ラッコの映画生活

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2008.01.20
XML
カテゴリ: ヨーロッパ映画
LA MATRIARCA
Pasquale Festa Campanile
94min
(所有DVD)

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昨夜見たのは40年前のちょっとエッチなイタリア産お色気コメディー。この映画は相当前にテレビで見て、その時に録画した吹替え&ややカット版のβテープは探せばどこかにあるのですが、2000年にリバイバル上映されたらしく、DVD化もされていたのを知って、1年くらい前に運良くかなり安価に中古盤を入手していました。なんと言ってもこの映画はカトリーヌ・スパークを見るためのもの。本当に可愛ゆらしく魅力的です。1945年生まれのスパークはたぶん1960年に ジャック・ベッケルの『穴』 のちょい役で映画デビュー。他に日本では共に1962年のイタリア映画『太陽の下の18歳』『狂ったバカンス』がDVD化されていて、またロジェ・ヴァディムの『輪舞』は1964年。この『女性上位時代』は1968年で彼女が23才ぐらいで、小悪魔的(?)可愛ゆらしさの中に大人の女の色気もあって、いちばん魅力的なのではないでしょうか。衣装やインテリア等もイタリアン・デザインがオシャレで、セックスシーンも実質的にはほとんどなく、この手の作品としては満点を付けてもよい作品だと思います。共演はジャン=ルイ・トランティニャン。イタリア映画で、監督も他の共演者もイタリア人、言語もイタリア語ですが、主演の2人はフランスの役者さんたちですね。そのことにちょっと意味も感じるのですが、それは書ければ最後の方に書きたいと思います。

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(次の段落は禁止ワードがあるということでエラーになるので「*」マーク入れてあります。)
主人公のミミ(カトリーヌ・スパーク)はお金持ち、イタリアのお金持ちっていうのは桁が違いますよね、そんなお金持ちの娘に生まれて、若くしてやはりお金持ちの男性と結婚した。映画の中で、行きずりの男と関係した彼女が娼婦と勘違いされて、望まないのに男からお金をもらうのだけれど、そのお札を額に入れて飾って「私の稼いだ最初で最後のお金」なんて言ってます。まあ専業主婦とも呼べるのかも知れませんが、家事は女中とかがやるわけで、実に良くわからない身分でもあるかも知れません。子供を生み育てれば母親という役が出来るのだから、また違ってくるでしょうが。そんなミミの夫が突然死に、とにかく彼女は20才で未亡人となってしまう。その葬式のシーンで映画は始まります。夫との夫婦仲は良かったのだろうけれど、だからと言って深く悲しむでもない。弁護士から財産リストの説明を受けると、そこには夫の友人でもあったその弁護士マルディーニも良く知らないマンションが一軒あった。ミミが行ってみると床・壁・天井がすべて鏡張りになった、夫がセックスを楽しむ部屋だった。自分のサ*ド・マ*ゾだったりする性*行為の様子を撮ったフィルムが大きなスクリーンに映せるようになってはいるし、そのフィルムには彼女の女友達クラウディアも写っている。色々な女性を経験、想像力、積極性・・・等の項目で採点したリストまである。しかしそのリストには自分の名前ミミはない。(今のボクの視点で見れば)異常性欲とか変態的性欲というほどのものではないかも知れないが、夫が他の女から妻である自分は除外して、ここで奔放なセックスを楽しんでいたことをミミは知る。夫が貞淑な妻だけを自分に求め、楽しみの性は別の女性とこの部屋でしていたことに、驚くとともに、除け者にされた気持ちを持ってしまう。性をも含めて一人の女であるならば、ミミは夫から一人前の女として扱われていなかったということだ。そして親友のクラウディアまでもそういう楽しみを持った女だった。ミミは『異常性欲』なる分厚い研究書を買って勉強を始めると同時に、まずは弁護士マルディーニを皮切りに、彼を誘惑してこの部屋でセックスをし、それからかかりつけの歯科医、テニス教師、街での行きずりの男、クラウディアの夫、パーティーで知り合った名前も知らない男・・・と、次から次へと実地体験を重ねていく。

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夫の死後普通でなくなったと感じていた母親やその友人に一度医者に看てもらうことを勧められる。病院でくまなく精密検査をミミは受けるが、そこで放射線医師デ・マルキ(ジャン=ルイ・トランティニャン)に強く惹かれる。彼女は彼を前にクシャミをするが、性欲がクシャミの形であらわれる人がいると研究書にもあった。そして不用意に診察室で足をねんざした彼女は、移動のためにデ・マルキ医師におんぶされるが、おぶられて移動することに強い性的快感を感じた。研究書にもそういう性欲が古代からあることが書かれていた。それが映画の原題の『LA MATRIARCA』であるのだが、この語の意味はもともと「女家長制」のような意味だと思う。男性中心・主導の社会の反対概念としての意味だから、そういう意味での「女性上位」だ。物理的(体位的?)にも女が男の上にいる。なかなかの邦訳タイトルだと思う。「時代」が付されていることの意味も後で書くことにする。

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物語はこの後、ミミが医学生に扮してデ・マルキ教授の講議に出たりして、彼女ペースで女性関係に不馴れな彼を上手く攻略し・・・と続き、最後には奥手と思われた彼との間で一種の勢力逆転があったりして、ハッピーエンドに終わるのだけれど、まあもともとたあいもないストーリーなので、その辺はネタバレしないでおいて、でもっと別のことを書きたいと思う。

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Last updated  2008.01.21 04:13:55
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