宿に赴いた、それを密偵の伊佐次がつける、そして、盗賊改めが出張ってきて、全員御用となった。網切は取り西がしたが、二兎を追う者はということかと結んでいるがな~あ。おみねという女のを情の深さ、また徳次郎の肉体の魅力ねぇ、男と女の結びつきについて、さえ渡った筆裁きですねぇ。これも、池波小説の魅力なんですよなーあ。
2012/12/28
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「やがての蛍」に収録された7話の第2話でんがな~あ。1話のお鈴の物語の続きでんがな~あ。お鈴は自分と間違えられて、母親を殺された少女の面倒を見出した。父親はいなり寿司を造り、売り歩いて生計を立てている。その手伝いをお鈴がするようになった・・・・そして、噂が出て、二人は出来ているんだろうと、だが大店の娘だったお鈴が寿司売り風情と一緒になるなんて、実家が許すわけはないだろうと・・・・でも、お鈴は意志の強い女で、自分の意志を貫いて、やがて結ばれるというお話でんがな~あ。女流の作品らしいですがな~あでも、事件がないと読みものにならんがなーあ・・・・怪談めいた話仕立てになってるがな~あ彦の市は実は盲を装っているのだという、それを十四郎も知っているが、敢えて詮索しないという間柄だ。そして、仕込み杖を持っているのだ、座頭市をちょいと想像してしまうがな~あ。彦の市は帰りに墓場のそばを通りかかったら、凄い音がするがな~あ。そして、向こうから、職人の酔っぱらいの2人が来るがな~あ。そして話をしまんがなーあ、墓場に何か居るのではとな~あ。2人は、気味悪がって、立ち去りますがな~あ。彦の市はじっと様子をうかがってから帰るんですがな~あ。翌日墓石が倒されていて、大騒ぎになりまんがなーあ、犯人はやがて解るんでんがな~あ。お鈴が身代わり殺された女の墓が倒されて、無惨な姿になっている、それを、元通りにして、殺された詫びを酢るんでんがな~あ。その墓の前で、鼓を打つにでんがな~あ。そして、残された子を育てます、そして亭主と一緒になるからん許してくださいとなーあ・・・・・まーあ、女流ならではのストーリーですかな~あ。この作品でなーあ、面白かったのは、按摩が提灯を持って歩くということでんが。目が見えへんのに、何で灯りが居るのかな~あ。すれ違う相手に、ぶつかられるのを防ぐためだとな~あ。
2012/12/28
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赤かぶ検事シリーズの「疑わしきは罰せよ」に収録のでんがな~あ。「野生時代」の昭和50年4月号に掲載。 山中で全裸の女性の死体が発見された、前科があったので、身元はすぐに判明されたのだ。京都の神社の事務員をしていて、横領の罪で服役、仮釈で出たばかりの女の滋子だったのだ。遺留品は京都の宝ヶ池のレストランのブックマッチ、ちぎり方から左利きと判断された。神社の宮司が横領していたのだ、ばれそうになって、友人の事件師のような男に相談した。男は滋子におまえが横領した事にしてくれと話を満ちだした、謝礼は1億だ、とりあえず1000万払うという。情状酌量で執行猶予がつくだろうからと言うので、引き受けた。滋子は宮司に抱かれたこともあるのだ。滋子は9000万の公的証書を作ったのだ、宮司が支払わなければ差し押さえが出来るというのを・・・滋子が仮釈で出ると、約束が果たされていなかった、病気の母の面倒を見てやると行っていたのに、母はのたれ死んだのだ。それで、公的証書を盾に取り、神社の初詣の賽銭の差し押さえという強制執行に出たのだ。手に余った、宮司と事件師は、滋子を殺したのだ、だがアリバイがあるので、どうにもならぬ。事件師は殺し屋に殺人を依頼したという、片眼のジャックと言われる男に、前科持ちで手配されている男だ。殺人教唆は認めたが、犯人が捕らえられて有罪にならない限り、日本の法律では罪にならないのだ。それで、片眼のジャックを追うことになるのだ。だが、宮司の韓国旅行でアリバイが崩せると見た赤かぶ検事は、韓国に飛び、宮司の相手をした妓生から、数日一緒でなかったと知ったのだ。おそらく、密航して日本に来て、犯行を犯して戻ったんだろうとな~あ。最後は、赤かぶ検事の勝利になるんですがな~あ。マッチのトリックもちょいとピーンと来なかったな~あ。密入国なんてなーあ、ちょいと意表を突いてまんがなーあ・・・・公的証書と言うものがどういうものかが、よくわかったな~あ。作成の理由はどうでも言い、金の貸し借りの額が問題となるんですな~あ。
2012/12/27
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文春文庫「鬼平犯科帳(四)」に収録されてまんがなーあ。 美人局(つつもたせ)でんがな~あ、盗賊の女にまじめな同心がはまってしまう、金を揺すられるのではなくて、盗賊改めの取締の情報をもらし、盗賊に協力することをしいられるという、お決まりのストーリーでんがな~あ。その同心が佐々木新助で、通称あばたの新助というわけでんがな~あ。まじめで、仕事一途というタイプでんがな~あ。酒もたしなまず、甘党でんがな~あ。汁粉屋に入るのが楽しみだが、当時は汁粉屋といっても女を置いていて、女と話が付けば、連れ出しというわけでな~あ。それが、お才という女にはまってしまったのだ、女の方から誘ったのだ、新助は、妻も子もあった、妻は佐嶋の姪で、平蔵が仲人をしたのだ~あ。そして、密会の現場に、男が現れた、文挟の友吉で、網切の甚五郎の配下である、お才は親分の女でねぇとすごまれて、ついに情報漏洩で協力させられというわけだ。そして、押し込みが起こり、3件とも見回りの巡回を移った翌日に犯行が行われていると、情報が漏れているのだと平蔵は思ったのだ。そして、浮気は止んだかと平蔵にいわれて、新助はばれた、これまでと思って、お才をつれて役宅に行こうとするとき、襲われて死んでしまうという、哀れなお話でんがな~あ。そのプロセスの展開が何とも言えぬ魅力なんですがな~あ。女にはまっていくシーンが、たまりませんがな~あ。
2012/12/27
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文春文庫「鬼平犯科帳(四)」に収録されてまんがなーあ。 渋江村の化け物屋敷といわれる荒れた屋敷の前で鬼平が中の様子をうかがっている。おそい、まだ援軍が来ないのか!・・・おまさが捕らえられていて、命に関わる・・・と出だしはサスペンス調だ。そして、状況が語れていく、平蔵とおまさの関係が語られる。平蔵が本所の銕といわれて暴れ回っていた昔、、なぜか鶴の忠助と気が合い、忠助の居酒屋に入り浸りとなった。そして、店で寝泊まりする日が増えた。「鶴」とかいて「たすがね」と読むんですなーあ。忠助は盗人の足を洗ったが、盗人宿の役割だけは果たしていたのだ。おまさは、その娘だ、当時11才くらいの少女だったが、酔いつぶれた平蔵の面倒をよく見てくれたのだ。そして、平蔵が家に戻り、京都に赴任して戻ってきたら、忠助はなくなっていて、店もなくおまさの行方は解らなかった。それが、ひょっこり役宅に現れてきて、盗人の足を洗って密偵になりたいと言ってきたのだ。そして、密偵として、大いに役に立ってくれたが、おまさが浪人崩れの盗賊団に拐かされたのだ。そして、とらわれて居るのだ、もう待てない、平蔵は屋敷に乗り込んだ、このときの立ち回りの描写が素晴らしいでんがな~あ。そして、もう、これまでというときに、援軍が駆け付けてくるという、見せ場たっぷりの作品に仕上がってますがな~あ。TVドラマでは、いろいろとメークして見せ場を作ってますがな~あ。やっぱり、原作の味は出ませんな~あ。そら、男達に持て遊ばれてレイプされてるシーンなんて、描けないだろうからな~あ。
2012/12/26
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文春文庫「鬼平犯科帳(四)」に収録されてまんがなーあ。 平蔵の妻を暗殺するのに失敗した霧の七郎は、今度は役宅は手を出しにくいので、平蔵の本宅の留守を預かる息子の辰蔵を狙いまんがなーあ。風采の上がらない浪人が、同じ浪人にからかわれて、これをやっつけるが、その腕の凄いこと、それで七郎は浪人に話を持ちかけて、辰蔵暗殺を依頼しまんがなーあ、100両と言うことで、前金を25両渡しまんがな辰蔵は遊び仲間から、いい女が居る、1両もあれば素人女が抱けるというので、金の工面をしに、三沢平右衛門を訪ねますがな~あ。ところが、下痢がひどくて、歩くのもままならぬ状態でんがな~あ。、そこを、浪人が殺しの依頼を受けたので、立ち会えと行って来るがな~あ。ところが、まともな状態ではないのを見て、病人とは勝負が出来るというのだ。辰蔵は25両出せば、殺しを止めてくれるのかと持ちかけるのだ。それで、三沢家まで着いてきてくれと言うのだ、それで、刺客を止めてしまうがな~あ、七郎は状況の変化を察知して、消えてしまいまんがなーあ。この浪人の流儀が辰蔵が通っている道場と同じ流儀でんがな~あ。それで、浪人が名前を聞いた、答えたら、父の門人という。それで、道場を訪ねると、若先生と道場主がいいますがな~あそして、平蔵が2人を呼んで、一献酌み交わすという、何か肩すかしにあった作品でんがな~あ。この上杉浪人と道場主の坪井主水、それに上杉の父は孤高の剣客でんがな~あ。妻帯せず、剣の奥義を極めるというな~あ。タイトルのわりにはなーあ、何か以外な作品でしたがな~あ。
2012/12/25
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赤かぶ検事シリーズを読み始めたがな~あ、そうねぇ、この作品が出た頃にかなり読みましたがな~あ、法律のことが解りましたしなーあ、楽しく読んだものでんがな~あ。TVではフランキー堺主演で、ドラマになってたな~あ。原作を読むと、やせているんですねぇ、カマキリと表現されたので、TVの主人公とは随分イメージが違うな~あ。服装に構わないところは、刑事コロンボをイメージしたのかな~あ。 これが、赤かぶ検事のデビュー作でんがな~あ。「疑わしきは罰せよ」に同じタイトルの作品を含め、4作収録されてまんがなーあ。「野生時代」昭和50年3月号に掲載。 赤かぶ検事が登場だーあ、地方都市飛騨高山の検事でんがな~あ、司法試験をパスして検事でなったエリートはない、事務官からの叩き上げた検事でんがな~あ。50を超えて、第一線の検事とはちょいと、体がきついかな~あ。妻と2男1女でんがなーあ、一番上が女で、名古屋の大学で司法試験パスを目指しているというのだ。検事の名は柊茂という、好物はちりめんじゃこでんがなーあ、そして赤かぶの漬け物があれば、ご機嫌なのだ。その赤かぶが切れていたので、出勤の途中に赤かぶとじゃこを買ったのだ、それを法廷に持ち込んだ。その席で、新聞紙に来るんだ赤かぶを落としてしまった。裁判官達は笑いをかみしめるの大変だ、それから赤かぶ検事と呼ばれるようになったという。赤かぶ検事登場でんがな~あ。事件は、ビニールハウスで起こった、妻が倒れているのを夫が発見して、119通報したが、死んでいた。一酸化炭素中毒という。ビニールハウスを温めるのに、練炭をしようして、さらに、その上に木炭をもやしていたで、一酸化炭素中毒と言うことだ。事故か、自殺か他殺かと言うことになった、そして夫が容疑者として逮捕されたのだ。夫は妻に内緒で、多額の保険をかけていた、それも、替え玉を使って身体検査をパスさしたり巧妙な手口で契約していたのだ。夫には、愛人が居たのだ・・・。夫は他にも車の修理工場を持っていた。その工場の事務員の女と出来ていたのだ。浮気を妻にせめられていたのだ、・・・ そして、犯行あった現場を愛人がこっそりと訪れていたの居たのだ。相手の弁護士はやり手の女史だ、必ずしも白にする必要はなく、黒を少し化かして、灰色にすれば弁護側の勝ちになるのだ。つまり、疑わしきは罰せずというのが、適用されるのだ。女史はでっぷり太り、ビヤ樽のような感じ、かたやカマキリ検事と、なかなか楽しく読ましてくれまんがなーあ。そして、裁判疑わしきは罰せずで無罪の判決が下った。赤かぶ検事は控訴を主張するも、証拠が挙がらない限りだめだと上から言われる。そして、見事に証拠を見つけるて、控訴審では検事側の勝ちで、懲役が確定するのだ。この偽装殺人は、ちょいと難しいがな~あ、一酸化炭素を作るとなーあ・・・ちょいと化学が弱いのでな~あ、わてにはトリック崩しがピーンと来なかったけどな~あ。今だと、、ビニールハウスもエアコン管理だろうからな~あ、練炭なんてのはちょいと懐かしい気がするがな~あ
2012/12/24
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澤田ふじ子の時代小説を読みましたがな~あ、わて、ファンでんがな~あ。舞台が京都なので土地勘がありますから、情景がぴったり来ますがな~あ。江戸の新興都市と違って、歴史のある町ですから、風情が違いまんがなーあ。「やがての蛍」に収録された7話の最初でんがな~あ。主人公は猿投十四郎、剣の達人のイケメンでんがな~あ。三河の猿投村の出身で、村の神官の娘が京の久我家に奉公して、お手が着いて十四郎が生まれた、いわば妾腹の子だ、正妻が子供産んだので居づらくなって、家を出た。小さい頃は母の生国の猿投村で剣の修行をしたのだ。筆結びの内職をして生計を立てているが、実は風呂屋梅の湯の用心棒みたいなものだ。隣に住むのが座頭の彦市で、梅の湯などで、按摩をしている、十四郎の相棒見たいなものだ。彦の市が事件を持ちかけ、十四郎が解決するというのだ。そして、舞台となるのは梅の湯だ、銭湯の歴史や当時の風呂屋の様子が丁寧に解説されている。最初は混浴だったが、風紀が乱れて、別々になったが、下ではつながっているという。目が血走った若い男が客として入ってきた、彦の市はピーンと来て、十四郎に知らせた。何か起こる予感がするとな~あ、そして男は湯をくぐって隣の女湯に行き、女を刺し殺した。十四郎がやって来たときは、男が逃げるときだ、それで、男を追い捕らえて、一件落着となった。だが、殺された女は、人違いでさされたのだ、子供と一緒に湯に来ていたのだ。狙われた女が、一切を告白したのだ・・・・船宿の娘だったお鈴は、米屋の総領息子に嫁にとせがまれて、断った。思い詰めた男は、家に火を放って自殺したのだ。それが、評判となって、お鈴は家にいられず、こうして一人で仕立物をしてひっそり暮らしていたのだ。その男の弟が刑を終えて、出てきて、兄の恨みを晴らすために、やって来たという次第だ。女流作家だけに後のフォローがよろしいようで、お鈴は私の製だと自責の念で、殺された女の子供の面倒を見て、血で汚れた風呂の修理の費用まで出したというような結びでんがな~あ。風呂屋の情景が手に取るように解り、楽しいでんがな~あ。三助という背中を流す者、釜焚き、木屑集めというスタッフが風呂屋を支えていまんがなーあ。そして、二階は休憩の場で、別料金だが、ここで読み本などを揃えて、まーあ、社交場となっている次第で、料理なんか取ったり、按摩を呼んだりでな~あ。一つのサロンでんがな~あ。女湯の描写なんかは女性ならではですがなーあ・・・(^o^)
2012/12/23
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文春文庫「鬼平犯科帳(四)」に収録されてまんがなーあ。鬼平も読み始めて、4冊目に入ったがなーあ。平蔵は、左馬之助、粂八と舟にいた、船着き場で羽佐間の文蔵の配下の江口の音吉を見たのだ、それで、平蔵は後をつけろと粂八にいくが、左馬之助がその役を買って出た。そして、密偵の代わりを見事に務めたのだ。音吉は女と逢い引きして、それから帰って行ったが、行き先は丹波屋という旅籠だった、なんと逢い引きの相手は丹波屋の女将のお吉だったのだ。そして調べていくうちに、音吉は丹波屋に長逗留して、引き込みの役目をしているのだ。丹波屋はかなり貯め込んでいるというので、文蔵一味が狙いをつけていたのだ。だが、女将と音吉の関係が解らないのだ、どうして2人が出来たというのが・・・それは5年間のことだ、品川宿でお吉は女郎をしていた、暗い感じの女で、売れなかったのだ、だが不意と現れた客が音吉だった。金を持っているかと心配されたので、この通りと見せたのだ。名古屋で仕事をして、駿河で分け前を貰った、その金が78両だーあ、それを持って江戸に出た、、そしてここまで来れば大丈夫と、品川でちょいと気を休めるために上がったのだ。そして、お吉が追い埋められていた、その金を持って逃げたのだ。持って逃げた金は50両で、29両残っていたので、届けると詮議を受けるので、支払いをして立ち去ったのだ。音吉は、もうすっかり忘れていた、そして、音吉が客として旅籠に現れたので、お吉は驚いたのだ。それで、体を与えてというわけだ、音吉は全く気がついて居ずに、ただ、旦那に満足して居ず、オレが持ってるのだろうと錯覚していたのだ。女の方は、だんだんと追い詰められていたのだ、昔のことがばれたらーーーとなーあ。そして、お吉は音吉を殺してしまうのだ。それが、文蔵一味の押し込みの当日だ~あ、一味は一網打尽で捕まった。そして、平蔵は音吉は仲間割れで殺された、旅籠の女将が盗賊と関わりの会うはずがないとお目こぼしてしまう結末でんがな~あ。女がシラを切っていれば、何でもなかったというお話ですがな~あ。人間の心理を巧みに描いた作品でんがな~あ。・・・・、
2012/12/22
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文春文庫「鬼平犯科帳(二)」に収録されてまんがなーあ。盗賊小金井の万五郎は55才、隠居して岡山の浪人として、静かな生活を営んでいた、だが、雇っていた下女に手を出した手、一緒に暮らしていたのだ。ところが、体の調子が悪くなって、動けなくなってしまった。名医の辻桃庵もさじを投げた格好だ。もう、長くは持つまいと思った万五郎は金を持ってあの世へ言っても仕方がない、それで不幸な目に遭わせた女との間に子がいた、その子は捨てたが、金をその子に残してやりたいと思うようになった。それで、下女のおけいに、全てを打ち明けたのだ、実は大泥棒で、盗んだ金を小金井に埋めてあるとおおよその場所をいい、お前に半分やるから、信州上田までいって、昔の仲間を連れてきてくれという。それで、おけいは旅立った、駕籠を背負い、嵐まれ内容に百姓女として、間道を抜けて野宿をして、上田に向かったのだ。ところが、名医が指圧医の中村宗仙が50両で治してやろうといい、治療すると動けるようになり、回復してきたのだ、そして50両を支払い、さらに完治すればもう50両出すというのだ。これを聞いた平蔵は、50両を浪人がボーンと払えるはずがないと、疑いを向けて、監視するのだ。回復してくると、何であんな馬鹿な事をいったのだろう、奴らが裏切ったら、金を横取りするに決まってると、戻ってくるまでに、掘り出さねばと寒い中を掘り起こしに出かけるのだ。だが、金はなくて、万五郎はショックで、無理がたたって即死してしまうのだ。金はおけいが途中までいって、独り占めにしようと気が変わり、大体の場所を効いていたので掘り起こしたものだった。人間の欲というものを、露骨描いた面白い発想の作品じゃがな~あ。女は猫ばばして捕らえられたが、悪い事をしたとは思って居ず、牢でよく食い、よく眠るに、平蔵達があきれかえるという落ちが付いてまんがなーあ。
2012/12/21
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文春文庫「鬼平犯科帳(二)」に収録されてまんがなーあ。木村忠吾のお話でんがな~あ、忠吾がまたまた恋をした、相手のお雪も夢中となった、ところが、このお雪は実は盗賊鈴鹿の又兵衛の娘だったのだ。又兵衛は60で引退を考えた、しまい金のための最後のおつとめをするのだ。今では煙草屋の主人に治まっている、風貌が似ていることから、川獺の又兵衛ともいわれる。又兵衛には娘が一人いた、お雪なのだ、死んだ女房の弟の足袋屋のつちや善四郎のもとで、父の正体を知らないまま育っている。この善四郎も元は又兵衛の配下なのだ。その善四郎から、お雪が盗賊改めの同心といい仲と聞かされて、娘を隠してしまう。忠吾は大変な熱の入れようで、嫁にするというのだ、そして平蔵が直に見てやろうということになって乗り出して、盗賊の娘というのが判明する。梅原の伝七という又兵衛の配下がうろついているのも発覚、粂八が探りを入れ、彦十まで登場して、又兵衛の押し込みのを調べ、現行犯で一網打尽というお話だ。忠吾は盗賊の娘と聞かされたが、諦めが早いのに、周囲は驚くという顛末でんがな~あ。いろは茶屋で、商売女から手ほどきを受けた忠吾が、今度は素人娘に夢中になるとお話で、なかなか楽しく読めまんがなーあ。色の道には、手が早いという忠吾様なのだが、この好みがちょいと変わって入れ、あまり人の手を出さない娘に惚れ込むというのが、面白いがな~あ。
2012/12/20
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図書館で借りてきて読んだがな~あ。「薬と毒のひみつ」という本をな~あ。著者は斉藤勝裕という人でんがなーあ、化学の先生みたいだすなーあ。「毒と薬のひみつ 毒も薬も使い方しだい、正しい知識で毒を制す!」がサブタイトルでんがな~あ。裏表紙には「毒と薬はおなじもの?」とありますがなーあ・・・トピックごとに、簡単に説明がされているがな~あ。まーあ、雑学としていろんな知識が身につくけどな~あ。あんまり参考にならんかったな~あ。分子式で言えば、薬と毒は同じ構造式とな~あ、こういう話はわてには、どうでもええ事じゃがな~あちょいと難しくなって、手に負えんがな~あまーあ、ホルモンとビタミンの違いというの初めて識ったな~あ。ホルモンは人間の体で作られるが、ビタミンは外部から摂取するしかないとな~あ。そして、東洋の薬つまり漢方薬と静養の薬との違いなーあ、漢方薬は素材をそのまま使うが、西洋の薬は効く成分だけを抽出するとな~あ。ワラビの毒というのは初めて知ったな~あ。日本人はワラビの毒を処理してから食ってるからいいんだってなーあ、つまりあく抜きでんがな~あ。生で食ったら、放牧の牛が吐血したんだって事が書かれてたがなーあ結局、身の回りにあるものの毒性、薬とかの雑学という感じの本でしたな~あ。わて流に言えば、「酒は百薬の長」、見方を変えると「酒は百毒の長」となーあ、使い次第という事じゃがな~あ
2012/12/19
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文春文庫「鬼平犯科帳(二)」に収録されてまんがなーあ。荒金の善右衛門の手下であった海坊主の弥市は、捕らえられて拷問に耐えられなくなって、全てを吐いた、そして、親分達は捕らえられたが、縄抜けの源七だけが逃亡した。これが、5年前のことだ、佐嶋の計らいで、密偵となった弥市は、盗賊改めの援助でめしやを出してもらい、店をやる方々情報を提供している。そして、佐嶋の薦めで女房を貰えというので、夫婦で店をやっているのだ。平穏な生活が続いていたので、こんな暮らしが出来るはと、弥市は喜んでいた。だが、乙坂の庄五郎が現れてからは、落ち着かなくなるのだ、源七が江戸に戻ってきて、裏切り者を許さないと狙っているというのだ。佐嶋に相談すると、保護するから、家から出るなといわれてたので、病気ということで伏せっていた。だが、庄五郎は頭こそ違え、盗賊の仲間で、手助けを頼まれるのだ、弥市は錠前造りの名人なので、助けて貰いたいという、一度きりでいい、そのかわり、源七の居所を教えるというのだ。鍵造りの間、出かける亭主に不振を持った妻が跡を尾行したりするのだ。きっと女が出来たのに違いないとい思ったからだ。そして、鍵が仕上がり、いよいよ押し込みの当日、鍵さえあれば、お前に用はないと、弥市は殺されてしまう。実は、源七と庄五郎がつるんでいたのであった。鍵が出来るまでは手を出さないと示し合わせて忍んでいたのだ。一味を見張っていた、盗賊改めにより、一味は逮捕されるが、惨殺された弥市の亡骸をみて、女房にどう知らせるが、いっそう行方不明になったといっておいた方がと鬼平はいうのだった。悲しい、密偵の末路でんがな~あ。せっかく幸せをつかんだように思えたが、裏切った過去はというやつでんがな~あ。
2012/12/18
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文春文庫「鬼平犯科帳(二)」に収録されてまんがなーあ。これは、傑作ですねぇ、だがねぇ、これはドラマ化が難しいがな~あ。特にTVではな~あ。一応映像化されてたが、やっぱりな~あ。原作の味はでないがな~あ捕物も二年にわたり長期化、やっとの事で捕らえたというお話でんがな~あ。押し入った先で、奪い取ってから、ゆっくりと女を犯すんでんがなーあ、それが、亭主の見ている前で、女房を犯すんでんがなーあ。そのまま立ち去るが、その後、届ければ表沙汰になる、それを恐れて、届け出をしない被害者が結構あるんでんがなーあ狂犬に噛まれたと思えばとすますことが出来ず、夫婦の中がおかしくなり、心中するケースもありまんがなーあ。相思相愛で結ばれた夫婦は、夫が妻を許せなくて、ついに妻を殺して、跡を追ったというわけでんがな~あ。妻が、拒み通したという野なら、許せるがというんですが、盗賊の巧みなテクニックにに女がもだえるシーンを見たらと許せなくなったというわけでんがな~あ。そして、この盗賊は葵の紋をつけて、まるで殿様気取りというわけでんがな~あ。ついには、隣に押し込んだんですがな~あ、だが、この家には2度も押し込みまんがなーあ、さらに3どめも狙うんでんがな~あ。金よりも、女将の体が目当てのようで、たいていの女は感じるが、この女だだけは拒み通すしたというので、意地になってしまうんでんがなーあ。でも、やがては足が着いて御用となるんでんがな~あ、盗賊改めは何をしてるとか、平蔵の名声がおちて行くんでんがな~あ。結構、プロセスが面白かったですがな~あ。「鶴や」という料理屋は粂八が主人で、手を入れて怪しい客は特定の仕掛けのある部屋に入れて、盗聴するという造りをしているが、この話で初登場でんがな~あ。役者の子に生まれたが、鼻が低くて、役者としては人気が出ない、女に持てないコンプレックス、それで、つけ鼻をして役者気取りでの犯行でんがな~あ。発想が面白いですなーあ
2012/12/17
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文春文庫「鬼平犯科帳(二)」に収録されてまんがなーあ。主人公は同心の木村忠吾でんがな~あ。「うさ忠」と同僚から馬鹿にされているがな~あ。剣が立つわけではなく、なぜ盗賊改めの役に就いているのかと陰口をたたかれている。評判の菓子屋の名物の兎まんじゅうにたとえられている。さて、どういう風な意味なんだろうなーあ、ここは想像の世界だ、TVドラマにはっきりと台詞になっているがな~あ。想像の域に止めているというのがいいがな~あこの忠吾、谷中の「いろは茶屋」のお松に夢中になって通い出したが、金が続かないのだ、だが、お松が出してくれるという、川越の旦那から好きな男のために使えとお松が貰ったという、ちょっと出来すぎてるな~あ。だが、お松というのあまり売れない女だが、好きな男にはもてなしがいいのである。それで、忠吾は夢中になったのだ。だが、忠吾は内勤を命じられて、外出できなくなる、それで、夜に長屋を抜け出して、お松のところに通う途中、寺に賊が入るのを偶然見てしまい、一人ではどうにもならぬので、後をつけてアジトを突き止める。そして、使いを役宅に走らせて、平蔵がやってきて、盗賊は御用となる。忠吾の手柄となり、見直されというお話でんがな~あ。怪我の功名というやつかな~あ。盗人は墓火の秀五郎でんがな~あ、これが川越の旦那でんがな~あ。「人間というのは悪い事とをしながら、いいこともする・・」と言う台詞がなーあ、この作品のテーマみたいだなーあ。少数精鋭と思われるなかで、ちょいとどぐさい愛嬌のある盗賊改めの同心が木村忠吾で、作品をほっこりさせるのに一役買ってますな~あ。
2012/12/15
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文春文庫「鬼平犯科帳(二)」に収録されてまんがなーあ。ご用聞きの文治郎から、話を聞いた平蔵は鮮やかな手口の女掏摸のお富の手口を目の当たりにする。そして、探らせると、何かあるとピーンと来るのだ、素性を洗い揺すられているのを知るのだ。お富は、捨て子で掏摸の親分に拾われたのだ、だが、黄金の指を持っていたのだ、つまり、掏摸に向いているという指の動きだ。そして、仕込まれて仕事をするように成り、年頃になった。親分の育ての両親が死ぬと、二代目が後を継いだが、この男は悪であり、お富をめがけに使用としたので、お富は逃げ出したのだ、この時、初めて捨て子であることを知って、ショックを受けたのだ。だが、やがて、足を洗い平凡な生活を営んでいたが、元の仲間に見つかった、その男は、仕事を失敗して、腕を切られ手すりが出来なくなったのだ。それで、お富に100両で黙っててやると言うので、金を作るために再び仕事をしだしたのだ。平蔵は、背後にある掏摸の組織を捕らえることがで来き、お富を見逃し、お富は元の平凡な生活に戻った。これで、終われば、面白くもないがな~あ。だが、またまた指が疼いて、掏摸をする現場を平蔵に見つかるのだーあ、見逃してやろうと思ったが捕らえるのだ、亭主は出てくるのを待ってくれるであろうと希望的含みを持たして終わりまんがなーあ。TVドラマはは。指の筋を切って、許してやるという終わりになっていたがな~あ。掏摸取るシーンの描写なんかが、楽しいんでんがなーあ、本当に映像を見ているかのような流れる文章でんがな~あ。これが、池波作品の魅力ではまってまんがなーあお富は掏摸をするときは、つけぼくろをするというのが、けじめなんでしょうねぇ
2012/12/13
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文春文庫「鬼平犯科帳(二)」に収録されてまんがなーあ。主人公は蛇の平十郎でんがな~あ。平蔵を暗殺しようとして、殺し屋を雇ったが失敗した。平十郎は蕎麦屋で平蔵が入って来たので、素早く蕎麦屋を立ち去った、そのとき平蔵を見た、その眼に平蔵はぴーんと来たのだ、それで平蔵は後をつけたが、平十郎は川に飛び込んで逃げたのだ。平十郎は千賀屋敷を狙っていて、もう既にかなりの金をつぎ込んでいた。千賀は田沼時代に田沼とつながりあった医師で、がっぽりと財宝を貯め込んでいるというので狙いをつけたのだ、今は代は代わり、ひっそりと暮らしているのだ。松平定信の改革時代で、奢侈は御法度なのだ。その、財産に目をつけてから、2年が経つ、印判師井口与兵衛の看板をて居る平十郎なのだが、これが本名のようだ、印判師の跡取りに生まれた、後継ぎのぼんぼんだ~あ、父が死んで母が男と情を通じた、母が許せず、相手の男と母を惨殺して逃亡、そして、悪の道に入ったのだ。配下は志度呂の金助で船行商しているので、いつ船を出しても怪しまれない、千両箱を運ぶ役割だ、さらに片波の伊平次は夜鷹そば屋となり、屋敷の様子を探っている、駒場の宗六は蔵破りの名人だ、いつもなら彦の市が鍵型を持って来るのだが・・そして、鶉の福太郎はスケコマシの名人でんがな~あ。だから、千賀屋敷の女中をたらし込んで、戸を開けさせるのなんてお手の物だ。白玉屋紋蔵は軍師であり、図面のチェックに余念がない、これが蛇の一味でんがな~あ。今回は、人数が少ないので、急ぎ働きである、年度で口を塞いで、その間に針で心臓をぶすりとやって殺すと粗荒い仕事なのだ。盗みは決行された、福太郎が女に戸を開けさして忍んだ、だが頭の言いつけを無視して、殺さずに情をかけて、縛ったままにして置いた。盗みは成功した、ここに落とし穴があったなーあ、金が1日前にに運び出されていたのだ、屋敷全員のお者を殺戮して、巻き上げた金が30両ほどだという、蛇の大失敗でんがな~あ。さらに、生き残っていた女中の証言から、アジトが割れて、一網打尽となるラストでんがな~あ。場面の描写、ストーリーの展開はさすがに池波節型の閉めまんがなーあ。TVドラは、手直しされていて、ちょいとつまらないがな~あ。やはり原作が良すぎますがな~あ蛇の平十郎を演じていた、西村晃は流石はまり役という感じでんがな~あ。
2012/12/11
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文春文庫「鬼平犯科帳(一)」に収録されてまんがなーあ。平蔵が若い頃夢中になった商売女のおろくが主人公なんですがな~あ。平蔵が20年ぶりにおろくに声をかけられて財布を与えて、いつでも役宅に訪ねてこいといったシーンだけが、おろくとの関わりでんがな~あ。かつては、おろくのところに入り浸りで、女盛りのおろくに溺れた平蔵、おろくがなくては夜も日も暮らせぬとばかりな~あ、おろくの胸のところの傷は平蔵がつけたものだ。だが、今ののおろくは張り売りをして細々と生計を立てていたが、むかしの男に声をかけると、男は関わりを恐れて、金を与えるのだ。それで、鬼平からでも取ってみせると、仲間の婆さんに見栄を張って、平蔵に声をかけたのだ。それから、仲間の婆さんと2人は仕事をしなくなり、たかりを始めたのだ。そして、今は大店の亭主に養子となって治まってる男に目をつけた。そのことが、仲間の婆さんが娘に話し、娘の亭主が仲間仲間に話し、食い詰め浪人の悪の集団雷神党が、これをネタに、大店を揺すり始めたのだ。おろくと婆さんは殺されてしまう。500両も要求された、大店の主人が目明かしに相談、平蔵のところに持ち込まれる。そして、平蔵は雷神党の本拠に乗り込んで、全員を斬り殺してしまうのだ。蛇の平十郎の依頼で三本松の平十が雷神党に平蔵殺しを200両で依頼していたので、平蔵の力に肝を潰してしまうのだ。吉右衛門のTVシリーズでは、おろくを山田五十鈴が演じたので、平蔵の助けをして、大活躍というようになってまんがなーあ。これは、山田五十鈴という大女優の熱演が素晴らしい作品でんがな~あ。原作とは別もんでんがな~あ。でも、原作の方が含みが味があって、いいですなーあ・・・・・哀れな、商売女の末裔といったものを感じさしてくれまんがなーあ。
2012/12/10
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文春文庫「鬼平犯科帳(一)」に収録されてまんがなーあ。座頭と猿が女を争って、殺し合うというお話でんがなーあ。座頭は引き込み役の彦の市で、盲を装っているのだ、蛇の平十郎の手先なのだ、おそのという女を妾にしたのだ。おそのは、盲だと思っているから、男とした跡の痕跡、歯の跡とか唇の跡とかを気にしないが、彦の市には見えるので、ばれてしまうのだ。彦の市は男が憎くて調べると、それが尾君子小僧と呼ばれるように身のこなしの軽い徳太郎という男で小間物屋を装っているが、夜兎の角右衛門の配下なのだ。尾君子とは猿のことだそうで・・・・徳太郎は今回の仕事の応援にやって来た男なのだ、だが蛇の片腕の前砂の紋蔵は徳太郎を仲間に引き合わせなかったので、徳太郎と彦の市は互いに仲間とは知らない、2人はおそのを独り占めにしようと相手を抹殺しようとする。そして、彦の市が徳太郎を殺してしまい、姿を消してしまうのだ。それで、蛇の平十郎が長い間、準備を進めてきた仕事が水泡に帰したというお話でんがな~あ。
2012/12/08
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文春文庫「鬼平犯科帳(一)」に収録されてまんがなーあ。この作品は、剣豪小説らしい感じがするな~あ。殺陣のサスペンスを感じるがな~あ。鬼平が刺客に襲われた、プロの殺し屋でんがな~あ。後ろから迫ってくるのを感じて、逃げて走った、振り向けが一瞬の好きが生じて、殺られると感じたからだ、態勢を立て直して、向き合った、そして相手は逃げた、相手のもくろみを見事に外したのだ。女か、ほのかな臭いがしたのだ、匂い袋を身につけているのだ。その匂い袋が、妻の土産を買おうと寄った店の女将がつけていたかおりと同じだった。そして、平蔵は現れるのを持ったのだ。男は浪人で敵討ちの身だが、もう諦めて殺し屋で生計を立てているのだ、殺した後の血の臭いを消すために、匂い袋を身につけるのだが、その虜になってしまうのだ。三の松平中が殺しの元締めで、蛇の平十郎の以来なのだ、仕事に邪魔になる火盗改めの兆候を闇に葬ろうというのだ。火盗も探索をする、酒井が後をつけたが、逃げられてしまう、相手もただなるのものなのだ。そして、ついに刺客が、最後の機会を狙った、平蔵が鶴やという料理屋に上がったのだ、それを狙って刺客が平蔵の部屋に行こうとしたときに、後ろから一突きにされてしまった。あっけない終焉ですがな~あ。実は刺客の敵と狙う相手が、宿の主人だったとはな~あ。自分がやられると思って、斬りつけたんだとな~あ。平蔵は、宿の主人に、仕返しもあるやも知れる、1年ほど江戸を離れろといい、その間入れが預かって殺るという。粂八に殺らせようというのである。だんだんと、鬼平のサポートの陣容が揃っていきあまんがなーあ前半は素晴らしい迫力の物語も、あっけなく終わってしまうがなーあ・
2012/12/07
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文春文庫「鬼平犯科帳(一)」に収録されてまんがなーあ。主人公は「血頭の丹兵衛」の巻で、京に向かった、蓑火の喜之助でんがな~あ。京に戻って骨を埋めるつもりだった、67才でんがな~あ。20年前に死んだ女房の墓参りに行った帰りに、大女のおとよとぶつかったのだ、それが機会でおとよの勤める店に行った、あおあいて通い出て出来てしまったのだ。まだ行けると男の血がたぎった喜之助は、もう一仕事しようと江戸に向かったのだ。狙いはつけてあったが、急場の仕事で人出が居るので、助っ人を頼みに夜兎の角右衛門の配下の前砂の捨蔵を訪ねた、夜兎は手一杯で、野槌の弥平のところにいた3人を紹介されたのだ。印代の庄助、火前坊権七、岩坂の茂太郎でともに30代だ。親分や小川や梅吉が粂八に裏切られたので、恨みを抱いているのだ。さらに、座頭の徳の市が加わったのだ、座頭は引き込み役なのである、うまく狙いの店の旦那のひいきとなり、治療によばれるようになった。そして、決行の火が決まった、盗人の掟通りという喜之助を縛り上げて、3人は最初から仕事を横取りするつもりだった、そして仕事に向かったのだ。縛られた喜之助は、縄抜けの喜之助という異名があった、縄を解くと、急ぎ働きだけは許せねぇと3人を追っかけて、2人をさして、最後の1人とは供に差し合って、一命を落としたのだ。蓑火の喜之助の淋しい末路だったのだ。20両を渡して、待っていろと言われたおとよは、喜之助のことなど忘れて、別の男に貢いで、その金を奪われていたのだ。まーあ、67才の老人、パワーがあるといって、30代の3人をやっつけられるかな~あ、そこがフィクションの世界ですけどな~あ。でも、すごい老人でんがな~あ、ちょいとうらやましくなるがな~あ。わてには、そこまで元気がないがな~あ。
2012/12/05
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文春文庫「鬼平犯科帳(一)」に収録されてまんがなーあ。厩橋にある居酒屋豆岩の主人は岩五郎で、これが密偵でんがな~あ。この家族の物語でんがな~あ。店に乞食坊主が来た、そしていい女房を貰いなすったねといい、家族のことも見抜いていて、今の暮らしに背いちゃ行けないよといい去っていったのだ。岩五郎を家族のことまでよく当たるので驚いたのだ。かつては盗人の岩五郎、足を洗い、年上の女房と一緒に、一家団欒の小さな幸せな生活をしている。岩五郎の思い出は、父親が作ってくれたどじょう汁なのだ、その暖かさが忘れ慣れないのだ、そして父親を大事にしているのだ。ほっこりするとお話でんがな~あ。だが、そこに彦蔵がやってきたのだ、そして、海老坂の与兵衛に引き合わされたのだ。盗賊の手本のような仕事をする人の下で、一度だけ仕事をしてみたいとと岩五郎は思うのだ。だが、与力佐嶋に恩義があり、それで密偵となったのだ、それで、密告しようかどうか悩み抜くのだった。そして、結局は坊主の言ったように、自分の暮らしを守るために、与兵衛を密告してしまうのだ。だが、すぐに一家は夜逃げをして、江戸を離れてしまったのだ。やっぱり、居づらかったのだろう乞食坊主は、剣友岸井左馬之助の変装で、たまたま立ち寄ったら、親切にしてくれたので、これは役に立つ男だと思い、今の暮らしを守れと助言して立ち去ったのだと平蔵に話すのだ。鬼平の中ではちょいと珍しい、人情話ではないかなーあ、盗賊も血を流すの嫌い、刃物は持ち込まないという理想的な盗賊と、この話は出来すぎてるがな~あ。岩五郎の父親へのいたわりのシーンの人情話的要素もありまんがなーあ。
2012/12/04
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文春文庫「鬼平犯科帳(一)」に収録されてまんがなーあ。捕らえられて粂八が、密偵となって活躍する最初の作品でんがな~あ。これが、鬼平の2作目ですねえ、岸井左馬之助登場の最初の作品ですなーあ、それに鬼平の生い立ちが紹介されまんがなーあ。血頭の丹兵衛が急ぎ働きで江戸を荒らし回った、急ぎ働きは強盗殺人なのだ、証拠を残さぬ為に、一家皆殺しにするという残忍な手口なのだ。その丹兵衛達が、江戸を引き上げて、浜松で集合するというの聞き込み、粂八が探索するというのだ。粂八にとって、丹兵衛は盗人のイロハと起きて教えてくれた、大恩人なのだ。盗人の3箇条、貧しきものからは取らず、殺めず、女は犯さずだ。これを守るのが、盗賊道なのだ、まーあ、これがこのシリーズのベースみたいなものだがな~あ。わては、ちょいとおかしくもあると思うがな~あ粂八は若い頃は丹兵衛のところに居た、そしてある勤めで、女に手を出したのだ、盗人道に反すると言うことで、丹兵衛から破門されたのだ。その掟にうるさい丹兵衛が急ぎ働き、それは粂八には信じられないということだ。だから、急ぎ働きの丹兵衛は偽物と思ってい手、正体を暴こうと乗り込んだが、本物の丹兵衛だったので唖然とする。丹兵衛は、能書きをたれていたのは体のきくうちだ、老いぼれたら、そんなことは言っちゃおれねえ、粂、女を犯してもいいんだぜと言うのだ。丹兵衛一味はお縄になった、だが粂八にはすっきりしないものが ・・・・丹兵衛が去った、江戸で、血頭の丹兵衛の名を残した、見事な盗みがあった、それで、粂八はそれを聞き、ますます偽物だと思ったのだ。だが、江戸に戻る途中、蓑火の喜之助と出会い、あまりに血頭の評判が悪いので、ちょいとわしがいたずらをしたのさと聞かされるのだ。TVの鬼平の最初の作品でんがな~あ、さいごの丹兵衛のきれいな勤めは、粂八が丹兵衛の名を守るために、やっと言うことに変えられてまんがなーあ。丹兵衛を演じたのが、市川中車で、そら迫力が違ったな~あ。
2012/12/03
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文春文庫「鬼平犯科帳(一)」に収録されてまんがなーあこれが、鬼平の2作目ですねえ、岸井左馬の助登場の最初の作品ですなーあ、それに鬼平の生い立ちが紹介されまんがなーあ。前作で取り逃がした、梅吉が本所辺りで見かけたという報告が、密偵の岩五郎から入った、さらに、佐嶋からも、旗本が岩五郎を匿っているらしとの報告が入った。それで、平蔵は本所辺りを見回り、剣友の岸井左馬之助と再会するのである。平蔵の青春は本所にあったのだ、昔屋敷があり、高杉道場に通っていたのだ、2人とも、桜屋敷のお嬢様に恋慕したのだ、そのお嬢様のふさは近江屋に嫁いでいった、そのときの岸井のショックは大きく、ずっと独り身のままで居るのだ。ふさは、その後夫に死なれ子がなく、夫の弟が後を継いで、わずかの金を与えられて、店を追放されたのだ、そして、今は旗本の服部角之進の妻となっているのだった。平蔵の生い立ちも悲しい、平蔵の父は次男で兄にやっかいの身、女中に手をつけて平蔵が生まれた、それで、平蔵は母の実家で育てられるのだ。父の兄が死に、父が長谷川家を継いだ、そのとき姪の波津と結婚した、だが妾腹の子というので、平蔵は継母からひどい仕打ちを受けて、放蕩で家に寄りつかぬ身となった。本所の銕(てつ)と呼ばれるようになった。やがて継母が死んで、家に戻り家督を継いだのだ、それからの平蔵は別人で、とんとん拍子に階段を上り、火付盗賊改めの大役を任されることになったのだ。悪の時代の思い出が、本所にあるのだ。そして、服部の屋敷から悪の時代の仲間の相模の彦十が出てくるので、声をかける。そして、彦十に梅吉のことを話して、見つけたら知らせてくれと頼むのだ、やがて、梅吉が中にいて、近江屋に押し込むという知らせを持ってきた、それで、梅吉達を一網打尽にしたということだ、近江屋を梅吉に持ちかけたのは、ふさだという、ふさはよほど恨みがあったのだろう。そしてふさは梅吉とも情を通じたという・・・・梅吉の言葉からそれを鬼平は聞いたのだ。岸井とともにあこがれた人の変貌にびっくりというお話ですがな~あ。
2012/12/01
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文春文庫「鬼平犯科帳(一)」に収録されてまんがなーあこれが、鬼平の最初の作品ですなーあ、主人公は火付盗賊改の同心の小野十蔵でんがな~あ。小野は無口な為に唖の十蔵といわれるのだ、十蔵が無口になったのは嫁の性とな~あ。小野は御先手組で30俵3人扶持、御先手組はいざ鎌倉のときに先陣を勤めるのだから、泰平の世では閑職なのだ。それが、火付盗賊改がで来て職に就くことになったのだ。祖父が放蕩し煽りで、借財が出来、家計は火の車だった、それで商家から百両という持参金つきで嫁を貰い、借財も一掃し、父親の病の治療も出来るようになった。それで、小野は嫁に頭が上がらず、次第に無口になり、ただ職務にだけ生き甲斐を見いだすようになったのだ。張り込んでいた越後屋の助次郎宅で、様子がおかしいのではいると、助次郎が殺されていて、妻のおふじが鳴いていたのだ。おふじが亭主を殺したのだという、聞いてみて同情した、おふじは身重であった、それで、助次郎は床下に埋めて、おふじを農家に匿って、夫婦はどこかに逃げた後だと虚偽の報告を与力の佐嶋にしたのだ。追っていたのは、野槌の弥平で、英知ゴヤはその一味と思われる言う情報が入ったのだ。当時は堀帯刀が長官で、長谷川平蔵が代わりに職に就いたのだ。おふじを匿うのに金がいる、女房の実家に役向きで金がいると騙して工面していたのだ、そして情にほだされて、やがて2人は関係を持つようなるのだ。女房にない暖かさを感じるのだ、よくある話ですねぇ・・そして、長官が変わったが、数名が残されて、そのなかに小野も入っていたのだ、小野はおふじのことがあるのでほっとしたのだ。助五郎を訪ねて小川や梅吉がその犯行の日に来るはずだという、その日は待ったが来なかった。やがて、おふじが梅吉をそば屋で見かけたというのだ。そして明後日また人と落ち合うというのを耳にした。それで、小野は同心の竹内達と張り込んだ、おふじが姿を確認すると、御用だということになったが、梅吉はなかなかのもので逃げられてしまった、だが一緒にいた粂八は捕らえられてしまった。平蔵は小野に、粂八を取り調べろと言う、でも、なかなか吐かないのだ、梅吉から手紙が来て、全て知っている、粂八を逃がせ、さもないと全てをあからさまにする、おふじと交換だという。小野は、おふじのところにいったが、すでに居なかったのだ。だが、小野が帰ったというので、平蔵は直に取り調べをして、粂八を吐かせてしまった。すごい責め腕に、同心達もびっくりだ~あ。そして、野槌の弥平のアジトに打ち込んで、一網打尽にしてしまう、鬼平の初手柄でんがな~あ。だが、小野は、それを知って遺書を残して自害してしまう。また、おふじの殺された死体が上がったのだ。小野の妻子は、何もなかったごとく、実家に帰ってしまう、小野家は断絶するのだ。ただ、おふじが助五郎との間に儲けた子供だけが残されたのだ、それを平蔵夫婦が引き取って育てるという美談つくのだ~あ。鬼平のデビュー作でんがな~あ。この粂八は後に密偵となる小房の粂八でんがな~あ。確か、松本幸四郎の最初の鬼平シリーズ(1969年)では、この小野十蔵を田中邦衛肯んじて、はまり役だったと思うがな~あ。
2012/11/30
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文春文庫「鬼平犯科帳(三)」に収録されてまんがなーあ鬼平一行のが。宇津谷峠にいた頃、江戸の留守宅では・・・ということでんがな~あ。妻の久栄に呼び出しの手紙が届いたのだ、むかし隣に住んでいた近藤勘四郎からの呼び出しなのだ。近藤は、久栄の初めての男で、久栄は夢中になり、棄てられたのだ、近藤は、吉原の遊女と金を奪って逃げたのだ、そのとき店のものを殺傷したのだ。それから、20年経って、呼び出し状が来たのだ。久栄は茶屋に赴いた、そして近藤に毅然とした態度で臨むと、近藤は帰って驚くなと言って、立ち去ったのだ。供に連れてきていた、門番お鶴造に後をつけさせたのだ。屋敷に戻ると大変だ、老婆がやってきて、久栄が斬られたというので屋敷がてんやわんやとなっていたのだ。その隙に、6才になる養女のお順が拐かされて、居なくなっていたのだ。それを聞き、与力の佐嶋などが駆け付けてきた、そこに鶴造が遅くなって戻って来た。鶴造がねぐらを突き止めたので、鶴造を案内に佐嶋などが、捕縛に向かい、お順を救い出して、一味を捕らえたのだ。平蔵が帰るまで、縛ったまで、水だけ与えて、放置されたのだ。平蔵が帰ってきて、尋問して、老婆から全てを吐かしたのだ。老婆はおすめといい霧の八郎の義母に当たる、また近藤は盗賊一味に加わり、七郎の配下となったのだ。七郎は小川屋梅吉の実弟で、兄が処刑されたので、恨みを晴らすために、留守中に妻の久栄とお順は殺して、平蔵を苦しめようとしたのだった。七郎のアジトに向かったが、既に逃亡した後だった、妻は近藤ことを聞かれて、女は男次第でございます、殿様に比べれば、近藤は塵芥も騒然と言うシーンがあるだけだがな~あ。。この辺りは、テレビドラマではかな尾ひれをつけて描いてますがな~あ。さらっとしていて、想像が拡がるから、原作は楽しいんでんがな~あ。佐嶋もうすうす感づいていたのだと書いているところが、何とも機微に思えますな~あ。娘が傷だらけになり嫁にも出せぬという父親の話を聞いて、平蔵はわしも傷だらけだ良ければ嫁にくれいというところはちょいとほろっとさせますがな~あ。。
2012/11/29
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文春文庫「鬼平犯科帳(三)」に収録されてまんがなーあ鬼平一行の京からの戻り道のお話でんがな~あ。岸井左馬の助は秋葉詣りをするので、一行と離れて後を追うという道程を取る。そして、袋井の旅籠に泊まると、幼なじみの臼井の鎌太郎と出会いまんがなーあ、久し振りの出会いに、一緒に飯を食って飲もうと、部屋に戻ると鎌太郎は既に立ってしまった。あららんと不思議に思う、30年ぶりに出会ったのだが、継父を殺して出奔してからは、どうしているのやらということだった。左馬は庄屋の倅で、剣術が好きで、剣の道に入ったのだ。宿の女中に聞くと、連れが来たらと伝言を残していたのだという。左馬は後を追って、宿を立つと、途中でうめき声が聞こえた、誰かにやられた後だった、どうやら、鎌太郎の連れだと察しが付いた、やったのは鎌太郎かということだ~あ。鎌太郎は空骨の六兵衛の配下で、押し込みの後の分け前はほとぼりが冷めるまでと親分が隠していたのだった。だが、ケチな親分はどうにかして、分け前をやらぬ方を考える、それで、親分の隠しが金をごっそりといただこうというのだ。そして、仲間と共謀した、その仲間が親分を殺し、出会ったところで、仲間の二股の音五郎を殺して、金を奪い取ったというわけだ。鎌太郎は親分の片腕の久蔵の妻のお茂と出来ていて、お茂が久蔵の首を絞めて、金の隠し場所の絵図面を奪ってきて、落ち合うのだ、そしてHを始めるだ、だがそのそばには、忠吾が居て、動けずに一部始終を見てしまうのだ。忠吾は下痢をして、平蔵のそばを離れて、草むらに駆け込んで用を足していたのだが、そのそばでおっ始められて動くに動けなかったという次第だ~あ。そのうち、あえぎの声がおかしくなった、お茂を絞め殺して、鎌太郎が去っていったのだ。2人の会話から、鎌太郎が左馬の幼なじみというのが聞いて取れたのだ。左馬の助は印旛沼で溺れたところを鎌太郎に助けられたという恩義があるのだ、平蔵もそれを聞いていて、左馬の到着を待つことにしたのだ。藤枝の宿の風呂場で、忠吾が鎌太郎を見かけたのだ、顔は見ていないが、声で解ったのだ。鎌太郎は仲間の稲荷の徳治と待ち合わせていて、そして絵図面の場所に金を掘り起こしに行った、平蔵と忠吾がつけていくのだ。そして、金を掘り起こしたときに現れたのは、久蔵とその仲間だった。親分が裏切りを見ぬいていて、お茂は見張りのための女だったのだ。そして、久蔵は鎌太郎が親分を殺るのを待っていて、金を独り占めにという分けだった。鎌太郎と徳治は会えなく、殺されてしまった。だが、久像たちが金を手にしたときに、平蔵が現れて、御用というわけだ。鎌太郎の一件は、左馬には伏せられたのだーあ。盗賊の仲間割れを描いたお話ですがな~あ、ちょいと手が込みすぎてますがな~あ。野糞の最中に、横にカップルが来てHをおっ始めるとはなーあ、なかなかこういう発想はできませんなーあ。
2012/11/27
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文春文庫「鬼平犯科帳(三)」に収録されてまんがなーあ 鬼平の京都編でんがな~あ。奉行の薦めで、与力の浦部彦太郎が同行するが、前作のお豊の事件の処理のために数日延びて、その間鬼平は今日をぶらぶらするが、そのときに、嵯峨野で女を助けたのだ。女は誰かに狙われているのだ、その狙っているやつを平蔵は見た、そしてただ者ではないと読んだ。女が育ったところは三輪なので、鬼平も奈良見物に出かけるので、三輪明神も行きたい思っていたというので、女を連れての4人旅だ、平蔵、忠吾、浦部、女とな~あ。女は貝のように口を閉ざしているが、やがて全てを語るのだ。謎を持たしてストーリーが進行して、やがて全てを語る、そのプロセスが妙味なのだ。およねといい、三輪の近くの大泉の出だ、父は解らず、母も姿を消した、残されたおよねは祖母に育てられたが、大阪に出て出雲屋丹兵衛という宿屋に奉公にでた。この主人、高津の玄丹という香具師の元締めだが、奉公人は全く気づいていない、表と裏の顔を見事に使い分けている。大阪ではこの玄丹とやがて、白子の菊右衛門とが二大勢力なのだ・・・およねは、白狐の谷松に犯されるのだ、気がついて辺りをうかがって、玄丹達が役人を殺した現場を見て恐ろしくなって逃げるのだ。そして、先輩のおしげの嫁ぎ先を頼って京の清滝に向かう途中嵯峨野で追手の猫鳥の伝五郎に見つかってしまうのだ。それを、通りがかった平蔵に助けられるのだ。追手の伝五郎と牛滝の紋次がばったり出会う、紋次は平蔵を狙っている、兄が平蔵に殺されたからだ、兄は虫栗の権十郎に雇われて、平蔵を襲って返り討ちになった刺客の1人だったのだ。それで、伝五郎は頭を紹介する、400両持っているので、それで殺しを引き受けてくれるかもしれないというのだ。だが、玄丹はそれどころではので、白子の菊右衛門のところに回すのだ、話を聞いた菊右衛門は鬼平には指圧医師の券で借りがあると思っているので、紋次を縛りあげて、様子を見ているのだ。平蔵一行は、奈良までを宇治から奈良街道を通らずに、石清水に詣り、歌姫越えで、田辺、棚倉と通り、木津に出る。つまりは山背古道を通ったんでしょうな~あ。途中の祝園で、尾行していた谷松を捕らえてしまうのだ、だが、谷松は舌をかみ切って出血多量で死んでしまう。谷松に尾行をまかせて、伝五郎は大阪に帰り報告する、知らせを受けた玄丹はアジトを引き払い、刺客を連れて、平蔵とおよねを殺戮し、さらに大泉の庄屋を襲って、最後の仕事して逃走すると計画を立てる。道場を開き、玄丹の援助を受けながら、刺客の仕事をしている凄腕の浪人達が平蔵を抹殺をしようとするのだ。まーあ、かなりサスペンスを楽しめますよ、それに、風景描写も楽しく読めるしなーあ。平蔵があわやというシーンもありまんがなーあ、そこに鞍馬天狗ならぬ、剣友の岸井左馬の助助が現れて、危機を救うとな~あ。ちょっとやり過ぎの感もしますがなーあ、まーあ、それも良かろうかな~あ。大泉って、場所がわからんので、調べたら、三輪神社の西にありましたな~あ、24号線の辺りでんがな~あ。柳本を経て大泉な~あ、なるほどこれで、場所の間隔が解りましたがな~あ。TVではスペシャル版で作られてたな~あ、そら、この内容だったら理解できるな~あ、見せ場はたっぷりだものなーあ。原作読んで見ると、玄丹がちょいと貧相だった気がするな~あ。それ、TVに期待する方が野暮じゃなーあ。
2012/11/26
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文春文庫「鬼平犯科帳(三)」に収録されてまんがなーあ 平蔵が忠吾を伴い京にに滞在したときのお話でんがな~あ。主人公は女のお豊でんがな~あ。鬼平がふと見かけた女はお豊だった。若い頃に関わりのあった女だ、そして、20年経った今も艶やかでんがな~あ。それが、何と忠吾と連れ立っていたがな~あ、忠吾も女の色香にはまったのだ。お豊は盗賊栗虫の権十郎に拾われ、女房のおだいに育てられるた、おだいが死ぬと女にされた、さらに権十郎が死に、二代目になると、二打目の女にされて、女賊となったのだ。だが、若い男をくわえ込むという悪い病気があり、それも侍をというのだ、忠吾がその餌食となったのだ。 平蔵は京で父と滞在の時、お豊の虜となった。そして、それが権十郎の女と聞かされて、唖然となる。だが、父とその配下の同心とが闇に葬ってくれたので、事なきを得た。それで、女遊びに懲りたのだーあ・・・だが、忠吾が同じ轍を踏んでいるというのが面白いがな~あ。京の滞在中は世話を焼いてくれるのは、かつての父の配下の子息の浦部彦太郎与力でんがな~あ。平蔵がお豊と関わったことは、彦太郎は知っては居ないようだ。それだけ、みんなが口をつぐんでくれたのだ。原作の良さは、お豊の魅力でんがな~あ。思わず、のめり込んでしまう筆使いに魅了されますがな~あ。それが、この作品の魅力でんがな~あ。池波作品のなーあ。吉右衛門の鬼平シリーズでお豊を演じたのが山口果林でしたがな~あ。ちょいとわてのイメージと違いますがな~あ。抱くイメージはぽっちゃりとした感じのな~あ・・どことなく男好きのする女ねぇ・・・・それに、京女の良さというのが、語られてまんがなーあ、京言葉の醸し出す雰囲気と女の応対がいいとなーあ・・これは夢のまた夢のお話でんがな~あ。
2012/11/24
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文春文庫「鬼平犯科帳(三)」に収録されてまんがなーあ 鬼平が役目を解かれて、この機会にと父の墓参のために京都に赴いたときの出来事でんがな~あ。主人公は60を越えた盗賊の伊砂の善八でんがな~あ。この盗賊が、後継者に鬼平を選んだことからおこる面白いお話でんがな~あ。京への出発に辺り、供に選んだのは、木村忠吾でんがな~あ。息子の辰蔵を連れて行こうと思ったが、主人不在の留守を守るということで残したのだ。妻の久栄は見送るときに含み笑いをする、それは京に一緒に居たときに、新妻を放ったらかして、平蔵が京女と遊び回っていて、妻を泣かせたというあったからだ。こういう一札は、テレビドラマではカッとされてるだろうな~あ。平蔵は見附で忠吾と落ち合うことで、それまでは一人旅を楽しむのだ。駿河の国の宇津谷峠で、縛られた男女を3人組から解き放した、事情を聞き、主人の金を2両盗んで逃げたという、男が認めたために、平蔵も止む得ぬというので、男女は連れ去られていった。見附の升屋の奉公人だという、升屋はあくどい人の使い方をしていて、それで、2人は逃げようとして、金を盗んだのを、善八から後から聞かされるのだ。善八は3人をやっつける手際の良さを見て、この方に後を託そうと平蔵を口説いたのだ。今までの財産を平蔵に譲ろうというのだ。盗みをやって来て、この秘伝を誰かに残した問い、老齢になって思い始めたのだという。平蔵も乗ったのだ、そして升屋に善八が忍び込み、平蔵がその手伝いをしたのだ。だが、升屋の追っ手がかかり、またまた平蔵があっという間に追手をやっつけてしまい、後始末に忠吾にさして居たのだ。善八は、調べておいた各地の狙った家の絵図面を平蔵に取り上げられて、忠吾に身分を聞かされて、愕然とするのだ。だが、平蔵は今度合ったら、ただではおかぬぞ、早く足を洗えと別れるのだが・・・いろいろ面白いがな~あ、盗賊心得ねえ、月明かりは敵とか、夏の日は眠りが浅いので、盗みには向かないとかなーあ、まーあ、書いてあるのが、もっともなことだがなーあ。TVの吉右衛門版ではこの善八がフランキー境だったですねぇ、だから、ちょいとイメージが合いませんでしたな~あ。ちょいと強すぎるんですねぇ・・・人の知らない間にそっと盗むというタイプの泥棒のイメージなんでな~あ。岡部、見附、浜松、舞坂と東海道の宿場が舞台でんがな~あ。宿場の描写も楽しく読めるがな~あ。
2012/11/22
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文春文庫「鬼平犯科帳(三)」に収録されてまんがなーあ 主人公は指圧医師の中村宗仙でんがな~あ。土蜘蛛の万五郎の治療をして50両という法外な謝礼を貰った、そして評判になり金持ちは多額の謝礼を弾むようになった。屋敷には、小判が埋まっているという評判だ、だが生活はきわめて質素なのだ。鬼平は調子が悪くて、宗仙が治療に来るようになった。60過ぎの大男とありますがなーあ。迎えに行くのが同心の山田市太郎だ、20俵2人扶持で妻子5人を養っているので、生活は楽ではなく、子供が病で、高利の金を借りて、返すので困っている、それで、宗仙の宅から、金子を盗もうとかとよからぬ思いが頭をかすめる、そしてある日、宗仙が浪人風の男から、なにやら揺すられている気配を察知して、山田が尾行をして住まいを突き止める。密偵の小房の粂八を使って、様子を探らせた、浪人は石島といい、羽沢の嘉兵衛のところに入っていった、香具師の元締めだ、なにわの白子の菊右衛門とつながりが、石島は白子から使わされたものだという。それで、大阪に帰ると思って後をつけると、上州高崎で道場をかかげていたという。宗仙は京にいる頃、お八重と懇ろになったが、これが白子の女だって、白子の親分にオレの女をとすごまれた、そして、500両で売ってやろうと、期限を切られた。それで、江戸に出た宗仙はせっせと稼ぎ出して、とうとう、支払い完了して、お八重の来るのを待ちわびていた。だが、刺客がやってきて、襲われていて、一緒に棲んでいた下人の五助が殺された、そしてあわやという時に、山田が防いでくれて、一人を捕らえたのだ。そして、事情を聞き出したのだ。実は、石島が着服して、宗仙が女を造り、金など返す気はないと嘘の報告をしたので、白子は刺客を放ったのだ。そして、石島が姿くらましていたので、宗仙をやろうとしたのだ。もう、女は殺されているだろうと、鬼平は思い、宗仙も悟ったようだった。鬼平は、刺客を大阪に返して、事情を話せと命じた、そして人殺しはやるが、約束は守るのが香具師の親分だと思ったのだ。白子は金を返して来たのだ、だが女は帰ってこなかった。そして、石島が殺されたというのだ。宗仙がお八重と出来るシーンの描写がいいですねぇ・・・これは映像では表せませんな~あ。それに、平蔵が山田の窮状を察知して、見舞金を差し出すとところは、鬼平とは言われるが、部下思いのところがよくでているがな~あ。TVドラマ化では、そら、肉付けされてるがな~あ。ストーリーのスケルトンは変えられてませんがな~あ、いろいろと肉付けされますがな~あ。そら、原作の味は何とも言えんな~あ。宗仙より、香具師の親分というものは、こういうものだというのが、伝わって来ますがな~あ。
2012/11/20
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