「つめたいよるに」江國香織

2004年07月04日

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カテゴリ：読書感想

江國香織さんの短編集。

私はムーミンパパがよく言っていた「宝石のような小説を書きたい」が昔からとても印象に残っている。宝石にもいろいろあり、私が想像したのは小粒のダイヤとか真珠。それがいくつもいくつもあるのではないかと。

「つめたいよるに」がそれじゃないかと想う。ひとつひとつがぴかっとしていて、輝きが満ちわたる。

胸にぎゅっととじこめられて、涙がほとばしる。

「つめたいよるに」にはなんともいえない暖かいものの流れる短編。
「温かなお皿」には口当たりが冷っとする短編が。

私は「夏の少し前」が好き。
白昼夢、一瞬に一生をみてしまうときがある。

「ははそはのははもそのこも、

いや、今が夢なのかもしれないと思わされる。

多分、江國香織さんに今後もはまっていくでしょう。

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最終更新日 2004年07月04日 09時03分12秒
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■コメント

Re:「つめたいよるに」江國香織(07/04)

柊♪ さん

柊にとって江國さんの作品の中で一番好きな短編集かもしれません。
もう、どれが一番好き…なんて答えられず、どれも情景が鮮明に浮かんできて好きなんです（笑）
今は恋愛小説を多く出されてるけど、この作品集のような童話のような味わいの作品も発表されないかな…と願っています♪ (2004年07月04日 16時51分33秒)

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Re[1]:「つめたいよるに」江國香織(07/04)

ばあチャルさん

柊♪さん
＞柊にとって江國さんの作品の中で一番好きな短編集かもしれません。

柊さんの楽天日記に感想があるものを早く読みたいと思っています。でも、あっち、こっち気が散ってしまってなかなかです（笑） (2004年07月04日 22時03分04秒)

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