2005/06/15
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テーマ: 社交ダンス(8439)
カテゴリ: 映画のはなし
オランダのハーグにあるマウリッツハイス美術館。ここに、フェルメールの傑作、「真珠の耳飾りの少女」が所蔵されています。レオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」に対して、「北方のモナリザ」とも称される謎を秘めた美しい絵画です。

<第61話>自分にご褒美をあげること で触れましたが、オランダとの国交400年を記念して、この絵が日本にやって来た2000年、私は大阪まで見に行ってきました。

真珠の耳飾りの少女

この美しい少女は誰なのか、なぜ、異国風の青いターバンを巻いているのか、北方のモナリザは、ふくよかな唇をほんの少し開けて、何かを語りかけているようでした。

世界で200万部を超えたベストセラー恋愛小説が、この名絵のなぞ解きとして注目を集め、その後、映画化されました。
真珠の耳飾りの少女( 著者: トレイシー・シュヴァリエ / 木下哲夫 | 出版社: 白水社 ) 真珠の耳飾りの少女( 著者: トレイシー・シュヴァリエ / 木下哲夫 | 出版社: 白水社 )

今週の月曜日、リーダーが出張でダンスの練習はお休みだったので、DVDを借りてきてじっくり鑑賞しました。細部まで忠実に17世紀のオランダ黄金期を再現していました。私はこの時代の絵画がとても好きなので、本当に驚きました。この映画は、動く絵画です。

どの一瞬を切り取っても、それは、この時代の誰かが描いた風景画を見ているようで、衣装や家具は勿論のこと、市場の様子、運河の眺めそして光の具合や空気の匂いさえその時代のものとして感じることが出来ました。

フェルメールの数少ない現存する絵画が、彼のアトリエや当時のパトロンの家の居間に飾ってあるのを見るのは、私のようなフェルメール・ファンにはたまらない喜びで、すっかり興奮して、まばたきするのも忘れてしまいそうです。

映画の中にも出てきますが、当時「青」は、とても貴重な顔料で、天空の石と呼ばれるラピスラズリを削って作られていました。聖母マリアのマントなど、絵画の中でも最も重要な人物にしか使われなかったこの色を、フェルメールはふんだんに使っています。

この映画をご覧になる機会がありましたら、是非、この青に注目してみて下さい。そしてもう一つは黄色です。光と影の織りなす瞬間の芸術に、きっと息を飲まれることでしょう。

真珠の耳飾りの少女 ≪通常版≫ 真珠の耳飾りの少女 ≪通常版≫

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Last updated  2005/06/15 01:29:23 PM
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