全281件 (281件中 1-50件目)
ちょっと肌寒い雨のチューリッヒです。去年の秋、仕事に一区切りついてから、夢だったところへ旅行し、その後日本で妹の結婚式を祝った。いろんなことがあって、12月にはスイスにまた帰ってきてたのに、冬の間何してたの?って言われると、残念ながら特に記憶に残ってない。前に行ってた学校の続きのコースに行きたくて、何度か電話してみたけど、そのたびに「最低人数に達しないため、開講できません。」って断られてた。それで、自分では『やれるだけのことはした!』という勝手な充実感を得て、寒い冬をうちの中でひっそりと越えたんだろう。(DVD見る、本読む、ぐーたら中心。)しかーし!春になってさすがに危機感をおぼえるようになってきた。あったかい日に家にいるのはすっごくもったいない気がするし、かといってぷらぷらしてるのもちょっと気が引ける。今の自分に何が必要なのか考えてみたところ・・・「スイスジャーマンがわかるようになること」では?と判明。今は時間もあるし、これからもチューリッヒに住んでくつもりだし、それだったらスイスジャーマンがわかるほうがいいに決まってる。仕事もまたしたいと思うし、それには絶対必要だ。スイスって本当に言葉は面倒。ドイツ語ができたって、結局人々のしゃべる言葉はスイスジャーマンだから、理解するのがすごい大変。それにちょっと南行ったり、ジュネーブ行ったりしたら、もうドイツ語使えないし!でもぶつくさ言ってても、解決しないので、ここはもう春の勢いに任せて、腹をくくることに決めたんです。というわけで、スイスジャーマンの学校に行くことにした。スイスジャーマンといっても、地域によっていろいろな方言があって、もちろんわたしはここチューリッヒの「チューリッヒジャーマン」になる。仕事の関係でトータル1年半、ベルン州に住んでいたため、わたしがスイスジャーマンをしゃべると、自動的にベルンのいなかくさ~い訛りが出る。でもまぁ、これでもゼロよりはマシだし、チューリッヒジャーマンと共通のことばもたくさんあるんだけど。小さな違いだとたとえば、ドイツ語で、「Japanerin(ヤパ-ネリン)」=日本人(女性)スイスでは、「Japaaneri(ヤパーネリ)」となり、aをのばして語尾のnを省く。大きな違いだと、ドイツ語で、「zuhoeren(ツーヘーレン)」=聞くスイスでは、「lose(ロセ)」。とか、ドイツ語で、「einkaufen(アインカォフェン)」=買い物をするスイスでは、「poschte(ポシュテ)」。と、とにかく 状態。あんまり必死にやっちゃうと、せっかく学んだ本当のドイツ語とごっちゃまぜになりそうなので、適度に取り組んでこうと思ってる。しゃべれるようになりたいんじゃなくて、ただ、理解できればそれで十分だから・・春になると新しいコトを始めたくなる、それを利用して、ここにこぎつけることができた自分に拍手です。SHIKIはベルン州出身だから、わたしにもベルンジャーマンをしゃべって欲しいみたいだけど・・使えないものは習っても仕方ないのよ、現実を受け入れてね。・・たしかに彼が東京弁の学校にお金払って行ってたら、受け入れるまで少し時間かかるかも。笑
2006.05.18
コメント(78)
みなさん、お久しぶりです長い間更新せず、怠けモノでした。途中まで書いたりはしてたんですけど、投稿にいたらないまま・・。みなさんはお元気でしょうか?わたしは相変わらずですチューリッヒはすっかり春になりました。さっそく半袖短パンの人たちを見かけます。わたしたちも昨日からベランダで夕食を食べ始めました。キッチンから遠いからおかわりを取りに行くのが面倒なんだけど、それだけ我慢すれば、やっぱ外は気持ちいいです。さて、スイスでの春の大イベントである?「イースター」も終わりましたね。スーパーで半額になっているチョコの巨大うさぎを見ました。たまごチョコももう食べあきてきました。SHIKIは甘いものはすこーししか食べないから、一袋いただいたリキュール入り卵チョコも、半分以上わたしが食べ、こないだよりも心なしかジーパンがきつくなった感じが・・。今年のベランダのお花も買いに行きました。ベタ中のベタ、「グラニウム」です。これは本当に生命力が強いし、ベランダに下げるのにぴったりなんです。色は2年前に欲しかったのに売り切れてた白、それと薄いピンクと赤のミックスの2種類を半分ずつ。この花は花びらがよく散るので下の住人にはちょっと迷惑なんです。去年はそれを考慮して、ペチュニアにしたんですが、なんかこうボリューム感がいまいちだったんですよね。スコップも買わなきゃ~!と思ってガーデンコーナーに行くとたった一種類だけど、ありました。よしっ。「Made In Japan」自慢げにでかでかと柄の真ん中に書いてあります。つい、即決です。みなさんも春をおもいっきり満喫してくださいね。
2006.04.20
コメント(8)
スイスの寒さをふっとばすような写真でしょ?モルディブでのワンショットです。これを眺めて現実逃避しましょう!さーて、帰ってきてからわたし、何もしてない気がするのにもうクリスマスまであと数日・・・せっかく家の中も玄関のドアも飾りつけしたのに、あとたった5日活躍したら、また箱の中へ帰っていくのね・・今日は友達と「クリスマス飲み会」です。チューリッヒの新しいバーでまず一杯、それから寿司をおいてるバーへ移動して梅酒でも飲もうか。その前にちょっと早めに出て、買い物する予定なんだけど・・いや~こないだの日曜日、すごかった!SHIKIとふたりでクリスマスプレゼントを買いに街へ出た。普段は日曜お店は休みだけど、クリスマス前ということで、チューリッヒ、バンホフ通り沿いのお店はほとんど開いていた。甥っ子のプレゼントの除雪車を買おうと一番大きなおもちゃ屋さんへ。いったいチューリッヒのどこにこんなに人っ子がいたのかと、本当に驚いた。チューリッヒを甘くみてました、スイスのクリスマスを甘くみてました。とにかくどこもかしこも、すんごい人、人、人でSHIKIとわたしは、目的の除雪車と家用の掃除機をゲットするとそそくさと駅に向かい、電車の中ではぐったり・・家に帰ってご飯を食べながらもしばらく無言・・・「来年からは11月に買い物を済まそう」と決定。普段は買い物に淡白なスイス人もクリスマスは人が変わったようになるんですね。それでも今日街へ買い物に出ようとしてるわたしはかなりチャレンジャーだし、もっと自分を大切にしてあげなきゃ、と思う。笑
2005.12.20
コメント(3)
お久しぶりです~!1週間のモルディブ、その後日本へ5週間、やっとスイスに帰ってきました。チューリッヒは思ってたよりもお天気が悪くて、寒いのがどうこうという前に、太陽を見たいなぁ。モルディブのことについては、写真とともにまた改めてお伝えします。簡単にはすませたくないくらい、本当に本当にすばらしいところだったから・・・日本はちょうど紅葉のまっただなかだったから、犬といっしょに、てくてく歩いてるだけでも幸せだった~。で、帰り道にたこ焼きなんかを買って食べたりして・・♪古本屋さんに通って、本をちょこちょこ買ってダンボールにつめていって、いっぱいにしてから、こっちに帰る前に送ってきたり。友達ともほとんど毎日のように会って。妹の結婚式に福岡まで行って。今回ははじめの10日だけSHIKIと一緒で、その後はSHIKIが帰ってわたしが残るという一番好きなパターン。SHIKIとは買い物に行ったり、柳川下りに行ったり、万博公園に行ったり。そうそう、今回のSHIKIのヒットは「焼肉」かなりおいしかったみたいで、ビールいっぱい飲んで満足そうだった。日本での5週間も、いつもどおり「あっ!」というまに終わってしまった。でも最後のほうは「スイスに帰りたいなぁー」って思う日もあった。そんな自分にびっくり。スイスにあるSHIKIと住む家が、いまでは自分の家だと思ってるんだなぁ。こっちに住み始めたころは一体どうなるのかと思ったけど、スイスでできた友達やSHIKI、家族に支えられながら、ここまで来たんだなって。よかったよかった!大阪はやっぱり人が多い~・・。電車で座れないってことがこんなに苦痛に思うようになるなんて。並ぶってことがこんなに憂うつだなんて。けど、買い物に行って「ありがとう」も言わずにレシートを投げるレジの店員を見るとやっぱり我慢できないんだけど!近いうちにまた仕事か学校を始めようかと思っているんだけど、今はまだちょっと休憩。しばらく主婦生活になりそう★夕飯の準備にとりかかるとしましょうか。
2005.12.07
コメント(3)
おひさしぶりです。みなさんお元気ですか?わたしは仕事もやっとひと段落ついて、こないだ仕事場のみんなにさよならしたばかり。最後のほうはシフトがすごいきつくて、7連勤・・鮮やかに?最後は燃え尽きました。休みの日のチューリッヒとの往復をしながらの半年、かなり体力的にはきつかったけど、やっぱりこの仕事がどうも好きみたいで最後の日はさみしかったなぁ。お別れ会と称して最後の週は毎日のように飲みに行ってました。タイ人ふたり、日本人ふたり、韓国人の計5人で飲んでたとき、同じバーにいた韓国人の観光客15人くらいのグループ(注*全員おっちゃん)が一気飲みをし始めて大盛り上がり。近くにいたスイス人のおにーちゃんも乱入して店内全員がのりのり。何を飲んでるかって、ウイスキービール。5分の1くらいがウイスキー!その飛び火がわたしたちのとこに・・・仕方なく(?)立ち上がって一気!こんなのは大学のサークル以来やな、と思いながら飲みきった。なつかし~!SHIKIの学校が終わりました~!これで週末の学校もないし、月700フランの支出ともさよなら。もちろんお給料も少しあがるし。最後まであんなキツイ学校をよくがんばったもんです。一家の大黒柱になるのに十分なガッツをもってるとみた。これからもその調子でがんばってね。明日はSHIKIの誕生日。もう結構なお年になったんだな~・・もう出会って5年、早い早い!
2005.10.15
コメント(3)
どうやらSHIKIに風邪をうつされたようで、のどが痛み出して鼻水もひどいです。今年はこんなに気温の差が激しい夏だったのに、いつも健康!ってすごい誇りに思ってたのに・・涙。昨日は水害のこと書きましたが、お兄ちゃんの所ももうだいぶん落ち着いてます。今は地下室の湿気をとる機械を何台か入れて、日中ずっと作動中。なんと2~3週間はかかるそう。掃除はしたものの、壁を塗り替えて、床を張りかえるまでは下水のようなにおいが消えないみたい。最近しんどいときにいつも考えてるのはハネムーンのこと。去年は結婚式やら新しく家具を買ったりやらで、ハネムーンに行く余裕がなかったけど、ついに10月に行くことに決めた。モルディブに1週間。真っ白な砂と透き通った水のある小さな島・・・一度は行ってみたいとずっと思ってたところ。島を一周歩くのにたった10分しかかからないし、レストランもバーもひとつずつしかない。海と空以外に何もないところ・・・♪「退屈だよ~そんなところ」っていう人たちも多いんだけど、魚とか動物大好きなわたしが、シュノーケルで退屈するわけないし、食べることも大好きなわたしが、モルディブの有名なカレーに飽きるとも思えないので大丈夫@そんなことを心の支えにして、毎日がんばっております。それから帰ってきたら、1週間後には日本に帰れるし!妹の結婚式もあるし!秋は楽しいことがてんこもりなのです。その後に越さなきゃいけないスイスのさむーーい冬が憂鬱だけど。。話は変わるけど、スイスって誕生日を迎える人がまわりの人に何かをおごってあげたり、ケーキを持っていったりする。これってホントになんか馴染めないし納得できない習慣。仕事場でも「誕生日おめでとう!!・・で、ケーキは何ケーキ持ってきたの?」って・・。結構まじめに訊いて来るからびっくり。わたしの次の日に誕生日だった人、ケーキを焼いてきてた。・・・・やっぱ焼かなきゃダメ?おととしはそんなスイスのあほらしい習慣を知らなかったから、昼休みに急いでケーキを買いに行った。(3000円もした!)今年は仕方ないし焼くか!と思って材料用意してたのに、風邪ひいちゃって無理っぽいので延期。歳はとるし、ケーキせがまれるし・・あんまり楽しくない誕生日やんね。あ、でも誰かが誕生日で持ってくるケーキはおいしくいただいてますがね・笑。スイスの変なルールに負けずにがんばりましょ~!
2005.09.05
コメント(5)
ここ最近は本当にいろいろありました。まずは洪水のこと。「ホームが水につかってしまってるから、今日は電車がない。お兄さん(SHIKI兄)のとこに泊めてもらいなさい。」ってSHIKIパパから仕事場に電話があった。そのときもすごい雨だったけど、まさか次の日にあんなことになるとは・・。その日の夜は大したことなさそうだと判断して、1時過ぎには次の日の仕事に備えて寝ることにした。次の日の朝・・「仕事なんていけないよ・・まずは道を見ておいで。」ってお兄ちゃんに言われ、外に出ると・・道が川になってる。地下のガレージと地下一階の部屋はすべて水の下。洗濯機もサウナもワインセラーも全部。その日は結局、仕事場も閉店。仕事は行かなくてよかったけど、くさい泥水につかった地下の掃除を一日手伝うことになった。しばらくは電車が動かないし、車も通れない。パパのうちは20時間停電し、近くの橋は崩壊していた。レストランやホテルも浸水被害のあったところが多く、その上観光客がニュースを見て、旅行をキャンセルするしで、すごい損害らしい。スイスは保険がしっかりしているから、知り合いからもよく聞いたのは「買い換えたいな~って思ってたものはわざと水につかるようにしたの」とかいう話。でも実際、保険会社がどこまで払うのか・・興味深々。仕事仲間の話によると、「掃除を手伝った人の時給も支払われる」らしい。ちなみに1時間25フラン。(2300円くらい)・・・すごい!わたしの労働時間分はおにいちゃんのポケットに入るのかしら?!笑子牛が9頭みんな死んでしまったって目に涙をいっぱい溜めて話すおじいちゃん。土砂崩れで家を一瞬で失くしてしまった家族。リニューアルしたばかりのバーが泥水でつかってしまったと悔し涙を流すおじさん。たくさんの人が被害にあって、今でも大変な思いをしているんだろうな。一刻も早く以前の生活に戻れることを祈って・・・。さて、仕事も残り1ヶ月強になりました。半年、早かったような、長かったような・・。韓国人のスタッフに美内すずえの漫画を借りた。ってかあなたなんでそんなの読めるの?!尊敬。その上肌もさすがに綺麗です。関係ないけど。じゃ、明日も一日・・・長いやろうなぁ。。。
2005.09.05
コメント(2)
今年のスイスの夏はなんだかちゃんと来ないまま、もう去っていこうとしてる。観光客の人たちも「スイスって寒い国なのね。」と言う。大阪では38度を記録したっていうのに・・8月の半ばだっていうのに、朝晩はジャケットなしじゃ寒い。せっかく買った夏服たちはほとんど出番のないまま。わたしはというと、相変わらずの毎日を過ごしてる。週5日働いて休みのときにチューリッヒに帰る、この生活の本当のハードさが今ごろになって身にしみてきた。休みが二日とはいえ連休でないことがほとんどなので、仕事終わってそのまま電車に乗り、3時間後にやっと家に着き、次の日の夕方にはまた電車で帰るというパターンが多い。それにチューリッヒのうちに帰ると、アイロンや洗濯物がたまってたり、掃除するところが目に付いたりして、ゆっくりできない。というのもSHIKIが学校卒業間近で、毎日仕事の後に勉強しているから、彼も家事をする時間がまったくない。そうしてチューリッヒに帰ってもゆっくり休みを満喫できないからといって、実家にいれば、ご飯を作ってあげたり、畑のお手伝いをしたり・・こっちはこっちで忙しかったりする。こないだは電車でSHIKIママとふたりで一日買い物に出かけて、一緒においしいランチを食べ、次の休みのときにはまたママと一緒にHeidelbeeren(ブルーベリー)を山に摘みに行ったりした。3時間摘みまくったらもう腰が痛くって・・。それをデザートに食べ、ジャムにして、タルトにして堪能した♪自分で摘んだからなんかすごくおいしく感じるんだよなぁ~。忙しくって疲れてるんだけど、もちろん仕事と家事のせいだけじゃなく、こういう楽しいイベントもあってハードスケジュールになってる。本当はチューリッヒの友達とも会いたいんだけど、「もうあと何ヶ月かでショコラはいなくなるんだね・・。来年も来ないんだもんね・・。」って3日に一回は言ってくれるもんだから、今はあと2ヶ月間SHIKIの両親孝行をしたいな、と思う。明日はマッターホルンに3人で日帰りでハイキングに行く。これはもともと私が「今年はGA(スイス国内交通機関乗り放題パス)を買ったから、せっかくだしマッターホルンにでも行こうかな。」って、ぽろっと言ったことがきっかけで、パパに計画されたこと。ひとりでふらっとしに行く予定だったんだけど、「ひとりで行くよりみんなで行ったほうが楽しいだろう!ね!」って言われて断りきれず・・・。ふらっと行くつもりが、気づいたら「ハイキング」に変わってるし、日付も決まっちゃったし、しかも「朝7時に出発だからね。」って・・。その前の日は22時まで仕事なんですが・・。「電車の中では絶対寝るから!」っていう条件だけははっきり伝えたんだけど、パパはよくしゃべる人だから、寝かせてもらえるのだろうか?!でも、これも最後のホームステイの夏の想い出。初めて見るマッターホルンにちょっとわくわく。往復電車で8時間の旅!寝まくりまっせ!☆今日はチューリッヒ、ストリートパレードやね。わたしは田舎でおとなしく勤務・・・行きたかったなぁ。
2005.08.13
コメント(0)
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。スイスはやっと夏らしい天気を取り戻してきたところです。ベランダに植えた朝顔もすごい勢いでのび続けているけど、つぼみの姿はまったくないです。こないだ時計泥棒が出た!!ひとりの男の子が入ってきた。「ショーウインドウのあの時計を見せてほしい」という。明らかにすごく若そうだったし、その時計は1000万円近いもの。しかも彼の服・・白い長袖のシャツに黒のパンツで、彼はすごいがんばって金持ちっぽく演出したんだろうけど、どうも安っぽい感じが丸出し、しかも着慣れてないというのが伝わってくる。それをスタッフ全員が感じていて、怪しんでた。そして・・・時計を自分の腕につけた瞬間、彼は走り出した!けどショーウインドウの飾りをしていたスタッフが出口をロックしていたため、そこですぐに捕まった。後ろから女の子ふたりで取り押さえようとしたけど抵抗されて、ついにロックされてるドアをこじ開けて出て行った。うちの男スタッフはあきらめきれずに全力疾走で追いかけた。近くのホテルのスタッフも一緒に追いかけてくれた。結局その男の子は捕まったし、時計は草むらに捨てられているのを発見。時計は無事だし、がんばって走ったこのスタッフには会社から時計をプレゼント。めでたしめでたし。なんだけど・・・実はその泥棒はロシア人で17歳だったらしく、未成年だということで、数時間したら釈放されるとのこと。甘いっ!!その泥棒、犯行の一日前にも下見に来てた。しかも同じ時計を見せてくれって言って、あと店内もぐるぐる見て回ってた。その時点でかなり不審人物だったから、わたしたちも目をつけてた。それなのに盗られてるなんて・笑。ま、取り返したんだけど。そんな事件もありながら、基本的には平穏な毎日。そうそう、最近お客さんによく訊かれる。「スイス料理のおいしいレストラン教えて。」「スイスらしい料理って何がお勧め?」まずはフォンデュシノワーズを挙げるとたいていは、もう食べたと言われる。チーズフォンデュ、ラクレットは冬だし。(それでも日本人は食べるみたいだけど・笑)レシュティ、アルペンマカロニ。それ以外に何かあるのか???・・ネタ切れです。全部食べたって言われて、中華を勧めたら「スイスまできて中華~??」とブーイング。うちは観光案内所じゃないし!スイス料理、ほかに思いつかないねんもん!こんな小さな国にそれだけ伝統料理があれば十分だと思うんだけどね。さて、今日も 観光案内 がんばってきます!笑
2005.07.18
コメント(7)
今までこっちで医者に何度か行ったけど、どんな医者でもいつもSHIKIについてきてもらってた。(婦人科も・・ごめんねSHIKI・笑)大人なのに情けないことなんだけど、体の調子が悪くて医者に行くんだから、原因や状況もはっきり知りたいし、気をつけなきゃいけないことなんかも間違って理解したくなかった。ま、はっきりいって「心細かった」ってことなんだけど。。それが今回、医者ひとりだちデビューすることに!←おおげさ。最近目の調子が悪かった。特にコンタクトを入れて一日過ごすと、夕方には目が真っ赤。その上痛くって我慢できない。こういうときはレンズを入れずに過ごせば一番いいんだけど、レンズを外せばまったく何も見えない・・・0.06くらいしかない視力。かといってわたしの今持ってる家用めがねはかなり古い。かれこれ5年以上も前のもの。仕事に行くのに絶対にかけたくなかった。医者に行けば絶対「かけるな」って言われるし・・かといってこっちで新しいめがねを買うのは高いし。(最低でも800フランと見積もられた。)薬局で花粉症の目薬と飲み薬を買って使ってみたり、コンタクトを装着する時間を短めにしたりとねばってみた。でもどうやら花粉ではないようで、ぜんっぜん回復しないので、腹をくくって医者に行くことにした。SHIKIによると、スイスのたいていの会社では勤務時間中に医者に行く場合は有給らしい。・・・うちのとこは違ったらしく、チーフに「勤務表に何時から何時まで行ったか書いておいて」と言われた。スイスの医者は緊急のときを除いては、予約しなきゃならない。朝、会社から電話をした。「目が痛いし、かゆいので、一度診てもらいたいのですが。」と言うと、「いつから?」「この近くの目医者に掛かってますか?」「誕生日はいつ?」「電話番号は?」と質問攻めに。何も電話で誕生日訊かなくってもねぇ。当日の15時に予約がとれたので、仕事を抜けて行った。まずは紙に住所や電話番号、保険会社名、職業を書く。待つこと30分・・・。まだみたいだ。さらに30分・・・やっとお呼びがかかった。症状を説明して、コンタクトを今装着していると言ったら、「なに~~?」と驚きとあきれたリアクションが返ってきた。ハイハイすみません。。結局目薬もらって、コンタクトは1週間はつけないこと!って。「とりあえず目薬を一日一回さして、一週間してもよくならなかったらまた来てください。」という先生の言葉に「一日一回だけですか?!?」と驚いて答えた。そしたら、「3回!」って・・・たびたびすんません・・。大事なとこだけは理解したんだけど、結局専門的な言葉とスイスジャーマンまじりの説明がわからず、わたしのいつも求めるはっきりした原因なんかはよくわからなかった・汗。診察が終わって、受付の近くに腰を下ろした。スイスでは日本のようにその場で診察料を支払うのではなく、後日自宅に送られてくる振込み用紙を使うと知ってた。でも、今日は名前や住所を書いたものの、身分証明書なんかの類はまったく提示してないことを思い出して、さすがにこのまま帰れないだろうと思った。しばらく座ってると、受付の女の人が来て、「薬もらってないのですか?」って。「もらいました。」「先生が待つようにって言ったんですか?」「いいえ。」「じゃあ、今日はもう結構ですよ。」と笑って言われた。待合室にいたおばちゃんやおばあちゃんたちの視線があらあら~この子は。って微笑んで言ってるように感じながら病院を出た。(そう願いながら?笑)わたしの病院デビューは無事に?達成したのでした。
2005.06.16
コメント(3)
スイスでは一ヶ月前から公開されてる「Danny The Dog」。(ここではオリジナルではなく、「Unleashed」というアメリカと同じタイトルで上映されている。)幼い頃に誘拐され、地下室で戦うことのみを教えられて育ったダニー(ジェット・リー)の精神年齢は約8歳。彼の飼い主は、ダニーを犬のように扱い、殺人マシーンとして、違法のファイトクラブで金儲けをしていた。しかしある日、事故の混乱にまぎれて脱走したダニー。盲目のピアノ調教師(モーガン・フリーマン)に出会ったことで、彼の生き方は変わっていく。あのJet Li主演、リュック・ベッソン(『LEON』の!)脚本のこんなにおもしろそうな映画なのに、上映されてる映画館も少ないし、ドイツ語の吹き替えのみ。背に腹はかえられないので、仕方なくドイツ語吹き替えを観に行った。しょっぱなからJetの強さ、スピードを見せつけられて大興奮!彼の持つ悲しい過去がだんだんと明らかになっていく。孤独でやさしくされたことのない殺人鬼は、親切ややさしさを素直に受け入れられなくて不器用。そんな不器用な彼の仕草がすごくかわいい。ジェットリーファンにはたまらないキュートな場面がいっぱい!SHIKIといっしょに映画中何度「カワイイ~♪」って言ったことか。しかーーし!「初のキスシーンあり!」って紹介のとこに書いてたから、もうどっきどきだったのに(笑)、騙されました・・。それはナイやろ~!って。ドイツ語吹き替えに不安いっぱいだったんだけど、あらかじめストーリーをある程度勉強していったのがすごいよかったし、ドイツ語もそんな難しい言葉を使わないので、私でも十分ストーリーを楽しめた。オリジナルの英語版も最近見ることができて、大満足♪ジェットリー、やっぱりいいなぁ。強いのにかわいい、なんか彼のこの2面性は麻薬やね。(←なんやねん、それ・笑)とにかく、ジェットリー好きの人だけじゃなく、LEONみたいなストーリーが好きな人にもお勧めです。日本では確か東映・松竹系映画館でそろそろ公開のはずですよね。まったく話は変わるけど、最近日本人の観光客、やっと増えてきました。やっぱ万博でのスイスのパビリオンとハイジのTV放映のおかげ?!なんかうれしいもんです、日本人の人と話すって。「日本語のできる方がいらっしゃるって安心だわ~。」って言ってもらえるとなおうれしいしね。さ、今日もこれから行って来ます。
2005.06.12
コメント(3)
5月、インド人のシーズンです。電車にも道にもインド人がいっぱいの時期。スイスに旅行に来ている彼らはお金持ち。でも値切るのが大好き、というか本能のままにそうしてしまうのか。10フランもしないお土産ひとつ買うのにも「ディスカウント」と言う。午後・・・インド人10人くらいのグループが来店。「Show me this!」と連呼し、あれもこれも全部いっぺんに見たがる。「Please let me see this. 」とか「Can I see this?」とか、丁寧な言い回しはまず聞かない。お客様は神様なのですね、わかるんだけど、10歳くらいの子供に召使いのように扱われると、ちょっと違和感がある。わたしたちスタッフは、同時に何人もの接客をしてはいけない。時計はトレイに3本まで。いろいろなルールがあるけど、彼らに接客するときは例外。そんなこと守りながら悠長にできる相手じゃない。彼らはとっても敏感。遠まわしな言い方やあいまいな説明は絶対に通用しない。はっきり断っても、あと2回くらいはトライする勢いなのです。わたしが断りながらも「もしかしてできるかも・・」って思ってると必ずそれを感じて切り返してくる。「そんなきつい言い方しちゃっていいの??!!」って日本の接客の常識では論外なくらい、はっきりズバっと言っちゃってもぜーーんぜん平気なのです。それで気を悪くする人も見たことがないし、むしろ彼らは納得して満足そう。でもまだまだそこまで言えない気の小さい日本人です、わたし。。。ピアジェのダイヤの時計、止まってしまったから壊れてるか電池か調べてくれ、っていうインド人のお客さん。百万円以上の高級時計をするくせに25フランの電池代が高いと文句を言う。スタッフのスイス人の女の子、「時計の裏ブタ開けて電池切れだったら25フランもらいます。原因を調べるためだけに開けることはしません。」って。つ、強気!笑。でも納得してるお客さん・・。お土産3つ買ったインドのどっしりママ、全部プレゼント包装してくれと言う。「Hurry!でなきゃみんなに置いていかれて迷子になる!」って30秒おきに連呼。。。包装紙がシルバー、ゴールド、ブルーの3色なんだけど、インド人、絶対ゴールドやろ~!と思って訊かなかった。そしたら、「ほかに色はあるの?」って訊かれた。でも結局「Gold!」って。・・だからわかってるって・笑。こっちはふたりがかりでやってるのに、いてもたってもいられなかったようで手伝いに中まで入ってきた。そうやったらこうなるからダメだとか、セロテープをちぎって渡したり・・・・・ありがた迷惑もいいとこです。散々文句をつけて急がせるんだけど、本人はまったく悪気なし。最後には満足そうに笑顔で去っていく・・。みんないい人たち、ただ、すごいパワーを要する相手。まともに腹を立てるだけ損ってわけ・涙。今日はほとんど一日中インドのお客さんばっかりだった。くったくたに疲れて家路につく・・・でもかばんに入ってるワインを後であける楽しみを思うとかなり救われた。早く終わってください、インドシーズン。(切実)・・・それか、もう少しわかりやすい英語をお願いします・笑。
2005.05.22
コメント(5)
仕事始まりました。1年半ぶりなので、忘れちゃったこともたくさん。でも自分でお金を稼ぐというのは、わたしにとってすごくいいこと。初めてスイスで仕事をしたときに、「わたしもスイスの社会に入れた。スイスに住んでるんだ。」そんな、自信のような安心のような気持ちになったのを覚えてる。その感覚がまた戻ってきた感じ。初日が近づくと、周りの人たち(スイス人)は、「ついに仕事始まるね~。緊張してるでしょう?」って訊いてきた。緊張しやすい私だけど、一度働いたとこだし、さすがにナーバスにはなれない。でもそれだけみんなが言うってことは、緊張すべきか?とかいろいろ電車の中で考えてた。そしたら意味なく緊張してきてしまった・・・。けどお店に着くとみんな前と変わってなくって、「また一緒に働けてうれしいよ。」って言ってくれて。そしたら緊張なんてやっぱりどっかに飛んでいった。チーフも「いろんなこと忘れちゃっただろうし、新しいこともいっぱいだけど、ゆっくり確実に覚えていけばいいから。」って、安心するようなことを言ってくれた。まだ5月だってこともあって、観光客もそんなに多くない。ひとりの年配の日本人男性、プレゼントに定価120万円ほどの時計を考えてらしたんだけど、数年前にスイスで購入した際にすごく安く買えたことや、最近急増中の日本の並行輸入店の価格が安いと主張された。たしかに2000年ごろはまだ1スイスフラン=70円くらいで、高額の商品なら何十万円も違ってくる。でも、ここ何年かはもう90円くらいで落ち着いてしまった。そして並行輸入のお店と値段では勝てなくても、スイスで買えば保証書にもスイス、と入る。香港からの輸入じゃない。そしてもちろん新しいモデルはどこよりも早い、ほとんど誰にも触られたことのないまっさらなものが手に入る。そういうことも説明したけど、予算を上回りすぎるということになった。お店ではノルマもないし、何を売ったからといって何かがもらえるわけでもないので、無理にお勧めしたりする必要もまったくない。売れて褒めるスタッフはいても、売れなかったことを責めるスタッフはいない。常に納得して、満足して買ってもらえているからこそ、リピーターの方も多い。この会社のそういう姿勢がわたしはとっても好き。目先鼻先の利益だけ考えてるんじゃない、それにお客様に感謝はしても、媚びないプライドの高さもかっこいいと思う。だからSHIKIと」しばらく離れてでも、この会社でやりたかった。100%で働くと週休2日。しかも休みは連続じゃない場合が多いから、1週間に一度うちに帰れればいいほう。それでもがんばりたい理由がここにはあるんだよね。
2005.05.19
コメント(9)
スイス人、すごいアイロンの基準が高いと思う。SHIKIのママなんて、トランクスや靴下までアイロンをかける。鎖骨を折ったときに来てくれてたハウスヘルパーさんも、アイロンかけながら言った。「前に仕事した若い女性のうちで、レースの下着が洗濯物と一緒になってたのね。ささっとアイロンかけて(←かけるんや!?)置いておいたら、また洗濯物のとこに置いてあって。アイロンしたよ、って彼女に言ったら、ちゃんとレースがぴしっとなるようにやってください、って言われたの。極端でしょう?」 ・・・・。わたしがアイロンをかけないものは、靴下下着パジャマ用Tシャツかけなくてもいいかなーと思いながらもかけちゃうのが、食器用ふきんベッドカバーどんなにキレイにアイロンかけても、一回使うとくしゃくしゃになるんやもん。それやったらやらんでもいいかな、って思うけど、ぴしっとしてると最初に使うときに気持ちがいいからなぁ。初めてスイスでアイロンかけてびっくりしたこと。アイロン台の巨大さ!日本では畳に座って、のーんびりあててたけど、こっちはスタンディング。でっかくて重いアイロン台は高さの調節が可能。でも立ってやるということに慣れるまでは結構しんどかった。わたしはアイロンがそんなに好きじゃない。だからきまってTVを観ながらやる。昨日は友達に借りた「笑金」「お笑い、ゆく年くる年」(古ッ)なんかを観ながら。「ロバートホール」のアンタッチャブルとくりぃむ有田があまりに笑えないコントをしてたから、さらにテンションも下がってしまった。(アイロン↓+コント↓)アイロンかけをしてたたんだものの山を見ると、たんすにしまうのがもったいなくて、しばらくそのままにして、達成感に浸るのでした。笑
2005.05.14
コメント(20)
母けい子(YOU)と明(柳楽優弥)、京子(北浦愛)、茂(木村飛影)、ゆき(清水萌々子)の4人の子供たち。アパートの大家さんには母と長男だけの二人暮らしだと嘘をついている。母子家庭で4人も子供がいると知られれば、そこに住めなくなるからだ。そのせいで子どもたちは外にも出られず、学校にも通っていなかった。子供たちの父親はみな別々だった。5人幸せに暮らしていたはずだったけど、ある朝、母の姿は消えていて代わりに20万円の現金と「お母さんはしばらく留守にします。」というメモが残されていた。それから4人の生活が始まった・・・。タイトルは「Nobody knows」(邦題・誰も知らない)。今、チューリッヒではArthouseというこぢんまりした映画館で上映中。日本語の音声とドイツ語、フランス語の字幕です。わたしが行ったときは、月曜でチケットが安いときだったから、結構たくさん人が入っていた。もちろん日本人のお客さんも何人か見かけた。映画はとっても日本らしい感じで、見ごたえもあった150分。映画のあとにSHIKIが「日本にはこんなかわいそうな子どもたちがたくさんいるの?」って。そんなことないってわかってて、わざと訊いてくるのが彼。けどいつも観にいくアメリカ映画とはちょっと違った雰囲気の作品、SHIKIはとても気に入ったらしい。この作品、国内外でもたくさん賞をとったみたいですね。同じ映画館では他にも日本の映画をやるみたい。チェックです@「誰も知らない」ホームページ映画館Arthouse
2005.05.13
コメント(7)
今日は「24」3rdシーズン、最後の4時間分を観る予定だったんだけど、TVの番組表を見たらおもしろそうなものを見つけたから、そっちを優先することに。(うち、DVDレコーダーはないから)最近大手2スーパーの戦争が激しい。Migrosの安い商品ラインに対抗して、Coopも最近「PRIX」という低価格商品を出した。飲み物、お菓子、チーズ、お肉もあり、ブランドの名のつく商品より格安。そのお肉がなかなか売れているらしい。でもそれによってBioのお肉との価格差も広がり、このままだとBio商品の売れ行きが危うくなるのでは?というようなことを言っていた。いくら大手のCoopでもドイツのスーパーの進出やMigrosの安価のプレッシャーは厳しくなってきているみたい。でも動物にも体にもいいBioのお肉よりも、安いPRIXのお肉ばかりを前列に並べていたら、こうして反論が・・・。それからディーセルのバスからの排気ガスに肺に有害なものが含まれているらしく、フィルターをつけることによってかなり空気汚染を防げるという。しかし、まだまだそのフィルターは普及していないという現実の状況を州別に数字で比較していた。たしかチューリッヒは25%のバスがフィルターなし、ジュネーブが30%強、アラガウ州は97%だそう。スイスって環境問題に関しては、州が厳しく管理してるのかと思ってたからびっくり。法律がちゃんとできれば、対処せざるを得なくなるんだろうけど、それもまだみたい。他にも携帯電話、swisscom、orange、sunriseの3社の価格を、使い方の違う4~5タイプに分けて、どこのどのプランがお得かを紹介。Swisscomはどのタイプでも常に一番高くって、Docomoを思い出した。ただ、家の電話をやめて、携帯だけで利用し、さらに結構電話する人はSwisscomが安いそう。気をつけなきゃいけないのが、携帯の料金が下がっているとはいえ、違う会社と契約してる人との通話は、とても割高。前は、番号の最初の3桁でどの会社がわかったそうだけど・・今はもうそれもないみたいで。とりあえず自分のよくかける人とは同じ会社を選んだほうがいい、ってのは日本と同じですね。この番組はスイスで生活していて、身近にある問題やクレームを取り上げていておもしろい。「24」を先延ばしにしてまで観て、後悔しないくらいなんだもん。ちなみに番組名は「Kassensturz」、チャンネルはSF1です。
2005.05.11
コメント(4)
裏社会のヤクザの頭(大沢たかお)と元FBI捜査官(スティーブン・セガール)の闘争を中心に描いたサスペンスアクション。「沈黙」シリーズなどで武闘派アクションスターとしての地位を築き上げたスティーブン・セガールと、去年一年で5本もの映画に出演し絶好調の大沢たかおのダブル主演。舞台は東京。それだけに日本っぽいシーンがたくさん出てくる。たこやきの屋台、着物、寿司屋、クラブ・・アクションに使われてる小道具として、パチンコ台、ジュースの自動販売機、寿司とお箸・・外国人が見ておもしろいようになってるから、もちろん隣で見てたSHIKIは大興奮!そしてセガールの日本語のセリフが結構多い。「サイキンワモウ、イソガシクテ、シニモノグルイダヨ」とか、彼女とゆびきりげんまんしたり、なかなか日本語が達者なような感じなんだけど、たまに大阪弁の語尾とかがあって・笑。「オオキニ」とか普通にゆってるけど、そこは東京やんね?みたいな。でも、SHIKIの耳にはかなり流暢な日本語に聞こえたらしく、感心していた。やくざのルールも守らない、新時代のなんでもアリの危険なやくざの頭Kuroda(大沢たかお)、そこと手を組む中国人たち、反対派の古いタイプの組との抗争。・・・・はっきりいって、ストーリーに期待しちゃいけない。アクションにも期待しちゃいけない。そしていっぱい人が死にます。かなり血まみれです。しらふで観たらテンションが下がりそうだったから、わたしたちもワインを3人で2本あけてから観た。そうやって心の準備をしてから観れば、結構楽しめる映画だった。わたしはもともと、大沢たかおだけが目的で観たんだけど、役どころ的に、絶対最後はセガールに殺られちゃう、それが辛かったなぁ・涙。でも全身白、赤の皮ジャケット、かなりセクシーで似合ってた!昔のイメージとはえらい違うけど、こういうのもばっちりかっこよく演じてる。日本語の映画が恋しいとき、彼や旦那さんと「外国人から見たTokyo」を楽しみたいとき、セガールの日本語で笑いたいとき、もちろん大沢たかおの魅力に酔いたいとき♪、そんなときに観てみてください。あ、アルコールをお忘れなく!笑ちなみに寺尾總、豊原功輔、コロッケ(笑)も出てきました。ファンの方、是非。コロッケのネタがばっちり見れる映画も珍しいでしょ?この映画、日本では今年の夏に上映予定らしいですが、スイスではもうDVDが出ています。みなさん、大沢たかおのハリウッドデビューを見届けてあげてくださいね。
2005.05.09
コメント(2)
今春からうちの調理場に入った新しい仲間を紹介します。むかって左側、Ladybug、ちなみにドイツ語でMarienkaefer(マリーエンケーフェ)。彼女は計量の達人。35cc、100cc、200ccと上手に量り分けてくれる。幸運の虫、てんとう虫がキッチンにいてくれるだけでなんだか安心?。セラミックで丈夫だし、水滴がそのまま乾いても目立たない。ホント、かわいい顔してやり手なのです。触角がたまらん~♪右に立ってるてるてるぼうずたち、ふたりも計量の達人なのです。15cc、5ccを量ってくれます。よーく見ると顔のふちに線が入ってるでしょ?この線までいれるとちょうど半分なので、「大さじ1/2」なんかもばっちり!で、なにがそんなにすごいかというと。「まずしょうゆを小さじ一杯、それから塩を小さじ一杯」ってときにその力を発揮。先に液体のものに使うと、次に粉系のものに使うときに粉が計量スプーンにくっついちゃう。でもまた洗って拭いて・・も面倒。しかも拭いたはずだけど、くっついたり・・。てるてるぼうずの顔の部分は粉用。体の部分はひっくり返して液体用にするのです!そうすればずっとスムーズに液体も粉も量れる。シンプルな発想なんだけど、使ってわかるこの実力☆こういうのって今まで知らなかったんだけど、出会ってやみつき!もう離れられません。彼らには、こないだ日本に帰ったときに会いました。連れて帰ってきてよかった~♪彼らのおかげでキッチンがなんだか明るくなった感じです。これからもわたしの下手料理につきあってね。
2005.05.06
コメント(8)
最近起こった「やりきれない気持ちにさせられた事件」について。チューリッヒにお住まいなら、この腹立たしい経験をされたかもしれません。春です。ガーデニングに力の入る時期です。ある日、SHIKIが帰ってきたときに「ポストにガーデニング用手袋が入ってたけど、心当たりある?」って訊かれた。「きっと誰かが間違って入れちゃったと思って、ポストの上に出しておいたよ!」そう聞いて、じゃあきっと持ち主が見つけるだろうねってことで、この話は終わるはずだった。次の日。わたしがポストを見たら手袋があった。裏をみたら、地図が書いてある。これって、新店オープンの宣伝でタダで配ってるやつかも!・・・そのときはここが日本じゃないってことを忘れていた。そのまま何も疑わずにSHIKIに「これって宣伝用にタダで配ってるんだよ。だって店名も手袋に入ってて、使ってもらうだけで名前も覚えてもらえるし、イメージアップにもなるし。それに普通のちらしよりも目に付くでしょ?」って自信まんまんで説明してた。SHIKIも「親切なとこだね、今度行ってあげなきゃね。」って言ってた。その数日後。ずっと続いてた雨も上がり、今日こそは種を蒔こうと思ってベランダに出た。土をいじり始めてしばらくして、「あ、そうそう!あの手袋使えるわ!」と気づいて取りに行く。さっそく開けてみると・・・・!!!???!!手袋は片方しか入っていない。はめてみると・・左手用。これじゃ、使えないけど?・・・・ハッ・・・・もしかして。ちゃんと前にパッケージも読んだけど、いつ開店かとアクセスしか載ってなかった。よく見たら手袋に直接シールが貼ってある。読んでみると「4月27、28日の開店セール期間に、この手袋を持ってきてください。レジで右手用の手袋を無料で差し上げます。」・・・・。手袋を投げた。うぅ~~~!!なんや、それ?!信じてたのに裏切られたような気分。(勝手に思いこんだわたしたちが悪いんだけど。)じゃあその二日間に行けない人はみんなごみとして捨てなきゃいけないんでしょうか?なんてもったいない。ホントにそのお店に対するイメージはすっかりダウン。かわいい動物のキャラとオレンジのあったかいイメージもこれで台無しになった。なんでそんなセコいことをするんだろう?しかも左手用を配るとこがさらにヤラシイ。それで客足がホントに伸びるんだろうか。その客はリピーターになるんだろうか。わたしとSHIKIにはショッキングな出来事だった。友達に話すと、「あーうちにも来てたけど、明らかに片方しか入ってなさそうだったし。スイスのことだもん、わたしはもともと期待してなかったしね、そんなもんだって。だから全然ショックじゃないよ。」って。そうか・・・勝手に期待しちゃったわたしたちがバカだったのかもね。以後、さらに気をつけよう・涙。↓コレが問題の左手用手袋。
2005.05.03
コメント(12)
シアトルから帰ってもう半月くらい経ってしまいました。政治的な理由でアメリカがあまり好きじゃないっていうスイス人が結構いますが、SHIKIもわたしも大好きな国のひとつ。そこでわたしたちが出会ったっていうのもあるんだけど。シアトルとサンフランシスコ、そう離れてないけど、すごく違った雰囲気。なによりも、人々の感じがぜんぜん違う。シアトルの人は「なんか今日いいことでもあった?」って訊きたくなるくらい明るい人が多い。道でもまるで知り合いかのように、フツーに笑顔でしゃべりかけてきたりする。チューリッヒのそっけなさにも慣れ、こんなもんだとあきらめかけたときだっただけに、なんだかすごくうれしかったし、周りに関係なく、自分もこういうふうにいよう、って思った。SHIKIが会社のコースにいくと、早速野球の話になり、「ICHIRO 知ってる?あいつは本当にすごいかっこいいんだ!!」って言ってイチローが記録をやぶったことなんかを一通り説明して、そんなすごい選手がシアトルマリナーズにいるんだよ!」って自慢するんだって。こんな素敵な人たちのいる街で愛されて活躍するイチロー、うらやましいなぁ。試合は見にいけなかったけど、これからも応援していきたいです。いっぱいおいしいシーフードを食べ、スイスに比べたら断然お安い日本食を食べまくり、モールで買った新しいジーパンが入らなくなってしまったくらい、ぽっちゃりして帰った。そうなることはわかってたけど、ブレーキがきかなくなるほど、魅力的なレストランだらけだった。ウィル・スミスやアンジェリーナ・ジョリーも来たという有名なお寿司屋さんにも行った。新鮮なネタばかりで、感動!お値段もランチタイムのお寿司食べ放題がたった13ドルほど。スイスじゃあ4500~6000円くらいはするもんね。タイ料理もマレーシア料理もすごくおいしいし、ハンバーガーレストランも最高だった♪こっちはやっぱり量が多いからか、食べきれなかった分を包んでもらって持ち帰る人もよく見かけた。わたしたちはほとんどいつも食べきってたから、お世話になることはなかったけど・笑。ひさびさのアメリカのスーパーはすっごくおもしろくって、ひとりでにやにやしながらよく買い物をした。でっかいカラフルなケーキにバケツのような容器に入った6リットルのレインボーアイス、チップス売り場には巨大なサイズのものばかり。いろんなものがアメリカっぽくて、たのしい!日本食品店がうちらのホテルから徒歩20分くらいのとこにあったから、SHIKIが仕事のときはそこまで歩いて買い物に行った。お昼ご飯にカリフォルニアロールを買ったり、大福をたべたり。日本のスーパーみたいにいろんなものがたくさんあって、スイスよりも安かったから食品もたくさん買ってスーツケースにつめて帰った。紀伊国屋にも行って・・・びっくり。日本の本がぎっしり!!漫画、単行本、雑誌、CDなんでもある。その日は「スイスにもこんなお店があれば・・」って何回言ったか。シアトル、本当にすばらしいところでした。そして、ついにあったかくなってきたチューリッヒで、スイス生活が再開した。ベランダには朝顔、バジル、友達にもらった水菜の種を蒔いた。仕事が始まるまでのあと2週間、チューリッヒの春を楽しもうっと♪ あぁ、シアトルのおいしいものが恋しい・・♪
2005.05.02
コメント(5)
さて、荷物も詰め終わって準備も整ってきた。シアトル情報もだいぶん頭に入った。サンフランシスコでSHIKIと行った「チーズケーキファクトリー」。お寿司屋さん、ベトナム料理、中華、カフェ。日本とあまり値段の変わらないくらいの日本食品店。アウトレット、ショッピングモール。日本の本がおいてあるKINOKUNIYA。オルカウォッチングは時期が早すぎて無理。チューリップフェスティバルは見に行けそう!ヒマなときはシアトルの名物カフェに行って。あっというまに一週間が過ぎそう。こんな街だったら、毎日退屈じゃないだろうなぁ!スイスはとってもきれいなとこだけど、今はこういう街のほうに惹かれちゃう。こっちにも慣れたつもりだけど、大阪で育てられた好奇心、ミーハ-心はなかなか消せないもんだ。そうそう、昨日のミートソース、1時間煮込んでもなんかミートソースっぽくなかったから、トマトピューレとワインをもっと入れたら、それっぽくなった。結局2時間くらい煮込んで、細めのスパゲッティをゆでた。材料をみじん切りするのが面倒だったなぁ・・・。にんじん、マッシュルーム、たまねぎ、にんにく、トマト。時間のあるときにまた作ろうと思う。今回もSWISSで飛ぶんだけど、LAまで12時間、乗り換えてシアトルまで2時間弱。何が憂鬱ってロングフライトの上、ごはんがイケてないこと。なんでこんなにご飯がおいしいかが大事なのか、自分でも典型的な日本人だと思うけど・・。最近のSWISSはひどいと思う。乗務員の数は定められた最小限の人数しかいない。こないだの一回目のごはんのときなんて、白米9:おかず1 だった。サラダはミグロとかのちぎって混ぜてあるサラダ菜のみ。デザートはこれまたスーパーに売ってるキャラメルのクリーム。2回目のミールはパン2種類とバター、ジャム、ヨーグルト(スーパーの)、笑えたのが「バナナ」。丸一本。しかもめっちゃでかいやつ・笑。それを機内でみんなが食べてる姿・・想像してみてください。暗くなってからももう今では水しか持ってきてくれない・・。前はいろんな飲み物があったのになぁ。ごはんも全然よかったのに・・。「SWISSAIRの頃はよかった・・」ってぶつぶつ言ってるとこはスイス人みたいなんだけどね、わたし。それじゃあ、行ってきます!
2005.04.08
コメント(4)
チューリッヒ、雨です。昨日のあったかさはどこへいったのか、寒いなぁ。大阪のお母さんの報告によると、大阪も最低気温が15度だったとか。福岡は30度とかで真夏日だったそうな・・まだ4月やで?それはまたそれでちょっとイヤやけども。スイスの4月、天気が変わりやすいというけど、そのとおり。うちの前の桜の木のつぼみたち、昨日はあんなに一気に育って、もうつぼみがふっくらして、色づき始めたのに、今日でまたきゅっと縮まったかもね。SHIKIは今日大事な大事なテストがあった。わたしも一緒に6時に起きて、サンドイッチを作る。彼の好きなザンクトガレンブロートを切ろうとしてもあまりに眠くって手に力が入らない・・マヨネーズ、バター、チーズのうちのどれをぬって欲しいか、前日にすでに訊いておいてよかった。眠くってしゃべるのも億劫だからだ。リクエストどおり、マヨネーズをぬり、ピクルスをスライスしたものと生ハムを入れたシンプルサンドイッチ。昨日買っておいた500mlのペットの水と一緒に持たせる。(この水、結局忘れていかれた~もう!)7時にSHIKIを見送ってから、今日はベッドにリターン!起きたら10時過ぎ・・・。今ごろテスト中だけど、いい問題が出てるかな。こないだ日本でゲットしてきた、財布に入るカードになった八坂神社の学業成就お守りを持ってるし、昨日は受験生のための「カツ丼」を食べたし、ばっちりだとは思うけど!わたしは今日もシアトルのことほそぼそと調べるんだけど、時間ばっかりが経って、なっかなか進まない・・。お母さんから電話があって、1時間半くらい話したらあっというまにもう14時。今日は初めて手作りミートソースを作るから、そろそろ始めなきゃ。おいしくできますように・・・★鎖骨骨折してから3ヶ月以上が経ったけど、いまだにまだ肩は痛くって、特に洗い物とか料理の準備してるときがひどい。というのも、左(折ったほう)で何かを持って固定して、右手で切ったり洗ったりするから、その力を左で抑えなきゃいけないので、それが長くなると痛む。これ、いつになったら治るんだろ・・?さて!そろそろSHIKIも帰るし、友達もいっしょらしいから、今のうちにミートソースをつくちゃおっと!こないだ日本から持ってきた邦楽を聴きながらね♪スピッツ、ひっさびさに聴いたけど、やっぱり好き。あったかい曲もせつない曲もいいなぁ。 わたしの今日の雨のいちにち。こんなもんでした♪
2005.04.07
コメント(0)
明日はSHIKIの学校の卒業まとめ試験。だからここ何週間かは仕事から帰ったらすぐ勉強・・の毎日だった。受験生の息子を持った母のように、「お茶でももって来ようか?なにがいい?」「洗い物は手伝わなくっていいから、勉強しなさい。」っていうサポート体制の日々。今日でやっとひと区切り。「24」のシーズン2、2話止まりだったやつ、やっと次に進める!こないだの結婚記念日でのこと・・・。午前中はショッピングに行って、SHIKIの春物の服を買い、夜はごはんを食べに出かけた。SHIKIが予約してくれてたとこなんだけど、席に案内されたら、5本のキャンドルに花!!オーダーしてから、その花に手を触れてびっくり。てっきりつくり物だと思ってたら、生花のアレンジだった。「なんでなんで?これ、フレッシュだよ?頼んだの?」って訊く。「もちろんだよ!」って言うSHIKI。「高い高い!でしょ?」っていうデリカシーのないわたし・笑。「そんなの訊かなくてもいいの。」って言われた。そりゃそうです。なんでもそのキャンドルも通常バージョンでは1本らしい。SHIKIのロマンチック度を再確認した。わたしより度数はかなり高いと見た・笑。もちろんうちに持って帰って、キャンドルを付け替えたのが今日の日記のトップの写真。それにおいしいお料理にもう大満足だったのに、そこへまた、サプライズ好きのSHIKIからもう1発!!「これ、包んでもないんだけど・・。」って取り出したのは飛行機のチケット。(これってもしかして日本行きのチケット?!嬉)とか、ついこないだ帰ってきたばっかりのくせに、そんなこと思ってしまった薄情なわたし。「今度のシアトル出張に一緒に来れるようにアレンジしたんだ。」って。そうだ!だいぶん前から決まってた出張、わたしの飛行機代が高いしって一緒に行くのはあきらめてたやつだ。「迷ったけど、今ショコラが主婦で、まだ子どももいなくて、こんなふうに一緒にいける機会に行かなきゃって思って。」SHIKIくん、奮発してくれたみたい。ホテルとレンタカーは会社もちでいけるらしい♪もうあきらめてただけに、本当におどろいた。わたしが日本にいるときから、「帰ってきたら結婚一周年のサプライズがあるからね!」って言ってたけど、まさかそれがシアトルだなんて!SHIKIはテスト前だから、シアトル情報はわたしが集めなきゃ。わくわくしながら、調べ始める・・・10日間の天気予報・・毎日50%の確率で雨。うぅぅ・・涙。めげずに探す。日本の食品なんかを売ってるらしいお店や紀伊国屋を発見@シアトルまで行って、日本食を買い込む予定がめでたく立った。笑キリがなさそうなので、とにかく先に買い物に行こう。受験前日はアレでしょ、アレ。「カツ丼」。
2005.04.06
コメント(3)
スイスのマクドナルドが、ラージセットを廃止した。今まであったのはSセット(日本でいうMくらい)10.90フラン(約990円)Mセット 11.90フラン(約1070円)Lセット 12.90フラン(約1170円)このLセットが無くなった。マクドナルドの代表者がいうには、「セットの種類を減らすことで、作業を単純化するため。」らしい。あるマクドの店員は「去年話題になった、『Super Size Me』という映画の反響のせい。」だと言う。この映画はひとりの男の人が30日間、一日3食、マクドのセットだけを食べつづけるというドキュメンタリー。この映画のせいで、もともとファーストフードに対してネガティブなイメージを持ってるスイス人がショックを受けたのは言うまでもないもんね・・。もうこれからはラージのように、たくさんのポテトと大きな飲み物のセットは提供せず、その代わりに、現行のサラダシリーズのような変化のあるものにこれからも重点を置いていくらしい。7月からはさらに新しいメニューも打ち出すらしく、健康によいというイメージを浸透させていきたいみたい。そんなこんなでスイスではLサイズのセットが消えた。最初に紹介した通り、スイスのマクドの値段はめっちゃ高い。だから「どうせSサイズで10.90フラン払うなら、あと2フラン出してLにしよう。」とかもあるし、間食にするには値段がはるので、食事として食べる。じゃあ、おなかをいっぱいにするためにLを頼む。こういうこともあって、スイスでもLサイズは結構需要があったんだと思う。今までLだった人たち、悲しいけど今度からはMですよ。ところで、昨日EUROSPOTSのチャンネルで放送される予定だったサッカー、「日本対バーレーン」がビリヤードに変更されてた!!TVの前で準備ばっちりだったのに・・・。なんでまたビリヤードになってん。でも勝ったみたいで♪やったね、ニッポン!!今日はチューリッヒ、ちょっと曇り空です。だからこんなに眠いのか、どうせもともと眠いのかわかりません。タイ人の友達(もと同居人)が今日来るのに、夕食の献立が決まってないし。一日中寝ていたい気分・・・。主婦ってむずかしい。秋に種を蒔いて芽が出たけど、小さい苗のままさむーい冬を越してくれた。もう咲かないと思ってたけど、つい数日前に花をつけてるのを見つけた。ひっそり春の訪れを待ってたんだね。
2005.03.31
コメント(6)
SHIKIの実家から帰ってくると、ドアの隙間に名刺がはさんであった。・・・警察のもので、下記の連絡先にコンタクトするように、と書かれてた。SHIKI何したんー?とかふざけながらも、初めてのことにふたりとも動揺・・。なんでわざわざ警察がうちまで来たんだろう・・?さっそく電話してみた。電話口で5分以上待たされて、やっと出てきた名刺の持ち主である警察官、「回収日じゃないのにダンボールをごみ捨て場に出したと通報がありました。」・・・・?え?それだけ?たしかにSHIKI、倉庫の整頓をしていて、ごみ捨て場にダンボールが捨ててあるのを見て、回収日なんだと思い込んでダンボールを捨てたらしい。回収は月に一回で、月末か月初めだと知ってたわたしは、ごみ収集カレンダーで確認。回収は数日後だった。SHIKIは、どうせそこにダンボールあったし、あと数日なんだし、いっか!と言って、ダンボールをそのままにしておいた。でもまさか、まさか、それが通報されるとは!!見てたんなら直接教えてくれればいいのに。しかもこんなこと、今回が初めてなのに即通報?スイス人、なかなか手ごわいです。というか意地悪です。涙こういう話、よく聞く。典型的なスイス人だって、こっちに住んでる外国人が言ってる。いつもはにこにこあいさつしてる気のよさそうな隣人、その仮面の下の素顔がコレだったなんて。気をつけなきゃ・・。そのついでに昨日TVでやってた、「100人のスイス人に聞きました」の「スイス人の特徴といえば?」の回答のこと。3位 geizig(けち)・・・自分たちで認めるほどなんでしょうか?!笑2位 sparsam(倹約的)・・・3位のをポジティブに言った人たちか~。でも当たってる!1位 puenktlich(時間厳守)・・・閉店時刻になったらお客さん追い出しても閉める!うん、確かに時間厳守だ~!「通報好き」もそのうち上位にあがってくるべきや。笑そんなことで呼ばれた警察官、ご苦労様でした。
2005.03.30
コメント(4)
チューリッヒ、すっかり春になりました。うちの家の前の桜(らしき木)にも数えきれないつぼみがつき、外を歩くのもあったくって、半袖のTシャツで太陽を満喫した。そろそろ衣替え・・冬物を片付けなきゃいけないんだけど、クリーニング代のお高い国だけに、ドライクリーニングのみの日本の洋服に頭を抱える・・・涙。今週末はイースターだから、金曜から月曜までお休み。SHIKIの実家に行った。土曜日に甥っ子ファビアン、3歳の誕生日会があって、彼はたーーっくさんのプレゼントをもらい、はしゃぎまくり。わたしたちは、タンバリンとかマラカスとかのセットになったもの、ピングーのおもちゃ(ピングー好きなファビアン)、成田空港で買った日本の飛行機をあげた。包みを開けるのが大好きなファビアンのために、ひとつひとつ、別々に包んだ。その他にもトラックやお絵かきセット、いろいろもらってたけど、一番気に入ってくれたらしいのが、その飛行機!天井からぶら下げてスイッチを入れると、飛行機がぐるぐる旋回する。はずして手で持って遊んだり、ぶら下げて眺めたり・・・飽きることなくずっと遊んでてくれた。対象年齢は6歳~って書いてたけど、3歳でも十分遊べる。普通のおもちゃ屋さんではなかなか見つからなかったんだけど、飛行機だけに、やっぱり空港で見つけた。値段も高くないし、これは日本からのお土産にお勧め♪サンリオから出てる、男の子向けのキャラクターに「SHINKANSEN」ってのがある。その名のとおり、新幹線のキャラだ。それのプラスティックのコップ、3つセットで100円だった(100均で)。それもすごく気に入って使ってくれてる。また今度帰ったら、同じシリーズのグッズを買ってきてあげようっと!お誕生日会では3種類のケーキをたらふく食べて大満足。イースターのときはスーパーで売ってる色とりどりのゆで卵を買ってきたり、自分のうちで殻に絵を書いたり、色をつけたりする。それが朝、晩の食事に出てきたから、この2日間で合計するとかなりの数のゆで卵を食べた。もうしばらくゆで卵いらないかも・・・。イースターの日曜日、親が隠した卵をこどもたちが探す日だ。SHIKIのパパが隠したチョコレートの卵を必死に探すわたしたち。20分くらい経って・・・やっと発見!ワインやお酢のしまってあるところの奥のほうに隠されてた。直径20cmはある卵を探すのにこんなに時間がかかるなんて・・・汗。今日の日記のトップの写真、あれが苦労して見つけた卵たち。右のがわたしので、うさぎの親子といろんな味の卵チョコが入ってます。食べるのがもったいないよー!
2005.03.27
コメント(4)
とってもいい天気。気温は15度以上で青い空。バルコニーの前の桜の木はつぼみをたっくさんつけてる。帰って2日目、春はいいなぁ~♪日本に行っている間に、市役所から手紙がきていた。ビザの更新をしに来て下さい、とのこと。結婚してからもう1年が経とうとしてるってことだ。さっそく、日本で発行してもらった犯罪履歴証明書を持って(まだ出してなかったから)、市役所へ。また新しいビザが届いたら手紙で知らせてくれるらしい。取りに行ってまたお金払わなきゃいけないんだろう・・。これがあと4年続くなんて、あぁ面倒!さっき書いた犯罪履歴証明書なんだけど、これはビザを申請するのに絶対に必要なもの。と、思ってたら、友達で2人「要らなかった」という子がいる。移民局からの請求の手紙には「法律第○条の○項によると、外国人は提出しなければならない」というようなことが書いてあるのにもかかわらず。スイス、謎だらけです。これはベルンでも申請できるんだけど、行くのが面倒なうえ、半日かかると聞いて、大阪に帰ったときに取りに行った。これがさらに面倒なことだとは思わず・・・・。とりあえず住民票、戸籍謄本、パスポート、移民局からの請求の手紙を持ってくるよう言われ、市役所で書類を発行してもらう。それから大阪府の警察庁へ。これがうちから遠くって、電車で1時間近くかかった。「鑑識課」のある建物へ着くと、受付で来た理由を書いてバッジをもらってつける。しばらく待つと迎えの人がやってきて、鑑識課まで案内された。途中、「捜査第1課」とか踊る大捜査線を思い出しそうな部屋の横を通った。・・地味だったけどね。私が持ってきた移民局からの手紙はもちろんドイツ語。「訳してください」と言われた。・・・・・適当に書いてるだろうことを訳す・・・。「ここの部分はわかりません」と言うと、「あ、そうですか。はい。」って・・いいんや・笑。ただその手紙に宛名が書いてないから、わたし宛のものかわからない、という。結局、スイスのビザやらを見せて何とか説得した。さぁ、指紋を取る。めちゃめちゃ近代的な機械に、まずは親指、そして指の全部を押し付ける。それで終わりかと思いきや、今度は小指から一本ずつ・・・。最後にまた5本あわせて押し付ける。それ、さっきもやったけど?なんとも大げさな行程を経て、申請は終了。10日後以降に取りに来るよう言われた。また往復2時間の旅・・・。受け取ったけど、封筒には開封無効と書いてある。ちょっと見てみたいのになー。こんな面倒ならベルンでやっときゃよかった。というわけで、日本での申請、お勧めできません。そうそう!10日くらい前に紳助の「キスイヤ!」でスイスと日本で遠距離恋愛中っていうカップルがいたなぁ。彼はスイス在住のトルコ人で19歳、彼女が21歳だったと思う。もう2年つきあっていて、彼は今学校に行っててその卒業試験で忙しく、その後はミリタリーがあるため日本にはなかなか来れなくなるそう。彼女は就職してしまえば自由になる時間も少なく、そうすればこれから2年間、ほとんど会えなくなるから、今結婚してスイスに住みたい、ということだった。そこで福岡の彼女の実家で両親に結婚の許しをもらいにいく。だけどお父さんの猛反対を受け、結婚は保留になった。その話し合いのときも彼女が彼の言うことをひたすら日本語に訳す。あ~わたしたちもこうだったなぁ・・。結婚したいとか、幸せにするとか恥ずかしいセリフを自らの口から言わなきゃいけないなんて国際結婚を恨んだわ・笑。自分が当事者だった頃は、ただ会いたくて、辛くて、不安で、周りの人はこんな気持ちわかってくれない!って自分のことばっかりだったけど、自分の全然知らない外国に、若い外国人の男の子に大事な娘を嫁にくれって言われてもそう簡単には受け入れられないお父さんの気持ちが、今ならよくわかる。ごめんね、お父さん、お母さん。そして彼と彼女、幸せになってくれることを願ってます。ちなみに彼らはスタジオの8割以上の好感度(?)で、世界一周旅行をゲットしてた。いいなぁ~~!わたしも出たい!なんかドロドロなネタを仕込もうかな・・笑。
2005.03.22
コメント(8)
日本にも「帰る」し、スイスにも「帰る」・・・なんか変な感じだけど、感じたままに言うとこうなるんだよね。最初はあんなに「遠い」国だったスイスも、結婚してからぐんと近い存在になったと思う。とは言っても、私はこれから先もずうっと日本人。やっぱり本当の故郷は日本で、それは私の中で絶対に変わることがないんだろうな。日本で過ごした1ヶ月は、思っていた通り、あっというまだった。思っていた通り、いやそれ以上に、たくさんお金を遣ってしまった・笑。毎日妹に起こされ、眠い目をこすりながら一緒に朝ご飯を食べ、夜も毎日私の部屋に来る妹たちふたりと、いろんな話をしたり、バカなTVを見たり、漫画喫茶に行ったり・・・。お母さんと買い物に行ったら、もう家も出たしいらないのに、あれこれとプレゼントしてくれる。きっと娘はいつまでたっても娘で、かわいがってもらって、妹はいつまでも頼りにしてくれる。家族っていいな、って感じた毎日だった。そんな家族と過ごす時間ももうこの先限られて来るんだと思うと、当たり前のように同じ家に帰っていた昔がなつかしくって・・・ちょっと切ない気持ちになった。帰りに空港でもらった、日本を英語で紹介している冊子を読んだ。日本のことがいろいろ書いていて、これからこっちでなんか日本のことを訊かれたときに絶対役立ちそう。日本の伝統的な行事や文化を説明してあるページを見ていて、・・・泣きそうだった。こんなすばらしい国、自分はここにあとどれくらいいられるのか。スイスで住むと決めたときに、ここに生活の軸を置くと覚悟した。自分が決めたことの重大さを、また実感した。重い気持ちで降り立ったチューリッヒ空港。迎えに来てくれたSHIKIの顔を見て、ほっとした。我が家に帰るとすごくなつかしくって、あったかかった。家は隅々まできれいに掃除してくれてあってピカピカ。テーブルの上には、イースターの飾りのついた素敵な花束。そして傍にはわたしたちの大好きなアヴリルのライブチケットが!SHIKIの優しい気遣いと、心から迎えてくれてる気持ちが溢れてた。わたしが帰ってくる場所がここにある。SHIKIとこれからもがんばっていけると思った。こっちに住んでる友達たちからの「おかえり」のメールもすごく嬉しかった。どっちに行っても「ただいま」と「おかえり」、帰る場所がふたつできたこと、幸せなことだと思えた。今日からまたスイスの生活が始まる。楽しく元気な日記を再開するので、みなさんよろしくね。元気をもらった花束とチケット。
2005.03.21
コメント(9)
こないだ日本に到着。成田までとそっからのバス、国内線、合計17時間の旅・・相変わらず長い長い。飛行機はどちらも遅れるし、高速混んでてバスも迂回しなきゃならなくなって・・そのうえ機内のエンターテイメントシステムが壊れてるわ、混んでるわ、最悪でした。でも成田ではじめに見た、見たことないジュースのいっぱい並んだ自販機を見たときには、疲れもふっ飛んで、なんだか口元がゆるんでしまいました。あーーっ、日本に帰ってきたんだな・・って思って。一年も帰ってないと、変わったことがいっぱい。地元でもなくなってしまったお店や建物がたくさんあって、新しいものが代わりにできていて・・風景もがらりと変わってた。初日に驚いたのが、お店でおつりをもらったとき。お札ががらりと新しくなってる!もちろん話は聞いてたけど、そんなことすっかり忘れていて、びっくりしたー☆それから、外を歩いてて寒かったから自販機であったかい缶のカフェオレを買えた幸せ♪スイスでは絶対できないこと・・・。どこにいっても親切に対応してくれるみなさん。本当に毎回、心から嬉しくて感謝の「ありがとう」、何度も言ってしまいます。おもろいテレビ。あったかいこたつ。おいしいごはん。楽しい買い物・・・・日本、最高です!!道歩いてる人、お店の人、みーーんな日本人です。大好きな家族も友達も犬もみーんなここにいます。幸せすぎて、今日友達の家に行く途中涙がでてきました。自分が生まれ、育った国は、こんなに素晴らしくあったかいんだって感動です。こんなにすばらしい国に生まれてきたこと、大切な人たちが待っていてくれたこと、本当に嬉しくって、毎日幸せをかみ締めて過ごしています。そんなショコラの帰国報告でした。
2005.02.25
コメント(8)
カウントダウンです。来週はもう日本です!よほど楽しみにしているらしく、毎晩日本にいる夢をみる。ほとんど病気です・笑。さて、昨日はというと。何年分もたまりにたまった写真をついにアルバムに貼った。3年くらい前のものまで出てきて、アルバム3冊分ほど、何百枚もあった。写真の裏、4つの角に専用の両面テープを貼るのも大変やし、昔の写真を順番に並べるのも一苦労。昼の1時から夜9時までぶっとおしで作業をすすめた。もちろん、それだけに集中してできるはずもなく、借り物の日本のドラマを見ながら♪1話から9話まで一気に見終えてしまった。ちなみにドラマは「ラブとエロス」長瀬、藤井フミヤ、浅野温子ら出演、ちょっと古いやつみたいだけど、ちょうど見てなかったよう。浅野温子と長瀬くんのラブシーンも結構多い!そんで長瀬くん、やたらTシャツを脱ぐ。たしかにいい体なんだけどね・笑。今日一日中、家でなにしたっけ?って考えたときに、「ドラマの1~9話+アルバム3冊。」これはわたしにとってかなりの収穫だし、達成感溢れる気持ち。ドラマだけだと罪悪感、アルバムだけだと損した気分やからなぁ・笑。ほんまは他にもやらなあかんことがあった。洗濯と買い物。でも「重いものを持ってはいけない」ドクターストップがかかってるから、買い物に行ってもたくさん買えないし、牛乳なんかの重いものも無理。うちは洗濯機が地下の共同のやつだから、そこまで運んで、また濡れたやつを持って上がらなきゃならない。何回にも小分けにして足を運べばできなくもないけど・・・SHIKIに頼んで運んでもらえば、10秒のことだと思うとやる気も萎える。SHIKIは今学校のテスト前で忙しくって、平日でも夕方からずっと勉強して過ごすこともよくあるし、土曜も朝から夕方まで学校。洗濯物を頼みづらくって、気づいたらもう靴下のかえもないくらいまで追い詰められてた。今日こそは、やってもらうよ~!さてと!じゃあ出かける用意しながら、10話~最終話を見るとするか♪
2005.02.19
コメント(2)
このまえ、今年の仕事の契約書にサインをしに行ってきました。チーフは日本人の観光客がものすごく減っているという。何年か前は、日本語しかしゃべれないスタッフも雇えるような勢いだったらしい。今年は中国人、韓国人、日本人の応募が多くて、うちの従業員の3倍にもなる数の応募があったそう。どこも競争は激化してるみたいです。激減する日本人観光客を心配してるから、「今年は日本でハイジのアニメの再放送があったから、夏はばっちりだよ!」って言ったらみんな笑う。ハイジ効果は確実に望めるって真剣に思うんだけどなぁ。日本人がどれだけハイジを愛してるか知らないのね~。見てなさいよー・笑。仕事は5月から。今からわくわくしてる♪前に一緒だったメンバーがほとんどで、いろんな国籍の人たち。みんなおもしろくて優しい人たちばっかり。新しい人も何人かいて、その人たちに会うのも楽しみだ。その上、大好きなものに囲まれて仕事するんだから、これ以上楽しいことはない。ただ、そこは今のうちから遠い。電車とバスで3時間。仕方ないのでSHIKIとは半年離れて暮らすことになる。で、わたしはというとSHIKIの実家にホームステイ★ここはインテンシブのドイツ語学校の役割も果たす。というのは両親はドイツ語のみだから!チューリヒの友達やSHIKIと離れるのはつらいけど、将来役にたつ仕事のキャリアと語学にはいいし、秋に行くハネムーン(遅っ!笑)の資金にもなる。SHIKIのお母さんもうちに誰かいてくれたら、からだの調子がいいって楽しみにしてくれてる。そうして秋のハネムーンから帰ったら、チューリッヒで仕事を探そうと思ってるんだ。うまくいきますよーに☆今日は今から日本行きの準備をしよう。鎖骨のせいで重いものはまだ持っちゃいけないから、荷物はなるべく少なめに。あとは日本で何を調達してくるか、しっかり考える。メモする。なんだかめちゃテンションが上がってきた♪よぉーーーし!
2005.02.17
コメント(6)
せっかく溶けた雪、また積もってしまいました。なんせ今日は直径3センチくらいの大粒の雪が降ったからなぁ。そんな中、最後の日本のホッケーを観にいった。対ノルウェー。結局「君が代」は聴けなかったけど、最後の数秒もあきらめずにがんばる選手たちを見れてよかった。4試合全敗という結果だけど、胸をはって日本に帰れるような、いいゲームだった。少し前になるけど、TVでやってたこと・・・ある人がCOOPのヨーグルト180g入り(普通の食べきりサイズ)を食べる前と食べ終わった容器だけを量ってみると、内容量は175gしかないということがわかった。箱入りのティッシュ、箱のデザインが新しくなったはいいけど、同じ値段で内容量がぐっと減っている。あの有名な「FRISK」。小さくて白くて辛いやつ(すごい説明・笑)。あれも最近パッケージがモダンな感じに新しくなった。以前は内容量が大きく表示されていたのに、新しいパッケージにはない。内容量を数えると、10粒ほど減っているという。大したことないといえば、大したことないような事ばかりなんだけど、商品が新しくなってもいいことばかりじゃなく、こうして気づかないところで損をしてるんだってことを知るのは興味深い。ひとつあたりたったの5グラムでも5枚でも、何十万、何千万の商品を作れば、その効果はすごいはず・・。巧妙にさりげなく消費者をだます、スイスの会社もそんなふうにたくましくやっていると知って、なんだかちょっと安心した。販売意欲あるの?っていうような商品陳列、マンネリ商品たち、販売員・・・スイスでそう感じる人、少なくないと思う。だから、だましてでも利益を追求するスイスの会社の姿勢に安心した。でももう少し消費者にも優しい方法でやってもらえたらなおいいんだけどね。ところでわたし、あと1週間で日本帰国。1年ぶりの日本、考えるだけで口元がゆるんじゃう毎日♪生まれた国ってやっぱり最高です。
2005.02.13
コメント(6)
風邪で1週間もダウンしてました。熱がひどくてつらかった・・。でもアイスホッケー観戦で元気を取り戻した!トリノ五輪予選、日本対スイス。スイス、デンマーク、ノルウェー、日本のうち1ヶ国だけがトリノ行きとなるという、日本にとってはなかなか厳しい状況だった。会場に着くとテントでは無料でフェイスペインティングをやっていた。スプレーを持ったおねえさんのところにSHIKIと近づいていったら「あなたにスイスで、彼は日本の国旗を入れて、反対にする?!」って提案された。「ナイン、ナイン!!」と即行断った。そんなあほな質問しんとってくれ、ってあきれるわたしの隣には、「そんな嫌がらなくても・・」ってな表情でふくれてたSHIKI。だって・・・日本人なんだもん!!今日は絶対嫌だもん。そして見た目と同じように、日本の国旗をつけたわたしとスイスの赤に染められたSHIKI、一緒に席についた。他にも日本人の友達やその家族たち、友達の友達・・で全部で20人はいたかな。手作り横断幕や国旗をプリントした紙やらを持って、応援体勢万全。アイスホッケーはドラマ「プライド」くらいでしか知らないし、ルールもよくわからなかったけど、スピード感と激しさは本当にすごい。席も選手のベンチの斜め後ろで、迫力満点。選手の顔も見えるし、パック(黒い球・笑)を目で追える距離だった。観客の数はたったの1200人余り。これは本当に少ないらしい。会場でも空いてる席がすごく目立つし、私たちの応援の声も響いてたくらい。結局5-1で日本は完敗。流れは常にスイスが握ってて、シュート数もスイス54-日本10。シュートまで持っていくチャンスもほとんど作れなかった。しかしスイスの選手と並ぶと日本の選手はとっても小柄に見えた。突き飛ばしたり、押さえ込んだり、引っ張ったりと、すごい心配になるようなシーンもたくさんあったけど、ホッケーではあんなの普通なんだって、ホッケーファンの友達が言ってた。そうとわかってても、大きな体で日本人選手を突き飛ばすスイス人に腹がたったわ。私は、お気に入りの14番の選手を目で追うのに忙しいし、SHIKIは友達の旦那とチアガールズをチェック。ふたりともお互いがターゲットを見つけられた場合は、心が広いのよね・笑。ちなみにそのお気に入りの14番、私服姿もチェック済み♪家の近くのホテルに泊まってるとは聞いてたけど、たまたま乗ってた電車が同じだったみたいで、「日本人ですか?」と選手3人のグループに訊かれた。ホテルまでの道を歩きながら少しお話をして、「木曜応援にいきますね!」と言って別れてからバスを待ってると近くのスーパーに入っていった3人。出てきて「じゃあ、またっ!」って声をかけてくれた。外国でこうやって日本人と会うと、なんだかすごい親近感あるんだよなぁ。そのときのひとりがお気に入りの14番なのでした♪明日あさっては、対デンマーク、ノルウェー試合。日本チームのいいところを引き出せる試合になりますように。がんばれ!NIPPON!!
2005.02.10
コメント(3)
病院で手術か、自然治癒かの決断を下された日のおはなし・・・。レントゲンを前後から2枚撮った。待つこと1時間・・・。結果に怯えるわたしにはものすごい長い60分だった。そしてやーっと診察室へ。2枚のレントゲンがライトに照らされる。「ダメだ・・・」って思った。SHIKIも同じ思いだったと思う。2週間前に写ってた骨の破片が折れた骨と骨の間にあるんだけど、うまくくっついてるとは到底言えないような状態になっている。手術はスイスですべきか、日本に帰ってすべきか・・って考え出したとき。「このままで治りますね。」とドクター。☆?!!?★:~!天使の声を聞いた気持ちだった。うまくくっついてきてるし、あと3ヶ月で元の生活に戻れるとのこと。固定バンドももう外してOKだそう。バンドをたまに外したときの不安さを知ってるし、骨折経験者のかたのHPによると、1ヶ月経ってないのにバンドを外してる人はいなかった。「外出とかでもしも不安ならつけても大丈夫ですよね?」と訊く。するとすごい不思議そうな顔をして、必要ないんですけどねーどうして?と訊き返される。「不安だからです。」という答えに微笑むドクター、そして「でも必要ないです。」と断言される。一ヶ月肩を動かさないだけで、関節や筋肉にすごいダメージだ。手を伸ばしてあげようとしてもあがらない。顔を洗うのも片手だ。リハビリに何ヶ月も通ってやっと元に戻るし、きちんとやることが回復に重要だと聞いていたので、リハビリについても訊いてみた。「自分でどんどん動かしてくれたらいいですよ。」いいですよ、って無理ですよ!!スイス人は、そんなアバウトに治していくもんなの?!でも、どうしても行きたいんですけど、って主張したら、「じゃあ」と言って10回分ほどのリハビリ用に紹介状を書いてくれた。最後に「でも、2、3回行ったら後は自宅でやったらいいですよ。」って付け加えられた。どんだけ自分でやらせたいねん・・。「じゃあ、次はいつ来たらいいですか?」の問いに、「もう来なくていいですよ」って・・・。??・・・。手術するかしないかっていう話まで来てたというのに、もう来なくていい?普通、何ヵ月後かにまた状態の確認とかするんじゃないのか?!でもドクターが来なくていいというんだから、仕方ない。日本に帰ったときに一度くらい診てもらおうと思って、今までに撮ったレントゲンの写真5枚全部もらってきた。「普通はあげられないんですよ、どうして必要なの?」という質問を乗り越えて手に入れた。病院を出るときは嬉しくて嬉しくて、目に入るものすべてがきらきら輝いて見えた。診察室でも顔がわらってしまうのを抑えるのが大変だった。手術しなくていい!!経過が順調!・・・すばらしい。健康な体があることの大切さを実感しながら帰ってきた。こうして手術なしに決まり、それからはなるべく肩を動かしていくようにしてる。これがなかなかうまくいかなくて、痛みに負けそうになる。そして、骨折部はぼこっと「こぶ」ができている。(接続部は元通りまっすぐにはつながらず、太くなる。)見た目にはきれいじゃないけど、手術をするよりもいいし、とにかくまた前みたいに動けるようになってくれればいい。重いものは持ってはいけない、無理しないということだけは気をつけなきゃならない。くっつき始めた骨をまた折ってしまったら、次はもうなかなかくっつかないらしい。励ましのメッセージをくださったみなさん、ありがとうございます。そしてご心配をおかけしましたが、ショコラの精神的な不安はこの日以来、ほぼなくなりました。これからもカルシウム+マグネシウムでわたしの骨の接着に携わってくれたミネラルウォーター「Contrex」と、カルシウムタブレットにはお世話になる予定です。最後になりましたが、よかったらレントゲン写真、見てやってください。 左鎖骨骨折、写真は骨折後約1ヶ月のもの。折れた骨の間の破片が橋渡しの役目をしてくれています。
2005.01.31
コメント(20)
昨夜のチューリッヒの気温はマイナス11℃だったらしく、積もった雪も解ける気配がない。電車の線路が凍りダイヤが乱れているから、乗り継ぎがうまくいかないことも多い。道で雪かきしている人もよく見かけるし、こけてる人もいる。わたしは雪を見るとまだ怖い。スキーなんかをTVで見ると、1ヶ月前の事故を思い出してしまう。きっと来年の冬にはまたそりを滑りに行くんだろうけど。今日は「くりぃむしちゅー」のこと。はじまりは2004年の春。友達が日本のTV番組の録画したものをたくさん持っているという。しかも新しいものばかり。さっそく借りたのはざっと20番組ほど。バラエティ番組が多かったけど、タイトルから察するにいろんな種類の番組のはずだった。つぎつぎに観ていく。ひさしぶりの日本の番組はすっごいおもしろいし、観ていてやっぱり落ち着く。相変わらず入れ替わりは激しく、知らないタレントも増えてた。グラビアアイドルがまた人気なんやね。(小倉優子だけはどうしても見れない・・。)そこで異変に気づいた。全部のTV番組、どこかに必ずくりぃむが出てる・・!!っていうかこの人たちは誰?と思った。わたしがまだ日本にいた3月くらいまではそんなにTVに出てなかったよね?!「元『海砂利水魚』なんです。」って言ってるのを聞いて、そういえば昔タモリのボキャブラ天国に出てたわ!と思い出す。その頃は「うわ~この人目の下のくまがこわい~(もちろん有田のこと)」くらいにしか思ってなかった。貸してくれた友達はくりぃむ大好きで、彼らの出てる番組だけを録画して送ってもらってるらしい。ってゆうかそれ先にゆっといてや!笑そうしてまた借りて、次のを観る。ゲスト出演が多かったから、いつも同じようなトークばっかり。「いま、大事な時期なんで。」(有田)とか、上田が松田優作のファンだとか有田が上田のこと好きだとか・・。いい加減飽きる。のはずなのに・・・気づくとくりぃむしちゅーがちょっと気になってる。というか好きになってた。これってなんか、傷ついたときとかさみしいときに、ずっとそばにいてくれる人、優しくしてくれる人を好きになっちゃう感覚に似てるかも・笑。インプリンティング(生まれて初めて見たものを親だと思う)にも似てるかも・・でもちょっと違うか。とにかく、自分もファンのような錯覚に陥ってしまった。よく考えると芸風が好きなわけではない。「知的なつっこみ」って言われてる上田、言葉巧みにつっこむんだけど、あまりおもしろくない・・。彼はこれからは司会で活躍していく人、そういう才能ある人だと思う。有田はピンで内Pとかに出てるのが似合ってる感じだ。春以来ずっとその友達から借りた番組を見ていると、すごい変化だ。ゲストでちょろっと出演してただけだったはずが、冠番組、バラエティ司会、明らかに彼らのポジションが変わってきている。ゲスト席も一番後ろから、最前列へ、彼らで視聴率を稼げるようになってきたんやなぁ。芸能界ってホント不思議で、なにかをきっかけに突然売れ出したりするよね。くりぃむがこんなに有名になったのも、もちろん彼らが持ってるものを評価されたわけだし、その裏の努力も大変なものだったと思う。でも気をつけないと、たとえば爆笑問題なんて危ないんじゃない?!くりぃむにつぶされちゃうよ~。そんなふうにして、わたしのなかでくりぃむしちゅーは特別な存在になっていったのでした。(芸風が好きじゃないのに、気になる存在。)これからも勝手にお世話になりまーす♪それから、鎖骨のことなんだけど、手術はなしでいけそうです!また次の日記で詳しく書きますね。ご心配おかけしました。
2005.01.27
コメント(8)
寒くなってきました、チューリッヒ。来週は最高気温マイナス4度の日もあるらしい。雪が積もりそうだ。わたしの運命のレントゲンの日も近づいてきた。あと2日で要手術かどうかはっきりする。知りたいような知りたくないような・・。わたしのカルシウム自然治癒がどこまで効いたのか・・・。あと2日、ラストスパートかけようと思っているところ。昨日はSHIKIが学校と仕事だったから、朝7時~夜10時までいなかった。わたしは学校があっただけで、あとは家にいた。ということは2食自分でなんとかして食べなきゃいけない。昼ごはん・・・冷凍ピザ。すっごい好きだけど、最近これが多くって。好きでも飽きる日はくるもんなんだと悟った。(食べ物に関して、ね。)夜ごはん・・・日清のインスタントラーメン。これも好きだけど。たまに食べるからおいしいんやわ、きっと。ケガ人のくせになんとも体にいいとは決して言えないメニュー。学校帰りにどこかで食べて帰ろうかと思ったけど、金曜の夜の混み具合に断念。スイスでも金曜のチューリッヒくらいは人で溢れるもんやねー。日本のお惣菜とかたべたーいッ!こっちのスーパーを覗いても、「これもあれも♪」ってならへんもんなぁ。自分が外国にいるんやって思い出す瞬間。いったいいつになったら自分で料理できるようになるのか・・。まず、材料を切れないことが問題。左手でしっかり押さえられない。ピーマンやバナナくらいならOK、にんじんや玉ねぎくらいの硬さになるともう無理だ。玉ねぎが切れないなんて、ほとんどの料理が作れないことに等しい。食べたいものが食べられないもどかしさ・・!そのうえ、ひとりの時間が多いと不安とマイナス思考が押し寄せてくる。手術になったら日本でしようか、スイスでしたほうが後々いいかも・・学校あと3週間で終わりなのに、最後行けなくなってしまうのか・・・日本には一体いつ帰れる?元通りの生活に戻れるまで、半年はかかるらしい・・・肩と首の痛いこの固定バンド、最低でもあと数週間はつけなきゃいけないらしい・・ひとりでいると、いろんなことを考えすぎてしまう。うまくくっついても骨は太くなるし、前のようにきれいにくっつくこともない。そのたびに、まだ鎖骨ですんでよかった、まだ左でよかった、って思おうとするけど、ひとりで考え出しちゃった勢いは止まらない・・。こんなボロボロのわたしのことを気遣ってくれる友達。ひじきご飯、照り焼きチキン、だし巻き卵にマカロニサラダ、枝豆・・・まさに、わたしの今一番食べたい料理をお弁当風に詰めて、うちに持ってきてくれる。お花や日本の雑誌やDVDを持ってきてくれる友達たち。おかげで家にいても暇することなく、むしろ忙しいくらい。いやなことを考える時間を奪ってくれる。本当に弱ったときには、周りの人の優しさが本当に身にしみる。スイスでこんな友達を持って幸せだな・・・。怪我したから感じられるあたたかさもあるんだよね。今日も一日元気にいこうと思う。
2005.01.22
コメント(4)
昨日降っていた雨が夜のうちに雪に変わったみたい。週間天気予報によると、今週は毎日雪のマークだ。チューリッヒにいる限りでは雪は降らないでほしいもんだけど(寒いからね)、雪がない今年はスキー観光客もスイスに来ないから、ちょっとくらい降ってあげてほしいとも思う。今年はスキーをまたしようかな、って思ってたけど、あの一件のせいで、しばらくは雪も見たくない。って毎日家にこもってふくれてるとき、友達がお見舞いに来てくれた。わたしは大好きなぜんざいを用意しておいた。なんと、なつかしの「ダウンタウンのごっつええ感じ」のDVDをセットで(笑)もって来てくれた。てゆーか、持ってることがほんまにすごいんだけど!笑。「兄貴」と「板尾係長」とか好きやったなぁ~。それだけでもかなり嬉しかったし、おもろいのに、さらにもうひとつおみやげが。「ぜんざい」だった!日本でもなかなかかぶらないよなぁ。これ。わたしもぜんざいしたの1年ぶりくらい、それが同じ日に!しばらく笑いが止まらんかったのは言うまでもないね。あのいまわしい鎖骨事件から、はや3週間が経った。ってまだ3週間?もう何ヶ月も経ってると思うくらい、時間の流れが遅い・・。最近SHIKIに気づかれたんだけど、折った左側のひじから下がほとんど動かせない。もちろん最初は左手を吊って固定してないとつなぎ目でもある鎖骨に負担がかかって痛かったから、意識して左手を動かさないようにしてた。でも3週間も経った今、動かさなかったせいで筋肉に力が入らない。そこで、グーに握った手の先を肩にもってくる運動をした。最初の何回かはこぶしがブルブル震えて、時間をかけて上まで行ったら、降りるときはすとーんと力が入らない。それを10回やって、その日のリハビリは終了。次の日の朝・・・。ひじの下の筋肉がめっちゃ痛い。重度の筋肉痛みたいだ。人間一部の筋肉をたった3週間使わないだけで、ここまで支障をきたすもんなんだ。それから2日経った今も、その部分は変わらず痛む。これからも意識して左手を動かそう。さて。今日のプログラムは・・。「ごっつ」とミニリハビリ、昨日差し入れでもらったお昼ご飯を食べて、また「ごっつ」?笑。めっちゃシンプルな毎日です。
2005.01.19
コメント(6)
スイスの映画館って、上映して半月もすると、どんどん小さいシアターに移されていく。ひどいときはドイツ語吹き替えのみになったりする。だから12月に上映が始まってからすぐに行きたかったのに、鎖骨のせいでのびのびになってしまった。最近やっと動きやすくなってきたし、今見なきゃもう終わっちゃうので、計画実行。「OCEAN'S 12」を観てきた。ジョージ・クルーニー、ブラピ、マット・デイモン、ジュリア・ロバーツ・・などのビッグスターたちの共演が話題になった「OCEAN'S 11」のつづき。今回はキャサリン・ゼタ=ジョーンズも参加。もう誰を見ていいかわからんくらいスクリーンには「これでもか~!!」と大物たちが映し出される。前作でカジノの金庫から大金を盗むことに成功した11人は、それぞれの生活を送っていた。そこにカジノのオーナーが現れ、盗んだお金に利子をつけて2週間以内に返せという。そのお金をつくるため、彼らの新たな作戦がスタートする。前作同様、途中までは何か裏があるはずと思いながらも、まったくどういうことになってるか気づかない。最後の20分くらいで次々に明かされていく、彼らの本来の作戦にびっくり!やっぱりうまいことできてるな~と感心した。しかも笑えるところ満載。突然、超大物俳優が登場して、目が点・・。どんだけお金かかる映画やねん~!まったく期待してなかったから、ちょっと得した気分だったけど♪ただ・・。前みたいに、11人がひとりひとりの得意な分野を生かして・・って感じではなく、それやったらジョージとブラピふたりでできたやん?!と言いたくなる。OCEAN'S 13もできるか?!みたいに言われてるみたいだけど、こっちの新聞で、ジョージは「11を撮り終わったときも、12を作るって話はなかったし、今も13の計画はないです。」って言ってた。確かにそろそろ止めといたほうがいいかも、って点ではジュラシックパークみたいな・笑。「2」までで止めとけばよかったのに・・・って。OCEAN'S 11をしっかり観て、復習していけばおもしろさも倍増!!それは保証できるなぁ。観て損はない豪華さなんだよね。もし、スイスで観ようって人!早めに行ってください。チューリッヒだと、もう定員100人くらいの小さいとこに移されてます。余命わずか・・・?せっかく持ってるシネカードも日曜日で使えず、18フランも払うはめに。そのうえ例の4.5フランもするペット入りのジュースも買っちゃいました。それでもやっぱりたまに出かけるのは気持ちよかった~♪
2005.01.17
コメント(2)
最近あったかい晴れの日が続いているチューリッヒ。骨の再生には日光浴がいいと聞き、さっそくベランダへ出る。育てよ、育て~・・・。カルシウムのタブレット、水に入れたらシュワ~っと溶けてまずいジュースができる。それをいやいや飲む。炭酸水で割ったらCCレモンみたいな味になりそうなんだけど、経験者SHIKIはやめとけって言う。どっちもがシュワシュワするから相乗効果ですごいことになるらしい。ところで家事もなんにもできないわたしのせいで、SHIKIの仕事がどっさり増えてる。仕事から帰ったら、夕飯の支度、片付け、たまには洗濯、掃除・・そして毎日のわたしの世話。なんせ左手がほぼ使えないから、なにかにつけてSHIKIの助けが要る。その上、SHIKIは週末は学校にも行ってるため、その勉強時間も必要。彼の疲労が頂点に達する前に、ホームヘルパーさんを要請することに。5000フラン(約45万円)までは保険でおりるみたいだ。Haushalthilfe(ヘルパーさん)には、アイロンと掃除を中心にやってもらうことになった。今のところ医者から4週間はヘルパーが必要、と書いてもらったんだけど、ぜひぜひ、もっと延ばしてほしい・笑。とにかく家で安静に・・だから、毎日単調極まりない。動かないのに、暇があるからいつもより食べちゃう。この季節、スーパーでよく見かける「Fasnachtschuechli(ファスナハツ クーフリ ←カタカナ表記は難しい・汗)。これは小麦粉、卵、砂糖、オイルなどを使った薄いクッキー(?)をからっと揚げて、粉砂糖をまぶしたもの。食感はすっごく軽くて、粉砂糖がほんのり甘くて、日本人好みの味♪ただ、これを食べたあとは必ず掃除機がいるってくらい、ホントに散らかる。粉だらけ、くずだらけ・・・。軽いからどんどん食べれちゃうし、期間限定の焦りもあって、どんどん食べちゃう。なんとなくパッケージを眺めていたとき・・・。「100gあたりのエネルギー・・・」って表記。怖いもの見たさな好奇心をあとで後悔することになるとも知らず・・・「100g 567kcal」・・・・!!あ、でもきっとこのパッケージ全部で40gとか、そういうことってよくあるもんね~と、内容量の表記を目で探す。「内容量 215g」・・・・!!!!!!ってことは、これ1パックで1219kcal?!!チーズフォンデュ一人前くらいのカロリーだ。6枚入りやから、1枚203カロリー。スイスで売ってるアロエヨーグルトひとつ、120カロリー。このクッキーの恐ろしさに驚愕・・・。おやつに2枚くらい余裕で食べてたわたしは、アロエヨーグルト3個ちょっと食べてたことになる・・。おそるべし、スイスのこの時期限定クッキー。見なければ、毎年楽しみに食べれたのに・・と後悔の反面、新しいジーパンを買いに行かなきゃならなくなる前に気づいたことに感謝なんだと思う。軽くてほのかに甘い季節限定の誘惑の裏には、大きな代償が潜んでいるらしい。
2005.01.15
コメント(4)
みなさん、遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もみなさんにとって、素敵な一年になりますように・・。クリスマスにSHIKIの実家に休暇に行ったっきり、更新もできない状態でした。というのも・・・。友達と旦那さんとSHIKIと4人でそり滑りに。前にも何度かやったこともあったし、ずっと楽しみにしてたから、雪の状態がよくないことも気にせず決行!いくつかあるコースの中からも急なコースを選び、レンタルした「VIP」という名のなんとも一番スピードの出るそりに乗る。雪が悪くてなかなか思うように進まないことがもどかしくなってきたころ・・見通しのいい傾斜に入った。「よっしゃぁ~!」と嬉しくなって、思いっきりスピードを出した。少し先にあった深いでこぼこも見えなくて、そのままのスピードで突っ込み、怖くなって足をついたのが間違いだった・・。かかとがくぼみにハマり、行き所を無くしたそのスピードはそりの後部を宙に浮かせ、わたしは前のめりに首と肩を地面に強打!今までに感じたことのない激しい鈍痛。動けないしゃべれないたまたま通りかかった下りの電車を呼び止め、乗せてもらった。電車に乗るまでの動作はもちろん悲惨だったけど、がたんごとん・・という振動に10分くらいかな・・揺られているのがつらかった。山から降りたら呼んでくれてた救急車に乗り換え、病院へ。レントゲンを撮るために、着ていたものを脱がなきゃいけない。こんなに痛いんなら、セーター一枚くらい切り裂いて脱がせてくれ・・って感じ。レントゲン室に響く悲鳴とともに、作業終了。待つこと20分・・・。救急の患者が多い日だったらしく、先生も大忙しだったらしいけど、そんなことどうでもよかった。理由もいいわけも何でもいいから、とにかくこの痛みから開放してさえくれれば!痛み止めはもう飲まされたんだけど、ぜんぜん効果がない。看護婦さんに「もっと効く痛み止めを・・・」と頼むと「さっきのが一番強い痛み止め(モルヒネ入り)です」と言う。絶対もっとなんかあるはずや!とにかく助けて・・・。先生が登場。ホントに神様のように見える・・・。「Schluesselbeinが折れてるね。」「鎖骨」だ。左鎖骨がぽっきり2つに折れているのが、わたしの目にもよくわかる。この痛みからして即行、手術だと思ってたのに、なんとリュックサックみたいなバンドで固定して帰宅OKが出た。こんなに痛いのに・・・。車でまた揺られること20分、実家に着いた。夜・・・。その日に服用してもいい痛み止めの量はもう限界。寝ようといっても、寝転べない。椅子に座っていたら眠気が襲うけど、頭がぐらっとなると肩に響き、痛みが刺す。その繰り返しだ。そうして眠れない夜が明けても、痛みはひくこともなく容赦ない。眠れない夜は何日か続く。トイレもひとりじゃ行けない、着替えも、ごはんを食べるのも要介護。SHIKIがいないと何にもできない状態が続いた。痛くて、つらくて、涙がこぼれる。そんな日々が過ぎて、今では痛みはほとんどない。でも固定しているバンドなしでは1歩も歩けない。重いものが持てない、家事全般できない・・まだそんな状態。あれからもう2週間以上が経つけど、骨はまだまだくっつかない。最低でも4週間かかるそう。そのあとは使ってなかった左手が上がらなくなるため、リハビリ。先は長くなりそう。このまま治ってくれると思っていたのに、この前の診察のときに骨のかけらがレントゲンに写った。この場合普通は手術だそう。そして大学病院を紹介してもらい、訪ねたところ、「手術をしたら痕も結構残るし、あと2週間様子を見て、それでも無理なら手術にしましょう。」とのこと。手術をすると、骨を固定するプレートを2年入れておくそう。それは避けたい・・・。今のところまだどうなるかわからないけど、手術なしで骨がくっついてくれることを祈るばかり・・・。年明け早々、こんな痛い話題でごめんなさい。全骨折の10%は鎖骨、というほど、S字型で折れやすい骨。折ってみて初めてわかったんだけど、鎖骨は本当に大事な骨。腕と体の本体をつないでいて、どんな小さな動きにも、必要な箇所なんだ・・。みなさん、ウィンタースポーツでは気をつけてくださいね。健康が恋しいです。。本当に健康第一!!
2005.01.14
コメント(8)
もう5日くらい前に降った雪がまだ残ってる。というのも、気温が上がらないから。昨日なんて最高気温がマイナス1度・・・。ちょうどスキー場とかで顔が痛い!っていう寒さのときと同じくらい。厚着してたけど、顔だけはどうしようもないもん。そんな気温だとついつい家にこもりがちになる。こないだの日記に書いたクリスマスクッキーを焼いたんだけど、SHIKIは壊れたPCを直すのに忙しくって、結局ひとりで作った。生地はあっというまにできるんだけど、型をぬくのが大変!18時くらいから始めて、終わったのは23時半。足腰痛かった。来年からは誰かと一緒に作ることに決定。この寒さの中、友達から借りたDVDセットがすごく魅力的。アメリカの人気テレビドラマシリーズ、あの「24」です。ある事件が起こってからの24時間のお話なので、1時間くぎりで、24話でSEASON1。今SEASON3まで出てるみたいだけど、主人公はSEASONおきに変わるんだと思ってたら、事件に巻き込まれて、24時間大変なのは毎回同じJACKみたい。かわいそうに・・。とにかくひとつの事件が完結するまで24話もあるわけだから、毎日がんばってみてるけど、まだ10話目。まだ先は長い。そのDVDを観るとき、音声は英語、字幕はドイツ語。(SHIKIのリクエストにより)音声だけ聞いてればいいはずなんだけど、ドイツ語も半端にわかっちゃうもんだから、ついつい目で追っちゃう。でも、ドイツ語と英語じゃあ動詞の位置も違ったりすることが多くて、かえって混乱。それでも聞き取りにくい単語なんかは、ドイツ語で読むほうがよかったりするんだよなぁ。字幕の誘惑に耐えるのが大変・・。映像、ドイツ語字幕、英語の音声、その上ストーリー展開にもついていかなきゃならない。でもこれもきっとドイツ語の勉強になるはずと信じて、このまま観ていく予定。しかしかっこ悪いことに、何度かはDVDを停止してストーリー確認しなきゃいけなくなる・涙。それでSHIKIさえもよくわかってないときは巻き戻し。なんでわかってへんねん!って感じだけど、それだけおんなじような人がたくさん出てくる話なのです。とにかくめっちゃハマっちゃって、しばらくはやっぱり家にこもりっきりになりそう。スイスの冬、何しようかなぁ・・って悩んでいる人!「24」、かなりヒットです!寒いスイスライフを快適、エキサイティングにしてくれること間違いなし!!注:この誘惑にハマったら、家事に支障をきたす可能性があります・笑。
2004.12.23
コメント(1)
チューリッヒについに雪が積もった。昨日の夜のマイナス10℃という気温のおかげで、まだしっかりと解けずに残ってる。今年は雪がなかなか降らなくて、ホワイトクリスマスになるか?!ってSHIKIも心配してたけど、これでなんとか間に合った。クリスマスも間近に迫って、街は贈り物を買いに焦ってる人でごったがえしてる。土曜日だったらわかるけど、平日の午後1時ぐらいなのに、人だらけ。デパートの中なんて人をよけるだけで疲れる・・・。わたしは先週無事にSHIKIや家族へのプレゼントを買い終えたから、なんだかすっきり。何にしようかさんざん迷ってて、そのときは気が重かったけど、買い終わってあとは渡すだけとなると、めちゃ楽しみなんだよなぁ。もらうよりあげるほうが楽しみだし。クリスマス休みはSHIKIの実家に帰る予定なんだけど、そのときに持っていくクリスマスクッキーを焼かなきゃならない。こないだTVで一般のおばちゃんが、クリスマスクッキー何種類焼くかって訊かれて、「そうね、まぁ最低でも7種類は。」って。他にも「10種類は焼きます。」とか答えてる人もいて。そんなに焼けるか~っ!でも一応訊いてみることに。SHIKIママも昔は5種類くらいは焼いていたらしい・・・。そんなにいろんな種類焼こうと思ったら、一日かかるやん。あのスイスのおもーーいミキサーをずっと持たなあかんなんて、考えたくもなかった。・・・しぶしぶ、3種類焼くことを決心した。Spitzbuebe(ジャムサンドクッキー)Mailaendeli(レモンの少し入ったバタークッキー)Brunsli(ヘーゼルナッツ入りココアクッキー)でも、最後のBrunsliは買ったTeig(生地)を使うことにしよう。スイスでは、面倒くさがり屋さんのために、めっちゃ便利な「焼くだけクッキー生地」が売っている。生地が冷蔵で売っていて、それの型を抜いて焼くだけ。クッキー作りの一番おいしいとこだけを楽しめる。しかもいろーーんな種類があって、あるスーパーでは10種類近く置いていて、目移りしちゃう。あのTVで答えてたおばちゃんも、7種類のうちの半分くらいはこの中から選んだはずや!笑さて、今日はそのクッキー材料を買いに行かなきゃ。「焼くだけクッキー売り場」に誘惑されないように・・・!そしてもちろん一人ではやらない・笑。嫌がるSHIKIの予定も訊いて、明日に決定。がんばろうね。
2004.12.21
コメント(4)
チューリッヒ、連日霧に包まれています。もう何日くらい太陽見てないかな~って思ってたら、ニュースで「12月に入ってからの合計日照時間は1時間」と言ってた。もう12月も半ばなのに、たった1時間?!!ほんまに朝なのか夕方なのか全くわからない一日が続いてる。人間にとって太陽って大事なんやな、ってチューリッヒに住んで初めて実感。毎日にハリがないし、だれちゃう。これ、ほんまに!ほんで気温はマイナス~最高3度とかで、めっちゃ寒い。そんな中、昨日はスイス国内の電車やバスの運行プランが大幅に変わった日だった。本数が増えたのだ。チューリッヒからSHIKIの実家まで帰るのも、今までなら3時間かかったのが、2時間40分に。途中の駅での停車時間を縮めたみたいだ。そしていつも使ってるバス、日曜の運行は1時間に1本だったのが、30分毎に。平日も日曜も終電のある0時30分まで、バスも運行されることに。これも素晴らしい!!電車、バス利用者には待ちに待った12月12日だったわけです。待ちに待ったといえば、「MUSICSTAR」。昨日は2回目の放送でしたね。先週よりは観客も落ち着いてたし、きっと厳しく注意されたんやろうな。今のところ全部で32人の候補者が選ばれていて、毎週男4人女4人の計8人が歌を披露して、その後電話での投票、選ばれた男女各1名が最終選考への切符を手にする。今のところ半分が終ったので、あと16人、2週分あるってこと。で、敗者復活戦もあるみたいなので、そこで選ばれなくてもまだチャンスはあるみたい。昨日の放送で選ばれたDanielくん。彼はCrossfadeというバンドで活動していて、CDも出してるんだけど、今回はソロで登場。彼の応援で来てた人たちの中に、SHIKIの元カノのおじさん発見。しかも同じバンドのギターやってる人は知り合いだとかいうし。3年前にSHIKIの実家のある村のお祭りに、今では有名な「pluesch」というバンドが来た。そのときの前座バンドがそのCrossfadeだったらしい!もちろんわたしはそこにいたんだけど、覚えてるわけもない。スイスの狭さには相変わらず驚かされてます・笑。霧に包まれながらも、おもしろいことはちょくちょく起こっているので、まだ救われてるかな~・・♪?!
2004.12.13
コメント(3)
ちょっと日記書いていない間にいろんなことがあったなぁ。POPSTARSファイナルが終わった!選ばれたのは男女4人で、「Sweetest Poison」というシングルが月曜日発売。最終的には電話での投票で、まさにASAYANみたいやった。わたしの大好きだったPETER(辞退したんだけど)、会場に見に来ていて、一瞬うつったの~♪やっぱりわたしの中では今でもNo1だよ♪あんなに我が家で盛り上がってたPOPSTARSが終ったせいで、水曜日の夜、ぽっかりと穴があいてしまったSHIKIとわたし・・。ホンマにどうしようもないくらいヤバイけど、しかたない。日曜のスイス版ASAYAN、「SUPERSTAR」みるとするか。SHIKIなんて先週見て、「もう来週から絶対見ないっ!!」って激怒。あまりのずさんな番組構成ときもい候補者たちのせいなんだけど。でも、見慣れていくうちにそれがなんともなくなってくると信じてもう少し見ようと思う。今日は学校のこと書きたかったのに、POPSTARSネタを書き出すと止まらん・笑。さて、ドイツ語の学校、最近ちょっと疲れてきた。というのもテーマがキツイ。新しいコースは「裁判」から始まって、終ったら次は「政治」そんでもって今「銀行」。一日で新しい単語がかる~く20語。多いときはその倍くらい。検事、上訴する、判決、否認、審問、請願する、供述書・・・日本語でもとっつきにくい単語なんやもん、覚えるのが大変。しかも、刑事裁判と民事裁判では被告や原告なんかの呼び方がまた違う。ややこしいなぁ!怒政治のところでは、内閣、連邦議会、中央集権制、代議士・・・なんか社会の授業で出てきそうな内容だよ。でも学校のいいところは、「スイスの制度について学べる」というところ。習ってるのはハイジャーマンだけど、内容はちゃんとスイスに生活する人のためにできている。銀行のところでは、いくつかの違った口座についてや、まとまったお金の借り方も教えてくれる。新聞の広告欄の読み方に始まって、シングルの人が新聞とかの掲示欄にどう書くか、とかも・笑。だからもちろん役に立つことばかりなんであって、ホントにいい学校。ただ文法も接続法に入り、基本の文法の最後のところまで来た上、このテーマなもんだから、気持ちが重い。いくらやってもやっても、入ってきてない気になってしまう。しかし!政治と裁判のテーマを習ってから、ニュースが断然わかるようになった!!「Oppositionspartei...」あ、「野党」だ!って。かといって、政治情勢を把握してるわけではないから、「理解した」とはかなり遠いけど・・。でも、学校でやらないと、絶対自分で日常会話のなかでは習うことのないだろう単語たちなわけ。ほんまに大変やけど・・・やっててヨカッタと思う日は・・・もう来ちゃったからね!さじを投げずに、じっくりゆっくり、繰り返していくのみ!そう言いきかせて・・・机に向かうはずが・・・テキスト片手にソファに座って、今日も、日本のバラエティ番組の録画を再生してしまうのです・・。
2004.12.10
コメント(6)
この時期あらゆるところで開催されてるクリスマスマーケット☆SHIKIの叔父さんが田舎からアルペンチーズを出しに来ているらしいので、そこへ行くことに。日本のお祭りのように道にはずらーっとお店が並ぶ。まずは秋の恒例「Heissi Maroni」(焼き栗)でお出迎え。リースやキャンドルを、カラフルにオリジナルデコレーションしたもの。ガラスで作ったクリスマスオーナメント。大き目の石にシュナップスグラスを5つくらい挿したおもしろい実用品。そして食べ物はというと・・・大きなラクレットチーズの断面を溶かし、もっちりパンの上にのせたもの。5フラン。たっくさんの種類のクリスマスクッキーたち。(大きいものは直径30cmもあった!)もちろんいつもの焼きソーセージ、中華のお店もあった。歩いているとシナモンのあまーい香りが・・・。アーモンドに砂糖となにかを溶かしてまぶし、固めた感じのお菓子だった。シナモン入りとなしがあって、100g4フラン。そこで1袋購入、みんなでつまむ。甘くってアーモンドが香ばしくって、幸せ・・・♪喉かわいた~~・・・そんなときはもちろん!!Gluewein(グリューヴァイン)♪ホット赤ワインだ。シロップも入ってるから、甘くてあったかくて、しかもワインなのでホントからだの芯から温まる感じ。スイスの寒さはこれで乗り切るしかない。もちろん叔父さんのチーズも忘れずに!みんないかにも山でチーズ作って、そのまま降りてきました!って格好としゃべりかただし、アルプスの山小屋で作ったチーズというので大ウケだったみたい。すごくいそがしそうで、少しおしゃべりするくらいしかできなかった。でもちゃっかり2種類のチーズと乾燥ソーセージをもらった♪前にこれを作っている小屋、そういえば見に行ったなぁ・・。ほんとに山の真ん中に小屋がぽつんとあって、たくさんのチーズが並べてあったのを見て感動した。「スイスだ~~!」って。ワインと甘いもので気分もいいところで、そろそろ「ろうそく作り」に行こうということに。その途中で、家でのデコレーションに使えそうなもみの木の枝発見。使わないらしく山積みになってたので、一本拝借。これ、ミグロで売ってるんだよね。どこにでもあるってわかってるから買いたくなかったやつ、やっと手に入れられた。そしてやっと「ろうそく作り」。自分の作りたい太さにあわせた紐を選び、好きな長さに切る。それを好きな色の溶けたろうに浸しては乾かし、の繰り返し。できあがったら底を平らにしてもらい、重さを測ってお金を払う。100g2.5フランだった。色は赤、青、紫、黄、緑。各色濃いのと薄いのがあるので、全10色だ。あたたかいうちにねじったり、切ったり貼り付けたり、いろんなことができる。しかしこれ、思っていたより結構時間がかかった。ろうが乾かないうちにどんどん重ねていくと、途中でぼとっと切れてしまうこともあるため、しっかり乾かそうと思うと時間がかかる。ちょっとお疲れ気味のSHIKIたちとコーヒータイム。そしたらサンタさんがでっかい袋を下げてやってきた。取り出したのは・・・・クリスマスクッキー、チョコレート、ナッツだ。それをどっさりいただいて、休憩~♪後半戦。SHIKIは2作目にとりかかる。結局2時間以上そこでのんびりろうそくを作り、わたしたちは細めのものを3本、お会計をしに持っていく。「全部で、3フランです。」え?!安すぎるので4フラン払ったSHIKI。そりゃそうよね、いい大人が2時間遊んで、4フランでも申し訳ない・笑。クッキーなんかまでいただいて・・・☆クリスマスマーケット満喫して、家に着くころには外は真っ暗。まずは冷えた体にあったかい緑茶。来週もクリスマスマーケット行きたいなぁ~♪
2004.11.29
コメント(10)
学校帰りに友だちとふたり、スタバでおしゃべりしていた。余談だけどスイスのスタバ、高いね~・・。そこで隣に座っていたスイス人らしき男の人が、友達に話し掛けた。「休暇でこっちに来てるんですか?」って。日本人だってバレてるみたい。「はたらいているんですか?学生ですか?」「どれくらいになるんですか?」といくつかの質問を経てついに彼、「実は僕も日本人の彼女がいるんだ。」という。そして取り出したはプリクラ。しかもそこにはILOVE YOUと落書きが★彼女はいまどきな感じのかわいい女の子。「彼女は大阪出身なんだけど、あなたたちは?」と訊かれ、「わたしも大阪ですよ、大阪のどこなんですか?」って訊き返すと、「大阪の、ナラです。」・・・・・。彼の説明では「オオサカ」というのは西のあの大阪湾一帯(いわゆる関西)のことらしい。彼はすごく好奇心旺盛で、「どこで知り合ったの?」「スイスはどう思う?」「どうやってこっちに来ること決心したの?」「どんな仕事してるの?」「親は彼に対して優しかった?」・・・質問攻めだ・笑。なんかきっと昔のSHIKIもこんなふうだったんだろうなぁ、とか思いながら答えてた。付き合いだして、いろんな疑問やこれからの不安もあって、なにからやっていけばいいのか、手探り状態で・・・。久々に耳に入ってきた日本語の会話になつかしさを感じて、話し掛けずにいられなかった、って感じなんだもんなぁ。きっとまだまだ新鮮カップルなんやろうなぁと思ってたら、やっぱり!つきあって一年目なんだって。しかも彼女は22歳、彼は23歳。アメリカで知り合ったそう。銀行員の彼は凄く真面目な感じで、彼女に会えなくて寂しいって素直に話してた。彼女も就職活動中らしく、あと3年くらいは遠距離恋愛になりそうらしい。なんだかすごくなつかしい想いだった。わたしたちにとっても少し前の話なんだけど、ずっと前だった気もする。帰ってSHIKIに話すと、「僕も昔だったら嬉しくてつい話し掛けちゃうかも!」って。あんたの場合はその日本人の子に興味があるからやろ~、と悪態をつく・笑。きっと彼も今ごろメッセンジャーかなんかで彼女にそのときのこと話してるんでしょう。でもスイスのノリで、「○○○(フルネーム)」っていう子なんだけど知ってる?!っていう質問は無謀です・笑。よくあるんよね、これ!日本は大きいです。オオサカも大きいです。同姓同名もようさんおります。こうしてどんどん日本人増えていくこと、やっぱり嬉しいのです♪ちなみに、「もしかしてそれはわたしの彼・・・?!」と心当たりのある方、ぜひお知らせくださいね・笑。
2004.11.27
コメント(6)
毎週水曜8時15分~「★POPSTARS」ドイツ版ASAYAN。★POPSTARS★HPへ今はもう残り男女10人までにしぼられた。わたしの唯一のお気に入りPETER(21)、もちろん残っております。う~ん、いつ見てもカワイイ♪今日は髪型が新しくなってて、それがめっちゃいい!SHIKIにめいっぱい勧めたんだけど、勧めながら彼にはどうかなぁ・・と思う・笑。しかも寝る前のコメントのシーンでは彼のセミヌードまで見れちゃった♪かっこいいんだけど、どこかあか抜けきれてないところがカワイイ彼♪とまぁ、かなり上機嫌だったわたし。が・・・。PETER突然、「降ります。」宣言。「自分の心がこれ以上ここにないから。」という理由。なんやそれ!視聴者にもすごい人気だった彼が抜けて、男性陣にはもう輝く人いません。これ以上PETERを見ることがなくなるなんて・・。あ~あ、男前の居ないオーディション番組なんて観る価値あるのか?涙。28日からだったか、スイスバージョンが始まる。これはさらに期待できなさそうだけど、仕方ないので見てみることにする。PETER以上の人、いるかなぁ・・・。しかし、PETERがリタイアしたときのあのSHIKIの嬉しそうなリアクションはカチンときた。お気に入りのアンジェリーナ・ジョリー似(?)の子はしっかり残ってるんだもんね、いいわな~。クリスマスの飾りもぴったりのが見つからず、HP用の写真を撮れるのも週末になりそうだし。紅茶のポットでやけどするし。洗濯しようと思ったらおばあちゃんが一日占領してるし。そこにPETERのこの1件。ついてないよなぁ・・・あ、ひとつだけいいことあった、あった!ミグロで試しに買った「TRAUBEN(=ぶどう)ヨーグルト★秋限定」がおいしかったこと。嫌なことがあった日は、食べ物で機嫌を直すに限る!!さ、どのチョコレートを開けようかな・・・♪
2004.11.25
コメント(4)
11月ももう終わりに近づいてきた。チューリッヒの街はすっかりクリスマス一色★☆★バンホフシュトラッセの、まるで星が降ってるようなランプのデコレーション。各デパートの外観やショーウインドウもとっても気合いが入ってる。こういうのを見てると、うちもなにかしなきゃ!とプレッシャーになった。SHIKIにアイディアを言って、部屋のどこに飾れるか話し合って、クリスマスのカタログで色や形、数なんかもだいたい考えてから買い物へ。そうでもしなきゃ、あんなたくさんの綺麗なものに囲まれたら、どうしていいかわかんなくなりそうだからね。そのうえSHIKIは買いものがそんなに好きなほうではないから、わたしがまず下見に。どのデパートで買うか、どこにどんなものが売ってるのかチェックして・・。土俵を決めたわたしたちは、手にかごを持って出陣!あんなにイメージを固めていったのに、いざ選ぶとなると目移りしちゃって。あーでもない、こーでもないと言いながら、でも結局30分後にはレジにいた。オレンジのラインストーン付きKugel(=玉?)を中心に同系色いろいろ、それとパールの入った白、クリアなKugelを大きさ違いで計6つ。リボンやビーズとワイヤ-の飾りも一緒に購入。クリスタルドロップの飾りは他の手作りショップで。こうして材料がそろい、あとは飾り付けだけ。うちに帰ってそわそわしながら夕食をすませ、さっそくふたりで作業に取り掛かる。1時間くらい、このほうがいいかな?こっちから見たらどうかな?とか言いながら、楽しく飾り付けしていく。できあがってから見てるのもいいけど、この考えてる時間がまた楽しいんだよなぁ♪こうして我が家は突然クリスマスらしくなったのです!でもまだ何か足りない未完成・・・。今から足りないものを買いに行って、明日にはその写真をトップに載せよう!という予定なんだけど・・うまく見つからなければ、ちょっと遅くなるかもしれないけど、今週中には必ず!自信作なので楽しみにしていてくださいね~♪2年ぶりのスイスでのクリスマス、今年も楽しくなりそうです★
2004.11.24
コメント(4)
先日の日記に書いたとおり、「SwissDate」という番組を見に行ってきた。今日はその番組観覧にいったときのつづき・・・。スタジオに入ったら、「はい、あなたたちはこっち~」とスタッフに誘導される。で、みんなの最終的な立ち位置が決まったころ・・・ひとりの背の小さなスイス人らしき女の子、メイクさんっぽい人にメイクを直されてる!彼女、どうやらタレントの卵かなんかみたいだ。こんなに普通に観覧客に見えるけど、いい位置にはこういう人がいるのか~!スイスにしては細かい演出だよなぁ・・。そして収録が始まる。ひとりの女の人が紹介され、その人に申し込む男の人が3人出てくる。そして質問に答えていくんだけど、そのときの緊迫感!ひとりがNG出してカットになると、隣の男の子もパニクって、「え、え、今何番目の質問ですか?次は僕が答える番ですか?」とあわてる。彼らはリハーサルを何度もやって、もちろん答えももともと考えてあったものを暗記して言うだけなんだけど・・。本番となると緊張してしまって、口元がぎごちない。わたしの友だち、収録後に会ったら手が真っ黒。全部言うことを書いて、自分が画面にうつってない間に確認してたみたい。質問っていってもひとり3つくらいなんだけどね。覚えようよ~・笑。「あの質問に対する答えって、いつもその場で考えてるんでしょ?回答が早いよね。」って感心して言った友だち。さすがにそれはないでしょ~。TV、TV!そこまでだまされるほど純粋に育てられてないよ、わたし。収録後、選ばれたわたしの友だちと女の子、ご飯を食べにいって、その後は近くのクラブへ。そのときの様子は次の週に放送される。何週か分まとめて撮っているので、カップルの数は10組くらいいた。クラブではダンスフロアのど真ん中で、カメラを構えられ、その前でふたりで踊らされる。しっかりくっついて、ラブラブに踊らないと、いつまでもいつまでもやらされる。カメラマンに押されて無理やりくっついて・・・。そしてお互いのことどう思ったか、うまくいったか?などという質問に答えさせられる。「性格が合わなかった」とか無難なことを言っても、「具体的になにがダメ?」とかうまいこと言われて・・つい、「子どもっぽいし、自分の目標がはっきりしてないし・・」とか気がゆるんで、毒の本音を吐いてしまったところ、その毒の部分だけがうまーーく編集されて放送される。それで、相手の彼女から非難のメールが来た上、好感度の落ちた友だちC。TV、怖いです。話によると、はじめに流れるシングルの人のプロモ映像も嘘のかたまりだとか。「趣味はヨットで、毎日のようにジムに通っています。」と言ってる男、いかにも自分のヨットっぽく見せてるけど、借り物。ジムでトレーニングしたのは撮影の日が最初で最後。車は借りるし、服も借りるし、本当のことなんてほとんどないやん!状態。だまし放題。だまされ放題だったのはわたし。スイスでも「ヤラせ」とかあるんだ~と感心。その戦法わかってるなら、もうちょっとおもしろいTV番組があってもいいもんだけどな。でも友だちCは、この番組を通してSMSで知り合った子と見事おつきあいはじめたのです。めでたし、めでたし。
2004.11.16
コメント(6)
雪・・・ついに降ってしまった・・。明日も最高気温は1℃、霧のかかった曇りらしい。もう大阪で普通に着てたコートは着れない。ダウンジャケットのみヘビーローテ。それでも家の中は半袖でも大丈夫なんやからヘンな感じ。スイスでもチューリッヒではかの有名なTV番組、「Swiss Date」。TELE ZUERIで毎週土曜日18:30から放送、日曜日はその再放送が何度もやっている。これはいわゆる「シングルショー」で、ひとりの人がクローズアップされ、その人に対して異性3人が申し込み、そこからひとりを選ぶというシンプルな番組。どこにでもありそうな番組だけど、なにがおもしろいって、まず、スイス(チューリッヒ)は狭いから、知り合いが出ている可能性が高いこと。何気なく観てると、「あぁ~!!あの人!」みたいな。そして次に、番組の最後に出演者シングル全員の携帯電話番号が出ること。気に入った人がいれば、メールを送ることだってできちゃう。(ちなみにこの電話番号はその番組専用に彼らがもらったものなので、普段の携帯ではない。)最後に、くだらないんだけど、それは承知の上なんだけど、ダメ出しするのがおもしろくて、なんかついつい観ちゃう。みんな「あんなくだらない番組観てないよ!」とか言いながらも、実は気になってこっそり観てる・・・みたいな。日本でいうと、「新婚さんいらっしゃ~い」みたいな・笑。どうでもいいけど、観ちゃうんだよね。そのSwissDateに友だちのスイス人の男の子が出るらしく、しかも収録してるスタジオも近いということで、観覧に行くことにした。スタジオは思ってたよりめーっちゃ小さくて、初めて大阪の2丁目劇場に行ったとき並みの衝撃だった。TVでは広くみえるもんなんだなぁ~。スタッフもなんと、3人。カメラマン2人とプロデューサーの女性。そして司会。いたってシンプル。スタジオに入っていくと、「はいはい、こっちに来てください。」とかって誘導されて、しかも立ち見だ。「カメラにうつる可能性があるので、ガムをクチャクチャかまないようにしてください。」という注意だけがあり、あっけなく本番スタート。かわいらしい顔の女の子が出てきた、が、下半身が・・・。もったいない。彼女の元彼の話や私生活どんなことをしているかというVTRが流れ、そのあとお待ちかねの友だち登場だ。彼女から候補者3人へいくつかの質問があり、順番に3人は答えていく。そして気に入った人のところへ彼女は花束を持って・・・友だちが選ばれた~~!!☆★そしてその収録のあと彼らは食事会、クラブへと一緒に出かける。もちろんカメラマンもついていき、その様子は次の週に見られるというわけ。その放送日当日・・・SHIKIと一緒に行ったタイ人Pと3人でTVで観ていた。しばらくすると・・・タイ人の電話がなる、そしてわたしの電話がなる、SHIKIの電話がなる・・・!!!「あれ、ショコラでしょ~~?!」電話だ。もともと知らせてなかった友達からだ。なんかちょうどいい位置に立たされたみたいで、結構何度もうつっていたから、すぐに見つかったんだ。しかもアジア人だから目立ってたんだろうし。知らせていた友達からはメールや電話で、「アップになってたね~」「友だちカワイイね!」「再放送何度も観てるけどおもしろすぎ!」とかコメントが。そして見事選ばれた友達のところには、その土曜日の放送後、60件のSMSメールが来たらしい。それは次の日もつづき、スイスの各地から最終的には何百件にもなった。おそるべし、TV効果。次の日記では、このSwissDateの裏側を暴露します・笑。
2004.11.12
コメント(8)
全281件 (281件中 1-50件目)