甲子園だけではない。都市対抗野球も開幕し、いまアマチュア野球「まっ盛り」
なのだ。
今日(8月21日)、都市対抗2日目が東京ドームで行われた。第2試合には、
ボクの注目する 佐藤翔
(秋田高-慶應義塾大)がいるJR東日本東北(仙台市)が
出場した。対戦相手は今季限りで休部する日産自動車(横須賀市)だったから、
正直、どちらにも勝ってほしい組み合わせではあったが。
JR 001 000 000 =1
日産 100 010 00X =2
(J)猪原-森内、(日)石田
およそ2年ぶりに見た佐藤翔。今日は久々に定位置である「4番の座」にどっかり
と腰を下していて、ボクは嬉しく思った。それは2年前の東京六大学秋季リーグ戦、
彼は絶不調(スランプ?)に陥り、定番だった4番どころか、スタメンさえ外れる憂き
目にあったまま卒業した姿をボクは見ていたから。
佐藤、大学生活ではまさに「天国と地獄」を味わった。
2006年に「東京六大学選抜チーム」が編成されたとき、佐藤は3年生ながら4番を
務めるほどのスラッガーだった。190cm、98kg(だったかな?)の恵まれた身体を
活かして、打球をピンポン玉のようにスタンドに弾き返す「天国」の時代があった。
ただ卒業間際の07年秋季リーグ戦は、まるで逆。 試合前のフリーバッティングでさえ
バットの芯で捕らえることもままならず、ゲージに出たり入ったりを繰り返して常に首を
かしげる姿が目についた。
まさにこの時、佐藤にとっては「地獄」だったと思う。大きな
身体がとても小さく見えたものだった。
久々に佐藤を見た今日の試合。学生時代に例えると「天国」の時に近い状態に、ボク
には見えた。4打数1安打、その1安打も相手守備のミスと思えるもので、手放しで
喜べる成績ではなかったけど、常に堂々とフルスイングする姿にボクはホッと胸を撫で
おろすことができた(相手投手の低めを丁寧に突く投球術が素晴らしかった)。
一部の報道によると、佐藤は今秋のドラフト候補選手だという。大学時代にも当然、
そういった話題があったけど、自ら社会人入りを決断した経緯がある。今度こそは
プロ入りを果たしてほしいものだ。
◇ 佐藤翔
の関連記事「あま野球日記」バックナンバーより。
「佐藤翔、都市対抗出場決定」
(2009.7.7) →
こちら
へ。
「佐藤翔、最終打席よかったよぉ~」
(2007.10.30) →
こちら
へ。
今日の試合の内容は、 こちら
(毎日新聞のサイト)をご覧ください。
あ、そうそう、日産自動車の3番打者は 熊代聖人
(2年目、今治西高)でした。
2007年夏の甲子園、エース・4番としてチームをベスト8に導いた好選手。社会人入り
してからは打者に専念しています。今日の試合では、外角低めに落ちる変化球を
巧く捕らえ、ライト前にライナーの安打を放っていました。言うまでもなく、熊代にも
注目です。
※熊代のいる今治西高、2007年夏のベスト8入りを果たしましたが、準々決勝で広陵
高にスコア1-7で敗退しました。その時の広陵の投手は 野村祐輔
(現・明治大2年)
でした。
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