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玉木宏さん、中谷美紀さん出演のTVドラマ。推理モノの2時間ドラマはあまり観ないのですけれど、松本清張作品は「わるいやつら」以来、チェックするようにしています。砂の器は、詩情をかき立てられる響きがあってときおり、使う言葉なのですが、作品には触れないままに鑑賞。昭和30年代の、まだ戦争の色が濃く残るときの、粗野なようでいて、どこか品のある台詞やファッション、官民合わせて何でもありの、吹き上げる箇所を探るパワフルな人々。映像用に、ずいぶんと洗練されてはいると思われますけれども観ていてやはり、この時代は面白いのです。なかでも一人、どうしても注目してしまう役者さんがいて。当時の文筆家の雰囲気を体現するようなシニカルさ、おそらくは舞台に立たれているのだろうなとお見受けしていましたら、長谷川博己さんという方とのこと。もしかしたらと手元のパンフレットや日記を調べてみると蜷川幸雄氏演出のシェイクスピアの舞台で一度、観ていた方でした。近作の映画にも出演されているそうですけれど、また別の作品で拝見したいと思います。「TV談義の日記」「蜷川シェイクスピア鑑賞の日記」
September 30, 2011
青き陽の花、見事咲きました。おめでとうございます☆
July 18, 2011
山本耕史さん、三上博史さん、上川隆也さん、大東俊介さんと、舞台でもご活躍の麗しい方々も沢山ご出演されるという来年の大河ドラマ。平清盛の松山さんに対して、梁塵秘抄の後白河天皇は松田翔太さんとのこと。大御所と呼ばれる方々が演じてこられた人物の、新たな面が見られそう。「咲くやこの花」を書いた藤本さんが脚本を担当されるのも嬉しく。来年の大河、いまから非常に愉しみになってきました。 遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん 遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそゆるがるれ「NHK 平清盛HP」
May 24, 2011
本日、2月26日は岡本太郎さんのお誕生日なのだそう。生誕100年記念に相応しい日に放送開始のNHKドラマ、隕石が大爆発した日に逝ってしまったという芸術家らしい巡り合わせになりそうですね。
February 26, 2011
美輪明宏さんの主題歌を担当する岡本太郎さんのドラマ・「TAROの塔」が今週土曜日から始まりますね。「SONGS」を観ることがなければ、うっかりしていたところだったのですが、今年は岡本さんの生誕100年とのこと。10年ほど前、青山の岡本太郎記念館に行く機会があって、それ以来、ほぼ毎日のように少しずつ読み続けている岡本太郎さん・敏子さんの本、ただいまは「今日の芸術」の何回目か、横尾忠則さんの序文のあたり。「私は母親というものを、持ったことがない」と言われた母君を寺島しのぶさん、献身的かつ完璧なプロデュースでTAROを創り上げた敏子さんを常磐貴子さん、母君の恋人は成宮寛貴さんが演じられるとのことで、配役にも期待、太陽の塔にまつわるお話が映像化されるのも愉しみ。放送を心待ちにしています。
February 23, 2011
上野樹里さんを見慣れていないため恐る恐る観始めたところ、意外にも初回から面白く、龍馬伝に続いてディスクに残すことに決めた今回の大河ドラマ。篤姫のときのように、オープニングから好み☆といったことはないももの、これまではどちらかと言えば、史実としてあらかじめ伝わっている劇的な出来事にコマとして配される武将と呼ばれる男性陣の、さらなる添えもののように見えていた女性たちの、細やかな生活のなかから生じる言動から映し出された戦国の様子が、かえってリアルに思われて、つい観てしまいます。あらら、こうだったかしら、という描かれ方が多々あるのもそのとき、誰が何をして、何を言ったかということは、つい昨日の、今し方の、目の前で起きた出来事でさえ、人によって見方が違い、正確には伝わらないと重々分かっているゆえに、描く人の数だけある歴史が、いま描いている人の筆に共感できさえすれば、スタンダードに成り代ってゆくこともあるのかもしれないなと。タイトルに「姫たち~」と入っている期待に応えて、御伽噺のページをめくるように、毎回、思い入れできるプリンスな方々があらわれるのも、みどころ。これまでも、イケメンとされる方々を登場させるのが上手な大河でしたけれども、ずらりと何人も並べて鑑賞するというよりは、数話に一人ずつ、女性目線でこうであって欲しいという姿で丁寧に描かれていて。西洋甲冑を纏った信長公をはじめ、緞帳を下ろすように去った長政公、いまにも歌劇のはじまりそうな光秀公など、一瞬当たったスポットの残像も美しく。次はどなたにライトが当てられるのかしらと。休日の、家事もひと通り終え、次の一週間を迎える前のブレイクには目にも耳にも心にも、隅々まで納得でき、安らぐものが見たいもの。「乙女の日本史」という秀逸な本のタイトルをつい思い出してしまう今回の大河、佳き作品に成長していく様子も愉しんでいます。「TV談義の日記」
February 16, 2011
生田斗真さんの名が日曜の朝の新聞に。舞台・ミシマダブルや映画・「源氏物語」などで、一緒にお仕事されている蜷川幸雄さんと東山紀之さんもご出演とのことで、週間予約している番組をリアルタイムで鑑賞することになりました。その数日前、映画・「人間失格」での主演でキネマ旬報新人賞を獲得されたとのことで、久しぶりにDVDまで購入した熱狂的に好きな作品での受賞を喜ばしく思っていたところ。(さらにブルーリボン賞も受賞とのこと、おめでとうこざいます☆)大先輩のそばで、やや放心されたような表情がうかがえたのですけれど、番組終了後は、すぐに舞台稽古だったそうで、お話をされながらも奔放な女性か独裁者か、演じられる人物に意識が向けられていたのかもしれません。「アイドルをなめんなよ」と以前からおっしゃっている蜷川さんから今年、舞台で拝見する予定の小栗旬さんや森田剛さんの名が出たのも嬉しく。8時間にも及ぶ「源氏物語」のドラマで、光る君をされたこともある軽妙かつ恐ろしくストイックな東山さんが美輪明宏さんの言葉を引用された姿もまぶしく、迷わず、ディスクに残す映像に決定☆…と思っていましたら、次回の放送には山本耕史さんが仲間由紀恵さん、生瀬勝久さんと出演とのこと。ドラマや舞台での共演が続いている方々のお話も愉しみです。「生田斗真さんの映画&ドラマの日記」「オーラの泉・東山紀之さんの回」「源氏物語の日記」
January 27, 2011
日本シリーズ、昨夜と今夜はTV観戦していました。私の方は秘かに中日を応援していたのですけれども、普段は巨人ファンの夫も、地元チームが気になるのか一緒に観ていました。選手の皆さま、本当にお疲れさまでした。
November 7, 2010
長い闘いでした、お疲れさまでした。ひとりひとりの選手の方々のよき顔、よい夢を見させていただきました。
June 29, 2010
決勝トーナメント進出、おめでとうございます。徹夜で、またはアラームをセットしてサッカーに備えた方々、応援した甲斐がありましたね☆次の夢も実現しますように。
June 25, 2010
連日の熱戦、特に男子の試合が面白い世界卓球。男子卓球は、ダイジェストでしか見られなかった時期もありましたけれども、昨夜はライブで水谷選手をはじめとした迫力ある試合を愉しむことができて嬉しい限り。(中学時代、夫と私は卓球部でしたので、TV中継も行われるようになったことに触発されて先日、数年ぶりに、近所のボウリング場内にあるピンポン台で30分ほど、打ち合いをしてきました。ほんの短い間でしたけれども、300回位のラリーや、フットワークも含め、運動不足の夫には良い刺激になったようです。)決勝トーナメントに進んだ日本勢、ますます面白くなりそうですね☆
May 28, 2010
ご自宅公開&人生相談で美輪明宏さんが今朝のはなまるマーケットにご出演になるようです☆「うちは舞台の道具置き場なの☆」などとおっしゃるほど華麗な調度の数々を拝見できそうですね。
March 19, 2010
土田晃之さん、及川光博さん、若井おさむさん出演で「朝までガンダム!」という番組が9日深夜(10日 午前1時台~)から放送されるそうです。(現時点では東海地方で7月11日までの土曜深夜に全43話放送のようです)宇宙世紀0079…=1979年放送から、30年も経つのですね。繰り返される再放送に合わせて走って帰り、シャアとガルマのやり取りやブライトさんやアムロなどと台詞を重ね、映画三本もきっちり公開前夜から並んで観ていたというのが小学校高学年からの数年間でした。今も夫に確認したところ、当時の男子の間ではガンプラの話題が良く出ていたとのこと。夫はプラモデルの方には興味は無かったようですが、放送の方はチェックしていたそう。女子の間では、男子ほどではありませんでしたけれども、シャアとアムロあたりまではおさえている子が多かったような。当時のアイドル、松田聖子さんや田原俊彦さんの新曲を聴いて一応は歌えるようになって話題についてゆくのと同じような感覚で、一大ムーブメントとなったアニメをいつのまにか観ていた、大ヒットした曲を繰り返し耳にしていつの間にか覚えてしまうのと同程度に何度も何度も、本当に繰り返し再放送され、目にしていた番組なのでしょう。現在も新シリーズが制作し続けられ、親子で観る番組にも数えられるようになった名作。家族でチェックすることにします。
May 9, 2009
東山紀之さん主演のドラマが今朝8時から再放送されるようです。大原麗子さん、沢口靖子さん、森光子さんといった面々も登場。源氏千年紀を締めくくるにふさわしい時間になりそうですね。
December 30, 2008
クリムトと薩摩切子があしらわれた美しいタイトルバックから最後まで目を離すことができなかった今年の大河ドラマ・篤姫。タイトルロールの女優さん本人がテーマ曲と共に現れる斬新なスタイル、金と赤を纏い、恋人たちの足元の花々が咲き舞う中にたたずむ可愛らしくも凛々しい姫君が、全てに引導を渡して昨夜、その生を終えました。世界に類を見ない、一年間という長きに渡って実在の人物を生きられる大河ドラマ、誕生の瞬間から幼き日々、幾多の出会いと別れ、夫婦の機微から家族への成り立ち、そして最期のときまで、通常のドラマではあり得ないほど細やかに描かれた人生を、良き言葉が溢れるほど散りばめられた今回、観る側も心豊かに寄りそって共に生きることができたように思います。写真の残された人物像は、人々の間に根強いイメージを下ろしているものですけれども最終回の、やや暗がりの中で座るシーンでは、断髪のやや厳ついあの有名な写真に、華奢な若い女優さんがハッとするほど重なって。たゆたう大河を泳ぎ渡り培われた威力をまざまざと感じたのでした。全50話を観終えた今、年末の総集編ではどのあたりがピックアップされるのかも楽しみ。将軍をされた方々が、3代すべて美しい☆というのも見どころだった今回、ままならぬ時代の中で、篤姫という触媒によって変容してゆく姿を振り返り拝見しましょう。 ☆ 今回のNHKドラマストーリーは、三冊目の完結編も発行されています。「TV談義の日記 篤姫に注目☆」
December 15, 2008
瀬戸内寂聴さんの「源氏物語の男君たち」がNHK総合で再放送されるようです。「寂聴 般若心経 生きるとは」を読んでいて、ふと寂庵へまた行きたくなり、HPを訪問したところ、待望の再放送のお知らせが載っていました。「寂庵 公式HP」今年4月、5月NHK講座でしたが、放送されていることに気づいたのはGWに入っていて、すでに第5回目。美しい人形を使った絵巻のような映像も素晴らしく、平野啓子さんの朗読も素敵で第1回目から観ておかなかったことを残念に思いながら、テキストを求めて早速、書店に走りました。平安神宮などの景観の前で、明鏡止水なお心持ちが偲ばれる寂聴さんの語り口を愉しみ、惜しみながら第8回目の講座を観終え、ディスクに保存しようとしましたがどうしても最初から観てみたいと、一時保留にしていたところ、朗報に行き当たり嬉しくご紹介する次第です。 「源氏物語の日記」
June 7, 2008
国分太一さん出演、余命半年の少女の物語が今夜9時から放送されます。太一くんは少女の学校へ新任教師として登場するそう。オーラの泉に義家弘介さんがゲストでいらしたときに太一くんが語っていらした言葉は「僕は、末期がんで11、2歳で亡くなる女の子の本当にあったお話をやったんですけれども彼女が右手が動かなくなりながら、左手で残した詩があるんですけれども。『12色』って詩を書いているんですよ。『12色…ここには12色の色がある。目立たない色もあるけれど、みんな頑張っている。ひとつひとつ』っていう詩があったんですけれども、これにはやっぱり…僕はそのとき、先生役だったんですけれども、先生として教えられているんじゃなくて本当に国分太一として僕は、いろんなことを彼女のその詩で教えられたなって思ったんですよね」…必ず拝見します。「いのちのいろえんぴつ 番組HP」↓ドラマのことについて太一くんが触れている回の日記はこちら「12色のえんぴつ」
March 22, 2008
昨夜放送された「東京大空襲」第一夜、ご覧になられましたか?今夜も9時から放映があります。必ず拝見したいと思います。「東京大空襲 番組HP」昨日の日記に引き続き、東京大空襲と原爆投下などの第二次世界大戦中の体験について、海老名香葉子さんと美輪明宏さんが語っておられる回を再録いたします。「オーラの泉 終戦特別企画 東京大空襲と原爆投下」2時間で10万人の命と東京の6分の1を奪いつくした東京大空襲。海「3月9日の夜半から、沼津で退避命令がでましてね、山の上に登っていったんですよ。真夜中過ぎましたらね、東の空がボーっと赤くなってて。『東京がやられてるぞー』って大人の声が聞こえましてね。子供でしたからもうとにかく、正座して拝んで拝んで拝んで、一生懸命拝みました。それで明け方戻ってきましたら、『本所深川は全滅だってよ。』ってお友達に言われたんですよ。それでも元気な兄達、父も元気でしたし、絶対大丈夫って、祈りながら思ってましたけど、それから四日目。すぐ上の兄(喜三郎さん。当時13歳)が、もうぼろぼろになって現れまして。着てるものから何からぼろぼろで。『ごめん、ごめん・・・。みんな死んじゃったんだ。』って言って現れたの。『父ちゃんも母ちゃんもみんな死んじゃったんだ・・・。かよ子、ごめんね、ごめんね・・・』って泣いて現れましたの。」美「『ごめんね・・・』っていうのが哀れですね・・・。自分のせいみたいに思っているっていうのが・・・。自分ひとりだけが生き残ったっていうね。」海「はい。父は警防団(父 忠吉さんは警防団・班長で消火を指揮)に詰めてましたから、途中で帰ってきたんですよ。そこの学校が焼け落ちちゃったんで、違う学校へ行ったら門が閉まってて。中に入れば助かったんですけど、門が閉まってて入れなかった。それで学校の校舎と塀の間を乗り越えて。炎を避けるために母が弟を胸に抱いて突っ伏して、その上から父が覆いかぶさったんです。三人の兄達は寄り添って。一番上の兄が『日本男児だ。潔く舌を噛んで死のう』って言ったら、父が『喜三郎、あそこに逃げろ!』無我夢中で、気がついたら自分ひとりが学校の中に入ってて、助かっちゃった。自分ひとりが生きてるのが悪いように、私に『ごめん、ごめん』って。一晩、抱き合って泣いて・・・。二人でお世話になるのは悪いからって、ひとりで東京に帰っていっちゃったんですよ。」中学一年生のお兄様が、麦畑の中で手を振りながら去ってゆくのを、「大丈夫かなあ」と心配しながら見送った11歳の海老名さん。国「もちろん、止めたわけですよね。『一緒にいよう』・・・。」海「『一緒にいよう』って言ったんですけど、私の手を取って涙をぽとんぽとん、兄が垂らすの。その涙が熱いんですよ。熱い涙なんて、あのとき以来知りません。」美「お兄様は当ても何もおありにならなかったでしょうにね。だって東京全部、焼け野原ですものね。」海「何もないです。それなのに戻って行っちゃって。闇市だとか、その辺りを歩いていて、兄は行方不明になっちゃいました。」美「もう本当にね、憎らしいわよ。だって日本中、じゅうたん爆撃(じゅうたんを敷き詰めるように目標一帯を集中的に爆撃すること)。じゅうたんをひいたみたいに全部、やっちゃう。」海「じゅうたん爆撃は、下町の密集地ですよ、紙と木でできた。爆弾を周り中に落として、(逃げ道を全部断ってしまってから)そこに焼夷弾(火炎や高熱で殺傷・破壊する爆弾)を落としたんですよ。ガソリンの塊みたいなものですよね。地上何百メートルのところで、炸裂して落ちるんです。だから火の海になって・・・。東京大空襲はたった二時間で、十万人の人が死んだんですよ。もう火の海の中でみんな苦しんで・・・。」美「すごい残酷でしょう?だってね、戦闘要員、つまり兵隊さんとか軍事施設だけだったらわかるわよ。戦う能力のない、非戦闘員の女、老人、子供をやる?(第二次大戦の犠牲者6000万人のうち、その半数は民間人だった)だからある空軍大佐は、軍事施設だけやりましょうって。アメリカにも良心的な人がいるのね。でもその人はぽーんと左遷されてしまって。皆殺しにしろってことになったの。それの私たちは犠牲になったんですよね。」海「そうですよ。」東京大空襲の5ヵ月後、1945年8月には広島に次いで長崎に原子力爆弾が投下され、7万人が犠牲に。当時10歳の美輪さんは、ご自宅でその惨状に出会います。美「私は原爆が落ちたときに長崎にいたんだけど、全然、何の音もしないのよ。『ああいい天気』って、防空頭巾被って、夏休みの宿題の絵を描いて、出来上がりを見ようとちょっと下がった途端に、ピカってなったのよ。『え?こんな雲ひとつない、いい天気に?』マグネシウムをたいたみたいに、雷?って思うか思わないかのうちに、雷を一千万個くらい集めたみたいな轟音がして、瓦が全部、降ってきちゃったの。」カフェーを経営していた美輪さんのご実家は洒落た洋館で、ガラスをふんだんに使った造り。そのガラスが爆風で全て、一瞬にして砕け、立っていたすぐ後ろの壁や、床に鋭く、直角に突き刺さった。ところが、顔にもどこにも、何一つ傷を負っていない。一緒に逃げたお手伝いさんやお兄さんも、裸足だったにも関わらず、まったく怪我をしていなかったそう。美「帰ってきたときにどうやって逃げたのか。ガラスが全部、針山みたいに刺さってるの。」原爆が投下された長崎では、爆風と熱線で半径1キロメートル以内は全壊。半径2キロメートル以内も80%が倒壊したほどの被害。国「外に出たら・・・」美「もう、地獄ですよ。馬は横倒しになっていて、引きつけを起こしているし。馬車引きのおじさんは飛び上がって叫んで。全身、皮が剥けているのよ。もう地獄。あちこち逃げて・・・。塀の下敷きになっている人が『助けて』って腕をつかむのよ。『キャー』って逃げたら、その人の肉が剥けて、腕にぴたっとくっつくの。もう、すごいわよ、戦争っていうのはね。」終戦後、戦災孤児となった海老名さんはご実家の処理をするために中野のご親戚のもとに引き取られるも、そのお家そのものが、焼け野原に焼けトタンを立てただけの小屋で、親子が肩寄せ合っているようなところ。居たたまれずに、親戚や知り合いのもとを転々とする日々だったそうです。海「東京に戻ってきてからは、生きる戦いでした。どこのお家もそんなに長くいられないで。子守をすれば新制中学に行かせて下さるっていう家があって。そのうちもおじさんが職が無くなったから『あんたの面倒みられない』って言われて。葛篭を背負って、あっちの家、三日、こっちの家、三日って転々として、学校も行かずに。」国「数日で変わっていっちゃうんですか?」海「だいたい、『こんにちは』って言って、いられそうだなと思うと、三日、四日いるの。で、『これが限界だな』ってわかるんですよ、自分で。そうすると『おばさん、さようなら。ありがとう』って言って、次のところに行くの。」美「あの頃はね・・・。親が子を食べさせるのに自分が食べないで、子供達だけ食べさせるって言うでしょう?おにぎりを三つ持ってたら、大金持ちなのよ。(終戦後、食料不足で米は貴重品だった)お金が何の役にも立たないの、品物がないんだから。ご親戚をたらいまわしっておっしゃったけれど、親戚も自分達が子供に食べさせるだけで精一杯。そういう時代だったのよ。だから、『日本人はどうやって生きてきたのかしら?』ってお思いにならない?」海「雑草が生えてきたんですよ、焼け跡に。ふすま粉(小麦をひいて粉にしたとき残る皮の屑)をすいとん(雑炊)のようにするんですけど、固まらないからどろどろ。そこに雑草を入れて食べてました。」美「かぼちゃのヘタとかね、大豆のカスね。」実家が焼け落ちたあとに、初めて行く気になったのは、『もしかしたらみんな生きているかもしれない』と思ったから。海「どきどきして、三ノ橋っていう橋の上に立ったときに、『これはだめだな・・・』と思ったのは、町が全部消えちゃってなかったんですよ。人もいなくなったし、家も消えちゃったし、『皆消えたなあ・・・。』ってその時思いました。うちの焼け跡の前に立ったとき、初めて大声で泣きました。『とうちゃーん、かあちゃーん』って叫んで焼け跡に入って。3月に空襲があって、そのときはもう12月の終わりで。ザクザクと焼け跡を掘っていったら、最初に弟の昼寝布団が出てきたんですよ。『これ、こうちゃんのだぁ』と思って、抱きしめました。母のお茶碗のかけらや何か、みんなの生きていた証が出てきて、泣いて泣いて。」12月の寒空のもと、雪が降ってきても『もうこのまんまでいいや・・・』とご実家の石段のあった場所に膝を抱えてじっとしていたとき、通りかかったのが黒っぽい姿の男性。海「『助けて』って言おうと思ったけれど、言わないで座っていたら、その人が戻ってきたんですよ。『姉ちゃん、しっかりしなくちゃだめだよ。こんなところでこんなことしてたら死んじゃうじゃないか。頑張ろうよ、頑張ろうよ・・・。』って言ってくれて。顔をみないでじっとしていたら『おあがり、おあがり』って。何の気なしに手を出したら、さつまいもを半分割ったのをくれて。それを夢中で食べましてね。体に本当に伝わって。『ああ、今の人、神様だったかしら?』って、そのとき思いました。」美「まだあの頃は、人情っていうものが残ってましたからね。」国「そんな方がいるんですね。」***読んでいただいてありがとうございました。
March 18, 2008
藤原竜也さん主演の番組「東京大空襲」。戦火に疲弊した人々にさらなる追い討ちをかけた人類史上、稀にみる非道な所業とその悲劇を忘れないために、拝見させていただきます。「東京大空襲 番組HP」また、東京大空襲と原爆投下などの第二次世界大戦中の体験について、海老名香葉子さんと美輪明宏さんが語っておられる回を再録いたします。「オーラの泉 終戦特別企画」「つい60年前まで、日本が戦争をしていたことが考えられないんですけれども。」と太一くん。美「アメリカと日本が戦争したことを知らない若い人がいっぱいいるんですよ。建物とか、生命だけじゃなくてね、伝統とか文化とか人の心も、全てを灰にしたんですよ。それまで日本は、アインシュタインもエジソンもチャプリンも、モネもマネもゴーギャンも、ロートレックもゴッホも、『日本ってなんて素晴らしい。』世界中から尊敬されてたんですよ。だから、60年たってもいまだに取り戻せないっていうのがね、本当に腹立たしいですよ。」江「私も戦後の生まれですからね、戦争を知らないわけですけれども。」美「でも名残があったでしょう?」江「そうなんですね。祖母からしっかり聞かされてて。私は東京の下町生まれですから東京大空襲がありました。だからその時の話で、どうやって生き延びていったか、常に聞かされていたので、私にとってはものすごくリアルなんです。その想像の域だけでもリアルなんですね。」美「これは絶対に、語り継いで、語り継いで、語り継いでね、その時代、その時代の人たちに、二度とこんな愚かなことをさせないように、語り継いでゆく義務があるんですよ。」☆ 東京大空襲・・・1945年3月10日 第二次大戦中、アメリカのB29爆撃機が、焼夷弾(しょういだん)1600トン以上を投下。東京の6分の1が焼失し、10万人以上の生命が奪われた。第二次世界大戦は世界中で6000万人以上の犠牲者を出し、日本人だけでも犠牲者は300万人以上。東京大空襲は終戦の5ヶ月前。このとき6人の家族をいっぺんに失ってしまったのが故・林家三平さんの奥さま、海老名香葉子さん。国「戦時中のお話を聞きたいんですけれども、海老名さんは当時11歳?」海「はい、小学校五年生でした。」本所深川(墨田区)生まれで、生家は江戸時代から続く竿師(釣竿職人)。お父さまは竿師として日本一だったそう。東京大空襲があったとき、海老名さんは、たったひとり沼津の親戚へ疎開(そかい)中。海「父も母も祖母も。祖母は国防婦人会の副会長をやってました。兄は3人おりまして、4人目が女の子の私で、8歳下に可愛い弟がいたんです。この8人家族で、私ひとりだけ疎開しまして、家族は残ってたんです。」国「家族と別れるときのことは覚えてますか?」海「よーく覚えてます。母が二階の母の箪笥の前に座りましてね、私の手をギュっと持ってね、『かよ子、あんたは明るくて元気で強い子だから大丈夫ね。』って言ったんですよ。その後、母は涙をぽろ、ぽろ、ってこぼしたの。それまで私は、はしゃいでたんです、出かけるので。でも母の涙を見たら、心細くなったんですよ。『もし疎開してお友達ができなかったらどうしよう。』って言ったら、また私の手をギュっと持って、『あんたは明るくて元気だから人に好かれるのよ。だから大丈夫よ。』って念を押して言ったんですよ。で、疎開しました。」国「お父さんは?」海「父は葛篭(つづら 衣類を収納する箱)を持ってくれて、弟にね『こうちゃん、姉ね(ねえね)はね、頑張って疎開するからね。』弟は数えの四つで、可愛い子でしたの。『姉ね・・・』って言っておもちゃ箱に行きましてね、私に、ひょっとこの絵が描いてあるメンコをひとつ持ってきてくれたんです。それをポケットに入れて、父に連れられて疎開しました。」国「ちょっとわからないんですけれども、何故、海老名さんだけが疎開したんですか?」海「軍で強制的でございました、あのころは。ちょうど私が五年生から、強制的に全員、疎開することに。」国「お兄さんはおいくつだったんですか?」海「兄は中学一年でした。」国「なるほど。中学一年生だったから疎開せずに。」☆ 強制疎開・・・第二次大戦末期、戦火を逃れるため、幼児・老人・学童などが地方へ避難させられた。美「それは大人の手が足りなくて、学徒動員で疎開できなかったの。何故、小学生が疎開になったか。次の日本を背負って立つ種を絶やしちゃいけないから、強制的に無事なところへ疎開させられたの。」☆ 学徒動員・・・第二次大戦中、中学生以上の学生は軍需産業などの労働力として動員された。沼津に行っても、三日に一度は家族から手紙が来て、寂しさを紛らわせてくれていたそう。国「どんなことが書かれていましたか?」海「父はね、いつも頭のところで、『かよ子ちゃんの夢を見ます』って書いてあるんですよ。『寂しくなったら、東京の空に、父ちゃん、父ちゃん、父ちゃんと、三回呼んでごらんなさい。』って書いてあるんです。」美「やさしいお父さまね。」海「ええ。」危険を避けて疎開した沼津にも1945年には8回もの空襲があり、市街地の大半は破壊されたそう。また、人を直接攻撃する機銃掃射も。海「低空で飛行機が飛んで来るんですよ。一度なんか学校で帰宅命令が出まして、空襲警報のサイレンも何も鳴らないうちに、米軍機がワーと来まして。防空頭巾を被ったまま夢中で、垣根に頭を突っ込みましたの。しばらくたってみたら、防空頭巾に鉄の破片が刺さっていて、慌てて落としました。火みたいに熱かったんです。それから近くに自転車がひっくり返って、ぐるぐる輪っかだけ回っていて。はっと気がついたら血がぱっと広がって・・・。」国「目の前で自転車に乗っていた人が、飛行機が来たことによって・・・。」美「飛行機の上から撃つのよ。ほとんど面白がって撃つの。」江「低空飛行っていうのは、どのくらいまで下がってくるんですか?」海「顔が見えますよ。」美「顔が見えるくらい。」お二人が同時に答えるのに、太一くんは驚き、江原さんは何かが腑に落ちた表情に。江「実は祖母からね『本当に操縦しながら笑ってた』とかね。作り話だろうと思ってたんですよ。顔が見えるまでね、『そんな低空飛行ないだろう』と思っていて。」美「面白がって来るのよ。それで飛んで来るときにエンジンを切ってくるの、音がしないように。スーッと無音のまま、爆音がないのよ。そばに来てから、急にエンジンをかけて。私も千々石(ちぢわ 長崎県)ってところに疎開して、機銃掃射やられたんだけど、面白がって撃ってるの。標的をゲームでダーっと撃つみたいに。私たちは逃げ惑うじゃない?そうしたら、また引き返してくるのよ。もう、面白がって楽しんでるの。」国「信じられないですね。」美「そうよ。」続きます。
March 17, 2008
「ややこしや」の野村萬斎さん主演かつ、新選組の絡んだドラマとのことで観始めた作品☆テーマ曲も好きで、スルメのようなシルエットの天狗さんが月光仮面のごとく現れ、バサバサと切り結ぶ立ち回りを愉しんでいたところ、いつのまにか録画を初めから観た夫も、放送を心待ちにするようになりました。誰も倉田さんが鞍馬さんだと気づかない、というなつかしやの設定に、夫婦で毎回つっこみを入れながらも、ドラマティックな展開に引き込まれます。鞍馬天狗という作品は、もっと古い時代のお話だと思っていたのですけれどもあと数年で時代がゴロリと入れ替わる、複雑かつ新しい風のなびく幕末のお話で新選組を敵役にしたドラマとのこと。特に副長さんの描き方は時に悪そのもので、出家を決意した女性までも巻き込む非情さ。大河に馴染んだ私には「歳さんはそんな人じゃないのに…」と思うことも度々でしたが局長さんとの固い絆がだんだんと見えてきて、最後は納得のゆく形になりました。それにしても、あの時代に生きていると、どちらが正義で悪なのか、どの瞬間に光と闇が入れ替わるのか、立ち回る当の本人にも分かりかねるような、曖昧模糊とした感じを印象を改めて受けました。矢も剣も鉄砲も飛び交う中で、正義と信じて突っ走っているうちに、矢面になった局長さんたちの行末を知っているだけに天狗さんと闘う場面もどちらにもつくことなく、みてしまっていて。ラストは二つの立場が止揚するようなシーンになっていたと思います。楽しめたのが、配役の妙。石原良純さんの演技はこれまで観た記憶がなかったのですが桂小五郎役、とても似合っておられました。幕末の裏社会を牛耳る悪徳商人の役で出演しておられたのは、石黒賢さん。演技や声の高さを大河のときの桂小五郎と同じようにしておられたので、「桂さん、なぜ日本を外国に売ろうとしているの?」石原さんと石黒さん、特に幾松さんのお座敷にいるときはどちらが桂さんか混乱しそうだったのも、ああややこしやで、面白く☆鞍馬天狗といえば、杉作少年。明智さんには小林くん、ホームズにはウィギンズのごとく、正義の味方には少年役がつきもの☆その杉作くん役の可愛らしい男の子、どこかで見たことがあるなあと思っていましたら「しゃべれども しゃべれども」で見事な落語を披露してくれた森永悠希くんでした。映画のときよりも少し大きくなっていましたが、非常に上手い俳優さんです。頭巾の隙間からほんの少し覗いた野村さんの目と眉の演技に魅せられたこの二か月、「あ~天狗が終わっちゃったよ~」と第八回を観終わった夫。ヒーロー物が最終回を迎えたときの、寂しくも清々しい感覚なのでしょう。「続編がきっとあるわよ。」「正体がわかってしまったからなあ…」いかがでしょうか、NHKさま。 「NHK 鞍馬天狗HP」
March 8, 2008
卓球の中継をゴールデンタイムに観られるようになったことにしみじみとしながら、チャンネルを合わせていたこの数日。夫婦ともに中学の所属クラブが卓球だったので、街なかや宿泊先にピンポン台があると見過ごせずにゲームを開始、サーブ、カット、ドライブ、そしてスマッシュの応酬…とまではゆきませんが、つい熱が入って、とても温泉卓球とは呼べないような展開になります☆高校に進むと、何故か世間ではこの競技が冷遇されるような状況に。同じクラブに所属していた同級生に久しぶりで会ったときなど、「言わないで!」と卓球をしていたことを隠す発言もあって。時は移り、主に女子選手の方々の活躍ぶりが取り上げられるようになったことで認知が変わっていったように思います。さて、ゴールデンタイムの女子選手の方々の試合も見どころが多く、いつもより早めに帰ってくる夫と愉しんでいたのですが、気になるのは男子選手の方々の試合。「男子の試合中継はないんだね」と少し寂しそうな夫のためによくよくTV欄をみると、ゴールデンから遥か下方、日をまたいだ辺りに、小1時間ほどにダイジェストされた番組がありました。フィギュアスケートと同じく、女子の方が優遇されているのかしらと思いつつすでに寝入ってしまった夫をよそに宵っ張りで観てみるとダイナミックかつ緻密な応酬が、ものすごく面白いのです☆準決勝に進んだことで、ようやくフルタイムで中継された昨日、特に18才の水谷選手と、25才のアテネのメダリスト・韓国の柳選手の最終試合は水際立っていて。時に狭いボード上に体を畳み込み、互いの脇を刺し合うような息詰まる連打が続き、またテニスコートほどにも動作範囲が広がるスマッシュの打ち受けもあり、格闘技のような様相で湧かせてくれました。最も返球が早く多彩で、振幅の大きさが見どころの球技、北京五輪も愉しみです☆ 私はペン派、夫はシェイクハンド。またラケットを買おうか~と言い合っているところ☆
March 2, 2008
クリムトと薩摩切子があしらわれた映像に清々しく流麗な音楽の乗る美しいオープニングから今年はしっかりとオンタイムで観ている大河ドラマ。これまでも、女性が主役の大河はありましたけれどもタイトルロールで、しかも女優さん本人がテーマ曲と共に現れる作品はなかったように思います。金と赤を纏い、恋人たちの足元の花々が咲き舞う中にたたずむ可愛らしくも凛々しい篤姫。お気に入りのタイトルバックです。 昨年、2004年の大河ドラマ「新選組!」をDVDで繰り返し観てなんとか幕末の史実が頭に入ったところで、今度は女性の立場と、薩摩側からみた同時代が描かれてゆくのがなんとも嬉しく、興味深いところ。実家の父が薩摩藩の流れを汲んでいるので「新選組!」の隊士さんたちに惹かれながらも一方でやや複雑な思いを持ちながら幕末の行方を追っていて。どちらかというと反判官、勝てば官軍、強者の立場の薩摩藩出身の志士たちを下積み時代から見られるのでこれまでよりも親近感を持っていただきやすくなると思います。また、流行りの「大奥」絡みを取り上げるところも視聴者の望みに敏感なNHKさんならでは。時代考証も美術もしっかりとした世界をみせてくれることでしょう。 篤姫の宮崎あおいさんは、映画「NANA」やCMで拝見するぐらいだったのですが観る人をひき込むような笑顔と明るい声音がとても好きです。幼い時代を演じられても違和感なく、良家のお姫様の品もあり、かつ男性と渡り合う潔さ賢さも持ち合わせた、よき表現をされていると思います。あっという間にいなくなってしまわれた調所(ずしょ)さまこと平幹二郎さん。「義経」の後白河上皇以来の登場で、爛々と灯る大きな眼で悪役を全て引き受けて立つ役どころがとても素晴らしく、もう少し長く拝見していたかったです。回想シーンでの復活を希望☆家祥(家定)の堺雅人さんは、登場する度に、ついつい子供と「山南さんがうつけ者に…」と言い合ってしまうのですが、実はそうではない、というところも観られてワクワクしました。今後の篤姫との関わりがとても愉しみです☆ 「NHK 篤姫HP」
February 3, 2008
鹿鳴館の名を知ったのは受験期。市川崑さんの映画のシーンは、街角のポスターやCMなどで娯楽を断っている高校生にもちらりちらりと目に入ってきて。演劇部に在籍していた身には、セットの大階段は特に魅力で、テスト明けの憂さ晴らしに、校内の階段を使って「鹿鳴館」ごっこに打ち興じ、何事かと集まってきた勉強でささくれ立った友人たちの心に、ひとときの感興と狂騒を提供?していた…という惚けた思い出があります。そのころは、かの三島由紀夫氏の原作であるということも、小学生のときから大好きな「黒蜥蜴」と同作者であるということも意識せず。ただ、そこはかとなく伝わってくる華麗な世界に、刹那の逃避をしていたのでしょう。 晴れて大学生となってからも「潮騒」の舞台・神島に足を運ぶ程度で三島作品や縁の場所に触れる機会はあまりなく。その頃、ふらりと入った書店で手に取った本で彼の最期を知ることになり当時、共に演劇をしていた友人がその末期に関わる方の甥御さんとわかり大人たちが声をひそめて話していた理由をようやく得心したのが80年代の終りでした。卒業に近い頃、澁澤龍彦さんの逝去に伴なうブームが起き、その作品の中でときおり現れるMの痕跡を認めるのが、90年代の始め。 続く就職、結婚、育児に翻弄され、再びMに出逢うのは、WOWWOWで放送されたベジャール氏の「M」と美輪明宏さんの「黒蜥蜴」でこれは世紀が改まる前のこと。そして愛知万博が催された三年前。美輪明宏氏演出「黒蜥蜴」、蜷川幸雄氏演出「卒塔婆小町」「弱法師」、明くる年の浅利慶太氏演出「鹿鳴館」決定、映画「春の雪」、「三島由紀夫・みやび」公開と大阪万博の年に散った文人を思い起こすかのように縁の作品が現れ出で、足を運ぶことができたのでした。 振り返ってみると、文学よりも舞台や映画、他の人が語るエッセイで三島像を膨らませることが多かったよう。映画「春の雪」観賞で「豊穣の海」四部作にようやく触れ、文庫になっているものをいくつかと戯曲を一通りさらって、いまは全集を第一巻から通読中。本稿と異稿の読み比べや、源氏好みの作風も面白く、制作ノートでの作品が出来上がるプロセスなども愉しんでいたところへタイムリーな「鹿鳴館」のTV放映。期待しています☆「鹿鳴館 テレビ朝日HP」
January 4, 2008
ワールドカップ、ウィンブルドンとスポーツ分野でも注目のフランス。かの地はいにしえより、異国のよきものを取り入れ、育て、文化芸術を振興させて、一大帝国を築き上げてきたところ。八回連続のNHKの特集、ご覧になっていらっしゃいますか?第一回のフォンテンブローの宮殿は、当時もっとも文化水準の高かったイタリアの影響を多大に受けて作られ、技術を磨きぬいたフランスがのちにかのヴェルサイユにその力を昇華させる過程の一端も伝えてくれました。 【空撮ヨーロッパ世界遺産】悲劇の王妃として名高いマリー・アントワネットも、オーストリア出身。彼女がフランスに持ち込んだものも、いくたりもありますね。モーツァルトと同い年の彼女の生誕250周年でもある今年にとってもふさわしい企画だと思います。 【マリー・アントワネットとマリア・テレジア 秘密の往復書簡】今夜はリヨン。またどんな姿を見せてくれるでしょうか、愉しみです。楽天トラベル
July 20, 2006
本日は劇団フォーシーズンズの「屋根裏の怪人」の練習風景があり赤薔薇を抱えたヒロインがアメージング・グレイスらしき曲で登場。ミュージカル、特にオペラ座の怪人フリークの皆さまは、必見?です。宮藤官九郎さん、確実に、あの方の映画をご覧になってますね☆というより、昼ドラ世代に「赤薔薇」「怪人」とあの方を匂わせるものがヒットすることを見抜いておられるのでしょう。次は「大階段」&「シャンデリア」でしょうか?☆午後一時からの宮藤官九郎さん脚本の連続ドラマ・「我輩は主婦である」。及川光博さんがご出演、夏目漱石が乗り移った主婦・斉藤由貴さんのだんなさま役。会社を辞めて、どうやらミュージカルを作ろうとしている模様です☆ 【ぜひ『仮面の男』を☆】「我輩は主婦であるHP」 【屋根裏といえばリトル・プリンセス☆】
May 22, 2006
王監督、選手時代の活躍に心躍らせ、HR世界記録を心待ちにし、「リトル巨人くん」を読んでいた小学生の頃を思い出しました☆奇跡の連続、選手全員がサムライに見えましたね。本当におめでとうございます☆
March 21, 2006
「オーラの泉」でも紹介されていたオダギリさんの新番組、「THE 有頂天ホテル」で共演の麻生久美子さんもご出演、観ていらっしゃいますか?【新選組!! 土方歳三最期の一日】オダギリさんの役どころは、警察の時効課に勤める霧山という、少し得体の知れない雰囲気の青年。タイトルのとおり、時効になった事件を、まったくの趣味で解決してゆくことにした霧山は、最後には、ライフカードならぬ、チープな「誰にもいいませんよ」カードに認め印を押し、真犯人に渡して去ってゆく。【メゾン・ド・ヒミコ 特別版(初回限定生産2枚組) (オリジナル・ショートムービー収録】ちょっととぼけた感じで、ときにコロンボティストが入り、金田一耕介が入り、そのうち古畑任三郎も登場するかなと。よい役者さんは本当にふっと違う人になってしまうんですね。【オペレッタ狸御殿 プレミアム・エディション】監督は毎回違い、これまでオダギリさんが一緒にお仕事をされてこられた方々なのだそう。去年は10本ほどの映画に出演されたりなど、多忙を極められたようですがいまはこの番組1本にしぼり、とてもゆったりとした感じでお仕事をされているようです。我が家はライフカードの「ネットの続き」で彼がお気に入りになった夫とかかさず観ています。(第一回は曜日がわからず逃してしまいましたが。)【SHINOBI】放映は金曜深夜。一部地域では違う曜日ですので、ご覧になりたい方は番組HPでお確かめくださいませ。時効警察HP サムライの系譜・オーラの泉心の鬼退治・オーラの泉
February 8, 2006
THE 有頂天ホテルの特番を観てから、明け方寝入った後に見た、カラーの夢。いつもはモノクロでめったにカラーは見ないと書いたためでしょうか。夢も、暗示を受けやすいのがよくわかる内容です。「 緑の大きな三人がけのソファー が置かれた部屋。右手には三谷幸喜さん、正面の緑のソファーには八嶋智人さんがいてしきりに電話で話しています。私は花のカタログに載った黄色いパンジーを見ていますが、ふと気づくと、三谷さんの鋭い視線。『あなたの番を待っているのに。』どうやらこの場はオーディションのよう。あわてて八嶋さんが移動したあとの緑のソファーに座り、セリフ開始。八嶋さんの会話のあとに続けて、ストーリーを作ってゆくものらしいと電話を取り、話し出します。『待ち合わせ、九時半だったわよね。今11時、ごめんなさい。私、仕事場を異動することになっちゃって、その打合せ。ええ、上司の方と一緒。』がっくりするリアクションの八嶋さんを嬉しそうに見て笑う三谷さん・・・。」などという取りとめのないものでしたが、興味深く思い、夢日記に書きとめてから、録画しておいた「女王蜂」を鑑賞。元宮様のご別邸を改装したというホテルや歌舞伎座のたたずまいは、横溝作品に合っていて、とても愉しめました。「そうなのではありますまいか。」「そうです、そうです。」など稲垣吾郎さんが舌を噛みそうになりながら話していたセリフも小説そのままで、とても懐かしく。女王蜂たる智子は、小説では息をのむほどの佳人と描写されています。大好きなこの作品を、本当に美しい方で拝見したかったので、栗山千晶さんに演じていただいて大正解。また及川光博さんが「春の雪」の試写会で「これから宮さまをもっとやります。」といったことをおっしゃっていたのですが、この作品のことをさしていらしたのかもしれませんね。とにかく、お二人が並んでいる様子は麗しゅうございました。 【姫、踊っていただけますか?】さて、「女王蜂」における最初の事件のキーポイントになるのが、ウェストミンスター寺院を模した時計台での待ち合わせ時間が9時半だということ。明け方のカラーの夢知らせ、小さなものではございますが面白く思いました。「夢のメッセージ」☆THE 有頂天ホテルのセットも、4つのスィートルームや大階段などとても素敵です。作ったのは「キル・ビル」のGOGO夕張のシーンのセットを担当された方だとか。
January 10, 2006
「オペラ座の怪人」以来、映画DVD購入回数が飛躍的に増えていましたが我が家のハードはあいも変わらずVHSとパソコン。17インチの小さい画面に向うのもそろそろ限界かしらと思い、楽天さんでも買える安価なプレイヤーを見て、夫にも交渉し続けておりました。「買うなら、プレイヤーではなくレコーダーを。」五年後にはデジタル放送が始まるのでそのときに一気に買い替えようと申します。ところがVHSさんの調子もどうやら危うくなってきましたので、年末から徐々に篭絡にかかり、めでたく購入の運びとなりました。☆番組表で簡単予約・CMカット・2番組同時録画・録画中番組視聴など機能充実【◆送料・振込手数料無料◆MITSUBISHI HDD内蔵DVDレコーダー楽レコ DVR-HE10W】二番組同時録画ができるのは、この時期とても嬉しいこと。「新撰組!総集編」と「古畑任三郎」の三谷幸喜作品同時放送でお試し。使いこなせるかというハードルは、ファントム見たさに説明書を読み、検索画面にも「オペラ」「美輪明宏」さまなどのキーワードを新たに追加。もちろん映画DVD観初めは「オペラ座の怪人」、メイキングを。パソコンで観ていたときより数倍美しい画面と、あれほど観ようとしなかった夫と共にファントムについて語っているという状況の変化に、歓びを新たにしたのでした☆☆それにしてもいったいどのくらい資金投入させるおつもりなのでしょうか☆
January 4, 2006
新庄さんと天草四郎の生まれ変わりである美輪さんが島原で御一緒だったとは。昨日、ちょうど島原の乱についての番組を観ていたところでしたので非常に興味深く拝見いたしました。後日、詳しくアップいたしますね。(追記)--- 新庄剛志さん・上戸彩さん・増田恵子さん出演のオーラの泉と、 デジタルニューマスター版のローマの休日が本日放送。 クリスマス・イブにふさわしい番組ですね。 ぜひご覧下さいませ。 オーラの泉とフィギュアと義経総集編が重なっていて。 しかもオーラとフィギュアは両方国分太一くん司会ではないですか☆ フィギュア、村主さんの演技は見逃したくないですね。 (追記・総合優勝とのこと、おめでとうございます。 オリンピックでまた素晴らしい演技を拝見できること、期待しております☆) 感想は後ほど。 これまでの「オーラの泉」感想・まとめなど ☆楽天ブックスさんはただいま送料無料☆ 【美輪明宏のおしゃれ大図鑑】 ☆今夜は子供の作ってくれるイチゴのせチーズケーキとチョコケーキを 夫が帰ってきてから囲む予定です。 皆さまもよきクリスマスをお過ごしくださいね☆
December 24, 2005
公演回数1446回、観客動員数356万人を数える宝塚歌劇の最高峰・「ベルサイユのばら」。日向薫さんのフェルゼンの舞台を思い出しつつ、番組を楽しみました。1974年の初演は、宝塚ファンの一女性からの提案がきっかけだったよう。今日の隆盛からは考えられませんけれど、当時宝塚はTVに完全に押され、観客が二割しかいない日もあったとか。演出の植田紳爾さんは250万部を越える大ヒット作「ベルサイユのばら」に賭けたのだそうです。フランス革命、ロココの女王、男装の麗人と、これは確かに宝塚にぴったりの題目。オスカルファンの方々からは、はじめ上演阻止の動きもあったようですが、舞台が始まってみると、その声はぴたりと止んでしまったそうです。ベルばらの有名なシーンに形をつけたのは、歌舞伎界出身の名優・長谷川一夫さん。20代のとき、暴漢から顔に12センチもの傷をつけられ、俳優生命を絶たれたと思ったとき、映画の主演に抜擢してくれたのが宝塚創設者。その恩に応え、歌舞伎の手法を300本の映画に出演されてさらに磨きぬいた技を、宝塚の女優さんたちに教えてゆかれる過程、胸躍るものがありました。【ジャンデプレ パラベルサイユ】 歌舞伎の形に心情を入れ込んでゆく手法のひとつが生かされたのが、マリー・アントワネットが断頭台にのぼるシーン。当初、まっすぐそのまま階段を登っていこうとしていたのを、まず、観客の方を向く→スカートを背中までたくし上げる→観客席を向いたまま、後ろ向きで二段階段を登る(この世への断ち切れない未練を表現)→スカートを離して振り返り、断頭台を見上げる(フランス王妃としての誇りを表現)。感情をしぐさにあらわしてゆく技は、歌舞伎役者、それも女形をされていた長谷川さんならではのもの。「雪之丞変化」など映画の中でも男女を演じ分けていらしたそうで、ただ呼ばれて振り返るシーンだけでも、さっと素早く動作をするのではなく、いかに美しくやさしく清らかに演じるかをみせてくださったそうです。(「なあに。」と振り返るさま、美輪さんの様子と同じでした。)【ゲラン メテオリット ヴォワイヤージュ】もうひとつ、圧巻だったのが舞台に初登場するオスカルが、瞳に星を飛ばす手法。確かに漫画には、お星さまが輝いていますよね。最も観客にうったえる場所は舞台の中央ではなく、舞台袖から三割だそうで、これは、歌舞伎で黄金の位置と呼ばれているそう。花道もこのあたりにあるように思います。長谷川さんはこの位置にオスカルを立たせ、視線を2階の手すりから1階に落とし、客席の「いー26番」を見なさいと。これで、観客がどよめくほど、瞳に星がきらきらと輝く麗人が完成。機会があればこの座席に座って、星を受け止めてみたいものです。【オスカル生誕250周年作品~ジグソーパズル】初演の大成功をおさめたベルサイユのばら。再演が決まって新たに生まれた名シーンが、漫画でも有名なバスティーユ出撃前夜。長谷川さんがオスカルとアンドレのこの対面にほどこしたのは、「究極の愛の形」。まずオスカルには足を横へ投げ出させて男から女へ変わる様子を表現、アンドレはそのオスカルを片足を曲げた中腰の姿勢で受け止めてから、上体を客席に向けて思い切りひねり、その状態で二分間耐えなさいと。この不安定な姿勢のまま、ふたりは歌も歌うのです。「今宵一夜」のシーンは、こんな風にして出来上がっていたのですね。【トランプ フランス・ロワイヤル】長谷川さんがおっしゃっていたのは「お客さんは怖いで。」という言葉。とにかく細かく形をつけ、視線ひとつひとつを決めていっても、心を入れていかなくてはならないということ。形にしても、体に痛みが走るほど美しくきめて、初めて感動を与えられるということ。また植田さんは「明日に、10年後の宝塚に繋がらなければ意味がない。前よりもよいものをお客様に見せること。」と。ゆえに「ベルサイユのばら」は勝負のときにしか上演しない。次々にスターを生み出し、ひとつの成功に甘んじることなく成長を遂げ続けてきた宝塚の秘密を垣間見ることができたように思いました。来年はアントワネット生誕250周年。宝塚での舞台もあり、また素晴らしい夢をご覧になれることでしょうね。
December 9, 2005
横溝作品の中でも一番好きな「女王蜂」が新春ドラマで栗山千明さんの智子/琴絵にて制作中とのこと。 【月琴島の物語】 取り巻く男性が次々毒針に刺されるごとく消えてゆく、本人があずかりしらぬまでの妖しき美貌。 【プリンセスから妖女まで】 彼女以上にふさわしい方はいないでしょう。お正月が愉しみになってまいりました☆ 【藤原竜也くんの妖気に対せる女優は彼女だけかもしれません】 本日は「ブラザーズ・グリム」鑑賞予定。女王・モニカ・ベルッチの美貌にも触れて参ります。感想は後ほど。☆「白雪姫」のお妃=白雪姫のその後の姿、という物語、栗山さんなら二役していただけそうです。「出逢った本はあなたの軌跡」 【四人の中で群を抜く美しさ】 【美貌の友】
November 10, 2005
歌手であり、ミュージカルで活躍されていた本田美奈子さんが白血病のため亡くなったそうです。彼女の役者魂は本物で、舞台途中の事故で、足の骨が砕けても歌い、演じ続けていたのだそう。「ミス・サイゴン」で子どもに向って「お前のためなら 命をあげるよ」と歌っていた姿をTVで拝見し、その鬼気迫る様子に圧倒され、実際の舞台での姿をぜひ観たいと思っておりました。ご冥福をお祈りいたします。 【AVE MARIA~時】 【アメイジング・グレイス】
November 6, 2005
市原悦子さん、常田富士男さんの語りの「まんが日本昔ばなし」が11年ぶりに復活。娘が幼いときに、一番観せたかった番組。放送終了後も、たくさんのリクエストが寄せられ続け、再びのレギュラー放送に至ったのだとか。第一回目のお話は「かぐや姫」と「ちょうふく山の山んば」。昨日、小学校で読み聞かせを一緒にしている友人とこの番組が再び始まるという話題がのぼりました。昔話を知らないお子さんが増える中、素晴らしいことね、と。ちょうど「かぐや姫」のことも話していて。面白さ、不思議さ、ときに残酷さを交えて、大切なものを伝えてくれる物語のストックは、考え方のバリエーションを豊かにしてくれることと思います。「まんが日本昔ばなし」 ぜひご覧くださいね。☆追記「まんが日本昔ばなし」、拝見しました。娘はビデオのCMであのオープニングソングを途中まで聞いたことがあるだけでしたので続きがあるのを喜んで聴いておりました。不老長寿の薬、二つの満月の物語、美しく優しい言葉使い。「かぐや姫」に求婚した人たちが、きちんと5人だったのも嬉しく。仏の御石の鉢→闇を照らす色紙(クリスマスツリーのようでした☆)蓬莱の玉の枝→ひかる実のなる金の枝火鼠の皮衣 →金の毛皮竜の首の玉 →竜の目玉の首飾り燕の子安貝 →ひかりを放つ扇満月の夜に帰らねばならないかぐや姫と、満月の夜に生まれた山んばの子ども。(月章記を使っているパラオ共和国では、出産は満月の日と決まっているのだそうです。)新月(闇夜)ならばついたちでひと月が始まり、満月ならば15日でその月の折り返し地点と、空の月とともに生活していたこともよくわかるお話ふたつでした。☆追記2読み聞かせのお手伝いに行きましたら、ご覧になっていないお母さまがいらして来週からはぜひ親子で観たいと。瓶や井戸といった身の回りにあるちょっとしたもの、餅つきなどの生活の中に溶け込んだ祭事なども物語を通して伝えてくれるということなど、話に華が咲きました。追記311月2日の第二回目の放送は「まんが日本昔ばなし」は、「ききみみ頭巾」、「キジも鳴かずば」。録画をしましたので、これから拝見します。
October 19, 2005
美輪さん、江原さんご出演のオーラの泉の放送が10月19日(水)より毎週水曜日・23:15~24:10に変更になり、放送局も増える模様です。詳細は下記へ。オーラの泉子どもがいつも観ている某局の「トリビアの泉」と同じ水曜日、これなら忘れずに観ることができますわ。kanonさま、いつも情報ありがとうございます☆ 今までご覧になっていらっしゃらない方、見逃してしまった回のある方は、せひkanonさまのサイトへ。詳しく実況してくださっています。
August 28, 2005
美輪さん、江原さん、国分くん出演の「オーラの泉」が深夜関東地方で放送、東海地方で翌週再放送されています。毎回、素晴らしい教えをいただけるこの番組が、ゴールデンタイムに放送されました。ゲストは奥菜恵さん 杉田かおるさん デヴィ夫人。デヴィ夫人の若き日の美しさ清らかさは、確かに大統領夫人にふさわしいもの。及川光博さんも観られて、幸せでございました。「オーラの泉詳細」kanonさまのサイトです。前回放送は宇梶剛士さん。スペシャルでも少し放送されましたが、迫力あるものだったようで30分では収まりきらず、二回に分けて放送されます。こちらもよろしかったらどうぞ。
July 15, 2005
美輪さまご出演の「オーラの泉」がレギュラー化されたそうですね。関東では月曜深夜から放送中とか。番組HPも。こちらでの放送は遅れるそうですが、とても詳しく番組の内容を書いてくださるサイトがあったので、本日はそれを読ませていただいておりました。ミッチーの前世がカストラードというのは、本当に納得!!YOUさんが椿姫的存在だったというのも、わかります。18世紀のオペラ座に縁の深そうなお二人。美輪さんの番組にもふさわしいですね。斎藤孝さんのオーラが青・赤・黄色なのは日頃からおっしゃっている「ミッション、パッション、ハイテンション」の色なのだとか。そして山口智充さんのオーラが紫というのも。彼は非常に素晴らしい人格の持ち主なので。来週のゲストは高嶋政宏さん。いま美輪さまの「黒蜥蜴」で明智小五郎をしていらっしゃいますね。彼はかなり霊的パワーの強い方のようで、内容がアップされるのがとても愉しみです。夕べは、ヨガのお仲間が貸してくださったビデオを観ておりました。題名は「海人(あずみ)の旅」。昨年放送された、全国の塩を作っていらっしゃる方々の特集です。ヨガ教室の先生が、対馬の「玄海の塩」という地元の方でもなかなか手に入らない塩を作っている方と懇意で、幸い教室に在籍していると分けていただけるのですがこれが粒が大きくて、ミネラルたっぷり。お料理がとても美味しくなるし、白湯に一つまみいれてお風呂で飲むと滝のように汗が出るのです。番組をみていると、昭和46年から塩田が禁止され、塩は専売公社のみの扱いになったとか。塩化ナトリウム、NaClのみを海水から取り出す技術が開発され、塩が安価に手軽に手にはいるようになった一方、化学合成された塩に危惧を抱いた人々もかなりいたのだそうです。「球美の塩(海洋深層水塩)」専売公社に掛け合って、海藻を混ぜることで塩つくりを続けた方、ソルトタワーという天日干しの塔を作った方々も。伝統の塩汲みは「山椒太夫」で厨子王たちが使役していた様子が彷彿とします。平成9年に塩の製造販売が自由化されたため、全国各地で塩を作る場所が増えたそう。確かに数年前から、日本のみならず、世界中の塩が手に入りやすくなりましたね。私は腎臓が弱く、小学生のころ入院したり、減・断塩食を食べていたこともあるので、大人になってからも塩からは距離を保って生活をしておりました。浮腫みが出やすいのも、腎臓が弱いためのよう。最近は、ミネラルを含んだ塩を適量摂取することは体の浮腫に良いことを知り、飲み物や料理に生かせるようになっています。その番組の案内役も、高嶋政宏さん。昨日、今日でなんだか不思議なご縁を感じます。6月の舞台がますます愉しみになりました。☆☆日記に書いている、とても詳しい「オーラの泉」の内容を伝えてくださっているkanonさまより、リンクのお許しをいただきましたので、ぜひアクセスしてみて下さい。「オーラの泉」番組のHPより数十倍、臨場感がありますよ。読み込んでしまうので寝不足にご注意!☆☆
May 20, 2005
かの「赤いシリーズ」は「冬ソナ」に通うところがあるのでは、とヨン様ファンの方とつい先日お話していたところ、深田恭子さんをはじめとした方々で6月からリメイクされることを知りました。やはり韓流ブームによって、「赤いシリーズ」の作風にスポットが当たっているのだそうです。山口百恵さんの「赤いシリーズ」、覚えていらっしゃいますか?「赤い絆」、「赤い衝撃」、「赤い運命」、「赤い疑惑」など、10作品もあるそう。百恵さんの芸能生活は短かったにも関わらず、「伊豆の踊り子(川端康成)」、「潮騒(三島由紀夫)」、「古都(川端康成)」などの映画にも出演されていて、いまなお名作の誉れ高いようです。「伊豆の踊り子」私がよく覚えているのは、「赤い疑惑」。高校生の幸子が父親の勤める大学病院で放射能洩れ事故に逢い、そこから救い出してくれた医学生と恋に落ちる。ところが事故が原因で白血病に。輸血が必要になったとき、幸子の血液型がまれにしかないRHマイナスAB型だとわかり、それがきっかけで医学生は彼女が自分の異母妹だと知る・・・。「赤い疑惑」「白血病」、「RHマイナスAB型」、「異母兄妹」など、血縁を主題にしたという「赤いシリーズ」ならではのキーワード。友人がこの血液型だときいて羨ましく思ったり。本当の母親(育ての父親の妹)は岸恵子さんでパリに住んでいるという設定。パリを訪ねる様子も素敵で、岸さんの優雅な物腰と話し方、ファッションに惹かれ、当時からお手本のお一人にさせていただいております。ベルばらと並んでこのあたりからかの地に行きたいと願ったのだと、改めて思い出しました。「君の名は」「細雪」「女王蜂」「赤い疑惑」、やはりシリーズの中でも一番の傑作だと言われているそうで、新シリーズもこの作品からスタートするそう。医学生役(当時三浦友和さん)は、うれしいことに、藤原竜也さんだとか。鈴木杏さんとの「ロミオとジュリエット」での演技、とても素晴らしかったので期待大。「恋でキレイに ロミオ&二人のジュリエット」石原さとみさんの幸子とどちらが美しいかしら?いまからとても愉しみです。「北の零年」
April 30, 2005
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