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シンガポールの旧正月 ローヘイ
シンガポールに出張していた夫婦から、シンガポールの旧正月のお祝いについての話を伺った。
シンガポールの旧正月では、ローヘイといって、皿に盛った麺を箸でできるだけ高くあげるそうだ。
ローヘイといって麺を高く上げるほど、お金を稼ぐ、お金持ちになるらしい。
そんな話を聞いて、検索すると、シンガポールの旧正月についてまとめてある記事が見つかった。
http://asenavi.com/archives/5278
【魚生(イューシェン)】
「魚(イュー)」と同じ発音の「余」は“余りが有る”、“豊かになる”という福の言葉です。
「生(シェン)は「升」と同じ発音で“上昇”を意味します。
他にも、使われている食材にはそれぞれ意味があります。
色とりどりの野菜→”家族の調和”
刺身→”富”
ワンタンの皮→”金運、黄金”
ピーナッツや胡麻→”長寿、健康”
プラムソース→”財”
箸を動かす時は「ローヘイ(撈起)」と大きな声で何度も叫びましょう。これは広東語で漁師が網を引き揚げる時の動作のこと。魚を売ることでお金が入ってくることから「お金を稼ぐ」「金持ち」というような意味合いがあります。
せっかくきれいに盛られた料理がグチャグチャだぁ・・・と、思いきや、これで正解です。高く上げれば上げるほど縁起が良く、豪快にやるのがコツ。勢いよく具材が皿からはみ出すほどでも、「溢れるほどの大漁=豊富な金」とされているので問題ないですよ。
Singaporean Lo Hei: Symbols of an Auspicious New Year
http://youtu.be/xp8A1FfBtMo
用いられる素材の1つ1つに意味があった。そして、その色、スパイス、ドレッシングなど、すべてにいろいろな思いが込められ、それらすべてを1つの皿の上にまとめて、1年の健康、お金、平和、繁栄、子孫などのあらゆる福を願う。皿の上に、今年に起こりうることすべてがまとめられ、それを、「ローヘイ」の掛け声とともに健康であれ、金運よくなれなどの願いを込めて、具材を持ち上げて皿の上に落とす。
具材の意味を認識して、今年一年の健康、金運、家族の調和、財、順風満帆などを願い、箸を上げる行為を通して行動を起こすところまで、認識と、行動が一連の準備と動作に落とし込まれている。集まる友人、久しぶりの友人などといっしょに願いを込めてローヘイ・モーションを行う。
小国ながらアジアで存在感を示すシンガポールの成長の秘密はこんなところにあるのかもしれない。
改めて、日本のおせちに込められた願いと食べる意味も噛み締めたくなった。
ちょうど、今日の教会の説教のテーマ聖句がヨハネ21章だった。
元漁師ペテロが、復活したイエスに気づかずに、船の右側に網を打ち、魚が大量に漁れる話から、心の成長、復活、続けることが霊的成長になることを学ぶ。
なんだか、シンガポールの「ローヘイ(撈起)」を連想させる。
きっと、新年を迎える大晦日の日曜日の礼拝と、ヨハネの21章の話はつながっている。
アジアで太陽暦に切り替えた日本だが、陰暦の影響はあらゆるところに見える。
今年の大漁を願って、明日は、盛り付けた麺と具材を「ローヘイ」と言いながら高く上げて、落としてみよう。
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