「幻の翼」逢坂剛（集英社文庫）

2005年08月31日

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カテゴリ：読書感想

「百舌の叫ぶ夜」の続編。

よみがえった「百舌」の影を追い求めて倉木尚武、明星美希、大杉良太のトリオが活劇の火花を散らす。

グロテスク過ぎずエロチック過ぎず、むしろ現在では上品の部類。おもしろいばかりでなく、現実味もあり（北朝鮮に拉致されるという設定は、今ではよく知られているが当時は半信半疑だったと思うから）読ませる。文庫本の版が重ねられるのもうなずける。

三人のキャラクターもくっきりしてきて、次はどうなるんだろうと思わせる術も秀逸である。私もはまってしまって「砕かれた鍵」「よみがえる百舌」と続編の本を用意している。

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最終更新日 2005年08月31日 18時16分57秒
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■コメント

Re:「幻の翼」逢坂剛（集英社文庫）(08/31)

☆かよさん

あ～～第二弾読まれたんですね～。

嵌りますよね＾＾
北朝鮮の拉致・・・
まさか！！？　と思う事が現実だったんですかね～。。。。
平和ボケの時代の日本に、まるで戦時下のような”北”。 (2005年09月03日 13時17分27秒)

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☆かよさんへ　Re[1]:「幻の翼」逢坂剛（集英社文庫）(08/31)

ばあチャルさん

ほんとうに、おもしろく読んでいます。

＞北朝鮮の拉致・・・
＞まさか！！？　と思う事が現実だったんですかね～。。。。

拉致された方々やそのご家族が帰ってきたことは帰れてよかったですけど、よく考えると怖い事ですよね。事実っていうことが証明されたのですから。ぞっとします。このハードボイルドが読んでいて凄みを増しましたものね。

出来る限りの解決を願います。だからしっかりした政府を選ばなくてはね、と思います。 (2005年09月03日 15時30分02秒)

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