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剽窃厳禁 。
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リライト 、切り刻んで
翻案等も著作権侵害 です。
引用、言及の場合は必ずご一報下さい。
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無間道(InfernalAffairs)
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中毒（純愛中毒）
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小鳥の朝
Feb 21, 2021
テーマ： 今日見た舞台(964)
カテゴリ： 舞台 Stage
1903年に大阪で開催された
第5回内国勧業博覧会の「学術人類館」で
沖縄琉球人、アイヌ、台湾高砂族(生蕃)
朝鮮大韓帝国、清国、インド、ジャワ、
バルガリー(ベンガル)、トルコ、アフリカなど
合計32名の生身の人間を展示した事件。
人類館事件、学術人類館事件、大阪博覧会事件とも。
その人類館を材にした知念正真の戯曲「人類館」が
知念没後7年(七回忌)を経て
プロジェクト代表は娘の知念あかね。
新型ウィルス感染拡大防止下でオンライン上演。
登場人物は「調教師ふうな男」
「陳列される男」「陳列される女」の3人のみ。
上江洲朝男演出、
1日目の津波信一、上門みき、末吉功治出演回を拝見。
(以下、舞台の核心に触れる部分もございます)
舞台は1903年の「学術人類館」の再現に始まり
時空を自在に行き来して沖縄史を、
そして沖縄の目を通した日本史の闇、
沖縄をどこよりも蹂躙してきた横暴な日本の姿をも浮かび上がらせる。
と赤ん坊に手がかけられ、
その母親を襲う本土からの日本兵。
この、女性を襲う本土日本人の戦中の姿は
大林宣彦監督遺作『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』
でも描かれていた。
沖縄女性を米軍に差し出す暴挙に差別と格差の構造も。
この構図は、日本が敗戦引き上げの際
旧ソ連兵相手に日本人女性に性接待させた、
人身御供にした歴史も重なる。
「天皇陛下、ばんざい」は何度も言い直しさせられる。
そして首には「方言札(方言罰札)」が。
その残酷なシーンの背後に浮かぶのは
日本が侵略し蹂躙して来た国々や地域の数々。
そんな 侵略的日本語、暴力的日本語が押し進めた
「我々」の全体主義 にも考えは及び...
強制された「万歳」は「人類館」に陳列された
人間たちの国や故郷を侵略し蹂躙してきた天皇制の闇を
リフレインしつつ召喚しているかのよう。
このリフレインは沖縄史という視点を
アジアの現代史にも拡張し得る装置になってもいた。
「女はユンター(おしゃべり)だからね」というセリフは
森喜朗発言を想起もさせたが、
2021年版のアドリブだったのだろうか。
1976年に書かれた戯曲は、
過去と現在を縦横に結びながら
歴史を生々しくも重層的に伝えて衝撃的だった。
「彼らも私たちとおんなじ人間」
人類館の「調教師ふうな男」が口上としてそう嘯く時、
差別する側、マジョリティ側の言葉が空疎に響く。
この空疎さは戯曲が書かれた当時と全く変わらない。
この戯曲が上演された頃
新宿などではまた何十回目かの排外デモ、ヘイト街宣があった。
2020年はCOVID19下、Social Distancingが呼びかけられていたにも拘わらず
全国で数十件の差別的排外デモがあった程、差別煽動ヘイト攻撃が已まない。
ネット上でも少数者を排除するヘイトスピーチは続いている。
虫の鳴く音すら「声」と認識して聴く国で、
在日らの意見を声ではなく
「雑音」として遮断するマジョリティが
いる社会に戦慄する。
それは在日の声なき声、微かな声にすら
雑音というスティグマを烙印し封じる加害。
社会的スティグマ(Social Stigma)を捺して声を奪う暴挙。
まるで血の通っていないような傲慢な
マジョリティしぐさと表裏一体の簒奪に絶望もする。
マイノリティのかすかな声は不当なスティグマで周縁化され
「雑音」というレッテル貼りで漂白され
ブルドーザーで整地されるように、
そこに声はなかったことにされる。
その声の持ち主もいないことにされる、
透明人間にされる。
民族浄化はこうして始まるのかもしれない、
という危惧もおぼえて戦慄する。
昨年観た映画『ある画家の数奇な運命 Werk ohne Autor 』で
ゲルハルト・リヒター Gerhard Richterの幼少期には
多くの現代アートが退廃的というスティグマを刻印され
その輝きを奪われ、やがて人間も選別され、
そこに声はなかったことに、
声の持ち主もいなかったことにされていた。
そんな歴史も想起する。
『善き人のためのソナタ Das Leben der Anderen 』 の
フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク Florian Henckel von Donnersmarck監督作品。
在日をローマ字で「Zainichi」表記するのも、
また別の烙印、例えば緋文字やダビデの星(六芒星)を捺し付けて
切り離し、浮き立たせる
異質なものとして顕在化させる効果・結果しか生まないのではという
懸念、惧れが強い。
あるいは、生身の人間の声は「雑音」として消去消却し
空っぽに漂白された記号として、
標本としての機能だけを利用したいのだろうか。
そんな標本としてマイノリティが磔にされている状況は
「人類館」で曝された被差別対象
見世物対象として引きずり出されたマイノリティに重なる。
現実に日本で起こっていることと照合すれば、
少数者は物言わぬ見世物・標本のように扱われるか
声を上げれば「雑音」というスティグマを刻印され
捨象され駆逐され追い払われるかの
どちらかしかないのだろうか、という深淵をあらためて
覗き込んだ気持ちにもなる。
戯曲はこれが真の日本史、と
少数者を沖縄を何度でも暴力的に
蹂躙し虐げてきた日本のほんとうの歴史を突き付けていた。
しかし、科白の間合い等はユーモアにも満ち
何度でも繰り返された蹂躙、
沖縄の悲劇の中の小さな喜劇も活写している。
情報量・科白は多く言葉は濃密に絡み合う。
琉球の歌舞音曲に
ウチナーグチ言葉の響きの豊饒さも印象深かった。
「大東亜共栄會議」
早川氏によれば『日の出』昭和17(1942)年2月号の
折込イラスト、と
to be continued...!?
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第5回内国勧業博覧会の「学術人類館」で
沖縄琉球人、アイヌ、台湾高砂族(生蕃)
朝鮮大韓帝国、清国、インド、ジャワ、
バルガリー(ベンガル)、トルコ、アフリカなど
合計32名の生身の人間を展示した事件。
人類館事件、学術人類館事件、大阪博覧会事件とも。
その人類館を材にした知念正真の戯曲「人類館」が
知念没後7年(七回忌)を経て
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「陳列される男」「陳列される女」の3人のみ。
上江洲朝男演出、
1日目の津波信一、上門みき、末吉功治出演回を拝見。
(以下、舞台の核心に触れる部分もございます)
舞台は1903年の「学術人類館」の再現に始まり
時空を自在に行き来して沖縄史を、
そして沖縄の目を通した日本史の闇、
沖縄をどこよりも蹂躙してきた横暴な日本の姿をも浮かび上がらせる。
と赤ん坊に手がかけられ、
その母親を襲う本土からの日本兵。
この、女性を襲う本土日本人の戦中の姿は
大林宣彦監督遺作『海辺の映画館ーキネマの玉手箱』
でも描かれていた。
沖縄女性を米軍に差し出す暴挙に差別と格差の構造も。
この構図は、日本が敗戦引き上げの際
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人間たちの国や故郷を侵略し蹂躙してきた天皇制の闇を
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過去と現在を縦横に結びながら
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「彼らも私たちとおんなじ人間」
人類館の「調教師ふうな男」が口上としてそう嘯く時、
差別する側、マジョリティ側の言葉が空疎に響く。
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この戯曲が上演された頃
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ネット上でも少数者を排除するヘイトスピーチは続いている。
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在日らの意見を声ではなく
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何度でも繰り返された蹂躙、
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