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2005.08.07
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カテゴリ: その他の映画
 見るのは2回目なのだが、ほとんど忘れてしまっていた。
 森鴎外の「舞姫」に「うたかたの記」などをあわせて話を作ってあるようだ。
 ドイツが舞台だから、ドイツ語が出てくるのは当たり前なのだが、独白も全部ドイツ語。主演の郷ひろみがドイツ語で話し、字幕が出る。
 日本語は、日本人同士の会話のみ。
 前は気づかなかったが、今回見たら、日本が出てくる場面はどうも日本らしくなく、西洋人が見た日本のような異国情緒にあふれ、ドイツの場面の方が、テレビなどで慣れ親しんだドイツという雰囲気。
 おそらくドイツ人が見たら、「なんか変なドイツだなあ」と思うのだろうが、ドイツを知らない者にはドイツらしく見えるのだ。観光旅行のパンフレットを見るような気持ちになれる。
 風景が美しい。
 原作は文語体で読みにくいからといって、かわりにこの映画を見る、というわけにはいかない。
 映画は映画、小説は小説。まったく別のものだということがよくわかる。

 佐野史郎が今とかわらないのに驚いた。

舞姫・うたかたの記 他三篇

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Last updated  2005.08.07 09:42:46
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