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続きは・・・
駆け込み寺に寄せられた悲しみの声は、数え始めればきりがない。
涙をこらえた声で話すお母さん
「娘は25歳でした。2回目を打った後に高熱が出て、その翌日に亡くなりました。医者によると心不全とのことでした。
ワクチンのせいだと思って予防接種救済制度に提出しましたが、1年経った今も回答がありません。
夫は癌で闘病中で、夫に娘のことは言えませんでした。抗癌剤などのきつい治療でただでさえ心身ともに弱っているんです。そんなときに、自分の娘が死んだと知れば大変なストレスでしょうから、言えなかったんです。
でも娘の死から数か月経ったとき、夫がふと、こう言いました。
「なあ、真奈美は今元気にやってるのか?」
どきっとして、逆に聞き返しました。「なんで?」
「最近やたらと夢に出てくる。それでどうしてるのかと思って」
私は観念して、本当のことを言いました。
「そうか、やっぱりな」
そうして、涙を流しながら、
「つらかっただろうな」
夫はその後まもなく亡くなりました。
亡くなる前、私にはっきりと言いました。「仇を取ってやれ」と。
こうして、私は1年で家族を二人亡くしました。
若くして未来を奪われた娘の無念と、娘を失った夫の無念。
私は二人の無念を背負って生きていくことになります」

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さそい水さん