星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2023.10.06
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 昨日、札幌市が2030年冬季五輪・パラリンピックの招致を断念し、2034年以降の招致を目指す方針と発表がありました。理由としては2021年の東京大会を巡る一連の汚職、談合事件などで五輪招致には逆風が吹いていて今年4月の札幌市長選で招致反対派2候補の合計得票率が4割を超えた事も挙げられていました。



 今回の招致断念の記事に「五輪マーク」があり「どうして輪が5つで、何故内側の白色を含む6色?」と今更ながらに調べてみると、5つは「アジア、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、ユーラシア」の5大陸を意味し「青、黄、黒、緑、赤、白」で世界の国旗のほとんどを表現できるからだそうです。

 古代ギリシャやローマ文明に憧れたフランス人教育者のクーベルタン男爵の提唱によって第一回「近代オリンピック」がアテネで開かれたのが1896年で、その28年後の1924年に一回目の「冬季オリンピック」が開催されています。夏、冬のオリンピック共に掲げた目的は「世界平和」でそれは古代オリンピックが行なわれる年(8年に1度だったらしい)はギリシャ国内の全ての戦いが中止されたという事にも因るようです。

 ただ昨年の北京の冬季大会の後にロシアのウクライナ侵攻が始まるという混沌とした時代に来年パリで開催されるオリンピックも含めて世界平和に役立つと考える人は世界中で何%いるのだろうと疑問に思います。1972年に札幌で開催された冬季オリンピックを検索してもその経済効果が大きく取り上げられ(全国で1兆1888億円)世界平和とかけ離れた感があります。いっその事「開催国の経済に活気をもたらすためのオリンピック」と銘打った方が例え汚職の問題が出てもすっきりする気がします。



 話を変えてスポーツ大会からたくさんの元気や勇気をもらうと言うのはサッカーやラグビーのワールドカップ、今年3月のWBC(日本が一番熱狂したと思いますが)など個人的には1種目に絞った試合かなと思います。調べてみると
古代オリンピックの当初の頃は「ゼウスの足裏600歩分を走る競走の1種目だけだった」という記事がありました。そして以前に日記に書いた古代ギリシャで一番美しいとされた「裸」で競技を行っています。 因みに冬季北京大会の種目は最多の109種目でした。これでは施設の準備にさぞ費用と労力がかかるだろうなぁと思います。

 個人的には現在の形の近代オリンピック存続は益々難しくなるだろうし、前向きに「廃止」を検討する勇気を持って欲しいなぁと思っています。種目を絞って例えば「陸上オリンピック〇〇大会」のように種目別にいろんな国で開催すれば開催国の経費負担も軽減されるのではとも思います。

 五輪のマークは「世界は1つ」という意味を込めて作成したそうですが、今「世界は一つですか?」と聞かれて「はい」と答える人はほぼいないのではと考えると時代とのギャップを痛烈に感じます。







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最終更新日  2023.10.07 23:51:05
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