恋涙 ~ renrui ~

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2006.07.28
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カテゴリ: 夢物語
俺の前に広がる光景

嘘だって言えよ

「別れようってこういう理由だったのかよ!!妃夜《ひよ》」

観月妃夜、18歳。俺の彼女だった女、おっとりしているような雰囲気を
もっているかといえば芯はしっかりしている。
付き合い始めたのは高校入学して暫くして、一目ぼれした俺が
妃夜に告白して付き合いだした。
付き合いだして二年を迎える間じかに妃夜は俺を裏切った

尋ねた、其処にいたのは妃夜ともう一人
信じられない奴がいたんだ
妃夜は黙って俯いたままでいる

「妃夜が悪いわけじゃない、俺が・・・」

俺達の間に割ってはいるように言葉を呟いた人物
永倉武《ながくら たける》同じく18歳
妃夜の浮気相手で俺の親友。
武とは小学校からの付き合いで
どんな時でも俺達は二人で乗り切ってきた、最高の親友
妃夜のことだって応援していてくれていのに俺から妃夜を奪った男
俺は武の胸ぐらを掴み壁に押し付ける



とっさに俺の腕を妃夜が掴み俺を見る
その瞳は涙が溜まっている

「やめ・・・武は悪くないの・・・わたっ・・・私が・・・」

言葉を吐きながらしまいにその瞳から大粒の涙がポロポロ
零れ落ちる、その顔を見られまいと妃夜は顔を両手で覆う


武は俺から離れると泣きじゃくる妃夜を抱き寄せ
壊れ物でも扱うように包む
その光景から俺は瞳を逸らし行き場のない怒りを拳に托し
壁に叩きつける

「・・・許さない。お前ら二人とも」

俺は怒りに満ちた瞳で二人を睨みつけ乱雑に扉を開けると
妃夜の部屋を出る
外はどしゃぶりの雨が降っていた
俺は傘も挿さずにその中を一人歩いて帰った
18の夏、俺は愛する女と無二の親友を失った



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最終更新日  2006.11.17 14:21:54
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