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こちらで上映されているので友人と行ってきました。あの、柳楽優弥君の「目つき」と、好きなタイプのYOUがどんな母親を演じているのだろうと興味があった。淡々とした2時間だった。淡々と悲しいことが起きていった。あの静けさは、長男の明(柳楽優弥)の心の中なのだろうと思った。なかでも一番辛い状況の中で、彼が一人で(友達はいたが)その状況「処理」をしなければいけない時に、彼が発した完結しないセリフ。身近な死を、明がどう受け止めていくのか、これからの人生にどのような影響が出てくるのか。心配性なおばさん(=私)は色々考えてしまったよ。物語の中では、誰も泣かなかった。それがまたこちらの涙を誘う。人であふれているのに、心の近くに人がいない街東京。災害や戦争で決して明るい世相と言えない今、親に見捨てられても学校に行けなくても兄弟4人で一緒に暮らせる分不幸とは言えないのか、とか、もし行き倒れても子供だからなんらかの手で助けられるだろうか、とか、この子供達への世間の介入がほとんど描かれていない(あるいは実際になかった?)ので、その辺りへの妄想が膨らんで仕方ない映画でした。最後の挿入曲の中で「異臭を放つ宝石」という歌詞に優弥君演じる明がぴったりとハマったのだが、英語訳では確か「宝石」という部分が訳されていなかたたように思う(というのも、前の人の頭で全部見えなかった。。)のが、惜しいところだった。私的にはあれで映画が引き締まった感があったので。YOUの母親は、とてもグーでした。みんな普通の時はいい人。でも何か起きると悪い人に変わる、んだよね?
March 2, 2005
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