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2008.06.11
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カテゴリ: ヨーロッパ映画
TELETS

94min
(桜坂劇場 ホールCにて)

Telets0.jpg

ソクーロフの権力者四部作の第1作がヒットラーを描いた 『モレク神』 、第2作がこのレーニンで、第3作が昭和天皇を描いた 『太陽』 。第4作は「ファウスト」という仮題で製作中とか。出来ている3作はどれも似たような作りで、ボクとしてはあまり評価出来ないのだけれど、中ではこのレーニンがいちばん面白かったかも知れません。まあやっぱりソ連(ロシア)生まれの彼にとってはいちばん直接的に身近かだからなのでしょうね。でもここでも「だからってどうしたの?」って感じ以外の何ものでもないですね、ボクにとっては。

Telets1.jpg

ここでは半身不随となり、権力の中心からスターリンの陰謀で人里離れた郊外の屋敷にいわば幽閉され、思いを残しながらもただ死を待つだけという晩年のレーニンの数日が描かれている。レーニンという人は「祖国の父」と言った感じで今もロシア人に崇められている部分もあるようだけれど、スターリンを悪者にしているものの所謂スターリニズムの基礎はレーニンにあるわけで、レーニンも随分と悪いことをしている。そういう面が妻クルプスカヤに朗読させる刑罰死の歴史なのかも知れない。比べるなら、スターリンが姑息なら、残虐好きは「牡牛座」のレーニンの方でしょうね。

Telets2.jpg

ところでこの3作の権力者たち、ヒロヒトは世襲の天皇だからちょっと性格を異にするかも知れないけれど、3人とも牡牛座なんですね。ヒットラーはかつては牡羊座とされていたけれど、現在の研究では彼のホロスコープの太陽は牡牛座の0度48分にあります。牡牛座の男性って、一見温厚で穏やかな優しそうな人が多い。それは事実なんだけれど、どこかとっても幼く、また我がままなところがあって、表面的には他者に合わせるように感じられても、実は自己を曲げない、屈折した形であっても自己の欲求を押し通そうとする頑固さがある。独裁者になりうる資質っていうのはこういうところにあるのかも知れません。

Telets3.jpg




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Last updated  2008.06.22 01:12:07
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