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2008.01.15
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カテゴリ: フランス映画
LE CONCILE DE PIERRE
Guillaume Nicloux
101min
(DISCASにてレンタル)

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んんん~、物語の筋を追うことで楽しみ、あるいは2人の大女優の出演を喜び、それはそれで良いけれど、映画としては駄作中の駄作なのではないでしょうかね!?。こういうオカルチックな内容のホラーないしミステリーはもともとボクの範疇でない。新年元旦から順調に映画を見ているのだけれど、1日・2日の2日間で見た5本の作品は米2本、伊1本、日本1本、仏1本。その仏1本は18編のショートからなる『パリ ジュテーム』で、フランスの役者も出ているし舞台はどれもパリだけれど、フランス人が監督したのは4編だけ。外国人の見たパリであったり、出演も外国人だったりで、どうもフランス映画を見たという感じがしない。仕事でも研究でもなく趣味で映画を見ているのだから自分に何かを課す必要なんてないわけだけれど、やはりちょっと本分であるフランス映画が少ない。それに気付いてDISCASの予約リスト内のフランス作品をあまり考えずに上の方へ移動したら、これが送られてきた。

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自分はこの手の本も読まないからジャン=クリストフ・グランジェの原作がどんなで、そして原作で読んだらどうなのかはわからないが、映画としては支離滅裂。撮影のアイディア自体がイマイチなのに加えて、編集はイマサンと言った感じ。筋を作るためのご都合主義っていうのはやはりいただけない。もともとサスペンスだからストーリーを紹介するのはネタバレの危険があってやりにくいのだけれど、それでも少し書こうと思ってこの文を書き始めたけれど、なんか気力が失せてしまった。モニカ・ベルッチ演じるローラという女性は不妊症ゆえにアジア(モンゴル)系の養子リウ=サンをもらうのだけれど、その子が7才の誕生日を迎える頃から奇怪なことが起こり始め、調べていくうちにローラはリウ=サンともども狙われ、周囲では殺人事件が連発し、それは秘密結社ル・コンシル・ドゥ・ピエール(ストーン・カウンシル)の仕業だった・・・。『ローズマリーの赤ちゃん』ではないけれど、彼女の周囲の親しい人はみんなこの結社のメンバーだったりして。リウ=サンが捨て子(?)として発見された時に身に付けていた変な形のペンダントがあって、ローラはそれがモンゴルにあるある湖の形であることに気付くのだけれど、どうしてそれがローラがパリで手にしている地図と同じ縮尺で、(幾何学的に言えば)図形的に相似でなく合同なのか、つまりサイズまで同じなのか、これに代表されるようにすべてが安っぽい作り。モニカ・ベルッチはいつものような妖艶な女の役ではないのだけれど、それでも意味もなく(とボクは思う)ヌードシーンを出したり。

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この映画のわずかばかりの収穫は2つでしょうか。1つは『題名のない子守唄』でもちょっとそのこと考えたのだけれど、実の親子でない母と子の愛情。互いに血縁はないことを知っているがゆえにかえって純粋に親子の愛情関係があるような気がする。この面に関してリウ=サンを演じた子役もモニカ・ベルッチもなかなか好演していた。もう1つはローラがルームシェアする友人クラリスが出てきたとき、ちょっと雰囲気ある良い感じの脇役だな、誰だったかな(?)と思ったらエルザ・ジルベルスタインで、 『ミナ』 でエテル役だった人。ちょい役だったけれど、この人をこの人らしい使われ方で見られたのは良かった。おおむね批評家にも観客にも不評なようだけれど、一部に「フランス産オカルトミステリーの傑作」のようにありがたがっている人もいるようだ。ボクとしてはフランス映画らしくもっと情念(la passion)を深く描いて欲しかった。(オススメしない度100%と言いたいところだけれど、一歩譲ってとりあえず98%かな。)

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Last updated  2008.01.16 00:49:24
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