2004年09月12日
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 1939年、戦火迫るイタリア。いつも笑顔を絶やさないユダヤ系イタリア人のグイド(ロベルト・ベニーニ)は、本屋開業のためにトスカーナのある街にやってきました。そこで小学校教諭のドーラ(ニコレッタ・ブラスキ)と出会い、恋をします。困難の末に結ばれた2人にはやがて息子ジョズエ(ジョルジオ・カンタリーニ)が誕生し、一家は笑顔の絶えない幸福な毎日を送るのです。ですがジョズエの5歳の誕生日に、ついに戦火はこの街にもおよび、グイドたちは強制収容所へ送られてしまいます。グイドは家族のために、そして息子の命を守るためにある「嘘」をつくのですが………、と言った感じです。
 この映画は、いままでにご紹介した「 戦場のピアニスト 」や「 シンドラーのリスト 」のように、ドイツ軍の捕虜となり強制労働させられるユダヤ人たちの姿を描いた映画なのですが、この映画だけがフィクションなのです。
 もちろんこういった戦争ものに関しては、実話を映画化したものの方がストーリーや映像にも重みがあり、感動できると言う人もいるかもしれませんが、悲惨な戦争を舞台に、やはりこれだけ感動できる映画を作るというのは容易ではありませんので、フィクションだと言って毛嫌いせず、是非とも見てもらいたいです。
 ちなみにシネマ雑報では、この3本の映画の中ではこの映画が一番高得点の評価となります。
 映画の内容ですが、前半はグイドとドーラの出会いが中心となったストーリーで、後半は強制収容所を舞台にした、グイドとジョズエの親子の絆を描いた2部構成となっています。
 まずは前半ですが、グイドはドーラの心を惹くために色々な奇跡を見せるのです。もちろんその奇跡には凡て仕掛けがありますので、ちょっとしたグイドの仕草やセリフには注意して見ていないと、そのからくりが分からなくなってしまいます。
 そして後半ですが、グイドはそこが強制収容所であることを悟られないようにするため、ジョズエに嘘を吐くのです。どんなにボロボロになるまで働かされても、愛する息子ジョズエのためにはそんな素振りも見せず、明るく優しい嘘を吐きます。
 この映画の中でジョズエが泣くことは一度もありません。ジョズエが常に笑顔でいられるのは、やはり心優しき父、グイドのお陰なのです。
 この映画は戦争による残酷なシーンが極力排除されていますので、この映画を見る前に「戦場のピアニスト」か「シンドラーのリスト」のどちらかを見ておくことをお勧めします。より大きな感動が得られるはずです。

監督・脚本 ロベルト・ベニーニ
制作年  1998年
制作国  イタリア
上映時間 170分
ジャンル ドラマ
出演   ロベルト・ベニーニ/ニコレッタ・ブラスキ/ジョルジオ・カンタリーニ/ジュスティーノ・デュラーノ/セルジオ・ブストリック/マリサ・パレデス/ホルスト・ブッフホルツ





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最終更新日  2004年09月21日 14時14分27秒
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