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韓国ドラマ「太宗 イ・バンウォン~龍の国~」。2024年放送。高麗時代末期から朝鮮王朝の礎を築いた第三代王太宗(テジョン)の生涯を描いたドラマ。家族を守る…その思いで戦い身を置くようになったバンウォン(チュ・サンウク)でしたが、朝鮮王朝の太祖である父イ・ゾンゲ(キム・ヨンチェル)からの期待と裏切りのはざまで悩み、そして信頼していた家族とも次第に対立孤立してゆきます。王座に就くために父を封じ込め、弟たちも退け、また、王座に就いてからは、外戚が力を持たないように妻である王妃の一族を徹底的に粛清し、さらに第4代王世宗の王妃の一族も。冷酷で果断な決断をくだしながらも、その裏にあった思いは朝鮮という国家を守り抜くための覚悟でした。歴史上実際にあったことを取り入れ(~途中、実際には、このような関わり合い方をしていないという子孫の方からの申し入れがあったというテロップがでましたが…)、見応えのある歴史ドラマでした。
2024年05月21日
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韓国ドラマ「王女ピョンガン 月に浮かぶ川」。2021年放送。紀元561年、三国時代の高句麗。第25代国王には、ヨン王妃(キム・ソヨン)の間に王女と王子がいました。その王女ピョンガン(キム・ソヨン2役)は、女でありながら、将来、王となって国を守る夢を抱き武芸の修練に励んでいました。王の重臣で、王妃をうとましく思っているコ・ウォンピョは、王妃の命を奪い、ピョンガン王女は、消息不明になってしまいます。そして、8年後、行方不明になったピョンガンは、記憶を失い、刺客として生きていました。オン・ダル(ナ・イヌ)は、高句麗の将軍だった父オン・ヒョブ将軍(カン・ハヌル)の「バカになって生きろ」という遺志に従い、武術とは無縁のまま、山奥で薬草採りとして、穏やかに暮らしていました。そんなピョンガンとオン・ダルは運命的な出会いします。オン・ダル役のナ・イヌ。「哲仁王后」に出ていた俳優さんですね。「哲仁王后」では、王妃ソヨンの従兄。オン・ダルのピョンガン王女、「哲仁王后」は王妃ソヨンへの一途な愛は同じでしたが、その愛の表現は真逆でした。どちらも、ステキでした。
2024年04月13日
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韓国ドラマ「ペントハウス3」。2021年放送。「ペントハウス」シリーズの最終シリーズ。100階建ての超高級タワーマンション“ヘラパレス”に住む住人たちの悪事が発覚して、超セレブ生活から一転して、刑務所暮らしになった住人たち~ダンテ(オム・ギジュン)、ソジン(キム・ソヨン)、ユンチョル(ユン・ジョンフン)ら。~ダンテは、ユンチョルに刺され~実が、自分で刺した~病院で治療を受けることに。そして、隙を狙って、病院を脱走。そして、ナント、スリョン(イ・ジア)にプロポーズしようとしていたローガン・リー(パク・ウンソク)を殺害。ソジンは、精神錯乱を装って釈放されるのですが、そこにあらわれたスリョンとユニ(ユジン)によって、崖から突き落とされて…。~スリョンとユニによってすぐ助けられるのですが~。最終章にふさわしく、二転三転のドロドロ劇でした。ユニは、ソジンによって、崖から落とされて。スリョンもソジンに崖から突き落とされて~でも、これは、ソジンの仕業にみせかけたスリョン自身の自殺。ローガンは、スリョンを死を悼んで病が再発して亡くなり。ソジンとユニの夫でもあったギジュン(ポン・テギュ)は、娘を助けるために命を落として。ソジンは、自分の罪を自覚して、服毒自殺。そして、ダンテは、ペントハウスから墜落、多分絶命~最後によく似たホームレスが出てはくるのですが~。残された子供たちは、それぞれに自分自身の道を見つけて…それが救いでしたね。このドラマは、ここまでやるか~キム・ソヨンは、ホントすごかったですね~という演技で面白かったです。ここまでのドラマは、なかなかないよなあ。
2024年04月10日
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韓国映画「非常宣言」。2022年公開。「非常宣言」とは、災難状況に直面した航空機が、これ以上正常な運航が不可能なので、無条件の着陸を要請する非常事態のことだそうです。飛行恐怖症にもかかわらず、娘の病気の治療のためハワイへ向かうチェショク(イ・ビョンホン)。~飛行恐怖症とはいえ、もとはとても優秀なパイロットだったのです。~空港で執拗に付きまとってきた謎の男(イム・シワン)が、同じ便に搭乗したことに不安を覚えます。ハワイに向け離陸した便でしたが、離陸後まもなくして1人の男性乗客が死亡します。その後、次々と乗客が原因不明で死亡してゆきます。地上では、妻とのハワイ旅行をキャンセルしたベテラン刑事のク・イノ(ソン・ガンホ)が、飛行機でのウイルス・テロの犯行予告動画がアップされたことを知り、捜査を開始するのですが、その便には、彼の妻が搭乗していたのでした。ウイルス・テロの知らせを受けた運輸大臣のスッキ(チョン・ドヨン)は、緊急着陸のために国内外に交渉を開始します。しかし、向かっていたハワイでは、アメリカ合衆国が着陸を拒否。まあ、そうでしょうねえ。そして、さらに、日本に着陸要請。しかし、ナント、日本も着陸拒否。日本政府の対応がリアル~。エ~ッ…まあ、仕方ないか、ウイルスまみれの飛行機は、怖くて下ろせないですかねえ。操縦士は、ウイルスに感染しながらも、奮闘していたのですが、飛行を続けるタイムリミットが迫り…。飛行機の高度はどんどん下がり、墜落の危機が。最後の着陸のシーンは、ホント見応えがありました。さすが、イ・ビョンホン…って、ちょっとネタバレです。ウイルスの恐怖、機内での人間ドラマ、事故犠牲や人間愛…。本当にハラハラドキドキのすごい映画でした。
2024年03月28日
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韓国ドラマ「ペントハウス2」。2021年放送。100階建てのタワーマンション“ヘラパレス”のクイーンと呼ばれていたスリョン(イ・ジア)が殺され、殺害容疑で逮捕されたユニ(ユジン)も姿を消して2年が経ちました。 スリョンの夫ダンテ(オム・ギジュン)は、共犯のソジン(キム・ソヨン)と婚約。 ですが、ソジンのもとに脅迫メッセージが届き、ソジンがユニの仕業ではないかと疑っています。ダンテがソジンに人前で公開プロポーズをした瞬間、警察がやってきてダンテを妻スリョン殺しの疑いで逮捕。ユニをスリョン殺しの殺人犯に仕立てたかったダンテでしたが、自身が窮地に陥ってしまったので、やむなく、家政婦を殺人犯にしたてあげてしまいます。~この家政婦も、ダンテへの想いが強く、スリョンに成りすましていたりした、ちょっとな人物でしたが~。うまく釈放されたダンテですが、同時にユニの冤罪も晴れてしまいます。3ヶ月後、ダンテとソジンの婚約パーティが開かれます。そこへ、チャーターヘリコプターで華々しく現れたのは、ソジンの元夫のユンチョル(ユン・ジョンフン)でした。アメリカへ研修へ行っていたユンチョルは、コンサートでアメリカに来ていたソジンと一晩過ごしたことから、ダンテの手下に医者として2度と手術が出来ないよう右手を潰されたうえ、川に沈められてしまったのです。しかし、九死に一生を得たダンテは、起死回生。精力剤を作り、世界的にヒットさせ成功。そして、ナント、ユニと結婚し、再びヘラパレスに入居。ユニは、ユンチョルと偽装結婚し、壮大な復讐計画を実行するのです。が、例の如く、話は二転三転…。ユニの娘のロナが殺されてしまったり~後に無事だったことがわかりますが~。そして、驚くことにスリョンは別人になりすまして生きていたんですね。さらにヘラパレスの住人は罪がいろいろばれて、全員、刑務所に。狂気の夫ダンテがいなくなり、再び、ヘラパレスのクイーンに戻ったスリョン。これから新しい生活がスタートと思ったところで、エ~ッ、シーズン2はこんな終わり方?これは、シーズン3に繋がるわけですよね。
2024年03月23日
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韓国ドラマ「ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由~」。2022年放送。結婚に興味もなければ意志のない3兄弟、~歯科医院院長・長男イ・ユンジェ(オ・ミンソク)、相続専門弁護士・次男ノイ・ヒョンジェ(ユ・シユン)、公務員試験受験生・三男イ・スジェ(ソ・ボムジュン)~、祖父と両親から早く結婚した者に、マンションを相続させると提案され、それぞれが結婚に向けて動き出します。次男のヒョンジェは、「製パン王キム・タック」のユ・シユン。長男ユンジェの結婚相手は、弁護士事務所の代表シム・ヘジュン。演じたのは、シン・ドンミ。「ポッサム」では、翁主スギョンの尚宮でしたね。引退した尚宮で地味な感じだったんですが、今回の弁護士役では、背も高いし、スタイルもよくてびっくり~でした。左端の女性です。結婚するまでの過程を描いて、結婚したらハッピーエンドで終わるドラマが多いですげ、このドラマは結婚後してからのそれぞれの思惑やドタバタも描かれていて面白かったですね。題名の「スンジェは美しい」のスンジェは、主人公のスンジェの名前でもあるのですが、スンジェには、“現在”という意味があるそうです。現在を大事にすれば未来も変わるということで、「スンジェ(現在)は美しい」ということが、ラストにスンジェの父の言葉から明かされます。
2024年02月25日
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韓国ドラマ「ペントハウス」。2020年放送。ソウルの高級住宅地にそびえる100階建てのマンション「ヘラパレス」に住む裕福な4組の家族たちとチョンア芸術学園に通う子供たち、そして同じくチョンア芸術学園に通う貧しくとも才能のある娘を持つシングルマザーの物語。シーズン3まであるそうですが、テレビドラマなのに、製作費は、総額で32億円にもなったそうです。出演の役者さんたちが今までとは違うすごい演技を見せてくれるドラマです。シム・スリョン(イ・ジア) 「ヘラパレス」の最上階に住みむ建設会社の代表を務めるチュ・ダンテの妻。はかなげな美しさを持つ女性。でも、最終回で殺されてしまいます。私が、見たのは、「私も、花!」うつ病の患う婦人警官でしたね。キュートで可愛い感じでしたが。チョン・ソジン(キム・ソヨン) 声楽家で音楽講師。裕福な家庭に育ち、チョンア芸術学園出身。その学園時代に起こした事件が…。悪女役で注目を集めたそうですが、私のイメージは、クールビューティーな賢い女性のイメージが強いかな。 とか好きです。が、今回は、ものすごい悪女でした。オ・ユニ(ユジン) チョンア芸術学園時代ソプラノ歌手として将来を有望視されていましたが、チョン・ソジンによってその夢が断たれてしまい、娘のペ・ロナ(キム・ヒョンス)に夢を託しています。「製パン王キム・タック」で、キム・タックの幼なじみで恋人役を演じた女優さんですよね。カン・マリ(シン・ウギョン) 「ヘラパレス」の住人のセレブのなかで、ちょっと違う?感じの家庭。実は、銭湯の垢すりで身代を築いた苦労人。チョンア芸術学園に通う一人娘のユ・ジェニ(ジン・ジヒ)を溺愛しています。 とか、やはり、強くたくましい女性のイメージが強いですね。コ・サンア(ユン・ジュヒ) 離婚専門弁護士で後に議員となるイ・ギジュンの妻。情に弱いのか、コロコロと立場を変える女性。「オクニョ」とか、「大風水」とか、時代劇の印象が強いです。チュ・ダンテ(オム・ギジュン) 建設会社の代表で完璧主義で冷酷な男性。人を人とも思わないようなやな奴。ですが、「ドリームハイ」では、芸術高校の優しい先生でした。「被告人」は、1人2役で…これは、今回の役に少し繋がるかな?ありえない話の連続ですが、展開が早く、それぞれの役者さんの演技がすごくて、はまってしまうドラマです。
2024年01月10日
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韓国ドラマ「太陽の末裔~Love Under The Sun」。2016年放送。軍人のユ・シジン(ソン・ジュンギ)とソ・デヨン(チ・ジング)の2人は、休暇中、バイクの窃盗現場に遭遇し、犯人を捕まえたのですが、拘束時にデヨンの携帯を盗まれてしまいました。窃盗犯を追って、救急外来に向かったシジンは、治療にあたっていた医師のカン・モヨン(ソン・ヘギョ)に一目惚れ。なんとか、デートするまでになったのですが、シジンは、特殊戦司令部の大尉であり、特別任務で長期間派遣されたりするためすれ違い、短い恋は終わりました。8ヶ月後、紛争地帯のウルクに、医療奉仕団のリーダーとして送られたモヨンは、空港で、現地モウル中隊の中隊長としては派兵され、医療奉仕団の警護を任されていたシジンと再会します。いろいろあって、本当にいろいろあって、でも最後はめでたくハッピーエンド。主役の2人、ソン・ジュンギさんとソン・ヘギョさんは、このドラマで出会い結婚したんですね。ドラマの中でも、とてもいい雰囲気でしたものね。でも、2年で別れちゃったみたいですけど。 そして、シジンの部下でモウル中隊ソン・デヨン(チン・グ)と、モヨンの医学部の後輩であり、中尉で軍医官のユン・ミョンジュ(キム・ジウォン)の2人の恋も切なくて、よかったですね。
2023年12月05日
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韓国ドラマ「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」。2021年放送。息子と2人の生計のために高額な報酬でポッサムを引き受けたバウ(チョン・イル)。手違いで、婚家に嫁いですぐに未亡人になってしまったファイン翁主(クォン・ユリ)をポッサムしてしまいました。ポッサムとは、朝鮮王朝時代は、再婚が禁じられていたので、未亡人を布で包み(ポッサム)誘拐をよそおい、別の男性と再婚させるという実際にあった風習だそうです。バウは、もとは名門の両班。政敵により、家を没落させられ、ひっそりと暮らしていましたが、翁主をポッサムしたことで運命が変わり、もとの地位を取り戻し、そして、また大きな政変に巻き込まれていきます。時は、朝鮮王朝第15代光海君の時代。豊臣秀吉の朝鮮侵攻を終え、明と後金との両面政策をとり、なんとか朝鮮の独立を守っていた光海君。が、西人派によるクーデターで、廃位されてしまいます。バウ役のチョン・イルさんは、“時代劇のプリンス”と言われているだけあって、今回の役もよかったですね。ヒロインのファイン翁主の“少女時代”のクォン・ユリさん。物語の途中まで、ユリさんが演じているとは気が付かなかった。キュートな女性のイメージが強かったので、こんなしっとりした大人の女性~繋がりませんでした。 悪の重臣、左議政イ・イチョム(イ・ジェヨン)の息子で、ファイン翁への愛を貫くイ・デヨプ(シン・ヒョンス)。今回も、カッコよく、切ない役でした。このドラマは、結構キム・ケシ(ソン・ソンミ)~光海君の尚宮~が登場しました。キム・ケシが出てくるか来ないかで、光海君の描き方が変わってきますものね。展開もよく、面白いドラマでした。最後に、バウとファイン翁主が、再びポッサムによってハッピーエンドになったのかな~と思われる展開でよかったです。
2023年11月18日
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韓国ドラマ「優しい男」。2012年放送。お互いを支え合い、夢を叶えるために努力をしていたカン・マル(ソン・ジュンギ)とハン・ジェヒ(パク・シヨン)。マルは成績優秀で、主席の医大生、ジェヒはテレビ局で報道記者として働いていました。財閥の娘に生まれ、後継者になるために徹底的に教育されたソ・ウンギ(ムン・チェウォン)、彼女は人間的な温か味を知らずに過ごしてきました。それぞれが夢に近づいてきたある時、マルにジェヒからの1本の電話が…。なんと、ジェヒは人を殺してしまったのでした。そして、ジェヒを愛するマルは、その罪を自ら被ることに。月日は流れ、出所したマルは、病気の妹の治療費を稼ぐために、金持ちの女性を相手にツバメとして暮らしていました。そんな中、マルは、機内で倒れたウンビを助け、ウンギの父で財閥会長の愛人となっていたジェヒと再会。マルは、自分を裏切ったジェヒに復讐をするために、ウンギを利用しようと近づくのですが…。マル、ウンギ、ジェヒの複雑な三角関係が絡み合ってゆきます。マル~ソン・ジュンギ~は、美しく確かに優しい男性です。青森県弘前市でのシーンがあります。
2023年11月12日
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韓国ドラマ「智異山~君へのシグナル」。2021年放送。2018年、ソ・イガン(チョン・ジヒョン)は、智異山国立公園でレンジャーとして働いていました。そして、新米レンジャーとしてカン・ヒョンジョ(チュ・ジフン)が入所してきます。その頃から、智異山では、奇妙な事件が連続して起きます。そんな時、イガンは、ヒョンジョから、自分は特殊な能力があるとの告白を受けます。そして、2020年。智異山国立公園に、ヒョンジョの姿はなく、車椅子に乗るイガンの姿だけがありました。ヒョンジョは、意識不明のまま病院にいたのです。;。イガンは、ヒョンジョと追っていた連続殺人事件の犯人の正体を突き止めるため、独自の捜査をしていました。…イガンは、遭難者の居場所を示す印が山に残されていることに気付きます。誰かが、山から自分へシグナルを送っているのか…。イガンが奇妙な事件を追いながら、真実への解明に向かってゆきます。智異山は、古くから山岳信仰の聖地で、存在した聖母が、高麗の太祖王建の母とも言われているそうです。そして、仏教の聖地でもあり、李朝鮮王朝時代に排斥された寺院が移ったそうです。また、韓国軍とアメリカ軍のレーダー基地が設置されていたりと、いろいろな意味で、韓国では特別な山なんでしょうね。智異山の美しさ、素晴らしさ、危険性、怖さ…、全てを含めての智異山の魅力を扱ったドラマでした。
2023年10月19日
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韓国ドラマ「赤い袖先」。2021年放送。本を読み聞かせる朗読・伝奇叟(チョンギス)が得意な宮廷に仕える見習い宮女ソン・ドギム(イ・セヨン)。亡くなったイ・サン(ジュノ)の実の祖母、瑛嬪(ヨンビン)の弔問に、夜一人で生かされます。祖母の死を知った世孫イ・サンも、東宮殿を抜けだして、ひとり、瑛嬪の住まいだった後宮に向かいます。そこで、道に迷っていたドギムを出会い、2人で無事に後宮にたどりつきます。そこで、ドギムの機転により、窮地を救ってもらったイ・サンは、ドギムに恋心を抱きますが、再開の機会は得られず、時は流れます。そして数年後、大人になった2人は世孫と宮女として再びめぐり会います。命を狙われているイ・サンを、ドギムは、またもや助けるのです。この前に、ちょうど「イ・サン」の放送があったので、比較を楽しめました。ホン・グギョンが「イ・サン」の時より、かなりやな奴だったり、悪女だった貞純王妃は、そんな悪い人ではなかったり。イ・サン役のジュノさんが、ツンデレでステキでした。
2023年10月13日
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韓国映画「ミナリ」。2021年公開。1980年代、農業で成功することを夢見る韓国系移民のジェイコブ(スティブン・ヨン)は、アメリカのアーカンソー州の高原に家族と共に引っ越してきました。荒れた土地とボロボロのトレーナハウス。しっかりものの長女・アン(ケイト・チョー)と、心臓に病を持つけれど好奇心旺盛な弟・デビット(アラン・キム)のまだ幼い子供たちのために、妻モニカ(ハン・イェリ)の母スンジャ(ユン・ヨジョン)がともに暮らすことになり、韓国から到着しました。デビットは、クッキーを焼いてくれるような優しいおばあちゃんを期待していたのですが、スンジャは、料理もできなくて、デリカシーもなく毒舌で破天荒なおばあちゃんでした。なぜか、おばあちゃんが韓国から持ってきたミナリ。デビットは、両親から蛇が出て危険だからはいってはいけないと言われている森に、おばあちゃんと綺麗な小川を見つけて、そこにミナリを植えました。希望を持ってアメリカに来たはずだったのですが、水が干上がり、作物は売れず…だんだんと追い詰められてゆく一家。さらに、おばあちゃんが脳卒中で倒れ、後遺症が残るからだになってしまったのです。そして、そんなおばあちゃんが、火事をひきおこしてしまうのです。こんな事件があるもののアンリカンドリームを夢見た家族の物語は淡々と進みます。スンジャが植えたミナリが育った川辺で、ジェイコブとデビットが仲良くミナリを摘み取っています。最後は、こんなシーンで終わります。映画の題名のミナリとは、韓国語で香味野菜のセリのことだそうです。たくましく地に根を張り、2度目の旬が美味しいということで、子供世代のために、親の世代が懸命に頑張るという意味が込められている~。アメリカという土地に根を張って懸命に生きる~それもミナリという言葉に表されていたように思います。スンジャ役のユン・ヨジョンさんは、この映画でアカデミー賞助演女優賞に輝きました。
2023年05月23日
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韓国ドラマ「紳士とお嬢さん」。2021年放送。母ヨンシル(オ・ヒョンギン)と兄デボム(アン・ウヨン)が起こした金銭トラブルで住む家を失ったダンダン(イ・セヒ)一家。恩師の紹介で財閥ETグループの会長・ヨンググ(チ・ヒョヌ)の家で住み込みの家庭教師として働くことに。しかし、その家の離れには偶然にも、父スチョル(イ・ジョンウォン)が住み込み運転手として働き、母ヨンシルも隠れ住んでいました。そのことがばれないようにハラハラしながらも、家庭教師として3人の子供たち、そして父親のヨングクを過ごすうちに、ダンダンの特別な感情が芽生え始めます。一方、妻を失った喪失感から抜け出せないでいたヨンググも、ダンダンが家庭教師となってから、子供たちに笑顔が戻り、自分自身の変化にも気づき始めます。ダンダンの兄デボムも、ヨングクの異母妹セリョン(ユン・ジニ)と結ばれて~、映画「パラサイト」のハッピーバージョンなんて思いましたが、明るく楽しいドラマでした。
2023年05月17日
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韓国映画「華麗なるリベンジ」。2016年公開。乱暴な操作方式で有名な検事ピョン・ジェウク(ファン・ジョンミン)は、取り調べ中だった被疑者の変死体が発見され、殺人容疑で逮捕されてしまいました。結局殺人の冤罪きせられ、15年の刑を受けて収監されてしまいました。監獄には、以前ジェウクが懲役を下した極悪人がいたりしていじめられ、地獄のような日々を送りますが、その後、刑務署長にうまく取り入り、囚人たちを助ける存在となり、監獄内で地位を確立してゆきます。獄中で復讐の準備をしていたジェウクは、5年後、自分が冤罪を蒙ることになった事件について知っている美男子詐欺師ハン・チュオン(カン・ドンウォン)と知り合います。そして、監獄の外部での作戦に動いてもらうために、検事のノウハウを使って、チュオンを無嫌疑で、外に送り出します。監獄に閉じ込められた検事と、外に出てきた詐欺師の復讐が始まります。少しずつ、証拠を集め、黒幕を追い詰めてゆくのは、爽快でした。
2023年05月13日
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韓国映画「ラブ・レター~パラインより~」。2001年公開。浅田次郎さんのベストセラー小説「ラブ・レター」の映画化。仁川(インチョン)のチンピラ極道イ・ガンジュ(チェ・ミンシク)は、突然、警察からある女性の死を知らされ、お金欲しさに中国人女性と偽装結婚していたことを思い出しました。一度も会ったことない妻カン・パイラン(セシリア・チャン)の亡がらを引き取るために、カンジュは田舎町へと向かいました。パイランが暮らしていた海辺の田舎の町。そこでパイランからの手紙を受け取ったガンジェ。そこには、病気の彼女が必死に生きた足跡と、カンジュへの思いが綴られていました。「まわりの人々は、みな親切です。その中でも、あなたが一番親切です。なぜなら、私と結婚してくださったから。」カンジュは、自分を想って生きてきてくれた一人の女性の死を整理して、自分の思わしくない人生をやりなおそうと決心をするのです。チェ・ミンシクさんだし、極道物はあまり好きではないので…と思って見ていたのですが~。とてもとても切ないラブストリーでした。韓国映画らしい切ない残酷さもあるのですが、とても良い映画です。日本でも、1998年に中井貴一さん主演で映画化されているようです。
2023年05月07日
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韓国ドラマ「帝王の娘 スベクヒャン」。2013年放送。6世紀の百済、第24代王東城(トンソン、チョン・チャン)王の治世。加林(カリム)の城主ペク・カ(アン・ソクファン)の娘チェファ(ミョン・セビン)は、王の従兄弟にあたるユン(イ・ジェリョン)と愛し合い、身籠っていました。ユンは、王の命令で戦に明け暮れ、チェファが身籠っていることを知りませんでした。戦から戻ったユンは、チェファのもとを訪れ、もし子供ができ、それが女の子だったら、百済を守る花・スベクヒャンという名をつけようと話します。チェファの父ペク・カは、ユンと娘の関係を知り、東城王がいなくなれば、娘が王妃になるのではと考え、またユンを王にしたいユンの側近のネスク(チョン・ソンモ)からもそそのかされ、東城王を暗殺を企てます。東城王を敬愛していたユンは、これに激怒し、ペクカを自害に追い込みます。邸が炎に包まれても、父のそばを離れようとしないチェファを、家来のクチョン(ユン・テヨン)が連れ出して助け、伽耶(カヤ)国に逃げ伸びます。そして、チェファは、そこで女の子を産み、ソルラン(ソ・ヒョンジン)と名付けます。ユンは、第25代王武寧(ムリョン)王として即位し、先代東城王の「息子を守って欲しい」という遺言を守るため、自分の息子チンム(チョン・テス)と入れ替え、息子を王宮の使途に出し、東城王の息子ミョンノン(チョ・ヒョンジェ)を宮廷内で育て、王位につけようと考えます。チェファとクチョンの間に生まれたソルヒ(ソウ)は、異父姉のソルランが武寧王の娘だと知り、スベクヒャンに成りすますことを考えます。こうして、2組の子供の交換により、悲劇が生まれます。ソルランの義父で、ソルヒの父であるクチョンは、言葉が話せないので、身分は低いのですが、怪力の持ち主でとても身体能力が優れています。が、実は高句麗の密偵なのですね。演じたのは、ユン・テヨン。なんと、サムスン電子の副会長の息子さんですね。「夜警日誌」の護衛隊長もすごく、カッコよかったんですが、もう俳優さんはやらないのかなあ。武寧王の実子チンムを演じたのはチョン・テス。女優のハ・ジウォンさんの弟でしたね。このドラマが最後の作品だったようです。「トキメキ☆成均館スキャンダル」でもそうでしたが、ちょっと生意気で、それでいて、どこ寂しさをたたえた雰囲気がよかったんですけど。若くして、亡くなられて残念です。 後半になってかなり面白かったです。
2023年02月19日
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韓国映画「スティール・レイン」。2020年公開。全世界が注目する「平和協定締結」に向け、韓国大統領ハン・ギョンジェ(チョン・ウソン)、北朝鮮委員長チョ・ソンサ(ユ・ヨンソク)、アメリカ大統領スムート(アンガス・マクファーガン)による首脳会談が、北朝鮮で開催されました。米韓の意見が割れる中、核兵器放棄と国交正常化に反対する北朝鮮の護衛司令部パク・チヌ総局長(カク・トウォン)による軍事クーデターが起き、三首脳は、弾道ミサイルを搭載した北朝鮮の原子力潜水艦「白頭号」に拉致監禁されてしまいます。狭い艦長室に、韓国大統領と、アメリカ大統領、そして北朝鮮の委員長…。核戦争に発展しうる緊迫した状況の中で、各国の思惑が交錯して…。パク総局長は、ホントに危ない奴で、何度も日本に向けての核の発射ボタンを押そうとします。そんな中、今度は、艦内で、世界の平和を脅かそうとするパク総局長に疑問をもつ者たちが出てきて、それによって、銃撃戦が起こり、酸素の激変、沈没の危機が…。日本の要人・森晋三~どこかで聞いたような名前ですが~の役で日本の俳優の白竜さんが出ています。殺されちゃいますケド。北朝鮮の委員長は、実在の最高指導者に雰囲気が似てましたし、アメリカ大統領は、前大統領を思い出させました。日本は、最後まで悪役扱いでしたね。韓国大統領役のチョン・ウソンさんはやはりかっこよく、映画全体は白熱した展開で面白かったかなと思います。
2022年11月25日
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韓国ドラマ「哲仁王后~俺がクイーン!?」。2020年放送。青瓦台(大統領官邸)で、若くして料理長として働いているチャン・ボンファン(チェ・ジュニク)。自信満々で飛ぶ鳥を落とす勢いだったのですが、何者かの罠で、作った料理から針が見つかり、一夜にして容疑者になってしまいました。刑事から逃れようとして、ベランダからプールに落ち、気を失ってしまいました。夢の中?~、水の中で韓国服の女性をキスをして、目を覚ますと、そこは、なんと朝鮮時代の王宮でした。しかも、女性の身体の中に入っていたのです。その女性キム・ソヨン(シン・ヘソン)は、朝鮮王朝第25代王哲宗(キム・ジョンヒョン)の王妃として、明日に婚礼を控えていたのでした。哲仁王后は、実在の王妃で、この当時大きな勢力を持った安東金氏の出身だったそうですが、政治と関わりあいを持たず、また言葉少なく、内面の感情を表に出さない性格だったそうです。が、ドラマの中での、哲仁王后は、中身が現代人の男性なので、権謀術数渦巻く宮中をかき回していきます。ちょっとおとぼけの哲宗~実は、朝鮮改革への熱い思いを秘めている~と、強気な王妃との掛け合いが楽しく、それでいて、戦うシーンなどは、なかなかエキサイティングで、本当に面白いドラマでした。超オススメです。
2022年10月25日
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韓国映画「ただ君だけ」。2011年公開。チョルミン(ソ・ジソプ)は、かつては輝かしい記録を持ったボクサーでしたが、今は、ミネラルウォーターの配達や、駐車場の料金所で働いています。ある日、目の見えないジョンファ(ハン・ヒジュ)と料金所で知り合って親しくなります。チョルミンは、ボクサーを辞めた後は、借金の取り立てをしていて、刑務所にも服役していた過去を、ジュンファに打ち明けます。ジョンファとの未来を考え、ボクサーに復帰しようとしたチョルミンでしたが、ジョンファの両親の墓参りに同行した際に、ジョンファの両親が亡くなった事故、そしてジョンファの目が見えなくなった過去に、思いがけない接点があったことに気付きます。この映画は、チャップリンの名作「街の灯」をモチーフしたラブストーリーだそうです。そして、この「ただ君だけ」は、日本では、吉高由里子さんと横浜流星さん主演で、「君の瞳が問いかけている」という題名で2020年にリメイクされました。これも、とてもよい映画でした。
2022年10月12日
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韓国ドラマ「人生最高の贈り物~ようこそサムグァンハウスへ~」。2020年放送。家政婦歴30年~16歳から家政婦を始めた~で料理が上手なイ・スンジョン(チョン・インファ)は大家を務めるサムグァンハウス。美味しいご飯を提供してくれる温かい下宿屋です。イ・スンジョンには3人の子供がいるのですが、3人とも養子なのです。ファションデザイナーを目指しながら、インテリア施工技師として働くイ・ビッチェイン(チン・ギジュ)、アイドルへの夢を諦められず芸能事務所で働きながらチャンスを狙うイ・ヘドゥン(ボナ)、大学受験に失敗したとは言えなくて大学生と偽りアルバイトをするイ・ラフン(リョウン)。そして、このサムグァンハウスには、トロット歌手志望のキム・ファクセ(イン・ギョジン)、スンジョンの妹で内科医のイ・マンジョン(キム・ソニョン)も住んでいます。さらに、ビッチェインが工事現場で出会いなぜか対立してしまう建築事務所代表のウ・ジェヒ(イ・ジャンウ)、ジェヒの父で会社の社長でありながら記憶喪失になってしまったジェームズ(チョン・ボソク)、表向きは翻訳家で、実は何かを企んでいる狡猾ペンギンことファン・ナロ(チョン・ソンウ)、みんなサムグァンハウスの住人です。そして、ビッチェインの実の母でLXファッションの代表のキム・ジョンウォン(ファン・シネ)、実の父のパク・ピロン(オム・ソヒョブ)が関わり合ってきて…。主題歌のテンポがよくて…朝からテンションが上がりました。温かく楽しいドラマでした。
2022年09月12日
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韓国映画「殺人の追憶」。2003年公開。韓国で実際に起きた未解決殺人事件の映画化。1980年年代後半、農村地帯の用水路から女性の遺体が発見されました。地元警察のパク・ドゥマン(ソン・ガンホ)とソウル市警から派遣された若手刑事ソ・テヨン(キム・サンギュン)で、捜査を。パク刑事は、知的障害のあるグァンホを逮捕し、証拠を捏造し取り調べで自供させ、自白させるのですが、ソ刑事が、この男性には、手に麻痺があり、その手での犯行は不可能だと断定し、さらに、警察の強引な自白強要が問題化され、グァンホは釈放されます。その後も、残酷な殺人は続くのですが、被害者の中で唯一殺害されずに助かった女性の証言で、「顔は見なかったので助かったと思うが、手は女性のように白くて綺麗で柔らかった」という証言を得ます。そして捜査の中、有力な容疑者が見つかります。女性のように美形で色白の男性・ヒョンギュ。証言と一致するのです。そんな時、科学捜査班から犯人の体液が見つかったとの報告が入ったのですが、この頃の韓国にはまだDNA鑑定をする設備がなく、アメリカに依頼しなければなりませんでした。鑑定結果が届くまでにまた殺人が起きるのではないかと焦ったソ刑事は、ヒョンギュへの24時間の監視を始めます。そして、ソ刑事が疲れて、少し眠ってしまった時に、ヒョンギュを見失い、そして、その夜また殺人が起きてしまいました。怒りが頂点に達したソ刑事は、とうとうヒョンギュを無理やり自宅から連れ出し、殴る蹴るの暴行をくわえ、鉄道トンネルまで連れて行き、そこで拳銃を突き付けて自白を迫ります。そこにパク刑事が鑑定結果を持って駆け付けます。鑑定は、「DNAが一致しないので、犯人とは断定できない」というものでした。ソ刑事は怒りに任せて発砲するのですが、ヒョンギュは、鉄道トンネルの奥へ消えてゆきました。時はすぎて2003年。刑事をやめ、セールスマンに転職したパクは、仕事の途中、最初の殺人事件があった用水路を通りかかります。そこを覗き込んでいると、一人の少女から声をかけられます。先日も、同じように用水路を覗き込んでいる男性を見たと。そして、その男は、「以前、自分がここでやったことを思い出して来てみた」と話したそうです。驚いたパクが、少女にその男の容姿を尋ねると、少女の言った言葉は、「どこにでもいそうな普通の顔だった」…。最後のシーンが衝撃的な映画でした。
2022年08月26日
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韓国映画「KCIA 南山の部長たち」。2020年公開。1979年に韓国で起きた朴正煕暗殺事件をもとにした映画。1970年代、韓国はパク大統領の絶対的な支配下にあり、大韓民国中央情報局(KCIA)は、大統領直属の諜報機関として、どの政府機関よりも優位な立場にある組織でした。が、1979年10月26日、パク大統領(イ・ソンミン)は、KCIAのトップであったキム・ギュピョン部長によって射殺されてしまいます。事件発生の40日前、政府の違法な活動を元KCIA部長のパク・ヨンガクはアメリカに亡命し、コリアゲート(韓国人実業家がKCIAなどと連携して、アメリカの下院議員へ行った買収工作)の捜査にあたって、重要参考人として下院議会聴聞会んい呼ばれ、パク大統領の腐敗を告発します。これに激怒したパク大統領は、キム部長をアメリカに派遣し、パク部長が出版しようとしている回顧録を手に入れるようにと命じます。回顧録を手に入れたキム部長が帰国して間もなく、大統領官邸でCIAの盗聴器が発見されます。KICAも感知していなかった事態でした。大統領を守るためにあらゆる手段を講じますが、やがて立場を失ってゆき、追い詰められたキム部長は、ある決断を下します。朴正煕暗殺事件は、当事者が死亡したり~キム部長は死刑になり、アメリカへ渡ったパク部長は、アメリカで消息を絶ったそうです~して、今も大きな謎を残る歴史的ミステリーなのだそうです。ラストの切迫シーンが、すごくて…印象的でした。イ・ビョンホンの演技も素晴らしかったです。
2022年07月30日
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韓国映画「Be with You~いま、会いにゆきます」。2018年公開。市川卓司さんの小説を原作として日本で中村獅童さんと竹内結子さん主演で映画化された「いま、会いにゆきます」のリメイク版。 1年後の雨の日に帰るという約束をして亡くなった妻のスア(ソン・イェジン)。1年後の梅雨が始まったある日、本当に、夫ウジン(ソ・ジソブ)と息子ジホ(キム・ジファン)の前に再び、姿を現します。ですが、スアは記憶を失っていて、ウジンとジホに気付きません。そこでウジンは、スアが亡くなったという事実を隠して、彼女が再び人生を楽しむ手助けをします。そして、2人は再び恋に落ちるのですが、やがて梅雨が終わり…、それは、再びスアとの別れの時でした。日本版ではなかったエピソードもアレンジされていて、ウジンとソアの関係がよりよく描かれていたなと思います。
2022年07月17日
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韓国映画「友へ チング」。2001年公開。「チング」とは、「新旧」の意味があり、古くからの友達だそうです。1976年夏、釜山。地元の元締めを父に持つジュンソク(ユ・オソン)は口下手だがケンカが強く情も厚い、そして、ケンカっ早いが憎めない存在の葬儀屋の息子のドンス(チャン・ドンゴン)、優等生のサンテク(ソ・テファ)、お調子者のジュンホ(チョン・ウンテク)の4人の小学生は、いつも一緒に遊んでいた幼なじみ。4人は、別々の中学に進みましたが、高校で一緒になり、またつるむようになりました。が、ある事件をきっかけに、ジュンソクとドンスは停学処分になり、やがて2人は裏社会に足を踏み入れ、そしてなぜか、対立する立場になってゆきます。対立が深まる中、ジュンソクは、ドンスの身を心配し、海外に行くように忠告するのですが、ドンスは聴く耳を持たず…。そして、とうとうドンスは、対立しているジュンソクの組織のチンピラに刺されてしまうのです。そのシーンは圧巻でした。ジュンソクは、ドンス殺しは自分が指示したと裁判で証言し、刑務所に。そして、最後に「俺たち遠くに来すぎたよ~早く戻ろう」と。裏社会の映画は、あまり好きではないのですが、この映画は、子供の頃から続いた4人の友情の変遷が、切なくて…。良い映画でした。
2022年06月23日
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韓国ドラマ「風と雲と雨」。2020年放送。韓国の小説のドラマ化だそうです。李氏朝鮮王朝末期第25代哲宗の治世、安東金氏が外戚として勢威を振るっていました。後に第26代王の高宗の父・大院君(プオングン)として権威を振るうことになるイ・ハウン(チョン・グァンリョル)は、野心を胸に秘めながら、王族らしくない貧しい暮らしをしていました。名家の生まれで17歳で科挙に首席合格したチェ・チョンジュン(パク・シフ)は、イ・ボンリョン(コ・ソンヒ)という少女と運命的な出会いし、お互いに惹かれてゆきます。巫女の娘のボンリョンは、未来が見える神力をもつ少女でしたが、哲宗の隠し子でもありました。チョンジュンに嫉妬する友人チェ・インギュ(ソンヒョク)の陰謀により、2人は引き裂かれ、さらにチョンジュンは父も殺されてしまいます。山奥で隠遁生活を送りながら易学を学んだチョンジュンは、朝鮮最高の観相師として生まれ変わり、王族と関わってゆくのですが、時代は、諸外国が朝鮮に開国をせまり、大変な時を迎えてゆきます。開国し外国文化を受け入れるべきだと主張するチョンジュンでしたが、大院君となったイ・ハウンは、朝鮮のさらなる鎖国を推し進めてゆきます。パク・シフさんは、「王女の男」以来、9年ぶりの時代劇。パク・シフさんが出演した時代劇は、「王女の男」、「一枝梅」と、この「風と雲と雨」の3本だけなんですけど、私は、やはり時代劇のパク・シフがいいなあ。パク・シフさんの両班や武官姿は本当に美しいですよね。こんなに美しい俳優さんはなかなかいないんじゃないかなあ~と思います。
2022年06月10日
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韓国ドラマ「ヘチ~王座への道~」。2019年放送。「ヘチ」とは、善と悪を裁く伝説上の生き物なのだそうで、法と正義を守る司憲府(サホンブ~役人の違法行為を監督)の役人は、通称「ヘチ」と呼ばれていたそうです。朝鮮王朝第19代の粛宗の次男イ・グム(チョン・イル)は、母の身分が低かったため(トンイですね!)軽視されていたので、政治にかかわらないように生きてきたのです。一見、遊び人~チョン・イルさんは、こういう役似合ってますよね。腹違い(母親は、悪女の誉れ高いチャン・ヒビンですね)の兄(ハン・スンヒョン)が王になっていたのですが、病弱で子供がなかったので、朝廷を牛耳る重臣たちは、傍系の王族イ・タン(チョン・ムンソン)を継承者にしようと目論んでいたのですが、イ・タンは、とても素行の悪い皇子でした。そして、イ・タムの悪行を調査していた司憲府の役人が、党争の餌食となって命を落とすという事件が起きました。イ・グムは、権力者が私利私欲のために正義をないがしろにする世を変えなければ~と、科挙には落ちてばかりではありますが志を同じくする熱血青年パク・ムンス(クォン・ユル)、司憲府の茶母(女性の刑事のような)のヨジ(コ・アラ)、都の情報屋タルムン(パク・フン)とともに、万民のための公正な世を作り出すために長く険しい闘いに挑んでゆきます。「華政」、「イサン」、「トンイ」、「馬医」を手掛けた脚本家の最新作だそうで、なるほど~という感じです。 朝鮮王朝で在位期間が最も長く名君と言われた第21代王の英祖の若い頃の話は、あまり見たことがなかったようなので、歴史的事実とフィクションをとりまぜて、構想が面白いドラマでした。
2022年05月12日
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韓国映画「僕の彼女を紹介します」2004年公開。2001年公開の映画「猟奇的な彼女」のクァン・ジェイン監督と、チョン・ジヒョン主演の映画です。主題歌に使われているのはX JAPANの「Tears」。クァン・ジェイン監督がその歌詞からイメージを膨らませて、主役チョン・ジヒョンのために作った映画だそうです。付き合い始めた強くて可愛い婦警ヨ・ギョンジン(チョン・ジヒョン)と、優しい高校教師のコ・ミョンウ(チャン・ヒョク)の2人。夏休みに車で旅行した2人は、悪天候で車が川に落ち、ミョンウは溺れてしまいます。ギョンジンが必死で助けたおかげで、ミョンウは息を吹き返します。仕事柄、事件となると飛び出してゆく無鉄砲な性格のギョンジンのことが心配でたまらないミョンウは、自分も同じように事件現場に向かうのです。そして、自分の命を救ってくれたギョンジンの手助けをしたいと思いから、ある日、凶悪な殺人犯のいる現場に向かってしまいます。そして、銃撃戦に巻き込まれ、銃弾を胸に受けて亡くなってしまいます。ミョンウの死を受けいれることのできないギョンジンは、何度も彼の後を追おうとするのですが、その度になぜか助かってしまうのです。ビルから飛び降りようとしたのに、風が邪魔をして…。2人で旅行に行った時に、ミョンウは話していたのです。「自分の前世は風だった。だから死んだら風になりたい」と。そのせいかギョンジンは、不思議なことに風に吹かれているとミョンウを近くに感じることができるのです。再び刑事に復職したギョンジンは、ギョンウの命を奪った事件の犯人を捕まえる機会に遭遇するのですが、犯人に撃たれてしまいます。そして、生死をさまよう夢の中で、ギョンウと再会します。そこで「僕の死を受け入れて、生きてくれ」と言われて、目覚めます。ちょうどギョンウが亡くなって49日目の朝でした。ギョンジンは、悲しむことをやめて、優しい風を感じながら前を向いて生きてゆくことに。そんなギョンジンが、映画のラストシーンの駅で遭遇する男性が、「猟奇的な彼女」で、相手役だったチャ・テヒョン。…繋がっていくの??と一瞬思いましたが、全体的には、優しく切なくて、いいラブストーリーの映画でした。
2022年04月23日
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韓国映画「極秘捜査」。2016年公開。1978年に釜山で実際に起きた誘拐事件を映画化した作品だそうです。1978年の釜山で裕福な家庭の子女が誘拐され、コン・ギルヨン刑事(キム・ユンソク)は、犯人逮捕より少女の救出を優先して、少女の家に泊まり込んで極秘捜査をすることを決断しました。しかし、なぜか犯人からの連絡がなく、時間は過ぎていきます。犯人から何の連絡もないことで、憔悴した少女の家族は、様々な占い師を訪ね、少女の安否を探ろうとします。ですが、どの占い師も少女はすでに死亡しているといいます。~こういうことで、占い師に頼るなんて、へえ~という感じですが、韓国ではあり得ることらしいです。ただ一人だけキム・ジュンサン(ユ・ヘジン)という占い師だけは、少女は生きているいい、15日後に犯人から連絡があり、さらに、コン刑事が事件を解決すると予言します。そして、本当に15日後犯人から連絡があり、少女がまだ生きていると確信したコン刑事は、占い師のキム導師と協力して、少女の救出に奔走します。少女は無事に救出されて、ハッピーエンドですが、警察内の組織の問題とか、日本より厳しい年功序列とかがあって、コン刑事とキム導師が解決した事件なのですが、結局、先輩や師匠に譲って2人の手柄にはなりませんでした。え~っ、ちょっと~と悔しい感じがしましたが、最後にキム導師は予言するのです。コン刑事は出世すると…。そこで、ちょっとほっとした映画でした。
2022年04月10日
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韓国ドラマ「浪漫ドクター キム・サブ2」。2020年放送。病院内の内部告発してつまはじきとなったソ・ウジン(アン・ソヒョブ)は、神の手をもつ伝説の外科医プ・ヨンジュ(ハン・ソッキョ)にスカウトされ、トルダム病院で働くことに。ウジンと同期のチャ・ウンジェ(イ・ソンギョン)は優秀な成績で医大を卒業して、コサン大学の胸部外科医になりますが、手術室に入ると意識を失う恐怖症を抱えていて、トルダム病院への移動を命じられます。キム・サブ(キム師匠)と呼ばれ、周囲に慕われているプ・ヨンジュのもとで働くことになった2人は、お金や地位、名誉にとらわれることがなく、劣悪な環境下でも、患者を救うことに全身全霊を傾けるキム・サブの姿を見ながら少しずつ成長してゆくのです。前回の「浪漫ドクター キム・サブ」も面白かったのですが、今回の「浪漫ドクター キム・サブ2」は、周囲のキャストもよくて、さらに面白かったです。3もあるといいなあ。
2022年03月29日
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韓国映画「お料理帖~息子に遺す記憶のレシピ~」。2018年公開。女でひとつで惣菜店を切り盛りし、2人の子供を育てたエラン(イ・ジェシル)は、非常勤講師で生活能力の乏しいふがいない息子ギュヒョン(イ・ジョンヒョク)が、自分勝手だった亡き夫の姿と重なって小言ばっかりの毎日を過ごしていました。それでも家族ために、毎日料理を作り続けていたのですが、認知症の兆候が表れ始めました。母を介護施設に入れるために、家を片付けていたギュヒョンは、母が綴ったレシピノートを見つけるのです。そこには、家族の歴史、母の家族への思い~がありました。そして、ギュヒョンは、母との新たな生活を歩みだそうとします。認知症に関しては、監督キム・ソンホさんの実体験に基づいているそうです。認知症~本当にもう身近な問題です。いろいろと考えさせられる良い映画でした。
2022年03月19日
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韓国ドラマ「愛はビューティフル、人生はワンダフル」。2019年放送。高校3年生のチョンア(ソル・イナ)は、明るい女の子でしたが、学校でひどいいじめに遭い、自殺を決意します。そして、ネットで知り合った同じく自殺をしようとしている高校生の男の子ジョンギョム(チン・ホウン)と同伴自殺を決意して、出掛けます。が、ジョンギョムは、チョンアには、「生きるように」と言い残して、自分だけ自殺してしまいました。何とか、助けようとしたチョンアでしたが、間に合いませんでした。駆け付けたチョンアの母ヨンエ(キム・ミスク)は、ジョンギョムの家族を思い、そして娘を罪人にしないために、ジョンギョムは、チョンアを助けようとして、溺れて亡くなったと嘘をつきます。が、この嘘がその後の人生に複雑に絡んできます。この経験から、人を救いたいと思ったチョンアは、何度も受験に失敗しながらも、警察官を目指します。ジョンアの姉のソラ(チョ・ユニ)は、財閥に嫁ぐために苦労してアナウンサーになりました。そして、運よく財閥の御曹司ト・ジヌ(オ・ミンソク)に見初められるのですが、嫁ぐために家族との縁を切らなければならなかったのです。亡くなったジュンギョムの母ホン・ユラ(ナ・・ヨンヒ)は、ト・ジヌの母ファヨン(パク・ヘミ)の姉で財閥の一族でもあり、次期最高裁判事と噂されている女性です。そして、息子であり亡くなったジュンギョムの兄のジュンフィ(キム・ジェヨン)は、ジョンアと知り合い愛し合うようになりますが、過去の出来事のせいで苦しい関係になります。チョンア役のソル・イナさんは、初主演ですね。可愛くてきれいな女優さんです。チョンアの恋人・ジュンフィ役のキム・ジェヨンさんは、「100日の郎君様」では、刺客の役で、いつか主役をやるかな~と期待していました。ト・ジヌの母ファヨンは、性格が悪くて、夫にも逃げられた財閥会長ですが、演じたパク・ヘミさんは、ピッタリでしたね。「神様、お願い」のジャギョンの養母役を思い出しました。社交ダンスがとてもお上手だったことも。4つの家族の関係が複雑に絡んでゆきますが、ささやかな幸福を求めて、みんなささやかにハッピーエンドでした。
2022年03月06日
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韓国映画「ファイ 悪魔に育てられた少年」。2013年公開。カリスマリーダーのソクテ(キム・ユウソク)、高度な運転技術を持つギテ(チョ・ジヌン)、理性的で緻密な設計者のジンソン(チャン・ヒョンソン)、冷血な行動派のトンボム(キム・ソンギョン)、射撃の名手のポムス(パク・ヘジュン)。5人の犯罪集団である父に育てられ、学校には通わず、犯罪の技術を仕込まれて育った17歳の少年ファイ(ヨ・ジング)。そして、5人の父のような技術をもつことを願う父の一人であるソクテは、ある日、犯罪現場にファイを連れていきます。そこから、ファイは、隠された真実と向き合うことになったのです。仕方なく、殺人をしてしまったファイ。しかし、それは、実の父…でした。ファイは、幼い時に誘拐されていたのです。そこから、ファイの復讐が始まります。様々なことが繋がり、明らかにされてゆく。その内容は、韓国映画らしく、限りなく残酷でした…。ヨ・ジングも、こんなハードな役をやったんですね。
2022年02月21日
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韓国映画「ノーザン・リミット・ライン~南北開戦~」。2015年公開。2002年6月29日、韓国中がサッカーW杯の対トルコとの3位決定戦に熱中していたその日、北朝鮮の警備艇が朝鮮戦争以後、国連によって定められた軍事境界線の領海を侵犯し、韓国軍艦艇に奇襲攻撃を決行。韓国哨戒艇357号は交戦体制に入りました。生きて家族と再会することを誓った彼らは、逃げ場のない海上で威信をかけた激戦に立ち向かってゆきます。しかし、激戦の末、357号艇は、炎上・沈没して多くの死傷者が出ました。この歴史的事実をもとに作られた映画。リアルタイム30分で進行する壮絶な戦闘シーンは、当時の海軍・実在の戦闘シーンを細部にわたって再現したものだそうで、迫力がありました。日本と韓国の共同開催だった「2002 FIFAワールド杯」。あの大会時に、こんな事件が起きていたのですね。
2022年02月08日
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韓国映画「レッドファミリー」。2013年公開。一見、普通に幸福そうに暮らす韓国の4人家族。が、実は、偽装家族を演じて韓国の生活に溶け込みながら、祖国からの指令を受けて活動する北の工作員でした。スンヘ(妻役・工作員組長、キム・ユミ)、ジェホン(夫役、チョンウ)、ミョンシク(祖父役、ソン・ビョンホ)、ミンジ(娘役、パク・ソヨン)。彼らの仕事は、主に暗殺。脱北者とその家族、北朝鮮を悪く言う者、機密情報を持ち出した者などがその標的でした。過酷な任務ですが、失敗すれば、北に住むそれぞれの本当の家族に危険が及ぶので、失敗は許されないのです。この偽装家族の隣住むごく普通の韓国の4人家族、チャンス家。(両親、息子、祖母)。この家族は、妻が浪費家で、常に喧嘩ばかりし、家族の礼儀作法のようなものが全く見当たらない家族。が、この家の息子と娘のミンジが同級生のこともあり、少しずつ親しくなり、感化されてゆきます。喧嘩をしながらも、なんだかんだと仲の良いチャンス家。この家族を見ていると、偽装家族として暮らす自分たちに疑問を持ってしまうのです。そんな時、夫役のジェホンの妻が脱北に失敗し、捕らえられてしまいます。それを救うためにより大きな任務を成功させようとしたスンヘでしたが、誤って脱北者の偽装をした仲間を殺してしまい、自分たちの命が危うくなるのです。そしてくだった命令が、南の思想に感化させた隣のチャンス家の暗殺~でした。偽装家族の4人は、最後に悲しい決断をします。「私たちは時計の部品に過ぎない」…、自由のない国に生まれた辛さが悲しく伝わってきます。本当にこんなことがあるのだとしたら、悲しく恐ろしいことです。
2022年01月27日
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韓国映画「サッドムービー」。2005年公開。4つのカップルのそれぞれの悲しい離別が描かれた映画。消防士のジヌ(チョン・ウソン)と手話通訳のスジョン(イム・スジョン)。2人は、ジヌがスジョンの妹を火事から救い出したことから始まりました。しかし、スジョンは、ジヌの危険な仕事が心配なのです。スジュンへのプロポーズを決意し、指輪と花束を用意して船上レストランで待っていたジヌでしたが、近くで火事が発生し、つい現場に駆け付けてしまいました。…しかし、ジヌは、その火事で亡くなってしまいました。スジュンに、指輪と最後に火事現場の防犯カメラに向かって手話で「愛してる」とメッセージを残して。 スジョンの妹スウン(シン・ミナ)は、昔火事に遭って、現在姉の恋人になっているジヌに助け出されたのですが、顔には火傷が残り、もともと聴覚に障害もあり、人とうまく話すできないスウンは、遊園地で白雪姫の着ぐるみを着る仕事をしていました。そんな彼女が、遊園地で肖像画を描く青年サンギュ(イ・ギウ)に恋をしました。ある時、サンギュに顔を見せてほしいと言われたスウンでしたが…ようやく着ぐるみを脱いだスウンを見たサンギュは、スウンの似顔絵をかきはじめるのです。 3年間付き合っていたハソク(チャ・テヒョン)とスッキョン(ソン・テヨン)。しかし、ハソクは、プータロー。何時までも、無職のハソクに、嫌気がさしたスッキョンは別れを切り出すのですが、ハソクは本気にしません。それでも、ハソクは仕事をすれば、スッキョンと別れなくて済むのではと、「離別代行業」という仕事を始めます。直接別れが言えない人のために。変わって別れをつげる仕事です。そんな彼のもと届いた仕事の依頼メールの中に、なんとスッキョンからのものがありました。そして、そのスッキョンの別れたい依頼相手はハソクでした。 イテリアデザイナーのジュヨン(ヨム・ジョンア)は、仕事ばかりのキャリアウーマン。夜遅くまで仕事をして酒を飲んで酔って帰ってくる母に息子のフィチャン(ヨ・ジング)は、大きな不満を持っています。そんな時、ジュヨンは交通事故に遭い、入院した病院で癌が見つかります。フィチャンは、毎日母を見舞いにゆきます。そして、家で母の日記を見つけ、いかに母が自分を愛していてくれたかを知ります。母の死が迫ってきたとき、偶然出会った「別れさせ屋」の青年に、フィチャンは、早く良くなってほしい、自分を置いていかないでほしいと母に伝えることを頼みます。別れさせ屋の青年は、少年に母にそのこと伝えます。母であるジュヨンは、その言葉を泣きながら聴きました。ヨ・ジングは、6,7歳の頃の映画でしょうか。とにかく可愛い!
2022年01月14日
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韓国ドラマ「ノクドゥ伝~花に降る月明り~」。2019年放送。チョン・ノクドゥ(チャン・ドンユン)は、容姿端麗、頭脳明晰、運動能力に恵まれた青年ですが、なぜか離島で暮していました。島を出たいと思ってはいたのですが、父親は、島を出ることを許してくれませんでした。が、ある時、正体不明の刺客に襲われました。真相を暴くために、刺客を追ってたどり着いたのは、女性だけが住める寡婦村。しかたなく女性~未亡人~になりすまして潜入したノクドゥは、男勝りの伎生見習いトン・ドンジュ(キム・ソヒョン)と同じ部屋で暮らすことになりました。正体を知られないように振舞っていたのですが、ひょんなことからドンジュには男とばれてしまいました。ドンジュは、すぐに追い出そうとしたのですが、いろいろあってやむなく同居を続けることに。なにかと衝突する2人でしたが、やがて少しずつ惹かれあうようになるのですが…。2人には、それぞれ、隠された秘密があり、~ドンジュは両班の娘で、王に父を殺され、王の命を狙っていました。 ノクドゥは、実は王の息子。生まれてすぐに王である父に殺されかけ、臣下がこっそり助け出したのでした。~時代は、第15代王光海君。演じたのはチョン・ジェノさん。シリアスなものからコメディーまで演じる俳優さんですね。最近、光海君の歴史的評価が変わってきているなかで、このドラマは、暴君に近いイメージでした。ですが、心に悲しさ、孤独を秘めた王という感じでした。さすが、チョン・ジュノさんです。綾陽君(ヌンヤングン)~後の第16代王・仁祖~。演じたのは、カン・テオさん。5supriseのメンバーですね。最初は、人のいい両班の坊ちゃんみたいなイメージだったのに、王の座を狙う野望の見せてからの表情の変化が、さすが~でした。ドンジュのキム・ソヒョンさんは、子役からの女優さんですね。少女の面影も残しながらも、綺麗な女優さんになりましたね。主役のノクドゥを演じたチャン・ドンユンさんは、初めてみた俳優さん。学生時代に、コンビニ強盗を捕まえて、警察から表彰されたことで、テレビで紹介され、そこから、俳優になったというエピソードがあるそうです。爽やかな若手俳優さんですね。
2021年11月26日
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韓国映画「JSA」。2000年公開。1999年10月28日午前2時16分、共同警備区域(韓国と北朝鮮との軍事境界線上にある地域)の北朝鮮側詰所で、北朝鮮軍の将校を兵士が、韓国軍兵士に射殺される事件が発生。現場に居合わせた目撃者の韓国軍兵士イ・スヒョク(イ・ビョンホン)は「拉致されて脱出した」と、一方北朝鮮軍下士官オ・ギョンピル(ソン・ガンホ)は「突然攻撃してきた」と、それぞれ異なる証言をします。中立国監視委員会は、事件の真相を解明すべく、南北双方の同意を得て、スイス軍法科将校ソフィー・チャン少佐(イ・ヨンエ)が捜査することになりました。聞き取り捜査を開始していくうちに、目撃証言とは全く違った事実が浮かび上がってくるのです。映画の構成は、3部に分れています。最初は、女性将校の視点から、「何が起こったのか」を解き明かしていくミステリー。そして、ひょんなことから知り合った北朝鮮軍と韓国軍の兵士のユーモラスな友情。そして、最後は、悲しい事件の経緯が明らかに。ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、イ・ヨンエ、なかなか見られない3人の共演でした。
2021年10月28日
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韓国ドラマ「魔女たちの楽園~二度なき人生~」。2019年放送。バクハ(パク・セワン)は、結婚して子供を授かり、幸福な時でした。が、ある時、夫が突然亡くなり、しかも会社の金を横領しての自殺として処理されてしまいます。臨月にもかかわらず、ソウルにやってきたバクハは、夫が横領などありえないと、夫の勤務先だったクソンホテルに押しかけますが、相手にされませんでした。帰り道、急に産気づいたバクハは、旅館「楽園荘」のポク・マレン(ユン・ヨジョン)に助けられ、そこで出産します。そして、マレンの勧めもあり、しばらく楽園荘で暮すことにしました。この楽園荘には、個性豊かな様々な人たちが住んでいました。他人同士の集まりなのに、いつしか、大家族のようになってゆきます。面白くて、ほっこりするドラマでした。ヒロインのパク・セワンさんは、「トッケビ」では、暗~い幽霊役でしたね。今回は、限りなくたくましく明るい女性でした。相手役のナ・ヘジュン役のクァク・ドンヨンさんは、「雲が描いた月明り」では、世子の友人でしたね。あの時も、なかなか良い感じでしたけど、今回は、限りなく優しい男性でした。 2号室の住人で、認知症になってしまうヤン・グミは、コ・スヒさんですね。「幻の王女チャミョンゴ」とか、映画「親切なクムジャさん」とかでは、体も大きくてすごい役でした。こんな優しい女性の役は初めてみました。 楽園荘の女将マレン役のユン・ヨジュンさんは、アメリカのアカデミー賞で助演女優賞をとった女優さんですね。私は最初に見たのが、ドラマ「黄金の魚」で、養子をいじめるいやなお母さん役だったので…。今回は、心の温かい、みんなのお母さんでした。
2021年09月28日
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韓国ドラマ「ボイス~112の奇跡~」。2017年放送。数々の難事件を解決してきた刑事ジニョク(チャン・ヒョク)。3年前、逃亡犯を捕まえ、仲間と祝杯を挙げていた時、突然、妻が亡くなったとの連絡が。妻は、何者かに無残に斬殺されたのでした。まもなく、容疑者が捕まったのですが、ジニョクの妻から通報を受けた警察官のグォンジュ(イ・ハナ)は、法廷で犯人の声と違うと証言。彼女には、特別な能力があり、声を聞き分け、またあらゆる音が判別できるのです。そのせいで、容疑者は釈放されてしまいました。3年後、グォンジュは、アメリカ留学から帰国し、ジニョクのいるソンウン地方警察庁の112通報センター長に就任。ジニョクは、グォンジュに、3年前、犯人を逃がしたことを問い詰めます。その時、殺されそうだと助けを求める女性から通報が。ジニョクは、現場に向かい、聞こえないはずの音が聞こえるというグォンジュの言葉に従って、無事に女性を救出します。半信半疑のジニョクでしたが、いくつかの事件を通して、グォンジュの能力を信じ始めます。そして、警官だったグォンジュの父もまた、3年前殺され、ジニョクの妻を殺した犯人と同一犯ではないかと、2人は真実を突き止めるため、捜査を始めます。毎回起こる事件は、切なく残酷です。音を聞き分けるグォンジュと、現場のジニョクの連携も毎回ハラハラです。犯人役を演じる役者さんも迫真の演技もすごい。あらためて、韓国ドラマは、面白いなと思いました。このドラマは、日本でもリメイクされて、現在「ボイスⅡ 110緊急指令室」が、唐沢寿明・真木よう子主演で放送されていますね。日本版「ボイス」も面白いです。
2021年08月30日
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韓国映画「私の頭の中の消しゴム」。2004年公開。日本のテレビドラマ「Pure Soul~君が僕を忘れても~」(2001年)が原作だそうです。建設会社の社長令嬢のスジン(ソン・イェジン)と建設現場で働くチョルス(チョン・ウソン)。スジンは物忘れが激しく、何でもすぐに忘れてしまいます。その日も、買ったコーラと財布をコンビニに忘れてきました。気が付いて、コンビニ戻ったとたんにぶつかった男性(チョルス)。その彼の手には、コーラが。カウンターを見ると何もない。無精ひげにみすぼらしい姿の彼が、コーラを盗んだと思ったスジンは、彼の手からコーラを奪い、一気に飲み干して、空の缶を彼に返し、そのままバス停に。バスに乗った途端に、財布を忘れたことを思い出しコンビニに戻ったスジン。そこで、店員から忘れた財布とコーラを渡されます。慌てて、さっきの男性を探したのですが、もういませんでした。そんな出会いで出会った2人でしたが、付き合い愛を育み、結婚します。幸せな結婚生活を送っていた2人でしたが、家に帰る道がわからくなったりして、だんだんスジンの物忘れが激しくなってゆきます。そして、訪れた病院でスジンは自分の脳が死んでいるという事実を知ります。スジンはチョルスに話します。「私の頭の中に消しゴムがあるんだって」。日々記憶が薄れて、最後には、夫・チョルスのことさえ記憶から消えてゆくスジン。そんなスジンを支えて尽くすチョルスの姿がとても切ない~映画でした。さらに、日本で、リメイクされたそうです。
2021年08月18日
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韓国映画「トンネル 闇に鎖された男」。2016年公開。自動車のディーラーのジョンス(ハ・ジョンウ)は、家に帰る途中、通りかかったトンネルが突然崩落し、車ごと生き埋めになってしまいました。かろうじて命は助かったのですが、手元にあるのは、残量78%の携帯電話と、水のペットボトル2本と、娘のために買った誕生日のケーキ。トンネル事故は、すぐに全国ニュースとなり、救援活動もすぐに始まったのですが、救助作業は、思いのほか難航します。そして、その救助作業の遅れで、近くに建設中の第二トンネルの完工に支障をきたしたため、ジョンスを助けるか、工事を続行させるかで、政治家を含め、世論が分裂し始めます。人命軽視、経済優先、手抜き工事…。上層部や国、テレビ局までもが見捨てる中、ジョンスの妻の信念をもった夫への強い励ましと、救助隊長(オ・ダルス)の勇気ある行動がジョンウを助けるのです。主人公のトンネル内での生きるための努力や、救出への様子にはハラハラさせられますが、決して残酷でも暗いものでもないので、応援するような気持ちで見られます。面白い映画でした。
2021年07月24日
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韓国ドラマ「朝鮮ガンマン」。2014年放送。朝鮮王朝末期。日本、清、ロシア、欧米列強が押し寄せてくる中、「文明開化」を推し進める王党派の開化派と、既得権益にしがみつく「反動勢力」が争いを続けていました。そんな中、謎のガンマン(ユ・オソン)により、開化派の学者たちが、次々と死んでゆく事件が発生。高宗(第26代王、イ・ミヌ)の密命を受けた武衛所の別将であり、朝鮮一の剣客であるパク・ジナン(チェ・ジェナン)がガンマンの捜査を。一方、ジナンの息子のユンガン(イ・ジュンギ)は、妓房に通い、遊び人のように暮らしていたのですが…。ガンマンを追っていたパク・ジナンは、ガンマンの銃に倒れ、ユンガンも謀略により、謀反の罪を問われ、追われる立場に。そして、逃亡中にガンマンの銃に撃たれ、海中に。3年後、開港された朝鮮の港に日本人商人の長谷川半蔵が降り立ちます。実は、銃弾に倒れ、姿を消し、日本に逃げ延びたユンガンの仮の姿でした。彼の目的は、父の復讐と、奴婢にさせられた妹(キム・ヨンス)を探し出すことでした。そんな中、かつての恋人スイン(ナム・サンミ)と出会うのですが、彼は正体を隠し、日本人商人としてふるまいます。やっぱり、イ・ジュンギの時代劇はいいですね。前半の両班ぼっちゃま衣装も似合っていますが、後半の日本人商人のスーツ姿がとっても素敵です。日本は、すでに明治維新を終え、洋風化していますから、日本人はスーツなんですね。同じ日本の商人で、半蔵の部下の金丸を大谷亮平さんが演じています。2人で話すシーンは、日本語。イ・ジュンギのきれいな日本語が聴けます。ハンガンは、日本で銃の扱いを覚え、ガンマンに。ガンマンで活動するときの姿~イルジメに似てるなあ~も素敵でした。
2021年07月04日
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韓国映画「シュリ」。1999年公開。公開当時、大ヒットした映画です。ハン・ソッキュ、ソン・ガンホ、チェ・ミンシク~と豪華なメンバーです。その頃、韓国の映画やドラマの曲のなかに、ダンスに使えそうなものがあったので、この「シュリ」も、早々にCDを買っていましたが、映画は見ていなかったので、観てみました。 1998年、ソウルで韓国と北朝鮮の合同サッカーチームが結成され、サッカーの交流試合が行われようとしていました。その頃、秘密情報機関OPの特別要員ジュンウォン(ハン・ソッキュ)と、ジャンギル(ソン・ガンホ)は、最近多発している暗殺事件の裏に、以前から追っている女性スナイパーの存在を感じていました。一方で、ジュンウォンは、アクアショップの店主イ・ミョンヒョン(キム・ユンジン)と、1ヶ月後に結婚をひかえている幸福な時期でもありました。ですが、ジュンウォンは、事件を追っているうちに、彼らが探している女性スナイパー、イ・バンヒは、実は婚約者であるミョンヒョンであるという真実に辿り着いてしまうのです。そして、イ・バンヒら北の工作員は、とんでもなく破壊力の強い「CTX」という時限爆弾を韓国の研究所から盗み出し、それを南北合同のサッカー試合が開催され、各国の首脳も観戦予定のサッカースタジアムに仕掛けようとします。工作員の狙いは、両国首脳を一掃し、国家統一を図ることでした。そこで、対比したジュンウォンと、イ・バンヒ。悲しい対決です。イ・バンヒは首脳の乗った車に向け発砲し、それを見たジュンウォンは、イ・バンヒに向けて発砲し、彼女の頭を撃ちぬいてしまいます。…事件は無事に解決。家に戻ったジュンウォンは、留守電にイ・バンヒことミョンヒョンからの伝言が入ってことに気付きました。サッカースタジアムに向かう前に入れたもので、今からサッカースタジアムに行くこと、そこに爆弾が仕掛けられるから来ないでほしいということ、そして、2人で過ごした日々がすべてだったと。そして、ミョンヒョンには、赤ちゃんができていたのでした。悲しい結末でした。映画の題名の「シュリ」とは、朝鮮半島のみに生息する魚のことだそうで、南北の国境地帯の河川で生息し、北朝鮮と韓国を自由に行き来しているそうです。
2021年05月16日
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19世紀、朝鮮王朝の王イ・ギュン(キム・ミンギュ)は、王妃を迎える行列の途中で、何者かに襲われ、最愛の王妃とともに銃で撃たれ、命を落としてしまいました。巫女のカン・ウンボ(チン・セヨン)は、都の情報屋でもありましたが、幼い頃の記憶がなかったんです。が、父の古い友人だという大司憲ペク・チャヨンに連れられ、無実の罪をきせられ罪人として裁かれる父の姿を見て、すべての記憶を取り戻しました。そして、亡くなった王妃は、ウンボの双子の姉だったということも。王イ・ギュンは、奇跡的に生き返り、そのせいか、予知夢を見るようになりました。そして死んだ王妃とそっくりな女性を見かける夢をみたのです。王が生き返ったことで、再び揀択(かんてく)~王妃を選考する行事~が行われることになりました。ウンボは、姉の命を奪った犯人を探し出すために、王妃候補として揀択に参加することになりました。ヒロイン・ウンボ役のチン・セヨンさんは、時代劇出演の多い女優さんですね。王役のキム・ミンギュさんは、伊藤健太郎さんに似ているような…。王イ・ギュンは、世子の頃にウンボに会っていて、初恋の女性だったんですね。2人の思いが繋がって、ハッピーエンド~のよいドラマでした。
2021年04月24日
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韓国ドラマ「世界で一番可愛い私の娘」。2019年放送。ソルロンタンの店を営み、3人の姉妹を育ててきたソンジャ(キム・ヘスク)。長女のミソン(ユソン)は、仕事と子育てに追われながらの毎日。大企業のハンソングループ、ハンソンアパレルのマーケティング部の部長として働くキャリアウーマンの次女のミリ(キム・ソヨン)。三女のミヘ(キム・ハギョン)は、一度はヒット本を出したけれど、今はスランプ中の作家。実は、次女のミリは、ソンジャの実の娘ではなく、義理の弟の娘。わけあってソンジャのもとで幼い時から、実の娘同様に育てられてきました。そんなミリが働くハンソンアパレルに入社してきた新入社員ハン・テジュ(ホン・ジョンヒョン)。テジュは、身分を隠して自力で入社試験を受け、トップで合格したのですが、実はハンソングループの御曹司で、しかも、ミリの実の母インスク(チェ・ミョンギル)に育てられたのです。ミリとテジュは、恋におちてしまうのですが…。ささやかな日常の中で繰り広げられる様々な出来事のなかでの喜びや悲しみ。それぞれの思いが交錯して、衝突したり、助け合ったり。温かな家族愛に包まれたドラマでした。
2021年03月25日
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韓国映画「FLU~運命の36時間~」。2013年公開。呼吸器から感染し、恐ろしい感染速度、そして致死率100%の史上最悪のウイルスが韓国に発生。2013年に公開された映画なんですが、今の状況で、タイムリーな内容の映画です。郊外の町プンダン(盆唐)に、ベトナムからの密入国者を運ぶコンテナが到着しました。ところが、そのコンテナ内で、鳥インフルエンザの変異ウイルスが蔓延し、一人を除いて全員が死亡していました。生存者が市内へ逃亡して24時間も経たないうちに、似た症状の患者が続出し、次々と命を落とします。その感染のスピードはとんでもない速さで、感染すると激しくせき込み、肺をやられるのか、すぐに吐血。発症から36時間内で亡くなってしまうのです。その咳が周囲にまき散らされて…。ようするに飛沫感染です。それに気づき始めた人々は、ようやくマスクをし始めます。感染のスピードに追い付けず、治療法もないまま、都市部から15キロしか離れておらず、人口47万の都市プンタンを、政府は国家災難事態を発令し、完全封鎖。避難する間もなく、いきなり隔離されたプンサンの町は大混乱になり、暴徒と化す市民もでてきます。対策会議では、パンデミックへの危険性を必死に訴える医療関係者に対し、政治家たちの対応はいい加減。事の重大さがわかっていない。そんな政府の初動の遅れが、パニックや悲劇的展開を招いてしまうのです。医療関係者と政府の対立は、とてもリアルです。住民たちが感染の恐怖に暴徒と化す中、救急隊員のジグ(チャン・ヒョク)は、愛する女医のイネ(スエ)の娘ミル(パク・ミナ)を守るため、そして町に残された人々守るため、たった一人で立ち向かおうとするのです。 しかし、地球規模の拡大を恐れたアメリカ軍は、空軍のミサイル攻撃で町ごと消滅させようと動きだしたのです。韓国は、大統領と総理大臣がいて、大統領は必至でプンタン市民も守ろうとするのですが、総理大臣はアメリカ軍のいいなり。確かに世界規模に広がるかもしれない事態ではあるのですが、アメリカがここまで介入してくる~という状況がいまひとつわかりませんでした。実際に現在の韓国の状況がそうなのかな。そして、恐ろしかったのは、感染患者の扱い方。感染者は、集められ隔離され、重症化してしまった患者は、さらに別の場所へ。ところがそこは…。重症患者は、亡くなっていても生きていてもかまわず、ビニール袋に詰め込み、まとめて大きなクレーンで運ばれ、競技場らしき場所に掘られた大きな穴に放り込まれ、そこで、なんと焼却されてしまうのです。どうせ、36時間で死んでしまうから~ということらしい。恐ろしいシーンでした。過酷な状況に強い?チャン・ヒョクのヒーローは素晴らしいですが、今ブレイク中のマ・ドンソクが悪役ででているところも見どころです。
2021年03月12日
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韓国ドラマ「コーヒープリンス1号店」。2007年放送。コ・ウンチャン(ユン・ウネ)は、亡くなった父の代わりに働いて家計を支えていたのですが、突然失業。ある日、知り合った御曹司ハンギョル(コン・ユ)になぜか男と思いこまれてしまいました。そして、イケメンしか雇わないカフェ「コーヒープリンス」に採用され、家計を支えるため、男として働き続けることになりました。とても話題になったドラマですね。ほこほことさわやかなドラマでした。日本では、山本育三郎さんと高畑充希さんで、ミュージカルとして上演されました。
2021年01月29日
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韓国ドラマ「真心が届く~僕とスターのオフィスラブ!?~」。2019年放送。「国民の女神」として以前は知らない人はいないというほどのトップスターだった女優オ・ユンソ(ユ・インナ)でしたが、あるスキャンダル(薬物疑惑)に巻き込まれ、活動自粛を余儀なくされてしまいました。女優として再起したいと願っていたユンソは、1本の脚本を手にし、そのドラマに出演したいと作家に会いに行きに行きます。しかし、弁護士を扱ったそのドラマに、作家は、実際に弁護士事務所で秘書として3ヶ月働くことを条件とします。実は、オ・ユンソは、大根役者としても有名だったんですね。そしてオールウエイズ弁護士事務所で、とてつもなくクールなクォン・ジョンロク弁護士(イ・ドンウク)のもとで実際に働くことになりました。トッケビ・カップルのイ・ドンウクとユ・インソの主演。カップルとしての2人の雰囲気も良かったけれど、コメディーとしても楽しく、また各話に盛り込まれるエピソード温かく面白くて、よいドラマでした。
2020年12月19日
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韓国ドラマ「悲しき恋歌」。2005年放送。米軍基地のある街でナイトクラブを経営する母のもとで育ったジュニョン(クォン・サンウ)。ある時、母のナイトクラブに歌手としてやってきたミスク(チン・ヒギョン)が盲目の姪ヘイン(キム・ヒソン)を連れてきました。そして7年。互いを思いあって過ごしてきた2人でしたが、ジュニョンと仲が悪いクラスメイト、イ・ミンホ(チョンウ)がヘインを連れ去るという事件が起き、体を張って助けたジュニョンでしたが、そのことでジュニョンの母は、ミスク叔母姪を解雇し、2人は離れ離れになってしまいます。ようやくソウルで再会できた2人でしたが…。叔母のミスクがアメリカ人と結婚して渡米することとなり、アメリカでヘインの目の手術が受けられるということで、ジュニョンは寂しさをこらえて、ヘインを送り出します。遠く離れた2人でしたが、文通がわりのカセットテープで心を繋いでいました。ところが、叔母のミスクは、アメリカ人の夫に暴力を受け、ヘインと2人でニューヨークへ。そして、ソウルでは、子供の頃からジュニョンを好きだった同級生のチャ・ファジョン(キム・ヨンジョ)が、ヘインにジュニョンが死んだという嘘の手紙を書き…。絶望したヘインは死のうとするのですが、それを助けたのは、ジュニョンの親友でアメリカに留学中だったゴンウ(ヨン・ジョンフン)でした。ゴンウは、ヘインに目の手術を受けさせ、ヘインは目が見えるようになりました。そしてソウルで、ジュニョンはヘインとゴンウの恋人して再会することになりました。本当に切ない物語でした。クォン・サンウの涙の演技は、とても切ない。私の中では、この物語はクォン・サンウの最高傑作だと思います。親友のゴンウは、当初はソン・スンホンが演じるはずだったそうですが、入隊のため急遽降板したそうです。キム・ヨンジョさんのゴンウもよかったけれど、やはりソン・スンホンで見たかったですね。
2020年11月23日
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