風の吹くまま 気の向くまま

風の吹くまま 気の向くまま

2005.12.24
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カテゴリ: 本棚
人間消失(空中浮遊?)、南京陥落、列車消失、密室殺人、見立て殺人、暗号、仮面の男、小人、京劇団、オペラ、検閲図書館・・・etc.

豪華な要素いっぱいの、ほんとにミステリのオペラでありました。
しかも満州時代の歴史の闇が絡んでいるところはただのミステリではないところも見せていました。
オペラ『魔笛』を知っていれば数倍楽しめますねきっと。

「書いても書いても終わらない」と作者があとがきでおっしゃっていましたが、
読んでも読んでも終わらない・・・わけではないですが、
旧文体の部分があったり
現在と過去が入り交じったり
「平行世界」というものがあったりで

読み切るのにけっこうかかってしまいました。

終わりまで読んで、いったい「昭和」という時代はなんだったのかなあ、ということに思いを馳せざるを得ない気分になりました。
「昭和」はやはり、その初めの戦争がすべてだったんだなあ、と。
平成になり、21世紀になった今、
どんな日本、どんな世界にしたいんだろう私たちは。

注:そんな堅い話ではなく、探偵小説の醍醐味たっぷりの本ですのでご安心を。

2002年度「本格ミステリ大賞」「日本推理作家協会賞」受賞作品。

ミステリ・オペラ(上) ミステリ・オペラ(下)





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最終更新日  2005.12.24 21:52:02
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