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2005年03月15日
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カテゴリ: 映画
監督・脚本・出演:アニエス・ジャウイ

2000年/フランス/1時間52分/




もう!こういう映画があるから、フランス映画はやめられないのだ!




日本語名は『ムッシュカステラの恋』だが、原題は『他人の好み・趣向』といったところだろうか。ポ語の題名(『GOSTO DOS OUTROS』)も同じ。




 中堅企業の社長のカステラ氏は 仕事にも勉強にも情熱のない、中年男性。そんな彼が英語を勉強しなければならない羽目になってしまい、早速英語教師がやってくるが、さっさと追い払ってしまう。その晩、無理矢理妻に連れて行かれた劇に出演している女優が昼間追い払った英語教師だったことを知ったとたん、彼は恋に落ちてしまうのだった・・。



 主人公のカステラ氏は 文句言いのハゲで口ひげの いけ好かないおっさんといった感じ。なんでも、逃げ腰でやる気がなく、悪態をついている。それが恋をしたとたん、物凄く積極的になるのだ。空回りしていることにも気づかず。


 恋をされた中年舞台女優は不安定な舞台だけの収入では食っていくこともままならず、英語教師の仕事も掛け持ちでしていたりしている、微妙な40代女性。


彼女がカステラを毛嫌いしているのにもかかわらず、頑張っているカステラが可愛い。そのフツーのおっさんだったカステラ氏が 恋をすることで、自分とは無縁の彼女の芸術の世界にも興味を示し、意欲的になっていくところなんて、恋の力って素敵だなあと思わせる。






この二人の周りの人々、カステラの奥さん、運転手、ボデイーガード、バーのウエイトレス、有能社員なども それぞれ小さな悩みを抱えて葛藤している様子も面白かった。



 やっぱりフランス映画の魅力は 本物の人生のようにはっきりと答えを出していないことだろうか?カステラ氏が恋をする・・・それがなぜか、だとか、舞台女優がカステラを毛嫌いする・・・どうしてそこまで?といった具合に。でも、人の好みなんてそんなものだ。今までずっと芸術なんて気にならなかったのに、何かのきっかけでのめりこんでしまったり、突如として何がおきるか分からない。



好みを他人に押し付けようとする者、

好みを押し付けられて離れていく者、

他人の好みに合わせようと努力する者、

勝手に他人の趣向を決め付けてしまう者、

自分の好みが分からずもがいている者、

自分の趣向に時に悩む者


・・・他人とやっていくということは 本当に頭を悩ませるものである。相手を尊重しながら、自己主張も・・・。口に出すと簡単なことが どれほどややこしいことか。
この映画の登場人物たちは皆それぞれにこれらの悩みを抱えていた。そういう一見ばらばらで、まとまりがなさそうなエピソードも 実はしっかりとひとつの事に対して核があって、こちらに押し付けることなくさらりと見せている・・・私はそんなフランス映画を愛してやまない。









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最終更新日  2005年03月16日 00時50分20秒
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