星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2021.08.02
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​​  下記は昨年の8月に書いた日記ですが、昨日(19日)のNHK「チコちゃんに叱られる」で「アラビア数字と角の数の関係」は「俗説」でどうしてこのような数字を使うことになったかは「分からない!」という画期的な結末でした。私自身は十分納得できる説だと思っていたので、ちょっと残念な気持ちがありますが、誰かがこの謎を解明してくるのを待ちます。

「チコちゃんに叱られる」の「1ダースは何故12」の回の​
答えは「争いが起きにくいから」でした。12は2、3,4,6、12で割り切れる数のため人に配る時に他の数字より選択肢が多く争いが起きにくいという納得の答えです。

エジプト(紀元前3000年~前30年頃)では既に天体観測から1日の時間が12時間x2、またローマ時代には月の満ち欠け から1年が12ヵ月であることは知られていて、現代でもこの「12」という数字が生活の基礎となる場面で多く使われていると説明がありました。

 12星座、12干支、キリストの12使徒などもすぐ浮かんできますが、調てみると
仏教では苦しみの元となる12縁起、そして音楽の12オクターブ等やはり身の回りに「12」が溢れています。そして「ギリシャ神話・ ふしぎな世界の神様たち(集英社未来文庫)」の本を読み始めてオリュンポスの神々が12神であることを知りました。

 「ティタン族」のクロノスとレアから生まれた全知全能の神「ゼウス」を初めとして弟の海と地震の神「ポセイドン」、そしてゼウスの子である愛と美の女神の「アフロディーテ」など天上の山「オリュンポス」の頂きに住んでいた最初の神々は「12神」で面白いことに男性6神に女性6神と男女平等です。

 ギリシャ神話が成立したのは紀元前1500年(文章化は紀元前500年頃)と言われれいるので、やはり「12神」というのは当時から人々が神秘的な思いも抱いていた数字を使ったのかと想像します。

 日本にギリシャ神話が伝わったのは法隆寺の柱にギリシャ様式が使われていることから5世紀ころ中国からというのが有力説のようですが、「古事記」や「日本書紀」がその後の8世紀に書かれたというので何となく納得します。


「ユーリディケ」を現世に連れ戻すために「死の国」に向かった「オルフェウス」

 ギリシャ神話と古事記に描かれている​
「死の国に愛する人を取り戻しに~」という話はとても似通っているし、それだけではなく「古代インド叙事詩」の中にも似たような話が存在しています。

 単なる偶然とは言い難いところもあって、昔々だけれども想像以上にグローバル化していて文化や情報の交流があったのではという説もあり、これは非常に興味深いです。



 更にアラビア数字について検索していくと、数字の形の由来が「角の数」によるものだというのを見つけました。確かに「1」だと赤丸が付いた角が1個で、「9」は9個あります。そう見ると「0」の角のない形が何とも神秘的に見えます。



 ふとゼロを2つ組み合わせたようにも見える「無限大(∞)」の記号も思い浮かびましたが、これはローマ数字やギリシャ文字から作られたのではということでした。数字ってなかなか魅力的です。








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最終更新日  2024.04.23 08:12:31
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