臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2012年07月17日

★手すりが無くて落下死した入居者。　責任は家主か落下した本人か？★

カテゴリ：賃貸の達人

ある賃貸物件で主婦が落下死した事件がありました。　原因は窓に手すりが付いていないことが原因として裁判になった。家主は争う姿勢を示しているが．．．．．．。

窓に手すりを設ける。　ドアに鍵を付ける。　建物が倒壊しないように管理をしっかりする。
家主として最低限守らなければならない安全対策を怠ると、入居者が事故を起こした場合裁判で家主は損害賠償として大きな代償を支払うようになります。

所が、ボロボロになっていまにも倒れそうな家屋の入居者が、立ち退きを拒み居座り続けたとしたらどうでしょう。

こんな例は全国に沢山あります。

法律家の判断は別として弊社の対応策は,
入居者に「建物が古く、倒壊する危険性があることを承知のまま、意図的に立ち退きを拒んでいる。」とした事実関係を内容証明で通知します。

その上で「古い建物なので自然災害にも対応できない危険性をしっかり説明する。」
更に、立ち退きを拒否して居座ると、もし建物に不測の事態が起こって賃借人が怪我や死亡したとしても家主としては一切の損害賠償には応じられない。それを全て賃借人は了解して居住する。」

といった文書にサインを貰います。

古いアパートで階段がいまにも抜けそうな物件を目にしますが、それは家主の修繕義務があります。　階段が壊れて賃借人が怪我などすれば家主さんは保障と慰謝料で少しばかりの家賃などすっ飛んでしまいます。

家主さんは建物の安全対策にしっかり対応する必要があります。

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