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今日の午前中に、エレクトーンのグレードテストを受けてきました。初めてで何級を受ければ良いのかもわかりませんでしたが、先生の勧めで8級を受けました。なんでこんな試験を受けたかというと、こうでもしないと自分が練習する時間を作ろうとしないからです。毎日が仕事でいっぱいいっぱいで、趣味に時間を割こうという気持ちが湧いてこなくなり、このままではエレクトーンを続けられなくなるのではないかと心配になっていたのです。せっかくここまでやってきたんだからやめてなるものかと思い、何とかしようと思った挙句、「試験」という言ってみれば「慣れた次元」でわが身を追い詰めようと思ったわけです。テストの準備というほどの準備なんてできませんが、それでも1週間のうち何回かは練習することができました。息子やケースケ達が受けるのは、グレードテストBという音楽を総合的に勉強している人向けのものですが、私が受けるのはグレードテストAという演奏を中心とした人向けです。初見も即興演奏もなくて、事前の準備が全部できるという音楽の試験にしては気楽そうなものです。でも、今日試験場に行ってみると、ロビーで待っているのは全員小学生、しかも高学年ではありません。まさに「年端もいかない」子達と一緒に試験を受けることになっていたのでした。司法試験は主に20代の方たちと一緒に競争していたわけですが、今度は小学生というこれから将来に向かって技術を磨いていこうというとんでもなく若い子たちと一緒になってしまったわけです。グレードテストは教本によれば10級からで、8級は中級の簡単な方かと思いますので、小学校中学年くらいを目安に設定されているのかもしれません。こうなると、私を受験生だと思う人は誰もいません。ロースクールの入学式の時でさえ、「父兄」でバリバリ通りましたが、今日は下手をすると父兄どころか祖母と言われても不思議ではないノリになっていました。意地悪なことに、試験場の教室の防音はあんまり良くなくて、中で引いている様子が全部ロビーに聞こえてきます。小学生の子達は、みんな上手で間違う人なんていませんでした。各自思い思いに自由曲を2曲、課題曲を1曲、伴奏付けを1曲合計4曲弾くのです。トトロが聞こえてきたり、おどるぽんぽこりんだったり、情熱大陸だったり、聞いてて楽しかったのですが、自分がやる順番が来るとみんなのようには上手く弾けませんでした。そもそも私は4曲も同時に弾いたことがなくて、そんなにたくさん曲を覚えていられるのかも疑問でした。ケースケではありませんが「オレ、いつも本番終わると忘れちゃうし」とかいう感じだったので、終わりまで全部弾けたらご喝采、というところです。試験場に入ると、向こう向きになったエレクトーンがあって、そこに座り、左手が2人の審査員の先生に見えるような状態で演奏です。先生は視界に入らない格好で弾くわけでしたが、「楽しく弾こう」なんて余裕はとてもありませんでした。1曲目は「ダイアモンド」、2曲目は「カリフォルニアコネクション」、3曲目は「太陽にほえろ」のメインテーマ、4曲目は「茶色のこびん」で、講評で褒められたのは「茶色のこびん」(伴奏付け)だけです。途中、いつもだったら多少ひっかかってもそのままいけるのに、今日はひっかかると先にいけなくなってしまってやむなく止めたりしたので注意されました。講評では、曲のジャンルを広げたらいいとか、楽器の音の使い方をさらに覚えたら良いとか、細かい部分をもっとちゃんと弾くようにとか、なんだか注意点ばかり続いて、最後に「音楽の楽しさを伝えることはとてもよくできていました。茶色のこびんは楽器の音やリズムに合わせてよくできていました。」と、取って付けたみたいに褒めてもらって終わったのでした。この間、たったの15分ほどです。あー、緊張した。この緊張は、法廷で尋問する時と全然違う緊張なんですよね。尋問も裁判でとても緊張する時間で、しかも何時間も続く長丁場ですが、尋問での緊張は自分の神経を研ぎ澄ます力もあって、緊張が自分を支えてくれている感じなのです。でもエレクトーンの緊張は、表現自体が明らかに固くなってつまらないものになってしまいます。なんでこれで「楽しさを伝えることができている」んだか、ピンときません。先生も、褒めるところがなくて困ったんだろうなあ。でも、今日はとても若い子たちに交じって、恥を恐れず挑戦ができたってことで良しとしましょう。以前、息子のグレードテストにつきあっていた時は、「自分でやるより子供がやる方が緊張する」と思っていましたが、実際にわが身がやってみると、やっぱり自分でやる方が大変でした。グレードテストBは初見も入ってくるので、もしこれを自分でやったらすんごく大変だと思います。そう考えると子ども達ってホントに偉いよねえ。今日は、ばあちゃんの誕生日なので、試験場の隣にあるケーキ屋さんでデコレーションケーキをお土産に買いました。次は7級です。8級と7級はテスト内容はあんまり変わらないようです。曲のレベルが少し上がる感じ。これを4曲集まるまでしばらくかかりそうです。あ、もっとも今日落ちたらもう一回なの忘れてました。その時は、同じ曲は使えないのかな?それも大変そうだな。さて、これから仕事です。がんばって書類書きますよ。
2019年11月17日
今日は、お天気も良い中、天皇皇后両陛下のパレードも無事に行われて良かったですね。そして、今日は、うちの息子の選挙デビュー日だったのです!今日は土浦市長選挙が久しぶりに行われたのでした。思えば、息子が生まれてからずっと、小学校に上がる前くらいまで選挙に連れていっていました。難しいことは言わなかったけど、「大人になったら必ず選挙にいくんだよ。」「自分の意見をしっかり言わないといけないんだよ。」と選挙を見せることを通して教えてきたつもりでした。特別なことではなくて、ごく普通に選挙に行く、それだけでもできれば上等だと思ったのです。市長選挙が公示されてから「選挙、ちょっと調べたけど、なんだかあんまり書いてないんだよ。」と息子が言うのでびっくりしました。私は、市長選の候補者のサイトを見ていなかったからです。「え?そんなことないでしょ。公約とか何か書いてないの?」と思わず言ったら「なんだかさー、全国一の土浦市を作るとか、住みやすい土浦をつくるとか、よくわからないんだよね。」と息子が言うのです。確かに、選挙公報をよく読んでみてもそれぞれの候補者の主張は具体性に欠けているのでした。「確かに、これじゃあ違いがわからないね。違いがわからないと、現職が有利かなあ。」などと、選挙についてしばし話をしました。市長選挙は久しぶりですが、こんなぼやーっとした選挙運動で良いのでしょうか。あんまりよくないよなあ。今朝、早起きした息子は、家族の中で一番早く選挙に出かけていきました。「そのまま、行くから。」とか言って、選挙の後、どこかに出かけて行った模様です。行く気満々で選挙に行く息子を少し不思議な気持ちで眺めていました。息子は真面目に選挙に対応しているのです。私も見習わなくてはいけません。
2019年11月10日
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