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年末に教育テレビでスマトラ沖地震のドラマ「TSUNAMI」を見ました。2夜連続だったかな。衝撃的だった。6歳の子供をその地震で亡くした夫婦のことも取り上げられていた。お互いに子供の死を受け入れられずに。子供の遺体が見つからない。もう死んだんだとわかっているけど、受け入れられない。もしかしたら、生きているかもしれないと考える。あきらめきれない苦悩。遺体を捜しているうちに、子供にそっくりな別の子供と出会う。妻はその子を自分の子供のように接し、一緒に住み始める。夫はその子はうちの子ではない、本当の親が捜しているだろうから、返さなくてはいけないと言う。しかし、妻は耳をかさない。夫は毎日生存者リストを見て回る。何度も何度も同じリストを見て回る。妻は津波がきたとき、一人ダイビングに出かけいた。夫は子供と一緒にいた。妻は夫が津波に合ったとき、どうして子供の手を離したのかと責める。夫が一緒だから大丈夫だと思い、私は一人ダイビングに出かけたのに、あなたは子供を守らなかったと。夫は、子供とはぐれたとき、子供は「ママ」と叫んだ。そのときおまえはどこにいたんだ。その場にいなかったじゃないかと。二人は絶望していた。私は、このとき、この夫婦はもう駄目だと思った。離婚するだろうと。一緒にいれるわけがない。信頼をなくした夫婦。お互いの顔をみねたびに、子供のことを思い出し、苦しむ。どこかに生きているかもしれない。そんなわけがない、6歳の子供がどうして生きていることができるだろうと・・・誰のせいでもない・・・そんなことわかっている天災なのだから。この怒りと悲しみをぶつけるところがない・・・その苦悩。でも、この夫婦は離れなかった。夫は妻を説得し、勝手に連れ出した子供を本当の親元に返した。そして、今度は二人で一緒に子供を探し出す。わからなかった。私にはわからなかった。どうして離れずにいれるのか、この夫婦がわからなかった。実話を元にしたドラマだという。あぁ、これが夫婦なのかな。夫婦はこうして、夫婦になっていくのかな。テレビの前で泣きながら、私はそう思った。そして、うらやましかった。そういう夫婦になりたかったな。最近、ひびきといぶきの生まれたころの写真を見た。ひびきといぶきと一緒に。お腹の中にいたときのエコーも一緒に。お風呂に入ったとき、抱っこされているとき、笑っているとき、泣いているとき、ミルクを飲んでいるとき、ご飯を食べているとき・・・どれもこれも大切な写真だった。可愛くて可愛くて仕方ない。私の子供たち。ひびきの写真をみて「これ、いぶき?」「違うよ、それはひびき。いぶきはまだ生まれていないよ」「そっくりだねぇ」「女の子みたいだよ」「あぁ 真っ裸」「海に行ったときの写真だねぇ」「いちご狩りの写真だね」パパの写真を見せた。離婚してから、初めてだろうか。「あぁ、こんな顔なんだぁ」「イメージ違ったな」「ぜんぜん違うじゃん」離婚して1年くらいは面会していたけど、会わなくなってから久しいから、忘れちゃうんだね。どう思ったかなぁ。最近ひびきはパパの話をするようになっていたから、写真を見せたのはよかったのかなぁ。パパに会いたいのかな。パパとは、本当の夫婦にはなれなかったな。
2009.01.31
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先週の土日も休まず働いたので、今回は土日しっかりお休みいただきました。やっと休めたぁぁぁ。ということで、土曜日は嬉しさで、昼に起きました。だって、ひびきはもちろんですが(^^ゞ、いぶきもドッジボールの練習とかなくて、スイミングの朝練とかもなくて、久しぶりにみんなでのんびりだったんだも~ん!まったり、昼ごはんをして、うだうだ、リビングのソファで陽だまりに包まれ、のんびりぃ。なんて良い日でしょう。洗濯もさぼり、掃除もさぼり うだうだ~~そして子供たちとPS3で無料体験版のソフトを3つほどダウンして、遊びました。おもしろい!画像が綺麗。私ができるゲームなんてあんまりないし、下手なので、子供にしかられながら、それでもコントローラの動かし方がうまくできないので、何回やってもクリアできず、爆笑でした。パジャマのまま、3人で大笑いしながら、遊びました。「お母さん、下手くそ~」「だ・か・ら~ 違うってば~」「それじゃあ 朝までかかっちゃうよぉ」一人ずつしかできないので、コントロールの奪い合いもしました。それでも馬鹿にされてばかりじゃ悔しいから、私、頑張りました。手がつるかと思った!そのうち、お腹すいたねぇと、勝手にラーメン作ったり、冷蔵庫の残り物をあさったりして、過ごしました。なんかとても楽しくて、嬉しかった。お休みを満喫したぁって感じでした。そして、次の日日曜には、カウンセリングを受けました。ひびきと一緒に行くつもりでしたが、昼夜逆転気味のひびきはやはり起きることができず、私一人でのんびりバスと電車を使って行ってきました。とても感じの良いカウンセラーの方でホッとしました。「この短期間でよく頑張りましたね。大変だったと思いますよ」とねぎらいの言葉をもらい、認められた感じがして、涙が流れました。「お子さんを受け入れるところまでくるのが実は大変なことなんですよ。受け入れればお母さんご自身もお子さんも楽になるんですけどね、それが一番大変なことなんですよ。一人で頑張りましたねぇ。」嬉しかった。本当に嬉しかった。「お子さんは自立したがっています。いよいよ自立しようとしたら、待てよ、俺、ちゃんとお母さんに甘えてきたかなって、自分を振り返ってみたら、まだ甘え足りてなかったと思ったんですよ。今自立したら、お母さんが離れてしまうんじゃないかって不安になってしまったんですね。だから今はお子さんはお母さんのそばにいたいんですよ。それをお母さんがちゃんと受け止めてくれているから、お子さんはとても喜んでいると思いますよ。たがら、お子さんは、おうちで元気で笑顔でいるんですよ。本人はそんなこと気づいていないですけどね。」と言われました。なるほどと思いました。「甘え足りない」私がひびきに思っていることと同じことをひびきも感じていた。ひびきが甘えたかった時期に甘えさせてあげなかったことを私はいつも申し訳ないと思ってきました。手のかからない、良い子でした。4年生のときに初めてわがままをして、反抗期というものを経験したとき、大変だったけど、嬉しかった。ひびきの感情を私にぶつけてくれることが、本当に嬉しかった。それで、安心してしまったんですね、私。反抗期を過ぎて、落ち着いたひびきを見て、これで安心なんてね。それで、ひびきが自立するように私自身がしむけてしまった。急ぎすぎた。ひびきを不安にさせてしまった。「お母さん、子供は不登校という形をとったり、あるいは人を傷つけたり、自分を傷つけて、お母さんにサインを送っています。僕を守ってくれる? こんな悪いことをしても? こんなことをしても? それでも僕を信用してくれる?と叫びながら。だから本人が一番苦しいんですよ。本当はいけないこと、悪いことと知っていながら、お母さんに受け入れてもらいたい一心で行動しているんですよ。」「お母さんが変われば、子供はどんどん変わっていきます。思春期というのは、子離れ親離れなんです。子供は母親を、母親は子供を、それぞれ自分の中から出すという作業なんです。出した空間に自己、自分というものを入れて埋めていく。それが自立です。親も子もそれをしなくてはいけないのです。」そうなんだぁ。ひひぎの友達がお母さんのことを「くそババア」と言うことがあるとひびきが驚いていたけど、くそババアと呼んでもお母さんが離れていかないという絶対的な信頼があるから呼べるんだと初めて知りました。甘えて甘えて、満腹になったら、もうお母さんはいいよ、僕一人で歩くからと、自立していってくれるんだと知りました。とても、すっきりした気持ちでした。すべてがリンクしていく。すべてがつながり、絡んだ紐が解けていきます。ひびきに日々感謝しています。私にいろいろなことを気づかせてくれたひびき。本当に嬉しい限りです。子供って本当にすごい来月またカウンセリングへ行こうと思います。とても嬉しい土日でした。
2009.01.26
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私の高校時代からの親友ゆり子が旦那の仕事の都合で神奈川へ引っ越して行ってから2年ほど経っただろうか。メールをするわけでもなく、電話をするわけでもなく、知らぬ間に過ぎた。そのゆり子一家が帰ってきた。旦那の仕事の都合で戻ってきたのだ。12月に戻るよとメールが来ていた。その後何の音沙汰もないまま、正月も会わず過ごした。親友ってそんなもんだ。いつも何の音沙汰もなく。でもふとした時に会いたくなる。先日メールがゆり子から届いた。市で発行している広報誌に自分が投稿した意見が掲載されているという。webでも掲載されているというので、すぐにネットで調べて読んだ。長文だったらしく、上手に割愛されているみたいだったが、ゆり子が言いたいことがとても素直に伝わる文章だった。「子育ては自分肯定から始めよう」と題した文章はこのように始まっている。『近年の子どもたちは「自分が好きでない」子が増えています。子どもたちの自尊感情の低さは、いじめ、不登校、性行動の低年齢化につながるもの。自尊感情は生きる土台であり、子どもたちには、その子の心を生かす教育が必要です。では「心を生かす」とは?わたしは「自分が好き」と自分肯定から始まり、そこから「自分が大事だからほかの子も大事」と、思いを派生させていくことが「心を生かす」ことだと思います。また、子どもの自尊感情を高めるためには「あるがままを受け止める」ことも重要。でも、それは簡単なことではありません。わたし自身、日々の子育てでイライラし、声を荒げることがあります。ではどうすればいいか?わたしは、子どもだけではなく、子育ての中心にいる母親(受け止める側)の自尊感情も大切だと思います。「受け止めてあげたい」と思っても、それができない母親。頑張りすぎてしまう母親。夫の協力が得られない母親。母親自身の自尊感情が低いため、こんなふうに歯車が狂ってしまう場合もあるのです。そんな母親の心に焦点を当てていただけたらと思いました。子育ての悩みが尽きない中、今こそ子どもたちを本来の姿に戻していく時だと思います。それには長い年月がかかるでしょう。でも、あせらず変わっていく未来を楽しみにしたいです。(後略)』この文章を読み終え、胸がじーんとしました。ゆり子にメールをして、伝わるよゆり子の言いたいことと伝えました。そして、私はゆり子に伝えたのです。「実はひびきが12月から不登校している」とゆり子は「ひびきくん、辛かったね。ドリームは大丈夫?」と返信してくれました。ひびきのことだけでなく、私を気遣ってくれるあたりは、上述したような考えをもつゆり子らしいなと、親友のありがたさを感じた出来事でした。こうして今その時の気持ちを思い起こしながら、再び胸があつくなり、涙が溢れます。「私の気持ちをわかってくれる友がいる」ゆり子の家に行き、ゆり子の顔を見た途端、泣き出してしまうかもしれません。次の日曜、カウンセリングへ行った後にでも、ゆり子に会えたらいいなと思っています。
2009.01.22
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土日は大学センター入試でしたね。お疲れ様でした。受験生本人はもちろん、保護者の方も緊張して2日間を過ごしたことでしょう。さて、私も2日間仕事でした。そして本日も・・・仕事です(+o+)気だけは若いのですが、からだがついていけず・・・なかなか朝起きられませんでした。正にムチ打って仕事しています。午後は寝てしまいそう・・・この代休を必ずとるぞぉ!と気合を入れているところです。(^.^)昨日の日曜日いぶきはドッジボール大会でした。そして結果は準優勝来年もシード権取得しました。女子は優勝です。わーいわーい。(^。^)でもいぶきはちょっと不満そう。スタメンだったけど、全試合出してもらえなかったこと。自分が納得いくプレーができなかったようです。自分の課題がクリアできなかったのかな。来年に向けてまた来月から練習あるのみです。ひびきといえば、まったり過ごしています。中学校の資源物回収が昨日ありましたが、昼ころ起きたようでした。私が行くなら新聞を出してね。と頼んだ新聞の束が玄関にそのまま残っていました。土曜日は仲良しの友達が3人遊びに来て、気ままに遊んでいったようです。そして「2月15日、彼女とどっか行くから」とひびきが昨日唐突に私に言いました。「どっかって?」「まだ決まってないけど、どっか。これから決める」「そう」不思議ですねぇ。彼女から毎日のようにパソコンにメールが届くようです。どんな話をしているのでしょう。そして、私はそろそろ少し動き出してみようかと、自宅から30分ほどのところにあるカウンセリングを受けることにし、次の日曜日に予約しました。ネットで自宅近くのカウンセリングを探し、ドキドキしながら電話してみました。日曜日もやってくれるというには仕事をもつ母子家庭の私としてはとてもありがたかった。金額は初回7350円。後は10分で1050円ずつだそうです。うちのような不登校の場合、親子一緒でも受けられるそうです。ひびきは一人で受けたいというので、それを話してみると「では、まずお母様と1時間ほど、その後息子さんと1時間ということでどうですか?」ということで、2時間予約しました。13650円ということでしょうか。2時間で済まなければその分10分ごとに追加料金ということになります。ひびきが続けたいということであれば、ひびきが一人で通えるようにと、バス沿線、電車沿線で探しましたので、日曜日は朝ひびきが起きれれば、二人でバスと電車を使って行こうと思います。母子家庭にとって出費がきつくなりますが、致し方ない。ひびきが考えていく上で、頭の中を整理する手助けになればと思います。
2009.01.19
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母子家庭だからということはないのかもしれませんが、母にはとても世話になっています。息子たちが学校から帰ってきたとき、誰も家にいないなんて不憫だと、私のアパートに寄ってくれています。私の住むアパートと実家は車で30分弱程度の道のりです。仕事で夜遅くなるときは、夕飯の支度をしてから実家へ帰ったり、時には泊まっていったりしてくれています。本当にありがたい、感謝の気持ちでいっぱいです。そんな母とケンカをしました。実家には妹夫婦が一緒に住んでいますいて、妹と母VS私ということになってしまいました。ケンカの発端はひびきのことです。ひびきが不登校を始めてから、私はもちろんのこと、母も妹もどうしたらよいかいろいろと頭を悩ましていたと思います。どのような対応をしたらよいかということも。妹の性格からして、きっとひびきに説教というか言い諭すだろうと思っていたので、私は直接はひびきのことを言いませんでした。私はその説教や言い諭すのをやめて欲しかったからです。でも、私の望みは叶わず、私が仕事している間、ひびきと会い、話をしていったようでした。「しまった」と思いました。ひびきは妹が自分を心配してくれていることを十分わかっていますので、私には「いろいろ話をしてくれたよ。優しいね」と言いました。ひびきが不登校を始めてそんなに経ってはいなかった頃のことです。説教や諭すことがひびきを追い詰めると私は感じていたからです。同じことが母からもありました。ひびきに「勉強はどうするの?」「遅くまで起きていてはだじゃない?」など責めてしまい、なげくの果てには泣いてしまったからです。これも私がいない留守中のことだったのです。そういうことがあってから、慌てて私は妹と母に「ひびきに説教したり諭したりするのはやめてね。見守っていてね。今のままのひびきでいいんだから。学校行かなくてもいいんだから」と伝えたのですが、これを「私たち(母と妹)がしたこと(ひびきに会って言ったこと)が気に入らなかったのだ」ととられ先週実家へ遊びに行ったときに、ケンカになってしまったのです。実家へ行ったとき、ひびきのことを聞かれ「うん、大丈夫なんじゃない?」と適当な返事をした私のことが気に入らなかったようでした。「何が大丈夫なの?勉強は?学校行かないで、将来どうするの? 先生とは連絡とっているの? 先生と相談したの? どうしてほっぱらかしでいるの? 何もしてあげなくていいの?」と質問攻めでした。私は「大丈夫なんだから。ひびきを責めないでね。十分苦しんでいるんだから。心配かけていることも本人は痛いほどわかっているよ。それでも学校へは行かないの。だから、それでいいのよ」と言いましたが、全く通じません。私も仏ではありませんから「子供が不登校になって、何もしない親なんてどこにもいないよ。悩まない親なんてどこにもいないよ。話を聞いていると、あなたは親として何してるの?と聞こえる。私だって、ひびきが学校へ行かなくなってから、私なりに十分悩んで苦しんでる。何をどうしたらいいかなんて、さっぱりわからないよ。でもわからないなりに、調べたり聞いたり読んだりしながら情報を集めたり、勉強したりしてきた。やっとこれでいいんだという方向性が見出せてきた。ひびきを受け止めることがどういうことか感じてきた。私が親としてどうあったらよいのか考えることができた。だから、大丈夫なんだって」「じゃぁ、原因は何かわかったのね?原因はなんだったの? これからどうするの?」「原因なんてわからないよ。それに原因なんて突き詰める必要なんてない。ひびきは今のままでいい。ひびきが学校行かないって選んだことだから、このままでいい。」「何言ってるの? 原因がわからないんじゃ、何したらいいかなんてわからないじゃない。このまま、ほおっておくき?」「どうして、私はこのままでいいって言っているのに、わかってくれないの?ひびきは今のひびきのまんまでいいのよ。ぜんぜんわかっていない!!!」泣きながら、そう言って実家を飛び出してきました。悲しかった。一番私の後押しをして欲しかった、私の今の気持ちをわかってほしかった母と妹に見放された気がした。車の中で思い切り泣きました。確かにね、ことこまかに説明して欲しかったのかもしれません。私が混乱したように、母も妹も全くわからず、私に尋ねても「大丈夫だよ、ひびきめっちゃ元気だから」としか言わない私にいらいらしていたのかもしれません。でも信用てし欲しかったなぁ、特に母には。「手に負えないなら、きっと何か言ってくる。きっと大丈夫。見守っていよう。」ってね。きっとひびきもそうだと思うから。「ひびきなら大丈夫。見守っていよう。」と私に思ってもらいたいと思っていると、そう信じてる。
2009.01.16
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ずっと考えていました。私、中学生のとき、当時はいじめなんて言葉なかったように思いますが、女子に丸無視されてた。クラスの子も部活の子も。その頃は、標的ってのが、どんどん変わるのが常でした。あ~今度は私かぁ。学校へ行っても話すのは先生だけ。何も話さず、笑うこともせず、一日が過ぎていきました。そんなに嫌だった学校も一日も休まず行きました。相当長く親にもばれずにいました。平日頑張って学校へ行っている私には土日の部活はしんどいものがありました。ある大会の日、とうとう起きることができず、泣いて親に訴えたのです。部活に行きたくないんだと。親は休んでいいよと言ってくれましたが、顧問から電話があり、団体戦に出れなくなってしまうから困ると。私は体に鞭打って大会に出ました。その後も学校を一日も休むことなく、行き続けました。ひびきが学校を休むようになってから、「どうしてひびきは、私のように我慢してでも学校へ行かないのか」と私とひびきと何が違うのかと考えていました。私が我慢強かったのか、それともひびきが弱いのか・・・そしてふと「じゃ、どうして私は学校を休まなかったのか」という疑問に変わったとき、答えが出たような気がしました。そうです。私は休む勇気がなかったのです。ひびきは休むという選択ができたのです。私には休むという選択肢はなかったのです。できなかったのです。だって、みんな学校へ行っている。今だって、どうして学校へ行くのかなんて当たり前過ぎて考えることなんてありませんでした。みんなが行っている学校へ私だけ行かないなんて、ありえなかったんです。でも、それをひびきはやってのけた。最初は正当な理由が欲しかったでしょう。おなかがいたい。頭が痛い。気持ち悪い。だからそう言って、休んでいた。でも今は休むという選択をしている。元気だけど休んでいるみんなが、大勢が選択している学校へ行くということを選択せず、休んでいる。これって勇気ありますよね。ひびきにこのことを正直に話してみました。「お母さん疑問に思ってたことがあるんだ・・・」「ひびきって勇気あるね」ひびきは何言ってるの?という顔をしていましたが、その根拠を説明すると「そう?」と照れ笑い。今日は学校が早く終わる日で部活もないので、友達が遊びに来る予定でしたが、彼女が遊びに来ることがわかり、友達に謝罪の電話をしていました。彼女は同じ吹奏楽部で、クラリネットを吹いています。なんとアンサンブルコンテストで県大会を通過したとのことで、なかなか部活が休めないらしいのです。たがら最優先なんだそうです。何気に嬉しそうなひびきを眺めながら、この子っていったい、どんな可能性を秘めているのやらと不思議に思いました。子供って可能性をいっぱい持っていますね。それを伸ばすも摘み取ってしまうも、親次第なのかもしれませんね。「この子は意外に大丈夫なのかも」と根拠のない自信を持ち始めたところです。今度の日曜日にひびきの学校の資源物回収があります。わざわざ私のところに来て、「気分転換に行ってみようかな」と言いました。以前の私ならここぞとばかりに「行ってきたら? 行ってくるといいよ。学校へ行くわけじゃないからいいんじゃない?」などと言っていたと思いますが、今の私はちょっと違いました。「そう? 運動不足解消の助けにはなると思うけどね」と言って笑いかけました。すると、「ま、自分で決める!」と断言してぷいと部屋に戻っていきました。私の反応がどんなものか、顔色を伺いにきたのかもしれませんね。昨日担任が配布物を届けに来ました。それもなんなくこなして、対応していました。日々成長しているなと感じる今日この頃です。
2009.01.14
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3連休でしたね。みなさんはどのように過ごしたのでしょう。成人式も各地で行われましたね。成人の方おめでとうございます。さて、土曜日は仕事だったので、3連休とはいきませんでしたが、日曜日はいぶきのスイミングの大会でした。今年初の大会となりました。50mと100mフリーに出場でした。朝5:30集合でした。いぶきはバスでみんな一緒に出かけました。私は父母会の当番で引率のコーチの昼用弁当を届けることになってしましたが、大会中コーチを探すのは難しいので、結局5:30集合時間にお弁当を届けることに・・・寒かったぁぁぁ。そして、いぶき出場の100mに間に合うよう10時には会場入り。余裕で間に合ったのですが・・・あれれれいぶきがコースにいない・・・んんんんんん棄権だったのです。召集漏れ・・・・なんてことでしょうアップが少なく感じたいぶきは、アップを長めにやっていました。ところが100mの前の競技は50mのバタ。1レース30秒ほどで終わってしまいます。自分が思ったより競技の進みが速く、アップを終えたときには、既にスタートするところだったそうです。怪我でもしたのかと心配になった私が、控え場所へ行くといぶきが説明してくれましたが、私の顔を見たとたん、涙目に。悔しくて悔しくて、情けなくて、我慢していたものが溢れてしまったようです。「悔しかったね。残念だったね。でも、そういうこともあるよね。」そう言って頭をなでました。午後の50mは思い切って泳ぐことができ、後半に強いいぶき、ターンしてからの25mで1位に追いつき、またもやタッチの差.15で2位でした。もちろんベストタイムです。タイム決勝でしたから、このレースで2位でも総合は49位/70人。12月に誕生日を向え、今回からは11歳~12歳のレースになりましたから、こんなもんでしょう。今年8月のとびうお杯に出場するには後1秒縮めなくてはいけません。次の大会は2/1(日)です。その前に18日ドッジボール大会があります。スタメン出場が決定!!!!こちらも気合が入ります。土曜日の練習では「守備のいぶき」とコーチに褒められました。私は土日仕事なので、応援に行くことはできませんが、きっと一生懸命やってくるでしょう一方ひびきは、いぶきの大会の応援に行くと行っていましたが、当日起きることができず、結局行きませんでした。そして、昨日は友達に電話をかけ、うちに来てもらい、久しぶりに一緒に遊んでいたようです。私はいぶきと実家へ鏡開きのおしるこを食べに出かけていましたので、詳細はよくわかりませんが、いっぱいしゃっべっていて、ゲームがあまりできなかったとひびき。そうだね、久しぶりで、いっぱいいっぱい 話したいことがあったんだね。そして、昨日の夜、ひびきとこれからのことをちょっと話してみました。ひびきは行きたい高校があるということでした。どうしても行ってみたいんだそうです。今から頑張れば行けるレベルの高校だと思います。そして、大学は理学部か工学部で迷っているそうです。大学行かなくても、ゲーム会社、ゲームソフトを創る会社とかに入るのもいいなと思っているとか。そんなことを話してくれました。学校はやっぱり行きたくないということも話してくれました。私としては、学校へは行かなくても、卒業はできるということ。高校受験のしくみ、ひびきが行きたい高校の面接はグループ面接であること、高校に提出する調査書の書式も見せて話をしました。調査書を見て、「欠席数も書くんだ」とちょっとしょげていました。勉強だけが評価ではなかったことがショックだったのでしょう勉強ならなんとかなるけど、欠席数はなんともならないと思ったからでしょう。もし欠席数を増やしたくないって思うなら、別室登校という方法や適応指導教室へ行くという方法、フリースクールへ行くという方法もあることを話しました。他にもいろんな高校があり、高校に行けないなんてことはないことも。そして、お母さんとしては、人と接する機会が少ないことが少し心配だということも伝えました。人と接してみようかなと思ったら、そう言って欲しいということを話しました。ひびきが大学でこんなことを勉強してみたいとか、ゲーム会社に入ってこんなことをしてみたいとか、将来のことをちょっと照れながら、話してくれたので、とても嬉しかった。学校へ行く、行かないで、将来が決まるなんてことあり得ない。そう感じた瞬間でした。ひびきは、前を向いている。夢を抱いているとても良い連休になりました
2009.01.13
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子供を受け入れるといいながら、結局受け入れるということがどういうことかわかっていなかったように思う。ガミガミ言うのをやめて、見守る ←これは受け入れるのとは違う。何も言わず、じっと待つ ←これも受け入れるのとは違う。私はこういう態度をしていればいいと勘違いしてしまっていた。↑今はこう言えるが、このことにも自分で気が付いていなかった。実は何も受け入れていないことがわかった。最近「東京シューレ」の不登校のひろばのQ&Aを読んで目からうろこだった。あ~不登校っていうのは、こういうことなんだ。一気に肩の力が抜けた。さらにドキドキしたのは、「シューレ大学」のホームページ。なんかこういてもたってもいられない感じだった。こんなに自由な学びがあるんだと実感した。ひびきにすぐに知らせた「東京シューレ」のホームページを見てごらん。こんな生き方もあるよって。ひびきが見たかどうかはしらない。今はまだそういうことを考えることができないかもしれない。時期的に早かったのかもしれない。もしかしたら、ひびきはすごく成長していて、悶々としていたのかもしれない。何か違う、何かが違うと。子供の成長に追いつけずに遅れてしまっていたのは、私だ。ひびきが、止まっている、足踏みしている、前に進めないとすれば、それは私のせいだったんだ。私がひびきがいろんなことに疑問を抱き、どんどん成長していることを理解できずに、正に受け入れることができないでいたせいで、止めてしまったのだ。ひびきは今、私を待っている。一緒に成長しようと、私がひびきに追いつくのを待っていたんだ。なんだかそういう気持ちがしてきた。あぁ、ひびき、ひびきは私の自慢の息子よ。あなたは、いつの間にか、お母さんが考えるより、はるかに成長していたんだね。ごめんね、お母さん、理解するのに時間がかかってしまって。理解できていると錯覚していた。だって理解していないなんて思いたくなかった。自分の息子のこと理解していないなんてあり得なかったんだ。/////さて、当のひびきは、マイペースで過ごしています。昨日は英語のノートが終わってしまったということで、始めた英語の宿題は8ページ。計20ページ。起床は昼でした。ごみ捨てもしてありませんでした。(^.^)実は昨日「県の定着度調査」だったので、夜担任が試験問題を置いていきました。答えはありません。ひびきは家でやってみることにしたと言います。やったら、先生に取りに来てもらうことにしているそうです。で、昨日は朝起きれなかったので早く寝ると言って、21時に寝てしまいました。早っ!!!(*_*)そして、今日起床時間7時。そして今日のゴミ出しは任せろって言ってくれました。「はい!任せます!お願いします!」私は、そう言って出かけてきました。今日はどんな一日を過ごしたのでしょう。これから、ひびきがどんなふうに自分の生き方を決めていくのか、とても楽しみになりました。厳しい道のりでしょうが、自分で決めていくことですから、きっと、後悔はしないでしょう。いぶきとひびき、それぞれ生き方が違って、それでいい。大切な自慢の二人の息子の母に選んでもらったからには、私も一緒に成長します。
2009.01.09
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皆さんの温かいお言葉に、本当に励まされています。苦しいのはひびき自身なのに、私がかなりのダメージ受けています。でもこのブログに書き込むことで、みなさんの温かいお言葉に励まされ、勇気をいただき、また頑張れる・・・そういう毎日です。昨日、ひびきの中学校へ行ってきました。お借りした楽器を返すためと学校へ行かないことを伝えるため、だから通信簿も持っていきました。楽器の手入れがしてなかったので、「ひびきがずっとお世話になった楽器だから、きちんと手入れして返した方がいいとお母さんは思うよ。午後学校へ行くから、それまでに楽器の手入れするといいと思うんだけど」「俺、人に感謝っていうことはなんとなくわかってたけど、物に感謝ってなかったな」そう言って、楽器を丁寧に手入れし始めました。(あ~自分から動いてくれた)その後、ふとひびきの机を見ると、いつの間にか山積みにただ積んであるだけだった本やノートやプリントがすっきり片付けられていました。嬉しかった。本当に嬉しかった。(まさか全部捨てたんじゃあるまい・・・)ま、これは冗談で私が思ったことですが・・・そして学校へ行き、担任と吹奏楽部の顧問と話をしました。もう登校刺激をするのはやめて、ゆっくり見ていきましょう。そう言ってくれました。「時間をかけてゆっくり」なんだかホッとしました。救われた気がしました。うちに帰り、ひびきと話をしました。「うちにずっといるんだから、何かやることを考えたほうがいいとお母さんは思うよ」その後、ひびきは、自分がずっと気にしていた英語の宿題に取り掛かった。英語の宿題は12/10までにたまった分を提出すると英語の先生と約束したのに、途中で欠席してしまってそのままになっていた。「これだけはやりたい」そういう思いがあったのだろう。英語の宿題は日曜も祝日も関係なく、もちろん冬休みも関係なく一日一ページ。ひびきは10月20日くらいからやってない。約2ヶ月半・・・70ページくらいかな。「一日10ページやれば、一週間で追いつく」そう言って昨日は12ページやりました。そして悠々とゲームをやり始めました。さらに「明日はちゃんと起きたいから、俺が起きるまで起こしてくれ」そう言って、12時には床に就いていました。そして今日、私が出かける7時半にはやっとこさ起きてちゃんと見送ってくれました。なんと嬉しいことでしょう。本当に嬉しい・・・でもまだ始まったばかり、期待を大きく持ちすぎず、明るく見守っていこうと決めています。
2009.01.07
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今日からいぶきは学校です。ひびきは、明日から学校です。昨日ひびきから、「学校へは行かない」と言われました。この一ヶ月、3学期に学校へ行くと言ったひびきの言葉を信じて過ごしてきたので、さすがにショックでした。PS3を購入したため、明け方3時、4時に就寝、起床は10時とか13時とか。一日中ゲームをしていても、きっと考えている、何かを考えている。ひびきなりに必要な時間なんだと思い、ガミガミ言わないで過ごしてきました。英語の宿題もその他の冬休みの宿題も、借りてきた楽器の手入れも、結局、ひびきが自分自身で言ったこと、一つも実行できていませんでした。もうどうしてよいのか、わかりません。学校へ行く行かないというよりも、自分の言ったことを守れないことが淋しい。自分のことを信じ、それを貫いてくれたら、それはそれで私は応援できると思っていた。もちろん、学校へ行ってくれるのがいいとは思うが。私も明日から仕事。ひびきは学校へも行かず、一日ゲームをして、何の目標もないまま、このまま過ごしていくんだろうと思う。このままでいいのだろうか。担任が悪いと言った。担任のせいで学校へ行けないと言った。あの担任のせいでひびきは学校へ行けないのだと。クラスを変えてもらう? 学校を変わる? そうすれば、何か変わるのだろうか・・・もうさっぱりわからない
2009.01.06
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あけましておめでとうございます。なぜか私は本日出勤日・・・郵便屋さんが大量の年賀状を運んできました。通常の土日の勤務より誰一人来るはずもなく、電話も鳴るはずもありませんが、気楽な仕事です。私が本日出勤日だと知った、職場の方がわざわざお年賀を届けに着てくれました。冷凍庫にしまって置いてくださいと言われましたが、開けようか迷ってますが、とりあえず外観だけでもと思い、アップしました。毎年少なくとも3回はケーキを焼くことにしています。ひびきの誕生日、いぶきの誕生日、そしてクリスマスいぶきは、いちごと生クリームたっぷりスポンジケーキを。ひびきは、あっさりチーズケーキか、グレープ味の二層のムースを、それぞれリクエストしてきます。今年はいぶきの誕生日に私の妹がみによんのプリンケーキを買ってきてくれたので、ケーキを焼くのをやめました。クリスマスケーキはいつも外観にいちごをちりばめ(プロフィールに掲載しているケーキのように)ていましたが、今回は外観をすっきりとし、その代わりに間にいちごと生クレームをたっぷりサンド!いちごのほどよい酸味と甘すぎない生クリームが絶妙なコンビでおいしく出来上がりました。私のスポンジには、しっとり感を出すための隠し味として「マヨネーズ」が少々入れてあります。これがまたうまいバランスでした。マヨネーズが好きな私にはもってこいの隠し味です我が家では和菓子の水羊羹も好評です。作るのも簡単ですしねその際使用するこしあんは、北海道のものです。すっごくおいしくて、子供たちもめろめろです。ところで若狭の丁稚羊羹って知ってますか?福井は丁稚羊羹がおいしいですよね。なんていうのかな、苦味があるというか、こくがあるというか・・・んーなんて表現したらいいんだろう。あっさりしているんだけど、深みがあるというか、一人で一箱食べてしまうくらいおいしいですよ。私がいつも買っているお店は残念ながら楽天にはありませんでした。私の好きな丁稚羊羹のお店川島製菓丁稚羊羹、とてもおいしいですよ。ぜひお試しあれ!福井銘菓 【丁稚羊羹(でっちようかん)】 1箱
2009.01.01
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