風の吹くまま 気の向くまま

風の吹くまま 気の向くまま

2005.08.16
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カテゴリ: 本棚
 岬美由紀ちゃんががんばるシリーズの文庫版です。単行本よりまた改稿されているそうです。

 イラクで発生した日本人人質事件で、臨床心理士としてイラクに派遣された美由紀。だが、攻撃を受けて一人取り残され、武装勢力にとらわれてしまう。戦争を止めたい美由紀が証明しようとする「トランス・オブ・ウォー」とは。

 さすがに性的虐待はされないものの、集団暴行され肥だめぶち込まれ棒で殴られ独房にはり付けられ・・・今回もさんざんな目にあって死を意識しつつも、希望を取り戻してがんばって、周りも幸せにしていく不死身の美由紀ちゃんです。

 中国人数千人を前にかめはめ波(すみません)をやった事件以来の、戦争における心理の証明。すごい!最後にユーフラテス川に沈みつつ微笑む美由紀ちゃんに涙・・・でした。

 前作に続いて、自衛官時代の美由紀ちゃんの訓練の話も付け加わり、これだけでもおなかいっぱいになるのに、さらにイラク戦争が本筋なので、もうたっぷり読んだ~という感じでした。
 これを読んでいると某国の薮大統領ふざけるな!という感じになります(いや前からそうだったけど(笑))。そして大統領の側近の女性が新たに美由紀ちゃんの前に立ちふさがりそうな予感です。

 イラク情勢が、この話のような結末に早くなってくれればいいなあ・・と思う読後感でした。

千里眼トランス・オブ・ウォー ←これは単行本

↓改稿された文庫版
 千里眼トランス・オブ・ウォー(上)
 千里眼トランス・オブ・ウォー(下)





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最終更新日  2005.08.16 15:53:42
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