2012/08/06
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テーマ: 社交ダンス(8749)
カテゴリ: アートのはなし
京都駅から地下鉄で3つめの烏丸御池駅から5分くらい歩いたところに京都文化博物館はあります。

重厚な入り口を入ると強烈にレトロなホール。

後で知ったんですがここは別館の方で 国の重要文化財・旧日本銀行京都支店 の建物でした。

黄色いコスチュームに身を包んだコンパニオンさん達に導かれ、矢印に沿って進むと近代的な建物に入り、 ゴンドラに乗って写真が撮れるスポット がありました。

チケット.jpg

ヴェネツィアは一度は行ってみたい場所。

強大な海軍力と造船技術を背景に、地中海貿易の要として繁栄し、『アドリア海の女王』と讃えられたヴェネツィア。今は世界遺産になってるそうです。

この特別展ではコッレール美術館、モチュニーゴ宮博物館、そしてカ・レッツォーニコから集められたお宝160点あまりを展示していました。



ヴェネツィアmap.jpg

天使がほっぺ膨らまして風送ってるのはいいとして、このものすごく細かく描かれた上空からの地図をこの時代にどうやって描いたんだろうと大将と話していたんです。まだ気球だってない時代ですよね。とても空間認識力に優れていた画家だったのかもしれません。

ヴェネツィアの守り神は、前足を陸に、後ろ足を海に立つ羽のあるライオン、聖マルコのライオンです。前足で掲げている本は聖書だそうです。

pick_picture01のコピー.jpg

航海に使われた望遠鏡やコンパスや航海図なんかも興味深かったですね。 ワンピース によく出てくるから親近感が湧きます。

ムラーノ島のガラス製品もありました。

圧倒されたのは作者不詳の『カ・レッツォーニコ様式のシャンデリア』。

シャンデリア.jpg

個人蔵らしいんです。巨大でもの凄く重そう。

さて絵画の方ですが、ヴェネツィアの画家で私が真っ先に思いつくのは ティッツァーノ なんですけど、彼の作品はありませんでした。

代わりに カナレット が彼の工房も含めて3点ありました。



もう一つはカナレット自身の作品『柱廊のあるカプリッチョ(奇想画)』(1775年頃)

そして私が一番気に入った絵がこちら。『サルーテ教会付近のカナル・グランデ』(1740年頃)

カナレット.jpg

この絵は、チケットになっている絵の反対側から描いた風景のようです。

これを見るだけでヴェニスに行ってみたくなりますね。

絵で一番多かったのはピエトロ・ロンギの作品で、主に18世紀の貴族の様子を描いたものでした。





知らなかったんですけど去年東京でもやってたみたいです。

公式サイトはこちら。このあと広島でも開催される予定です。

ヴェネツィア展






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Last updated  2012/08/07 09:38:43 AM
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