マドリード遠征記（その13）

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2014/06/25

テーマ：社交ダンス(8732)

カテゴリ：旅行記

＜トレド＞

『もし1日しかスペインに居られないのなら、迷わずトレドへ行け。』

誰が言ったか知りませんが、そういう言い伝えがあるらしいです。

1986年に世界遺産に登録されました。

マドリードの南70キロほどに位置し地図で見るとスペインのど真ん中にあります。

前回マドリードを訪れたときも大将は１人で『トレドに行きたい』と言っていたんですが、私はプラドまっしぐらでその時は全然眼中になかったんですね。

『とれど？　それってイタリアじゃないの？』（←トレビの泉と混じってる）

エル・グレコが長年住んでいたことでも有名で、東京都美術館の『エル・グレコ展』

二人ともトレド訪問を楽しみにしていたんですがその割には何の下調べもしていなくて、駅降りてからさてどうしようかと今更のようにガイドブックを開きます。

『歩いても行けるってかいてあるよ。』

この炎天下を？　絶対ムリ。

『バスが30分に１本だって。』

バス停で待ってるだけで焦げる。

タクシーいっぱい停まってたんですが、モタモタしている間にみんな乗って行ってしまってもう一台もいません。

そこに真っ赤な観光バス発見。外周廻ってから街の中心部に行ってくれてイヤホンで観光ガイドも聞けるみたい。

早く日陰に入りたかったので１人９ユーロ払って２階席に落ち着きました。マヨルカの時みたいに屋根無しじゃなくて助かりました。

解説はスペイン語，フランス語，ドイツ語，イタリア語，英語が選べて、どれにしようかななんて迷うほどの語学力はないので一番マシな英語を選択。

『トレドはね、外から見た方がきれいなんだよ。』
見た事ないのに知ったかぶり）

トレドって昔はスペインの首都だったんですね。1561年にマドリードに首都が移るまではスペインの中心で、きっと冒頭の名言はそれ以前に生まれた言葉なんでしょう。

ローマ時代から続く長い歴史の中でユダヤ教、イスラム教、キリスト教の様々な文化が交錯し融合しながら存続して来た要塞都市。

まわりを流れるタホ川が天然のお堀になっています。

バスは絶景ポイントに来る度に停まってくれて、後ろに乗ってたアメリカ人女子学生４人組みは超ハイテンションで写真を撮りまくっていました。

このままずっと乗っているとまた一周して駅まで戻ってしまうので，上り詰めた当たりでバスを降りました。

歩いて来なくてよかった。これ絶対大変と思います。

道は細くて急な坂道ばっかり。