星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2023.04.27
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 昨日の中国の習近平国家主席とウクライナのゼレンスキー大統領の1時間ほどの電話会談のニュースには停戦から収束への可能性の光が見えた気がしました。

習主席の今年2月仲介役としてのプーチン大統領訪問ではあまり成果が挙げられず、ロシアの侵攻は相変わらず続き仲介役を自負するのであればロシアのみ訪問するのは片手落ちという批判もありました。

  今回の電話会談でゼレンスキー大統領が習首席に「10項目の和平案(昨年11月提案)」の理解を改めて求め「領土の妥協に基づく和平はあり得ない」と訴えるこの主張が今後中国からウクライナへの代表団の派遣でどのように進展していくのか興味を引くところです。


13」の中に「ウクライナと中国の意外な蜜の関係」という箇所があって興味を引きました。

 蜜の1つ目は両国間の貿易です。ウクライナにとって中国は近年輸出入共にトップ(全体の
14~15%)でロシアの6~8%を上回っています。輸出品では穀物、輸入品では鉱物性燃料が1位になっています。


中国の最初の空母「遼寧」ネットの画像から。

そして蜜の関係の2つ目として中国の最初の空母「遼寧」に纏わる話が紹介されています。ソ連崩壊前にクリミア半島のセバストポリにある造船所で製造中であった「ヴァリャーグ(遼寧の元々の名前)」はソ連崩壊後にウクライナの物になったそうです。その後1998年に香港の実業家が「マカオでカジノとして使いたいので売って欲しい(後に嘘と判明)」と交渉を受け、空母の整備を全て外して売却したところマカオではなく中国の海軍基地に運ばれ中国はウクライナで失業した技術者を雇い空母を完成させ遼寧と名前を付けたという、何かフィクションのような話です。

 この事実を両氏が知らないはずはなく、ウクライナにある意味「弱み(借り)」がある中国が今回のロシアとウクライナの仲介でウクライナに大いなる忖度をしてくれればと勝手に期待します。

 昨年小さなニュースでもし習近平国家主席がロシア侵攻を止める働きをしたら「ノーベル平和賞に値する」というのがありました。2018年に中国の憲法を改正して異例の3期目に当選した習近平氏(生涯国家主席も可能)がその経歴に華を添えるかもしれない「平和賞」は「貰えるものなら・・」という気持ちもあるのかなと勝手に想像します。それは別にしても「武器を供与せずあくまでも対話で」という中国外交に今回は大いに期待したいのと中国以外でこの役が出来る国は果たしてあるのだろうかと考えてしまいます。







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最終更新日  2023.04.27 13:29:08
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