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・・・じゃなくて「炊いて」。ご飯。新米が食べたいです。っていうかだじゃれが言いたかっただけです。久々の日記がこんなです。メリークリスマス☆
December 21, 2006
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朝の生暖かさが嘘のように、小雨が降る夜の空気は冷え切っていた。コートを着てくればよかった。乗りたい電車まで20分以上あった。私は逃げ込むように駅中のコーヒーショップに入り、温かいカフェモカを注文した。カフェモカが出てくるのは異常に遅かった。レジで首を長くして待つ。新人さんだろうか、若い男子が生クリームの上に掛けるチョコソースに奮闘している背中を眺めていた。後から注文するお客さんにどんどん抜かされていく私。遅い、遅すぎる。余裕の笑顔を作るのももう限界。その人が現れたのはそんな時だった。金髪で背が高い外国の男性。40代後半から50代くらいだろうか。「カフェインが入っていないコーヒーはないのか?」といった事を英語で話している。呆然とするレジの男子。「カフェイン!カフェイン!」外人さんはカフェインと繰り返すが発音がよ過ぎる。「カフェ?これ全部カフェですが・・・」レジ男子はコーヒーを指差して外人さんに言う。「ノー!カフェイン!!」外人さんはカフェインと20回ほど叫んだ。それにしても私のカフェモカは遅い。するとそこに上司らしき(といっても絶対大学生のバイトの子だけど)女の子が、「待って、私が代わるから」とレジ前へ。「アー、ハー??」みたいな感じで外人さんに話し掛ける。「カフェイン!」「オー!」女の子は何故かサンドイッチメニューの写真が並ぶ下敷きを横から出した。「コーヒーに合うのはこれですけど・・・」なんたらサンドを指差す女の子。カフェモカを待つ、いち客である私であったが、老婆心ながらカフェインフリーのコーヒーがあるか聞いてみようと思った瞬間だった。(でもないのはわかってた)「もういいよ!日本語しか判らないんだなお前らは!!しょうもないよ、バカ!!」最高に流暢な日本語で外人さんは店員の女の子に下敷きを投げつけた。「じゃあもうハーブティーでいいから早く持って来い!」ここまで最高の日本語が話せるならば(デリカットやギルバードよりも遥かに上手かった)、何故カフェインくらいもっと日本的に言わなかったのであろうか。何事かとレジに立っていたバイト君やバイトさん達六人は凍りついた。そして超迅速にハーブティーはレジ前まで運ばれてきた。外人さんは女の子からレシートをむしり取るように引っ掴むとテーブル席へ去っていった。腑に落ちなく、呆然と凍りつくレジ。・・・・・。・・・・・。・・・・・。・・・・・。・・・・・。っていうか私のカフェモカ早く持って来い!!
May 9, 2006
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スカートの中には未知の世界が広がっていた。当分ミニスカートは穿けない。***土曜、夜九時半。私は駅のホームで電車を待っていた。次の電車が来るまであと五分。私は数日後に控えた伊豆旅行の宿を探していた。熱心に、夢中で携帯電話を見ていた。突然男性が私に話しかけてきた。その男性は私の足元に腰を下ろしていたかと思うと、突然スカートの中に入ってきた。何が起こったの?呆然とする私にその人は「ありがとう、ありがとう、パンツありがとう、こんばんは」と言いながら迫ってきた。たじろぐ私。突如後ろから「てめえ、いい加減にしろよ!」と男性が飛び出し、逃げるスカート男を追い掛けて走り出した。意味も分からず絵でも眺めるようにぼーっとみていた。すると私の後ろから若い女性が現れて、「あなた、ずっと下からスカート覗かれてましたよ。携帯観てて気付かなかったかも知れないけれど」「(追い掛けて行った男性を指差して)あれ、私の彼なんですけど血の気が多くて見てたら我慢できなくなったみたいで・・・」つまりスカート男は私が気付くずっと前から、床にへばりついて私のスカートの中を覗いていたらしいのだった。彼氏は男を捕まえて、駅員に突き出している。彼女は私に「警察に行きましょう」という。彼女も前に痴漢にあってとてもいやな目にあった事があるとかでだぶらせてかなり憤っていた。駅員も男を問い詰めた後に「警察に行きましょう」と熱心に私にいう。他人の事でこんなに熱心に・・・世の中捨てたもんじゃない。正直触られた訳ではなかったので警察にいってもどうにもならないだろうなとは思ったが、皆様が自分の為にこれほど怒って下さることが嬉しくて、そして勢いに押されて思わずハイと言ってしまった。10分ほどして駅にお巡りさんが11人も来た。駅員室で事情聴取されてからパトカーに乗せられて警察へ連行?カップルと共に後ろの席に乗せられて・・・「すみません、土曜の夜にこんな事で・・・」と何度も繰り返しながら。カップルは「私たちってこういうの多いね」「あれからもう一年だね」とか聞いていいのか悪いのか分からない事をずっと囁いていた。警察へ着くと、被害者の女性はこちらへ・・・とカップルとは別の部屋に連れていかれた。私服の刑事さんが入ってきて事情聴取。それにしても代わる代わる10人以上の刑事さんが入ってきて、全く同じ質問をされる。私は何度「パンツ」という単語を言わされた事であろう。遠くからカップル達の熱い証言と、スカート男の弁明が聞こえて来る。スカート男の生年月日が聞こえてくる、私と同い年じゃないか。私も刑事さんに生年月日を聞かれる。「おお、同い年だ」というので、「そうですよね、今聞こえました」というと、「いや、俺と」ですって。様々な生き方があるのだ、感慨深い。結局別に訴える事もせず帰宅。同い年の刑事さんに家まで覆面パトカーで送ってもらった。「この間犯人の家探してたらさー」なんて会話をされながら。もう二度と乗ることもないであろう覆面の助手席は意外に乗り心地もよく普通であった。私は緊張してしまい、道案内を間違え「ほんとにずっと住んでるの?」と睨まれ、「道分からなくなったから帰り送って」と叱られながら。***スカートの中にはパトカーに乗せられるという未知の世界が広がっていた。そして私は最後まで言えなかった。寒かったのでスカートの下にスパッツを穿いていた、ということを・・・。パンツなんて見える訳がないのだ。
March 11, 2006
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高校の時の部活の全国大会以来だ。まさかこの歳で表彰される事があるとは思わなかった。職場(デパート)でお客様から感謝の手紙を頂いたのだ。お客様相談室宛に届いた手紙には、「すずめさんのお陰で○○(社名)がますます好きになりました」と、名指しで記されていた。あれは今年の1月4日の朝だった。新春全体朝礼とかで朝からポップなポップスがガンガンに掛かっていて私は気分がよかった。(その表彰が今とは何とも反映が遅い会社であることよ)その手紙を書いて下さったお客様は50代のお金持ちそうな怖い女性の方で、私が接客をした数分後に戻ってきて、憮然としたような、居丈高な感じで「あなた名前は?」と聞かれたので、私はお漏らししそうになったものだったううん、ちょっと数滴くらいは漏らしていたかも・・・その位怖かった。まさかお手紙を書いて下さる為だったとは。そしてそれが私の所属する営業部ではじめての出来事だったそうで、「サービス賞」みたいなものを頂く事になった。全体朝礼でマイクで呼ばれる私。恥ずかしい・・・。なんか適当に脚色されてますますご立派な私の接客態度が部長の口からみんなに伝えられ、私は盛大な拍手の中、取締役から賞状と商品券を貰ったのだ表彰式の前には、トリノオリンピックにあやかって、荒川静香の「イナバウアー」並みに上体を反らして後ろ向きに貰ってやろうかと妄想していたが、恥ずかしさと緊張でとてもそんな事はできなかった余談だけれどイナバウアーというのは足を開いて横に滑る事であり、上体を反らす事とはなんの関係もないと今日ニュースで観て知った・・・へえ~そして今、さすが女社会。職場の人から微妙に嫌われだした。「私だってすずめさん位やっているのに」「あのお客さん、私が先に接客しようとしたのにすずめさんが走っていっちゃうんだもん」だとさーーー私は正直、名指しでクレームを貰った事がある。先日は面倒なお客様に1時間意地悪された上に、翌日副店長にじきじきに呼ばれ「事の経緯をレポートにまとめてくれ」とか言われて怒られそうになった。すっごいいやな目にも遭う代わりに、すっごいいい事にも遭うのだ。そして間を取ってつまり相殺でトントンかそんな自分の人生を呪ってみたり、うっとりしてみたりするオバカさん・・・そしてお気付きの方もいらっしゃるかも知れない。今日の日記はただ単に絵文字が使ってみたくて書いてみただけだということに。正直、あまりセンスがいいとは言えない。なんとかしてくれ。
March 1, 2006
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転んだ時にできた顔の傷は見る間に治り、もとの美しい姿(汗に戻れたのだが。ビッグな風邪を引いてしまい、今日の従妹の結婚式を欠席。仕事も早退続き・・・付いてない・・・。舞の海が「技のデパート」(古い)ならば、私は「病気のデパート」。いくらほんとにデパートで働いているからとはいえ・・・とほほ。頭痛、咳、鼻水、喉痛、関節痛、熱、腹痛、胃痛、吐き気。あとは下痢があれば完成なのだけれどそれはまだない。食べると戻してしまうので絶食を命じられ、お湯とか温めたポカリスエット(意外とマズイ)を飲んでいる。これぞほんとの週末断食。ヒマだから日記でも書くか。
February 18, 2006
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あなたにだけはこんな私を見られたくはなかった。いつも穏やかな笑みを浮かべ、接客態度は優秀、百合の花のようにすっくと佇む女でありたかった。***あれは昼下がり。私はお昼ごはんを同僚と共に社員食堂で食べ、その後用事があったので総務課に行った。お昼から「みちのく一人旅」の話題で盛り上がっており、あれは本当にいい歌だと私は拳を突き上げ熱唱していた。たとえどんなにつめたく別れても~お前が俺には最後の女~折りしも歌は佳境を迎え、私は拳を突き上げながら反対の手で総務課のドアを開けた。山本譲二になりきった顔と拳のわずか先には、反対からドアを開けようとした私が大好きな彼が・・・。忘れない、半笑いで引きまくった彼の顔。勿論その後に、「たとえどんなに流れていても~、お前が俺には最後のおんなあ~」とは続けてくれなかった、当然か。私は恥ずかしさに顔を上げられず逃げ帰り、顔を真っ赤にしながら歯磨きをしたのであった。せっかく先頃「接客態度優秀者」とかで表彰されたばっかりだったのに。彼の中ではもう私は譲二以外の何者でもないのか。「覚えてもらえたよ、よかったね」という同僚の励ましも虚しく、私の恋は終わりを告げたのであった。これぞほんとの昼下がりの譲二。昼下がりの譲二は人知れず、誰にも秘密で。そうでないと大やけど、必至。
February 16, 2006
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職場のマネージャーと共に「有頂天ホテル」を観て来た。映画を映画館で観るのは実は「踊る大捜査線」以来・・・(汗水曜、レディースデーということもあるのか、平日の昼間だからなのか大学生のカップルで劇場は満員。もうそろそろ終わりだというのに人気だこと。上司との映画鑑賞にいささか緊張しつつ、迫力の大画面で特に大画面である必要性のない映画を観る。カメラワークのせいか気持ちが悪い。一点を見るように心がけないと目が回って仕方ない。ストーリーはまあまあ、小ネタの方は抜群にうまい、さすが三谷さん。キャスティングも面白い。オダギリジョーの使い方なんて見事。誰があの役をオダギリに振ろうと思うか。寺島進もいい意味でひどい。唐沢はイキイキして楽しんでいる印象(小早川は辛そうだし)。角野卓三に至っては最高にひどい。「みんなのいえ」もそうだけどベテランの壊し方は見事。ただし。川平の役は鬱陶しいし、松たか子の役の行動は動機として信憑性が薄いし、電話の演技とか下手だった。香取慎吾も演技押さえ過ぎ?伊東四朗は伊東四朗である事がもう伊東四朗だから何してもよし、役所広司は松本明子と昔やったドラマを思い出させたので抵抗なかった。YOUの歌声は上手いんだかよくわからずアヒルのようだった。篠原涼子も篠原涼子だった。正直エンドロールを見て「どこに出てたの?」と驚くくらいどこに出てたのか分からなかった人も多数。全体を通しては面白いけれど映画向きではないような・・・。映画の後は赤れんがのレストランでランチ。マネージャーに「会社辞めた方がいい」と言われのけぞる。こんな会社にいても何の得にもならない、と。その後、暖かかったので(20度くらいあったかと思う)、みなとみらいの夜景を見ながら散歩し、その後紅茶専門店でお茶とケーキを食べて解散。紅茶専門店にいたウエイターの若い男の子がカワイイとマネージャーとはしゃぐ。そんなこんなで凄く楽しかったのだが、残念ながらその後風邪引いた。テレビでやるまで待ってもよかったかなあという印象。でも映画ってほんとにいいもんですね~。次は「県庁の星」でも行こうかな←多分いかない
February 15, 2006
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気が付いた時にはもう、キスしていた。私の唇から温かいものが流れていた。気が付いた時にはもう、コンクリートの地面に顔面を打ち付けていた。強烈な顔の痛みと共に唇から血が流れているのがすぐに分かった。転んだのだ、顔面から。顎から鼻の頭に掛けてまるで大根おろしの大根のように擦り切れてしまった。朝、会社に向かう途中、特に急いでいるということもなくのんびり歩いていたのだが。***唇が切れ、みるみるうちに腫れてきた。血が止まらない痛みと共に、どんどん膨れて硬くなる唇。私はもともと唇が小さい。薄いかどうかはよく分からないがかなり小さく、それなりに上原さくらとか井川遥とかオーヴのCM系のボリューミーリップに憧れていたのだ。今、曲がりなりにも願いが叶い、かなり相当ボリューミーな唇になれた。真ん中が切れてみっともないけれど間違いなく膨らんでいる。恐る恐る鏡を見てみる。鏡よ鏡、憧れの私の唇はどうなっている?と。(まあ実際そこまでのん気には構えていられなかった、痛くて)そしてまあびっくり。別人の私。しかし全く似合っていない。憧れのボリューミーリップは井川遥だから似合うのであって、もともと唇が小さいように生まれた私には似合わないものだったのだ。その代わりに私の鼻は高く、目も唇とバランスが取れた感じでそれなりの大きさなのだきっと。ああ、こんなに似合わないのなら、もう二度と自分の唇に文句なんて言わない。だから神様、腫れを引かせて元の唇に戻してください。じゃないと痛くてご飯が食べられない。そして痛くて笑うことも、口を閉じることも困難。何だか人間の顔ってそれなりに、バランスを保ってうまくできているのだなあと思った出来事であった。***そして今日病院に行ったのだが、どうも転んだ時に手が出なかったのは問題らしい。何らかの脳の病気の可能性が高いとのこと。今日はCTをとったが問題はなく、血液検査の結果は栄養失調と白血球が異常に高かった位であった。確かにここのところ色々あり食欲がなかったのでフラフラしていたのだが。明後日には脳波をとる予定。どうなることやら。***それにしても顔が痛くて笑えない。今週末には従妹の結婚式に出るのにこんな顔じゃ・・・とほほ。しかし笑っちゃいけないこんな時に限って、どうでもいい事がおかしくて堪らない。話せないこんな時こそ話したくなり、口が痛くて食べられないこんな時こそ食べたくなり。わがままな生き物だ。私って。あとブラジャーのホックを止めるのと外すのが辛い。転んだ時に両腕も打ちつけ腕が動かせないのだ。これも誰か代わりにやってくれないものかしら??
February 13, 2006
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たくさんの方々に祝福されました・・・。ほんとごめんなさい。***私の職場(デパートのカウンター)の向かい側はブライダルサロン。仕事終わり、ブライダルサロンの前を歩いていたら、お客様の足元に「結納の手引き」と「ブライダルサロンご入会のしおり」が落ちていた。「あの、お客様のしおりでしょうか?」と数人に聞いたが違うという。それではゴミ箱に捨てようと思ったが、近くにゴミ箱もないしどうしようかとウロウロしていた。大体私が何で捨てなければならないの。面倒だったのでブライダルサロンのおじさんに、「あの、これ」とパンフレットを持っていった。すると、「おお!すずめさん結婚するのか!結納?」とおじさん大喜び。「あの、違います、落ちてたんです」と語気強く言ったのに、勝手にそこらのブライダルの社員さんたちに、「すずめさん、結婚だってよ!」ともっと語気強く言うおじさん(部長だけど)。「まーおめでとう!」「式はいつ?」と立ち上がるおばさま方。更に語気強い。「違います!落ちてたんです!!」疑うおじさん達に何度も否定しやっと納得してもらえたが。「なんだよ、結婚するのかと思ったのに」「ああ、びっくりした、まったく驚かせて~」って私が悪いのかよ!?思わずすみませんと言ってしまった・・・悪くないのに・・・。***大体ブライダルサロンに置いてある引き出物が可愛らしくて眺めているだけで、「結婚?」「結婚?」と大騒ぎで近づいて来られるから困る。まったくもって予定なんかないのにさ!そしてそんな三十路の寂しい独身女の私が、いよいよ今度ブライダルサロンご入会の仕事を出張で手伝う事になってしまった。「元彼とか来たら爆死するな・・・」なんて妄想しながら、「おめでとうございます、式のご予定は?」とニコニコしながら聞く私。幸せのおすそ分けがありますように・・・。そしてタイトルだけ見て飛んで来て下さった方、ごめんなさいませ~。
February 6, 2006
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先週木曜日。激しい腹痛のため、会社を早退させて貰う。帰路途中訳がわからなくなり、取り敢えずタクシーで帰る。夜九時、嘔吐が止まらない。水も飲めず苦しい。何度か盲腸炎になった事があったので、盲腸炎を疑った母が救急病院へ電話した。超大手電機会社の名前がついた大きな病院である。以前やはり盲腸炎になったときに、近所のお医者さんに紹介状を書いて貰い出向いたのがこの病院。「○○の社員の方ですか?」と受付で聞かれ違うと答えると、なんと腹痛で七転八倒しているというのに七時間待たされやっと採血の順番がきたといういわくつきの病院。おかげさまでその間に炎症止めの薬が効いてしまい治ったという何とも有難い結果になったのであった。「もしもし」動転した母が守衛さんにヘンな事を言っている。「さっき電話した○○と言いますが・・・」電話なんぞしていない。確かに私の親戚が先に「今日内科医の当番の方はいますか?」とは確認してはいたが予約した訳でも名前を言った訳でもないのだ。守衛さんと母とがちぐはぐな会話を繰り返しているのは一目瞭然。どうでもいいから早くしてと思い、電話を代わる。「あの、もしもし本人ですけど・・・」「さっき電話してないよね?そんな名前聞いてないもの」しきりに電話してないかどうか確認する守衛さん。「いえ、先ほど親戚の者が内科の先生がいるかどうかだけ確認したそうなんで、名前とかは言ってないと思います」「え、電話したんですか?してないんですか?どっちなんですか?」「いや、だから・・・」もう何もかもどうでもいいから早くしてくれと思い、面倒なので、「してません」と言ってしまった。「ですよね、私そんな電話受けてないもの。電話してないですよね。先ほどの人(うちの母)がしたっていうからさ」だから何だって言うんだ!キレそうになるのを必死で抑える。「で、今どこが悪いの?」守衛に説明。すると内科の先生に繋ぐという。「もしもし」電話を代わった内科医は若い男の先生だった。症状を聞かれたのでまた答える。以前に盲腸炎になった事なども伝える。「右のお腹が痛みますか?」「右も痛いのですが、痛みが移行するような感じで全体が痛みます」内科医は診断を下した。「風邪でしょう」と。風邪でも何でもいいのだが、この嘔吐と激しい腹痛だけどうにかならんものなのかと思ったが。「もっと重症の患者さんがこれから来ると思うので、来るのは勝手だけど診れないですよ」「明日の朝、11時まで外来やっていますから来たら診ることはできますよ」この二つの言葉に完全にキレた私は、「はーい、わかりました、もう結構ですー、どうもーお忙しいところ申し訳ありませんでしたー、失礼しまーす」と大工の兄ちゃんのような口調で電話を切ってしまった。夜中、ますます酷くなる腹痛に転げ回りながら、「別の病院に電話する?」と聞いた母にも、「どうせ風邪ですから、どこも診てくれないから」と先ほどの怒りをバネにして朝が来るのをひたすら待った。翌朝、掛かり付けの病院に行くと、インフルエンザが胃腸に入り込んでしまったらしいとの事で薬を貰った。むむう。あの医者め。悔しいけど当たっているじゃないか。これでもっと大きい病気だったら得意満面で入院してやろうかと思ったのに、いいえその時は絶対あの病院だけは入院してやるもんか(縁起でもないが)。***という訳で会社から治るまで出てくるなと言われ四連休中。怒りをバネに完治目指して頑張っています☆
January 22, 2006
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電車の中でふと思う。「ああ、あの人私と付き合ってくれないかなあ」と。当然の顔をして立ち上がる彼を大好きだと思う一瞬。こんな瞬間が何度もあるといいのに。***「すずめはどんな男性がタイプなの?」最近そう聞かれるといちいち色々説明するのが面倒なのでこう答えることにしている。「電車の中で他人に席を当然のように譲る事ができるひと」ここには数々のエッセンスが凝縮されているのだ。周りを見られるひと自己犠牲が苦にならないひと疲れていないひと常識と社会性があるひと他人の心配ができるひと他人と会話ができる親和性のあるひと数えあげたらキリがない。電車の中で席を譲る、その行為が、私の中で果てしない妄想を繰り広げ、立ち上がった彼にここまで想像力を喚起させられるのである。もっと簡単に言ってしまえば、席を譲る人がすっごくいいひとでかっこよく見えてしまうのだ。いくらポールスミスのスーツに身を包んでいる彼でも、お年寄りを前に寝た振りなんざしたら最悪。電車のドアが開いた瞬間に、一目散に席を確保する男なんて転んでしまえ。シルバーシートに堂々と座りメールなんてしてる若い男よ、「もてるなもてるな一生もてるな」と念じてやる。***私は絶対席を譲るようにしている。そうしないと自分が居たたまれず、生きた心地がしないから譲るだけなのだ。要は小心者なだけなのだが。それでもいいから、それでもいいから譲って欲しい。もしくは「席を譲るオレ」にうっとりしているだけでもいいから。バスの中でお年寄りがお年寄りに席を譲っているのを見ると悲しくなってしまう。それで平気に座っている男をみるともっと悲しくなってしまうのだ。***ここまで説明した後、「どんな男性がタイプなの?」と質問した人は興味なさそうに、「ふーんそうなんだ」と言った。そして「私はね、何でもホイホイ言う事聞いてくれる人がタイプ」と。・・・人の好みは千差万別。だからこそ世の中うまくいくのね。
January 13, 2006
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どうかお願い。第三ボタンよ、私から離れて行かないで。しっかりと、制服にしがみついて、逃げないで欲しい。そしてその原因を考えた時、私は愕然となり、新たな決意を胸にした。***取れる。本当によく取れる。冬制服のジャケットとベストの第三ボタンだけがよく取れる。新しい職場の制服の支給。私は身長が低い為、5号を希望した。5号というのはかなり小さく細身。通常女性のMサイズは9号というからかなり細い。私は特に細いということもないのであるが、どうしても冬制服は袖が長いと困るので腕の長さに合わせて5号にせざるを得なかったのだ。5号の腕は私にぴったりだった。ややきつめではあるけれど、制服もきちんと着れてご満悦だった。しかし第三ボタンだけがしっかりしていない。すぐにブラブラになってしまいボタンを付け替えるはめになるのだ。ベストもジャケットも第三ボタンが取れてしまう。理由など考えた事もなかった。***そんな時、同じ売り場の女性と更衣室で会った時にこんな事を言われた。「どうもこの制服、第三ボタンばっかり取れるんだよね」彼女は最近、昼食にラーメンとご飯とシナモンロールとコーヒーフロートを完食する大喰らい。細身の8つ年下の可愛い彼氏を踏み潰して歩いている。制服の注文をした昨年五月より確実に太っているはずであった。「私もなんです!」「えー、何でだろうね。みんなそうなのかな」しかし確認したところ私と彼女だけだったのだ。そして2人で顔を見合わせ。「・・・もしかして・・・腹が出てるからボタンがはち切れるってこと?」と気付いてしまった。***制服の胸のボタンを下級生にねだられて、第二ボタンがいつも不在の男子は素敵である。しかし、腹がはちきれそうで制服の第三ボタンが不在の三十路の女。なんと悲しいことか。そしてもっと悲しい事に、期待に胸を膨らませつつ第二ボタンを確認したところ、第二ボタンは頑丈にたくましくしっかりと制服にくっついていた。・・・胸は5号でぴったりってことですね!ふん!!***気付けば一昨年よりも5キロも太っている私。一昨年あたりにこのサイトで自分の写真を載せていた頃が懐かしい。今は見る影もなくまんまるになってしまって・・・。ちくしょう!今年はダイエットするぞー!!決意も新たに夏の制服も5号で注文してしまった。第三ボタンよ。勝負だ!
January 6, 2006
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父の命日。この日を過ぎるまでお正月が来た気がしない。未だに胸が苦しくなるほどこの日を思い出すのが辛い。私の命をどうか父に、私は父の手を握りながら祈った。力を込めて、私の命が手から父に流れていくように、と。届かない願いだった。私の手はあの日からずっと父と繋がっている。だからこの時期は苦手である。明日は忘れられない生きている人のお誕生日だし。明日を過ぎたら元気になろうっと。ひとつ書きたい日記もあるし。という訳で今年もどうぞ皆様宜しくお願い致します。
January 5, 2006
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職場の人とディズニーシーに行って来た。シーに行くのは2度目だが、一度目は雨の中夜2時間ほど行っただけなのでよくわからなかったので、初めて気分でうきうきしながら行った。クリスマス前、しかも学校も終わっているところも多かろう。超混んでいるだろうと思い、日付指定の前売り券をディズニーストアで購入して準備万端。しかしそんな覚悟も肩透かしで意外と空いていた。一番人気の乗り物も20分も待てば乗れるくらいで。天気予報は曇りのち雨だったものの、薄日も射して意外と暖かい。来てよかったなー、これならカップルでも喧嘩したりしないだろう。のん気に思っていたが。夕方突如突風と共に極寒。一緒に行った人は寒さに無言になり、突如わがままさ全開で機嫌が悪くなってしまった。こういう時って性格でるのよねー。17時半、早めの夕食を取り外に出ると風も止み、夕方よりは暖かくなったような気がした。20時10分からショーが始まるというので、乗り物乗ったりお土産買ったりして待った。そして夢のようなショー。ほんと夢を見ているようだった。表現悪いけど飴玉が空を飛んでいるような花火。こらもうムード満点ですわ。しかし一緒に行った人、ショーが終わった瞬間スタスタと出口へ。明日早番だかららしいが勝手な・・・。私が花火が見たくて入り口でぐずぐずしている間も終始無言。思わず「先に帰っていいよ」と言ってしまいそうだった。そして悲しくも22時閉園だというのに出たのは20時半過ぎ。出た瞬間私をおいていきそうな勢いで猛ダッシュ。折角行ったのにつまらなかった。今度は好きな人と行こう。なるべく近いうちに。そして寒さを理由に腕なんか組んじゃったりして・・・と妄想が広がる素敵なところでした。また行きたいな。ランドよりシーの方が好きかも。
December 21, 2005
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神様。私に勇気を下さい。心を繋ぐのは物ではない、ということを。物が心を繋ぐのではない、ということを。私に教えて下さい。***財布の中のテレホンカード。使う事もなく、それでも大切に持ち歩いている。どうしても捨てられず、どうしても使う事ができず。5年も大切に持ち歩いている。大好きだった人から貰ったカード。5年前の夏の日、その日私は財布を落として一文無し。それを彼に告げると、彼は自分の財布を引っ繰り返して全てを私にくれた。その中にそのカードはあった。彼とは逢う事ができなくなった。私の手元にはカードと、たくさんの思い出と、彼への想いだけが残った。たったひとつの「物」であったカード。思い出は形にする事ができず、時に幻だったのではないかとさえ自分を疑ってしまうのだが、物だけは証拠として私の心を安心させた。「大丈夫、彼は優しかった」と。カードは私を慰めた。財布を新しいものに変えても。なんとなく3年も逢えずにいる彼への感情が消えつつあっても。カードだけは捨てられない。一緒に彼を大好きだった事まで、そして彼が一瞬でも私を大切に想ってくれた事まで、消えてなくなりそうな気がして怖い。あの人は、私があげた大切な本をまだ持っているだろうか。***大好きな漫画。父が買ってくれた洋服。中学生の頃の交換日記のノート。高校生の時に彼に貰ったトラベルポーチ。お芝居の台本に、頑張ったテストの用紙。読み漁ったファッション雑誌。10年以上前に録画したビデオにカセットテープ。子どもの頃からの写真の山々。友達や先輩に貰った年賀状や暑中見舞いのハガキ。夢中で集めたCDやビデオ。使えなくなった自分で配線をつないだCDコンポ。卒業アルバムに小学生の頃集めたケシゴムや鉛筆サック。大好きだったレベッカの雑誌の切り抜き。初めて買った口紅のケース。使わなくなったスカーフやらバックやら。私の部屋は物で溢れ返っている。これまでに幾度の大掃除を乗り越えてきた精鋭たち。ただの物ではない。物という名の記憶になるのだ、私の中で。物に形を変えた感情。***だから。ああ、買う事はこんなに簡単なのに。どうしてこうも捨てるという事は難しく勇気がいる事なのか。だからこそ、私の感情も飽和状態で、新しい物を取り込む事もできずに溢れ返っているのだろうか。あの人への想いを捨てなければ、新しく誰かを愛する事もできないのだろうか。カードを捨てない限り、誰からの愛情も受け入れる事はできないのだろうか。勇気が欲しい。捨てるという勇気が。物を捨ててもそれは、記憶を捨てるという事にはならないという事を、父や友人や、彼や自分をないがしろにする行為ではないという事を、自分の心に言い聞かせて。しかしできない。捨てられない。***そんな訳で大掃除が進まないのだ、と、母に言ったら殴られるだろう・・・多分・・・。
December 12, 2005
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「お前は目が悪いから、星が全然見えないんだね」高校生の時に姉に言われた。会社帰りの姉と駅で出くわし、帰路に向かう途中だったと思う。姉が空を見て、「わあ、星が綺麗」と喜んでいた。私は当時、眼鏡を持っていたが、どうも恥ずかしいので授業中以外は掛けなかった。しかし非常に視力は悪かった。そのせいで駅でおじさんに、「あの、こういうの見た事ありますか?」と聞かれ、それがよく見えず至近距離まで近づいて、それが例のアレだと気付き凍りついた事もあったっけ。(しかもそれは魚肉ソーセージのような・・・あわわ)「ほんとだ、綺麗だね。オリオン座かなんかが見える」私にはゴミのような四つの星が見えただけだったが、それでもいつもは見えない星が見える、見えたのでそう言った。すると冒頭の台詞を言われたのだった。***初めてコンタクトレンズを付けた時には感動した。信号の色も、車のあかりも、自分の家でさえも明るく見えた。ゴミのように見えていた四つの星が浮かぶ夜空に、無数の星が出現したのだ。私には今までこの星が全く見えていなかった。見えていないという事は、存在しないと同じ事。そこに、ここにたくさんの星が生まれたのであった。***今、私には無数の星が見える。初めてコンタクトレンズを付けた時ほどの感動はないものの、それでもよく見える素晴らしさを噛み締めている。そしてふと思う。私の心の視力はどれくらいなんだろうか、と。この世には、星のように見えなかった事がたくさんあるのではないか。在るはずなのに、存在していなかった何かが。たくさん。もっと耳を澄まして、目を凝らせば、そこにはもっと素敵な夜空が広がっているのだろうか。私には何が見えているんだろう。どこまで、どの位、どんな夜空が見えているんだろう。私には何が見えないんだろう。私の先入観や頑固さで、どれほどの星が見えないのだろうか。曇り空や雨の日の夜空のように真っ暗なのかも知れないな。***星を見渡して。星を数えて。素敵なものがもっと見えるように。心にも眼鏡を掛けて。あの時、初めてコンタクトレンズを付けたあの日のように、色んな物を見渡して、色んな色の美しさに感動して。心の夜空を、満天の星で埋め尽くしてみたい。***今日も星が綺麗だ。コンタクトがあってよかった。
December 9, 2005
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時は戻らない。どんなに想っても、どんなに悔やんでも。人は前へのみ進んでいく。前へ進む時間に流されて、突き動かされて。忘れたくない。そう思っても、気が付かない間に指の間をすり抜ける砂のように、零れるように忘れていっているのかも知れない。或いは美しい思い出へと、時には残酷な思い出へと、変化して。忘れてしまうこと。それは希望でもあり、絶望でもある。忘れない事。それは愛になるのだろうか。***今日の夕飯はちらし寿司である。朝から確信していた。今日は私の父の66回目の誕生日。本人不在のまま迎える7回目の誕生日。毎年父の誕生日はちらし寿司だと決まっていた。それは父が亡くなった後も同じで、私は1人きりでこの日を迎えてもちらし寿司を作っていた。12月6日を忘れない事、それは生きている間に親孝行が全くできなかった自分勝手な自分への戒めでもあった。父と一緒に迎えた23回の12月6日。自分勝手な23年。***私の母は父に不器用な愛情表現しかできなかった。自分もその血を継いでいるのが今ならよくわかる。愛情の裏返しでぶっきらぼうに非情な言葉を吐き、よく父を激怒させていたのを思い出す。本人を前にすると捻くれた事しかできない愛情表現。中学生並みの感情であったが、それでも母はおかしな程父を愛していた、と思う。父が亡くなってからというもの、大手を振って(?)、大々的に父を愛するようになった。生きている時とは比べ物にならないほど素直な愛情表現で(仏壇やら墓石に向かって)。失ったものの余りの大きさに今更ながら気付き。闘病中の父の余りの悲壮さを胸に刻んで。何故生きているうちにそれをしてあげられなかったのか。私と姉はそれが余計に腹立たしくてならない。***仕事を終え、帰路に着き愕然。ちらしどころかまともな夕食がないのだ。とうとう7年目にして途絶えてしまったのか・・・。私は父の仏壇に手を合わせた。「お誕生日おめでとう」と。「何でそんなお線香なんてあげてるの?」母に問われ、「誕生日だから」と私が言った途端。ひょう!だか何だか、変な声を出して母が仏壇に飛んできた。「ごめんねえ、すっかり忘れてた」猫なで声を出して仏壇に拝む母。勿論泣き暮らす事なんてできなかった。父が亡くなって7年、思い出に浸るだけでは到底生きていけなかった。だけど忘れてしまうなんて・・・悲しすぎる・・・。しかし生きている間にそれができなかった私も同罪。今更ちらしを作っても父は喜んでくれているのだろうか。***それでも母を見ていて思う事がある。「好き」と伝えなければ始まらない事を。愛情は見せなければ愛情ではない事を。そして何より、生きているうちに伝えなければ、という事を。いなくなってから優しくする事に何の意味があるのか。亡くなってから「おめでとう」と初めて言う事にどんな意味が。忘れない事は愛情かも知れないけれど、それでもあの人には届かないんだ。母の二の舞を踏んで大事な人に大事だと伝えられなかった私。母の事ばかりを責められない。12月6日。胸を痛めながら、今度こそ愛する人に愛を伝えよう、と誓った。忘れない事、そんなものは後まわしだ。
December 6, 2005
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仕事中に泣いてしまった。情けない・・・。どこか遠くへ行きたい。このもやもやを吹き飛ばして、思い切り遠くへ行って忘れたい。11月初めに京都に旅行したお陰で、遠くへ行く快感みたいなものを知ってしまった。今までどうやって我慢していたんだろう、この不満を、抑圧を。そんな気持ちで、私はたまたま二連休が取れた今日、千葉の鴨川に旅行するつもりでいたのだ。しかし、先日になって一緒に行く人の家族の具合が精神的に悪くなり、家を空けられないとの事で延期になってしまった。泊まりは無理だけど・・・という友人と、「どこか遠くへ行きたいね、なるべくいつも行かないようなところ」と相談し、横浜中華街に行く事にした。以前日記に書いたヘンな男と行ったきり、二年ぶりくらいだ。横浜中華街は私の家から30分と掛からない。だからちっとも遠くという訳ではないのだが、友人は群馬の方から来るのでかなり旅気分の様子。私も中華街の門をくぐる頃にはちょっと異国情緒に浸っていた。夕飯は決めていた。ヘンな男と行った小さな広東料理のお店。男はヘンだったけど料理は凄く美味しかったのだ。しかも店もヘンだったが味には変えられまい。相変わらず店はヘンだった。誰のか知らないけどテーブルの上にランドセルが開いて転がっていた。お店の人も食べ方とか順番とかいちいちうるさい。友人はちょっとキレ気味だった。食事の後は中国茶。関帝廟近くの中国茶のお作法が楽しめる喫茶店に入る。私は青茶のちょっとお花の香りがする烏龍茶に近いものを飲んだ。中国のあったかい白玉あんこみたいなお菓子も食べた。店を出て買い物に精を出す。月餅や中国茶などを見て回り、ふざけたパンダグッズを買ったり、お香グッズを買ったり。友人はタピオカのジュースみたいなのを飲んでいたが、私は寒かった上に甘いものがそんなに好きではないので一口貰って終了。その間にずっと欲しかった柚子茶を購入(韓国の名産なんだけど)。最後に駅へ向かう途中に肉まんを買って立ち食い。私は「まん」が好きな女だ。「まん」好きだ。決して下ネタではなく、あの白いところが大好きだ。むしろ花巻だけでもいいほどだ。・・・と肉まんかじりながら思った。しかし食べ過ぎだったので半分は母へのお土産にした(セコい)。寒さに鼻水啜りながら先ほど帰宅。千葉に行く気だったので不完全燃焼ではあったものの、たまには「いつものところ」から遠ざかるのもいいものだ。遠くへ逃げても結局私の悩みは消えない。大声で騒いでも、笑っても、この苛々はまた職場へ戻ればもとのまま。その一瞬、忘れられる瞬間があったとしても、完全には忘れられる訳もない。それでも遠くへ行きたい。大声で笑いたい。美味しいものを食べて歌って、着飾って。そうじゃないともう頑張れない。どうかしているんだろうか、私は。職場で泣く位なら一人で頑張らなければよかったのに。・・・そんな冬を迎えた。たぶん、きっと淋しいんだ。誰かに会いたくて、独りぼっちを忘れたくて・・・とおくへいきたい。
November 30, 2005
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夢中になる。ひとつひとつ同じものはない。過去の反省すら生かせず、失敗が経験にすらならず。順調かと思えばあっという間に見失い。もうだめかと思いきや、最後の最後で逆転し光が見えたり。あっという間に時間が経って。調子に乗ったら勢いで進めたり。ある時は調子に乗りすぎて己の首を絞める事になったり。初めから歯が立たなくて、全く持って自分が無力だと感じ。いとも簡単に成功する事もあったり。同じ失敗を二度繰り返し。失敗しないようにとした事が裏目に出たり。時には慎重に、時には大胆に。「時よ戻れ」と願っても、それは聞き入れられず。一瞬の隙が命取りになり。失敗しても最後まで諦めない。最後の最後まで。しかし諦める時には潔く忘れ。また次なる一歩を踏み出す。人生に似ている。「ソリティア」は。***という訳でトランプゲームのソリティアに、ここ半年ほどはまりまくっている。その夢中さ加減は半端じゃなく、休みの日、予定がなければ一日中、まるで意味もなく車輪を回り続けるハムスターのような勢いで、ソリティアに没頭している。電車の中でも。寝る前の一戦も(下ネタじゃないです残念ながら)、朝の一発目も(こちらもそうじゃないって・・・しつこい?)、私の一日はソリティアに始まりソリティアに終わる。柔道が礼に始まり礼に終わるように←意味はない。ソリティア・・・1人遊び。1人遊びが上手になってしまったもんだ。1人、遊びながら考えている。「あ、今、カード置けたのに間違えて通過しちゃった」もう戻れない・・・そんなところが人生に似ているなと。そう、悲しくも1人遊びが私の人生なのか。***今日もそんな事を考えつつ。「5000戦」を越えてしまった。勝率は・・・言えねえ(ーー;)
November 22, 2005
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探している。理由を、いつだって。呆れないで欲しい。女には言い訳が必要な時があるということ。***ああ、不快。彼女の甘ったれた話し方も、気分屋で人を傷つけるような事を平気で言うところも。気まぐれにころころ言う事を変えるところも、自分を棚に上げるような批判もお説教も。おじさんに舌ったらずな口調で「ごはんおごってえー」って甘えるところも。高額な買い物自慢も、男性に対する高級志向自慢も、小食、好き嫌い多い自慢もバカバカしい。今の職場で出会った私の上司、ひとつ年下の私の上司。まるで子どもみたい。しかし上司。されど上司。機嫌を取らない訳にはいかないというのが、私の職場の派遣さんたちのルール、暗黙の了解。嫌われたら終わり。とことん意地悪される。***そんな彼女。私の職場の15人の女子の中でただ1人の喫煙者。私たちは毎日3つの時間に分かれて何人かずつ休憩を取る。そこで彼女と一緒になったら最後。否応なく喫煙のみの食堂に連れていかれる。最近分煙になった喫煙の食堂は煙で真っ白で前が見えない程の勢い。もうメシ食ってるんだかヤニ食ってるんだか分かんない。煙草が嫌いな者にとってこれ程の苦痛はないのだ。しかし、真っ向勝負で「私、禁煙の部屋に行きます」なんて言おうものなら、彼女の様子は一変。午後は恐ろしい程不機嫌になり、みんなに迷惑掛けてしまう。なるべく彼女と一緒の休憩になりたくない、それがみんなの願い。だって自分が吸っている訳でもないのに、髪や服は煙草くさいわ、喉は痛いわ、ご飯はまずいわ、最悪。みんな朝、タイムテーブルをチェックして一緒かどうか確認してしまう。***もうこんな生活嫌だ!ごめんだ!最近、私が好意を抱いていた男性(Kさん)に彼女が内緒で連絡を取り始めたと知り(彼女は人のものを取るので有名らしいので覚悟はしていたが)、なんかどうでもよくなってきた私。ある日試みに、「花粉症らしくて鼻が痛いので禁煙の部屋に行きます」と言ってみた。彼女はKさんにメールを送ったりしている気まずさがあるので、「うん、行ってきていいよお、私1人で食べるから」と優しく言ったのだ。やった!こんな事ならKさんの1人や2人くれてやらあ!むしろありがとうKさん!一緒に行ったもう1人の人も「すずめさん!でかした!」と大喜び。***休憩から戻った私は同僚に、「今日、私禁煙部屋でご飯食べちゃった」と自慢した。「え!?何て言ったんですか?どうやって?」びっくりする同僚。「花粉症だから鼻が痛い、って言ったの」「それ、もう使えないじゃないですか。私だって一生懸命言い訳考えてたのに」恨みがましく言う同僚。彼女は咳が酷くて声が枯れて苦しい時も喫煙部屋に連れていかれたのだ。「これも全てKさんのお陰だわ~」恋より美味しい昼食、気まずくない仕事でしょう、今は。***調子に乗った私は翌日はストレートに、「皆さんは喫煙部屋で召し上がって下さい。私は1人で食べますから」と言ってみた。どきどき。彼女は「じゃあいいよ、私も禁煙の部屋で我慢するから」と付いてきた。奇跡だ。奇跡が起きた。心の中で祝いの暴れ太鼓を打つ私。***未だにネチネチと、「Kさんと連絡取ってるんですか?」と問う私。言葉に詰まりつつ、「連絡先なんて聞いてないから知らないよ」と下手な演技でとぼける彼女。最近では後ろめたさからなのか、「さむーい」と甘えて私の腕にしがみついたりするようになってきた。ちょっと鬱陶しいけど我慢我慢。意地悪されるよりはいいでしょう。という訳でありがとうKさん!心から叫びたい!
November 18, 2005
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***ピアノの先生を募集します。時給1500円で2時間、週1回。女の先生を希望します。音大の学生さんも歓迎。(当方、大人の女性です)片手で弾ける程度です!Y.Y***スーパーの掲示板にこんな募集のチラシが貼ってあった。あらあら、私でよければ1000円で教えてあげるのに。(1000円に見合うほどの技量があるかは定かではないが)そんな風に思ったらつい詳細に目がいった。イニシャルY.Yさん。大人の女性か。やまだよしこ?やまもとようこ?よしだゆうこ?匿名希望。妄想が膨らむ。だって名前で全然イメージが違うもの。年齢だって違うでしょう。そして下には連絡先のメモ。ふと見るとそこには、yoshikawayumie@docomo.ne.jp(仮)と携帯アドレスがあるではないか。あっそう。よしかわゆみえさん(仮)ね。じゃあイニシャル書いた意味ないわね・・・。あなたは本当に大人の女性でしょうか?メールして聞いてみようかしら・・・ふと思った寒い夜だった。大体、自分で「大人の女性です」はないわよね。
November 15, 2005
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夢にまでみた有給休暇。この日の為に客に殴られても、職場のオヤジにセクハラ受けても耐えてきた。夢にまでみた5連休。全てを託すのは京都、憧れの京都。そして私は友人と京都に行って参りました。***2泊3日の旅。楽天で予約したホテルは安くて綺麗で広くてとてもよい。朝食も美味しかった。初日は雨。修学旅行生に混じり二条城やら金閣寺やら廻る。最後は雨の嵐山。2日目は晴天。清水寺から南禅寺、銀閣寺を廻り、叡山鉄道に乗り貴船神社へ。ライトアップされた青々とした紅葉(汗)を眺めつつ、灯篭に照らされたほの暗い神社はとても幻想的。そのまま勢いで高台寺のライトアップに駆け込み。深夜、タクシーの運転手さんにお任せして飲み屋に連れて行って貰う。3日目。寝不足の目を擦りつつ奈良線で宇治へ。平等院にうっとりしつつ、駆け足で千本鳥居が有名な伏見稲荷へ。その足で大阪に向かい、日記をリンクさせて貰ってるあでのしんに案内して貰い大阪城へ。天然ボケのあでのしんの不思議な案内で憧れの心斎橋に連れて行って貰い、肉まん食べてご満悦。大阪には残念ながら5時間もいられなかった。***そんな楽しい旅の中でも最高に感動したもの。平等院の極楽浄土を表現した美しさ。千本鳥居が圧巻だった伏見稲荷。雨の金閣寺。灯篭に浮かび上がった夜の貴船神社の幻想的な姿。高台寺の池に映った夜の木々の絵画のような荘厳さ。よーじやカフェのカプチーノ(よーじやキャラクターの顔が表面に!)。清水五条のゆば泉のゆば。そして最後に大阪城のてっぺんから見た景色と夕陽。どこかにあなたはいるのでしょうか?この広い世界のどこかに、私が探すあなたはいるのでしょうか?そんな気分になったら悲しくなり、そして明日の朝にはまた東京でこの太陽を見るのかと思ったら悲しくなり。ああ、蹴り返したい。真っ赤な夕陽を東の方へ蹴り返したら、今日という日がまた戻って来るのならば。。。しかし無情にも夕陽は駆け足で西の方へ走って行き、私の蹴った足を掠りもせず。。。・・・そんな詩人になった私を東京で待ち受けていたもの。朝ホテルから宅急便で送った旅行かばんの中に自宅の鍵を入れてしまったという現実。家の前で、家に入れず立ち尽くす私。結局自宅感覚で我が家に出入りする隣のおじさんに鍵を借りた・・・(ーー;)最後の最後に大ばか者。***蹴り返せなかった太陽に迎えられた朝。足取りも軽く私は仕事に向かった。楽しみにしていた旅行が終わった悲しさは、また次の新たなる楽しみへの大きな一歩になった。また頑張れる、頑張ろう。心からそう思った。
November 9, 2005
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身体にいいのでアセロラドリンクを飲む。風邪を引かなくなるというので資生堂のアペリオという美容飲料を飲んでいる。黒酢も身体にいいというので飲まなくては。ヤクルト400も免疫力を高めるというので飲んでいる。すだちのジュースも疲労回復によさそうだし。ヤクルトのビフィーネとかいうのも飲んでいる。プロポリスも不味いけど時々は飲んだ方がよい。貧血が辛いのでアルフェという栄養ドリンクもできれば毎日続けたい。高麗人参とはちみつのドリンクも健康維持に効きそうだ。職場の先輩がコンクレバンとかいう肝臓なんたら物を飲んでいるって言ってたっけ。りんご酢はダイエットにいいんだって。青汁も面倒だけど毎日欠かさない。きなこドリンクも便秘に効くっていうし。カルシウム摂取の為には牛乳だって飲んだ方がいい。ああ・・・私、健康という名の海に溺れている。本末転倒、息も絶え絶え・・・。
November 1, 2005
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友人と飲みに行った店は混雑していて、入り口の椅子で数分待たされた。するとサラリーマンが私に声を掛けて来た。「○○さんの?」私はすぐに合コンの待ち合わせの女の子と勘違いされているなと思い、「違います」と言った。多分○○さんも、そして○○さんの知り合いの女の子達もまだ来ないのだろう。さすが企業戦士の街、品川。そして何故かその様子を私の友人は硬直しながら見ている。そして数時間後。友人と駅へ向かう途中の事だった。私の肩に手を置いてサラリーマンが言った。「この後どっか行かない?次の店行こうよ」三十路女をナンパするなんてさすが企業戦士の街、品川。私は無視した。そして何故かまたもや友人は硬直しながら見ていた。サラリーマンが去った後、友人はこう聞いてきた。「どこの知り合いの人?」「え?この後どっか行こうって言われただけだよ」聞けば彼女は、私の派遣時代の知り合いとか、地元の友達だと思ったらしいのだ。「まさか!」私はびっくりして笑った。「すずめってホント知り合い多いよね。さっきの店でも名前呼ばれてたじゃん」・・・ふと思い出していた。さっきの店で合コンの女子と勘違いされた時の事を。サラリーマンはこう言ったのだ。「赤井さんの?」私の名前はあかりだ。彼女には「あかりさんの?」と聞こえたのだ。つうか日本語としておかしいじゃないか。そんな天然な彼女と来月京都旅行をする。先が思いやられるというものだ・・・。っていうか、どうしてみんな私に声掛けるの!前に何かで読んだけど「ナンパは不細工な方に先に声を掛ける」のが定説なんでしょう!ちっくしょう!!
October 26, 2005
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ピンポーン♪としつこい位ドアフォンが鳴った。朝七時半。私は仕事が遅番だったので、朝九時半までは寝るつもりでいた。母が出張中の為、家には私一人だけだった。無視した。苛々しながらも、必死に目を閉じて二度目の眠りに就こうとした。やっとうとうとし掛けた頃、時間にすると20分ほどだろうか。またドアフォンが鳴る音がした。苛々を通り越し、泣きたくなった。それからも何度も何度もドアフォンが鳴る中、私は必死に寝ようとした。結局無駄に布団の中で時間を潰す事になった九時半、起床。ふと玄関にメモが挟まっている事に気がついた。「すずめちゃん、出掛ける時は一声掛けて下さい」隣のおじさんからのメッセージだった。何事か、と思いつつ、取り敢えずお隣へ出向いた。すると「三階にニスを塗るようにお母さんから頼まれているんだよ」と。我が家は今月初め、三階にあるお風呂場を改装した。それでついでに三階の廊下にニスやらペンキやら塗って貰おうといううちの母の算段だろう。隣のおじさんは今でこそ70歳を越えて家の辺りを一日ウロウロしているが、昔は大工さんだったのだ。おじさんは久しぶりの仕事で明らかにわくわくしていて、だからこそ七時半に来ちゃったみたいだった。おじさんに一言掛けてしばらくして、我が家のドアのカギががちゃがちゃと開けられる音がした。まだ顔を洗ってもいないうちから、おじさんは預けている鍵を使って入ってきた。母から事情も聞いておらず、私は訳も分からないままぽかーん。「ああ、勝手にやってるからどうぞお構いなく」「おじさん、私10時半には出るんですけど・・・」「じゃあ鍵は掛けていってね」「あの、おじさんは・・・」「大丈夫、お客さん来ても出ないから、大丈夫」大丈夫、大丈夫と繰り返すおじさん。そういう問題ではない気がする私。そして10時半。「おじさん、行って来ます」「ああ、気をつけて行ってきてね」あんたはこの家の人かい?今頃おじさん、私の家で何をしてるんだろう・・・。仕事中も気が気でなかった。つうか朝から起こされて眠かった。そして今日は起こされるのが面倒だったので、ドアのチェーンだけはずして寝てみた。目が覚めたらおじさんは我が家の三階でニスを塗ってくれていた。「おじさん」「おお、おはよう。大丈夫、勝手にやって帰るから電話も出ないし」そして10時半。「おじさん、行ってきます」「ああ、行ってらっしゃい」今頃おじさん、私の家で・・・(以下略)。・・・この生活はいつまで続くのだろう。つうかおじさん、私の洗濯した下着を勝手に移動させるのは止めて下さい。
October 19, 2005
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街を歩く。ふと足を止める。「ああ、トイレの匂いがする・・・」もう秋なんだと感じる。そう、それは金木犀の香り。何故か金木犀の香りを嗅ぐとトイレを思い出す。何故?我が家のトイレはピーチの香り。なのにどうして思い出すのかトイレの香り。そう、それは昔のトイレの香り。昔はみんなこれだった。トイレの香りに秋を感じる今日この頃。私の乙女的情緒は秋の空の向こうに飛んでいった。
October 14, 2005
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母方の従姉の結婚式に参列する為、三連休を取り福島県に行って参りました。そこで出逢ったのが彼。っていうか従姉の子どもなんだけど・・・(^^;)その四歳の男の子に激しく好かれ、ずっと手を握られたり、ぎゅっと抱きついてきたりされた。ああ・・・久しぶりの男子の感触(汗東京へ戻る今日、そんな彼に「ずっと帰らないで」と言われ辛かった。そして玄関で靴を履こうとかがんだ時。彼が飛んで来て「ちゅーーー」!!20回以上キスされた・・・。ああ・・・本当に久しぶり・・・(滝汗それにしても今日はその彼のお姉さん六歳に打ちのめされる羽目になった。従姉の結婚式のビデオをみんなで見ていた時のこと。「ねえねえ、すずめちゃんは結婚したことある?」なんの邪推もない笑顔。「・・・ないよ・・・」「どうして?なんで?」「まだ相手がいないから(段々声が小さくなる私)」「まだ好きな人いないの?だから結婚しないの?」「いや・・・好きな人がいても結婚できるとは限らないでしょ」「どうして?すずめちゃんは結婚できないの?」「そ、そこまではっきり言わなくても・・・」「なんで?はやく結婚したらいいのに」いやはや刺さりました・・・。何せこちとらあんたの弟のキッスでドキドキしちゃう位だからさ・・・。あーあ。この先の人生で、結婚できるのかなーーー、と不安になる三十路のすずめでありました。
October 9, 2005
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「私、初めてだったの、ありがとう」その夜、私は彼にそう言った。**********先日の日記でムシャクシャしていた私。友人に愚痴メールを送り、翌日やけ酒に付き合って貰う事にした。まずは焼肉に行き、恐ろしいほど食べた。私が食べている間に、友人は店員の可愛い女の子を口説いてたが知った事か。途中泣いたり彼を叩いたりしながら、散々食べて飲んだ。その後はペットショップに行き、可愛いチワワやトイプードルだのを見て一人癒される。しかしそんな癒しでも、私の気は収まらない。友人は「バッティングセンターに行きたい」と言い出した。何だか分からないが、仕方なく私は付いて行った。彼が100球近く打って盛り上がっている間、私はぽかーんとその様子を見ていた。つまんねえ。バッティングなんてやった事がない。大体ソフトボールですらやった事がないかも知れない。なのにあんな硬くて重い球が打てるはずなどない。「やってみる?」友人が私に聞く。「ううん、やった事ないしいいよ」しかし何だかそんな自分が嫌だった。そしてムシャクシャしているやけっぱちな気分も手伝い、そして彼には以前から相当恥ずかしいところを見られているので、今更バッティングぐらいどうってことはないさと思い始めた。何せ彼には昔、大量出血(どこからかは以前日記に書いたが恥ずかしいので割愛)の後始末をしてもらった事すらあるのだ。私はバットを持った。「何これ、どうやるの?」「それじゃゴルフだよ」いくら教えて貰ってもちっともよく分からないので、面倒なのでお金を入れてしまった。「取り合えず振り回せばいいか」とばかり。「ぎゃーーー」「バカヤローーー」「死ねーーー」叫びながら打つと面白いほどよく当たる。確実に彼より私の方が上手かった。カキーンと手に響く振動と共に、遠くに飛んでいくボール。私は夢中になって50球も打ってしまった。終わって汗だくになるととても気持ちがいい。普段習っている日本舞踊でも勿論汗だくにはなるのだが、もっと気持ちがよい汗だった。「私、初めてだったの、ありがとう。初めての事するのってこんなに気持ちがいいものなんだね」そう、この歳になると初めての事をするのが凄く億劫になってしまう。意外とプライドが高いので、無様な姿を他人に見せるのも嫌だし、何も好き好んでお金を使って恥ずかしい思いをするのも馬鹿らしい。昔は初めての事をするのは凄くドキドキする楽しい事であったのに、今や身構えて、できるだけ自分の得意なところでチョロチョロ動き回るだけになってしまっていた。まさか自分が人生でバット振り回して、野球の球を打つ事があろうとはよもや想像もしていなかった。そして人と人が出会う事とはこういう事なのかも知れないとも思った。色んな経験則を持っている全ての人、その人と出会い、添う事で生まれる新たな経験則。塗り替えられるということの何と快感なことか。そんなこんなで彼とはその後、渋いおっさんがやっている珈琲屋さんでコーヒーを飲み、愚痴らせて頂き、一応は満足して家路に着いたのだったが!!翌朝、会社に行くとまた怒りがこみ上げてくる。そしてお客様と接する事が恐怖に感じる自分に苛々してしまった。派遣会社にも報告し文句を言い、二つ前の日記の素敵な私だけの堤真一を眺めてもちっともすっきりしない。ストレスから逃れられる事はないのかも知れない。逃げる為に私は走り続けている。が、しかしそこは元の場所だったり。ただ何周かしただけでそこは変わらない景色であったり。それならば、願わくばそこが同じ場所であっても、何周か走り続けた私の心の景色だけは変わっていますように。初めての事に挑戦できた私の心は、昨日までよりももっと強く自信に満ちていますように。せめて。**********・・・そしてバッティングの翌朝、私は腕と脚(なぜ脚??)が動かせないほどの激痛となった。彼にも予告されていたが確実に筋肉痛であったo(;△;)o やっぱり・・・初めての時は痛みを伴うものなのね・・・と下ネタで締める事とします、あしからず☆
September 15, 2005
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都内の百貨店でクレジットカードの受付をしている。客に怒鳴られる事、意地悪でクレームを出される事、そんなのは日常茶飯事だ。我慢できる。80過ぎのおばあさんに怒鳴られたり、30代の男性に「限度額があるなんてカードの意味がねえだろ!」って訳の分からない事を三時間近く説教されたり、「30秒で調べて掛け直せ」とドスを利かせたおじさんに電話で凄まれたり、毎日毎日酔っ払った女性から罵声の電話が入ったり。一日に何度「てめえ」と客に言われる事か。こんな事くらいで日記に書いてたまるかと思っていた。不思議な客は多いし、堂々と「払えねえもんは払えねえんだよ」なんて凄む人もいるし、20代の某テレビ局勤務の女性に意地悪でお客様相談室に名指しでメールされた事もあった。なんかもう何を信じてよいのやら、とほほほほ・・・と思いつつ、でもこんな位じゃ日記に書いてもつまらないしと我慢した。しかしもう我慢も限界である。今日、お客様に拳を振り下ろされ、電話機で腹を殴られ、しかもゴミを顔に掛けられた。もうこれは書いたっていいんじゃないの?と自分を正当化しちゃう事にする。経緯は長くなるので省略するが、結局のところ支払いが遅れていてカードが止まっている客が、「今すぐカードを使えるようにしろ。でも金は払わない」と言って来た。「すぐに金がいるんだよ。早く出せよ」と。30代の女性であった。横には年下の旦那と子どもが二人いたが、旦那は完全に後ろ暗い事があるようで女性を止めるどころか、20メートル離れた遠くから見てるだけ~。「カードはお支払いが確認できてからのご利用となります」と私は当然至極の事を言った。そんなこんなで色々なやりとりがあり、いよいよそいつが立ち上がり、拳を振り上げ殴られた。間に入ってくれたのが26歳の女の子。「お客様のインターネットのお引き落としは今年の二月からとなっております」と事実を案内した瞬間、「てめえは嘘つくんじゃねえよ!」と受話器を振り上げ二人とも腹(っていうか肋骨の部分)を思い切り殴られた。そして本社に勝手に電話を掛けて、「こいつらはぶん殴ってもわかんねえんだよ。今すぐ出せよ。でも支払いの金は払わねえぞ、バカ野郎!」とか怒鳴ってる。「てめえらはこうしてる間も金が入ってるんだろう?でもこっちには一銭も入らねえんだよ!金出せよ」そうしている間に間に入っていた女の子が、「てめえの顔が一番見たくねえんだよ、消えろよ」と散々怒鳴られ、結局私一人になってしまった。私の顔も見たくなくなってくれたらよかったのに・・・。で結局、小声で本社の人に「今暴力を振るわれています」と話し、支払いが確認できたらすぐにカードを使えるようにすると約束し、私は最後にゴミを顔面に投げつけられ、客は帰っていった。二時間強・・・。しかし私はその間怒りに震えていた。まずその客よ。お前は暴力を振るえば何とかなると子どもにも教育しているのか。そして旦那よ。お前の女房が暴れているってのに知らん顔して遠巻きに見てるなんて随分とへっぽこ亭主だな。そしてお前ら。24200円の金も払えないで毎月支払いが二週間も遅れる位なら、最初からショッピングのリボで買い物なんかするなよ。しかし一番頭に来てるのはその場にいた男性社員。てめえら見てるだけで全然助けてくれなかったな。遠巻きにオタオタしてるだけで何もしてくれなかったけど、お前らは刺されても助けてくれなかっただろうな。もう全然信用できねえよ。あーもう腹立つ!酒でも飲まないとやってられない!!酒代よこせーーーーー!!!!バカヤローーーーー!!!!
September 11, 2005
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片側だけの恋。片想い。彼に、片想いしてる。彼を初めて見たのはデパートの紳士服売り場だった。15メートル位離れた遠くから、彼を見た時息が止まりそうになった。「堤真一に激似!!」40歳前後だろうか、彼の横顔はまさに私の愛する堤真一に似ていた。私はうっとりと彼を眺めた。遠くからこっそりと。仕事で紳士服売り場に立たされている私の唯一の楽しみとなった。これって恋??異性に胸ときめかせるなんて、ああ、なんと三年ぶり!(汗彼が私の傍を通る。ああ、何だかどきどきしちゃって顔が見られない。私は思わず目を伏せる。私の前を通らないと彼は事務所に行けないので、彼は何度も何度も前を通る。心臓に悪い。私は無理矢理仕事を作って没頭している振り。ホントにこれが三十路女のやることなの??彼の顔を間近で見たい!これが私の願い。そして。その願いが叶った時。私の恋は終わった・・・( ̄Д ̄;;真正面顔が正視に堪えられないほどに別人・・・。堤はどこいったよ?1ツツミも残っていないじゃんか!(ちなみに堤真一本人は10000ツツミ)なのに横顔だけは9800ツツミ位は行っている、と思う。これは困った。私、彼の半分だけに恋してる。彼の片側だけに恋してる。これも片想いっていうのかな・・・。ええ、多分言わないでしょうね。っていうか恋じゃねえっつうの。「堤真一にそっくりな人がいる」って言いまわって、本気にしてわざわざ見学に来てくれた友人たちよ、済まなかった。だから蔑んだような眼で、哀れみの眼で私を見るのは止めて下さい。しかしながら、三年ぶりのトキメキをくれた彼に感謝。百年の恋どころか百日にも届かなかったけれど。それでもあなたを眺めるのが大好きです。15メートル先から、横顔オンリーで・・・。申し訳ありません。
August 22, 2005
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今日の日記は凄いよ!10名様のアクセスが終了したら削除しちゃうよ。早いもの勝ちだよ!今のうちに読んじゃって下さいませ。**********・・・と書いたら読みたくなるだろうか?前回の日記から懲りずに未だ妄想中なのである。私は今、百貨店のクレジットカードの勧誘の仕事をさせられている。イレギュラーな仕事で、1日2、3時間ずつ交代でやらされているのだが、これが相当しんどい。特に私は下っ端だからなのか夕方から閉店までのラストのシフトにやらされているのだけれど、1人ぽつんと売り場に立って「お得なカードですよ~」って叫んでいると空しくなってしまう。「今日の不調をラストで挽回してちょうだい!」と責任を背負わされ、客に怒鳴られ迷惑がられてはや10日。疲れた・・・。なのに紹介以外でまだ誰も入ってくれないし・・・。私はこの職につく前からもともとそのカードに入っていて、凄くお得なカードだと自信を持ってお勧めするのだけれど、どうせお客様から見たら「ノルマがあるから必死なんだろ、しつこいなあ」位にしか思われていないんだ。。。いじいじ。そんな悲しみにくれた私なので、今のささやかな楽しみと言えば、立たされている売り場がメンズカジュアルのフロアなので、アパレルの兄さん達を見て悦に入るか、お客様のファッションチェックをしたりするかしかない。しかし売り場の兄さん達もじっくり見ているとナルシストっぽくて今ひとつだし、おしゃれな客は彼女連れだし退屈極まりないのだ。そして「どうしたらこのカードに人が喰らい付くか」、そんな妄想に耽る事が楽しみとなってしまった。やっぱり私には妄想だ。妄想ばんざいだ。妄想部部長だ。妄想の中で妄想部を作って、妄想で部員を作って部長になるのだ。先日私は、『人は禁止されるとやりたくなる』という仮定から、「このカード絶対作らないで下さい、発行禁止です」と叫んだら客がどっと押し寄せるのではないかと日記に書いた。しかし実際には普通の禁止とは訳が違うわけで、「うま過ぎて死ぬから食べないで下さい」なんていう魚屋のオヤジギャグとは別物なわけで、そこはやっぱりカードを作る旨みみたいなものをアピールしたいわけで・・・(by北の国から)。そこで私は別手段に出る事にした、妄想の中で。『人は限定に弱い』という仮説はどうだろう。コスメの限定品の飛ぶように売れる様ったらない。ディオールのなんちゃらなんて仕事休んで並ぶOLまでいるらしい。「ランチ限定10食」なんて朝飯前から並ぶ人がいるらしい。「○○店限定オリジナルTシャツ」それだけでもう凄まじくお洒落に見えて絶対に渡してなるものかと思うものだ。思うはずだ。思うかも知れない。「おひとり様3本まで」3本もいらないのに。つうか1本もいらないんだけど、ついつい手に取ってしまうスーパーの罠。「あなただけの私」ベタ過ぎる!ベタ過ぎるけど言ってみたい。妄想部男子部員諸君だってきっと言われたいはず。・・・なんか話が段々逸れてきてしまったが、とにかく私はこう叫んだら勧誘できるのではないかと思っているのだ。「余りのお得さに我が百貨店も赤字覚悟の大出血サービスだ~!ほんとは誰にも教えたくないけれど、今夜あなたにこっそり教えちゃいます。本日あと3名様まで!なくなり次第発行不可となりますから、どうぞ今のうちにお早めのご入会を!3名様限定だ~!あとは勇気と努力と決断力~(マーフィー岡田パクリ)」どうでしょう??入りたくなりませんか??・・・ならないか。・・・なるはずないか。その前にクビか・・・。もはやアパレルの兄さんにも飽きてしまった私には、この夏、この勧誘業務を楽しく乗り切る術がないのであった。再び合掌。
July 10, 2005
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絶対に読まないで!アクセスしないで下さい!!**********「絶対内緒ね」そう言われると妙に言いたくなるのは何故だろう。「絶対覗かないで」と言われると何だかエッチな感じがして覗きたくなるのは何故だろう。「まだ食べちゃだめ」と言われるとこっそりつまみ食いしたくなるのは・・・。禁止されるとしたくなる。押しちゃいけないボタンとか、上がっちゃいけない屋上とか、そこにはサスペンスとアドベンチャーとロマンとエロスとデンジャーが交じり合って、最高に興奮するのだ。どんどん押していいボタンだとか、ペラペラ話してもオッケーな話題なんて興奮しない。すぐに飽きてしまってどうでもよくなるのだ。そして話は全く変わるのだが、私はデパートのサービスカウンターで働いているのだが、イレギュラーな仕事で持ち場が移動になってしまった。そしてやらされているのがクレジットカードの勧誘。お客様にキャッチで声を掛けてカードを作って頂くのが仕事なのだけど、・・・1件も取れない・・・。それは私だけではなく、同じカウンターの13人が入れ替わり立ち代り交代でキャッチの仕事に出て行くのだが、まだ誰も1件も取れていない。何だかそりゃあ当然な気もする。これだけ今、クレジットカードの情報流出が騒がれている中で、「お得なカードですよ~」なんて甘い言葉だけでカードを作ろうなんて人がいるものだろうか。それでも1日に20件近く承れるのは、売り場で大きな買い物をされた方に「たくさんお買い物をされたならこちらのカードがお得ですよ」とご案内できる販売の店員さんたちの紹介があるからで、販売に携わらない自分たちのキャッチとなると結果は散々なのである。だから他の人たちは、「そのうち売り場の人が紹介してくれるっしょ」的な心構えでキャッチすらしていないようである。が、案の定というかご推測の通りというか。私は叫んでいる。魚屋のおやじのように「らっしゃい、らっしゃい」と叫んでいる。向かいの紳士服売り場のイケメンの兄さん達も唖然としているはずだ。そして私はふと冒頭の一節を考えたのである。「このカード作らないで下さい!発行禁止です!!」そう叫んだらみんな作りたくならないだろうか?「なになに、作っちゃいけないカードってどんなカード?そう言われると何だか妙に作りてぇ~!!」みたいな。・・・ならないか。・・・なるはずないか。ああ馬鹿らしい。そんな今の私の楽しみは異動させられた持ち場が、メンズヤングカジュアル売り場のまん前である事だけである。店員さん、みんな頭でかくて(髪をあり得ない位立たせているから)、そしてヒゲ面(おしゃれ不精ヒゲってやつかい)だけど、超目の保養しております。全員速水もこみちに見えます。←意味わからない普段の売り場がサービスカウンターでおじさんばっかりなので、若いってだけでちやほやされてるバイト君を眺めて気を紛らわせていたけど、やっぱりメンズカジュアルのアパレルの兄さん達は本物っす。みんなは「キモい」とか言ってますけど、私だけは満足しとります。ただ、悲しいかな。三十路の私は鼻も引っ掛けられないのであった・・・・・・。
July 3, 2005
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5分後に時計を見た。残り11時間55分。この5分間の我慢を12回したら1時間が過ぎる。143回我慢したら11時間55分が過ぎる。頑張ろう。143回の長い長い5分間。**********・・・という気持ちで合コンで知り合った男性と鎌倉へ行ってきた。朝10時半に電車の中で待ち合わせ。彼を見た瞬間に何故か「しまった!」みたいな気持ちになったのだが、それは前回会った時のスーツ姿が5割り増しだったせいだろう。いやはやスーツには男の容姿を割り増しさせてしまう何かがある。それはともかくとして彼は無口な人だった。いいや、ただ大人しいだけならばそれもよしだろう。しかしながら彼は大人しいのではなく、会話の糸口を摘み上げない人だった。私から話題を振れば答える。そしてまた無言。気を遣って私はまた話題を振る。彼は答える。繰り返し。・・・つまんねぇ。私は時計を見た。5分。隣の駅にも着いてない。長い長い5分だった。10時35分。普通に見積もったら解散は夜の11時前くらいだろうか。自然ため息が出た。彼はなんちゃら言う国家試験をパスしたエリート中のエリート。だからって仕事の話しかしない。たまに口を開けば知識披露。ちっとも面白くない。私は思わず「趣味はないんですか?」なんて聞いてしまう。彼は堂々と「ない」と言った。鎌倉は、鎌倉の知識のない彼の予定に従って歩いた。ガイドブック通りの鶴岡八幡宮。つまらん。お決まりの長谷寺。そして江ノ島。江ノ島に行って彼は何をするつもりか。ようわからん。しかしながら彼の予定には「食事」という行程は組み込まれていなかった。私は呆れて小汚い定食屋に彼を無理やり連れて行った。その後も彼はお茶一杯飲もうとしない。江ノ島神社のベンチでなんと3時間の談笑。つうか私の独演会。私は気を遣う時ほどよくしゃべる。「こいつよくしゃべる奴だな」と思ったら、それは己がつまらないからだと実感して頂きたい。そして寒い寒い江ノ島神社での談笑中。風が吹いた。頭の上から木の芽のようなものが彼に落ちてきた。彼はマンガのように「うひゃあ!!」とばかりに飛び上がった。虫だと思ったようだ。だせえ。そして外国の方が彼に話し掛けてきた。彼は冷たく無視して歩き去った。私は「英語話せないの?」と単純に聞いたら、「いや。話せるよ。悪い事しちゃったかな。聞いてあげればよかった」と負け犬の遠吠え。臆病な癖に。かっこつけちゃって。だせえ。そんなこんなで鎌倉駅に戻ってきたのが夜の7時半。私はずっと思っていた事を言わせて頂いた。「ねえ、今日1回もトイレ行ってないんだけど」そりゃそうよね。今日はお茶一杯飲んでないんだもんね!!でももうちょっと気を遣ってくれてもいいんじゃないの?彼は「君が行くなら・・・」と自分もトイレに行った。だせえ。トイレから戻ると彼は「夕飯でも食べて行かない?」と言う。でも鎌倉に詳しくないからどこで食べていいか分からないんですってよ。仕方なく私はまたもやそこいらのお蕎麦屋さんに引っ張り込んだ。そして挙句彼は。「君はしっかりしているから年下の男の子にもてるだろうね」ですってよ。お前が何もしねえからこっちが一生懸命仕切ってるんじゃねえか!!(絶叫)しっかりせざるを得ないのは誰のせいだい!!!(魂の叫び)そんなこんなで結局149回の5分間を耐えに耐え、彼と電車で東京に戻ってきた。私は我慢強い。我ながらとても我慢がきく女だと思う。この話、誰にしても「途中で撒いて一人で帰ってくればよかったのに」と言われる。そんな我慢強い私の唯一の逆襲。別れ際に彼に「また二人で食事でもしましょう」と言われた時ににこりと笑って。「今度は誰か別の人連れて来て下さい。大勢でお願いします」・・・それ以後、彼とは全く連絡を取り合っていない。そして私は寒かった江ノ島神社での3時間の独演会が響き風邪を引いたとさ。。ああ。「2度目のデート」がしたい。また会いたいなと思う相手と2度目のデートを。もうここ4年ほど、2度目のデートにお目に掛かれていない。合掌。
June 29, 2005
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本日、いよいよ我が家でインターネットができるようになりました。退屈と孤独は妄想のとびきりのエッセンス。なんだかもう前のような日記は書けないかも知れないな・・・なんて思っております。放電と蓄電。たまにはあかりを蓄えないとな。どうぞ私の大切なみなさま、私を見捨てないで下さいませ。
June 28, 2005
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5月末、友人に誘われて合コンに参加した。事の発端は友人が参加したという結婚式の二次会。ビンゴゲームに当たって一言、とコメントを求められた私の友人は、「ただ今彼氏大募集中です」とマイクで絶叫したそうだ。「それなら合コンしませんか?」と寄ってきたその男、その男こそ私が忘れられない男となったのだ。大手電気会社勤務、係長。・・・そんな事知った事か。私はその男が大嫌いだと思った。出逢った瞬間、一瞬でそう思った。合コンの日、私の席は彼の隣だった。彼は大して凄くもない学歴を鼻に掛けたイヤミな男だった。そして仕事自慢も凄かった。私は自分の職場を聞かれたので答えると、「所詮○○(百貨店)だろ?」ってなんて失礼!それどころか「お前、本当に働いてるのかよ」ってお前にお前って言われる筋合いないよ、な態度。自分の連れてきた男性たちの悪口も酷いし、その男性たちにも威張ってお山の大将さながら。「もう一軒行こう」と言われたので女子全員で断ると、「どうすんだよ!女の子達帰っちゃうだろ?」と別の男を何故か責めている。お前が幹事だろうが、なんて小さいヤツなんだと一同呆れ顔。一番許せなかったのは突っ込みの肘鉄だった。妙に何かに付けて触ってくるのだが、肘で私の腕を思い切り殴るのだ(突っ込みのつもりらしい、最低)。そんな彼が狙っているのは、最初に二次会で声を掛けた私の友人だった。その友人は大手の劇団で役者をやっているのだが、誘いもしないのに彼は勝手にネットで検索して本番に乗り込んで来たそうだ。ご丁寧に本番前に差し入れまでしてくれちゃって(普通差し入れは後なんだけど)。更には彼女の実家がお惣菜屋なのを聞きつけると、勝手に店を探して行っちゃったらしい。彼女は彼女なりに「嫌い」オーラを出しているのだが、プライド満載の彼は全くもって気付かない。そして彼からのメールが最低。顔文字だらけなのだ。そして「またネ(^_^)/~」「よろしくネ」など語尾が片仮名!ぎゃおおおお。寒い、寒いっすよ!そんな彼に我慢の限界だった合コン女衆4名にて、昨日「飲みなおしの会」とばかりに集合し彼への不満で盛り上がった。それは四時間以上に上った。そんな中ではあるが、私はその合コンで知り合った男性とメールのやり取りを続け、来週は2人で鎌倉に行く約束をしている。もう1人の人も別の人から誘われている。しかし互いに口を揃えて一言。「メールはしてるんだけどどんな人だか忘れちゃったんだよね・・・」私もそうだ。もう既に顔すら覚えていない。そして互いにもう一言。「どうしてもあいつの顔しか出てこないのよね!」その大嫌いな男の顔だけが妙に頭を過ぎるのだ。彼のイヤミな八重歯とか、カラーコンタクトをしたインチキ臭い眼とか、話し方から香水の匂いから、何もかも忘れられない。好かれている私の友人も泣きながら、「もう消えてくれ~」とお祈りを捧げていた。そんな彼への不満で4時間盛り上がった私たちは、帰路、駅へ向かう道すがら、「あー、今日はやっとあいつの事が言えてすっきりした。デトックス(毒素排泄)だー」と毒だしを終えて足取りも軽やかにお別れをしたのであった。それにしても鎌倉は断ろうかと、今物凄く悩んでいる。だってあんなヤツの友人なんだもの・・・。
June 9, 2005
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ご無沙汰しておりますが、生きてます。パソコン購入したものの、開通がまだまだ先でイライラしっぱなし。日記も止めそうな勢いで放置しておりますけど絶対止めないので、どうか忘れないで下さい、こんなページがあったこと。仕事も失敗ばかりで落ち込む毎日ですが、絶対やめないので。仕事の後走って日本舞踊に通うのが相当きついけど、これも絶対やめないので。まだまだ日々不思議事件の連続の私です。再開したら書きたい事も多々あるので宜しくお願いします。
June 8, 2005
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熱、39度。 真夏日なみの身体。 節々が痛い。歳かのう、、、。 それでも一日立ち仕事を頑張った私の座右の銘。 「根性」
April 26, 2005
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エレベーターのボタンを押し続けている。「ありがとう」と言われるまでずっと。「おはようございます」そう言ったらびっくりされて無視された。職場(デパート)の別の売り場で働く人に挨拶すると決まってこんな感じ。接客なんかしてる癖に、みんな案外人見知りなのか人嫌いなのか??同じ制服を着ている人たちなのになんだか気分が悪い。私も無視されるのももう辛いし、馬鹿馬鹿しいので、見知らぬ人に挨拶するのはもう止めにした。その代わり、エレベーターのボタンを押し続ける事にしたのだ。仕事が終わって従業員用のエレベーターに乗り込む。みんな上がりが一緒なので、エレベーターは恐ろしいほど混雑する。荷を積む大きなエレベーターに乗った人、人、ひと。50人以上が乗ったエレベーターで、私は決まってボタンを押す位置につく。そこで開閉係を勝手に買って出るのだ。50人以上が降りるのには相当時間が掛かる。一階では荷物検査があるし、タイムカードをスラッシュしなければならないし、すっごくすっごく混雑する。できるなら私も真っ先に降りて手早く検査を済ませて外に出たい。しかし私はボタンを押す。「開」のボタンを押し続ける。そして何人の人に、「すみません」とか「ありがとう」と言われるのか。ここが世知辛い職場なのかどうか、人情なんて何にもない職場なのかどうか。そしてこの数週間押し続けて、「すみません」「ありがとう」と言ってくれた人の数、三人。単純計算して、500人以上の人の為にエレベーターのボタンを押し続けてたったの3人。ああ、結局「ありがとう」なんて、商品を買ったお客様だけに使う言葉なのだろうか・・・。悲しくなって、ふとみんなが降りたがらんとしたエレベーターを眺めて気づいてしまった。「開延長」のボタンが下についていたことに・・・!!そう。このボタンさえ押しておけば、私が開くボタンを押さなくたって、開きっ放しになっていたのか!!よく考えたらこのエレベーター「荷を積む為のエレベーター」なのだ。開延長くらい付いていて当然だろうさ。・・・恥ずかしくて明日からエレベーターに乗るのがいやになった。そんなこんなで頭以外は元気です・・・。
April 25, 2005
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最近、仕事の後にちょっとした実験を試みている。 エレベーターのボタンを押し続けると、 人の非情さがわかるという悲しい実験。 パソコンから更新する時にでも、 きちんと書こうと思うがパソコンがない。。 取り敢えず、そんなこんなで元気です、頭以外は。。。 それではこれにて携帯より、どろん。
April 23, 2005
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♪戻れなくてももういいの。くらくら燃える火をくぐり・・・って。戻りたい・・・戻れるならば・・・20代(5・7・5調)。ということで、4月14日、私はめでたくも30歳になってしまいました。なる直前には覚悟を決めていたし、実際別に一晩で三十路顔になる訳でもないし・・・とやけのやんぱちな気分でいたのに。。。余りにも情けない30歳で泣けてきてしまう。世の30歳といえば、家庭を持っているか、仕事でばりばり頑張っているか、なんだかとにかく「大人」の言われるものの仲間入りをとっくに果たした人たちだと思っていたのに、実際のところ私は非常に子どもでおっちょこちょいでおどおどしてて、自分ひとりの足で立っている所まで到底及んでいない。若い頃は「若いから」と許されていた仕事の失敗も、「30の癖に・・・」となる事請け合い。これがもう少し歳を重ねれば今度は「年寄りだから仕方ない」となるはずなのだ。今が一番の勝負時なのだ。泣いちゃいけない、頑張ろう。そう思っていてもどっかで甘え癖がついていて、腰さえ低くしていれば許されるみたいに思っている自分もいて情けない。ああ~、自信を持ってまっすぐに立てる人間になりたい。このままじゃ顔だけ老けた子ども・・・最悪。
April 14, 2005
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逃がした魚は大きい。逃がしたと思った瞬間に、より大きく輝いて見えるものだ。でもしかし、逃がした事にさえ、そして近くにいる事にさえ気付かなかったら?沢山の魚が釣り針の近くに寄ってきているのに、「釣れない、釣れない、運がない」とただ愚痴っているだけだとしたら?そこで私は思うのだ。「魚に気付かない限り、魚と出会う事はないだろう」と。いいや、それでもただのラッキーで、コツも分からず魚にも気付かなかったけれど、なんか気が付いたら釣り上げてた・・・なんて事もあるかも知れない。横にいる親切なおじさんが「お、掛かってるよ!」と私の釣竿を見事に勝手に操ってくれるかも知れない。しかしそれはただの偶然が引き起こしたラッキーである。魚を釣るにはコツがいる。それには経験を積む必要がある。そこに魚に気付く鋭敏さ。先日、私は前の職場に所用で出掛けた。その時に、女性社員からこんな話を聞いたのだ。「Oさんって、すずめさんの事好きだったんですってよ」と。Oさんは私よりも4つ年下の新入社員だった。ある時期から用事がなくても私のいる部屋に顔を出してくれるようになり、私は彼に好感を抱いていた。私が会社を辞めると打ち明けた時には、「じゃあこれから毎日すずめさんに会いに来ます」と、忙しい中、本当に毎日顔を出してくれるようになり、辞める日には可愛らしい贈り物まで頂いた。そして、「何かあったら、僕に電話下さい」と彼は言ったのだが、私は思わず「何かって・・・なんですか?」などと聞いてしまったのだった。彼とはそれきり。私はこの時、二つの事を考えていた。「まさか、彼みたいな人が私なぞに好意を持ってくれているはずがない」そして、「私には他に好きな人がいるのだから、私が彼に抱いている気持ちはそういうものではないはずだ」自分で気付かないようにしていたのだ。鈍感なのをカサに来て、そして自信のなさを振りかざして、「なんか怖いから」彼の気持ちからも自分の本心からも逃げてしまった。そして逃げてから数ヶ月して、「ああ・・・あの時なぁ~」なんてバカのように思ったりしたのだった。「彼が私を好きだった」・・・本当かどうか知らないけれど、そう聞いた時に私は思ったのだ。「チャンスに気付かない者(或いは気付かない振りをして逃げる者)には、チャンスはやって来ない」と。そして、「チャンスはやって来るものではない、自力で探して見つけるものだ」とも。私は例えて言うならば釣りをしていて、失敗してしまったら、とか、1日座っていて一匹も釣れなかったら、などと考えて、「魚がいないの、私は釣りなんてできないし、だから釣れっこないわ」とポーズを決めて、そして本当に釣れないから、「ほらね、やっぱりね」と体裁を保つようなものだった。みっともない・・・。みっともないのを恐れてした行為に後悔して地団駄踏むなんて、なんてみっともないんだろう・・・。Oさんはもう仕方ないにしても、恋だけじゃなく仕事とか人間関係にしても、今後なるべく鈍感なところを直して、もっと周りを見渡して、そして自分の気持ちからも逃げないようにしてみようと思い立った次第で昨日の日記も書きました。釣り、釣り、と今日の日記に書きましたが、実際のところ私はヒトデしか釣った事がありませんのであしからず。。。
April 4, 2005
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3月31日に退職を致しました。4月1日に次の仕事が決まりました。無職期間0日。・・・でも焦って決めてしまったけれど本当によかったのかな。もっとスキルアップしてから転職してもよかったのかも知れない。なんとしても30歳を迎えるにあたって仕事をしていたかったので焦り過ぎてしまったような。「準備なくしてチャンスは与えられない」というような事を、先日ある方に教わりました。私がもうひとつ思うのは、「チャンスに気付かなければチャンスはやって来ない」ということ。今がチャンスなんだと思う。取り合えず仕事しながら頑張ります。ありがとうございました。という訳で、新宿の某百貨店で働く事になりました。パソコンがないのでこの日記、どうなることやら。あああ、パソコン欲しいよう~(T_T)
April 3, 2005
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先日、所用で以前の勤め先に出掛けた。その勤め先で同じ部署にいたたった一人の女性がM子。私が何度も日記に書いたとんでもない女なのである。毎朝私を無理矢理体重計に乗らせたり、これも毎朝私の足の太さをメジャーで測ったり、出会い系で知り合った男性に私の名前を教えて来社させたり、5股掛けてたり、勤務時間中に間違えて別の人に送ってしまったメールを返せと、他の男性社員にNTTに電話させたり(これは明らかに無理だった)、挙句私が暴行され掛かった男性がかっこいいからと、それを知ってて付き合ってたり、しかもその後電話で「彼にキスマークを付けてもらえないんだけど、どうやったらすずめみたいに付けて貰えるのかな」と聞いてきたり、以前スナックで働いていた時の取り巻きのおじさん達に私を無理矢理会わせたり、会社の男性社員(部長やら課長やら偉い人にまで)に「すずめと私と、どっちが若く見えますか?」と勝手に詰問したり、とにかく私の人生史でベスト5には入る素っ頓狂な女だった。でもたった一人の女、仕事を手伝って貰ったりと仲良くするといい事もあったので、多少には目をつむり付き合ってきた。彼女は知り合った時、27歳だった。私は26歳。「馬面だけど可愛い子」とか言われて、若い女不足の会社でおじさん達にとてもちやほやされていた。もっと若いはずの私はさっぱりちやほやされなかったので、やはり顔だろう。。そしてまたスナック勤めの経験もあるので、男性に対する態度には天性のものがあった。「すずめと私とどっちが若く見えますか」の問いには、殆どの方が「すずめでしょう」と即答して下さった。それともてる、もてないは別であるのに、彼女は自分と言われるまでしつこくしつこく聞いていて、最後に彼女のファンであったおじいさんに「あなた」と言われてやっとほっとした表情を見せていた。若く見えるかどうかより、もてる方がいいと思うんだけど・・・。私の主張も頑として受け付けない彼女。整形したい、豊胸手術したい、脂肪吸引したい、5股の男性たちにエステ代を払わせてもっと綺麗になろう・・・彼女は執拗に外見に拘っていた。実は彼女は三ヶ国語が話せ、資格もたくさん取得していて頭もよかった。前夫との間にできたお嬢さんを1人で育て(5股の人たちにお金を貰っているとはいえ←しかも娘がいることは内緒で)、健気といえば健気。そのままでも充分に可愛らしくもてているのだから、そのままでいいのではないかと私は思っていた。そして3年たった今でも、時々メールをしたりして私は彼女と付き合いを続けていた。会社中の女性たちから「バカ女」だの言われて無視されている彼女だったが、私はそれでも彼女のそれでもいいからとにかく男性に好かれたいという強さ?みたいなものが小気味いい位だった。「全ての男性にちやほやされたい」という同じ土俵に立っていないからこそ、羨ましいとも思えず僻む事もなかったのだ。そして意外と彼女はさっぱりしていて、何かあってもすぐに忘れてしまうので付き合いやすかった。話は異常に長くなったが、そんな彼女と先日来社した時に2年ぶり位に再会した(普段はメールだけだったのだ)。か、顔が変わってる・・・(-_-;)明らかに二重手術と、足の脂肪吸引はしただろうと思った。でもそれよりも何よりも、すっごく老けたような気がしたのだ。彼女と別れた後、別の部署で私と同い年なので仲良くしていたTさんが私に近寄ってこう言った。「あの人、私たちと同い年なんだってね」「え、1つ上だよ~」と私は驚いて言った。Tさんはこんな事があったと話してくれた。***T 「おいくつなんですか?」M子「9」T 「えー、お若く見えますね」M子「そう?いくつに見える?」T 「34、5かと思いました」M子「え!え!!わ、私がそんな歳に見えるの!!」(絶叫)T 「え・・・」M子「私、29歳なんだけど!」***というわけで失敗しちゃったと話すTさん。でも2月が誕生日のM子は31歳のはずなのだ。不思議に思いながら、私の引継ぎで入った方と、仕事の後お茶を飲みに行った。その女性も、M子の事が大嫌いで口も聞いていないとまくし立てていた。「でもいると手伝って貰えて有り難いですよ」と私が言うと、「あんな人と口聞かなければならないなら、全部1人でやった方がまし!」と鼻息荒い。「大体、あの人私より年上の癖して何が29歳だっていうのよ」と彼女。・・・。私は時が止まったような気がするほどぽかんとした。引継ぎの彼女は32歳なのだ。「あの、何を仰っているのか分からないのですが・・・」「あの人ホントは37歳だよ!入社した頃M子が『これで誰に聞かれてもバレないかな』って免許証の上から印刷した『50』っていう数字張り替えるのに付き合わされたもん!その時本当の免許証見たから間違いないよ」・・・・・・。・・・・・・。声が出なかった。つまり私が知り合った時、「27」だと言っていたが34だったのか。私は思い出していた。「14年前、スナックで私に言い寄っていたおじさん」と私は会った事があった。考えてみたら13歳でスナックで働ける訳がないじゃないか。どうして気付かなかったんだろう。バカだ。私はすっかりM子に騙されて、歳が近いからとタメ口利いてしまっていたのか。未だに整形までして年齢に抗っている彼女。私は不思議でならない。会社のおじさま達は、彼女が若いからちやほやするのではない。甘え上手な可愛い彼女だからちやほやするのだ。だったら、「29」と言って「34くらいかと思った」と言われるよりも、「37」と言って「若く見えるね、34くらいかと思った」と言われる方がいいように思うのだが・・・。さっぱり分からない。俄然、M子に新たな興味を抱いた私は、M子とお茶でもすべくメールを送ることにしたのであった。。。(しかし今私に歳を聞かれたら、M子はなんと答えるつもりなのだろう??)
March 26, 2005
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栃東、ありがとう。久し振りに相撲を観て興奮しちゃいました。感動でした。美容師さん、ありがとう。髪を切ったら卓球の愛ちゃんみたいになっちゃったよ。お仕事の面接をしてくださった方ありがとう。また頑張ろうと思いました。力士さんありがとう。「太っているか、痩せているか」の印象の60パーセントは顔の肉で決まるもんだと思いました。明日はもっと衝撃的な日記にしようと思います。読んでくださった方、ありがとうございました。
March 25, 2005
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「もて隊」というものを作っている。かれこれもう5年になろうか。「もて隊」メンバーの活動内容。いかに異性にもてるかを考察し、指摘し合い励まし合い、よりよい女性として成長・・・というのは一切なく、ただただ集まっては「もてたーい、もてたーい」と非生産的に愚痴を言うだけの活動。当然もて隊に入るともてない。そのもて隊に、先週新たなメンバーが加入した。友人が彼氏に振られたのだ(読んでたらごめん、ほんとごめん)。入隊記念に景気付けに、東京ドームそばの「スパ ラクーア」に行って来た。もて隊歴の長い私とSちゃんと、そして新入隊員。私はこの2人と長い間仲良しでいたのだが、お風呂に入るのは初めて。この私、人の裸を見るのが好きだ。なんでこうもみんな違うのか、不思議でならない。そしてそれぞれにそれが綺麗なのだ。ラクーアは休日ということもあり、まさに「芋洗い」状態。人生でこれだけの見知らぬ裸を見たのは初めてだった。中には寝転がって足を開いちゃっている人なんかもいて・・・。その「身体に対する羞恥度」の違いなんかも面白い。私たちは「何でモテないんだろう?」「もてたーい」なんて言いながら、露天風呂でシンクロの真似事をしたり、サウナの中で「お笑い芸人で付き合いたい人は誰か」を勝手に討論したり、ますますもてなくなりそうな活動をして過ごした。途中館内着で風呂上りすっぴんで韓国料理を食べにいったり(不思議~)、マッサージまで受けたり、ビール飲んだり、寝転がってテレビを観たり、ネットをしたりしながら、計10時間近く居座り、4度風呂に入りなおした。残念ながら肝心の温泉については、サウナの数は多いものの、お風呂の数としては物足りず、しかも天然温泉とやらが凄い塩分量で、乾燥してたり怪我をしている場所に沁みて痛くて痛くて、まるで「因幡の白うさぎ」状態になってしまった。慣れてくれば肌もつるつるになって私の美人度が更にアップしたけれど・・・(-_-;)←虚言癖アリ本日「もて隊」で作った標語。「1日1イケメン」1日に1度は素敵な男性を見て心を潤わそうという活動。こんな事言ってるからもてないんだよなぁ、と思いつつ、なんだかとても楽しかった。新入隊員も大笑いしてくれていてちょっとほっとした。カラ元気じゃない事を祈る。温泉でシンクロごっこなんかしちゃう三十路目前の私。誰か、誰か評価してくださいませ・・・。私だってそろそろ脱退したいのだ。
March 20, 2005
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先日、「人生で言ってみたい発言」がひとつ増えた。「ごめんね、あなたとはいいお友達でいたいの」何故言ってみたいかと言えば、きっと一生言わないであろうと思うからに他ならない。「お友達」ってなにさ。相手はそれを望んでいるのか?振られてまでそれでも私と面つき合わせて仲良くしたいなんて思っているのか?それは相手が言う台詞ではないだろうか。そんな事を考えていた時に、もうひとつ言ってみたい台詞が浮かんできた。元カレに復縁を迫られた際に。「オレたち、もう一度付き合わないか?」「そうね、C-C-Bも再結成する事だし、私たちも再結成しようか?」ああ、お相手のきょとん顔が目に浮かぶようだ。是非言ってみたい。・・・それ位C-C-Bの再登場はショッキングであったのだ。何故・・・今??そしてこんな事を書いている私の歳がばれそうなので(もうとっくにばれてるけど)今日はこれにて失礼致します~。ドロン
March 17, 2005
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ご無沙汰しておりました。前回の日記では自分勝手にかなり暴走してお騒がせ致しまして、ご心配をお掛け致しました。しかもただ今読んでみたら、いかにも「コメントちょーだい」的な発言まで・・・。大変申し訳ありません。こんな私ではありますがこれからも是非ともお付き合いのほど、お願いお頼み申し上げます~。前回強要してしまった皆様のコメントのなかで、リンクさせて頂いております若妻の着物美人ユエさんからこんなお言葉が。「逃げる事と負ける事は違う」いままさに逃げようと思っている私にはとても力強いお言葉で、そして逃げる事に敗北感を抱いていたので考えさせられも致しました。私、決めました。会社を辞めます。なんとしてでも辞めます。決めたらなんとなく元気になりました。ひとりで悶々と考えていましたが、先日楽天の方とお会いしまして毒をたっぷり吐かせて頂いて、ますます元気になって参りました。聞いてくれた人、とってもありがとう。愚痴ばっかで申し訳ありませんでした。ということで、日曜には日本舞踊の発表会などもあったりしたので、追々日記に書いていきたいと思います。会社以外にパソコンを持っていないので(だから今は仕事中なんですが^^;)、今後この日記をどうするかほとほと困っておりますが、続けていきたいと切に願っておりますので、これからもみなさまどうぞ宜しくお願い致します。
March 15, 2005
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通っている日本舞踊のお教室の発表会があった。緊張してしまうので、顔を見ても緊張しない友人だけを呼んで観ていただいた。←さいあく私は今年初めて、成人式に父が選んでくれた大振り袖で踊る事にした。床に袖がついてしまうほどの長さ、そして絞りで刺繍が一杯の着物は重くて重くて、練習では後ろに転倒してしまう事もしばしば。無謀な挑戦だった。無謀な挑戦だけに余計緊張した。しかしここで着ておかずしてこの振り袖、いつ着るのだ?朱赤の可愛らしい着物、30過ぎて着たら吹き矢とか飛んできそうじゃないか。本番前、私は先生に聞いてみた。「先生、休憩は入れますか?」ざっくばらんな感じの会なので、そんなことも決まっていないのだ。「そうね、じゃああなたの前で1度入れようかしらね」私は8人中5曲目、丁度後半戦1番目だったのだ。いよいよ踊りが始まった。今年から自分で自己紹介してから始めなければならないので余計に緊張。しかも私のお教室は若いモデルの女の子ばっかり。美しく微笑んで「日本文化の素晴らしさを勉強したくて日舞を始めました」、なんて言おうものなら踊りすら美しく見えるではないか。そしてまた、さすがモデルさん、本番に強いのだ。いつものお稽古の3倍の勢いで上手く踊りやがる。私ごとき小さなタヌキ女にどんな太刀打ちができようぞ。焦ってきたらトイレに行きたくなってきた。踊りは丁度4番組目、私の前の人だった。(この後の休憩で行っておけば丁度いいな・・・)私は目論んで我慢した。そして。4番組目が終了した時、司会をしていた先生が私を見たのだ。「大丈夫?」言っている意味が分からずきょとんとする私。すると先生が、「じゃあすずめさん、やってしまいましょう、いらっしゃい」なんてみんなの前で言うではないか。アワアワして「あのあの、休憩は・・・」と言う私に、「ああ、番組も少ない事だしやっぱりこのまま行きましょう」と冷たく微笑む(←妄想)先生。いやだ!こんなトイレに行きたい中途半端なままじゃ踊りたくない!できない!とっさに私は先生に、「先生、トイレ行って来ていいですか?」と絶叫。先生の呆れ顔。会場中の大爆笑。「あら・・・じゃあすみません、この子がトイレから戻ってくるまで5分ほどお待ち願えますか?」会場に伺う先生。「すずめさん、急いで行ってらっしゃい!」私は振り袖のように朱赤に顔を染めながら、観客の間を猛ダッシュですり抜けトイレへ走った。バカバカ!先生のバカ!どうして「トイレから戻って来るまで」なんて言うのよ!「5分ほど休憩に致します」でいいじゃんかよ!私がトイレから戻ってくると、会場のドアの外でタバコを吸って休憩していたお客様たちから、「すっきりした?」「よかったわね」「トイレ、もう済んだの?」「我慢しなくてよかったじゃないか」などと声を掛けられる恥ずかしい羽目に陥ってしまった。もう素敵なモデルとは雲泥の差である。観客の眼に私はもう「トイレダンサー」にしか映らないであろう。その悲しきトイレダンサーの私は気取った自己紹介を全て取り止め、「私はご覧の通りのおっちょこちょいのあわてんぼうです。落ち着いた女性になりたいと日舞を始めましたが、まだまだのようです」と自己紹介した。更に付け加え、「この振り袖は、6年前に亡くなりました父が成人式に全て選んで用意してくれたものです。本来ならば技術的にまだまだの私が振り袖で踊るのは無謀かもしれませんが・・・」と進めると観客がしんみりしたので、ウケを狙ってトイレダンサーは、「そろそろ着ておかないと年齢的に限界を感じて参りましたので、お見苦しいとは思いましたが今年着させて頂きました」と続けると大爆笑。なんと笑い待ちで踊りが始められない位ウケた。やったと心でガッツポーズするトイレダンサー。しかし肝心の踊りの方はさっぱりだった・・・。というより、踊れてたのかだめだったのか実感がないのだ。緊張はしなかったものの、途中から楽しくなり過ぎてしまって浮き足立っていたかも知れない。所詮トイレダンサー・・・。踊りの後の打ち上げの席で、生徒さんひとりひとりに「あなた、今日は彼氏は観に来たの?」と聞く先生。一様に恥ずかしがりながら、「はい」だの、「恥ずかしいから呼べませんでした」などというモデル軍団たち。先生ー!!どうして私には聞いてくれんとですか・・・??仕方なく私は、「先生、今日は私の彼、来たい来たいって言ってたんですけど、私がどうしても『恥ずかしいから来ないで』ってお断りしちゃいました」としたり顔で言ってみたが、「はいはい、そうねー」と一笑に付されてしまったのだった。どうせトイレダンサー・・・。くっそう、来年こそーー!!と去年同様心に誓ったのであった。
March 13, 2005
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地獄をみた。ああ、ほんとに地獄ってこういうところかも知れないなと思った。朝になるのが恐怖で、永遠に朝が来なければいいのにと思ってしまった。おとといから会社の本社である群馬県に出向いていました。社員に囲まれ怒鳴られ、物を投げられ、蹴っ飛ばされの勢い。一言何か言えば揚げ足とられまた罵声を浴びせられの連続。それでも翌日また会社に行かなければならないとは。消えてしまいたくなった。ああ、ご飯が喉を通らない。本気で逃げたい。私ってこんなに弱い人間だったのか・・・。どんな経験にも耐えてきたつもりだったが、今回に限りはもうだめみたいだ。なんか落ちてます・・・。お返事遅くなりそうですが必ず致します。いつも読んで下さってありがとうございます。コメントまでもありがとうございます。なんかもう、それだけが支えであります。
March 4, 2005
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**********嬉しくてたまらないの。理由はよく分からないんだけど。私は花も恥らう少女なの。だけどお酒を飲んでるの。お酒を松に掛けたらね、松が大きくなったの。楽しいね、びっくりだね。愛しいあなた、ずっといて頂戴。もう帰るなんて言わないで、イヤよイヤ。時は過ぎ。何故か私は愛しい彼との逢引の約束をするの。窓から覗いて「こっちへいらっしゃい」って。彼は「後で」と言う。どきどきするわ。彼はなかなか現れない。悲しいわ。彼がもしも来なかったら、私は彼と縁を切る事ができるかしら、ううん、できない。そして私はお酒を飲むの。酔っ払って足もとはフラフラ。なんだか楽しいわ。酔いを覚ました後は藤の枝を掻き分けるの。すると藤の花の向こうには愛しいあなたがいる。ああ、嬉しいわ。**********・・・ってなんだこりゃーーー!!ちっとも意味が分からないじゃないか。これは私が今踊っている日本舞踊のあらすじである。いいえ、あらすじなんて書いたら破門になりそうなほどふざけた内容だけれど。ただ今発表会間近なのだが、未だに先生が「いま二歩」と首を傾げる私の踊り。「もっと感情をさらけ出して素直に表現しなさい」と先生が言うのだが、普段生きてても素直に表現する事が苦手な私は途方に暮れているのだ。怒った顔すねて甘えた顔泣きまねして相手を引き止める愛しい彼を遠くから眺めて頬を染めるああ・・・できないの。恋愛下手な私にそんな芸当はとてもじゃないけれど。恥をしのんで頑張って演技したら、「そんなヘンな顔しなくていいのよ」と叱られた。ヘンって・・・あたいの恋する顔はそんなにヘンですか??恋を三年休んでいる私には、もう想像することすら出来ない位恋が遠いのだ。いくら昔好きだった人の顔を思い浮かべながらやったところで(あ、踊りをですよ、下ネタじゃないんで)、彼の顔には霞が掛かり、自分の気持ちももはや盛り上がる事すらない。大体私は甘えた事もすねた事もないし!恋がない私には、日本舞踊は無理なのだろうか・・・。落ち込みつつ、踊りの稽古に向かう。その道すがら、マクドナルドから肉を焼くいい匂いが漂ってきた。空腹の私は思わず笑みがこぼれた。胸がきゅんとして幸せな気分になった。ああ・・・このトキメキを踊りに使えないだろうか?こんなに胸が高鳴ったのは久し振り・・・。**********私は嬉しいの。だって今日の夜は焼肉だから。焼肉の前に駆けつけ一杯。あらあら体重が増えちゃった。ダイエットしなくちゃダメかしら?イヤよイヤ、今日は折角の焼肉なのに。ああ、お願いよ、せめて今日だけは食べさせて。そしてある日。私はついにダイエットに成功して焼肉を食べられるの。友達に「焼肉食べない?」と聞いたら「来週ね」って。なのに来週が来ても友達からは連絡がないの。どうしよう、1人じゃ行けないし・・・、今週の焼肉は諦めるしかないの?ううん、できない、そんな事。悲しいからお酒を飲むわ。足もとは酔っ払ってフラフラよ。すると友達から連絡が来るの。「今日、焼肉行こう」って。ああ、嬉しいわ。**********・・・無我夢中でこじ付けながら一曲踊りきった。こんな下らない事を考えていても汗は出る。息も上がる。ぜいぜいしながら先生を見ると、「うん、今のが今までの中で一番よかったわね」ですと。。。私は己の情けなさに涙と笑いがいっぺんに込み上げて、思わず変な顔をしてしまった。あたしには恋より肉、なのかい!・・・そんなこんなで発表会まであと二週間である。
February 28, 2005
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