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2005.08.13
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カテゴリ: その他の映画
渥美清/男はつらいよ 望郷篇
 また、年2作というペースに近づいていく。
 これで終わりにするつもりもあったようで、テレビ版のレギュラーを登場させ、一区切りというところ。
 しかし、「望郷篇」という副題の付け方は、今後のシリーズ化の可能性も考えていた、ということを示している。
 マドンナは長山藍子なのだが、彼女の出番は非常に少ない。
 しかし印象に残るのが不思議。
 「赤線」なんて言葉が出てきたが、今や注釈が必要だろう。
 前作では出番の少なかったさくらが今回は出番が多い。
 これまたミニのワンピースを着ていたりして時代を感じさせるのだ。


 これが公開された1970年は大阪万博の開催された年なのだが、そんなことはせりふにも全く出てこない。現実の世界の話ではない、ということ。
 寅さんが行くのは北海道。
 これが8月26日に公開され、同じ年の10月24日には、同じ監督の「家族」が公開されている。
 これには、途中で大阪によって万博を見学する場面がある。
 「家族」も出演者はかなり重なっていて、監督ともども忙しい年だったろう。
 まだまだ映画製作に力を入れられる時代だったのだ。

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Last updated  2005.08.13 10:16:49 コメントを書く


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