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山梨といえば桃やワインが有名ですが、地ビールもあるんですね。 こちら甲府ドラフトビールでございます。(いきなり大将登場)今回の競技会遠征は山梨県です。あまりのトロさを見兼ねてか、友達の江戸っ子夫婦が宿から何から全部手配してくれて、私達は大会に参加するだけというVIP旅行でした。靴袋に芸術的な星座の刺繍を施してくれた友達で、今回は何かあった時のために針と糸持参で同行してくれてます。NHK大河ドラマをご覧になっている方はよくご存知かと思いますが、この辺りは武田信玄の本拠地ということで、甲府駅前は『風林火山』一色でした。 駅前の商店街もこの通り。 折角ですので、展示を覗いてみる事にしました。するといきなり冒頭でご紹介した地ビールの旗に遭遇してしまい、運転してくれてる友達に悪いなあと思いつつ、1杯だけ味見させてもらいました。爽やかな麦の香り、『ヘレス』です。さて、ドラマにちなんだ展示の方も意外に面白くて、武田信玄は生涯刀を抜かなかったとか、駅前の甲府城は武田の城ではないとか、信玄のために活躍した24将は決まった24人ではなくて代替わりしてるなんて言う、へ~と思う事がいろいろ解説してありました。 「其疾如風 其徐如林 侵掠如火 不動如山」その疾きこと風の如く、その徐かなること林の如く、侵掠すること火の如く、動かざること山の如し。ここまでは有名ですが、続きがあるんですね。「知り難きこと陰の如く、動くこと雷震の如し」孫子の兵法だそうです。競技会でもこの旗印の元で大活躍出来るといいな。というわけで、記念撮影。大将、威張ってます。私はこの扇子を必死に開けようとして、スタッフの方に「それは開きません」とおこられてしまいました。 (つづく)
2007/09/30
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「ラテンはね、ある程度自由な踊りなんだけど、」先生は、大将をワルツの一番最初の構える位置に立たせておっしゃいました。「スタンダードはね、標準て意味のとおり、それっぽく見えるための基準があるの。」またまたいつもの試合前一夜漬けレッスンです。でも、一夜漬けでも積み重ねて行けばいい味が出てくるもんで、少しずつですけど進歩してるように感じています。前回、背中を使って大きく踊るって言うのを教えて頂いて随分移動距離は出るようになったんですが、所々私たちのクセの『ラテンみたいなスタンダード』が出てしまうんですね。まず最初のプレパレーション。スタンダードダンサーは、一度姿勢を決めてスッと立ったら、そこに女性が来て踊り始めるまで肩をぐにゃぐにゃしたり首の位置を微調整したり、そんなエレガントじゃないことはしないんだそうです。合気道でもスッと手を出したらそこが最高に気が出ている状態で、微調整すると気の流れが途切れるって言われます。「審判はね、早くスコアボードに記入して終わらせたくてしょうがないの。だから最初の立ち姿、そこからの1歩がよければすぐチェック入れるのね。最初でスタンダードっぽさがないと、別の選手に目を向けたくなるの。」さて、今日の合言葉は『困った時の神頼み』。スピンターンで女性に大きく動いてほしいとき、アラーの神にお願いするんです。そうすると二人の上半身が大きな花のように開いてきれいなんですね。男性はアラーの神に礼拝するときみたいに大きく頭を後ろに持って行くっていう意味です。スローフォックストロットの方は、私たちの場合上半身ばっかり使いすぎるという事で、先生はこうおしゃいました。「手羽さきになっちゃ絶対だめ。いつでも腕は前。ショッピングカート押すように動いて。」それが出来たら次は『カウント3から4でもっと思いっきり出て。』安定してるし、踊ってる感じがしてきましたよ。「次ね、カウント4から1、もっと大きく出て。」ひょっとして全部ですか?きっと次はカウント1から2って言われるぞ。こんな事はめったにないんですが、スロー踊ってて息が切れました。今までスローであんまり点が入らなかったのは、上がグニャグニャで下が大して動いてなかったからなんですね。さてこれで明日の試合どの辺までいけるか。もうすぐ出発します。
2007/09/29
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体中がギシギシ痛いので、昨日は練習を休んで近所の天然温泉に出かけました。関節痛や筋肉痛にも効くとされるナトリウム泉。露天風呂からは満月でしょうか、奇麗な月が見えました。何でこんな事になったかと言うと、実は先週のレッスンでまた大変なご指摘をいただいたからなんです。家だって建ててしまってから土台を直すのって大変ですよね。ダンスもある程度キャリアを積んでから基本動作のベーシック直すのって大変なんです。しかも基本中の基本、チャチャロックですよ。チャチャ踊ってたら5秒に1回は出て来るぞって言うくらい、この種目の特徴をなすステップなんです。『1/2/3/4&』のカウント『4&』の部分で、ただ後ろ足をハーフビートでクロスにかけるだけなんですけどね。何が違ってたかと言うと、ただの『4&』じゃなくて、『4&あ』だっていうんです。この『あ』がないと、ひとつまみの塩を入れ忘れた煮物みたいに、味に深みが出ないんですよ。じゃ、その『あ』で何やってるのかっていうと、後ろにかけた方のお尻をコリンて持ち上げるんですね、前足つま先のまま。曲が速いのでホントに一瞬の事なんですけど、ゆっくり練習するとお尻も足もすっごく疲れてしまうんです。やっぱりベーシックはダンス始めた時にきっちり習っておかないと、後々大変です。「市民サークルなんていかないで、最初っから教室行ってベーシック習ってれば良かったね。」なんて私がぼやくと、大将はすっごくいいことを言いました。「でもね、サークルで出会った人たちは宝物だよ。」ああ、ホントだなあと思いました。私達がどっちの足出すのかも分らなかったころからのお知り合いの方が競技選手で何組かいらして、いまでも試合でお会いすると精一杯応援して下さるし、練習場のことやいろいろな情報を教えて下さるんです。人のつながりっていうのは、大将の言う通り宝ですね。このブログでお知り合いになれた方々も、みんな私達の宝物です。
2007/09/28
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いつも行く練習場に女子高生の集団が来ていました。学園祭の出し物の練習でしょうか、ヒップホップ系のダンスを練習しています。準備運動しながら見るともなしに見ていると、みんなずっと伏し目がちに踊ってるんですよね。私達も以前良く注意されたんです。『フロアに小銭落ちてないよ~。』って。前回の試合のあと同じ教室の方と飲みに行って、こんなことをおっしゃってました。「照れくさくてさ、お客さんの顔なんか見られないんだよね。何でウインクなんかできんの?」いや分りますよ。自分の世界の防御シールドを、観客の視線でビシビシ攻撃されてるような気分とでも言いましょうか。見て欲しいけど見て欲しくない、みたいな。 「私は山田太郎。ダンス歴2年。子供たちには最近お父さん痩せて来たねって言われてます。会社の人も近所の人も、私がこんな格好してダンスしてること知りません。」背番号にそんな事書いてあるわけじゃないんですよね。お客さんが見てるのは、『踊り』であって『自分』じゃないんです。でも、照れくさい。特にラテンはスタンダードほど移動がないので、同じ場所で同じお客さんと何度も目が合っちゃったりするんです。そのときダンサーがふっと目をそらしたとしたら、どう思うでしょうか?キャロル先生にこんなこと言われた事あります。『ダンサーが不安そうに踊っていると、観客も審判も不安になる。』それじゃ、どうしたらこの恥ずかしさから抜けられるんでしょう。『なりきり』これしかないと思いますね。家でゴロゴロしてるお父さんを小突いたり、子供叱ったり、ぬかみそかき回してるおばさんでも、ひとたび髪を上げてドレスアップしてフロアに立った瞬間から別人なんですよ。『私はマリー・アントワネット』 別にそれは誰でもいいんですが、一番なりたい美しい自分、かっこいい自分がそこにいるんです。マリー・アントワネットが本当にフロアで踊ってたらみんなが見るのは当然ですし、マリーとしてはちょっとイイ男がいればウィンクもしてあげたくなるでしょう。男性もそうですよ。お客さんや審判は、『山田太郎』を見ているのではなく、『ダンサー・TARO』を見てるんですから、最高にかっこいい(はずの)オレをもっと見ろって感覚になってきます。よくダンスは演劇に似てるなんて言われます。テレビドラマで演じてる俳優さん達は、みんななりきってますよね。ヒーローはヒーローに。悪役は悪役に。その『なりきり』が競技ダンスにも必要なんです。まずは、自分が誰みたいになりたいかを決める。(オレはエフゲニーだ!)←大将の場合。最近はN先生も入って来てます。身体能力的な差はひとまず置いといて、気分だけはその人になりきる。その人になりきったあなたは、もう絶対に下を向いて踊ったりはしないはずです。お客さんにLOVE光線、ビンビン飛ばしちゃって下さい。
2007/09/27
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女性の先生に習い始めてから、よく、女性らしい立ち方を教えて頂くようになりました。ラテンは特に、いろんな種目で決めポーズみたいのがあって、それが私の今までの立ち方だと全然迫力も魅力もないみたいなんです。『女性のラインはS字ボディよ。』ちなみにM字開脚とは全く関係ありませんからね。ボディを絞ってひねってSの字を作るんです。ちょっとこれとは違います。こっちのが近いかな。こっちのS字の方に魅力を感じる方も多いかも。これも前後方向のS字ですね。ストロング&セクシーでいったら、チャーリーズ・エンジェルかトゥーム・レイダーでしょうね。私の父はこれ系が大好き。 何の話だったかって言うと、女性のかっこ良くてセクシーな立ち方の話でした。つまり、身体のどこも絞らないでペロ~ンと立ってるようじゃだめなんですってことですよね。競技のフロアで踊ってる時はともかく、自分の出番を待ってるとき、いつもの素の格好して仲間としゃべったりしてませんか?「普段からカッコいい姿勢作ってないと、試合で急には作れないよ。」そう言う大将だって出来てないじゃん。このブログを読んで下さってる方は皆さん気をつけておられると思いますが、普段からカッコいい姿勢、心がけたいですね。特に女性は『S字ボディ』。叶姉妹はセクシーな立ち方、いつでもできてますね~。もともと身体の作りが違うんでしょうけど。
2007/09/26
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踊っていて疲れる理由の一つに、力の入れどころと抜きどころがよく分からないっていう事があるんじゃないでしょうか。造ったばかりのルーチンで試合に出た事がある方は『あ~、そうそう。』と思われるかもしれませんが、踊り込みが足りてないと、ポーズ一つ一つにも力が入って、必要以上にエネルギーを消耗します。私たちの場合、パソドブレとジャイブはここ数ヶ月ルーチンをいじっていないので、かなり踊りなれてきていて、いわゆる『キメどころ』が分かっているのでそれほど疲れないんです。一方、チャチャ、サンバ、ルンバは新しく作り替えたものばかりなので、まだ全体に力が入っている気がします。今日、チャチャのレッスンをお願いして大発見だったのは、『重力を使う』ということでした。チャチャはよく、床に突き刺さるように力強く立てって言われますが、自分の力だけで1歩1歩全部床を刺してるとものすごく足が疲れるんですね。例えば男女がコネクションで引っ張り合った状態から素早く動いてスタッと止まるなんていう動きが入っている場合。高い位置から重力を使って降りて行くイメージで踊ると、より素早く動ける上により力強く止まれるんです。それじゃ、どこを高く意識すればいいかって言うと、丹田なんですね、引き合ったときに、丹田を高く引き上げ、そこから直滑降って感じです。これはひょっとするとスタンダードでも使えるのかもしれないですね。ロアするとき全部を自分の力でやらないで、丹田を重力にまかせて進行方向に落として行ってやると、楽にロアができたりしないでしょうか。こちらはまだ実験前なので何とも言えませんが、少しでも省エネな、スタミナ長持ちボディを保つために、下に向かう動きは重力を使う、これどうぞ試してみて下さい。
2007/09/25
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JCF東部日本選手権に出場してきました。場所は東京のホテルイースト21。「忘れもんない~?」大将の口癖のような言葉。忘れてなければ忘れもんとは言わないよ。心の中で小さくつぶやいて玄関に向かいます。「ドレス持った?靴持った?」あ、靴持ってないかも。ほんとに危ないとこでした。靴忘れたら、何しに行ったのってとこですよね。さて、競技会場は大にぎわいでした。今年通い始めた教室でよくお会いする選手が、ラテンC級戦に出場しておられましたので、まずは応援に入ります。きれいな若草色のドレスはフロアにとても映えていました。驚いた事に先週四国でお会いした福岡の選手が、選手権にエントリーされていて、わたしたちがトロトロ受付しているころ、ロビーでガンガンリハーサルされていました。この方達は、鉄人です。先週、四国の大会でA級戦、B級戦ラテンもスタンダードもダブルエントリーされていた上に、翌日大阪に飛んでまた別の大会に参戦し、今週は東京で大会参戦。恐れ入ったパワーです。私たちの2週連続試合なんて、朝飯前って感じですよね。 大会には後援会長さんが応援に駆けつけて下さっていて、ありがたい事に『祝優勝』なんていうのし付きで私の大好物の『カニ』の詰め合わせをいつものように三越の包みで頂いてしまいました。数年前にダンスサークルでお知り合いになった選手も絶大なる声援を送って下さり、栄養ドリンクやゼリーの差し入れを頂きました。どうもありがとうございます。 試合の方は、予選を何とか通過し、準決勝まで進みましたが、残念ながらそこまでで、決勝に進む事は出来ませんでした。途中、サンバでドレスがヒールに引っかかるというハプニングに見舞われ、そのせいで少し踊りが雑になってしまったかもしれません。試合の後、惜しいところで決勝入りをのがしたC級戦参加のSさんYさんが、同じ教室のよしみで『一緒にお茶でも。』と誘って下さり、当然ですがお茶なんかする訳なく、おビール&中華でダンス談義に華が咲き、終電ギリギリで帰宅しました。JCFのA級維持のためには年間2回以上の試合に出場する必要があり、今回は出るだけの試合だったのですが、やはり出るからには出来るだけいい成績を残したいのは競技選手の性(サガ)です。大将は、『あそこでもっと、こう踊ってれば。』みたいなことを帰りの電車でしきりにつぶやいておりましたが、競技の世界に『たら、れば』は無意味です。さらに実力をつけて次回の対戦に臨みたいと思います。
2007/09/24
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教室のサイズに踊りを合わせちゃいけないって言う話は以前このブログでもご紹介しましたが、最近スタンダードの方の練習が疎かになっていて、どうもまたそのレベルまで落ちてしまっていたようです。久々のワルツのレッスンで同じ指摘をいただきました。以前はひたすらフルパワー、足で距離を稼ぐのじゃということだったんですが、今回は足はそのままでいいから、「背中をもっと使え」ということです。「つまってる感じしない?」先生の問いかけに、スイングが中途半端な気がしますとお答えすると『そのとおり』とおっしゃって、大将の背中を左右に動かし始めました。「大きなタライ桶の水をぶちまける感じだよ。」タライ桶なんて皆さんご存知ですか?直径1メートルくらいある広くて浅い桶で、昔田舎でスイカ冷やしたりしてました。それを両手でムネの前に抱えるとあら不思議、スタンダードのホールドみたいなかっこうになるじゃありませんか。その水を大きく左右に振って頭にかぶってみて下さい。大きくてカッコいい、上手い人のスイングみたいになります。なるほどね~。テレマーク・テレスピンも、問題ある方多いんじゃないかと思うんですけど、先生はゴルフのクラブ振り切れとおっしゃって、大将にスイングのタイミングを教えて下さいました。随分かっこ良くなりましたし、移動距離も伸びました。背中を使ってスイングを継続してもらうと、女性は全く邪魔されないので快適に踊れます。ただ、その分大きく足を使う羽目になって、ほとんど開脚限界に挑戦て感じで内転筋をさらに酷使する事になるんですね。前回1コケだったスタンダード、先にこのレッスン受けてればもう少しましだったかもしれません。先生は私たちの大きくなったスイングをご覧になって、うれしそうに手を叩いてこうおっしゃいました。「この踊りを1曲通して出来るようになる事、それからすべてのラウンドで同じように踊れるようにならないと決勝には残れないからね。」スタンダードってラテンに比べると楽だななんて思ってたんですけど、楽してただけだったんですね。
2007/09/23
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遠征旅行から帰ると、ポストの中にクール宅急便の『不在通知』。何やら生ものが送られてきた様子。「もう腐っちゃったかもよ。」3連休でしたからね。大将は宅急便に電話しまくって何とか翌日出来るだけ早い時間に持ってきてもらうようにして、会社行かずに家で待機していました。実は去年も送って頂いたんです。「遠くから試合に参加して頂いてありがとうございます。ラテン不成立ですいません。」といいうことで、山陰の大会事務局の方が自ら捕ったサザエでした。こちら、サザエさんたち。サザエなんて食べたくてもそこら辺では売ってませんからね。一年ぶりです。ガーリックバターで温野菜と一緒に炒めて美味しく頂きました。これでタウリンばっちり。スタミナ満点。島根の大会事務局長さん、どうもありがとうございました。<食べたい方は共同購入><生きた英語が学べるサザエさん>
2007/09/22
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所変わればっていうものが旅行するといろいろありますが、こんぴらさんから駅に向かう道で面白い店を発見しました。まずは『しょうゆソフト』。一体どんな味がするのか興味はありましたが、おいしいビールをこれから飲もうって時にソフトクリームはちょっとね。食べてる方々のコメントを聞いていると、どうも美味しいらしいです。ラーメンの味がするとか言ってましたね。それからこちらのお店。店の前の黒板見えますか?『犬用さぬきうどん、370円、無添加 当店のみ ワンちゃんのおやつ』お留守番中のワンちゃんにも讃岐うどんのお土産ですよ。さて、次に私たちが向かったのは『こんぴら温泉』琴参閣。泊まらなくても日帰り温泉も可能です。予想通り、着てきた服は汗でびっしょりでしたから、温泉でさっぱりして持ってきた服に着替えます。なんか今回は段取りいいですよね。いろいろ経験から学ぶ事、多いです。そして、ここで造っている『こんぴら地ビール』。3種類あります。ところがなんと3種類全部飲める店がまだ開店前で、仕方なくヴァイツェン1種類だけ飲めるとなりのお食事どころに入りました。新幹線の時間の都合でのんびりしてられないんです。私が食べたのは『ぶっかけうどん』。冷たいうどんに大根おろしとショウガのすりおろしたものがかかっているシンプルなうどんです。そういえば高松駅前のアーケード街に、セルフのうどん屋があったんですが、そこではこんな感じのうどんが100円でした。チェーン店のうどん屋さんもその近所にあって、1ヶ月500円で毎日うどんが食べられる『うどん定期券』なんて販売してましたよ。この辺は物価が安いので驚きます。家の近所だとミョウガ3個で100円なのに、ここのスーパーでは袋にどっさり入って、多分30個くらいは入ってると思うんですけど、それで99円でした。思わず買って帰りたくなりましたよ。お腹もいっぱいになったところで、帰りはJRではなくて琴電という同じようなところを走っている私電を利用しました。こっちのが安いし、速いですね。さて、私たちの旅行に必ず登場する3つのアイテムは『ダンス競技会』『地ビール』『お城』です。お城は行かなくていいのかとお城マニアの大将に聞いてみたら、『行った事あるからいい。』とのことで、ちょっとホっとしていました。お城はたいてい高いところにあるので、階段登るの大変なんです。今回は特にこんぴらさんの後ですからね。そしたら、なんと駅の終点が高松城跡だったんです。山の上じゃなく、駅前で庭園になってました。無事に予定の急行、新幹線を乗り継いでまた6時間かけて家にたどり着きます。まだ、私たちにはもう一つ儀式が待っておりました。お気に入りのブルワリーで今年の5月に買ってきた、10周年記念の特別限定ビール。麦芽とホップを通常の2倍、そして4年の歳月をかけて熟成した『長期熟成麦酒』で乾杯です。限定2000本の通し番号が着いていて、いい成績をとれたら開けようとずっと冷蔵庫で眠っていたその秘蔵ビール。ついに封印が解かれます!!ジャジャ~ンよく見たら賞味期限が8月22日で、もう過ぎてるじゃないですか。でも大丈夫でした。グラスに近づくだけで立ち上るバラのような甘い香り、ああ、待った甲斐がありました。そしてハチミツのようなお味。ビン内発酵ですので、アルコール度数は9%くらいあってこれも普通のビールの2倍くらい。お土産に買ってきた『しょうゆまめ』と久々の金メダルがおつまみです。『さぬき地ビール』『こんぴら地ビール』そして『長期熟成麦酒』。ビール断ちを経て飲んだ3種類のビールは、どれも極上の味わいでした。(おわり)しょうゆまめと讃岐うどんのセット
2007/09/21
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さぬき地ビールの他にもう一つこの近くで飲める地ビールがあります。その名も『こんぴら地ビール』。造ってるのがご想像の通り、こんぴらさんの近くなんです。ことひら温泉琴参閣というホテルに隣接して、ことひら麦酒工房というのがあります。折角近くまで行くんだから、こんぴらさんもお参りしようかという事になりますよね。というより、普通はお参りがメインなんでしょうね。実は10年ほど前に一度登った事があるんです。ただ、大将の両親との初めての家族旅行だったもんで、結構緊張してたり気を使ってたりして、あんまり景色とか覚えてないんですよね。「馬がいたよね。」この程度。それじゃあ、もう一度登ろうということになり、試合の翌日、『金比羅参り→温泉→地ビール』の順番で行く事にしたんです。ところが台風一過のフェーン現象かなんかでしょうか。天気予報で気温34度とか言ってるじゃありませんか。米子の暑~い城跡登りを思い出しちゃいましたよ。で、競技用の大きな荷物は駅のロッカーに預け、着替えとジュース持ってジャージで出発です。絶対大汗かきますからね。本堂まで785段ですから。琴平行きのローカル線に乗って高松駅から1時間。大将の高校時代の想い出話を聞きながら、車窓に広がる田園風景を見ていました。途中、こんな電車を見かけましたよ。アンパンマン電車。アンパンマンの作者、やなせたかしさんがこの辺の出身らしいですね。こんぴらさんの登り口には『おかご』のタクシーが止まっています。自力で登れない人はこれに乗せてもらうんでしょうね。片道6000円くらいだったと思います。石段積んだ人の苦労に比べたら、登るだけなんて楽勝ですよ。もちろん、ただの強がり言ってるだけです。両側にはお店が建ち並んでいます。ツアーを先導したコンダクターの方が『皆さんもう一息ですよ~。もう一息で百段ですぅ。』って、あと685段てことですよね。(笑)登りきった先に更に1200段ほど行くと奥の院があるみたいなんですけど、そんなの行ってたら地ビール飲む時間なくなっちゃいますからね。こちら本堂です。やっと着きました。眺めも最高。中央に見えるのが讃岐富士と呼ばれる山だそうです。何が大変て、登るだけじゃなくて降りなくちゃいけない事ですよね。でもこんぴらさんのご利益は早速現れました。百段目くらいの所に、昨日飲んださぬきビールを樽で飲ませてくれる店を発見したんです。何で登る時は目につかなかったんでしょうね。やっぱり瓶とは違いますよ。生です。すごおく美味しかったですよ。それに、昨日は飲めなかった『空海ビール』という、空海生誕1200年にちなんで造られたヴァイツェンまで飲めてしまいました。こんぴらさんは、私達が求めてるものご存知ですね~。お賽銭少なくてすいませんでした。お店の方も地ビールが大好きという事で、他の店には出さない約束で樽で仕入れているんだそうです。私達がお店の方と歓談しながら美味しそうに飲んでるのが目に入ったのか、『まだお参りしてない』お客さん達がぞろぞろっと入って来ます。「皆さん、お参りはお済みかね。」「いや、まだだけど、まずここでお参りしようと思ってさ。」外は気温34度。この暑さですから、ビール飲みたくもなりますよね。(つづく)こんぴらせんべい
2007/09/20
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JPカップはプロの団体JPBDA主催の大会ですので、私たちのようなアマチュアの試合だけではなくプロの試合の方がメインで行われていました。スタンダード、ラテンともにプロの方もオープン戦があって、西部主催ですので大阪、兵庫、京都辺りの選手が多く参加されていたほか、東部、中部の選手、遠く北海道からも出場されています。上手い人たちの踊りを間近に見るのは、特に競技中の場合、とてもいいイメージトレーニングになるんですね。それがすぐに自分の踊りに反映できるかどうかは別として。さて、私たちはスタンダードA級戦の方も出場していました。前回初めて準決勝に進んでヴェニーズワルツを踊らせてもらいましたから、ラテンの勢いに乗ってこのままスタンダードも飛ばすぜって感じで臨んだ1次予選。勢い余ってあっという間に1コケしてしまいました(苦)。ヴェニーズワルツどころではありませんね。応援して下さっていた知り合いの選手たちも、「もうおわり?」って拍子ぬけされてました。一応前回習った『トコナメ』、注意して踊ったつもりだったんですけど、まだまだ雑だったみたいです。表彰式はすべての競技が終了した後で行われました。ひょっとしてオナーダンス?と思って、大将と『何踊る?』なんてドキドキしてたんですが、結局プロオープン戦の1位から3位までの選手がラテンとスタンダードでオナーダンスを披露して下さって、私たちにお鉢は回ってきませんでした。さあ、祝杯の時間です。讃岐と言えば『うどん』ですが、ここには『さぬき地ビール』ってのもあるんですよ。当然ですが、飲める店はチェック済み。ところが行ってみたら、『これが最後の2本です。』なんて言われちゃって、ギリギリセーフでした。こちらケルシュとスーパーアルト。ちょっとオーバーですが、『ビールって、こんな味だっけ?(しみじみ)』というのが素直な感想です。ここちよい麦の香りを楽しみました。まだ時間も早かったので、高松駅前を散策する事に。大将は、以前の高松から随分変わったと何度も言ってましたが、こんなかっこいいタワーが建っていて無料で展望台に登れるんです。早速登って、高松港の夜景を堪能しました。試合前日、大将が床屋さんに行っている間、私は近くのリフレクソロジーの店で足裏マッサージをうけてたんですが、そのとき仕入れた情報によると、『世界に一つかもしれないガラスの灯台がある』とのことでした。港に向かって歩いて行くと、入り口におもしろい噴水を発見。規則的にいろんな位置から水が吹き出すんです。「濡れないで真ん中のガラスにタッチして帰ってきたらアイスおごる!」大将がすかさず走ります。始めちょろちょろ出てるだけなんですが、突然ザーっと吹き出したりするんですね。「いまなら、アイスおごりナシ。」私はうまく間隔を測って猛ダッシュ。一体私たちは何やってるんでしょうね。犬の散歩に来られてた方達が面白がって見ていました。犬は一緒に遊びたがってたみたいですけど。連絡船以外にもフェリーや瀬戸内海の島を結ぶ船がたくさん行き来していて、とてもにぎやかな港です。埠頭はきれいに整備されていて、ジョギングや釣りを楽しんでいる方もいらっしゃいました。海は、台風が来ているとは思えない静けさ。風もそれほど吹いていません。私たちは埠頭を先端まで歩いて、赤灯台に到着しました。「港に向かって右が赤、左が青って決まってるんだよ。船がそれを目印に港に入ってくるんだ。」船の免許を持っている大将はちょっと知ったかぶり。いつか本当に『僕の船』に乗せてくれるかな。<画像は一部削除しました>(つづく)
2007/09/19
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競技会場の高松市文化センターに向かうタクシーの中で、運転手さんがこんなことをおっしゃってました。「これでやっとダムの水も少しはたまるでしょう。」台風11号は四国4県のうち、私たちのいる香川県を除く3県には大きな影響を与えていました。テレビで洪水警報や大雨に対する注意を呼びかけていたんです。四国山脈に守られた香川県は、いつもそういった被害がない代わりに渇水と言う悩みを抱えているようです。確かに会場のトイレでは、4つあるうちの2つの水道の蛇口が節水のために取り外されていて、目につくあらゆる場所には『水を大切に』と書かれたステッカーが貼ってありました。会場に着くと、フロアではノービス戦が行われていました。 ほとんどの選手は関西地方からでしたが、関東や九州、北海道からも参加者があり、何組かの知り合いの選手と挨拶を交わします。同じラテンA級戦に出場する茨城の選手とはおつきあいも長く、7年くらい前に初めて練習場でお会いした時は『この人たちプロじゃないの?』と思った美男美女カップル。今日も美しいロイヤルブルーのドレスで参戦です。エントリー組数が5組と少なかった上、最低2組のA級選手がエントリーしていないと試合が成立しないので、この方達と私たちで最低ラインをキープした格好でした。「昨日こんぴらさん登っちゃってね、もう疲れちゃって。」そのときはそれほどイメージわかなかったんですけど、こんぴらさんは『石段』で有名なんですね。本堂まで785段ですよ。それを試合前に登っちゃうのは確かに無謀かも。さて、いきなり準決勝のフロアです。大した練習もせずにフロアに上がるとどんなことになるか、私たちはよ~く知ってるはずでした。フロアの感覚がつかめてない上に、身体も動かない、踊りは間違える、最悪の一次予選を今まで何度も経験しています。しかし、またそれをここ、いきなり準決勝のフロアで露呈してしまったんですね。フロアを出るなり大将に頭をパチコン!と叩かれて、いきなり喧嘩ですよ。暴力反対じゃ。(←目玉親父風)確かに私が悪いんです。最初のサンバで何を勘違いしたのか突然昔のルーチンにもどっちゃったり、つぎのチャチャでも反対の足を出してしまってしばらく逆の足で踊ってたり、ルンバもファンに開いたところからいきなりチャチャのルーチンに入ってしまったり、いったい何をやってるんだ、自分。そんな自分に腹が立ってるところに持ってきて、大将が畳み掛けるようにガミガミ怒るのでますます腹が立ってきました。「決勝で間違えたらもうダンスやめるから!!」バカタレな捨て台詞まで飛び出す始末。政治生命を賭した首相の発言とかぶってますよ。一番大きな違いは、私はやめる気は全くないってことです。そして迎えた決勝戦。ルーチンに集中するとパフォーマンスがイマイチになりがちですが、テーブル席の方々が笑顔と拍手で応援して下さるので、それに応えて楽しく踊る事が出来ました。もちろん全く知らない地元のダンスファンの方々です。サンバ、チャチャ、ルンバと、ここまでノーミスでクリアです。次のパソドブレに入る前にハプニングが発生しました。私たちではなくて、知り合いの選手です。ロイヤルブルーの美しいドレスに飾りとしてついていた銀のビーズの糸がちぎれて、パチンコ玉みたいなたくさんの粒がフロアに散乱してしまったんです。私たちのすぐ隣でしたので異変に気付いて一緒に銀玉を拾いにかかりました。踊りの最中に踏んで転んだら危険ですからね。私も似たようなハプニングを経験した事があって、焦る気持ちはよ~く分ります。アナウンスが入り競技は一時中断してフロア清掃になりました。私はこの間に靴底を削りに走りました。他の選手も汗拭いたり水分補給したり、ちょうどいい休憩になってます。仕切り直しで、きれいになったフロアで最後の2種目、パソとジャイブを踊りました。参加人数が少ないので、A級維持が出来るのは優勝者のみ。ラッキーな事に私達がそのポジションをとる事が出来ました。準優勝だった知り合いのA級選手は、ドレスのトラブルのせいか、こんぴらさんのせいか、多分実力を発揮しきれなかったんだろうと思いますが、私達の優勝をとても喜んで下さって、それが一番うれしかったです。大将は観客の方々と会場内ですれ違う度に『かっこよかった』と言われたらしく、大変上機嫌。私のダンス生命線もなんとか繋がったみたいです。(つづく)
2007/09/18
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『こんぴらふねふね、おいてにほかけて、しゅらしゅしゅしゅ~♪』敬老の日を含む三連休。四国遠征を控えてご機嫌なわたし。『しゅらしゅしゅしゅ~♪』乗り遅れたら変更出来ないタイプの格安チケットですからね。早めに準備。走るの嫌だし。『しゅらしゅしゅしゅ~、っと♪』何度もそこばっかり歌ってるので、大将の間の手が入ります。「その後、歌詞分んないんでしょ。」歌詞分んないどころか、「高松」と「高知」が直前までごっちゃになってたくらいですからね。四国は私にとっては海外と一緒ですよ。6月の終わりに徳島に行ってから、今年2度目の四国遠征です。前回は飛行機でしたが、遠征費を少しでも安く上げようと今回は電車で行くことにしました。新型N700系の新幹線。 私は鉄道マニアでもなんでもないんですが、最近電車の写真を撮る機会が多くて、気がつくとまわりの『鉄男君』に混じって『鉄子さん』になってたりします。新型車両は座席も広いし、ニュースなんかが流れる電光掲示板の文字が巨大になったことが目を引きました。さて、鉄道の旅で一番楽しみなのがお弁当です。 私は、その名も『21世紀出陣弁当』、気合いが入る弁当です。大将は秋の特選弁当、いつも一番高い奴買う。岡山で急行マリンライナーに乗り換えて、いよいよ四国に渡ります。「昔は連絡船しか無くてさ。いまは速くなったよ。」大将は香川県の高校で寮生活を送っていたんです。たまに京都に帰る時はその連絡船に乗ってほぼ一日がかりで帰省していたそうです。瀬戸内海が見えてきました。 これは本当に海なんですか?湖じゃないの?っていうくらい、波がありません。まるで鏡のよう。 本州と四国を結ぶ瀬戸大橋は、電車が走ってる上に車が走る道路がある2層構造なんですね。家を出てから約6時間、やっと高松駅に到着しました。高知県じゃありません。香川県。ずっと座ってばかりでしたので、身体が硬くなってギシギシです。高松で総裁選の街頭演説をされていた麻生さんもおっしゃってましたが、讃岐ですよ。讃岐と言えば何ですか?そう、『うどん』です。駅前の床屋でほとんど丸刈りにされた大将と向かったのは、ホテルのフロントで紹介されたこのお店。 結構流行ってましたよ。しこしこ、つるつる、つやつや~。 いつもこのブログを読んで下さってる方は『あれ?』と思われたかもしれません。『ビールは?』実はお盆の鳥取の試合以降、一滴もお酒を飲んでないんです。二人そろって風邪をひいてしまったのがきっかけだったんですが、治ってからもそのまま続けて『勝つまで飲まん』て別に願掛けたわけじゃあないんですけどね。それにしても、毎日最低一人1リットルは飲んでたビールをピタっとやめたんですから、すっごく痩せるんじゃないかと思ったんですけどそうでもなかったですね。大将なんか、代わりに毎日アイス食べてましたから逆効果です。ビール飲まなくなると甘いもの食べたくなるんですね~。不思議。(つづく)<こんぴら讃岐うどん>
2007/09/17
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ようやくうれしいご報告が出来ます。ラテンA級戦、1年7ヶ月ぶりの優勝で、来年もJDSFのA級維持が決定しました。詳しい物語りはまた後ほど書かせて頂きます。いつも応援して下さる皆様、本当にありがとうございました。
2007/09/16
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三連休、何をしようかな、映画でも見るかと思っている方、参考にして頂ければ幸いです。■ 守護神ケビン・コスナー主演の沿岸警備隊養成学校の話。『トップ・ガン』 『アルマゲドン』 『愛と青春の旅立ち』この3つの映画を見た事ある方でしたら、次の展開が読めて面白くないかもしれません。全部見たこと無い方は、『海猿』ハリウッド版くらいの気持ちで見て頂くと感動出来るかも。 ■ プラダを着た悪魔ファッション雑誌界のカリスマ編集長のもとでアシスタントとして働く女性の奮闘ぶりを描いた映画。こんな公私混同の嫌な上司も世の中にいるんだなって、自分の境遇がマシに思えるので、これを見ると月曜日から元気に仕事に行けます。メリル・ストリープの女帝ぶりもなかなかですが、アン・ハサウェイがどんどんファッションセンスが良くなって奇麗になっていくのでうらやましい限り。久しぶりにピンヒール履いて行ってやろうかと思いましたが、私の職場環境だと土にヒールがめり込むしな...。■ ハウルの動く城あまりいい評判は聞いていなかったので、大好きなジブリなのにここまでひっぱってしまいました。でも、大将も私も『面白かったよね。』というのが感想です。さすが、絵が究極の美しさなんですよね。主人公の女の子は悪い魔法使いに呪いをかけられておばあさんにされちゃうんですけど、それでも前向きに生きていて、その悪い魔法使いを助けたりしちゃうんです。そういうナウシカみたいな大きくてきれいな心の持ち主が主人公なので、見終わったあと自分もいい人になれそうな気がします。もう一度見たいな。■ トランスポータ-2リュック・ベッソン監督の大ヒット・カー・アクションの続編。一応、細菌兵器がからむ麻薬組織の犯罪という設定ですが、ストーリーはどうあれ、凄い運転技術と負ける気がしない格闘シーン、これは1も2も面白いです。水戸黄門みたいに最後は勝つの分ってるけど一応チャンバラシーンありっていう構成。高速道路を暴走する車をパトカーがたくさん追っかけてるんですけど、それらを全部抜いていっちゃうとこなんか、大爆笑です。
2007/09/15
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いろんなテレビ番組で取り上げられた話題作なので、だいたい話の大筋は見なくても分っていましたが、主演のトム・ハンクスやコンビを組むヒロインのオドレイ・トトゥ、利口なのかバカなのか最後まで分らない刑事役のジャン・レノ、その他、いい俳優さん達が真面目に取り組んでいる映画なので見応えがあります。宗教的な大どんでん返し理論をミステリー風にアレンジしてあるんですが、これは宗教関係者からクレームが来るだろうなと理解出来ます。キリストは神じゃなくて人です、っていってるようなもんですからね。よく地ビールを飲みにいく『シャトー・カミヤ』の庭にレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』のレプリカが飾ってあるんですが、キリストの左にいる人って一応通説ではヨハネってことになってるみたいなんです。一番若いお弟子さん。これが実は女性でしたなんて言ったら、それじゃあヨハネはどれってことになっちゃうと思うんですけど12使徒のうちの誰かが描かれてないってことなんでしょうね。それに聖杯伝説。最後の晩餐でキリストがワインを飲み、磔になった時に血を受け止めたとされる聖杯。これでお水を飲むとどんな病気もたちどころに治るというので、アーサー王の話からインディー・ジョーンズに至るまでいろんな物語に登場します。でもそれが実際の器じゃなかったって、この映画では言ってるんですね。久しぶりに2回見ました。最後のルーブルのシーンは2回ともゾクっときましたね。ただ、最初に殺された館長が、何で死ぬ間際にあんな複雑な暗号をなぞなぞみたいにあっちこっちに残せたのかがちょっと疑問。万有引力のニュートンやダ・ヴィンチまで絡んでいる秘密結社は今も存在してるんでしょうか。それより、ソフィーみたいな人がホントに実在するんでしょうか。解けないなぞがいっぱい残りますが、作者は何かを知ってるのかな。
2007/09/14
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リズムがクリアになったら、もう一つはっきりさせなければいけないのがムーブメントです。1曲を踊るためにいくつかのフィガーを組み合わせていますが、その一つ一つが見ている人にもはっきりと何をやっているのが分かり、しかもつなぎ目が滑らかでないといけないんですね。ハリーポッターの最初の作品『賢者の石』はご覧になりましたでしょうか。その中で、変身術の授業を受け持ったマクゴナガル先生が、猫の姿で教壇から飛び降りたかと思うと、背筋のリンとのびた先生の姿に実に見事に変身するんですね。おーーっ! と思いましたよ。なんという滑らかさ。これが化け損なった狸みたいに、耳が立ってたり猫背だったりしたら興ざめなんでしょうが、猫と人間という明らかに異質のものに変わっているというところが目を引くんです。 ダンスでも、ナチュラルターンからリバースターンへ、明らかに違う逆回転のフィガーですが、つなぎ目がプチッと切れて見えないように滑らかに移行するところがミソです。しかしそれだけではダメなんですね。サンバのレッスンで私が指摘を受けたのは、つなぎ目を滑らかにしようとすることで、その両端にあるフィガーが曖昧になってはいけないということでした。赤は赤、青は青ではっきり見せて、その間に奇麗な紫がグラディエーションで存在するのが理想で、赤紫から青紫にボヤ~っと変わっちゃいけないんです。そのためには『ここは何を見せるのか』を知っておく必要があります。ヒップムーブメントなのか、高速スピンなのか、フリーズなのか。スタンダードでも同じですね。シャッセなのかロックなのか。後退なのか前進なのか。一つ一つの動きをまずはっきりと踊って、かつつなぎ目は滑らか。しかもリズムはクリア。それがメリハリの効いた美しいダンスの条件だと思います。言うだけなら簡単なんですけどね~。やるのは難しいです。
2007/09/13
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久しぶりにチャチャを見て頂いて、こんなご指摘をいただきました。『スローがはっきりしない。』どのダンスも、リズムのほとんどはスロー(1拍)かクイック(半拍)で構成されています。ラテンの場合、そのリズムを足で表現するのが普通です。バリエーションになってくると、手や頭なんかも使って音を表現するんですが、基本は足です。チャチャの場合、ワン・ツー・スリー・フォー・エンドというカウントで、このフォーとエンドがクイック(半拍)で、ワン・ツー・スリーがスロー(1拍)なんですね。つまり、スロー・スロー・スロー・クイック・クイックです。音楽は大抵どのチャチャの曲でもドラムやパーカッションといったリズム隊、主に打楽器がこのリズムを叩いていて、その音をあたかもダンサーの足で奏でているように踊るのがコツです。踊りが流れてしまってスローなのかクイックなのかはっきりしないと見てる人は『なんだかバタバタ踊ってるな。』って言うイメージを持ちます。先生は、こうもおっしゃっていました。『どんな審判でも、クリアなリズムには点を入れる。』いくらドレスが最新でも、髪型が決まってても、振り付けがかっこ良くても、リズムが曖昧な選手には点が入らないんですね。そういえばタンゴのレッスンでも、先生に同じ事を言われたんです。『そこ、リズムがはっきりしない。』タンゴはスタンダード種目の中では唯一異質な、ラテンに近い踊りですから、これもやはりクリアなリズム表現が重要なんですね。 それじゃあどうしたらクリアなリズム表現が出来るようになるか。手を叩いてみて下さい。パチパチパチ。チャチャの音楽に合わせて手を叩くんです。タンゴでもOK。オンカウントで手を叩くためには、そのちょっと前に手が開いていなくてはいけないし、音にぴったり合うように、両手を近づけ始めるタイミングやスピードを調整する必要があります。脳から手に『叩け』と言う指令がいくまで人によって差がありますから、手拍子が完全に音にピッタリ合うためには音が聞こえてからでは遅いし、どのタイミングで運動を開始するか人によって違うんですね。脳から足まではもっと遠いので、足が音にぴったり出せるようになるにはさらに練習が必要になるでしょう。社交ダンスはもっと大変で、男性のリードが女性に伝わって動いた足が音に合ってないといけないので、更に遠い指令をオンタイムで飛ばす練習も必要ってことです。人によって伝わり方が違いますから、反応の早い女性もいれば遅い女性もいるのでリードの仕方は相手によって変わるはずです。特に曲が早くなってくると、クイックのリズムが遅れがちになるので、次のスローに食い込んでしまったり、スローの音が終わっていないうちに次のクイックを出してしまったりして音が曖昧になるんですね。今書いてみて改めて思いましたけど、二人でシャープに音に合って踊るのって大変ですね。まあ陸上競技の短距離走みたいに、小数点以下何ケタかの時間差が問題になる世界じゃありませんから、それから比べるとタイムの誤差はそれほどシビアじゃありませんが、出来る限りクリアなリズム表現でメリハリの利いたダンスを目指しましょうというお話でした。
2007/09/12
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コネクションというのは、いったん切れてしまうとまた復活するのが大変です。小学校の同窓会を開こうと思っても、年賀状のやりとりなんかで細々とでもつながっていないかぎり、連絡不通になっていて集まるのは難しいですよね。ダンスでも同じで、カップルのコネクションは常に細々とでもつながっていないとダメなんです。スタンダードはホールドしてますから、ボディコンタクトがとれなくなっても、まだ相手が行方不明なんて事にはなりませんが、ラテンは片手だけでつながっている事が多いし、バリエーションになると完全に離れてしまう事もあります。カップルダンスの場合、離れていても背中を向けていても、必ずどこかで相手の存在を意識し続けなければいけないんです。コネクションは生きています。手をつないでいる時は、必ず押し合うか引き合うかどちらかの作用があって、相手の存在が消える、つまりコネクションが死ぬ事はないんですね。私達も全然出来てないんですが、たとえばルンバのベーシックで男性が前進、女性が後退しますが、そのどの一瞬をとってもコネクションは生きています。よくありがちな間違いは、男性が近寄って来て女性をカツンと押したあと一旦コネクションが消滅してニュートラル状態になり、女性が前進に転じる直前でギアチェンジしてガツンと引っ張り合うというパターン。手に力が入っていてリードすると、受ける側にも力が入ってしまいますからこんな風になってしまいますね。リードもフォローも本来は体全体でするんですが、最も相手に近いポイントは手じゃなくてむしろ脇の下の側筋という意識だそうです。女性の先生にサンバのフィガーでのコネクションを習っていて、そんな話になりました。この側筋の意識、随分前にここにも書いた気がするんですがすっかり忘れていました。お互いがその意識を取り戻す事によって、コネクションのある回転系のフィガー、アンダーアームターンやアルマーナも非常にやりやすくなります。それにこの側筋の意識、実はスタンダードのホールドを保つのもここなんですね。腕で腕を支えてるんじゃないんです。大切なパートナーとのコネクションが消えてしまわないようにするには、ある程度の努力が必要みたいですね。いろんな意味で...。
2007/09/11
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むかしむかしに履いていた競技ズボンを練習用に格下げして、それがついに破けましたって話を以前書きました。それからはずっと大将はジャージで練習してたんです。「なんかジャージだと気分が出ないんだよね。」ブツブツブツ。練習の度にブツブツブツ。ついに練習用のダンスズボンを買うことにして、先週末ダンスショップに行きました。確かにかっこいいけどお値段もかなりいいぞ。今月号のダンスカレンダーでアンドレ・スクフカが履いてるみたいな、ストライプの入ったタイプ。これなら競技会でも履けそうです。男性用のラテンパンツは、踊ってる時に裾がひらひらまくれ上がらないようにゴムをつけるんですけど、私がやると何度も指をプスプス刺すし、まっすぐ出来ないので裾揚げと一緒にそれもお願いする事にしました。昨日出来上がって取りに行ったら、ちょっとビックリ。普通2センチくらいの黒い太めのゴムをつけるんですが、そこには細いパンツのゴムみたいのがひらっとついてるだけなんです。しかもそれで『ゴム代』1200円、縫いつける手数料3000円て、ちょっとどうですかね。普通ですか?それなら針で指刺しながらでもまた私がつけますよ。代わりに大将から4200円もらう!!!それより私の練習着ならゴム代で2着くらい買えるぞ!!!
2007/09/10
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続きましてタンゴとクイックステップ。主に3つのポイントを注意されました。腰、肘、頭です。腰に関してはワルツとスローの時と同じで、相手の腰のもっとすれすれのところを互いに追い越して行くということ。『お腹がくっついてなくても一体に見える人と、ピッタリくっついてるけど一体になってない人がいる。』で、私たちはくっついてない上に一体になってない最悪のパターンだそうです。すれすれのところを追い越して行くのも重要なんですが、追い越される側が『追い越させてあげる』のも同じくらい重要。これはタンゴのチェースなどのステップで頂いたご指摘です。次に肘。クイックステップは特にスピードが早いので、回転する時にワルツなんかより多くのスウェイが必要です。バイクでカーブを曲がるとき、遠心力に負けないように身体を内側に倒すあれと同じ。このとき、内側に来る肘を下げない事。外側の肘は上がるので、内側の肘はそれにつられて下がりはしますが、『下がる』と『下げる』は違いますよということでした。意識としては、内側の肘はそのままで外側がさらに上がるイメージだそうです。最後は頭。『もっと頭使え。』とのこと。頭と言っても中身じゃなくて、身体の一部としてと言う意味です。たとえばスローアウェーオーバースェイに入る時、『入りまっせ~!』と女性に知らせるのは、男性が思いっきり左に頭を伸ばして知らせます。リードはホールドやくっついているボディだけじゃなくて、頭でもするんですね。似たような御注意を、以前にも頂いた事があるような気がするんですが、やっぱり踊らないと忘れるんですよね。踊ってても忘れますからね。頭はやっぱり中身も常に使ってないとだめでしょうかね。
2007/09/09
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前回の試合から早数週間が経過、『スタンダードもがんばるぞ』宣言は,空しく空中分解しました。やっぱり試合がないと練習しません。こんなんじゃ、いつまでたっても上達しないなあ。というわけで、試合を入れました。ワルツとスローフォックストロット、久しぶりにレッスンに行ってきました。まずご指摘を頂いたのは、ワルツは点じゃなくて線で踊るという事でした。これは先週のグループレッスンでも教えていただいた事です。カウント2が来るまではカウント1が続いていてその間もスイングは継続していなければならないという事なんです。今まで何度も同じ事を繰り返し言葉を変えて指摘されていますので、踊らないと忘れるというレベルではなく、多分未だ出来ていないというレベルなんだと思います。この他にも、相手の腰の周りを接するように交互に追い越してどんどんLODを進んで行く事、ナチュラルターンの3歩目などで、もっと女性は右ボディのストレッチをする事などなど、これらは明らかに踊らなかったので忘れていたことを注意されました。もったいないですよね。ノートみると、過去に何度か同じ事が書かれてるんです。スローフォックストロットのほうは、スリーステップのフットワークが違っていたり、軌道が違ってたり,かなり根本的な所のご指摘を受けました。先生は親父ギャグが大好きですので、レッスン内容はシビアですがとてもなごやかなものです。『あのね、ワルツとかスローは愛知県なの。』何で愛知県? みそかつ? (Me so 勝~つ、みたいな?)『愛知県常滑市(とこなめし)って,知ってる?床をいつも滑らかに進んで行くってこと。栃木県じゃダメ。』今度は何だ? 宇都宮ぎょうざ? 意味不明です。 うわ、おいしそう。『栃木県今市市(いまいちし)。イマイチじゃだめってこと。(笑)』ちょっと爆笑ってほどじゃないんですが、まあ涼しい風が吹いたかなってことで、『とこなめ』がんばります。<こちら常滑焼き>
2007/09/08
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台風9号が通り過ぎて、銀座の街にはまだ強い風が吹いていました。予定外にすっかり様相の変わってしまったサンバが、今日完成。出来たとは言ってもまだ踊り込めてませんので、宿題はたくさんあります。先生は最後に、これだけはきちんと押さえとく事と言って2つの注意点を上げて下さいました。一つは、各フィガーのほとんどすべてのムーブメントにきちんとしたバウンスアクションが見られる事、もう一つは身体の中の方の筋肉(体幹)を使った身体の絞りをもっと見せる事でした。次のレッスンまであと3日しかないので、これが急にできるようになるかはかなり危うい感じですが、意識し続ける事ですぐには出来なくても来月には出来るようになっているかもしれません。先生はご存じないんですが、実は来週の試合でもうこれを踊っちゃうんですよね~。どうなることやら。さて、ルンバNo.2の方も今日で最後まで出来上がりました。壮大なラブストーリーですよ。(上手い人が踊ればですが)まだタイミングに関していろいろ手直しが必要で、カウント3でロンデしてたところを『やっぱりカウント2にして』と言われたり、そういった微調整が行われています。ただ需要なポイントは、これはどのダンスにも言える事だと思いますが、アクセントをどこに置きたいのかをはっきり見せる事。ルンバはカウント2かカウント4にアクセントを持ってくるのが普通ですが、バリエーションになるとそうとばかりは決まっていなくて、カウント1でドラマが起きたりするんです。その予定されたドラマを、きちんとオンタイムで行うのって、意外に難しいんですね。12時に待ち合わせと言ったら、4分遅刻しても5分前に来てもだめで、ピッピッポ~ンの合図とともに駅に来なくちゃいけないみたいなもんです。こちらのルーチンはまだ試合では踊らないんで、ルンバNo.1の方も練習しておかないといけないんですが、実際はNo.2ばかり練習してしまって、久しぶりにNo.1を踊ったら結構曖昧になっている部分がありました。やっぱり踊らないと忘れますね。この週末でどれだけ上達するかが勝負です。
2007/09/07
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2007年のアカデミー賞で、一番話題になったのはこの作品ではないでしょうか。リメイク作品が果たして受賞するのかどうか。香港映画「インファナル・アフェア」をハリウッドでリメイクした「ディパーテッド」は、結局、作品賞・監督賞・脚色賞・編集賞と4部門でアカデミー賞を受賞しました。台風9号が関東を直撃する兆候が見え始めていたので、電車が止まる可能性があるという事でダンスの練習に行くのはやめて、かわりにこの骨太サスペンスにどっぷり浸る事にしました。ボストンは昔行った事があるんですが、上品ないい街というイメージを持っていたんです。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学などの有名大学がある学生街で、松坂選手の活躍するボストンレッドソックスのホームグラウンドでもあります。ところが、同じボストンでも南部の方はまるで様相が違って、マフィアが仕切っている貧困と犯罪の巣窟らしいんです。ビリー・コスティガン(レオナルド・ディカプリオ)は、犯罪者の一族に生まれましたが、頭脳明晰で悪には染まらずに警察官を志します。一方、マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)の手によって、幼い頃からかわいがられてきたコリン・サリバン(マット・デイモン)もまた非常に優秀な男で、同じく警察学校に入ります。お互いの存在を知らぬまま、同じ警察学校を優秀な成績で卒業した二人。ここで運命がまっぷたつに分かれます。ビリーは覆面警察としてマフィアに潜入し、コステロの信頼を得て裏で警察に情報を流します。コリンはマフィア撲滅の最前線に立ちながらも、警察の動きをコステロに逐一知らせ後一歩のところで捜査の網をかいくぐらせて行きます。いつばれるか、ばれたら殺される。そんな緊迫感の中、お互い逆の立場の内通者がいる事に気付きます。ここからは頭脳戦です。自分の正体を暴かれずに、どちらが先に相手を吊るし上げる事が出来るか。原作の香港映画の方も素晴らしいものだったんだと思います。 ←インファナル・アフェア衝撃のラストまで目が離せませんでした。コステロの味のある演技が最高でしたね。ただ、かなり刺激が強いのでお子さんは見ない方がいいかもしれないです。←ディパーテッド
2007/09/06
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これから秋を迎えるこの時期に何で春の星座なんだと思われるかもしれませんね。私は子供の頃、プラネタリウムの子供天文教室に通う天文少女だったんです。毎月その季節の星座や惑星の動きを勉強して実際に観察したり、近所の図書館に行った時には普通の小説やなんかに混じって天文の本を必ず1冊は借りて来て読んでいました。そんなわけで、ちょこっと知ったかぶりをさせて下さい。春の空は霞がかかったようにただでさえボンヤリしている上に、東京なんかでは街が明る過ぎるのでほとんど1等星しか見えないんですが、プラネタリウムで見るとビッシリと星が黒い空に埋まっているのが見えますね。初めて見た時は驚きませんでした?さて、皆さんおなじみの北斗七星、ヒシャクの形がこの図では一番上の方に書かれています。 その端の2つの星を5倍に伸ばした所に北極星があるっていうのは小学校で習いましたね。逆にヒシャクの柄の方を、そのカーブのまま延長して行った所、ちょうど頭の真上当たりにオレンジ色っぽい明るい星があって、これがうしかい座のアルクトゥルスです。(黄色い丸)そのままカーブを延長して行くと、南の中天に白く明るい星、おとめ座のスピカが見えます。(水色の丸)この北斗七星から続くスピカまでの大きな曲線の事を、春の大曲線と呼んでいるんです。(黄色い点線)次にアルクトゥルスとスピカを結んで、ちょうど大きな正三角形を描く位置にあるのが、しし座のしっぽに当たる星で、デネボラ(緑色の丸)といいます。この三角形を「春の大三角形」と呼んでいます。ししの頭は、その西側にあるハテナのマークを裏返しにしたような星の並びです。このハテナの一番明るい星はレグルス、小さな王様という意味。(赤色の丸)りょうけん座のコル・カロリーを合わせた4星で構成される4辺形は春のダイヤモンドと呼ばれています。(白い点線)ところで今月は私の誕生月なんですが、それをちゃんと覚えていてくれて、おとめ座を含むこの春の夜空をダイヤストーンと刺繍で見事に描いた靴袋が送られて来たんです。 『アートの領域』ですよね。思わず息を飲みましたよ。更に裏側には、私のイニシャルに加えておとめ座の刺繍。こんな美しい袋に私の臭いダンスシューズなんか勿体なくて入れられないですよ。更にもう一枚、大将の山羊座の靴袋もセットでした。(大将はさっさと自分の分は鞄に入れてしまってました)これを作ってくれたのは、いつも私達のダンスを応援してくれる江戸っ子夫婦のCちゃんです。(一緒にビアクルーズに行きました)Cちゃんは昔からこういった裁縫や手芸が得意で、編み物なんかも教えてもらったりしたんです。全然ダメな生徒でしたが。それで、競技ドレス用のチョーカーの修復もお願いしたら、なんと新品になって、しかも2本に増殖して戻ってきました。 そしてこれとは別にもう一つ、いい香りの花柄の靴袋もセットでした。手作りが出来る人ってうらやましいです。多分別の星の人なんだと思ってます。大切に使います。Cちゃん、どうもありがとう。
2007/09/05
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話題になるというのは,必ずその理由があるはずです。見逃していた話題作を2本見てみたんですが、皆さんはどう感じられたでしょうか。まずは、『パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッド・マンズ・チェスト』。今その3作目『ワールド・エンド』が劇場公開中で、海賊ジャック…スパロウの冒険は続いているようですね。2作目の目玉は、デイヴィ・ジョーンズと幽霊船フライング・ダッチマン号。デイヴィ・ジョーンズはあご髭がタコの足で、手がロブスターのはさみになってる恐ろしい船長で、映画の中ではみんなが恐れているんですが、ディズニー映画のせいか全然怖くないんです。自分の心臓を入れた大切な宝箱の鍵を、そのたこ足のひげの一本でずっと持ってるんですけど、居眠りしてるすきに簡単に盗まれちゃうし、宝箱も盗られちゃって、もっと深海の底とか、ましな隠し場所はなかったのかと怒りたくなります。幽霊船のほうは、私の大好きなワーグナーのオペラ『さまよえるオランダ人』と同じ伝説を元にしてるんですが、船員がフジツボとかヤドカリとか、ベタベタヌルヌルでこっちもまあディズニーだから子供向きに作られてるんでしょうが、幽霊船というよりモンスター船といった感じ。土人が出て来たり占い師が出て来たり、キャラクターは満載ですが、どれもシリアスにもギャグにもならず、唯一凄かったのは大ダコのクラーケンが船を襲うシーンでしょうか。ディズニーの宣伝が上手かったのか出演者の人気のせいか、アメリカでも日本でも凄い興行成績を上げていたようですが、ドタバタしてるだけって感じで個人的には全然面白くなかったですね。緊張感のあるスパイもののあとで見たせいかもしれませんが、少なくとももう一度見たい気持ちにはなりませんでした。 もう一本、話題作だった『ドリーム・ガールズ』。アメリカの人気歌手ビヨンセも出てますし、歌のオーディション番組『アメリカン・アイドル』出身のジェニファー・ハドソンがアカデミー助演女優賞を獲得して話題となりました。私はこの姉妹TV『アメリカン・ダンス・アイドル』のほうはずっと見ていたんですが、歌の方は見ていなくて、彼女がどんな歌いっぷりで勝ち上がって来たのか興味がありました。いきなり、オーディションのシーンから始まります。レベル高いですね。みんな3人か4人の黒人コーラス・グループなんですけど、そのままステージに立てそうな人たちばっかりです。彼女達の出番は最後。ジェニファー確かに歌はうまいんです。でも3人のコーラスグループになった時、やっぱりバランスが悪いんですね。映画の中でもそれが理由でメインボーカルから下ろされますけど、見た目って重要です。私も反省しましたよ。『やっぱりダンスもパワーだけじゃだめだ。見た目のエレガントさ、これ必要。』勝手な振る舞いで解雇を言い渡された彼女が、プロデユーサーで彼氏だった男に私を捨てないでみたいな歌を絶叫するんですが、あんな迫力でせまられたら、どんな男だって逃げるだろうってくらい、歌がドウコウより顔が怖かったですね。エディ・マーフィが意外に歌がうまくてびっくりしました。シュープリームスの成功物語を映画化したという事でしたが、その時代、『カツラ』が流行ってたんですね。美容院に行かなくても,気軽にイメージを変えられるってことなんでしょうか。そういえば,うちの母親も『お出かけ用』のカツラをいくつか持ってたような記憶があります。ストーリー的には盛り上がりに欠け、ジェニファーの強烈な歌のパンチに圧倒されてクラクラしてるところに、突然ミュージカル風になったり、是非ともご覧下さいとは言えない話題作でした。
2007/09/04
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スパイっていうのは、卓越した能力を総合的に要求される職業だと思うんです。爆発物の専門家,薬物の専門家、電子機器系統の専門家なんかとチームを組んで仕事をしますが、実際最前線にたって切り込んで行く人は、これらの知識も持ち合わせた上で、運動神経抜群で頭の回転も早く冷静な判断が出来て的確に行動する,そう言った全ての能力が人並み以上でないとすぐに抹殺されてしまいそう。自分の日常生活とは全然無縁の世界なのでよけいに興味が湧くのかもしれません。週末に見たスパイもの2作品をご紹介します。まずはトム・クルーズ主演、ミッション・インポッシブル3。優秀な諜報部員イーサンは現役を引退し、新人スパイを訓練する指導教官になってるんですね。病院に勤める彼女と結婚の話も出てたりして、彼女には道路交通局に勤めてるなんて嘘をついています。ところがその婚約披露パーティの席に、指令が入ります。彼が教育して現場に送り込んだ優秀なスパイが、テロリストに拉致されてピンチです。どうやらそこには世界的脅威となりうる細菌兵器の取引が絡んでいる様子。アクションも有り得ないほど凄いんですが、誰が味方で誰が敵なのか最後まで分らない所がハラハラしますね。イーサンの所属する組織内部にも裏切り者がいるようなのです。テロ組織に拉致された部下は頭にマイクロ爆弾を埋め込まれて、リモコン操作で殺されてしまうんですが、最後に同じ爆弾を頭に埋め込まれてしまったイーサンがどうやってそこから生還するかも見所です。記憶力抜群ていうのもスパイの必須条件ですね。だって、指令は一回だけ再生されて自動的に消滅してしまうんですもの。ダンスの新しい振り付け習って、『あの,すいません。もう一度お願いします。』なんていってる私達みたいな人はスパイにはなれないでしょうねぇ。 こちら3作品セットもう一本のスパイものは、『007カジノロワイヤル』です。これはジェームズ・ボンドがだたのスパイから、どうやって007になったかというところ、つまり一番最初の物語って言うわけです。ただのスパイとの一番の違いは、ダブルオー(00)がつくコードをもらったスパイは殺しが出来るんですね。それだけ重要任務をまかされるってことです。このシリーズが大好きな父親の影響で,私も007はショーン・コネリーの時代のものから全部見てますからね。いまさら『そもそも』とかいわれても時代設定が繋がってないので、新しいシリーズだと思った方がいいかもしれないです。見所はモンテネグロで行われるポーカーゲーム。テロの失敗で資金繰りの悪くなった組織が一発逆転を目論んで莫大な金額の架かったゲームをセットアップします。ボンドはイギリス財務省から資金を調達し、組織を一掃するために元手1000万ドル(約10億円)でゲームに乗り込みます。よく政府がこんな大金をカジノにつぎ込みますよね。負けたら社保庁の問題どころじゃないですよ。しかも,派遣された財務省の役人が超美人のいわゆるボンド・ガールなんです。ないでしょ、ふつう。ゲームの途中、ボンドは組織の人間から毒を盛られて大変な騒ぎになるんですが、さすがボンド・カーにはいろんな備品がそろってるんですね。『あと2分で死ぬ。』朦朧とした状態で、自分で解毒剤を血管注射して心肺停止状態から電気ショックで蘇生。普通の人じゃ無理と思います。それで何喰わぬ顔で、またゲームのテーブルにつくとこなんかクールでかっこいいですけどね。さてボンドさん、今回がダブルオーナンバーをもらっての初仕事だったんですけど、財務省の超美人さんと恋に落ちちゃうんですね。それで、上司のMに『一身上の都合で退職します』なんてメール送ったりします。この世界、昨日の味方は今日の敵ですから、このままハッピーエンドになるわけはないんですけどね。2作品とも偶然なのか流行なのか、主人公が一度死にます。そして蘇って大活躍。『今年の夏は何にも無くてつまんなかったぜ。』という方、いろんな事が起こり過ぎのスパイもの、おすすめですよ。
2007/09/03
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股関節の稼働域が大きくなる事で、ダンスはいっそう表現力やパワーを増す事が出来ます。月に一度のカップル・グループレッスン。今日のストレッチのテーマは、『股関節の稼働域を広げる』でした。足が動くタイプのお人形、ウルトラマンでもリカちゃんでもいいんですが思い浮かべて頂くと、胴体と足のつなぎ目は床に平行ではなくV字に切れ上がった楕円になっています。 股関節は1点ではなく、この輪の部分だと考えるといいそうです。まずバーを使って、足を前後左右に振り、自分の股関節の動きを確かめました。前より後ろ、外側より内側に振る方が稼働域が狭いのが普通です。股関節が固いというのは、それを支えている筋肉が固いという事ですので、ストレッチする事で筋肉をほぐし、稼働域を上げる事が出来ます。股関節はいくつかの筋肉で支えられていますので、それを一つずつ伸ばして行きました。お尻から外転筋、太ももと腸腰筋、ハムストリングスと内転筋です。3週間ほど前に股関節を負傷したお話をしましたが、まだ完治していませんので痛い方の左側はかなりきついものがありました。特に内転筋は先生が一人ずつ回って『こり』を確かめて下さるんですが、私のはカンカンに固まっていてちょっとでも押すと断末魔の叫びを上げそうな状態でした。疲労物質が溜まりやすい上に姿勢の保持にも影響を与え、腰痛やO脚の原因にもなると言われていますので、股関節周りの筋肉は常に意識してほぐす必要がありそうです。さて、ダンスの方のレクチャ-のテーマは、稼働域の広がった股関節を使ってスイング運動をしましょうというものでした。ワルツのナチュラルターンを例にとります。この最も基本的なステップに対して、実は誤解してる人が多いというお話でした。スイング運動というのは振り子の運動をみても分かる通り、加速ポイントは高いところから低いところに降りる瞬間だけで、一番低いところで最速となり後は減速するものです。ですからワルツでも、カウント3から1にかけてロア(低くなって)、あとは減速のはずなんです。ところが、大きく出ようと思うあまり、1でも2でも3でも床を蹴って加速している人が競技でも見られて、これはスイングダンスじゃないとのこと。『なんで周りよりパワフルで大きく踊ってるのに点が入らないんだろう。』と言う方は、加速ポイントが多すぎてスイングになってない可能性があります。さらに、カウント1というのは、一瞬ではなくて、カウント2が来るまでは全部カウント1なので、その間もずっとボディは進み続けなければ行けないんですね。スイングとは滑らかな円運動ですから、プツプツ切れてはいけないんです。もう一つ先生のご指摘があったのは、予備歩3を出す前のカウント2から身体は進み始めるということ。女性も身体を置いたまま足をガッと後ろに出すのではなく、椅子に座るような感じで上体をふーっと後ろに進ませます。カウント2で身体を回転させて男性を進ませる時も、自分から右に進もうとするのではなく、前からやってくる男性を『いなして』、後はシェープを継続したまま男性の右側に『吸い付いて行く』のだそうです。何度も練習したのは、身体をおもいっきり投げ出して、これ以上やると倒れるってくらいのところで足を着くというスイングの基本動作でした。どうしても怖いので足から出たくなったりガツンと床を踏んでしまったりするんですね。これは足の裏をどれだけゆっくり使えるか、股関節がどれだけ柔らかく使えるかにかかってくると思います。ところで痛かった内転筋ですが、このレッスンでひーひーいいながらストレッチしたお陰か、今日は随分足が軽くなりました。カチカチだった筋肉が、押すと弾力を感じられます。痛いけど効くみたいですね。
2007/09/02
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rikaさんのブログで紹介されていました『あなたがつぶやく最期の言葉 』、大変気になる結果が出ましたので皆さんにも試して頂こうと転載させて頂いてます。誕生日とちょっとした4択に答えて出てくるんですが、たまげたことにrikaさんと全く同じ結果だったんです。私が最期につぶやく言葉は、 晩秋の夕暮れの中、人生のパートナーの手を握りしめ...(推定年令:82歳) 「あなたに会えてよかった」です。 これだけだと、美しい感じなんですが、このほか、<総合運><仕事運><金銭運><恋愛運> なんかも一緒に載ってて、『はっきり言って、あなたはあまり仕事のできるタイプではないですね。』なんて書かれちゃってます。気を取り直して大将にもやってもらいました。なんと!!!また、晩秋の夕暮れの中、人生のパートナーの手を握りしめ...(推定年令:78歳) 「あなたに会えてよかった」です。と言う事は、大将が先に死んじゃうってことですから、いったい私は誰の手を握ってこの台詞を言うんでしょうか....。それに『はっきり言って、あなたはあまり仕事のできるタイプではないですね。』も一緒です。この占いって、バリエーション少ないんでしょうかね。皆さんも是非やってみて、違うパターンがあることをを教えて下さい。あなたがつぶやく最期の言葉
2007/09/01
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